JPH11322262A - 懸垂式昇降装置 - Google Patents

懸垂式昇降装置

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JPH11322262A
JPH11322262A JP10128448A JP12844898A JPH11322262A JP H11322262 A JPH11322262 A JP H11322262A JP 10128448 A JP10128448 A JP 10128448A JP 12844898 A JP12844898 A JP 12844898A JP H11322262 A JPH11322262 A JP H11322262A
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Kazumichi Kato
一路 加藤
Takeshi Sato
雄志 佐藤
Nobukimi Gunke
伸公 郡家
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 昇降部の吊り長さが変化して,振り子バネの
固有振動数や位置(速度)検出値に含まれるノイズレベ
ルが変化しても,常に安定的な制振制御ができる。 【解決手段】 移動台車53から懸垂材56により吊り
下げられた昇降部57の振れ速度(光学式位置検出装置
58によって得られた振れ位置の微分値)に応じた制振
信号を出力する比例要素とローパスフィルタとで構成さ
れる振れ止め補償部61と,制振信号に基づいて懸垂材
を水平方向に位置決めする位置決めアクチュエータ54
とを具備する。昇降部の吊り長さを,光学式位置検出装
置により検出し,昇降部の吊り長さに応じた比例要素の
最適値が予め記憶された参照テーブル2と吊り長さとに
基づいて,調整部1により振れ止め補償部61を構成す
る比例要素の大きさを調整する。更に,昇降部の吊り長
さに応じてローパスフィルタのフィルタ周波数の調整を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,基台(例えば移動
台車)から懸垂材により昇降部を昇降可能に吊り下げた
懸垂式昇降装置に係り,詳しくは,上記昇降部の振れ速
度に応じた制振信号に基づいて上記懸垂材を水平方向に
位置決めすることにより上記昇降部の制振制御が行われ
る懸垂式昇降装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば工場内などでは,荷物の搬送装置
として,天井近くに配設されたレール上を走行する移動
台車から懸垂材によりハンド付昇降部を昇降可能に吊り
下げ,上記ハンドにより荷物を把持して搬送する懸垂式
昇降装置(いわゆるクレーン)が,近年特に注目されて
いる。このような懸垂式昇降装置の最大の問題点として
挙げられるのが,吊り下げられた上記昇降部の揺れであ
る。上記移動台車の停止直後などで上記昇降部が大きく
揺れている間は,所定位置に置かれている荷物を正確に
把持することができなかったり,或いは把持している荷
物を所定位置に正確に載置することができない。しかし
ながら,昇降部の揺れの自然減衰を待って荷物の把持/
載置作業を行っていたのでは,作業効率は極めて悪くな
る。そこで,上記昇降部の揺れを積極的に減衰させる制
振制御を行うことが有効となる。このような制振制御を
行う懸垂式昇降装置が,本出願人によって既に出願され
ている(特願平10−088743号)。以下,図8及
び図9を用いてこの懸垂式昇降装置の一例である搬送装
置A0について簡単に説明する。図8に示すように,搬
送装置A0は,天井51に配設されたレール52に沿っ
て移動する移動台車53と,上記移動台車53の下部に
取り付けられた位置決めアクチュエータ54及び上板5
5と,上記上板55から垂下された懸垂材56と,上記
懸垂材56の下端部に取り付けられ,荷物Wを把持可能
なハンド57aが一体的に取り付けられた昇降部57
と,上記昇降部57上から発せられた光を上記上板55
側の受光部で受光し,その受光位置に基づいて上記昇降
部57の上記移動台車53に対する相対位置を検出する
光学式位置検出装置58と,上記光学式位置検出装置5
8の出力に基づいて上記位置決めアクチュエータ54の
動作を制御することによって上記位置決めアクチュエー
タ54の位置決め及び上記昇降部57の制振制御を行う
昇降部位置制御装置60とを具備して構成されている。
上記懸垂材56は,例えば上記上板55側に取り付けら
れた図外の巻き取りドラムにより巻き取り/巻き出しが
行われ,これにより上記昇降部57の上昇/下降が行わ
れる。また,上記位置決めアクチュエータ54は,上記
上板55を上記移動台車53に対して水平方向及び鉛直
軸回りに相対移動させるものであり,上記昇降部位置制
御装置60からの推力指令により動作する。上記昇降部
位置制御装置60は,図9に示すように,上記位置決め
アクチュエータ54,位置決めコントローラ63,微分
器61,及び振れ止め補償部62により構成されてい
る。上記位置決めコントローラ63は,更に,上記位置
決めアクチュエータ54に対する位置指令(位置目標
値)と実変位(実位置)との偏差に基づいて速度指令を
出力する位置補償部63aと,上記位置補償部63aか
ら出力された上記位置決めアクチュエータ54に対する
速度指令と実速度との偏差に基づいて上記位置決めアク
チュエータ54に対して推力指令を出力する速度補償部
63bと,上記振れ止め補償部62から出力される制振
信号を位相反転して上記速度補償部63bから出力され
た推力指令に加算する加算手段63cとを具備してい
る。また,上記振れ止め補償部62は,比例要素62a
とフィルタ62bとで構成されており,上記光学式位置
検出装置58から出力された上記昇降部57の振れ位置
(水平方向位置xc,yc,及び鉛直軸回りの回転角θ
s)を上記微分器61で微分して得られた振れ速度に基
づいて制振信号を出力する。尚,上記フィルタ62b
は,観測ノイズを除去して上記観測ノイズによるサーボ
系の発振を防ぐために設けられたローパスフィルタであ
る。
【0003】以上のような昇降部位置制御装置60によ
る上記昇降部57に対する位置決め及び制振制御動作に
ついて説明する。上記移動台車53が目的位置に停止す
ると,上記昇降部位置制御装置60に対して,上記位置
決めアクチュエータ54を例えば所定の原点位置(上記
移動台車53と上記上板55との相対位置関係から決ま
る)に制御するための位置指令が与えられる。上記位置
指令は,上記位置決めアクチュエータ54の実変位との
偏差(位置偏差)がとられ,上記位置補償部63aに入
力される。上記位置補償部63aからは,上記位置偏差
を0にするような速度指令が出力され,更にこの速度指
令は上記位置決めアクチュエータ54の実速度との偏差
(速度偏差)がとられ,上記速度補償部63bに入力さ
れる。上記速度補償部63bからは,上記速度偏差を0
にするような推力指令が出力される。また,それと同時
に,上記振れ止め補償部62には,上記光学式位置検出
装置58で得られた上記昇降部57の振れ位置を上記微
分器61で微分して得られた振れ速度が入力される。上
記振れ止め補償部62では,上記比例要素62aにより
上記昇降部57の振れ速度に応じた推力が出力され,更
に上記フィルタ62bにより観測ノイズが除去されて制
振信号として上記位置決めコントローラ63に対して出
力される。上記振れ止め補償部4から出力された上記制
振信号は,上記位置決めコントローラ63において,位
相反転した後で上記速度補償部63bから出力された推
力指令に加算され,該推力指令は上記位置決めアクチュ
エータ54に入力される。上記位置決めアクチュエータ
54では,入力された推力指令に応じた動作が行われ
る。以上の制御により,上記昇降部57に振れがある場
合には,上記位置決めアクチュエータ54は,振れの周
波数が速度制御周波数に比べて十分低い場合に,等価的
に上記昇降部57の振れ速度に比例して変位する。ここ
で,上板55と昇降部57との間に相対変位が生じると
昇降部57にはそれに比例した力が働くため,上記昇降
部57には自分自身の振れ速度に比例した力が減衰力と
して与えられることになり,上記昇降部57の振動は短
時間で減衰する。また,上記振れ止め補償部62から出
力された上記制振信号は上記速度補償部63bから出力
された推力指令に外乱の形で加算されるため,上記位置
決めアクチュエータ54は,上記位置補償部63aによ
る位置制御ループにより,上記昇降部57の振動の減衰
と共に正確に目標位置に位置決めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで,上記搬送装
置A0においては,上記昇降部57を昇降させることに
よって上記懸垂材56の吊り長さが変化すると,当然な
がら振り子バネの固有振動数が変化し,上記振れ止め補
償部62の比例要素62aの最適値も変化する。従っ
て,図10に示す根軌跡より明らかなように,上記比例
要素62aの大きさが一定であれば,吊り長さが短くな
るに従って制振制御は不安定側に向かう。具体的には,
吊り長さが比較的長い場合には,図11(a)に示すよ
うに位置決めアクチュエータ54の安定的な動作により
昇降部57の振れは安定的に減衰するが,吊り長さが短
くなると,図11(b)に示すように位置決めアクチュ
エータ54の動作は不安定となり,昇降部57の振れの
減衰時刻暦も同様に不安定となる。また,上記搬送装置
A0では光学式位置検出装置58を使用しているため,
吊り長さが長くなると上記昇降部57上の発光部と上記
上板55上の受光部との距離が長くなり,上記受光部の
受光量が減少してノイズが多くなり,制振制御に悪影響
を及ぼすことが懸念される。本発明は上記事情に鑑みて
なされたものであり,その目的とするところは,昇降部
の吊り長さが変化しても常に安定的な制振制御を行うこ
とが可能な懸垂式昇降装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,基台から懸垂材により昇降部を昇降可能に
吊り下げた懸垂式昇降装置であって,上記昇降部の振れ
速度に応じた制振信号を出力する振れ止め補償手段と,
上記振れ止め補償手段からの制振信号に基づいて上記懸
垂材を水平方向に位置決めする位置決め手段とを具備す
る懸垂式昇降装置において,上記昇降部の吊り長さを検
出する吊り長さ検出手段と,上記吊り長さ検出手段で得
られた上記昇降部の吊り長さに基づいて,上記振れ止め
補償手段を構成する比例要素の大きさを調整する比例要
素調整手段とを具備してなることを特徴とする懸垂式昇
降装置として構成されている。このとき,上記比例要素
調整手段は,例えば上記昇降部の吊り長さに応じた上記
比例要素の最適値を予め記憶した比例要素テーブルに基
づいて上記比例要素の調整を行うように構成できる。更
に,特に光学式変位センサを使用している場合には,昇
降部の吊り長さが長くなるほど光量が減少してノイズが
多くなるため,上記吊り長さ検出手段で得られた上記昇
降部の吊り長さに基づいて,上記振れ止め補償手段を構
成するノイズ除去フィルタの周波数を調整するフィルタ
周波数調整手段を具備することが望ましい。このとき,
上記フィルタ周波数調整手段は,例えば上記昇降部の吊
り長さに応じた上記ノイズ除去フィルタの周波数の最適
値を予め記憶したフィルタ周波数テーブルに基づいて上
記フィルタ周波数の調整を行うように構成できる。或い
は,上記フィルタ周波数調整手段を,上記振れ速度検出
手段で得られる上記昇降部の振れ速度に含まれるノイズ
レベルを検出するノイズレベル検出手段で得られたノイ
ズレベルに基づいて上記フィルタ周波数の調整を行うよ
うに構成すれば,より正確な調整が可能となる。尚,上
記吊り長さ検出手段は,例えば上記昇降部の昇降制御を
行う昇降制御手段の制御量に基づいて上記昇降部の吊り
長さを検出するように構成したり,或いは光学式センサ
により構成することが可能である。
【0006】
【作用】本発明に係る懸垂式昇降装置によれば,例えば
予め昇降部の吊り長さに応じた比例要素の最適値が記憶
された比例要素テーブルを用いて,吊り長さ検出手段で
得られた昇降部の吊り長さに応じて,最適な比例要素の
大きさが設定され,それに基づいて制振制御が行われ
る。従って,上記昇降部の吊り長さが変化して振り子バ
ネの固有振動数が変化しても,常に最適な制振制御が可
能となる。更に,例えば予め昇降部の吊り長さに応じた
ノイズ除去フィルタの周波数の最適値が記憶されたフィ
ルタ周波数テーブルを用いて,吊り長さ検出手段で得ら
れた昇降部の吊り長さに応じて,最適なフィルタ周波数
が設定され,それに基づいて制振制御を行うようにすれ
ば,例えば光学式変位センサを使用している場合のよう
に昇降部の吊り長さが長くなるほど光量が減少してノイ
ズが多くなるような場合でも,ノイズの大小に応じた最
適なフィルタ周波数を設定でき,常に最適な制振制御が
可能となる。尚,フィルタ周波数の最適値は昇降部の吊
り長さが長くなるほど低い値に,吊り長さが短くなるほ
ど高い値に設定されるため,固有振動数が低くなるにつ
れてフィルタ周波数を低く設定することとなり,フィル
タ周波数を低く設定することによる制振制御への悪影響
は無視できる。また,上記フィルタ周波数テーブルと吊
り長さ検出手段によってフィルタ周波数の設定をする代
わりに,昇降部の振れ速度に含まれるノイズレベルを検
出するノイズレベル検出手段で得られたノイズレベルに
基づいて上記フィルタ周波数の調整を行えば,より正確
な調整が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具
体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する
性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の形
態に係る搬送装置A1の概略構成を示す模式図,図2は
上記搬送装置A1の昇降部位置制御装置60′の概略構
成を示すブロック図,図3は昇降部の吊り長さの長短
と,固有振動数,比例要素,ノイズ,フィルタ周波数の
それぞれの関係を示す対応表,図4は上記搬送装置A1
による制振制御を行った場合の昇降部の振動減衰時刻暦
と位置決めアクチュエータの動作履歴を示すグラフ,図
5は光学式位置検出装置58の概略構成を示す模式図,
図6は上記光学式位置検出装置58の演算部11及びそ
の関連部分の概略構成を示すブロック図,図7は上記光
学式位置検出装置58のタイミング信号発生部16から
発せられるスタート信号SSと保持信号SHa,SH
b,及び発光制御部7から発せられる点灯信号Ea,E
bの動作タイミングチャートである。
【0008】本実施の形態に係る搬送装置A1は,本発
明に係る懸垂式昇降装置を上記従来の搬送装置A0と同
様の形で具現化した一例であり,上記搬送装置A0と共
通する要素については同符号を用いて原則として詳細な
説明は省略する。図1及び図2に示すように,本実施の
形態に係る搬送装置A1は,昇降部位置制御装置60′
内に,昇降部57の吊り長さに応じて比例要素62aの
最適値とローパスフィルタ62b(ノイズ除去フィルタ
の一例)の周波数の最適値とを予め記憶した参照テーブ
ル2(比例要素テーブル,及びフィルタ周波数テーブル
の一例)と,光学式位置検出装置58で得られた昇降部
57の吊り長さに基づいて上記参照テーブル2から上記
比例要素62aの大きさ及び上記ローパスフィルタ62
bの周波数の最適値を取り出し,これら最適値により上
記比例要素62aと上記ローパスフィルタ62bの調整
を行う調整部1(比例要素調整手段,及びフィルタ周波
数調整手段の一例)とを具備している。上記参照テーブ
ル2に記憶される昇降部57の吊り長さに応じた比例要
素及びフィルタ周波数の最適値は,図3に示すような関
係に基づいて設定される。まず,比例要素については,
昇降部57の吊り長さが短くなるほど振り子バネの固有
振動数が高くなるため,比例要素の大きさの最適値は昇
降部57の吊り長さが短くなるほど小さな値に設定され
る。尚,比例要素の最適値については根軌跡より求める
ことができる。また,フィルタ周波数については,昇降
部57の吊り長さが長くなるほどノイズが多くなるた
め,フィルタ周波数の最適値は昇降部57の吊り長さが
長くなるほど低い値に,吊り長さが短くなるほど高い値
に設定される。尚,このような設定により,固有振動数
が低くなるにつれてフィルタ周波数を低く設定すること
となるため,フィルタ周波数を低く設定することによる
制振制御への悪影響は無視できる。
【0009】続いて,上記光学式位置検出装置58の概
略構成,及び位置検出動作について説明する。図5に示
すように,上記光学式位置検出装置58は,上記昇降部
57上に設置される2つの発光ダイオード(以下,LE
Dという)71a,71b,及びそれら2つのLED7
1a,71bの発光制御を行う発光制御部75と,上記
上板55側に設置され,上記LED71a,71bから
発せられた光を集光する集光レンズ72と,上記集光レ
ンズ72で集光された光を受光してその受光位置を検出
する半導体位置検出素子(以下,PSDという)73
と,上記発光制御部75によって制御される上記LED
71a,71bの発光タイミングと上記PSD73によ
る受光位置信号取得のタイミングの同期を図りつつ,上
記PSD73で検出された受光位置に基づいて上記昇降
部57の上記上板55に対する水平方向位置,鉛直方向
位置,及び鉛直軸回りの回転角を演算する演算部74と
を具備して構成されている。
【0010】更に,図6に示すように,上記演算部74
は,光スポット位置演算部81と,記憶素子82a,8
2bと,位置姿勢演算部83と,タイミング信号発生部
84とで構成されている。上記光スポット位置演算部8
1では,上記PSD73の出力信号に基づいて上記PS
D73上の光スポットの座標値が演算され,出力され
る。上記光スポット位置演算部81で出力された座標値
データは,上記LED71aからの光に対応するものが
記憶素子82aに,上記LED71bからの光に対応す
るものが記憶素子82bにそれぞれ記憶される。上記タ
イミング信号発生部84は,上記発光制御部75にスタ
ート信号を一定周期で出力するとともに,上記記憶素子
82a,82bにデータ保持信号を出力する。これらの
動作を図7に示すタイムチャートを用いて説明する。上
記タイミング信号発生部84から上記発光制御部75に
対してスタート信号SSが出力されると,上記発光制御
部75からは上記LED71a,71bをそれぞれ点灯
させる点灯信号Ea,Ebが時間をずらして交互に出力
され,これに基づいてLED71a,71bが順次点滅
する。このとき,上記タイミング信号発生部84では,
LED71aが点灯している間に上記記憶素子82aに
対して保持データを更新させる保持信号SHaを送出
し,LED71bが点灯している間に上記記憶素子82
bに対して保持データを更新させる保持信号SHbを送
出する。これにより,上記記憶素子82a,82bには
それぞれ上記LED71a,71bに関する上記PSD
73上での光スポット位置の座標値データが順次保持さ
れる。尚,上記記憶素子82a,82bにそれぞれ記憶
される座標値データは,同じ時刻での上記LED71
a,71bそれぞれに関する光スポット位置の座標値デ
ータとして用いられるが,上記LED71a,71bの
発光時刻には実際にはΔtの差がある。しかしながら,
上記LED71a,71bの発光間隔Δtを,上記昇降
台57の揺れの周期に対して十分高速(例えば数KHz
以上)に設定すれば,上記時間差Δtは無視できる。上
記位置姿勢演算部83では,上記記憶素子82a,82
bにそれぞれ記憶された上記LED71a,71bに関
する上記PSD73上での光スポット位置の座標値デー
タに基づいて,例えば次式により上記昇降台57の上記
上板55に対する水平方向位置xc,yc,鉛直方向位
置zc,及び鉛直軸回りの回転角θsが算出される。
【数1】 ここで,(xa ,ya ),(xb ,yb )はそれぞれL
ED71a,71bの集光スポットの座標値,LsはL
ED71a,71b間の設置距離,fe は集光レンズ7
2とPSD73との距離である。このように,昇降台2
上の異なる2つの位置における移動台車1に対するズレ
量を用いることにより,昇降台2の鉛直方向位置(吊り
長さ)zcが,例えば機械的な誤差の影響を受ける懸垂
材56の送り出し量から検出する場合などに比べて高精
度で検出できる。
【0011】以上のようにして上記光学式位置検出装置
58で求められた上記昇降台57の水平方向位置xc,
yc,及び鉛直軸回りの回転角θsに基づいて,上述し
た昇降部位置制御装置60による上記昇降台57の制振
制御が行われると共に,上記鉛直方向位置zcが昇降部
57の吊り長さとして上記調整部1に入力され,比例要
素62a及びローパスフィルタ62bの調整に用いられ
る。図4に,本搬送装置A1で制振制御を行った結果と
して得られた昇降部57の変位減衰時刻暦の一例を示
す。条件(昇降部の初期変位,吊り長さ,制振制御開始
時刻など)は,図11(b)の場合と共通である。従来
の搬送装置A0の場合(図11(b))と比べて位置決
めアクチュエータ54の動作が安定し,昇降部57の振
れも短時間で減衰していることがわかる。以上説明した
ように,本搬送装置A1では,上記のような参照テーブ
ル2と光学式位置検出装置58で得られた昇降部57の
吊り長さとに基づいて,調整部1により上記比例要素6
2aと上記ローパスフィルタ62bが常に昇降部57の
吊り長さに応じた最適値に設定されるため,昇降部の吊
り長さが変化しても常に安定的な制振制御を行うことが
可能となる。
【0012】
【実施例】上記実施の形態において,上記ローパスフィ
ルタ62b,或いは上記調整部1による上記ローパスフ
ィルタ62bの調整は必須ではない。例えばノイズの影
響が無視できるような場合や,フィルタ周波数一定で十
分な効果が得られる場合には,上記ローパスフィルタ6
2bを省略したり,或いは上記調整部1による上記ロー
パスフィルタ62bの調整を省略することもできる。ま
た,上記実施の形態では,上記調整部1によって比例要
素62aの大きさを調整するように構成したが,これは
一例に過ぎず,例えば比例要素62aを省略して上記微
分器61を調整するようにしてもよい。また,上記調整
部1で用いられる上記昇降部57の吊り長さは,上記の
ような光学式位置検出装置58で検出することにより極
めて高精度で検出できるが,例えば上記昇降部57の昇
降を制御する昇降制御手段(不図示)の制御量を用いる
など,他の方法で検出してもよい。また,図2に示した
制御ブロック図についてもあくまでも一例であり,例え
ば上記位置決めコントローラ63の構成などは適宜偏光
可能であることは言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,基台か
ら懸垂材により昇降部を昇降可能に吊り下げた懸垂式昇
降装置であって,上記昇降部の振れ速度に応じた制振信
号を出力する振れ止め補償手段と,上記振れ止め補償手
段からの制振信号に基づいて上記懸垂材を水平方向に位
置決めする位置決め手段とを具備する懸垂式昇降装置に
おいて,上記昇降部の吊り長さを検出する吊り長さ検出
手段と,上記吊り長さ検出手段で得られた上記昇降部の
吊り長さに基づいて,上記振れ止め補償手段を構成する
比例要素の大きさを調整する比例要素調整手段とを具備
してなることを特徴とする懸垂式昇降装置として構成さ
れているため,昇降部の吊り長さが変化して振り子バネ
の固有振動数が変化しても常に安定的な制振制御を行う
ことが可能となる。更に,特に光学式変位センサを使用
しているような場合には,昇降部の吊り長さが長くなる
ほど光量が減少してノイズが多くなるため,上記吊り長
さ検出手段で得られた上記昇降部の吊り長さに基づい
て,上記振れ止め補償手段を構成するノイズ除去フィル
タの周波数を調整するフィルタ周波数調整手段を具備す
ることにより,ノイズの大小に応じた最適なフィルタ周
波数を設定でき,常に最適な制振制御が可能となる。
尚,フィルタ周波数の最適値は昇降部の吊り長さが長く
なるほど低い値に,吊り長さが短くなるほど高い値に設
定されるため,固有振動数が低くなるにつれてフィルタ
周波数を低く設定することとなり,フィルタ周波数を低
く設定することによる制振制御への悪影響は無視でき
る。このとき,上記フィルタ周波数調整手段は,例えば
上記昇降部の吊り長さに応じた上記ノイズ除去フィルタ
の周波数の最適値を予め記憶したフィルタ周波数テーブ
ルに基づいて上記フィルタ周波数の調整を行うように構
成できるが,上記フィルタ周波数調整手段を,上記振れ
速度検出手段で得られる上記昇降部の振れ速度に含まれ
るノイズレベルを検出するノイズレベル検出手段で得ら
れたノイズレベルに基づいて上記フィルタ周波数の調整
を行うように構成すれば,より正確な調整が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る搬送装置A1の概
略構成を示す模式図。
【図2】 上記搬送装置A1の昇降部位置制御装置6
0′の概略構成を示すブロック図。
【図3】 昇降部の吊り長さの長短と,固有振動数,比
例要素,ノイズ,フィルタ周波数のそれぞれの関係を示
す対応表。
【図4】 上記搬送装置A1による制振制御を行った場
合の昇降部の振動減衰時刻暦と位置決めアクチュエータ
の動作履歴を示すグラフ。
【図5】 光学式位置検出装置58の概略構成を示す模
式図。
【図6】 上記光学式位置検出装置58の演算部11及
びその関連部分の概略構成を示すブロック図。
【図7】 上記光学式位置検出装置58のタイミング信
号発生部16から発せられるスタート信号SSと保持信
号SHa,SHb,及び発光制御部7から発せられる点
灯信号Ea,Ebの動作タイミングチャート。
【図8】 従来技術に係る搬送装置A0の概略構成を示
す模式図。
【図9】 上記搬送装置A0の昇降部位置制御装置60
の概略構成を示すブロック図。
【図10】 昇降部の吊り長さを変化させた場合の根軌
跡。
【図11】 上記搬送装置A0による制振制御を行った
場合の昇降部の振動減衰時刻暦と位置決めアクチュエー
タの動作履歴を示すグラフ(吊り長さが長い場合(a)
と短い場合(b))。
【符号の説明】
1…調整部(比例要素調整手段,及びフィルタ周波数調
整手段の一例) 2…参照テーブル(比例要素テーブル,及びフィルタ周
波数テーブルの一例) 53…移動台車(基台の一例) 54…位置決めアクチュエータ(位置決め手段の一例) 56…懸垂材 57…昇降部 58…光学式位置検出装置(吊り長さ検出手段の一例) 62…振れ止め補償部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台から懸垂材により昇降部を昇降可能
    に吊り下げた懸垂式昇降装置であって,上記昇降部の振
    れ速度に応じた制振信号を出力する振れ止め補償手段
    と,上記振れ止め補償手段からの制振信号に基づいて上
    記懸垂材を水平方向に位置決めする位置決め手段とを具
    備する懸垂式昇降装置において,上記昇降部の吊り長さ
    を検出する吊り長さ検出手段と,上記吊り長さ検出手段
    で得られた上記昇降部の吊り長さに基づいて,上記振れ
    止め補償手段を構成する比例要素の大きさを調整する比
    例要素調整手段とを具備してなることを特徴とする懸垂
    式昇降装置。
  2. 【請求項2】 上記昇降部の吊り長さに応じた上記比例
    要素の最適値を予め記憶した比例要素テーブルを具備
    し,上記比例要素調整手段が,上記比例要素テーブルに
    基づいて上記比例要素の調整を行う請求項1記載の懸垂
    式昇降装置。
  3. 【請求項3】 上記吊り長さ検出手段で得られた上記昇
    降部の吊り長さに基づいて,上記振れ止め補償手段を構
    成するノイズ除去フィルタの周波数を調整するフィルタ
    周波数調整手段を具備する請求項1又は2記載の懸垂式
    昇降装置。
  4. 【請求項4】 上記昇降部の吊り長さに応じた上記ノイ
    ズ除去フィルタの周波数の最適値を予め記憶したフィル
    タ周波数テーブルを具備し,上記フィルタ周波数調整手
    段が,上記フィルタ周波数テーブルに基づいて上記フィ
    ルタ周波数の調整を行う請求項3記載の懸垂式昇降装
    置。
  5. 【請求項5】 上記振れ速度検出手段で得られる上記昇
    降部の振れ速度に含まれるノイズレベルを検出するノイ
    ズレベル検出手段を具備し,上記フィルタ周波数調整手
    段が,上記ノイズレベル検出手段で得られたノイズレベ
    ルに基づいて上記フィルタ周波数の調整を行う請求項3
    記載の懸垂式昇降装置。
  6. 【請求項6】 上記吊り長さ検出手段が,上記昇降部の
    昇降制御を行う昇降制御手段の制御量に基づいて上記昇
    降部の吊り長さを検出する請求項1〜5のいずれかに記
    載の懸垂式昇降装置。
  7. 【請求項7】 上記吊り長さ検出手段が,光学式センサ
    により構成される請求項1〜5のいずれかに記載の懸垂
    式昇降装置。
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