JP2005179913A - ねじ込みスリーブ - Google Patents

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JP2005179913A JP2003418188A JP2003418188A JP2005179913A JP 2005179913 A JP2005179913 A JP 2005179913A JP 2003418188 A JP2003418188 A JP 2003418188A JP 2003418188 A JP2003418188 A JP 2003418188A JP 2005179913 A JP2005179913 A JP 2005179913A
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Adolf Bappert
バッペルト アドルフ
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Abstract

【課題】 脆い材料からなる構造用ボードに適用できる自己穿孔式のねじ込みスリーブ。
【解決手段】 自己穿孔式のねじ込みスリーブ(1)は短いスリーブ本体(2)を有し、その全長にわたってねじ部(3)があり、その前端にフライス状の下穴用ドリルエレメント(6)が続いている。下穴用ドリルエレメント(6)は、ドリルチップ(9)において互いに合わさる2つのドリルレッグ(7、8)からなり、これで、両ドリルレッグの間に、切り粉を受け止めるための2つの開口(10)ができる。これがスリーブ本体(2)の壁に結合する領域内に、ドリルレッグ(7、8)は屈曲見込み領域を有し、それで、下穴用ドリルエレメント(6)は固い障害物に当たったとき折れ去り、これは、一方のドリルレッグ(7)に設けられたフライス刃(19)によって助長される。ねじ込みスリーブ(1)は、例えばコンクリート壁から全く、または僅かしか間隔をあけていない構造用ボードに、これを損傷せずに、ねじ込むことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、脆い材料からなる構造用ボードに自ら穴をあけることができ、その円筒形本体において締結要素を受け止めることができ、フライス状の下穴用ドリルエレメントを有し、本体全長にわたって雄ねじが切ってあり、下穴用ドリルエレメントが2つのドリルレッグを付けていて、これらがドリルチップの領域内で互いに結合し、それで互いの間に2つの開口を作っている自己穿孔式のねじ込みスリーブに関する。
特許文献1により、スリーブ本体の雄ねじが入っていく前にすでに、それを受け止める下穴が予めあけられているようにするため、雄ねじを付けたスリーブ本体と同じ長さの長く伸びた下穴用ドリルエレメントを前端に設けた、脆い材料のための自己穿孔式のねじ込みスリーブが知られている。このような自己穿孔式のねじ込みスリーブは、ねじ込みスリーブの長さに近い厚さ、従って、下穴用ドリルエレメントの長さに相当する厚さの構造用ボードには適さない。それは、この構造用ボードが例えばコンクリート壁などの硬い下地に接するとき、または、そこから僅かしか間隔をあけないとき、下穴用ドリルエレメントが障害物に当たることになるからである。
冒頭に挙げた種類の自己穿孔式のねじ込みスリーブは、特許文献2によって知られている。その下穴用ドリルエレメントは、2つの軸平行のドリルレッグを有し、これらが中間の領域内で1つのリングによって結合しており、中実のドリルチップにまで達する。このドリルレッグは、その外側に切り粉を送るためのねじ部の一部分を有し、ねじ込みのためのねじ部の方は、ドリルチップからかなりの距離をおいた点でようやく後方へと続いていく。このようなねじ込みスリーブが構造用ボードを穴あけした後に障害物に当たると、比較的抵抗力のある下穴用ドリルエレメントは、その障害物で支えられ、更に回転し続けるねじ込みのためのねじ部は、構造用ボードを障害物から持ち上げるか、それが食い込む脆い材料の構造用ボードを破壊するかどちらかである。
欧州特許第0165674号 欧州特許第0575295号
よって、本発明の課題は、特に、例えばコンクリート壁などの硬い下地に接しているか、そこから僅かしか間隔をあけていない、ねじ込みスリーブの長さと比べて小さい厚さの脆い材料からなる構造用ボードに適した、冒頭に挙げた種類のねじ込みスリーブを見出すことである。また、これは、例えば石膏ボードなどの脆い材料に容易にねじ込むことができ、そこですぐれた定着効果を上げるものとする。
この課題は、発明通り、下穴用ドリルエレメントのドリルレッグの少なくとも一方が、そのスリーブ本体に結合した領域内に屈曲見込み領域を有し、それで、下穴用ドリルエレメントが障害物に当たったとき据え込み圧縮可能であることによって解決される。発明通りのねじ込みスリーブの有利な態様は、従属請求項の対象であり、図面に則した以下の説明から推知できる。
以下、本発明を図面に示す一実施例に則して詳細に説明する。
図が示す通り、ねじ込みスリーブ1は、ほぼ円筒形またはやや円錐形のスリーブ本体2と、その外側のねじ部3を有する。この雄ねじは、ほぼ2ピッチでスリーブ本体2の全長にわたり、その端エッジ4の近くで終わる。雄ねじ3のフランク角は比較的尖鋭で、リード角は比較的小さい。
これで強力な輪郭を形作るねじ部3は、例えばスリーブ本体2の2倍の大きさの外径を有する。これで、スリーブ本体2の長さが比較的僅少であるにも拘わらず、例えば石膏などの脆い建材においてすぐれた定着効果が得られる。
ねじ込みスリーブの後端にフランジ5が作り付けられており、これによって、完全に構造用ボードにねじ込まれたねじ込みスリーブ1は壁面に支えられる。
ねじ込みスリーブ1が脆い材料からなる構造用ボードに自ら穴をあけて単純な仕方でねじ込まれるように、すなわち、別途工程で下穴をあけなくても済むように、スリーブ本体2の前端に短い下穴用ドリルエレメント6が作り付けられており、これが、対称的な配置で互いに向き合う2つのドリルレッグ7、8によって作られていて、この両方のドリルレッグがドリルチップ9のところで合体している。
このような下穴用ドリルエレメント6は、スリーブ本体2の、先の尖った中空円錐形の端部から、その領域内に互いに向き合う2つの扇形開口10を設けることによって作ることができる。各ドリルレッグ7、8の回転方向において前の方に位置するエッジ11が、フライス状の切刃を形作る。生じる切り粉は、ドリルレッグ7、8の間の開口10の中に流れ落ちていく。
スリーブ本体2の内空間は、例えば1つのねじからなる締結要素13を進入側で軸方向に案内するための後部チャンネル領域12と、これに続く、前記締結要素と噛み合う手段を備えた前部チャンネル領域14を有する。この噛み合い手段は、例えば、締結要素13のねじ部が切り込んでいく縦リブ15、または、1つのねじのために設けられた雌ねじからなる。
ねじ込みスリーブ1を回転させる駆動手段を噛み合わせるために、このねじ込みスリーブは、その後部チャンネル領域12の後端に十文字状に配列された切り込み16を有する。
ねじ込みスリーブ1の、これを包囲する脆い材料の中での定着を良くするため、その外側のねじ部3に加えて、スリーブ本体2の壁開口17の中にヒンジ状に外旋回可能なアンカー爪18が保持してあってよく、これが、部分的にスリーブ本体2の内空間に入り込み、それで、締結要素の進入時に外側の包囲する材料の中へと押し出されるようになっていてよい。
下穴用ドリルエレメント6は、ドリルレッグ7、8のところに前方へ突き出るフライス刃19を有し、これが、下穴をあけるのに大いに役立つ上、下穴用ドリルエレメント6が固い障害物に突き当たったとき、それが折れ去るのを支援する。
下穴用ドリルエレメント6が障害物に突き当たったときに据え込み圧縮され、続いて脇へ折れ去るようにするために、ドリルレッグ7、8は、そのスリーブ本体2に結合した領域内に屈曲見込み領域を備えている。加えて、その壁厚は、結合箇所20で断面積が最小になるように後方へ減少していく。下穴用ドリルエレメント6が脇へ折れ去るのを一方のドリルレッグ7にあるフライス刃19が支援できるのは、これが、障害物と軸をずらして接触し、その結果、ねじ込みスリーブ1の進入時の回転運動によって下穴用ドリルエレメントに大きいねじり力が生じるからである。
射出成形法で簡単に製造できるよう、ねじ込みスリーブは、それに適した材料、かつ、ドリルエレメント6およびドリルレッグ7、8がそれぞれ障害物に当たったときの屈曲および折れ去りを助長するために、靭性が比較的小さい材料、例えば亜鉛ダイカストまたはガラス繊維プラスチックなどからなる。
締結要素を付けた発明通りのねじ込みスリーブの側面図である。 図1によるねじ込みスリーブの軸方向断面図である。 図1によるねじ込みスリーブの下穴用ドリルエレメントの拡大断面図である。 図1によるねじ込みスリーブの斜視図である。
符号の説明
1…ねじ込みスリーブ
2…スリーブ本体
3…雄ねじ
4…端エッジ
5…フランジ
6…下穴用ドリルエレメント
7,8…ドリルレッグ
9…ドリルチップ
10…開口
11…エッジ
13…締結要素
12…後部チャンネル領域
14…前部チャンネル領域
15…縦リブ
16…切り込み
17…壁開口
18…アンカー爪
19…フライス刃

Claims (7)

  1. 脆い材料からなる構造用ボードに自ら穴をあけることができ、その円筒形本体(2)において締結要素(13)を受け止めることができる自己穿孔式のねじ込みスリーブであって、
    フライス状の下穴用ドリルエレメント(6)を有し、本体全長にわたって雄ねじ(3)が切ってあり、下穴用ドリルエレメント(6)が2つのドリルレッグ(7、8)を付けていて、これらがドリルチップ(9)の領域内で互いに結合し、それで互いの間に2つの開口(10)を作っているものにおいて、
    下穴用ドリルエレメント(6)のドリルレッグ(7、8)の少なくとも一方が、そのスリーブ本体(2)に結合した領域内に屈曲見込み領域を有し、それで、下穴用ドリルエレメントが障害物に当たったとき据え込み圧縮可能であることを特徴とするねじ込みスリーブ。
  2. 両ドリルレッグ(7、8)の内面と外面がドリルチップ(9)の方向に互いに対して鋭角で走ることを特徴とする、請求項1に記載のねじ込みスリーブ。
  3. 屈曲見込み領域が、スリーブ本体のダウエルレッグの結合部(20)に向けてドリルレッグ(7、8)の横断面をテーパ状に縮小することによって作られていることを特徴とする、請求項2に記載のねじ込みスリーブ。
  4. ねじ込みスリーブ(1)の縦軸に対して横向きのドリルレッグ(7、8)の横断面が扇形を有し、ドリルレッグ(7、8)の軸方向に延びる境界面がそれぞれ切刃(11)を形作ることを特徴とする、請求項3に記載のねじ込みスリーブ。
  5. 一方のドリルレッグ(7)から前方へフライス刃(19)が突き出ていることを特徴とする、請求項1に記載のねじ込みスリーブ。
  6. スリーブ本体(2)の少なくとも1つの側面開口(17)の中にヒンジ状に外旋回可能なアンカー爪(18)が保持されており、これが、部分的にスリーブ本体(2)の内空間に入り込み、それで、締結要素(13)によって定着位置まで拡張できるようになっていることを特徴とする、請求項1に記載のねじ込みスリーブ。
  7. スリーブ本体(2)の内空間が、締結手段(13)を進入側で軸方向に案内するための後部チャンネル領域(12)と、これに続く、締結要素(13)と噛み合う手段(15)を備えた前部チャンネル領域(14)を有することを特徴とする、請求項1に記載のねじ込みスリーブ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015098879A (ja) * 2013-11-18 2015-05-28 福川 徐 自穿孔型アンカー留め具及びその成形方法
JP2021513033A (ja) * 2018-02-07 2021-05-20 ムンゴ ベフェスティガングステクニク アーゲーMungo Befestigungstechnik Ag 自穿孔式壁プラグ

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