JPH11321411A - 車両用シート格納装置 - Google Patents

車両用シート格納装置

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JPH11321411A
JPH11321411A JP13080598A JP13080598A JPH11321411A JP H11321411 A JPH11321411 A JP H11321411A JP 13080598 A JP13080598 A JP 13080598A JP 13080598 A JP13080598 A JP 13080598A JP H11321411 A JPH11321411 A JP H11321411A
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vehicle
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美明 西村
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成昭 安部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 格納時のシート回転半径を小さくする。 【解決手段】 リヤシート10を前方へ移動すると、前
脚22がローラアーム24を中心に前方へ揺動するよう
になっており、リヤシート10の前脚22が前方へ所定
角度揺動すると、ローラアーム24に配設されたフック
26が、ストライカ18の丸棒部18Bから外れ、ロー
ラ28がガイドレール30に沿って下方へ移動するよう
になっている。また、ローラ28がガイドレール30に
沿って下方へ移動すると共に、リヤシート10の前脚2
2がローラアーム24を中心に前方へ揺動するため、リ
ヤシート10が車両前方のフロア面14B上の格納位置
へ移動する際のシート回転半径が小さくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用シート格納装
置に係り、特に段差を有する一段高い車両後方のフロア
面に配設されたリヤシートを車両前方の低いフロア面に
格納するための車両用シート格納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、段差を有する一段高い車両後方の
フロア面に配設されたリヤシートを車両前方の低いフロ
ア面に格納するための車両用シート格納装置の一例とし
ては、特開平3−20444号公報に示される様な構造
が知られている。
【0003】図24に示される如く、この車両用シート
格納装置では、シートバック300を前倒ししてから、
リヤシート302を前方(図24の矢印V方向)に回転
させていくと、ロック手段304がシートクッション3
06と前脚308との結合をロックしているので、リヤ
シート302は前脚308と一体となって前脚308の
下端ピン310を支点として回転するようになってい
る。
【0004】その後、図25に示される如く、ヘッドレ
スト312がフロントシート320のシートクッション
322より下方へ達すると、ロック解除手段314がロ
ック手段304のロック状態を解除するようになってい
る。この結果、リヤシート302を上方(図25の矢印
W方向)に回転させながら前脚308を倒していけば、
リヤシート302を前方の低いフロア面322に格納す
ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
両用シート格納装置においては、リヤシート302が前
脚308と一体となって前脚308の下端ピン310を
支点として回転するため、前脚308の長さにより、リ
ヤシート302の格納時の回動半径が決まる。従って、
格納時のシート回転半径が大きく、シート格納方向のス
ペース、例えば、フロントシート320とリヤシート3
02との間隔が狭い車両には適用できない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、格納時のシー
ト回転半径を小さくできる車両用シート格納装置を得る
ことが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明
は、車体に対してシートを使用位置から格納位置に移動
するための車両用シート格納装置であって、シートの使
用位置から格納位置までの間の移動が複数の案内手段に
よる複合運動により行われることを特徴とする。
【0008】従って、シートを使用位置から格納位置に
移動する際に、シートは、複数の案内手段による複合運
動、例えば、揺動運動と摺動運動との複合運動により所
定の移動経路を経て使用位置から格納位置へ移動する。
この結果、一つの案内手段、例えば、リンクの揺動運動
のみによって、シートを使用位置から格納位置に案内す
る場合に比べて、格納時のシート回転半径を小さくでき
る。
【0009】請求項2記載の本発明は、車体に対してシ
ートを使用位置から格納位置に移動するための車両用シ
ート格納装置であって、シートの使用位置から格納位置
までの間の移動が複数の案内手段による連続運動により
行われることを特徴とする。
【0010】従って、シートを使用位置から格納位置に
移動する際に、シートは、複数の案内手段による連続運
動、例えば、揺動運動と摺動運動との連続運動により所
定の移動経路を経て使用位置から格納位置へ移動する。
この結果、一つの案内手段、例えば、リンクの揺動運動
のみによって、シートを使用位置から格納位置に案内す
る場合に比べて、格納時のシート回転半径を小さくでき
る。
【0011】請求項3記載の本発明は、請求項1もしく
は請求項2に記載の車両用シート格納装置において、前
記案内手段は、一端がシートに着脱可能に係止され、他
端において車体に揺動可能に取付けられたガイドレール
と、シートに固定され、前記ガイドレールの一端がシー
トから脱離すると、前記ガイドレールに係合し、シート
を前記ガイドレールに沿って格納位置へ移動する移動手
段、から成ることを特徴とする。
【0012】従って、シートを格納する際には、ガイド
レールにより、車体に対してシートを格納位置方向へ向
かって揺動すると共に、ガイドレールの一端がシートか
ら脱離すると、シートに固定された移動手段がガイドレ
ールに係合し、シートをガイドレールに沿って格納位置
へ移動する。この結果、一つのリンクのみによって、シ
ートを使用位置から格納位置に案内する場合に比べて、
移動時のシート回転半径を小さくできる。また、ガイド
レール自体を揺動させるため、シートが使用位置に保持
されている状態では、ガイドレールが邪魔になる位置へ
露出しない。
【0013】請求項4記載の本発明は、互いに連結され
る複数の案内手段を有し、前記複数の案内手段のうち一
端に位置する案内手段の端部はシートに連結され、前記
複数の案内手段のうち他端に位置する案内手段の端部は
車体に連結されていることを特徴とする。
【0014】従って、シートを使用位置から格納位置に
移動する際に、互いに連結される複数の案内手段により
シートが格納位置に案内される。この場合、一つの案内
手段の揺動運動のみによって、シートを使用位置から格
納位置に案内する場合に比べて、格納時のシート回転半
径を小さくできる。
【0015】請求項5記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、一
端がシート下部に連結され、他端が他の案内手段に連結
されている1つの案内手段が所定量案内された場合に、
一端が前記1つの案内手段の他端に連結されている別の
案内手段が動作可能となることを特徴とする。
【0016】従って、請求項1、2、4の何れかに記載
の内容に加えて、シートは、案内手段のうちの一つによ
って移動している間は、シートが所定量案内されるま
で、別の案内手段が作動不可となる。この結果、シート
を所定の移動経路に沿って確実に移動することができ
る。
【0017】請求項6記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、略
水平方向に段差を有する車体構造に配設されるシート格
納装置であって、車体の段差は上部、下部及び上部と下
部を繋ぐ略垂直方向に延びる壁部とから構成され、複数
の案内手段のうち1つの案内手段と別の案内手段とを連
結する連結部は、前記壁部に係止されていることを特徴
とする。
【0018】従って、請求項1、2、4の何れかに記載
の内容に加えて、壁部に係止された連結部を中心とする
一方の案内手段の作動により、シートは、段差の上部に
設定された使用位置から段差の上部と下部との間に位置
する中間位置へ移動する。その後、壁部に係止された連
結部を中心とする他の案内手段の作動により、シートは
中間位置から段差の下部である格納位置へ移動される。
【0019】請求項7記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、前
記案内手段の一つは一端がシートに連結された揺動手段
から成り、他の案内手段は前記揺動手段の他端が係止さ
れ、且つ前記揺動手段がスライド可能に連結されたスラ
イド手段から成ることを特徴とする。
【0020】従って、請求項1、2、4の何れかに記載
の内容に加えて、格納する際にシートは、シートに連結
された揺動手段によって、使用位置から所定半径の移動
経路に沿って中間位置へ揺動し、その後、スライド手段
によって、中間位置から所定の移動経路に沿ってスライ
ドし、他の中間位置または格納位置へ移動する。この結
果、一つのリンクのみによって、シートを使用位置から
格納位置に案内する場合に比べて、移動時のシート回転
半径を小さくできる。
【0021】請求項8記載の本発明は、請求項1〜7の
何れかに記載の車両用シート格納装置において、シート
バックの前倒しに連動してシートバックサイドを下方へ
移動するシートバックサイド移動手段を備えたことを特
徴とする。
【0022】従って、請求項1〜7の何れかに記載の内
容に加えて、シートを使用位置から格納位置に移動する
際に、シートバックを前倒しにすると、これに連動して
シートバックサイドが下方へ移動する。このため、格納
時に、シートバックサイドが、例えば、前席のロアレー
ルと干渉するのを防止でき、シート格納作業性が向上す
る。
【0023】請求項9記載の本発明は、請求項1〜7の
何れかに記載の車両用シート格納装置において、シート
バックの前倒しに連動してシートパンの前部を下方へ移
動するシートパン前部下降手段を備えたことを特徴とす
る。
【0024】従って、請求項1〜7の何れかに記載の内
容に加えて、シートを使用位置から格納位置に移動する
際に、シートバックを前倒しにすると、これに連動し
て、シートパン前部下降手段によりシートパンの前部が
下方へ移動する。このため、格納時にシートバックの上
面がフラットになる。
【0025】請求項10記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トを格納位置へ移動するためのシート持ち上げ用ハンド
ルと、該シート持ち上げ用ハンドルの使用位置への回動
に連動して、シートの後脚と車体とのロックを解除する
後脚ロック解除手段と、を有することを特徴とする。
【0026】従って、請求項1〜7の何れかに記載の内
容に加えて、シートを使用位置から格納位置に移動する
際に、シート持ち上げ用ハンドルを使用位置に回動する
と、この操作に連動して、後脚ロック解除手段により、
シートの後脚と車体とのロックが解除するので、格納動
作をスムーズに開始することができる。
【0027】請求項11記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トの格納位置への移動により、ヘッドレストのシートバ
ックに対する角度を変更可能とするヘッドレスト角度調
整手段を有することを特徴とする。
【0028】従って、請求項1〜7の何れかに記載の内
容に加えて、シートを使用位置から格納位置に移動する
と、ヘッドレスト角度調整手段により、ヘッドレストの
シートバックに対する角度が変更可能となる。この結
果、格納位置において、ヘッドレストが例えば、床部に
接触した場合のヘッドレストに高荷重が作用するのを防
止できる。このため、格納に際して、予めヘッドレスト
の角度を調整する必要が無く、シート格納作業性が向上
する。
【0029】請求項12記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トバックの前倒しに連動してシートバックからのヘッド
レスト高さを下げるヘッドレスト移動手段を有すること
を特徴とする。
【0030】従って、請求項1〜7の何れかに記載の内
容に加えて、シートを使用位置から格納位置に移動する
際に、シートバックを前倒しにすると、ヘッドレスト移
動手段により、シートバックからのヘッドレスト高さが
下がる。この結果、格納時に、ヘッドレストが、例え
ば、前席のシートバックと干渉するのを防止でき、シー
ト格納作業性が向上する。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の車両用シート格納装置の
第1実施形態を図1〜図16に従って説明する。
【0032】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印INは車幅内方方向を、矢印UPは車両上方方向を示
す。
【0033】図1に示される如く、本実施形態のリヤシ
ート10においては、シートクッション12の後端部
に、シートバック13が揺動可能に取付けられており、
図1に実線で示す使用状態と一点鎖線で示す前倒し状態
とに揺動可能となっている。また、リヤシートクッショ
ン12は、通常の使用状態では、段差を有するフロア1
4の一段高い車両後方のフロア面14Aに配設されてい
る。
【0034】図2に示される如く、車両後方のフロア面
14Aと車両前方のフロア面14Bとの境には、略垂直
方向に延びる縦壁部14Cが形成されており、この縦壁
部14Cの上部には、段部16が形成されている。段部
16の縦壁部16Aには、ロック部材としての左右一対
のストライカ18が固定されている。
【0035】図3に示される如く、ストライカ18の取
付部18Aは矩形板状となっており、ボルト等の固定部
材20によって、図2に示される段部16の縦壁部16
Aに固定されている。取付部18Aには、U字状に屈曲
された丸棒部18Bの両端が溶着されている。また、リ
ヤシート10における前脚22の両側部22Aの下端近
傍には、シート外方へ向けて、それぞれローラアーム2
4が立設されており、これらのローラアーム24から後
側下方へ向けてL字状に突出形成されたロック部材とし
ての各フック26が、左右のストライカ18の丸棒部1
8Bに着脱可能になっている。なお、ローラアーム24
の先端部にはローラ28が回転可能に支持されている。
【0036】図2に示される如く、段部16と車両前方
のフロア面14Bとには、左右一対のガイドレール30
が架設されている。各ガイドレール30の前端部30A
はブラケット32を介してフロア面14Bに固定されて
おり、各ガイドレール30の後端部30Bはブラケット
34を介して段部16の縦壁部16Aに固定されてい
る。また、各ガイドレール30には、左右のローラ28
がそれぞれ移動可能に支持されている。
【0037】なお、リヤシート10に配設された左右一
対の後脚36の下端部36Aには、図示を省略した周知
のフック機構が配設されており、後脚36の下端部36
Aは、これらのフック機構を介して、車両後方のフロア
面14Aに配設された左右の一対のストライカ38(図
1参照)に着脱可能となっている。
【0038】従って、リヤシート10の後脚36の下端
部36Aをストライカ38から外した状態で、リヤシー
ト10を前方へ揺動すると、リヤシート10の前脚22
がローラアーム24を中心に前方へ揺動するようになっ
ており、リヤシート10の前脚22が前方へ所定角度揺
動し、図1に二点鎖線で示す位置に達すると、ローラア
ーム24に配設されたフック26が、左右のストライカ
18の丸棒部18Bから外れ、左右のローラ28が各ガ
イドレール30に沿って下方へ移動するようになってい
る。また、左右のローラ28が各ガイドレール30に沿
って下方へ移動すると共に、リヤシート10の前脚22
がローラアーム24を中心にさらに前方へ揺動するた
め、リヤシート10は、図1に三点鎖線で示す格納状
態、即ち、車両前方のフロア面14B上に移動するよう
になっている。
【0039】なお、本実施形態では、格納状態となっ
た、リヤシート10の上部に、フロントシート40の下
方から車両後方へ延設されたフロアボード42が配設可
能となっている。
【0040】次に、本実施形態におけるシートバックサ
イド移動手段について図4〜図7に従って説明する。
【0041】図6に示される如く、本実施形態では、シ
ートバック13のシートバックサイドとしてのショルダ
ー部13Aが本体部13Bに対して、別部材となってい
る。
【0042】図4に示される如く、シートバック13の
本体部13Bの両側部には、シートバック13の高さ方
向に延びるシートバックサイド移動手段としてのレール
62が配設されており、これらのレール62には、ショ
ルダー部13Aに固定されたシートバックサイド移動手
段としてのガイド64が摺動可能に係合されている。レ
ール62の上方には、シートバックサイド移動手段とし
てのプーリ66が配設されており、このプーリ66は、
軸68によって、図示を省略したシートバックフレーム
に回転可能に取付けられている。一方、レール62の下
方には、シートバックサイド移動手段としてのプーリ7
0が配設されており、このプーリ70は、シートクッシ
ョン12に取付けられ、回転不可能となっている。ま
た、プーリ66とプーリ70には、シートバックサイド
移動手段としてのワイヤ74が掛け渡されており、ワイ
ヤ74の両端はそれぞれプーリ70の円周70A、70
Bに固定されている。
【0043】図5に示される如く、プーリ66とプーリ
70との間に張られたワイヤ74のうちシートバック1
3の前後方向における後方側のワイヤ74Aは、ガイド
64に穿設された孔65の内側にカシメ等により固定さ
れている。
【0044】図4に示される如く、駆動軸72は、シー
トバック13の前後方向への揺動軸となっており、プー
リ70を貫通して図示を省略したシートバックフレーム
に取付けられている。駆動軸72に固定されたラッチ7
6には、操作ノブ78によって、揺動可能とされたスト
ッパ80が係合可能になっている。従って、操作ノブ7
8によって、ストッパ80を後方へ揺動し、ストッパ8
0とラッチ76との係合を解除すると、シートバック1
3は前方へ揺動可能となり、シートバック13を前方へ
揺動すると、ワイヤ74の後方側74Aが下方(図4の
矢印H方向)移動するようになっている。この結果、ガ
イド64と伴にショルダー部13Aが、プーリ70側、
即ち、シートバック13とシートクッション12との連
結部側(図4の矢印H方向)へ移動し、図7に示される
如く、シートバック13がシートクッション12上に前
倒状態になると、ショルダー部13Aが本体部13Bの
両側部の下端近傍に達し、リヤシート10を格納位置へ
格納した際に、フロントシート40のスライドロアレー
ル82に干渉しない位置となる。
【0045】次に、本実施形態におけるシートパン前部
下降手段について図8及び図9に従って説明する。
【0046】図8に示される如く、本実施形態では、シ
ートバック13の両側下部に配設された左右のプレート
84のシート内側面84Aに、ブラケット86を介して
ワイヤ88の後端部88Aが固定されている。これらの
ワイヤ88の中間部はシートクッション12の両側後部
に配設された左右のプレート90のシート内側面90A
に配設したワイヤガイドプーリ92及びシートクッショ
ンフレーム94の左右両後端部94Aの近傍に配設した
ワイヤガイドブラケット96を介してシート前方へ至っ
ている。
【0047】また、プレート84は、プレート90に対
して、図示を省略したリクライニング機構により、軸9
8を中心に前後方向に揺動可能となっている。従って、
シートバック13を、シートクッション12上へ前倒し
すると、ワイヤ88の後端部88Aがプレート84と伴
に、軸98を中心に前方へ揺動するため、ワイヤ88の
中間部は、ワイヤガイドプーリ92及びワイヤガイドブ
ラケット96を介してシート後方(図8の矢印A方向)
へ移動するようになっている。
【0048】図9に示される如く、左右のワイヤ88の
前端部88Bは、それぞれリンク100の長手方向中間
部に連結されている。これらのリンク100の下端部1
00Aは、シートクッションフレーム94の前部94B
の両端部近傍に固定されたブラケット102の下端部に
軸104によって揺動可能に軸支されている。なお、軸
104にはバネ105が捲着されており、このバネ10
5によって、リンク100は、軸104を中心に前方
(図9の矢印B方向)へ付勢されている。
【0049】各リンク100の上端部100Bには、ロ
ーラ106が配設されており、これらのローラ106
が、シートクッションフレーム94の前部上方に配設さ
れたシートパン108の前部を下方から支持している。
なお、シートパン108の前部には、下方へ向けて台形
状に突出した凹部110が左右一対形成されており、こ
れらの凹部110の底部の下面にローラ106が当接し
ている。シートパン108の後端両側部108Aには、
軸受け112が配設されており、これらの軸受け112
に挿入された軸114によって、シートパン108はシ
ートクッションフレーム94の両側部94Cに固定され
たシートパンブラケット95に軸支されている。
【0050】従って、ワイヤ88の前端部88Bが後方
(矢印A方向)へ移動し、リンク100と伴にローラ1
06が後方へ移動して、ローラ106が凹部110の底
部から外れると、シートパン108は軸114を中心に
下方(図9の矢印C方向)へ揺動するようになってい
る。また、ワイヤ88の前端部88Bが前方(矢印A方
向と反対方向)へ移動し、バネ105の付勢力により、
リンク100と伴にローラ106が前方へ移動して、ロ
ーラ106が凹部110の底部へ戻ると、シートパン1
08は軸114を中心に上方(図9の矢印C方向と反対
方向)へ揺動するようになっている。なお、図9の符号
116は、ワイヤガイドブラケットを示している。
【0051】次に、本実施形態における後脚ロック解除
手段について図10〜図13に従って説明する。
【0052】図11に示される如く、本実施形態では、
シートクッションフレーム120の後部中央にシート持
ち上げ用ハンドルを兼ねたロック解除ハンドル122が
配設されている。
【0053】図10に示される如く、ロック解除ハンド
ル122の両端部122Aは軸124によって、シート
クッションフレーム120に固定されたブラケット12
6、128に軸支されている。なお、ロック解除ハンド
ル122は、コイルバネ130によって、シートクッシ
ョンフレーム120に連結されており、コイルバネ13
0の付勢力によって、格納位置(図10の位置)方向へ
付勢されるようになっている。
【0054】ブラケット126の上端部には、リンク1
32の上端部が軸134によって、前後方向へ揺動可能
に軸支されており、リンク132の下端部には、ワイヤ
136の一方の端部136Aが連結されている。
【0055】図11に示される如く、ワイヤ136の他
方の端部は、リヤシート10の後脚36に配設された周
知のロック機構138に連結されており、ワイヤ136
が移動することで、リヤシート10の後脚36に配設さ
れたロック機構138が解除され、後脚36が車両後方
のフロア面に設けたストライカ(図示省略)から外れる
ようになっている。
【0056】図10に示される如く、リンク132の中
間部は、コイルバネ140によって、ブラケット126
に連結されており、コイルバネ140の付勢力によっ
て、前方へ付勢されるようになっている。リンク132
の下端部には、ロック解除ハンドル122側に向けてピ
ン141が立設されている。
【0057】図12に示される如く、ロック解除ハンド
ル122の側面122Bには、側面122Bの長手方向
に延びる凹部142が形成されており、この凹部142
内には、カム144の脚部144Aが挿入されている。
この脚部144Aと凹部142の上壁部142Aとの間
にはコイルバネ146が挿入されており、カム144を
下方(図12の矢印D方向)へ付勢している。カム14
4の本体部144Bは、凹部142から突出しており、
側面視において前端下部に傾斜面144Cを有する台形
状となっている。
【0058】従って、図13に示される如く、ロック解
除ハンドル122を軸124を中心に後方(図13の矢
印E方向)へ揺動すると、カム144の本体部144B
の後壁部に当接したピン141が軸134を中心に後方
へ揺動し、ワイヤ136の端部136Aが後方へ移動
し、リヤシート10の後脚36に配設されたロック機構
138が解除されるようになっている。さらに、ロック
解除ハンドル122を軸124を中心に後方(図13の
矢印E方向)へ揺動すると、カム144の本体部144
Bの回転中心Q1が、ピン141の回転中心Q2と異な
るため、ロック解除ハンドル122が所定の回転角θに
達すると、カム144の本体部144Bとピン141と
の係合が解除し、リンク132がコイルバネ140の付
勢力によって、元の位置へ戻るようになっている。ま
た、ロック解除ハンドル122をフリーにすると、コイ
ルバネ130の付勢力によって、格納位置(図10の位
置)へ戻るようになっている。この際、ピン141がカ
ム144の本体部144Bの傾斜面144Cに当接し、
カム144がコイルバネ146の付勢力に抗して上方へ
移動することで、ピン141がカム144の本体部14
4Bを乗り越えることができるようになっている。
【0059】次に、本実施形態におけるヘッドレスト角
度調整手段について図14〜図16に従って説明する。
【0060】図14に示される如く、本実施形態では、
ヘッドレスト150の内部にブラケット152が配設さ
れており、このブラケット152はシートバック13か
ら延びるステー154に、前方(図14の矢印F方向)
及び後方(図14の矢印G方向)へ揺動可能に支持され
ている。
【0061】図15に示される如く、ブラケット152
の両側壁部152Aには、ヘッドレストの高さ方向に延
びるガイド孔156がそれぞれ形成されており、これら
のガイド孔156には、ローラ158の両端部に突出し
ている軸部158Aが摺動可能に挿入されている。ま
た、一方のガイド孔156の下端部には、ローラ158
を取り付けるための作業孔160が穿設されている。な
お、ローラ158を組付けた後、ステー154を組付け
ることでステー154組付け後に作業孔160からロー
ラ158が抜け落ちないようになっている。
【0062】また、ステー154の上部154Aと、ブ
ラケット152の後壁部152Bとは、コイルバネ16
2で連結されており、このコイルバネ162により、ス
テー154に対してブラケット152が前方(図15の
矢印J方向)へ付勢されるようになっている。
【0063】従って、通常の使用状態(シートバック1
3が立っている状態)では、ローラ158が自重によ
り、下方に移動しており、ステー154に当接してい
る。この結果、ヘッドレスト150からの入力を、ブラ
ケット152、ローラ158を介してステー154に伝
えることができるようになっている。また、リヤシート
10を格納する際に、シートバック13を前倒しする
と、図16に示される如く、ローラ158が自重によ
り、ガイド孔156に沿って前側下方へ移動し、ステー
154の上部154Aから外れると、ブラケット152
及びヘッドレスト150が図16の二点鎖線の位置から
上方へ揺動可能となっている。このため、ヘッドレスト
150は、車両前方のフロア面14Bに接触すると、図
16の二点鎖線の位置から図16の実線の格納位置へ移
動することができる。
【0064】また、シートバック13を使用位置に戻す
と、このコイルバネ162により、ステー154に対し
てブラケット152が前方(図15の矢印J方向)へ揺
動すると共に、図14に示される如く、ローラ158が
自重により、下方に移動し、ステー154に当接するよ
うになっている。なお、ステー154の上端部154A
近傍は、ローラ158が引っ掛からないように車両後方
へ湾曲している。
【0065】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0066】本実施形態では、図1に一点鎖線で示され
る如く、シートバック13をシートクッション12上に
前倒した状態で、リヤシート10の後脚36の両下端部
36Aをストライカ38から外し、リヤシート10を前
方へ移動すると、リヤシート10の前脚22がローラア
ーム24を中心に前方へ揺動する。リヤシート10の前
脚22が前方へ所定角度揺動し、図1に二点鎖線で示す
位置に達すると、ローラアーム24に配設されたフック
26が、左右のストライカ18の丸棒部18Bから外
れ、左右のローラ28が各ガイドレール30に沿って下
方へ移動する。また、左右のローラ28が各ガイドレー
ル30に沿って下方へ移動すると共に、リヤシート10
の前脚22がローラアーム24を中心にさらに前方へ揺
動する。この結果、リヤシート10は、図1に三点鎖線
で示す格納状態、即ち、車両前方のフロア面14B上に
移動する。
【0067】即ち、本実施形態では、シート10を図1
に実線で示す使用位置から、三点鎖線で示す格納位置に
案内するにあたって、使用位置から格納位置までの間の
移動を、前脚22による揺動と、ガイドレール30によ
るスライドとで行う。この結果、図24に示される如
く、前脚の揺動のみによって、車体に対してシートを格
納方向へ案内する構成に比べて、格納時のシート回転半
径を小さくできる。
【0068】また、本実施形態では、リヤシート10を
格納方向へ揺動する際に、ガイドレール30と前脚22
との角度が所定値になるまでは、フック26とストライ
カ18により、ガイドレール30に対する前脚22のス
ライドがロックされているため、車体に対してリヤシー
ト10を所望の格納方向に確実に揺動することができ
る。また、ガイドレール30と前脚22との角度が所定
値になるとスライドロック状態が自動的に解除され、リ
ヤシート10がガイドレール30に沿って格納方向にス
ライドするため、格納操作性が良い。
【0069】また、本実施形態では、図4に示される如
く、操作ノブ78を操作し、ストッパ80を後方へ揺動
し、ストッパ80とラッチ76との係合を解除した状態
で、シートバック13を前方へ揺動すると、後方側ワイ
ヤ74Aがプーリ70側(図4の矢印H方向)移動す
る。この結果、ガイド64と伴にショルダー部13Aが
プーリ70側(矢印4の矢印H方向)へ移動し、図7に
示される如く、シートバック13がシートクッション1
2上に前倒状態になると、ショルダー部13Aが本体部
13Bの両側部の下端近傍に達する。この結果、リヤシ
ート10を格納位置へ格納した際に、ショルダー部13
Aがフロントシート40のスライドロアレール82に干
渉しない。
【0070】また、本実施形態では、図8に示される如
く、シートバック13を、シートクッション12上へ前
倒しすると、ワイヤ88の後端部88Aがプレート84
と伴に、軸98を中心に前方へ揺動するため、ワイヤ8
8の中間部は、ワイヤガイドプーリ92及びワイヤガイ
ドブラケット96を介してシート後方(図8の矢印A方
向)へ移動する。この結果、図9に示される如く、ワイ
ヤ88の前端部88Bが後方(矢印A方向)へ移動し、
リンク100と伴にローラ106が後方へ移動して、ロ
ーラ106が凹部110の底部から外れると、シートパ
ン108は軸114を中心に下方(図9の矢印C方向)
へ揺動する。従って、シートバック13を、シートクッ
ション12上へ前倒した場合に、シートバック13の裏
面側の高さ、即ち、リヤシート10の高さを下方に移動
できるため、格納性が向上する。なお、シートバック1
3を起こした場合には、ワイヤ88の前端部88Bが前
方(矢印A方向と反対方向)へ移動し、バネ105の付
勢力により、リンク100と伴にローラ106が前方へ
移動して、ローラ106が凹部110の底部へ戻り、シ
ートパン108は軸114を中心に上方(図9の矢印C
方向と反対方向)へ揺動する。
【0071】また、本実施形態では、図13に示される
如く、ロック解除ハンドル122を軸124を中心に後
方(図13の矢印E方向)へ揺動すると、カム144の
本体部144Bの後壁部に当接したピン141が軸13
4を中心に後方へ揺動し、ワイヤ136の端部136A
が後方へ移動する。この結果、リヤシート10の後脚3
6に配設されたロック機構138が解除されるため、リ
ヤシート10の格納動作をスムーズに開始することがで
きる。
【0072】さらに、ロック解除ハンドル122を軸1
24を中心に後方(図13の矢印E方向)へ揺動する
と、カム144の本体部144Bの回転中心Q1が、ピ
ン141の回転中心Q2と異なるため、ロック解除ハン
ドル122が所定の回転角θに達すると、カム144の
本体部144Bとピン141との係合が解除し、コイル
バネ140の付勢力によって、元の位置へ戻る。また、
ロック解除ハンドル122はフリーにすると、コイルバ
ネ130の付勢力によって、格納位置(図10の位置)
へ戻る。この際、ピン141がカム144の本体部14
4Bの傾斜面144Cに当接し、カム144がコイルバ
ネ146の付勢力に抗して上方へ移動することで、ピン
141がカム144の本体部144Bを乗り越えること
ができる。
【0073】また、本実施形態では、図14に示される
如く、通常の使用状態(シートバック13が立っている
状態)では、ローラ158が自重により、下方に移動し
ており、ステー154に当接している。この結果、ヘッ
ドレスト150からの入力を、ブラケット152、ロー
ラ158を介してステー154に伝えることができる。
また、リヤシート10を格納する際に、シートバック1
3を前倒しすると、図16に示される如く、ローラ15
8が自重により、ガイド孔156に沿って前側下方へ移
動し、ステー154の下方から外れると、ブラケット1
52及びヘッドレスト150が図16の二点鎖線の位置
から上方へ揺動可能になる。この結果、ヘッドレスト1
50は、車両前方のフロア面14Bに押圧されると、図
16の二点鎖線の位置から図16の実線の格納位置へ移
動するため、ヘッドレスト150の使用時の角度に関係
無く確実に格納できる。
【0074】なお、シートバック13を使用位置に戻す
と、このコイルバネ162により、ステー154に対し
てブラケット152が前方(図15の矢印J方向)へ揺
動すると共に、図14に示される如く、ローラ158が
自重により、下方に移動し、ステー154に当接する。
【0075】次に、本発明の車両用シート格納装置の第
2実施形態におけるヘッドレスト角度調整手段について
図17〜図19に従って説明する。
【0076】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0077】図17に示される如く、本実形態では、ヘ
ッドレスト150の内部にブラケット152が配設され
ており、このブラケット152はシートバック13から
延びるステー154に、前方(図17の矢印F方向)及
び後方(図17の矢印G方向)へ揺動可能に支持されて
いる。
【0078】図18に示される如く、ブラケット152
の両側壁部152Aには、孔164がそれぞれ形成され
ており、これらの孔164には、パウル166の両端部
に突出している軸168が回転可能に挿入されている。
【0079】従って、図17に示される如く、通常の使
用状態(シートバック13が立っている状態)では、パ
ウル166の重心166Aが、回転軸となる軸168よ
り後方にあるため、パウル166が自重により、後方に
倒れて、ステー154に当接している。この結果、ヘッ
ドレスト150からの入力を、ブラケット152、パウ
ル166を介してステー154に伝えることができるよ
うになっている。
【0080】また、リヤシート10を格納する際に、シ
ートバック13を前倒しすると、図19に示される如
く、パウル166の重心166Aが、回転軸となる軸1
68より前方となるため、パウル166が自重により、
前方へ倒れる。この結果、ブラケット152及びヘッド
レスト150が上方へ揺動可能になり、ヘッドレスト1
50は、車両前方のフロア面14Bに押圧されると、図
19の二点鎖線の位置から図19の実線の格納位置へ移
動することができるようになっている。
【0081】また、シートバック13を使用位置に戻す
と、このコイルバネ162により、ステー154に対し
てブラケット152が前方(図18の矢印J方向)へ揺
動すると共に、図17に示される如く、パウル166が
自重により、後方に倒れて、ステー154に当接するよ
うになっている。
【0082】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0083】本実施形態では、図17に示される如く、
通常の使用状態(シートバック13が立っている状態)
では、パウル166の重心166Aが、回転軸となる軸
168より後方にあるため、パウル166が自重によ
り、後方に倒れて、ステー154に当接している。この
結果、ヘッドレスト150からの入力を、ブラケット1
52、パウル166を介してステー154に伝えること
ができる。
【0084】また、リヤシート10を格納する際に、シ
ートバック13を前倒しすると、図19に示される如
く、パウル166の重心166Aが、回転軸となる軸1
68より前方となるため、パウル166が自重により、
前方へ倒れる。この結果、ブラケット152及びヘッド
レスト150が上方へ揺動可能になり、ヘッドレスト1
50は、車両前方のフロア面14Bに接触しても、図1
9の二点鎖線の位置から図19の実線の格納位置へ移動
するため、ヘッドレスト150の使用時の角度に関係無
く確実に格納できる。
【0085】なお、シートバック13を使用位置に戻す
と、このコイルバネ162により、ステー154に対し
てブラケット152が前方(図18の矢印J方向)へ揺
動すると共に、図17に示される如く、パウル166が
自重により、後方に倒れて、ステー154に当接する。
【0086】次に、本発明の車両用シート格納装置の第
3実施形態におけるヘッドレスト移動手段について図2
0及び図21に従って説明する。
【0087】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0088】図20に示される如く、本実施形態では、
ヘッドレスト150のステー154が、シートバック1
3の上部に配設されたヘッドレストロック装置170に
挿通されている。
【0089】図21に示される如く、ヘッドレストロッ
ク装置170のベース172の上壁部172Aには、ス
テー154が挿通された孔174が穿設されており、ベ
ース172の側壁部172Bには、フランジ176が形
成されている。このフランジ176には、ロック解除ボ
タン178が、ベース172の内方(図21の矢印K方
向)及び外方(図21の矢印L方向)へ揺動可能に支持
されている。
【0090】ロック解除ボタン178の内側端部178
Aには、ワイヤ180の一方の端部180Aが固定され
ており、ワイヤ180の中間部は、ベース172の内側
に形成されたガイド部172Cの孔182を通過してい
る。ワイヤ180の中間部の外周部には、ガイド部17
2Cとロック解除ボタン178との間にコイルバネ18
4が挿入されており、ロック解除ボタン178をベース
172の外方(図21の矢印L方向)へ付勢している。
ロック解除ボタン178の内側端部178Aには、凸部
178Bが形成されており、この凸部178Bがステー
154に所定の間隔で形成された複数のロック溝190
に係合可能となっている。また、ヘッドレスト150の
ステー154の下端部には、ワイヤ186の一方の端部
186Aが固定されている。
【0091】図20に示される如く、ワイヤ180の他
方の端部とワイヤ186の他方の端部は一本のワイヤ1
88に連結され、このワイヤ188はプーリ等のガイド
手段191を介して、シートバックアジャスタ190に
連結されている。この結果、シートバック13を前倒し
すると、シートバックアジャスタ190に連結されてい
るワイヤ188が巻き上げられ、ワイヤ180、ワイヤ
186がそれぞれ下方(図20の矢印M方向)に引っ張
れるようになっている。
【0092】図21に示される如く、ワイヤ180の中
間部には、伸縮部180Bが形成されており、ワイヤ1
86の中間部には、伸縮部186Bが形成されている。
このため、ワイヤ180が矢印M方向に移動し、ロック
解除ボタン178がコイルバネ184の付勢力に抗し
て、矢印K方向へ移動し、ロック解除ボタン178の凸
部178Bが、ステー154のロック溝190から抜け
ると共に、ワイヤ186が矢印M方向に移動し、ステー
154を下げるようになっている。
【0093】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0094】本実施形態では、図20に矢印Sで示され
る如く、シートバック13を前倒しすると、シートバッ
クアジャスタ190に連結されているワイヤ188が巻
き上げられ、ワイヤ180、ワイヤ186がそれぞれ下
方(図20の矢印M方向)に引っ張れる。この結果、ワ
イヤ180が矢印M方向に移動し、ロック解除ボタン1
78がコイルバネ184の付勢力に抗して、図21の矢
印K方向へ移動し、ロック解除ボタン178の凸部17
8Bが、ステー154のロック溝190から抜けると共
に、ワイヤ186が矢印M方向に移動し、ステー154
を下げる。このため、図20の二点鎖線で示される如
く、ヘッドレスト150がシートバック13に接近した
位置となるため、ヘッドレスト150の使用時の位置に
関係無く確実に格納できる。
【0095】次に、本発明の車両用シート格納装置の第
4実施形態を図22に従って説明する。
【0096】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0097】図22に示される如く、本実施形態では、
ローラアーム194がシートクッション12の両側壁部
12Aの中間部に形成されており、各ガイドレール30
の後端部30Bには、車両後方へ延びる延設部30Cが
形成されている。延設部30Cの前端部には、開口部3
0Dが形成されており、リヤシート10の前脚22が前
方へ揺動し、リヤシート10が格納方向へ所定角揺動す
ると、これらの開口部30Dから、ローラアーム194
の先端に設けた移動手段としての左右のガイドローラ1
96が各ガイドレール30内に入るようになっている。
【0098】また、前脚22の下部22Bの両端部近傍
には、シート外方へ向けて、それぞれ後側下方へ向けて
L字状に突出形成されたシート支持部材としてのフック
197が形成されており、これらのフック197が、段
部16の縦壁部16Aに配設されたシート支持部材とし
ての左右一対のストライカ198の丸棒部198Aに着
脱可能になっている。
【0099】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0100】本実施形態では、図22に示される如く、
リヤシート10の後脚36の両下端部36Aをストライ
カ(図示省略)から外した状態で、リヤシート10を前
方へ移動すると、リヤシート10の前脚22がストライ
カ198の丸棒部198Aを中心に前方へ揺動する。リ
ヤシート10の前脚22が前方へ所定角度揺動し、所定
の位置に達すると、前脚22に配設されたフック197
が、左右のストライカ198の丸棒部198Aから外
れ、ローラアーム194に設けられたガイドローラ19
6が開口部30Dからガイドレール30内に入り、ガイ
ドレール30に沿って下方へ移動する。また、左右のガ
イドローラ196が各ガイドレール30に沿って下方へ
移動すると共に、リヤシート10の前脚22は上端を中
心に後方へ揺動し、リヤシート10は、車両前方のフロ
ア面14B上に移動する。従って、図24に示される如
く、前脚の揺動のみによって、車体に対してシートを格
納方向へ案内する構成に比べて、格納時のシート回転半
径を小さくできる。
【0101】次に、本発明の車両用シート格納装置の第
5実施形態を図23に従って説明する。
【0102】なお、第1実施形態と同一部材については
同一符号を付してその説明を省略する。
【0103】図23に示される如く、本実施形態では、
ローラアーム194がシートクッション12の両側壁部
12Aの中間部から下方へ向けて延設されており、ロー
ラアーム194の下端部のシート外側面にガイドローラ
196が支持されている。
【0104】リヤシート10の前脚200は左右一対の
ガイドレール201と、これらのガイドレール201の
両端部を互いに連結する2本の軸202、203によっ
て構成されている。軸202は、フロア縦壁部14Cの
上下方向中間部に形成された左右一対の軸受212に軸
支されており、図23に実線で示される通常の使用位置
と、二点鎖線で示される格納位置とへ揺動可能となって
いる。
【0105】前脚200の軸202の両端部近傍には、
それぞれシート支持部材としての断面円弧状のフック2
04が配設されている。これらのフック204には、シ
ートクッション12の前端下部に配設されたU字状のシ
ート支持部材としてのストライカ206が係合してい
る。左右の一対のガイドレール201の内側部には、ス
リット218が形成されており、スリット218は、ガ
イドレール201の軸202が固定された端部から中央
部に達している。また、スリット218の端部は、ガイ
ドレール201の長手方向中央部に形成された切欠22
0に連結されている。
【0106】従って、リヤシート10の前脚200が前
方(図23の矢印T方向)へ揺動し、リヤシート10が
格納方向へ所定量移動すると、軸202に設けたフック
204とストライカ206との係合が解除される共に、
ガイドローラ196が、開口部220から、各ガイドレ
ール201内に入る。この結果、前脚200が前方(図
23の矢印U方向)へ揺動し、各フック204が車両前
方のフロア面14B当接すると共に、ガイドローラ19
6が各ガイドレール201に沿って下方へ移動すること
で、リヤシート10が図23に二点鎖線で示す格納位置
へ移動できるようになっている。
【0107】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0108】本実施形態では、図23に示される如く、
リヤシート10の後脚36の両下端部36Aをストライ
カ(図示省略)から外した状態で、リヤシート10を前
方向へ移動すると、リヤシート10の前脚200が軸2
03を中心に前方(図23の矢印T方向)へ揺動する。
リヤシート10の前脚200が前方へ所定角度揺動し、
所定の位置に達すると、軸202に配設されたフック2
04が、リヤシート10のストライカ206から外れ、
ローラアーム194に設けられたガイドローラ196
が、切欠220からガイドレール201内に入り、スリ
ット218に沿って下方へ移動する。また、左右のガイ
ドローラ196が各ガイドレール201のスリット21
8に沿って下方へ移動すると共に、リヤシート10の前
脚200は軸203を中心に前方(図23の矢印U方
向)へ揺動し、リヤシート10は、車両前方のフロア面
14B上に移動する。従って、図24に示される如く、
前脚の揺動のみによって、車体に対してシートを格納方
向へ案内する構成に比べて、格納時のシート回転半径を
小さくできる。
【0109】また、本実施形態では、前脚200を構成
するガイドレール201自体を揺動させるため、リヤシ
ート10が使用位置に保持されている状態では、ガイド
レールが邪魔になる位置へ露出しない。
【0110】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。
【0111】
【発明の効果】請求項1記載の本発明は、車体に対して
シートを使用位置から格納位置に移動するための車両用
シート格納装置であって、シートの使用位置から格納位
置までの間の移動が複数の案内手段による複合運動によ
り行われるため、格納時のシート回転半径を小さくでき
るという優れた効果を有する。
【0112】請求項2記載の本発明は、車体に対してシ
ートを使用位置から格納位置に移動するための車両用シ
ート格納装置であって、シートの使用位置から格納位置
までの間の移動が複数の案内手段による連続運動により
行われるため、格納時のシート回転半径を小さくできる
という優れた効果を有する。
【0113】請求項3記載の本発明は、請求項1もしく
は請求項2に記載の車両用シート格納装置において、案
内手段は、一端がシートに着脱可能に係止され、他端に
おいて車体に揺動可能に取付けられたガイドレールと、
シートに固定され、ガイドレールの一端がシートから脱
離すると、ガイドレールに係合し、シートをガイドレー
ルに沿って格納位置へ移動する移動手段、から成るた
め、請求項1もしくは請求項2に記載の効果に加えて、
ガイドレールを車体に固定する必要がないため、シート
が使用位置に保持されている場合に、ガイドレールが邪
魔になる位置へ露出しないという優れた効果を有する。
【0114】請求項4記載の本発明は、互いに連結され
る複数の案内手段を有し、複数の案内手段のうち一端に
位置する案内手段の端部はシートに連結され、複数の案
内手段のうち他端に位置する案内手段の端部は車体に連
結されているため、格納時のシート回転半径を小さくで
きるという優れた効果を有する。
【0115】請求項5記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、一
端がシート下部に連結され、他端が他の案内手段に連結
されている1つの案内手段が所定量案内された場合に、
一端が前記1つの案内手段の他端に連結されている別の
案内手段が動作可能となるため、格納時のシート回転半
径を小さくできると共に、シートを所定の移動経路に沿
って確実に移動することができるという優れた効果を有
する。
【0116】請求項6記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、略
水平方向に段差を有する車体構造に配設されるシート格
納装置であって、車体の段差は上部、下部及び上部と下
部を繋ぐ略垂直方向に延びる壁部とから構成され、複数
の案内手段のうち1つの案内手段と別の案内手段とを連
結する連結部は、前記壁部に係止されているため、請求
項1、2、4の何れかに記載の効果に加えて、シートを
段差の上部に設定された使用位置から段差の下部である
格納位置へ移動できるという優れた効果を有する。
【0117】請求項7記載の本発明は、請求項1、2、
4の何れかに記載の車両用シート格納装置において、案
内手段の一つは一端がシートに連結された揺動手段から
成り、他の案内手段は揺動手段の他端が係止され、且つ
揺動手段がスライド可能に連結されたスライド手段から
成るため、格納時のシート回転半径を小さくできるとい
う優れた効果を有する。
【0118】請求項8記載の本発明は、請求項1〜7の
何れかに記載の車両用シート格納装置において、シート
バックの前倒しに連動してシートバックサイドを下方へ
移動するシートバックサイド移動手段を備えたため、請
求項1〜7の何れかに記載の効果に加えて、シート格納
作業性が向上するという優れた効果を有する。
【0119】請求項9記載の本発明は、請求項1〜7の
何れかに記載の車両用シート格納装置において、シート
バックの前倒しに連動してシートパンの前部を下方へ移
動するシートパン前部下降手段を備えたため、請求項1
〜7の何れかに記載の効果に加えて、格納時にシートバ
ックの上面がフラットになるという優れた効果を有す
る。
【0120】請求項10記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トを格納位置へ移動するためのシート持ち上げ用ハンド
ルと、シート持ち上げ用ハンドルの使用位置への回動に
連動して、シートの後脚と車体とのロックを解除する後
脚ロック解除手段と、を有するため、請求項1〜7の何
れかに記載の効果に加えて、格納動作をスムーズに開始
することができるという優れた効果を有する。
【0121】請求項11記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トの格納位置への移動により、ヘッドレストのシートバ
ックに対する角度を変更可能とするヘッドレスト角度調
整手段を有するため、請求項1〜7の何れかに記載の効
果に加えて、シート格納作業性が向上するという優れた
効果を有する。
【0122】請求項12記載の本発明は、請求項1〜7
の何れかに記載の車両用シート格納装置において、シー
トバックの前倒しに連動してシートバックからのヘッド
レスト高さを下げるヘッドレスト移動手段を有するた
め、請求項1〜7の何れかに記載の効果に加えて、シー
ト格納作業性が向上するという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置を一部を断面で示す概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置の前脚のロック部を示す車両斜め後方から見た斜視
図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置におけるシートバックサイド移動手段を示す車両斜
め前方から見た斜視図である。
【図5】図4の5−5線に沿った拡大断面図である。
【図6】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置におけるシート使用状態でのシートバックの状態を
示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図7】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置におけるシート格納状態でのシートバックの状態を
示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図8】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置におけるシートパン前部下降手段の一部を示す車両
斜め後方から見た斜視図である。
【図9】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格納
装置におけるシートパン前部下降手段の一部を示す車両
斜め後方から見た分解斜視図である。
【図10】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置における後脚ロック解除手段の一部を示す車両斜
め後方から見た斜視図である。
【図11】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置における後脚ロック解除手段の操作状態を示す車
両斜め後方から見た斜視図である。
【図12】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置における後脚ロック解除手段の一部を示す車両斜
め後方から見た斜視図である。
【図13】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置における後脚ロック解除手段の作用説明図であ
る。
【図14】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段を示す側断面
図である。
【図15】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段を示す車両斜
め前方から見た斜視図である。
【図16】本発明の第1実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段の格納状態を
示す側断面図である。
【図17】本発明の第2実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段を示す側断面
図である。
【図18】本発明の第2実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段を示す車両斜
め前方から見た斜視図である。
【図19】本発明の第2実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト角度調整手段の格納状態を
示す側断面図である。
【図20】本発明の第3実施形態に係る車両用シート格
納装置におけるヘッドレスト移動手段を示す車両斜め後
方から見た斜視図である。
【図21】図20の21−21線に沿った拡大断面図で
ある。
【図22】本発明の第4実施形態に係る車両用シート格
納装置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図23】本発明の第5実施形態に係る車両用シート格
納装置を示す車両斜め前方から見た斜視図である。
【図24】従来の実施形態に係る車両用シート格納装置
の格納前状態を示す概略側面図である。
【図25】従来の実施形態に係る車両用シート格納装置
の格納途中を示す概略側面図である。
【符号の説明】
10 リヤシート 12 シートクッション 13 シートバック 13A シートバックのショルダー部 13B シートバックの本体部 14 フロア 18 ストライカ(ロック部材) 22 リヤシートの前脚 24 ローラアーム 26 フック(ロック部材) 28 ローラ 30 ガイドレール 36 リヤシートの後脚 38 ストライカ 40 フロントシート 42 フロアボード 44 リヤシートの前脚 46 ガイドレール 48 軸 50 軸 52 軸受 62 レール(シートバックサイド移動手段) 64 ガイド(シートバックサイド移動手段) 66 プーリ(シートバックサイド移動手段) 70 プーリ(シートバックサイド移動手段) 74 ワイヤ(シートバックサイド移動手段) 88 ワイヤ(シートパン前部下降手段) 100 リンク(シートパン前部下降手段) 105 バネ(シートパン前部下降手段) 106 ローラ(シートパン前部下降手段) 108 シートパン 110 凹部(シートパン前部下降手段) 122 ロック解除ハンドル(後脚ロック解除手段、
シート持ち上げ用ハンドル) 132 リンク(後脚ロック解除手段) 136 ワイヤ(後脚ロック解除手段) 138 ロック機構 140 コイルバネ(後脚ロック解除手段) 141 ピン(後脚ロック解除手段) 144 カム(後脚ロック解除手段) 146 コイルバネ(後脚ロック解除手段) 150 ヘッドレスト 152 ブラケット(ヘッドレスト角度調整手段) 154 ステー 156 ガイド孔(ヘッドレスト角度調整手段) 158 ローラ(ヘッドレスト角度調整手段) 162 コイルバネ(ヘッドレスト角度調整手段) 166 パウル(ヘッドレスト角度調整手段) 170 ヘッドレストロック装置 172 ベース 178 ロック解除ボタン 180 ワイヤ(ヘッドレスト移動手段) 186 ワイヤ(ヘッドレスト移動手段) 188 ワイヤ(ヘッドレスト移動手段) 190 シートバックアジャスタ 194 ローラアーム 196 ガイドローラ(移動手段) 197 フック(シート支持部材) 198 ストライカ(シート支持部材) 200 リヤシートの前脚 204 フック(シート支持部材) 206 ストライカ(シート支持部材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に対してシートを使用位置から格納
    位置に移動するための車両用シート格納装置であって、 シートの使用位置から格納位置までの間の移動が複数の
    案内手段による複合運動により行われることを特徴とす
    る車両用シート格納装置。
  2. 【請求項2】 車体に対してシートを使用位置から格納
    位置に移動するための車両用シート格納装置であって、 シートの使用位置から格納位置までの間の移動が複数の
    案内手段による連続運動により行われることを特徴とす
    る車両用シート格納装置。
  3. 【請求項3】 前記案内手段は、一端がシートに着脱可
    能に係止され、他端において車体に揺動可能に取付けら
    れたガイドレールと、 シートに固定され、前記ガイドレールの一端がシートか
    ら脱離すると、前記ガイドレールに係合し、シートを前
    記ガイドレールに沿って格納位置へ移動する移動手段、 から成ることを特徴とする請求項1もしくは請求項2に
    記載の車両用シート格納装置。
  4. 【請求項4】 互いに連結される複数の案内手段を有
    し、 前記複数の案内手段のうち一端に位置する案内手段の端
    部はシートに連結され、 前記複数の案内手段のうち他端に位置する案内手段の端
    部は車体に連結されていることを特徴とする車両用シー
    ト格納装置。
  5. 【請求項5】 一端がシート下部に連結され、他端が他
    の案内手段に連結されている1つの案内手段が所定量案
    内された場合に、一端が前記1つの案内手段の他端に連
    結されている別の案内手段が動作可能となることを特徴
    とする請求項1、2、4の何れかに記載の車両用シート
    格納装置。
  6. 【請求項6】 略水平方向に段差を有する車体構造に配
    設されるシート格納装置であって、車体の段差は上部、
    下部及び上部と下部を繋ぐ略垂直方向に延びる壁部とか
    ら構成され、複数の案内手段のうち1つの案内手段と別
    の案内手段とを連結する連結部は、前記壁部に係止され
    ていることを特徴とする請求項1、2、4の何れかに記
    載の車両用シート格納装置。
  7. 【請求項7】 前記案内手段の一つは一端がシートに連
    結された揺動手段から成り、他の案内手段は前記揺動手
    段の他端が係止され、且つ前記揺動手段がスライド可能
    に連結されたスライド手段から成ることを特徴とする請
    求項1、2、4の何れかに記載の車両用シート格納装
    置。
  8. 【請求項8】 シートバックの前倒しに連動してシート
    バックサイドを下方へ移動するシートバックサイド移動
    手段を備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに
    記載の車両用シート格納装置。
  9. 【請求項9】 シートバックの前倒しに連動してシート
    パンの前部を下方へ移動するシートパン前部下降手段を
    備えたことを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の
    車両用シート格納装置。
  10. 【請求項10】 シートを格納位置へ移動するためのシ
    ート持ち上げ用ハンドルと、 該シート持ち上げ用ハンドルの使用位置への回動に連動
    して、シートの後脚と車体とのロックを解除する後脚ロ
    ック解除手段と、 を有することを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載
    の車両用シート格納装置。
  11. 【請求項11】 シートの格納位置への移動により、ヘ
    ッドレストのシートバックに対する角度を変更可能とす
    るヘッドレスト角度調整手段を有することを特徴とする
    請求項1〜7の何れかに記載の車両用シート格納装置。
  12. 【請求項12】 シートバックの前倒しに連動してシー
    トバックからのヘッドレスト高さを下げるヘッドレスト
    移動手段を有することを特徴とする請求項1〜7の何れ
    かに記載の車両用シート格納装置。
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