JPH11323289A - 熱溶融型接着剤組成物 - Google Patents

熱溶融型接着剤組成物

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JPH11323289A
JPH11323289A JP11070432A JP7043299A JPH11323289A JP H11323289 A JPH11323289 A JP H11323289A JP 11070432 A JP11070432 A JP 11070432A JP 7043299 A JP7043299 A JP 7043299A JP H11323289 A JPH11323289 A JP H11323289A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液状ポリブテン類を含むものよりも優れた、
ポリオレフィンの織物及び滑らかなポリオレフィンフィ
ルムの両者に対する良好な接着性を有するポリ−1−ブ
テンベースの熱溶融型接着剤。 【解決手段】 ポリ−1−ブテンポリマー、粘着性付与
樹脂、及び3重量%ないし25重量%の、アニオン重合
によって調製される多くとも約40,000の分子量を
有する、液状もしくは半液状の水素化もしくは部分的に
水素化された共役ジエンポリマーを含む熱溶融型接着剤
組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は熱溶融型接着剤組成物
(hot melt adhesive composition)に関する。特に
は、本発明は、プラスチックベースの、もしくはプラス
チック仕上げの構造体、特には高密度ポリエチレンフィ
ルムのような滑らかな基体に接着可能である熱溶融型接
着剤に関する。
【0002】
【従来の技術】熱溶融型接着剤は、産業界において、様
々な構造物の結合、連結又は組立における広範な用途が
見出されており、これには、合成ポリマーフィルム、例
えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等;アルミニウム
ホイルのような金属ホイル、ワックス被覆もしくはワッ
クス含浸セルロース構造体を含むホイル;及びその構成
要素がポリオレフィン、ポリエステル、ポリイミド及び
アクリル型ポリマーをベースとする様々な不織材料から
の構造物の構築が含まれる。
【0003】包装及び使い捨て物品の業界における最近
の傾向は、例えば、より多くのプラスチックベースの、
もしくはプラスチック仕上げの構造体、例えば、ポリエ
チレン又はポリプロピレンベースの押出被覆、吹付塗
布、又は積層複合構築物を用いることである。様々な包
装及び使い捨て積層体における繊維性基体、例えば、織
物及び紙もしくはボール紙から合成ポリマーをベースと
するプラスチックへの変化は、構造物を一緒に保持する
ために選択される様々な接着剤が構造体の材料に適合す
ることをも必要とする。これは、このような材料の変化
した表面化学が伝統的に利用可能な熱溶融型接着剤に接
着適合しない可能性があるためである。
【0004】1−ブテンのホモポリマー又はコポリマー
(以下、“ポリ−1−ブテン類”)をベースとする熱溶
融型接着剤は、通常、織物もしくは不織シートを他の多
孔性もしくは半多孔性基体に結合するのに用いられる。
ポリ−1−ブテン類の多形性及び独自の結晶化半減期
は、このポリマーをベースとする接着剤を、それらが室
温に冷却された後長期間にわたって流動性で粘着性のま
まにし、したがって、比較的長期の開放時間を有するも
のとする。ここで用いられる場合、接着開放時間は、材
料について溶融温度から室温に冷却された後に接着(そ
れ自体もしくは基体への接着)が生じ得る最大時間であ
る。したがって、ポリ−1−ブテンベースの熱溶融型接
着剤は低温基体に容易に適用することができ、その材料
がさらなる転移及び高密度化を受ける前に多孔性基体内
に冷温流れする。
【0005】滑らかな基体、例えば、オレフィン性フィ
ルム及び金属、特には塗装金属及び被覆金属に関して
は、その表面は多孔性基体の表面とは大きく異なる。そ
の結果、ポリ−1−ブテンベースの熱溶融型接着剤はそ
れらの滑らかな表面を適度に湿らせることがなく、相転
移の後に脱落又は離層する傾向がある。
【0006】使い捨て物品、例えば、幼児のおむつ、成
人用失禁ブリーフ、生理用ナプキン等は、典型的には、
しばしばポリプロピレンのようなポリオレフィンで製造
される外層不織布と吸収剤コアとの間に接着剤を用い
る。また、接着剤は吸収剤コアとポリオレフィン液体遮
断層、典型的にはポリオレフィンフィルム、例えばポリ
エチレンフィルム、との間にも用いられる。これらの接
着剤は、典型的には、10,000cP未満の熱溶融
(177℃)粘度を有し、したがって、吹付塗布技術に
より塗布することができる。
【0007】ポリ−1−ブテン接着剤は、ポリプロピレ
ンの織物と吸収剤コアとの間の接着剤として、市場にお
ける独自の機会を処方者に提供している。
【0008】しかしながら、ポリ−1−ブテンは本来、
織物よりも表面積が小さい滑らかな表面、例えば、塗装
/被覆金属及びポリオレフィンフィルム、特には、ポリ
エチレン類のようなポリオレフィン類で製造された外層
液体遮断フィルムに非常に良好に接着するものではな
い。このため、処方者及びおむつ製造者は、Laksh
mananら(米国特許第4,833,192号)が液
状ポリブテン類、イソブチレンとブテン類のコポリマ
ー、をポリ−1−ブテン接着剤に添加してポリエチレン
フィルムへのそれらの接着を強化するまで、ポリ−1−
ブテンベースの接着剤を外層液体遮断フィルムの接着に
用いることができなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、液状ポリブ
テン類を含むものよりも優れた、ポリオレフィンの織物
及び滑らかなポリオレフィンフィルムの両者に対する良
好な接着性を有するポリ−1−ブテンベースの熱溶融型
接着剤を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、ポリ−
1−ブテンポリマー、粘着性付与樹脂、及び3ないし2
5重量%の、アニオン重合によって調製される多くとも
約40,000の分子量を有する、液状もしくは半液状
の水素化もしくは部分的に水素化された共役ジエンポリ
マーを含む熱溶融型接着剤組成物を製造することによ
り、滑らかな表面に対する接着強さを含む特定の特性を
改善できることが見出されている。
【0011】本発明を好ましい態様と関連付けて説明す
るが、本発明をそれらの態様に限定することを意図する
ものではないことは理解されるであろう。反対に、全て
の代替物、変形、及び等価物を添付の請求の範囲によっ
て定義される本発明の精神及び範囲内に含まれ得るもの
として包含することが意図される。
【0012】以下の3種類のポリマーのいずれをも本発
明の接着剤処方において用いることができる: 1)好ましくは4000ないし30,000、より好ま
しくは6000ないし15,000の分子量を有し、5
ないし15重量パーセント、好ましくは8ないし12重
量パーセントのポリスチレン含有率を有し、少なくとも
75パーセント水素化され、好ましくは少なくとも85
パーセント水素化されている、水素化スチレンイソプレ
ンジブロックコポリマー。
【0013】2)イソプレンもしくはブタジエンのいず
れか1種類のジエンブロックを有していても、又は一方
のブロックがイソプレンのものであり、かつ他方のブロ
ックがブタジエンのものであるジブロックポリマーであ
ってもよく、及び末端ヒドロキシ基を有していてもよい
水素化ポリジエンポリマー。このポリマーは、好ましく
は500ないし20,000、より好ましくは1000
ないし10,000の分子量を有し、少なくとも75パ
ーセント水素化され、好ましくは少なくとも85パーセ
ント水素化されている。
【0014】3)好ましくは15,000ないし40,
000、より好ましくは20,000ないし30,00
0の分子量を有し、少なくとも75パーセント水素化さ
れ、好ましくは少なくとも85パーセント水素化されて
いる、ポリイソプレンホモポリマー。
【0015】本発明は熱溶融型接着剤組成物の製造に適
する組成物であって、(i)20ないし60重量%、特
には30ないし55重量%、より詳細には34ないし4
3重量%のポリ−1−ブテンポリマー;(ii)3ない
し25重量%、特には5ないし20重量%、より詳細に
は7ないし16重量%の液状もしくは半液状の低分子量
及び/又は低粘性水素化ポリジエンポリマー;(ii
i)30ないし75重量%、特には35ないし65重量
%、より詳細には45ないし55重量%の粘着性付与樹
脂;及び(iv)0ないし5重量%、特には0ないし2
重量%、より詳細には0ないし1重量%の安定化剤、例
えば、酸化防止剤を含む組成物を指向する。ここで用い
られる場合、配合物に含まれる成分について言及される
重量%は全てその配合物の総重量に基づくものであり、
重量%は重量基準のパーセントである。
【0016】本発明の接着剤配合物は、滑らかな基体、
例えばポリオレフィンフィルム、特にはポリエチレンフ
ィルム、及び金属表面、特には塗装もしくは被覆金属基
体に対する改善された接着性を有する。ここに記載され
る特定の液状/半液状ポリマーはポリ−1−ブテンとの
良好な相溶性を示す。
【0017】ここで用いられるポリ−1−ブテンポリマ
ー(ポリブチレン)という用語は、190℃でのAST
M D−1238条件Eによる測定で0.05ないし
5,000、特には1ないし4,000、より詳細には
20ないし2,000dg/分のメルトインデックスを
有するブテン−1を50モル%を上回って含むホモポリ
マー又はコポリマーを指す。本発明に関して有用なブテ
ン−1ホモポリマー及びコポリマーは、主として、エチ
ル側鎖の規則的かつ空間的に順序付けられた配置を有す
る直鎖分子である;これらの側鎖は、ブテン−1がエチ
レン主鎖に沿って1,2炭素二重結合を介して重合する
場合に生じる(例えば、米国特許第3,362,940
号を参照)。溶融状態から冷却した場合、これらのエチ
ル側鎖は最初に正方晶結晶相II型に整列し、安定な六
方晶螺旋状配置(I型)に変化した後に改善された物理
特性を発現する。
【0018】本発明の特定の態様として、ここで言及さ
れるポリブチレンは、重量基準で90%以上、好ましく
は95%以上、より好ましくは97%以上の立体特異的
部分を含むブテン−1ポリマーである。これらの立体特
異的部分はイソタクチックであってもシンジオタクチッ
クであってもよい。説明のための例として、低分子量、
例えば、“デカリン(Decalin)”(デカヒドロ
ナフタレン)における溶液粘度による測定で約280、
000未満を有するイソタクチックポリ−1ブテン類を
用いることができる。ここで用いることができるブテン
−1ポリマーはブテン−1ホモポリマーもしくはコポリ
マーもしくはターポリマー又はこれらの2種類以上の配
合物である。ブテン−1コポリマーを用いる場合、非ブ
テンコポリマー含有物は1ないし50モル%、特には1
ないし30モル%のエチレン、プロピレン、又は5ない
し8個の炭素原子を有するアルファオレフィンである。
ブテン−1コポリマーは様々なアルファ−オレフィンの
1種類以上を含むことができる。例えば、米国特許第
3,362,940号において教示されるブテン−1コ
ポリマーを参照のこと。エチレンコモノマーを0.5−
20モルパーセントの範囲で有するブテン−1/エチレ
ンコポリマーは、エチレンコモノマーが非晶質相のガラ
ス転移温度(Tg)を低下させ、かつ結晶化速度及びポ
リマーにおける結晶化度の最終レベルを低下させるた
め、本発明の熱溶融型接着剤において有用であるものと
期待される。5ないし15モル%、特には8ないし12
モル%のコモノマー含有率が特に有用であるものと予想
される。ポリ−1−ブテン類は、例えば米国特許第4,
554,304号に記述される無水マレイン酸と反応さ
せることにより、表面活性が増加するように修飾するこ
とができる。
【0019】適切なポリ−1−ブテン類は、IV−VI
族金属、例えば、チタン、バナジウム、クロム、ジルコ
ニウム、モリブデン及びタングステン等のハロゲン化物
の触媒、並びに金属アルカリ化合物の助触媒、特には、
ハロゲン化チタンもしくはハロゲン化バナジウムとハロ
ゲン化アルミニウムもしくは(ハロゲン化)アルミニウ
ムアルキル化合物とのチーグラー・ナッタ触媒を用いる
ブテン−1の重合によって得ることができる。特定の例
として、ポリ−1−ブテンはブテン−1の低圧重合によ
り、例えば、TiClもしくはTiCl−AlCl
及びAl(C Clの触媒を用いて10ない
し100℃、好ましくは20ないし40℃で、又はTi
Cl−AlCl及びAl(CClを用い
て10ないし100℃、好ましくは20ないし40℃
で、例えばDE−A−1,570,353又は米国特許
第3,197,452号に記述されるプロセスに従って
ブテン−1を重合させることにより得ることができる。
高メルトインデックスは、このポリマーを過酸化物加熱
分解、熱処理又は照射によりさらに処理して高メルトフ
ロー物質につながる分断を誘発することにより得ること
ができる。
【0020】また、適切なポリ−1−ブテン類は、マグ
ネシウム支持TiClの高活性チーグラー・ナッタ触
媒を有機アルミニウムもしくはAlCl助触媒と共に
用いて得ることもできる。これらは、気相、液相、懸濁
液、溶液相、又はスラリー重合プロセスにより重合させ
ることができる。
【0021】テキサス州ヒューストンのシェル・ケミカ
ル・カンパニー(Shell Chemical Co
mpany)が製造するポリ−1−ブテンポリマーであ
るポリブチレンDP0400、DP0800、DP89
10PC、及びDP8510、特には後者の2つが適切
なポリマーである。これらのポリマーはブテン−1とエ
チレンとのコポリマーである。これらのポリマーの典型
的な特性を下記表に記載する。
【0022】
【表1】 本発明の範囲内に改質もしくは非改質ブテン−1ホモポ
リマー及び改質もしくは非改質ブテン−1コポリマーが
包含されるため、本発明の範囲内で用いるにはブテン−
1成分としての改質もしくは非改質ブテン−1コポリマ
ーがブテン−1ホモポリマーを上回って最も好ましいこ
とに注意するべきである。本発明は、ブテン−1成分と
共に配合される成核剤及び粘着性付与樹脂の量及び型に
基づいて調節可能かつ制御可能である開放時間を有する
ブテン−1ベースの接着剤を提供するために開発されて
いる。
【0023】ここで用いられる液状/半液状ポリマー
は、用いられるポリ−1−ブテンと相溶性である低粘性
ポリマーである。ここで用いられるポリマーは室温で粘
性の液体であり、70℃及び80℃で容易に流動する。
これらの液状/半液状ポリマーは、化学的に架橋した
後、例えば加硫した後に弾性になる。本発明の第1の特
定の側面として、ここで用いられるこれらの液状/半液
状ポリマーは以下に記述されるようなアニオン重合プロ
セスによって調製される共役ジエンポリマーである。本
発明の第2の特定の側面として、これらのポリマーは共
役ジエンブロックコポリマーである。本発明の第3の特
定の側面として、これらのポリマーは、スチレン(もし
くはビニル芳香族炭化水素)含量がゼロであるか、又は
25モル%まで、特には15モル%まで、より詳細には
11モル%までのスチレン(もしくはビニル芳香族炭化
水素)を有するジエンコポリマーである。本発明の好ま
しい態様として、用いられるポリマーは実質的にはスチ
レンを含まない。本発明の第4の特定の側面として、こ
れらのポリジエン類は水素化されているか、もしくは部
分的に水素化されている。ここで用いられる液状/半液
状ポリマーは25%までの不飽和(すなわち、水素化プ
ロセスの後に残る二重結合の%)、特には15%までの
不飽和、より詳細には1%までの不飽和、さらに突き詰
めると0.5%までの不飽和を含む。本発明の第5の特
定の側面として、分子量は2,000ないし40,00
0である。ここで用いられる分子量は、他に指定されな
い限り、数平均分子量である。本発明の第6の特定の側
面として、液状/半液状ポリマーの粘度は、室温で、平
行相で行われるボーリン・レオメーター(Bohlin
Rheometer)による測定で一般には1,00
0ないし10,000,000、特には10,000な
いし500,000、より詳細には20,000ないし
50,000センチポアズであり;80℃で10ないし
100,000、特には100ないし50,000、よ
り詳細には500ないし20,000センチポアズであ
る。本発明の第7の特定の側面として、適切な液状/半
液状ポリマーのガラス転移温度Tg(℃)は、毎分10
℃の回折走査熱量測定(DSC)第2加熱中間点法によ
る測定で、一般には約−30℃未満であり、特には約−
40℃未満であり、より詳細には約−50℃未満であ
る。
【0024】本発明の接着剤において用いることができ
るポリマーの第1の型は、4000ないし30,00
0、好ましくは6000ないし15,000の分子量を
有し、5ないし15重量パーセント、好ましくは8ない
し12重量パーセントのポリスチレン含有率を有し、少
なくとも75パーセント水素化され、好ましくは85パ
ーセント水素化されている水素化スチレンイソプレンジ
ブロックコポリマーである。
【0025】本発明において用いることができるポリマ
ーの第2の型は、イソプレンもしくはブタジエンのいず
れか1種類のジエンブロックを有していても、又は一方
のブロックがイソプレンのものであり、かつ他方のブロ
ックがブタジエンのものであるジブロックポリマーであ
ってもよく、及び、任意に、末端ヒドロキシ基を有して
いてもよい水素化ポリジエンポリマーである。このポリ
マーは500ないし20,000、より好ましくは10
00ないし10,000の分子量を有し、少なくとも7
5パーセント水素化され、好ましくは少なくとも85パ
ーセント水素化されている。本発明において用いるのに
好ましいポリジエンポリマーは下記構造式 (HO)−A−S−B−(OH) を有し、ここでA及びBは共役ジオレフィンモノマーの
ホモポリマーブロック、共役ジオレフィンモノマーのコ
ポリマーブロック、又はジオレフィンモノマーとモノア
ルケニル芳香族炭化水素モノマーとのコポリマーブロッ
クであり得るポリマーブロックである。これらのポリマ
ーは60重量パーセントまでの少なくとも1つのビニル
芳香族炭化水素、好ましくはスチレンを含み得る。一般
には、Aブロックが高度に置換された脂肪族二重結合を
Bブロックよりも高い濃度で有することが好ましい。し
たがって、Aブロックは、ブロック塊の単位当たりにB
ブロックよりも高い濃度で二、三、もしくは四置換不飽
和部位(脂肪族二重結合)を有する。Aブロックは10
0ないし6,000、好ましくは500ないし4,00
0、最も好ましくは1,000ないし3,000の数平
均分子量を有し、Bブロックは1,000ないし15,
000、好ましくは2,000ないし10,000、最
も好ましくは3,000ないし6,000の数平均分子
量を有する。Sはビニル芳香族炭化水素ブロックであ
り、これは100ないし10,000の数平均分子量を
有し得る。x及びyは0又は1である。x又はyのいず
れかが1であり得るが、同時には一方のみが1であり得
る。zは0又は1である。
【0026】ここで用いるのに最も好ましいポリマーは
上記式の範囲内に入るジブロックコポリマーである。こ
のようなジブロック全体の数平均分子量は1,500な
いし15,000、好ましくは3,000ないし7,0
00の範囲であり得る。好ましくは、このジブロックは
下記構造: I−EB−OH を有し、ここでIはイソプレンを表し、EBは水素化ブ
タジエンを表す。
【0027】第3の型のポリマーは、15,000ない
し40,000、好ましくは20,000ないし30,
000の分子量を有し、少なくとも75パーセント水素
化され、好ましくは少なくとも85パーセント水素化さ
れているポリイソプレンホモポリマーである。
【0028】一般には、本発明において用いられる液状
/半液状水素化ポリジエンポリマーは、適切な溶媒中に
おいて、−150ないし300℃の範囲内の温度、好ま
しくは0ないし100℃の範囲内の温度で、モノマーも
しくはモノマー類を有機アルカリ金属化合物と接触させ
ることにより調製することができる。特に有効な重合開
始剤は下記一般式: RLi を有する有機リチウム化合物であり、ここでRは1ない
し20個の炭素原子を有する脂肪族、脂環式、アルキル
置換脂環式、芳香族もしくはアルキル置換芳香族炭化水
素基である。
【0029】アニオン重合を行うことができる共役ジエ
ンには4ないし24個の炭素原子を有する共役ジオレフ
ィン類、例えば、1,3−ブタジエン、イソプレン、ピ
ペリレン、メチルペンタジエン、フェニルブタジエン、
3,4−ジメチル−1,3−ヘキサジエン及び4,5−
ジエチル−1,3−オクタジエンが含まれる。イソプレ
ン及びブタジエンが、それらが低コストで直ちに利用可
能であることから、本発明における使用に好ましい共役
ジエンである。共重合させることができるアルケニル
(ビニル)芳香族炭化水素には、ビニルアリール化合
物、例えば、スチレン、様々なアルキル置換スチレン
類、アルコキシ置換スチレン類、ビニルナフタレン及び
アルキル置換ビニルナフタレンが含まれる。
【0030】適切な溶媒にはポリマーの溶液重合におい
て有用なものが含まれ、脂肪族、脂環式、アルキル置換
脂環式、芳香族及びアルキル置換芳香族炭化水素、エー
テル及びそれらの混合物が含まれる。したがって、適切
な溶媒には脂肪族炭化水素、例えば、ブタン、ペンタ
ン、ヘキサン及びヘプタン;脂環式炭化水素、例えば、
シクロヘキサン及びシクロヘプタン;アルキル置換脂環
式炭化水素、例えば、メチルシクロヘキサン及びメチル
シクロヘプタン;芳香族炭化水素、例えば、ベンゼン、
及びアルキル置換芳香族炭化水素、例えば、トルエン及
びキシレン並びにエーテル、例えば、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル及びジ−n−ブチルエーテルが含
まれる。
【0031】本発明の範囲内で用いることができる安定
化剤はヒンダードフェノール、例えば、チバ・ガイギー
社(Ciba Geigy Corporation)
製のイルガノックス(Irganox)1010(登録
商標)、エチル社(Ethyl Corporatio
n)製のエタノックス(Ethanox)330(登録
商標)、又はリンベースの安定化剤、例えば、チバ・ガ
イギー社製のイルガホス(Irgafos)168(登
録商標)であり得る。イルガノックス1010が本発明
において用いるのに最も好ましい安定化剤である。本発
明の範囲内で用いることができる安定化剤の量は、重量
パーセントで表される熱溶融型接着剤中の成分の総量を
基準にして重量部(pbw)で表される。エタノックス
330は1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス
[3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル]ベンゼンである。イルガノックス1010は、通
常、テトラキス[メチレン(3、5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシヒドロシンナメート)]メタンと
呼ばれる。0.1ないし0.2pbwも本発明の範囲内
で用いることができるが、約0.3pbwの安定化剤を
用いることが好ましい。
【0032】本発明の範囲内で用いることができる粘着
性付与樹脂は、非極性粘着性付与樹脂、例えば、ハーキ
ュルス(Hercules)から入手可能なレガルレツ
(Regalrez)1085(登録商標、水素化炭化
水素樹脂)及びレガライト・レジンス(Regalit
e Resins)(登録商標)、例えばレガライトR
91、エクソン・ケミカル社(Exxon Chemi
cal Company)から入手可能なエスコレツ
(Escorez)1304(登録商標、同様に炭化水
素樹脂)及びエスコレツ1102、全てグッドイヤ・タ
イヤ・アンド・ラバー(Goodyear Tire
and Rubber)から入手可能なウィングタック
(Wingtack)95(登録商標、合成ポリテルペ
ン樹脂)、又はウィングタック85の群から選択するこ
とができ、これらをここで用いることができる。本発明
の範囲内で、これらの樹脂には:シクロペンタンジエン
樹脂を含むがこれに限定されるものではない、部分的に
もしくは完全に水素化されたC−又はC−ベースの
炭化水素樹脂、ポリテルペン樹脂、70℃ないし125
℃の範囲の軟化点を有する芳香族C樹脂が含まれ得
る。本発明の範囲内で用いることができる粘着性付与樹
脂には極性粘着性付与樹脂が含まれ得る。この処方中で
用いるための利用可能な極性粘着性付与樹脂の選択は、
多くの極性樹脂が、少なくとも部分的に、ブテン−1ホ
モポリマー及びコポリマーに相溶化しないために制限さ
れる。例えば、アリゾナ・ケミカル社(Arizona
Chemical Company)から入手可能な
ゾネスター(Zonester)85(登録商標)がこ
こで用いることができる極性粘着性付与樹脂である。本
発明の範囲内で用いられる粘着性付与樹脂は、全組成物
を基準にして30ないし75重量%、好ましくは全組成
物の35ないし65重量%、より好ましくは全接着剤処
方の45ないし55重量%であり得る。
【0033】任意に、本発明の配合物は成核剤、例え
ば、イソタクチックポリプロピレン、ポリエチレン、ポ
リエチレンベースのワックス類、脂肪酸アミド類、アミ
ド類、アントラキノン類、及び黒鉛型非ターボストラチ
ック(non−turbostratic)炭素を含ん
でいてもよい。他の成核剤も本発明における使用が考慮
される。黒鉛型非ターボストラチック炭素成核剤は米国
特許第4,321,334号に開示されている。脂肪酸
アミン成核剤は米国特許第4,322,503号に開示
されている。これらの脂肪酸アミド類には、特には、
N,N’エチレン−ビス−ステアラミド及びステアラミ
ドが含まれる。特定のアントラキノン類には1,2−ジ
ヒドロキシ−9,10−アントラキノン;1,4−ジヒ
ドロキシ−9,10 アントラキノン;1,5−ジヒド
ロキシ−9,10−アントラキノン;12,5,8−テ
トラヒドロキシ−9,10−アントラキノン;9,10
−アントラキノン;及び2−アントラキノンスルホン酸
ナトリウムが含まれる。アミド成核剤は米国特許第4,
320,209号に開示されている。好ましいアミド類
には1−ナフタレンアセトアミド;N−ステアロイル−
p−アミノフェノール;メルカプト−n−2−ナフチル
アセトアミド;マロンアミド;ニコチンアミド;イソニ
コチンアミド;ベンズアミド;フタルイミド;サリチル
アミド;アントラニルアミド;及び1,8−ナフタルイ
ミドが含まれる。
【0034】任意に、本接着剤組成物は、上記処方と組
み合わせて用いることができる充填剤、油類、可塑剤、
非晶質ポリ−アルファ−オレフィン類、ワックス類等を
含んでいてもよい。
【0035】本発明の好ましい配合剤は、全組成物を基
準にして、約34ないし43重量%の、40dg/分
(ASTM1238条件E)以上のメルトインデックス
を有するブテン−1ポリマー、例えば、シェル・ケミカ
ル社から入手可能なDP8910PC;7ないし16重
量%の、シェル・ケミカル社から入手可能な約6,00
0のM.W.を有する水素化もしくは部分的に水素化さ
れた共役ポリジエン(ブロック)ポリマー又は部分的に
水素化されたイソプレン−ブタジエンブロックコポリマ
ー;45ないし55重量%の粘着性付与剤、及び0ない
し1重量%の酸化防止剤を用いる。
【0036】エチレンポリマーという用語は、通常のI
V−VI族遷移金属のチーグラー・ナッタ触媒により製
造されるあらゆるポリエチレンホモポリマー又はあらゆ
るエチレンと他のオレフィンとのコポリマーを指す。特
には、エチレンポリマーは、四塩化アルミニウム又は
(ハロゲン化)アルキルアルミニウム助触媒を伴う、任
意にハロゲン化マグネシウムで支持されているバナジウ
ム金属化合物、ジルコニウム金属化合物又はハロゲン化
チタン(TiClもしくはTiCl)により製造さ
れる。
【0037】成分の配合は溶融配合技術により行うこと
ができる。処方の成分を一体化する方法が重要である。
例えば、ほとんどの場合、成分を有効な配合物に一体化
するのに最小量のエネルギーを用いることが望ましい。
したがって、好ましい配合方法は、まずポリ−1−ブテ
ンを溶融し、次に液状/半液状ポリマーを添加し、次い
で粘着性付与剤、酸化防止剤及び他の充填剤、添加物も
しくは改質剤を添加することである。
【0038】
【実施例】本発明を以下の例示態様により説明するが、
これらは説明のためにのみ提供されるものであり、本発
明の範囲を限定することを意図するものではない。例示態様 I.例示態様I I.A.接着剤配合物の調製 以下の例示及び比較態様においては、ポリ−1−ブテン
コポリマーDP8910PC(約5.5重量%のエチレ
ンを含むブテン−1とエチレンとのコポリマー、シェル
・ケミカル社、ヒューストン、TXから入手可能)をま
ず小シグマブレード・ミキサーの混合ヘッドに添加し、
滑らかになるまで45分間混合した。次に、低粘性の液
状もしくは半液状エラストマーを添加し、15分間混合
した。その後、エスコレツ1102、C型固体粘着性
付与樹脂(エクソン・ケミカル社から入手可能)及びイ
ルガノックス1010、フェノール性酸化防止剤(チバ
・ガイギーから入手可能)を添加し、さらに20分間混
合した。この調製プロセスの間、混合温度は約180℃
であり、混合速度は60rpmであった。10cfmの
窒素パージを混合ヘッド内で用いた。以下の低粘性液状
もしくは半液状エラストマー性ポリマーをこの処方にお
いて用いた: ・エラストマーLは約30,000の分子量を有するス
チレン−イソプレンジブロックコポリマーである。これ
はテキサス州ヒューストンのシェル・ケミカル社から入
手可能である。このエラストマーの説明は米国特許第
5,718,226号に見出すことができる。 ・ポリマー−R3、分子量40,000のイソプレン−
ブタジエンブロックポリマー(クラレイ(Kurara
y)から入手可能)。ガラス転移温度は約−95℃であ
り、比重は0.88g/cであり、かつ38℃での溶融
粘度は約3,200(ポアズ)である。 ・ポリマー−R2、数平均分子量25,000の水素化
イソプレン(エチレン/プロピレン)ポリマー(クラレ
イから入手可能)。ヨウ素価は約40である。ガラス転
移温度は約−59℃である。比重は約0.86g/cc
であり、38℃での溶融粘度は約10,000(ポア
ズ)である。 ・E1060、非晶質ポリプロピレンポリマー(イース
トマン・ケミカルズ(Eastman Chemica
ls))。 ・イソレン(ISOLENE)40、分子量40,00
0の液状イソプレンポリマー(ハードマン社(Hard
man,Inc.)から入手可能)。 ・ポリマー−P、数平均分子量10,000の、ポリス
チレン含有率10%の水素化スチレン−イソプレン(ス
チレン−エチレン/プロピレン)ジブロックコポリマ
ー。 ・ポリマーL、数平均分子量6,000の、一端に一級
ヒドロキシル官能価を有し、かつ他端にポリイソプレン
を有する、部分的に水素化されたイソプレン−ブタジエ
ンブロックポリマー。二重結合等量は約590である。
ガラス転移温度は約−60℃である。75℃での正味の
粘度は2100cPsである。比重は約0.89g/c
cである。スチレン含量はゼロである。ポリイソプレン
ブロックの分子量は2000である。
【0039】重量基準での処方を下記表1に示す。
【0040】
【表2】 I.B.相溶性の決定 上述の混合プロセスの間、ポリ−1−ブテンポリマーと
液状/半液状低粘性ポリマー(1種類もしくは複数)と
の相溶性を決定した。液状/半液状エラストマーを添加
した後、その混合物を観察してポリブチレンと液状ポリ
マーとの組み合わせが不透明であるか(これは、ポリ−
1−ブテンとその液状もしくは低粘性ポリマーとが互い
に非相溶性であることを示す)、又は透明であるか(こ
れは、その2種類のポリマーが相溶化し得ることを示
す)を決定した。表2では、これらの2種類の成分の相
溶性が定性的に分析されている。
【0041】
【表3】 I.C.吹付塗布接着研究 混合した後、接着剤を、様々な温度で、PAM600ス
プレーマチック(Spraymatic)溶融塗布ガン
を用いて、3Mによって供給される35.6μmのポリ
エチレンおむつフィルムのシート上に吹付塗布した。塗
布の後、このフィルムを一緒に折り畳んで積層させ、2
kgのゴム被覆ローラーで平らに伸ばした。この接着剤
積層体を室温で5日間寝かせた。この積層フィルムから
約2.5cm幅の細片を切断し、これらの細片を手で引
き離すことにより剥離接着力を観察した。表2には、観
察されたこの剥離接着力の破損機構の定性的な分析も示
されている。 I.D.結論−例示態様I 表2に見られるように、水素化もしくは部分的に水素化
された液状エラストマーは、溶融状態で、ポリブチレン
と最も相溶化し得るものである傾向にあった。ポリマー
−R2(EP)、ポリマー−P(S−EP)、又はポリ
マー−L(I−EB)を含む接着剤は、粘着性付与樹脂
を添加する前にポリブチレンと共に無色透明の配合物を
生成することが見出された。ポリマー−S(S−I)、
E1060(APE)、及びイソレン40(I)を含む
接着剤は、全て溶融状態で乳白色の混合物であった。こ
のポリマー−S、E1060、及びイソレン40ベース
の接着剤の乳白色性は粘着性付与樹脂を添加した後には
半透性になったことに注意するべきである。この粘着性
付与剤はこれらの系とポリブチレンとの相溶化剤として
作用するものと思われる。
【0042】ポリエチレンフィルムに塗布した熱溶融型
接着剤の破損機構を検査し、それらの結果も表2に示
す。ポリブチレン及び粘着性付与樹脂のみをベースとす
る対照材料は接着を破壊して極めて容易に剥離すること
ができた。ポリマー−S(S−I)及びポリマー−R3
(I−B)をベースとする接着剤も同様に破損した。E
1060(APP)をベースとする接着剤は極めて異常
な結果を生じた。ある試料は接着が破損し、あるものは
ポリティア(polytear)(基体破損)を生じ
た。水素化もしくは部分的に水素化された材料(ポリマ
ー−R2、ポリマー−P、及びポリマー−L)をベース
とする接着剤は塗布されたときにポリエチレンフィルム
を適度に湿らせるものと思われ、剥離させた場合に基体
の破損(ポリティア)を生じた。 II.例示態様II II.A.接着剤配合物の調製 4種類の接着剤処方の大規模バッチ(14.5kg)を
3.8Lシグマブレード・ミキサーで調製した。これら
の処方は例示態様Iにおいて用いたものに酷似してい
た。Cベースの粘着性付与剤の代わりに、ハーキュル
ス・レジンス製の水素化C(レガライトR91)粘着
性付与樹脂を用いた。
【0043】混合温度は約180ないし193℃であっ
た。分解を最小限に止めるため、全ての時間で10cf
mの窒素パージを混合ヘッド内で用いた。まずポリブチ
レンを混合ヘッドに添加し、滑らかになるまで45分間
混合した。続いて、液状ポリマーを添加し、15分間混
合した。その後、固体粘着性付与樹脂及び酸化防止剤を
添加し、さらに20分混合した。これらの処方を表3に
示す。 II.B.吹付塗布接着研究 接着剤を溶融吹付接着剤塗布ライン上で吹付塗布した。
接着剤はDM−90グリッドメルター(Gridmel
ter)を用いて166ないし180℃で溶融した。加
工用空気はDH−15コンプレッサー/ヒーターを用い
て380kPaで193℃に加熱した。S.S.T.ダ
イチップ(オリフィス径−0.5mm)を用いて、9
1.4m/分で移動する15.2cm幅のポリエチレン
フィルム(50.8μm)上に13.3cm幅の混合溶
融物パターンを溶融噴霧した。形成距離は5.1cmで
あった。この塗布フィルムに、345kPaのニップ圧
力で第2の15.2cm幅のフィルムを積層した。溶融
物の汲み出し速度は、接着剤が平方メートル当たり1
0、5、2.5、1.25、及び0.625グラムの重
量で吹き付けられるように制御した。
【0044】これらの塗布フィルム積層体を塗布の1週
間後に試験した。2.54cmの細片に対するT−剥離
試験を用いて得られる実際の剥離値を定量化した。クロ
スヘッドの速度は25.4cm/分であった。処方/塗
布重量の各々について少なくとも5つの検体を平均し
た。
【0045】
【表4】 II.C.結論−例示態様II 表4は製造された19の試料の全ての平均及び初期剥離
力を示し、これらの19の試料に関する処理情報を提供
する。
【0046】ポリブチレン及び粘着性付与剤をベースと
する対照試料(試料A1、A2、及びA3)が幾つかの
塗布重量で剥離値が非常に低いことに注意されたい。液
状ブロックポリマーの添加(試料B4−D19)は接着
剤の剥離値を改善する。
【0047】試料B7及びC8は10グラム接着剤/平
方メートルで塗布したことが注目される。多量の接着剤
は基体を一緒に溶融して融合し、それがポリティアを生
じるものと思われる。
【0048】このデータを塗布重量で割り、表4におい
て比較する。全ての場合において、ポリマー−R2(E
P)及びポリマー−L(I−EB)はポリマー−P試料
及び対照より優れている。より少ない塗布量で、ポリマ
ー−Lは初期及び平均剥離の優れた釣り合いをもたらす
−これは低塗布量で最良に作用し、したがって商業用途
に最適であるはずである。
【0049】表4には、得られる剥離値に対する塗布量
の効果が示されている。剥離値は塗布量の関数として減
少するが、大きな敬意に値する剥離値を非常に少ない塗
布重量でポリマー−Lをポリブチレンの改変剤として用
いて得ることができる。
【0050】
【表5】 III.例示態様III−PIBを含む接着剤との比較 III.A.接着剤配合物の調製 4種類の溶融型接着剤処方をII.A.に記述される方
法で調製した。これらの処方を表5に示す。
【0051】
【表6】 III.B.吹付塗布接着試験 接着剤を溶融吹付接着剤塗布ライン上でII.B.に記
述される方法で吹付塗布した。接着剤塗布の情報は表6
に見出すことができる。
【0052】これら塗布フィルム積層体を、塗布の1週
間後に、II.B.に記述される方法で試験した。各処
方/塗布重量についての開始点塗布量及び平均塗布量も
表6に見出すことができる。
【0053】
【表7】 II.C.例示態様IIIの結論 表6のデータにより、全ての場合において、ポリマーL
を含む処方がPIB2200ポリマーを含む比較物より
優れていたことがわかる。7.5パーセントの改質ポリ
マーのみを含む系(S及びG)については、ポリマーA
によってもたらされる改善は、本発明のポリマーがもた
らす初期剥離における利点がPIBポリマーの135.
1に対して僅かに138.1である(しかしながら、平
均剥離の相違は25.18に対して48.37である)
5グラム/平方メートルの接着剤塗布重量を除いて、相
当のものである。15パーセントの改質剤を添加した場
合(D及びE)には、ポリマーLの性能上の利点が劇的
に示される。初期及び平均剥離値は、全ての塗布重量
で、ポリマーLがPIB2200を大きく上回ってい
る。ポリマーLを用いた場合にはより多くの改質剤を添
加したときにより高い剥離値を得ることができ、これは
PIB2200を改質剤として用いた場合には当てはま
らない。より多くのPIBを系に添加した場合、剥離接
着は低下する。したがって、本発明の接着剤配合物が、
ポリイソブチレン含有接着剤配合物と比較して、滑らか
な表面のポリエチレンフィルムに対する改善された接着
性を有することがわかる。
【0054】本明細書及び請求の範囲において提供され
る範囲及び限定は、本発明を特に指摘し、それを明瞭に
請求しているものと信じる。しかしながら、実質的に同
じ機能を実質的に同じ方法で発揮して同じ、もしくは実
質的に同じ結果が得られる他の範囲及び限定が、本明細
書及び請求の範囲によって定義される本発明の範囲内に
あるものと意図されることは理解される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラリー・マツカーサー・ケグレイ アメリカ合衆国、テキサス・77273、リー グ・シテイ、エンタープライズ・1813 (72)発明者 デイビツド・リー・シヤフアー アメリカ合衆国、テキサス・77083、ヒユ ーストン、デル・バートン・14807

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a.ポリ−1−ブテンポリマー、 b.粘着性付与樹脂、及び c.3重量%ないし25重量%の、アニオン重合によっ
    て調製される多くとも約40,000の分子量を有す
    る、液状もしくは半液状の水素化もしくは部分的に水素
    化された共役ジエンポリマー、を含む熱溶融型接着剤組
    成物。
  2. 【請求項2】 前記ポリマーが、4000ないし30,
    000の分子量を有し、5ないし15重量パーセントの
    ポリスチレン含有率を有し、少なくとも75パーセント
    水素化されている水素化スチレンイソプレンジブロック
    コポリマーである請求項1の熱溶融型接着剤組成物。
  3. 【請求項3】 前記ポリマーが、6,000ないし1
    5,000の分子量を有し、8ないし12重量パーセン
    トのポリスチレン含有率を有し、少なくとも85パーセ
    ント水素化されている請求項2の熱溶融型接着剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 前記ポリマーが、500ないし20,0
    00の分子量を有し、かつ少なくとも75パーセント水
    素化されている水素化ポリジエンポリマーであって、該
    水素化ポリジエンポリマーはイソプレンもしくはブタジ
    エンのいずれか1種類のジエンブロックを有し得るか、
    又は一方のブロックがイソプレンのものであり、かつ他
    方のブロックがブタジエンのものであるジブロックポリ
    マーであり得、及び該ポリマーは任意に末端ヒドロキシ
    基を有する請求項1の熱溶融型接着剤組成物。
  5. 【請求項5】 前記ポリジエンポリマーが下記式: (HO)−A−S−B−(OH) (ここで、A及びBは、共役ジオレフィンモノマーのホ
    モポリマーブロック、共役ジオレフィンモノマーのコポ
    リマーブロック、又はジオレフィンモノマーとモノアル
    ケニル芳香族炭化水素モノマーとのコポリマーブロック
    であり得るポリマーブロックであり、Aブロックは10
    0ないし6,000の数平均分子量を有し、Bブロック
    は1,000ないし15,000の数平均分子量を有
    し、Sは100ないし10,000の数平均分子量を有
    し得るビニル芳香族炭化水素ブロックであり、x及びy
    は0又は1であって、x又はyのいずれかが1であり得
    るが同時には一方のみが1であり得、zは0又は1であ
    る。)で示される請求項4の熱溶融型接着剤組成物。
  6. 【請求項6】 前記ポリマーが下記式: I−EB−OH (ここで、Iはイソプレンを表し、EBは水素化ブタジ
    エンを表す。)で示される請求項5の熱溶融型接着剤組
    成物。
  7. 【請求項7】 前記ポリマーが、15,000ないし4
    0,000の分子量を有し、少なくとも75パーセント
    水素化されているポリイソプレンホモポリマーである請
    求項1の熱溶融型接着剤組成物。
  8. 【請求項8】 前記ポリイソプレンホモポリマーの分子
    量が20,000ないし30,000であり、かつ前記
    ポリマーが少なくとも85パーセント水素化されている
    請求項7の熱溶融型接着剤組成物。
  9. 【請求項9】 (i)20ないし60重量%のポリ−1
    −ブテンポリマー;(ii)3ないし25重量%の液状
    もしくは半液状の低分子量及び/又は低粘性水素化ポリ
    ジエンポリマー;(iii)30ないし75重量%の粘
    着性付与樹脂;及び(iv)0ないし5重量%の安定化
    剤(ここで、配合物中に含まれる成分について言及され
    る全ての重量%は該配合物の総重量を基準にするもので
    あり、かつ重量%は重量基準のパーセントである)を含
    む請求項1ないし8のいずれか1項の熱溶融型接着剤組
    成物。
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