JP2020007089A - 貨物の衝突防止装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貨物の衝突をより確実に抑制できる衝突防止装置を提供する。【解決手段】水平方向に移動可能な可動部と、巻上ロープを介して可動部に吊り下げられ貨物を支持可能に構成された支持機構と、可動部の移動と巻上ロープによる支持機構の巻上げ及び巻下げを制御する主幹装置と、を有するクレーンに用いられる衝突防止装置において、支持機構の移動方向に存在する障害物を検出し、移動方向における支持機構から障害物までの距離を検出するセンサと、障害物までの距離の情報をセンサから受信するとともに、巻上ロープの長さの情報と、可動部の移動の速度の情報と、可動部の位置の情報と、を主幹装置から受信し、各情報を基に、可動部の減速を開始する減速開始位置を算出し、可動部が減速開始位置に到達したことに応答して、減速指令を主幹装置に出力する制御部と、を備えた衝突防止装置が提供される。【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、コンテナなどの貨物の衝突防止装置に関する。より詳しくは、例えば、コンテナヤード内で海上輸送用のコンテナをコンテナスタック内で移動する際などの安全対策を図るための衝突防止装置に関する。
例えば、港湾内で積んだコンテナの積み替えにRTG(Rubber Tired Gantry cranes)やRMG(Rail Mounted Gantry cranes)などの門型のクレーンが使用されている。門型のクレーンは、港湾内のコンテナの積み上げ、コンテナ位置の変更、トラックへの積み下ろしなどを行っている。
RMGは、レールマウント式のため、RTGに比べて大きなクレーンとなり、横行距離も長くなる場合が多い。横行距離が長いと、コンテナを吊ってから横行する距離も長くなり、横行速度も速くなる傾向にある。
クレーンオペレータは、コンテナの衝突を避けるために細心の注意を払って操作しているが、横行速度が速いと、稀に吊っているコンテナをコンテナ山にぶつけ、コンテナ山を崩してしまうこともある。
そこで、衝突防止装置を既存のクレーンに取り付けたいという要求がある。衝突防止装置は、例えば、レーザセンサやカメラなどのセンサと、そのセンサデータの情報処理を行う制御部と、を備える。こうした衝突防止装置を既存のクレーンに後付けで取り付けることも行われている。
後付けで衝突防止装置を取り付ける場合、改造箇所を最小限とするために、モータドライブを制御する主幹装置とのインタフェースは、必要最小限の信号のみとされることがある。この場合、衝突防止装置から主幹装置への信号は、例えば、巻下げの減速信号と停止信号、横行の減速信号と停止信号などが主な信号であり、高度なリミットスイッチ信号としての機能を持つ。
衝突防止装置は、例えば、コンテナを吊っているトロリの速度、及び横行方向のコンテナ山までの距離から減速距離を算出し、トロリを減速させる。このように、衝突防止装置は、コンテナ山などの障害物に衝突する前に、障害物との距離に応じてトロリを減速させ、障害物の前でトロリを停止させる。これにより、コンテナの衝突を抑制することができる。
しかしながら、例えば、コンテナを吊っているロープの長さが比較的長い場合などには、トロリを停止させた際に、吊っているコンテナが慣性によって振れ、コンテナ山のコンテナに勢いよく衝突してしまうことがある。
このため、衝突防止装置では、クレーンに吊られた貨物の停止時の振れにともなう衝突も適切に抑制できるようにし、貨物の衝突をより確実に抑制できるようにすることが望まれる。
特開2005−104665号公報
本発明の実施形態は、貨物の衝突をより確実に抑制できる衝突防止装置を提供する。
本発明の実施形態によれば、水平方向に移動可能な可動部と、巻上ロープを介して前記可動部に吊り下げられ貨物を支持可能に構成された支持機構と、前記可動部の移動と前記巻上ロープによる前記支持機構の巻上げ及び巻下げを制御する主幹装置と、を有するクレーンに用いられる衝突防止装置において、前記可動部にともなって移動する前記支持機構の移動方向に存在する障害物を検出し、前記移動方向における前記支持機構から前記障害物までの距離を検出するセンサと、前記障害物までの距離の情報を前記センサから受信するとともに、前記巻上ロープの長さの情報と、前記可動部の移動の速度の情報と、前記可動部の位置の情報と、を前記主幹装置から受信し、前記障害物までの距離の情報、前記巻上ロープの長さの情報、前記可動部の移動の速度の情報、及び前記可動部の位置の情報を基に、前記可動部の減速を開始する減速開始位置を算出し、前記可動部が前記減速開始位置に到達したことに応答して、減速指令を前記主幹装置に出力する制御部と、を備えた衝突防止装置が提供される。
貨物の衝突をより確実に抑制できる衝突防止装置が提供される。
第1の実施形態に係るクレーンを模式的に表す側面図である。 第1の実施形態に係るクレーンを模式的に表すブロック図である。 第1の実施形態に係るクレーンの動作の一例を模式的に表す説明図である。 第2の実施形態に係るクレーンの動作の一例を模式的に表す説明図である。 第3の実施形態に係るクレーンを模式的に表す説明図である。
以下に、各実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、図面は模式的または概念的なものであり、各部分の厚みと幅との関係、部分間の大きさの比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。また、同じ部分を表す場合であっても、図面により互いの寸法や比率が異なって表される場合もある。
なお、本願明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るクレーンを模式的に表す側面図である。
図1に表したように、クレーン10は、例えば、一対の脚部12と、横行レール14と、横行トロリ16(可動部)と、スプレッダ18(支持機構)と、運転室20と、を備える。
クレーン10は、例えば、港湾内のコンテナヤードに設けられ、海上輸送用のコンテナ2(貨物)の移動を行う。クレーン10は、例えば、港湾内のコンテナ2の積み上げ、コンテナ2の位置の変更、及びコンテナ2のトラックへの積み下ろしなどを行う。クレーン10は、例えば、門型のガントリークレーンである。
一対の脚部12は、一対の走行レール4の上に載せられている。一対の走行レール4は、例えば、コンテナヤードの地面6の上に敷設されている。一対の走行レール4は、例えば、図1において紙面と直交する方向に延びる。一対の脚部12は、図示を省略した車輪、走行モータ、及びブレーキなどを有し、一対の走行レール4の上に載り、一対の走行レール4の上を走行する。
これにより、クレーン10は、走行モータの駆動により、図1において紙面と直交する方向に走行する。すなわち、この例において、クレーン10は、いわゆるRMGである。クレーン10は、例えば、一対の脚部12に設けられたタイヤを介して地面6の上を走行するRTGなどでもよい。
横行レール14は、一対の脚部12の上に架け渡されるように設けられている。一対の走行レール4及び一対の脚部12は、走行方向と略直交する方向に並び、横行レール14は、走行方向と略直交する方向に延びる。クレーン10は、例えば、走行方向に並ぶ一対の横行レール14を有する。以下では、横行レール14の延びる方向を、「横行方向」と称す。
横行トロリ16は、横行レール14に設けられている。横行トロリ16は、例えば、一対の横行レール14の間に設けられる。横行トロリ16は、例えば、車輪16aを介して横行レール14の上に設けられることにより、横行レール14に沿って走行する。換言すれば、横行トロリ16は、横行レール14に沿って横行する。横行トロリ16は、横行レール14に沿って水平方向に移動可能である。但し、横行トロリ16の構成は、上記に限ることなく、横行レール14に沿って横行可能な任意の構成でよい。
スプレッダ18は、ヘッドブロック22、巻き滑車24、及びワイヤロープ等の巻上ロープ26などを介して横行トロリ16に吊り下げられている。スプレッダ18は、コンテナ2を掴んで支持可能に構成されている。スプレッダ18は、巻上ロープ26が巻き掛けられた巻上電動機50(図2参照)によって上下方向に移動(巻上げ、巻下げ)する。コンテナ2などの貨物を支持可能に構成された支持機構は、スプレッダ18に限ることなく、トング、バケツ、あるいはフックなどでもよい。
運転室20は、横行レール14に設けられている。運転室20は、例えば、横行トロリ16と略一体に設けられ、横行トロリ16とともに横行する。運転室20は、横行トロリ16と別に設けてもよい。運転室20は、例えば、横行トロリ16とは独立して横行可能に横行レール14に設けてもよい。
クレーン10は、スプレッダ18を上下方向に移動させる巻上動作、横行トロリ16と運転室20とを横行レール14に沿って移動させる横行動作、及び一対の脚部12の車輪を駆動して走行レール4の上で走行方向に移動する走行動作を行う。これにより、港湾内のコンテナ2の積み上げや位置の変更などを行うことができる。
図2は、第1の実施形態に係るクレーンを模式的に表すブロック図である。
図2に表したように、クレーン10は、主幹装置40と、巻上コントローラ42と、横行コントローラ44と、巻上ドライブ46と、横行ドライブ48と、巻上電動機50と、横行電動機52と、衝突防止装置60と、をさらに備える。
主幹装置40は、クレーン10の各部の動作を制御する。巻上コントローラ42及び横行コントローラ44は、主幹装置40と接続されている。巻上コントローラ42及び横行コントローラ44は、運転室20内に設けられている。
巻上コントローラ42は、スプレッダ18の巻上げ及び巻下げの速度指令を主幹装置40に入力する。横行コントローラ44は、横行トロリ16の横行の速度指令を主幹装置40に入力する。巻上コントローラ42及び横行コントローラ44は、例えば、レバーなどの操作部を有する。巻上コントローラ42及び横行コントローラ44は、オペレータの操作を受け付け、オペレータの操作に応じた速度指令を主幹装置40に入力する。
巻上ドライブ46及び横行ドライブ48は、主幹装置40と接続されている。主幹装置40は、巻上コントローラ42から入力された速度指令に応じて巻上ドライブ46に速度基準を与える。巻上ドライブ46は、入力された速度基準に巻上電動機50の回転速度が追従するように電流を巻上電動機50に入力する。巻上電動機50は、巻上ドライブ46からの電流の入力に応じて巻上ロープ26の巻上げ又は巻下げを行う。これにより、巻上コントローラ42で設定された速度で、スプレッダ18の巻上げ又は巻下げが行われる。
同様に、主幹装置40は、横行コントローラ44から入力された速度指令に応じて横行ドライブ48に速度基準を与える。横行ドライブ48は、入力された速度基準に横行電動機52の回転速度が追従するように電流を横行電動機52に入力する。横行電動機52は、横行ドライブ48からの電流の入力に応じて横行トロリ16及び運転室20の横行を行う。これにより、横行コントローラ44で設定された速度で、横行トロリ16及び運転室20の横行が行われる。
オペレータは、運転室20の中でコンテナ2の位置を見ながら巻上コントローラ42及び横行コントローラ44を操作し、主幹装置40に速度指令を与えることにより、横行トロリ16と運転室20との横行、及びスプレッダ18の巻上げ及び巻下げを行う。このように、主幹装置40は、横行トロリ16の移動と、巻上ロープ26によるスプレッダ18の巻上げ及び巻下げを制御する。
オペレータは、巻上コントローラ42及び横行コントローラ44の操作によって、コンテナ2に対するスプレッダ18の巻上げ高さと横行位置の調整を行うとともに、吊るされたコンテナ2の巻上げ高さと横行位置の調整を行う。これにより、クレーン10において荷役作業を行うことができる。
衝突防止装置60は、センサ62と、制御部64と、を備える。センサ62は、横行トロリ16にともなって移動するスプレッダ18の移動方向に存在する障害物を検出し、移動方向におけるスプレッダ18から障害物までの距離DT(図1参照)を検出する。距離DTは、換言すれば、スプレッダ18に支持されたコンテナ2から障害物までの距離である。センサ62は、例えば、コンテナ山に積まれた別のコンテナ2を障害物として検出する。但し、障害物は、別のコンテナ2に限ることなく、例えば、建築物や停泊した船舶など、スプレッダ18やスプレッダ18に支持されたコンテナ2と衝突する可能性のある任意の障害物でよい。
センサ62は、制御部64と接続されている。センサ62は、検出した障害物までの距離DTの情報を制御部64に入力する。なお、センサ62と制御部64との間の通信は、有線でもよいし、無線でもよい。センサ62は、必ずしもケーブルなどを介して物理的に制御部64と接続されていなくてもよい。
センサ62には、例えば、画像処理によって障害物までの距離DTを検出する撮影装置や、レーザ光を用いて障害物までの距離DTを検出するレーザ距離計などが用いられる。但し、センサ62は、上記に限ることなく、障害物までの距離DTを検出可能な任意のセンサでよい。
制御部64は、センサ62と接続されるとともに、主幹装置40と接続される。主幹装置40は、巻上ドライブ46の動作にともなう横行トロリ16からスプレッダ18までの巻上ロープ26の長さの情報と、横行ドライブ48の動作にともなう横行トロリ16の横行速度の情報と、横行トロリ16の横行方向の位置の情報と、を制御部64に入力する。
このように、制御部64は、障害物までの距離DTの情報をセンサ62から受信するとともに、巻上ロープ26の長さの情報と、横行トロリ16の横行速度の情報と、横行トロリ16の横行方向の位置の情報と、を主幹装置40から受信する。なお、制御部64と主幹装置40との間の通信は、センサ62と同様に、有線でもよいし、無線でもよい。
制御部64は、入力された障害物までの距離DT、巻上ロープ26の長さ、横行トロリ16の横行速度、及び横行トロリ16の横行方向の位置を基に、スプレッダ18及びスプレッダ18に支持されたコンテナ2を障害物に衝突させることなく障害物の直前で停止させる停止位置と、横行トロリ16の減速を開始する減速開始位置と、を算出する。ここで、障害物の直前の停止位置とは、例えば、障害物の手前側10cm以上50cm以下の範囲の位置である。
制御部64は、横行トロリ16が減速開始位置に到達したことに応答して、減速指令を主幹装置40に出力する。主幹装置40は、減速指令を受信すると、横行トロリ16の横行速度の減速を開始する。主幹装置40は、減速指令を受信すると、例えば、横行コントローラ44から入力された速度指令に応じた横行速度から所定の最低速度まで横行速度を減速させる。また、主幹装置40は、例えば、実質的に一定の加速度で横行速度を最低速度まで減速させる。最低速度は、例えば、クリープ速度と呼ばれる場合もある。
制御部64は、横行トロリ16が停止位置に到達したことに応答して、停止指令を主幹装置40に出力する。主幹装置40は、停止指令を受信すると、最低速度で横行する横行トロリ16の横行を停止させる。これにより、衝突防止装置60によってスプレッダ18及びスプレッダ18に支持されたコンテナ2の障害物への衝突を抑制することができる。
なお、主幹装置40は、例えば、衝突防止装置60からの減速指令に基づく減速の最中などにおいて、横行コントローラ44から横行の停止の指令が入力された場合には、上記と同様に減速を行って横行トロリ16を停止させてもよいし、横行コントローラ44の操作に応じて急速に横行トロリ16を停止させてもよい。
図3は、第1の実施形態に係るクレーンの動作の一例を模式的に表す説明図である。
図3は、簡略化した横行レール14と、横行レール14の上を走行する横行トロリ16と、巻上ロープ26と、スプレッダ18に支持されたコンテナ2と、を図示している。また、図3の下部には、横行速度と横行位置との関係を表すグラフを図示している。
次に、動作について説明する。
スプレッダ18に支持されたコンテナ2の振れを考えない場合、停止位置EPで停止するように衝突防止装置60の制御部64から減速指令を主幹装置40に出力すると、横行速度は等加速度で減速する。等速部分は、前述のクリープ速度(最低速度)である。振れを考えない場合には、この等速部分が小さくなるように減速開始位置SPを計算する。これはクレーン10の巻上ロープ26の長さが短い場合や横行速度が低速の場合は吊っているコンテナ2の振れが小さいため問題ない。
しかし、巻上ロープ26が長い場合や横行加減速の時間が長い場合は振れが出るため減速指令を停止位置EPで停止するように減速指令を出力すると、停止時に振れが出てコンテナ2同士が衝突する可能性が生じる。
衝突防止装置60の制御部64は、主幹装置40へ横行の減速指令1点を出力する。このタイミングは、振れ幅を考慮して減速させる必要がある。そのためには振れを考慮しない減速位置より更に停止位置EPから離れた方へずらす。
図3において、横行コントローラ44の入力に基づく横行速度vからクリープ速度vminまでの減速に必要な距離x1(第1距離)は、下記の数式1で求めることができる。ここで、aは、横行速度を減速する場合の加速度(横行加速度)であり、減速の場合は負の値である。図3に表したように、制御部64は、例えば、横行速度vからクリープ速度vminまで連続的に減速させる。換言すれば、制御部64は、横行速度vからクリープ速度vminまで実質的に一定の加速度で減速させる。横行速度vは、換言すれば、主幹装置40の制御に基づく横行トロリ16の移動の速度である。なお、以下に示す各数式においては、減速開始位置SPから停止位置EPに向かう方向を正の方向とし、これと反対に向かう方向を負の方向とする。そして、停止位置EP側に向かって振れる角度を正の角度とし、減速開始位置SP側に向かって振れる角度を負の角度とする。

Figure 2020007089


そして、コンテナ2の振れを抑制するために必要な距離x2(第2距離)は、下記の数式2で求めることができる。

Figure 2020007089

従って、衝突防止装置60の制御部64は、下記の数式3で表すように、距離x1と距離x2とを足した距離xを算出し、停止位置EPから距離x離れた位置を減速開始位置SPとして算出する。

Figure 2020007089

但し、数式1〜数式3において、
Lは、巻上ロープ26の長さ(m)であり、
θは、コンテナ2の横行振れの最大角度(rad)であり、
βは、振れの減衰率であり、
vは、横行コントローラ44の入力に基づく横行速度(m/s)であり、
minは、クリープ速度(m/s)であり、
Tは、振れ周期(s)である。
βは、コンテナ2の横行振れの振動振幅が、1秒間に減少する度合いを示す。横行振れの最大角度θは、下記の数式4で求めることができる。但し、横行振れの最大角度θは、例えば、実際にクレーン10でコンテナ2の振れを発生させた際の実測によって設定してもよい。

Figure 2020007089

但し、数式4において、
aは、横行加速度(m/s)であり、
gは、重力加速度(m/s)である。
横行加速度aは、クレーン10において実質的に一定に設定されている。
また、横行速度が定速の場合、振れ周期Tは、下記の数式5によって求めることができる。

Figure 2020007089

この計算式の働きは、減速時の速度に関わらずクリープ速度になった時の最大振れ角を計算する。クリープ速度になった時にロープ長から求められる振れ幅の距離より停止までの距離を十分に取る。クリープ速度時は等速のため振れ周期Tでコンテナ2は振れるため、クリープ速度で停止位置EPまで進んでいる間に前方へコンテナ2が振られるまで距離を取らせるのが数式2の第2項のvminTの働きとなる。
通常は、1周期でコンテナ2の振れは大分収まり、2周期目は考慮しなくてもよい。計算式の振れの減衰率を実測から設定してもよい。減衰率の項は、減速時間にも影響するため、減速開始速度/最大横行速度の比で変えるような計算式でもよい。
以上、説明したように、停止位置EPから距離x離れた位置を減速開始位置SPとする。この減速距離xの計算式で減速を開始すれば、ロープ長が長く、振れが出たとしても、スプレッダ18及びスプレッダ18に支持されたコンテナ2が障害物に衝突してしまうことを抑制することができる。従って、コンテナ2などの貨物の衝突をより確実に抑制できる衝突防止装置60を提供することができる。
横行レール14の高さ(一対の脚部12の上下方向の長さ)は、例えば、20m以上である。横行レール14の横行方向の長さは、例えば、30m以上である。こうした比較的大型なクレーン10では、巻上ロープ26の長さが長くなるとともに、最大の横行速度が、例えば、2m/s(120m/分)以上と比較的速くなる。すなわち、比較的大型なクレーン10では、支持したコンテナ2の振れが大きくなる傾向にある。従って、衝突防止装置60は、こうした比較的大型なクレーン10に設けることが好適である。なお、衝突防止装置60は、新設のクレーン10に設けてもよいし、既設のクレーン10に後付けしてもよい。本実施形態により、複雑なフィードバック機構を使用することなく、単純な方法で、コンテナ2の振れによる障害物への衝突を抑制することができる衝突防止装置を提供できる。よって、既存の設備への後付けも、容易に可能である。
(第2の実施形態)
図4は、第2の実施形態に係るクレーンの動作の一例を模式的に表す説明図である。
なお、上記第1の実施形態と機能・構成上実質的に同じものについては、同符号を付し、詳細な説明は省略する。
図4に表したように、この例において、衝突防止装置60の制御部64は、主幹装置40へ減速指令と速度保持指令との2点を出力する。第2の実施形態についても、上記第1の実施形態と同様に、支持されたコンテナ2の振れをフィードバックで取るような試みではなく、横行の速度パターンで振れを取り、安全に停止位置EPで振れを抑制した状態にする方法である。
制御部64は、停止位置EPに対して、どの場所で減速するかを、下記の数式6によって計算する。

Figure 2020007089

数式6の第1項は、数式1の距離x1と同様に、横行コントローラ44の入力に基づく横行速度vからクリープ速度vminまでの減速に必要な距離である。すなわち、数式6の第1項は、図4において距離x11と距離x13との和を表す。換言すれば、距離x11及び距離x13は、数式6の第1項を1/2することによって、それぞれ算出することができる。
速度保持指令は、例えば、減速開始時の横行速度vとクリープ速度vminの中間で保持させる。数式6の第2項の1/2(v−vmin)は、速度保持指令が出ている時に進む距離x12を算出するための速度計算である。T/4は、速度保持指令の時間で、等速のため減速中に前方に振られていたコンテナ2が後方に戻り最下点になるまでの時間である。
T/4秒後に減速指令を再度有効にし、クリープ速度vminまで等加速度で減速させることにより、支持されたコンテナ2の振れを抑制することができる。
制御部64は、例えば、数式6で算出した距離にクリープ速度vminで等速移動させる距離x14をマージンとして足すことにより、減速に必要な距離x10を算出する。そして、制御部64は、停止位置EPから距離x10離れた位置を減速開始位置SPとする。
制御部64は、横行トロリ16が減速開始位置SPに到達したことに応答して、減速指令を主幹装置40に出力する。主幹装置40は、減速指令を受信すると、横行トロリ16の横行速度の減速を開始する。
制御部64は、横行トロリ16が減速開始位置SPから距離x11進んだことに応答して、速度保持指令を主幹装置40に出力する。主幹装置40は、速度保持指令を受信すると、横行トロリ16の横行速度を等速に制御する。主幹装置40は、例えば、1/2(v−vmin)の横行速度で横行トロリ16を等速移動させる。
制御部64は、横行トロリ16が距離x11の位置から距離x12進んだことに応答して、再び減速指令を主幹装置40に出力する。この例において、制御部64は、主幹装置40の制御に基づく横行トロリ16の移動の速度から横行トロリ16の最低速度まで減速させる途中で一時的に横行トロリ16を等速移動させ、前方に振れたコンテナ2が最下点に戻るタイミングで、最低速度までの減速を再開する。そして、制御部64は、横行トロリ16が停止位置EPに到達したことに応答して、停止指令を主幹装置40に出力する。
このように、減速指令と速度保持指令とによっても、支持されたコンテナ2の振れを抑制して停止させることができる。また、この例では、第1の実施形態の方法と比べて、クリープ速度vminで等速移動させる距離x14を極力短くすることができる。これにより、第1の実施形態の方法と比べて、より素早く横行トロリ16及び支持されたコンテナ2を停止位置EPまで移動させることができる。
なお、速度保持指令を出力する横行速度は、必ずしも1/2(v−vmin)に限ることなく、減速開始時の横行速度vとクリープ速度vminとの間の任意の横行速度でよい。速度保持指令を出力する横行速度は、例えば、1/4(v−vmin)以上3/4(v−vmin)以下であることが好ましく、1/2(v−vmin)が最も好適である。
(第3の実施形態)
図5は、第3の実施形態に係るクレーンを模式的に表す説明図である。
図5に表したように、港湾では雨水などを海側に流すために地面6に僅かに勾配が設けられている場合がある。なお、図5では、分かり易くするために、あえて極端に勾配を大きくして図示している。地面6の勾配は、例えば、数度程度である。
このように地面6が勾配を有する場合、横行トロリ16の位置に基づいて計算するスプレッダ18及びスプレッダ18に支持されたコンテナ2の位置と、実際のスプレッダ18及びコンテナ2の位置と、にズレが生じてしまう可能性がある。例えば、図5に表したように、横行トロリ16の移動する方向に向かって地面6が下降傾斜している場合には、スプレッダ18及びコンテナ2が障害物に近づいてしまい、障害物との衝突の危険性が高まってしまう。特に、クレーン10が比較的大型で巻上ロープ26の長さも長くなる場合は、勾配による角度のオフセットも考慮する必要がある。
そこで、この例では、衝突防止装置60の制御部64が、地面6の勾配の情報を有し、地面6の勾配の情報を基に、減速開始位置SPの計算を補正する。地面6の勾配の情報は、例えば、予めスプレッダ18及びコンテナ2の振れが無い状態で、振れ角度のオフセットを取ることで取得される。制御部64は、例えば、このオフセットの角度θを地面6の勾配の情報として記憶する。そして、制御部64は、下記の数式7及び数式8に表すように、地面6の勾配にともなうオフセット分を減算することにより、減速開始位置SPの計算を補正する。

Figure 2020007089

Figure 2020007089

このように、減速開始位置SPの計算を補正する。これにより、地面6に勾配がある場合において、減速開始位置SPをより適切に計算することができる。勾配によってスプレッダ18及びコンテナ2が障害物に近づき、スプレッダ18及びコンテナ2が障害物に衝突してしまうことを、より確実に抑制することができる。
上記各実施形態では、クレーン10の横行の場合を例に説明を行っている。減速開始位置SPの計算による衝突の抑制は、クレーン10の横行のみに限ることなく、例えば、クレーン10の走行の際に適用してもよい。この場合には、クレーン10において走行する部分を、水平方向に移動可能な可動部とすればよい。
また、上記各実施形態では、クレーン10として港湾などで用いられる門型のクレーンを表している。クレーン10は、門型のクレーンに限ることなく、工場内で用いられる天井クレーンなどでもよい。クレーン10は、貨物を吊り下げた状態で水平方向に移動可能な任意のクレーンでよい。クレーン10が支持する貨物は、海上輸送用のコンテナ2に限ることなく、クレーン10に吊り下げ可能な任意の貨物でよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2…コンテナ、 4…走行レール、 6…地面、 10…クレーン、 12…脚部、 14…横行レール、 16…横行トロリ、 18…スプレッダ、 20…運転室、 22…ヘッドブロック、 24…滑車、 26…巻上ロープ、 40…主幹装置、 42…巻上コントローラ、 44…横行コントローラ、 46…巻上ドライブ、 48…横行ドライブ、 50…巻上電動機、 52…横行電動機、 60…衝突防止装置、 62…センサ、 64…制御部

Claims (4)

  1. 水平方向に移動可能な可動部と、巻上ロープを介して前記可動部に吊り下げられ貨物を支持可能に構成された支持機構と、前記可動部の移動と前記巻上ロープによる前記支持機構の巻上げ及び巻下げを制御する主幹装置と、を有するクレーンに用いられる衝突防止装置において、
    前記可動部にともなって移動する前記支持機構の移動方向に存在する障害物を検出し、前記移動方向における前記支持機構から前記障害物までの距離を検出するセンサと、
    前記障害物までの距離の情報を前記センサから受信するとともに、前記巻上ロープの長さの情報と、前記可動部の移動の速度の情報と、前記可動部の位置の情報と、を前記主幹装置から受信し、前記障害物までの距離の情報、前記巻上ロープの長さの情報、前記可動部の移動の速度の情報、及び前記可動部の位置の情報を基に、前記可動部の減速を開始する減速開始位置を算出し、前記可動部が前記減速開始位置に到達したことに応答して、減速指令を前記主幹装置に出力する制御部と、
    を備えた衝突防止装置。
  2. 前記制御部は、前記主幹装置の制御に基づく前記可動部の移動の速度から前記可動部の最低速度までの減速に必要な第1距離を算出するとともに、前記支持機構に支持された前記貨物の振れを抑制するために必要な第2距離を算出し、前記第1距離と前記第2距離とを足した距離により、前記減速開始位置を算出する請求項1記載の衝突防止装置。
  3. 前記制御部は、前記主幹装置の制御に基づく前記可動部の移動の速度から前記可動部の最低速度まで減速させる途中で一時的に前記可動部を等速移動させ、前方に振れた前記貨物が最下点に戻るタイミングで、前記最低速度までの減速を再開する請求項1記載の衝突防止装置。
  4. 前記制御部は、地面の勾配の情報を有し、前記地面の勾配の情報を基に、前記減速開始位置の計算を補正する請求項1〜3のいずれか1つに記載の衝突防止装置。
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