JPH11321949A - 自噴射容器用キャップ - Google Patents

自噴射容器用キャップ

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Publication number
JPH11321949A
JPH11321949A JP10135482A JP13548298A JPH11321949A JP H11321949 A JPH11321949 A JP H11321949A JP 10135482 A JP10135482 A JP 10135482A JP 13548298 A JP13548298 A JP 13548298A JP H11321949 A JPH11321949 A JP H11321949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
nozzle
self
container
undercut
Prior art date
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Pending
Application number
JP10135482A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Tsujii
宣博 辻井
Shuichi Hirabayashi
秀一 平林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
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Publication of JPH11321949A publication Critical patent/JPH11321949A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャップを倒して外す操作をしても内容物を
誤噴射したりノズル部材が外れたりすることを防止でき
る自噴射容器用キャップを提供する。 【解決手段】アンダーカット嵌合するキャップ14を押
し倒したときには、嵌合線20の一方端(20R)を支
点にし、キャップ14は、この支点を中心に他方端(2
0L)の描く軌跡(22)の内側にノズル12の頂点1
2aが存在するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘアースプレー
剤、制汗剤、あるいはスキンケア用スプレー剤等の内容
物をバルブの操作で霧状あるいはムース状に噴出する自
噴射容器に係り、自噴射容器本体のバルブ側端部に設け
られた自噴射容器用キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】髪を所望の形に整えるヘアースプレー剤
は、エアーゾール式包装容器に収容されて流通するの
が、通常である。このヘアースプレー剤は、スタイリン
グ後のキープ剤として使用される場合が多く、髪の外側
から全体にスプレーするものがほとんどである。
【0003】このためヘアースプレー剤をスプレーする
ときに、図5(a)に示すように、それを収容している
エアーゾール式包装容器の缶体aを片手で持ち、指先に
てバルブbを上から下向きに押し下げて、正面に向けて
霧状にスプレーする形態の包装容器がほとんどである。
また、缶体上端または肩カバーへのキャップcの固定
は、図5(b)に示すように、缶体等aの上端とキャッ
プcの下端にそれぞれアンダーカットリブd、eを形成
して嵌め合わせるのが大部分であり、取り外し時にはキ
ャップcに横方向からの力でキャップを倒して外す操作
がよく行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようにキャップを倒して外す操作を行うと、キャップc
下端がバルブbの上端に当たり、キャップの取り外し操
作がしにくい。また、前記包装容器のヘアースプレー剤
をキープ剤としてではなくスタイリング自体に使用する
と、狙った箇所に集中的に付けにくく、また、霧状に広
がるスプレーパターンのものが大部分であるため、髪の
根元だけにスプレー剤を塗布して髪全体を立ち上げるよ
うなスタイリングには使用しがたい。
【0005】ところで、ノズルステムをバルブ本体に対
して傾動させることでヘアースプレー剤を噴射するティ
ルト(チルト)式の包装容器が用いられているが、特
に、この種のティルト式のロングノズルタイプの包装容
器では、前記キャップを倒して外す操作をするときに、
キャップの内周部がノズルに当たって内容物が噴出した
り、ノズル部材がはずれたりする恐れが高いという問題
点があった。
【0006】本発明は、前記の問題点を解消するためな
されたものであって、キャップを倒して外す操作をして
も内容物を誤噴射したり、ノズル部材が外れたりするこ
とを防止できる自噴射容器用キャップを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、次の構成を有する。請求項1の発明は、
容器本体の一端部に設けられた押圧部材の操作で内容物
を噴出させる自噴射容器において、自噴射容器の押圧部
材を覆ってキャップをアンダーカット嵌合して閉塞し、
キャップ嵌合線の一方端を支点にしてキャップを押し倒
したときに他方端の描く軌跡の内側に押圧部材の頂点が
存在するようになっていることを特徴とする自噴射容器
用キャップである。請求項2の発明は、キャップの嵌合
線からキャップの中心方向に60°以内の角度範囲に押
圧部材の頂点が存在することを特徴とする請求項1に記
載の自噴射容器用キャップである。請求項3の発明は、
押圧部材は、バルブステムに固定されたノズル体を傾動
させることによって内容物を噴出させるティルトタイプ
のバルブを使用したものであることを特徴とする請求項
1または2に記載の自噴射容器用キャップである。
【0008】請求項1の発明によれば、キャップ嵌合線
の一方端を支点にしてキャップを押し倒したときに他方
端の描く軌跡の内側に押圧部材の頂点が存在するように
したので、キャップを押し倒しても押圧部材の頂点に当
たることはなく誤噴射とノズル部材外れ(脱落)を防止
できる。この場合、請求項2のように、キャップの嵌合
線からキャップの中心方向に60°以内の角度範囲に押
圧部材の頂点が存在することにすれば、誤噴射とノズル
部材外れをより確実に防止できる。また、請求項3のよ
うに、押圧部材は、バルブステムに固定されたノズル体
を傾動させることによって内容物を噴出させるティルト
タイプのバルブであれば、極めて適切である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。図1は、実施形態にかかる自
噴射容器の全体説明図、図2は自噴射容器のキャップの
軌跡説明図、図3は各比較例の自噴射容器の説明図であ
る。
【0010】図1に示すように、この実施形態の自噴射
容器は、ヘアースプレー剤などの内容物を容器本体10
内に収容して、容器本体10の上端部(一端部の例)に
設けられたバルブ体の操作で内容物を噴出するエアーゾ
ール式容器である。バルブ体(図示省略)に固定された
ノズル12を傾動させることによって内容物を噴出させ
るティルトタイプのものであって、ノズル12を覆うキ
ャップ14を容器本体10先端部(ノズル配設側)にア
ンダーカット嵌合して閉塞したものである。
【0011】前記容器本体10は、円筒形状の金属から
なる耐圧容器である。また、立てたときの上端が細く絞
られた上端部の肩部には溝状の段部10aが形成され
て、この段部10aに、肩カバー16が嵌着されてい
る。また、先端開口にバルブ体やノズル12を保持する
マウンティングキャップ18が嵌入して閉じられてい
る。
【0012】ノズル12は、概略三角錐形状で先端が伸
びかつ一方側へ曲がった形状を呈している。また、キャ
ップ14は上端の閉じた概略砲筒形形状を呈し、その下
端内周部には、環状リブが内方に向けて突出形成された
アンダーカット14aを有している。
【0013】前記肩カバー16には、中央部の開口した
概略椀を伏せた形状を呈し、容器本体10に嵌着した状
態ではその開口部16aにノズル12が挿通状態に位置
している。また、肩カバー16の外周部には、環状リブ
が外方に向けて突出形成されたアンダーカット16bを
有している。
【0014】前記自噴射容器において、容器本体10の
ノズル12配設側端にキャップ14を嵌合する。この場
合、キャップ14のアンダーカット14aが肩カバー1
6のアンダーカット16bを乗り越えて係合状態になる
アンダーカット嵌合となる。そして、このアンダーカッ
ト嵌合するキャップ14を押し倒したときには、嵌合線
20の一方端(図1で右側端20R)を支点にし、キャ
ップ14は、この支点を中心に他方端(図1で左側端2
0L)の描く軌跡(22)の内側にノズル12の頂点1
2aが存在するようになっている。この軌跡22と嵌合
位置との関係を図2に示す。
【0015】図2に示すように、キャップを押し倒して
外すときには、外そうとする嵌合位置(20L)に相対
する一方端の嵌合位置(20R)を回転中心とする。こ
のとき、「嵌合位置(20L)と回転中心(20R)を
結ぶ距離(容器径に相当する)L2を半径とする円弧
(22)」と「ノズル(押圧部材)12の頂点と嵌合線
20を結ぶ直線L1」との交点は、該直線L1と嵌合線
20との挟角θは60度以内にすることが、最も好まし
いものである。このようにすれば、キャップ14の下縁
部がノズル12の頂点よりも低い位置で交差することが
ない。なお、図2では自噴射容器の大きさ(径)が大き
いもの(容器A)と小さいもの(容器B)とについて併
記しているが上記の挟み角を60度以内にすることにつ
いては変わりが無い。
【0016】ここで、図3に比較例の自噴射容器を示
す。この自噴射容器は、キャップ24は容器本体26に
アンダーカット嵌合するものであるが、上記と同様の直
線L1と直線20の挟角θは70度にしたものである。
この比較例では、キャップ24嵌合位置の軌跡がノズル
28の頂点よりも低い位置で交差するので、キャップ2
4を押し倒して外そうとすると、キャップ24下縁部は
ノズル28先端に引っ掛かってしまい、外しにくいもの
であることが理解される。
【0017】前記のように、実施形態によれば、キャッ
プ14開口の一方端の嵌合位置を支点にしてキャップ1
4を押し倒したときに他方端の描く軌跡の内側にノズル
12の頂点が存在するようにしたので、キャップ14を
押し倒してもノズル12の頂点に当たることはなく誤噴
射とノズルに外れを防止できる。この場合、キャップの
嵌合線(20)からキャップの中心方向に60°以内の
角度範囲にノズル12の頂点が存在することにすれば、
誤噴射とノズルに外れをより確実に防止できる。
【0018】なお、前記の実施形態では本発明の好適例
を説明したが、本発明はこれに限定されないことはもち
ろんである。すなわち、前記実施形態ではティルトタイ
プのバルブを有する自噴射容器について説明したが、本
発明はこれに限定されず、図4に示す他の実施形態のよ
うに、プッシュ式のバルブノズル30を有する自噴射容
器32に同様に実施できる。この場合、アンダーカット
嵌合するキャップ14の嵌合線(20)からキャップ1
4の中心方向に60°以内の角度範囲にノズル30の頂
点が存在されることができ、本発明の効果を同様に得る
ことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明によれば、キ
ャップを押し倒しても押圧部材の頂点に当たることはな
く誤噴射とノズル部材外れを防止できる。この場合、、
キャップの嵌合線からキャップの中心方向に60°以内
の角度範囲に押圧部材の頂点が存在することにすれば、
誤噴射とノズル部材外れをより確実に防止できる。ま
た、押圧部材は、バルブステムに固定されたノズル体を
傾動させることによって内容物を噴出させるティルトタ
イプのバルブであれば、極めて適切である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る自噴射容器の説明図で
ある。
【図2】自噴射容器のキャップの嵌合位置軌跡の説明図
である。
【図3】比較例に係る自噴射容器の説明図である。
【図4】他の実施形態にかかる自噴射容器の説明図であ
る。
【図5】(a)と(b)は従来の自噴射容器の説明図で
ある。
【符号の説明】
10 容器本体 12 ノズル 14 キャップ 20 嵌合線 22 キャップの嵌合線の回転軌跡

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器本体の一端部に設けられた押圧部材
    の操作で内容物を噴出させる自噴射容器において、自噴
    射容器の押圧部材を覆ってキャップをアンダーカット嵌
    合して閉塞し、キャップ嵌合線の一方端を支点にしてキ
    ャップを押し倒したときに他方端の描く軌跡の内側に押
    圧部材の頂点が存在するようになっていることを特徴と
    する自噴射容器用キャップ。
  2. 【請求項2】 キャップの嵌合線からキャップの中心方
    向に60°以内の角度範囲に押圧部材の頂点が存在する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自噴射容器用キャッ
    プ。
  3. 【請求項3】 押圧部材は、バルブステムに固定された
    ノズル体を傾動させることによって内容物を噴出させる
    ティルトタイプのバルブを使用したものであることを特
    徴とする請求項1または2に記載の自噴射容器用キャッ
    プ。
JP10135482A 1998-05-18 1998-05-18 自噴射容器用キャップ Pending JPH11321949A (ja)

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