JPH09328290A - 天井クレーンの自動運転制御方法 - Google Patents

天井クレーンの自動運転制御方法

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JPH09328290A
JPH09328290A JP15126696A JP15126696A JPH09328290A JP H09328290 A JPH09328290 A JP H09328290A JP 15126696 A JP15126696 A JP 15126696A JP 15126696 A JP15126696 A JP 15126696A JP H09328290 A JPH09328290 A JP H09328290A
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JP
Japan
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trolley
control
speed
equation
target
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JP15126696A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Wakizaka
達也 脇坂
Yuichi Ikeda
雄一 池田
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Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ演算処理の負担が大きいファジィ制御
によらず、きわめて簡単な演算処理で実行できる最適レ
ギュレータの仕組みを適用し、吊荷の振れを抑えつつ、
吊荷を目標位置に正確かつ迅速に運ぶ。 【解決手段】 走行開始からの加速プロセスでは、トロ
リー4の目標速度TVcと実速度TVとの偏差をゼロに
するためのフィードバック制御と吊荷3の振れを止める
ためのフィードバック制御とを併用してトロリー4の走
行速度を制御し、トロリー4が目標停止位置Xcに対し
て一定距離まで近づいたならば、その目標停止位置Xc
と実位置Xとの偏差をゼロにするためのフィードバック
制御と吊荷3の振れを止めるためのフィードバック制御
とを併用してトロリー4の速度および位置を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種工場などで
の荷役作業に使用する天井クレーンの自動運転制御方法
に関し、とくに、吊荷の振れを抑えつつ、吊荷を目標位
置に正確かつ迅速に運ぶための運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】天井クレーンの操作では、吊荷を目標位
置に正確にかつ振れのないように運ぶことが求められ
る。この相反する制御目標に対して、できるだけ速く、
実用上許される精度で制御を行うには、高度な技術を必
要とし、経験豊かな熟練オペレータの手動操作に頼って
いるのが現状である。しかし、熟練オペレータの不足な
どの理由により、天井クレーンの運転を自動化すること
が強く要請されている。
【0003】そのため、天井クレーンの自動運転につい
て多くの技術者が研究にとりくんでおり、さまざまな研
究成果が報告されている。今までに報告された自動運転
の制御方法では、荷物を吊り下げるロープ長が一定であ
るという条件のもとで、最適制御理論や位相平面に着目
して、目標速度パターンを生成し、そのパターンに追従
させる方式が一般的である。これらの方法は、初期位置
と目標位置での吊荷の振れ角がゼロであるという条件を
前提にしたオープン系であり、摩擦や機械的な外乱に対
して対応できないという基本的な問題点がある。
【0004】これらの問題に対応するため、正確な数学
モデルを用いて得られる最適軌道や加減速時間の対称性
を利用した速度パターンに対してのフィードバック制御
により、追従させる研究も行われている。一方、ファジ
ィ理論を適用した研究も発表されている。力学系のモデ
ルに基づく制御結果をファジィ集合により評価する予見
ファジィ制御方式が提案されている。また、ファジィ適
応則をもつモデルを用いた評価関数最小化アルゴリズム
による制御方式も提案されている。
【0005】しかし、いずれの研究も、シミュレーショ
ンまたは実験レベルの報告であり、実用化されたもので
はない。しかも、吊荷の振れ止めまたは位置決めのいず
れかを主体とした制御方法に止まっており、それらを高
いレベルで協調させるような制御にはなっていない。
【0006】適切な自動運転を行うには、まず天井クレ
ーンの運動特性を解析する必要がある。この発明の対象
である天井クレーンは工場などの天井に設置され、工場
内での材料や製品の運搬(横行、走行)に用いられるも
のである。その概略モデルを図1に示す。天井に設置さ
れた軌道1上を、ロープ2に荷3を吊り下げたトロリー
4がA点からB点まで移動する。
【0007】ここで、X:トロリー位置から目標位置ま
での距離(m) V:トロリーの速度(m/sec) θ:吊荷の振れ角(rad) l:ロープの長さ(m) m:吊荷の重さ(kg) とし、またg:重力加速度(m/sec2 )とする。
【0008】図1の簡略化したクレーンモデルの力学系
の運動方程式をLagrangeの式から導くと次のよ
うになる。
【0009】
【数1】
【数2】
【数3】 とすると次式が求まる。
【0010】
【数4】 この式を積分すると(4)式が得られる。
【0011】
【数5】 ここで、
【数6】
【数7】 (4)式を位相平面で表すと図2のようになる。点(−
α/g,0)を中心とする円運動として表すことができ
る。振れのない状態から加速(減速)した場合、原点か
ら右回りで回転する。そして、吊荷の周期の整数倍の
間、一定加速(減速)を加えることにより、初期状態に
戻ることを示している。これにより、振れのない加減速
が理論上可能である。
【0012】図3に振れ止めの原理を示す。現在の振れ
位置を
【数8】 とし、トロリーに加わる加速度をθ軸上のA点とする。
加速度(−β/g)により振れが止まる条件は、(4)
式より、A点を中心とする円がP点と原点(0,0)を
通ることである。すなわち、
【数9】 従って、(8)式が求まる。この式を満たす加速度を与
えることにより、振れを止めることができる。
【0013】
【数10】 ただし、符合はV・X<0を満たすようにとる。
【0014】P点が、図3の第4象限にある場合も同様
に求められる。しかし、第1象限、第3象限にある場合
は、原点を通る円は存在しないため、振れ止めが出来な
いことが分かる。つまり、吊荷に振れが存在する場合、
【数11】 の範囲では振れを止めることができるが、
【数12】 では振れを小さくすることしかできない。振れを止める
ためには、P点が第1象限にある場合、第1象限で加
速、第4象限に入ってから減速を必要とする。そして、
最終目標である位置決めを同時に行うためには、更に減
速を必要とすることが分かる。
【0015】一方、位置決めのときの加速度をγ(m/
sec 2 )、時間をt(sec )とすると、次の式が成り立
つ。
【0016】
【数13】
【数14】 従って、(11)式が求まる。
【0017】
【数15】 (11)式より、位置決め時のトロリーの速度はトロリ
ーの位置から目標位置までの距離の平方根に比例するこ
とが分かる。
【0018】また、(8)式のβを(9)式のγとする
と、図3より振れが収まるまでの時間tが決まるので、
移動距離は一意に決まる。従って、任意の位置、振れ状
態から位置決め、振れ止めを同時に満たすことのできる
一定加速(減速)度は一般的に存在しないことが分か
る。すなわち、解析的な操作は不可能なため、両制御目
標をほどほどに協調させた制御が必要になる。熟練オペ
レータは、まさに、その操作を荷の状態を見ながら行っ
ている。
【0019】図4に従来のクレーンの基本走行パターン
を示す。大きく分けて加速、定速、減速領域から構成さ
れている。図2より分かるように、加速、減速領域では
ワイヤーロープの振れ周期の整数倍時間の加速、減速に
より残留振れのない操作が可能である。従って、その操
作により、初期振れや移動途中の外乱がない場合には、
目標位置に到達した際に吊荷の振れは無くなっているは
ずである。すなわち、予測制御により、位置決め、振れ
止めの両制御を実現することができる。
【0020】この考え方をベースに加速、減速領域の途
中に定速領域を付加し、その後の加速や減速のタイミン
グをファジイ推論で決定し、位置決め、振れ止め制御を
行う方法も提案されている。しかし、クレーンの運転状
態(位置、速度、振れ角度など)が精度良く計測できて
も、現実には機器のガタ、遅れ、摩擦等の外乱があり、
理想的な精密モデルを作り、予測制御することは非常に
困難である。
【0021】これに対して、オペレータは吊荷を巻き上
げた後、クレーンの位置、走行(横行)速度、振れ状態
などの情報から操作判断を行い、できるだけ早く、目標
位置に精度良くかつ振れを抑えた運転を実現している。
そこで、熟練オペレータが行っている運転方法を利用す
る。すなわち、クレーンの運転状態により、速度設定根
を制御する方式である。ファジイ制御時の速度パターン
を図5に示す。加速、定速走行時振れ止め、減速、位置
決め・振れ止めの各領域(運転状態)から構成されてい
る。
【0022】そして、初期振れや加速領域で発生した振
れは定速走行時に抑え、それ以降に加わった外乱による
振れは振れ止め・位置決め領域で抑える制御を行なう。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにファジィ
制御を採り入れた従来の自動運転制御方法によれば、ク
レーンの走行開始から停止に至るまで比較的良好な制御
が可能である。しかし、きわめて高度で複雑なファジィ
制御の演算処理を行うことから、データ演算処理の負担
が大きく、そのため制御のサンプリング周期を充分に短
くすることができないという問題が残されている。具体
的な従来例では制御サンプリング周期の最小値が0.1
秒ほどであり、これではきめの細かい制御は実現でき
ず、クレーンの走行速度を大きくすると制御精度が低下
してしまう。
【0024】この発明は前述した従来の問題点に鑑みな
されたもので、その目的は、データ演算処理の負担が大
きいファジィ制御によらず、きわめて簡単な演算処理で
実行できる最適レギュレータの仕組みを適用し、吊荷の
振れを抑えつつ、吊荷を目標位置に正確かつ迅速に運ぶ
ことができるようにした天井クレーンの自動運転制御方
法を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】この発明による天井クレ
ーンの自動運転制御方法では、走行開始からの加速プロ
セスでは、目標速度と実速度との偏差をゼロにするため
のフィードバック制御と吊荷の振れを止めるためのフィ
ードバック制御とを併用してトロリーの走行速度を制御
し、トロリーが目標位置に対して一定距離まで近づいた
ならば、その目標位置と実位置との偏差をゼロにするた
めのフィードバック制御と吊荷の振れを止めるためのフ
ィードバック制御とを併用してトロリーの速度および位
置を制御するようにした。
【0026】
【発明の実施の形態】
<制御システムの基本的な構成>この発明の制御方法を
実施するためのシステム構成の一実施例を図6に、また
その力学的モデルを図7に示している。天井に設置され
た軌道1上を、ロープ2に荷3を吊り下げたトロリー4
が移動する。
【0027】ここで、M:トロリーの重量(kg) X:トロリー位置(m) TV:トロリーの速度(m/sec)…Xの微分値 l:ロープの長さ(m) θ:吊荷の振れ角(rad) m:吊荷の重さ(kg) x:吊荷の振れ位置(m) sv:吊荷の振れ速度(m/sec)…xの微分値 Ff:トロリー摩擦 Cf:ロープ摩擦 u:トロリーを走行駆動するアクチュエータへの制御信
号 g:重力加速度(m/sec2 )である。
【0028】トロリー位置Xは、例えば光波距離計5に
より求める。トロリー速度TVは、例えばトロリー4の
車輪の回転速度を検出するロータリーエンコーダ6によ
り求める。吊荷3の振れ角θは、例えばロープ2の傾斜
計7により求める。ロープ2の長さlは、例えばロープ
巻上機の巻上げ量を検出するロータリーエンコーダ8に
より求める。吊荷3の重さmは、図示していない重量計
により求める。吊荷3の振れ位置xは、演算子9により
吊荷3の振れ角θとロープ2の長さlとを乗じることで
求める。吊荷3の振れ速度svは、演算子9により吊荷
3の振れ角θの微分値とロープ2の長さlとを乗じるこ
とで求める。
【0029】トロリー4の位置Xと速度TV、それに吊
荷3の振れ位置xと速度svがコントローラ10に入力
される。コントローラ10は、これら入力変数X、T
V、x、svと適宜に設定されたフィードバックゲイン
とに従ってつぎに説明するように演算処理を行い、その
演算結果としてトロリー4を走行駆動するアクチュエー
タ11の制御信号uを発生する。アクチュエータ11
は、制御信号uに比例した駆動力を発生してトロリー4
を軌道1に沿って走行させる。
【0030】<運動方程式の導出から最適レギュレータ
の設計まで>本発明に係る最適レギュレータは、図7の
力学モデルから以下のように設計される。
【0031】まず、運動エネルギ関数T、損失エネルギ
関数D、位置エネルギ関数Vが次の(12)〜(14)
式ように求められる。
【0032】
【数16】
【数17】
【数18】 これら関数からLagrangeの運動方程式を立てる
と、(15)式となる。
【0033】
【数19】 (12)〜(14)式を上記(15)式に代入すると、
【数20】 となる。ここで、
【数21】 であるから、θ=−x/lを代入して整理すると、
【数22】 の(17)式が得られる。この運動方程式を状態方程式
化すると、
【数23】 となる。ただし、
【数24】 である。
【0034】評価関数J、すなわち
【数25】 を最小にする
【数26】 はリカッチ型代数方程式を解いて、
【数27】 となる。
【0035】<自動運転の制御アルゴリズム>この発明
の運転パターンを示した図12のタイムチャート図を参
照しつつ説明すると、スタート位置Sに停止しているト
ロリー4を目標停止位置Xcまで移動させて停止させる
とする。この発明では、トロリー4の定速走行時の目標
速度TVcを設定するとともに目標停止位置Xcを設定
し、さらに目標停止位置Xcより距離ΔXだけ手前の位
置を減速開始点Xa=Xc−ΔXとして設定する。この
発明の制御方法では、トロリー4の走行を開始してから
減速開始点Xaに達するまでが第1の最適レギュレータ
モードで動作し、トロリー4を目標停止位置Xcに停止
させるまでが第2の最適レギュレータモードで動作す
る。
【0036】(1)第1の最適レギュレータモード 走行開始からの加速プロセスでは、目標速度TVcと実
速度TVとの偏差をゼロにするためのフィードバック制
御と、吊荷3の振れを止める(振れ位置xと振れ速度s
vをゼロに近づける)ためのフィードバック制御とを併
用してトロリー4の走行速度を制御する。この第1モー
ドの制御ブロック線図を図8に示している。トロリー速
度TVが目標速度TVcにほぼ達するまでの時間は、図
8において、速度偏差(TVc−TV)に乗じるフィー
ドバックゲインf(TV)を変化させることにより調整
できる。また第1モードでは、吊荷3の振れを止めつつ
トロリー速度TVを目標速度TVcまで加速して定速走
行することが制御目標であり、トロリー位置Xはほとん
ど問題にならない。したがって図8に示すように、トロ
リー位置Xにかけるフィードバックゲインf(X)はほ
ぼゼロでよい。こうすることによって制御信号u(実質
的にはアクチュエータ11の消費エネルギー)を抑える
ことができる。
【0037】(2)第2の最適レギュレータモード トロリー4がほぼ目標速度TVcで定速走行し、その位
置Xが減速開始点Xaに達したならば、第2の最適レギ
ュレータモードに切り替えて、目標停止位置Xcと実位
置Xとの偏差をゼロにするためのフィードバック制御
と、吊荷3の振れを止める(振れ位置xと振れ速度sv
をゼロに近づける)ためのフィードバック制御とを併用
してトロリー4の速度および位置を制御する。この第2
モードの制御ブロック線図を図9に示している。トロリ
ー4が目標停止位置Xcに達するまでの時間は、位置偏
差(Xc−X)にかけるフィードバックゲインf(X)
を変化させることにより調整できる。トロリー4を位置
決めしてから最終的に吊荷3の残留振れ運動を抑え込む
までの時間は、振れ止め制御系のフィードバックゲイン
f(x)およびf(sv)を変化させることにより調整
できる。
【0038】<フィードバックゲインについて>前述し
たように、図8に示した第1の最適レギュレータモード
と、図9に示した第2の最適レギュレータモードのそれ
ぞれにおいて、制御系に含まれる各フィードバックゲイ
ンf(X)、f(TV)、f(x)、f(sv)を変化
させることによりシステムの制御特性を調整できる。こ
れらフィードバックゲインf(X)、f(TV)、f
(x)、f(sv)は、例えば図10(第1モード用)
および図11(第2モード用)に示すように、実際に取
り扱う吊荷3の重さmとロープ2の長さlに応じて適切
に可変設定するように、重さmと長さlを入力変数とし
た制御変数マップとしてコントローラ10のメモリに格
納しておくのが望ましい。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明で
は、データ演算処理の負担が大きいファジィ制御の仕組
みは採用せずに、きわめて簡単な演算処理で実行できる
最適レギュレータの仕組みを適用している。つまりこの
発明では、走行開始から適宜に設定された目標速度に達
するまでの加速プロセスでは、目標速度と実速度との偏
差をゼロにするためのフィードバック制御と吊荷の振れ
を止めるためのフィードバック制御とを併用してトロリ
ーの走行速度を制御し、トロリーが目標位置に対して一
定距離まで近づいたならば、その目標位置と実位置との
偏差をゼロにするためのフィードバック制御と吊荷の振
れを止めるためのフィードバック制御とを併用してトロ
リーの速度および位置を制御するのである。
【0040】したがって、この発明の制御方法を比較的
簡単なデータ演算処理系により容易に実施できるし、か
つ演算処理の負担が軽いことから処理速度を高速化する
ことが容易である。そのためトロリー走行速度がきわめ
て高い領域でも、この発明の制御動作は遅れなく追従
し、吊荷の振れを抑えつつ、吊荷を目標位置に正確かつ
迅速に運ぶという自動運転を高いレベルで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】天井クレーンの力学的モデルの概念図である。
【図2】同上力学的モデルにおける加減速時の吊荷の振
れ状態の位相平面図である。
【図3】同上位相平面図において振れ止めに必要な加減
速度を付記した図である。
【図4】天井クレーンの基本的な動作の速度パターンを
示す図である。
【図5】従来技術による振れ止め制御を加味した速度パ
ターンを示す図である。
【図6】この発明の制御方法を適用した制御システムの
構成例を示すブロック図である。
【図7】この発明の制御方法を説明するための天井クレ
ーンの力学的モデルの概念図である。
【図8】この発明における第1の最適レギュレータモー
ドの制御ブロック線図である。
【図9】この発明における第2の最適レギュレータモー
ドの制御ブロック線図である。
【図10】この発明の第1の最適レギュレータモードに
おける各フィードバックゲインの設定例を示す制御マッ
プである。
【図11】この発明の第2の最適レギュレータモードに
おける各フィードバックゲインの設定例を示す制御マッ
プである。
【図12】この発明の運転パターンを示すタイムチャー
ト図である。
【符号の説明】
1 軌道 2 ロープ 3 吊荷 4 トロリー 5 光波距離計 6 ロータリーエンコーダ 7 傾斜計 8 ロータリーエンコーダ 9 演算子 10 コントローラ 11 アクチュエータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行開始からの加速プロセスでは、目標
    速度と実速度との偏差をゼロにするためのフィードバッ
    ク制御と吊荷の振れを止めるためのフィードバック制御
    とを併用してトロリーの走行速度を制御し、トロリーが
    目標位置に対して一定距離まで近づいたならば、その目
    標位置と実位置との偏差をゼロにするためのフィードバ
    ック制御と吊荷の振れを止めるためのフィードバック制
    御とを併用してトロリーの速度および位置を制御するこ
    とを特徴とする天井クレーンの自動運転制御方法。
JP15126696A 1996-06-12 1996-06-12 天井クレーンの自動運転制御方法 Pending JPH09328290A (ja)

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JP15126696A JPH09328290A (ja) 1996-06-12 1996-06-12 天井クレーンの自動運転制御方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11322262A (ja) * 1998-05-12 1999-11-24 Shinko Electric Co Ltd 懸垂式昇降装置
CN110589684A (zh) * 2019-09-30 2019-12-20 山东深川变频科技股份有限公司 起重机防摇摆驱动控制方法
JP2020007089A (ja) * 2018-07-06 2020-01-16 東芝三菱電機産業システム株式会社 貨物の衝突防止装置

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