JP5752968B2 - クレーンの制御方法及びその制御装置 - Google Patents

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本発明は、海上用輸送コンテナを荷役する岸壁クレーン及び門型クレーン等による荷役の際に、コンテナとスプレッダの衝突を防止するクレーンの制御方法及びその制御装置に関するものである。
港湾や内陸地等のコンテナターミナルでは、岸壁クレーンや門型クレーンによって船舶及びトレーラ間のコンテナの積み下ろしが行われている。
図5に岸壁クレーンの荷役時の概略を示す。岸壁クレーン1は岸壁2に走行可能に設置され、コンテナ船3からコンテナ4を荷下ろしする。この荷役作業は、ガーダ5上を移動する横行トロリ6が、コンテナ4上方に移動し、スプレッダ7を下ろしてコンテナ4を把持し、コンテナ4を吊り上げて、陸側のトレーラ8に運搬して行われる。また、スプレッダ7は機械室9のドラムから繰り出される主巻ワイヤロープ10で吊られている。この主巻ワイヤロープ10は、複数のカテナリトロリ11により支えられている。
このカテナリトロリ11は、横行トロリ6とガーダ海側端部5aの中間点、及び横行トロリ6とガーダ陸側端部5bの中間点に常に位置するように移動する。カテナリトロリ11の移動は、ガーダ5に沿って横行トロリ6の半分の速度で、主巻ワイヤロープ10を支えながら移動するように構成されている(例えば特許文献1及び2参照)。このカテナリトロリ11により、主巻ワイヤロープ10のたるみを抑制している。
なお、運転室12は地上から40〜60mの位置にある。また、横行トロリ6の移動速度は200〜300m/min、主巻ワイヤロープ10の巻上速度は空荷で120〜180m/min、フルロードで60〜90m/minであり、巻下ろし速度は空荷で120〜180m/minとなっている。
次に、荷役作業におけるオペレータのクレーン操作について説明する。図6に、横行トロリ6とスプレッダ7の概略図を示す。オペレータは、まず、横行トロリ6をコンテナ船3内のコンテナ4の上方に移動させる。オペレータは、運転室12から肉眼又はカメラ等で、コンテナ4の位置を確認しながら、スプレッダ7を降下させる(図6左参照)。スプレッダ7とコンテナ4をツイストロック14で連結した後、コンテナ4を巻上げる(図6右参照)。以上を繰り返し、オペレータは、コンテナ4の荷役作業を行う。
ここで、運転室12からコンテナ4までの距離は、50〜70m程度となる場合があり、オペレータによるコンテナ4の位置確認は困難となる。そのため、スプレッダ7が高速でコンテナ4に衝突し、着床する事故が多発する。このスプレッダ7とコンテナ4の接触の際、主巻ワイヤロープ10が余分に繰り出されてしまう。この余分に繰り出された主巻ワイヤロープ10は、図5の矢印Aに示す様に、自重で下がり、たるみとなる。
この主巻ワイヤロープ10のたるみは、コンテナ4を荷役する際、機械室9、横行トロリ6及びガーダ5等の損傷の原因となる。つまり、主巻ワイヤロープ10は、コンテナ4の荷重がかかる瞬間に、多大な張力を受け、図5の矢印Aに示す方向に跳ね上がり、機械室9等に衝突する。従来は、このたるみによる機械室9等の破壊を防止するため、図6に示す速度制限手段(例えばリミットスイッチ13)がオン(作動状態)になっている場合(主巻ワイヤロープ10にたるみが残っている場合)は、主巻ワイヤロープ10を巻き取る速度を、自動的に制限する構成を有している。即ち、まず、遅い速度で主巻ワイヤロー
プ10のたるみを巻き取る制御を行い、リミットスイッチ13がオフ(作動しない状態)になった場合(主巻ワイヤロープ10にコンテナ4の荷重が十分かかった場合)、この制限速度が解除されるように構成している。
なお、主巻ワイヤロープの跳ね上げは、機械室9等の破壊のみならず、主巻ワイヤロープがクレーンに設置したシーブ(滑車)から外れる事故も引き起こす。この主巻ワイヤロープがシーブから外れる事故は、修理に1日以上かかり、荷役効率の大幅な低下の原因ともなる。
しかしながら、上記のクレーンは、いくつかの問題点を有している。第1に、たるみによる機械室等の破壊を防止するための制御を行うと、荷役効率が低下するという問題を有している。つまり、制限速度が遅いほど、主巻ワイヤロープの跳ね上げの発生を抑制することができるが、たるみをとるために必要となる時間が多くなってしまう。
第2に、荷役効率を優先すると、たるみによる機械室等の破壊を防止することが困難となるという問題を有している。以上より、たるみによる機械室等の破壊防止と荷役効率(荷役速度)の上昇は、一方が良好となると他方が悪化するというトレードオフの関係にあり、両方を同時に良好とすることは非常に難しいという問題がある。なお、たるみをとる制御の際の制限速度はクレーンにより異なるが、巻上げ速度の全速運転に対して15〜25%程度の速度としていることが多い。
特開1999−060161号公報 実開昭63−136689号公報
本発明は、上記の問題を鑑みてなされたものであり、その目的は、クレーンによるコンテナの荷役の際に、主巻ワイヤロープにコンテナの荷重がかかる瞬間に発生するロープの跳ね上げを抑制し、機械室等への損傷を低減し、かつ、荷役速度が上昇するクレーンの制御方法及びその制御装置を提供することにある。なお、本発明は岸壁クレーンのみならず、門型クレーン等のロープの跳ね上がりが発生する他のクレーンにも適用することができる制御方法及びその制御装置を提供する。
上記の目的を達成するための本発明に係るクレーンの制御方法は、海上輸送用コンテナを荷役するクレーンの荷役作業の際に、コンテナ上部に主巻ワイヤロープにより吊られたスプレッダを下ろし、前記コンテナと前記スプレッダを連結し、前記スプレッダが、前記コンテナと接触したときにオンの状態になり、前記コンテナが前記主巻ワイヤロープにより吊られたときに、オンの状態からオフになる速度制限手段を備え、前記主巻ワイヤロープを巻き取ることにより前記コンテナを荷揚げするクレーンの制御方法において、前記コンテナに前記スプレッダを連結した後に、主巻ワイヤロープの巻き取り速度を第1速度まで加速させ、その後、前記第1速度よりも遅い第2速度に向けて減速させるたるみ取り工程と、次いで、前記巻き取り速度を前記第2速度まで減速させ、その後、前記速度制限手段がオンからオフの状態となるまで、前記第2速度を維持するロープ緊張工程とを有することを特徴とする。
この構成により、主巻ワイヤロープの跳ね上げを抑制し、且つ荷役効率を向上することができる。これは、主巻ワイヤロープに多大な張力が働く瞬間(ロープ緊張工程)のみ、主巻ワイヤロープの遅い速度(第2速度)で巻き取るためである。また、この構成により、主巻ワイヤロープのたるみの存在が、問題とならなくなるため、クレーンにカテナリトロリを設置しなくてもよい。この部品削減によるクレーンの軽量化及び省メンテナンス化を実現することができる。なお、上記の制御とカテナリトロリを併用してもよい。
上記のクレーンの制御方法において、前記コンテナ上部に前記スプレッダを下ろす際に、前記スプレッダに設置された速度制限手段が、前記コンテナと接触して作動状態となったときの第1の主巻ワイヤロープ長を検出するステップと、前記スプレッダの下降の勢いで余分に繰り出された長さを含む第2の主巻ワイヤロープ長を検出するステップと、前記第1及び第2の主巻ワイヤロープ長の差からたるみ長さを算出するステップを有し、前記たるみ長さを元に、前記たるみ取り工程及び前記ロープ緊張工程の制御を行うこともできる
この構成により、たるみ分の長さから、主巻ワイヤロープにコンテナの荷重がかかるタイミングが正確にわかるため、上記の作用効果を更に高めることができる。つまり、たるみは速い速度(第1速度)で巻き取り、コンテナの荷重がかかる瞬間は可能な限り遅い速度(第2速度)で巻き取ることが望ましく、この速度の切り替えを効率的に行うことができる。
上記の目的を達成するための本発明に係るクレーンの制御装置は、海上輸送用コンテナ
を荷役するクレーンの荷役作業の際に、コンテナ上部に主巻ワイヤロープにより吊られたスプレッダを下ろし、前記コンテナと前記スプレッダを連結し、前記スプレッダが、前記コンテナと接触したときにオンの状態になり、前記コンテナが前記主巻ワイヤロープにより吊られたときに、オンの状態からオフになる速度制限手段を備え、前記主巻ワイヤロープを巻き取ることにより前記コンテナを荷揚げするクレーンの制御装置において、前記主巻ワイヤロープの繰り出し長さを検出するたるみ長さ検出センサを備え、前記スプレッダと前記コンテナが接触して前記速度制限手段がオンの状態となったとき、前記たるみ長さ検出センサにより前記主巻ワイヤロープの第1の主巻ワイヤロープ長を測定し、前記スプレッダと前記コンテナを連結する際に余剰に繰り出された長さを含む前記主巻ワイヤロープの第2の主巻ワイヤロープ長を前記たるみ検出センサにより測定し、前記第2の主巻ワイヤロープ長から前記第1の主巻ワイヤロープ長を差し引いてたるみ長さを算出し、前記コンテナに前記スプレッダを連結した後に、主巻ワイヤロープの巻き取り速度を第1速度まで加速させ、その後、前記第1速度よりも遅い第2速度に向けて減速させるたるみ取り工程を行い、次いで、前記巻き取り速度を前記第2速度まで減速させ、その後、前記速度制限手段がオンからオフの状態となるまで、前記第2速度を維持するロープ緊張工程を行う構成にしたことを特徴とする。この構成により、前述と同様の作用効果を得ることができる。
上記の制御装置において、前記たるみ長さ検出センサが、前記クレーンの主巻ワイヤロープの繰り出しを行うドラムに設置されたエンコーダを有することもできる。この構成により、前述と同様の作用効果を得ることができる。
本発明に係るクレーンの制御方法及びその制御装置によれば、主巻ワイヤロープにコンテナの荷重がかかる瞬間に発生するロープの跳ね上げを抑制し、機械室等への損傷を低減し、かつ、荷役速度が上昇するクレーンの制御方法及びその制御装置を提供することができる。
本発明に係る実施の形態のクレーンの制御フローを示した図である。 本発明に係る実施の形態のクレーンの制御を示した図である。 本発明に係る実施の形態のクレーンの制御フローを示した図である。 本発明に係る異なる実施の形態のクレーンの制御を示した図である。 従来のクレーンの構成を示した図である。 従来の横行トロリとスプレッダの構成を示した図である。
以下、本発明に係る実施の形態のクレーンの制御方法について、図面を参照しながら説明する。図1に、本発明に係る実施の形態のクレーンの制御フローを示す。また、図2に、この制御フローにより制御を行ったクレーンの挙動を示す。図2は、縦軸を主巻ワイヤロープ10の巻上げ速度の全速(100%)に対する割合とし、横軸を主巻ワイヤロープ10の巻上げ経過時間を示す。なお、実線は本発明の制御を示し、破線は従来の制御の様子を示している。
まず、オペレータは、スプレッダとコンテナの連結が完了した後、ドラムを回転させ、主巻ワイヤロープのたるみを巻き取る(S11)。主巻ワイヤロープの巻き取り速度(ドラムの回転速度)が、第1速度V1に到達するまで加速運転を継続する(S12)。その後、減速運転を開始する(S14)。ここで、たるみ長さΔLが大きい場合は、定速運転(S13)を一定時間行った後、減速運転を開始するように構成してもよい。以上の制御を総称してたるみ取り工程S1とする。
次に、主巻ワイヤロープの巻き取り速度が減速して、第2速度V2に到達した後、速度制限手段(例えばリミットスイッチ等)が動作しない状態(オフの状態)となるまで(S26)、第2速度V2で定速運転を行う(S27)。以上の制御を総称してロープ緊張工程S2とする。リミットスイッチがオフとなった場合(S26)、即ちコンテナが主巻ワイヤロープに吊られた後は、主巻ワイヤロープの巻き取り速度を全速まで加速運転する(S30)。
ここで、荷上げ制御の開始からリミットスイッチが解除されるまでのロープ10の巻き取り量が、たるみ長さΔLであり、図2に斜線で示す。この図2に示した斜線で囲まれた2つの面積(上段に本発明の例、下段に従来の例を示す)は、等しくなる。また、第1速度V1は、主巻ワイヤロープのたるみ長さΔLから算出することが望ましい。更に、第2速度V2は、予め定めた速度であり、主巻ワイヤロープの跳ね上げを十分に抑制できる遅い速度として、設定することが望ましい。
上記の構成により、以下の作用効果を得ることができる。第1に、主巻ワイヤロープの跳ね上げを抑制することができる。これは、図2に示すロープ緊張工程S2において、主巻ワイヤロープを巻上げる第2速度V2が、従来の制限速度V0よりも遅い(小さい)ためである。つまり、主巻ワイヤロープの巻き上げ速度が、コンテナの荷重がかかる瞬間に最も小さくなる(第2速度V2)ため、主巻ワイヤロープの跳ね上げを抑制することが可能となる。
第2に、荷役効率を向上することができる。これは、図2に示すたるみ取り工程S1において、主巻ワイヤロープを巻上げる第1速度V1が、従来の制限速度V0よりも速い(大きい)ためである。つまり、コンテナの荷重がかからない間は、高速(第1速度V1)で主巻ワイヤロープを巻き取る制御を行うため、コンテナを荷役する時間を短縮することができる。具体的には、図2に示す様に、本発明の制御(実線)の方が、従来の制御(破線)に比べ、スプレッダの巻上げ速度は短時間で全速(100%)に到達する。
第3に、カテナリトロリを設置しないクレーンを提供することができる。これは、上記の制御によりクレーンの荷役作業がたるみ長さΔLの影響を受けなくなるためである。クレーンは、カテナリトロリを設置しなくてもよいため、部品点数削減によるクレーンの軽量化、及び省メンテナンス化を実現することができる。
図3に、第1速度V1を算出する制御フローを示す。スプレッダの降下を開始し(S01)、スプレッダとコンテナが接触して速度制限手段(例えばリミットスイッチ)が作動状態(オンの状態)となったとき(S02)、主巻ワイヤロープの長さを測定し、検出する(S03)。このときの主巻ワイヤロープの長さを、第1の主巻ワイヤロープ長と呼ぶ。この第1の主巻ワイヤロープ長は、ドラムからコンテナまでの距離と等しい値となる。
次に、リミットスイッチの信号を受け、ドラムにブレーキがかかり、最終的にドラムが停止したとき(S04)、主巻ワイヤロープの長さを測定し、検出する(S05)。この
ときの主巻ワイヤロープの長さを、第2の主巻ワイヤロープ長と呼ぶ。この第2の主巻ワイヤロープ長は、スプレッダとコンテナを連結する際に、余剰に繰り出された長さを含む主巻ワイヤロープの長さとなる。
次に、この第2の主巻ワイヤロープから第1の主巻ワイヤロープを引き、たるみ長さΔLを算出する(S06)。このたるみ長さΔLと、予め定めた第2速度V2から第1速度V1を算出する(S08)。ここで、第2速度V2は、予め読み込んでおく(S07)。また、上記の制御工程を有する装置を、たるみ長さ検出センサと総称する。
以上のステップにより、第1速度V1を決定することができる。第1及び第2の主巻ワイヤロープ長は、例えば、ドラム又は横行トロリ等に設置したエンコーダ等で測定することができる。なお、第1速度の決定は、上記の算出方法に限られない。例えば、荷役作業時に発生するたるみ長さΔLの平均値から、適切な第1速度V1を予め決定し、制御に利用するように構成してもよい。
図4に、本発明に係る異なる実施の形態のクレーンの制御のグラフを示す。図4のクレーンは、第1速度V1で、一定時間定速運転を行うステップ(S13)を有している。図4に示す様に、たるみ長さΔLが大きい場合は、特に、荷役時間を短縮する作用効果が大きくなる。つまり、スプレッダの巻上げ速度が、巻上げ開始から短時間で全速(100%)に達する。
1 クレーン(岸壁クレーン)
4 コンテナ
6 横行トロリ
7 スプレッダ
10 主巻ワイヤロープ
11 カテナリトロリ
13 速度制限手段(リミットスイッチ)
S1 たるみ取り工程
S2 ロープ緊張工程

Claims (5)

  1. 海上輸送用コンテナを荷役するクレーンの荷役作業の際に、コンテナ上部に主巻ワイヤロープにより吊られたスプレッダを下ろし、前記コンテナと前記スプレッダを連結し、
    前記スプレッダが、前記コンテナと接触したときにオンの状態になり、前記コンテナが前記主巻ワイヤロープにより吊られたときに、オンの状態からオフになる速度制限手段を備え、
    前記主巻ワイヤロープを巻き取ることにより前記コンテナを荷揚げするクレーンの制御方法において、
    前記コンテナに前記スプレッダを連結した後に、主巻ワイヤロープの巻き取り速度を第1速度まで加速させ、その後、前記第1速度よりも遅い第2速度に向けて減速させるたるみ取り工程と、
    次いで、前記巻き取り速度を前記第2速度まで減速させ、その後、前記速度制限手段がオンからオフの状態となるまで、前記第2速度を維持するロープ緊張工程とを有することを特徴とするクレーンの制御方法。
  2. 前記ロープ緊張工程の後に、前記速度制限手段がオンからオフの状態となって前記コンテナが前記主巻ワイヤロープに吊られた後に、前記巻き取り速度を前記第1速度よりも速い速度に設定された全速に向けて加速させる請求項1に記載のクレーンの制御方法。
  3. 前記第1速度を一定時間維持する請求項1または2に記載のクレーンの制御方法
  4. 海上輸送用コンテナを荷役するクレーンの荷役作業の際に、コンテナ上部に主巻ワイヤロープにより吊られたスプレッダを下ろし、前記コンテナと前記スプレッダを連結し、
    前記スプレッダが、前記コンテナと接触したときにオンの状態になり、前記コンテナが前記主巻ワイヤロープにより吊られたときに、オンの状態からオフになる速度制限手段を備え、
    前記主巻ワイヤロープを巻き取ることにより前記コンテナを荷揚げするクレーンの制御装置において、
    前記主巻ワイヤロープの繰り出し長さを検出するたるみ長さ検出センサを備え、
    前記スプレッダと前記コンテナが接触して前記速度制限手段がオンの状態となったとき
    、前記たるみ長さ検出センサにより前記主巻ワイヤロープの第1の主巻ワイヤロープ長を測定し、前記スプレッダと前記コンテナを連結する際に余剰に繰り出された長さを含む前記主巻ワイヤロープの第2の主巻ワイヤロープ長を前記たるみ検出センサにより測定し、前記第2の主巻ワイヤロープ長から前記第1の主巻ワイヤロープ長を差し引いてたるみ長さを算出し、
    前記コンテナに前記スプレッダを連結した後に、主巻ワイヤロープの巻き取り速度を第1速度まで加速させ、その後、前記第1速度よりも遅い第2速度に向けて減速させるたるみ取り工程を行い、
    次いで、前記巻き取り速度を前記第2速度まで減速させ、その後、前記速度制限手段がオンからオフの状態となるまで、前記第2速度を維持するロープ緊張工程を行う構成にしたことを特徴とするクレーンの制御装置。
  5. 前記第1速度を一定時間維持する構成にした請求項4に記載のクレーンの制御装置
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