JPH11321296A - クーラユニット、空気調和ユニット及び車両用空気調和装置 - Google Patents

クーラユニット、空気調和ユニット及び車両用空気調和装置

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JPH11321296A
JPH11321296A JP13392298A JP13392298A JPH11321296A JP H11321296 A JPH11321296 A JP H11321296A JP 13392298 A JP13392298 A JP 13392298A JP 13392298 A JP13392298 A JP 13392298A JP H11321296 A JPH11321296 A JP H11321296A
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JP
Japan
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air
evaporator
unit
cooler
refrigerant
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Withdrawn
Application number
JP13392298A
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English (en)
Inventor
Kiyoto Yasui
清登 安井
Akinori Yoshioka
明紀 吉岡
Shigeji Yamada
茂治 山田
Tadahisa Nakano
忠久 中野
Tetsuo Wakamatsu
哲夫 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クーラユニットのドレンパンに向けて落下す
る凝縮水などが、導入空気の流れに吹き飛ばされて水漏
れの原因となるのを防止する。 【解決手段】 冷媒と通過する導入空気との間で熱交換
させるエバポレータ31と、該エバポレータ31を下面
に突設された支持部36に載置して格納し下部に凝縮水
を溜めるドレンパン34を備えたクーラユニットケース
32と、前記エバポレータ31の下流側に取り付けられ
たエアフィルタ材料33とを具備し、前記エバポレータ
31の端部と前記クーラユニットケース32との間を塞
ぐ遮蔽部材として、エアフィルタ部材33をドレンパン
34まで延長した延長部33aを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の車両に
設置され、車室内における冷房及び暖房等の空気調和を
行う車両用空気調和装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車室内を空気調和することに
より乗員にとって快適な車室環境を提供することができ
る車両用空気調和装置は、ブロワファン、エバポレー
タ、ヒータコア及び各種ダンパを備えてなる空気調和ユ
ニットと、低温低圧の液冷媒を空気調和ユニット内のエ
バポレータへ供給する冷媒系と、高温のエンジン冷却水
を空気調和ユニット内のヒータコアへ導入する加熱源系
と、温度、湿度、日射量及び乗員の好み等の諸条件に応
じて車両用空気調和装置の作動制御を行う制御部とによ
り構成されている。
【0003】図7は、従来の空気調和ユニットの構成を
示したものである。この空気調和ユニットは一般的な乗
用車に設置されるものの一例であり、この場合の空気調
和ユニット1は、内外気箱10、ブロワユニット20、
クーラユニット30及びヒータユニット40により構成
され、車室内側から見て助手席側のダッシュボード下方
のエンジンルーム内に設置されている。以下、この空気
調和ユニット1を空気の流れの順に簡単に説明する。
【0004】空気調和ユニット1に導入する空気は、内
外気箱10において内外気切り換えダンパ12の開閉を
切り換え操作することにより、外気(車室外の空気)a
または内気(車室内の空気)bのいずれか一方が選択さ
れる。導入される外気aまたは内気b(以下、導入空気
と呼ぶ)は、ブロワユニット20に設けられたブロワフ
ァン21に吸引されて、あるいは車両の走行風として、
空調ダクトAD内を通りブロワファン21の下流側に設
置されたクーラユニット30内のエバポレータ31に送
られる。このエバポレータ31には、冷房運転時に冷媒
系から低温低圧の液冷媒が供給されており、エバポレー
タ31を通過する導入空気と熱交換して冷房及び除湿を
行うことができる。
【0005】そして、エバポレータ31の下流側にはヒ
ータユニット40が配設され、その内部にはヒータコア
42が設置されている。このヒータコア42には、暖房
運転時に高温のエンジン冷却水が導入され、ヒータコア
42を通過する導入空気と熱交換して暖房を行うことが
できる。また、ヒータコア42を通過する導入空気の流
量は、エアミックスダンパ43の開度により調整可能で
ある。この結果、ヒータユニット40内で導入空気を所
望の温度に調整したり、あるいは、ヒータユニット40
に設けられた各吹き出し口44,45,46のダンパ4
4a,45a,46aの開閉操作との連動により、乗員
の頭部にヒータコア42を通過しない冷風を吹き出すの
と同時に足元に温風を吹き出すという、いわゆる頭寒足
熱も可能になる。
【0006】このような空気調和ユニット1は、冷房及
び除湿を行うエバポレータ31の下流側に暖房を行うヒ
ータコア42を配置する構成としたので、冷却して除湿
した導入空気を再び適温に再加熱するという除湿空調が
可能となり、温度を維持して窓の曇りを晴らすことがで
きるというメリットがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の空気調和ユニットにおいては、冷房運転時にエ
バポレータ31の表面に結露して発生する凝縮水が問題
となることがある。
【0008】そこで、この凝縮水が原因となって発生す
る問題を以下に説明する。図8はクーラユニット30の
外観を示す斜視図、図9はエバポレータ31をヒータユ
ニット40側から見た正面図、図10は図8のC−C断
面図である。エバポレータ31は、冷媒が流れるチュー
ブ31aと、該チューブ31aに固着されたフィン31
bとを主な構成要素とするものである。通常フィン31
bには、空気との接触面積を増すためコルゲート状に加
工するなどその形状に工夫がなされ、また、凝縮水のス
ムーズな排出や導入空気の通風抵抗を下げるなどの目的
から、ルーバやスリットなどが適宜設けられている。
【0009】上述した構成のエバポレータ31は、上部
ケース32a及び下部ケース32bに分割されるクーラ
ユニットケース32内に格納されている。下部ケース3
2bの下面には、エバポレータ31の表面に発生して落
下する凝縮水を集めて排水するように、ドレンパン34
が形成された構造となっている。また、下部ケース32
bには、エバポレータ31の下面を支持する支持部36
が適当な間隔をもって複数突設されており、U字状に曲
げられたエバポレータ31のチューブ下端面31cがこ
の支持部36上に載置されている。なお、クーラユニッ
ト30とヒータユニット40との接続部は、導入空気の
流れ方向と平行に形成された互いに対向するフランジ面
どうしが、シール材38を介在させた状態で押圧されて
接続する構造となっている。
【0010】このように構成されたクーラユニット30
では、凝縮水がブロワユニット20側からの導入空気の
流れによってヒータユニット40側へ吹き飛ばされ、ク
ーラユニット30とヒータユニット40との接合部やヒ
ータユニット40内の穴から車室内へ漏れ出すことがあ
る。具体的には、接合部のシール材38は水漏れを考慮
したものでないため、図11に示すように、ここに生じ
るわずかの隙間から凝縮水が漏れたり、あるいは、ヒー
タユニット40に設けられているエアミックスダンパ4
3を揺動可能に支持している軸43aの軸穴43bから
漏れ出すことがある。このような水漏れは、クーラユニ
ット30の設置位置の関係から車室内の助手席足元で生
じることになり、したがって、車両の商品性を著しく損
なうばかりか、最悪の場合には電気系統に悪影響を及ぼ
す恐れがある。
【0011】このような問題を解決するため、従来のク
ーラユニット30においては、エバポレータ31のヒー
タユニット40側(下流側)にエアフィルタ材料33な
どを用いて水飛び防止ネットを取り付けている。しか
し、ブロワユニット20から流れてきた導入空気は、そ
の一部がエバポレータ31のフィン31bに形成された
ルーバやスリットの影響で下部ケース32bの下面側へ
向けて流れ(図10に矢印fで示す)、エバポレータ3
1の下流側端部へ向けて凝縮水を押しやり、さらに、そ
こに溜まった凝縮水やそこからドレンパン34に落下す
る凝縮水を吹き飛ばす。このため、吹き飛ばされた凝縮
水は、エバポレータ31と、エバポレータ31を支持す
る支持部36を除いた下部ケース32bとの間に形成さ
れた空間部を通り抜け、上述した接合部や軸穴43bへ
到達して水漏れすることがある。すなわち、エバポレー
タ31はU字状のチューブ下端面31cを支持されてい
るため、この支持部36を除いて下部ケース32bから
浮いた状態で格納されており、したがって、下部ケース
32bとエバポレータ31との間に吹き飛ばされた凝縮
水の通り道となる空間部が形成されているのである。
【0012】そこで本発明は、導入空気の流れによって
エバポレータの下流側下端に押しやられて溜まった凝縮
水が、ドレンパンに落下する時など導入空気の流れに吹
き飛ばされて水漏れするのを防止した車両用空気調和装
置の提供を課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては以下の手段を採用した。請求項1
に記載のクーラユニットは、冷媒と通過する導入空気と
の間で熱交換させるエバポレータと、該エバポレータを
下面に突設された支持部に載置して格納し下部に凝縮水
を溜めるドレンパンを備えたクーラユニットケースと、
前記エバポレータの下流側に取り付けられたエアフィル
タ材料とを具備し、前記エバポレータの端部と前記クー
ラユニットケースとの間を塞ぐ遮蔽部材を設けたことを
特徴とするものである。
【0014】このようなクーラユニットによれば、エバ
ポレータの端部とクーラユニットケースとの間が遮蔽部
材によって塞がれるので、ドレンパンへ向けて落下する
凝縮水などが導入空気の流れに吹き飛ばされる流路を遮
断できる。
【0015】請求項2に記載の空気調和ユニットは、内
気吸入口及び外気吸入口が開口し導入空気を内気または
外気のいずれか一方に選択切り換えする内外気切り換え
ダンパを備えた内外気箱と、前記導入空気を吸引して下
流側へ送風するブロワファンが設けられたブロワユニッ
トと、冷媒と通過する前記導入空気との間で熱交換させ
るエバポレータと、該エバポレータを下面に突設された
支持部に載置して格納し下部に凝縮水を溜めるドレンパ
ンを備えたクーラユニットケースと、前記エバポレータ
の下流側に取り付けられたエアフィルタ材料とを具備
し、前記エバポレータの端部と前記クーラユニットケー
スとの間を塞ぐ遮蔽部材を設けたクーラユニットと、ヒ
ータユニットケース内に設置され通過する前記導入空気
を加熱するヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記
導入空気の流量を調整するエアミックスダンパと、前記
ヒータユニットケースに開口しそれぞれがダンパを備え
た複数の吹き出し口とを具備してなるヒータユニット
と、を連結して構成したことを特徴とするものである。
【0016】このような空気調和ユニットによれば、エ
バポレータの端部とクーラユニットケースとの間が遮蔽
部材によって塞がれるので、ドレンパンに向けて落下す
る凝縮水などが導入空気の流れに吹き飛ばされる流路を
遮断できるようになり、吹き飛ばされた凝縮水がヒータ
ユニットとの接続部まで到達するのを防止できる。
【0017】請求項3に記載の車両用空気調和装置は、
内気吸入口及び外気吸入口が開口し導入空気を内気また
は外気のいずれか一方に選択切り換えする内外気切り換
えダンパを備えた内外気箱と、前記導入空気を吸引して
下流側へ送風するブロワファンが設けられたブロワユニ
ットと、冷媒と通過する前記導入空気との間で熱交換さ
せるエバポレータと、該エバポレータを下面に突設され
た支持部に載置して格納し下部に凝縮水を溜めるドレン
パンを備えたクーラユニットケースと、前記エバポレー
タの下流側に取り付けられたエアフィルタ材料とを具備
し、前記エバポレータの端部と前記クーラユニットケー
スとの間を塞ぐ遮蔽部材を設けたクーラユニットと、ヒ
ータユニットケース内に設置され通過する前記導入空気
を加熱するヒータコアと、該ヒータコアを通過する前記
導入空気の流量を調整するエアミックスダンパと、前記
ヒータユニットケースに開口しそれぞれがダンパを備え
た複数の吹き出し口とを具備してなるヒータユニット
と、を連結して構成した空気調和ユニットと、ガス状の
冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧のガス冷媒を外気
と熱交換して凝縮させるコンデンサと、高温高圧の液冷
媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁とを具備し、前記エ
バポレータに低温低圧の液冷媒を供給する冷媒系と、エ
ンジン冷却水を前記ヒータコアに導入する加熱源系と、
前記空気調和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御
を行う制御部と、により構成したことを特徴とするもの
である。
【0018】このような車両用空気調和装置によれば、
エバポレータの端部とクーラユニットケースとの間が遮
蔽部材によって塞がれるので、ドレンパンへ向けて落下
しようとする凝縮水などが導入空気の流れに吹き飛ばさ
れる流路を遮断できるようになり、吹き飛ばされた凝縮
水がヒータユニットとの接続部まで到達して水漏れする
のを防止できるようになる。
【0019】請求項4に記載の車両用空気調和装置は、
前記エアフィルタ材料の下端部を前記ドレンパンに到達
するまで延長して前記遮蔽部材を形成したことを特徴と
するものである。
【0020】このような車両用空気調和装置によれば、
延長されたエアフィルタ材料が導入空気により吹き飛ば
された凝縮水の通過を遮断する遮蔽部材として機能す
る。また、凝縮水はエアフィルタ材料を伝ってドレンパ
ンに確実に導かれる。
【0021】請求項5に記載の車両用空気調和装置は、
前記遮蔽部材が、前記前記クーラユニットケースに突設
した遮蔽板であることを特徴とするものである。この場
合、遮蔽板はクーラユニットケースと一体に形成したも
のでもよいし、あるいは、別体の遮蔽板を取り付けたも
のでもよい。
【0022】このような車両用空気調和装置によれば、
導入空気により吹き飛ばされた凝縮水は遮蔽板に当たる
ので、この遮蔽板を伝ってドレンパンまで確実に導か
れ、ヒータユニット側へ到達するのを阻止される。
【0023】請求項6に記載の車両用空気調和装置は、
前記遮蔽部材が、前記エバポレータから突出する遮蔽板
であることを特徴とするものである。この場合、遮蔽板
はエバポレータと一体に形成したものでもよいし、ある
いは、別体の遮蔽板を後から取り付けたものでもよい。
【0024】このような車両用空気調和装置によれば、
導入空気により吹き飛ばされた凝縮水は遮蔽板に当たる
ので、この遮蔽板を伝ってドレンパンまで確実に導か
れ、ヒータユニット側へ到達するのを阻止される。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1ないし図3は本発明による
車両用空気調和装置の構成を示す図であり、この車両用
空気調和装置は、大きくは冷暖房などの空気調和を行う
空気調和ユニット1と、冷房運転時に空気調和ユニット
1へ冷媒を供給する冷媒系2と、暖房運転時に空気調和
ユニット1へ熱源となるエンジン冷却水を供給する加熱
源系3と、装置全体の作動制御を行う制御部4とにより
構成されている。
【0026】空気調和ユニット1は、図1に示すよう
に、内外気箱10、ブロワユニット20、クーラユニッ
ト30、ヒータユニット40が一体に接続されたもので
ある。この空気調和ユニット1は、一般的な乗用車の場
合、図2及び図3に示すように車室内から見て左側の助
手席側で、しかもダッシュボード5の下方に位置するエ
ンジンルーム6の後部に横長に配置されている。以下、
この空気調和ユニット1を空気の流れの順に説明する。
【0027】最初の内外気箱10は、空気調和ユニット
1に導入する空気を外気(車室外の空気)aまたは内気
(車室内の空気)bのいずれか一方に選択切り換えする
機能を有する部分である。ここでは、車室外に連通する
外気導入口11aと車室内に連通する内気導入口11b
とが設けられており、両導入口11a,11bのいずれ
か一方を内外気切り換えダンパ12により閉じて、導入
する空気(以下、導入空気と呼ぶ)を選択するようにな
っている。
【0028】ブロワユニット20は、内外気箱10の下
流に接続して設けられ、ブロワファン21の作動により
外気aまたは内気bを選択的に吸引して後述するクーラ
ユニット30へ送風する機能を有している。このブロワ
ファン21は、電動モータ22を駆動源とし、一般的に
は停止位置の他に、複数の風量切り換えができるように
なっている。なお、車両の走行中に外気aを導入する場
合には、ブロアファン21が停止していても走行風であ
る外気aをクーラユニット30へ流すことができる。
【0029】クーラユニット30は、ブロワユニット2
0から送風されてきた導入空気を冷却して除湿する機能
を有している。このクーラユニット30は、熱交換器で
あるエバポレータ31と、このエバポレータ31を格納
するクーラユニットケース32と、エバポレータ31の
下流側(後述するヒータユニット40側)に水飛び防止
ネットとして取り付けたエアフィルタ材料33とにより
構成されている。エバポレータ31は、冷房運転時に後
述する冷媒系2から低温低圧の液冷媒の供給を受け、ブ
ロワユニット20から送風されてきてこのエバポレータ
31を通過する導入空気と液冷媒との間で熱交換させ
る。この結果、導入空気は冷媒に熱を奪われて冷却及び
除湿された冷風となり、ヒータユニット40へ導かれ
る。クーラユニットケース32は、上流側の端部がブロ
ワユニット20と接続され、下流側の端部がヒータユニ
ット40と接続されて、導入空気の流路となる空調ダク
トADの一部を形成している樹脂成形部品である。ま
た、このクーラユニットケース32は、エバポレータ3
1の組み込みを容易にするため従来と同様に上部ケース
32aと下部ケース32bとに2分割されるが(図8参
照)、一方の下部ケース32bの下面には、エバポレー
タ31の表面に発生する凝縮水を集めて排出するドレン
パン34が形成されている。エアフィルタ材料33は、
エバポレータ31の下流側を全面的に覆うと共に、その
下端部をドレンパン33に接するまで延長することによ
り、延長部33aを設けてある。
【0030】ヒータユニット40は、クーラユニット3
0から送られてきた導入空気を選択的に加熱すると共
に、運転モードに対応した吹き出し口から空調された空
気を吹き出す機能を有している。このヒータユニット4
0は、ヒータユニットケース41の内部に設置されたヒ
ータコア42と、このヒータコア42を通過する導入空
気の流量を調整するエアミックスダンパ43と、ヒータ
ユニットケース41に開口しそれぞれが開閉操作可能な
ダンパ44a,45a,46aを備えた吹き出し口4
4,45,46とにより構成されている。ヒータユニッ
トケース41は、その上流側端部がクーラユニット30
と接続されており、空調ダクトADの一部を形成してい
る。また、ヒータユニットケース41には、デフロスタ
吹き出し口44、フェイス吹き出し口45及びフット吹
き出し口46が設けられ、各吹き出し口には、それぞれ
デフロスタダンパ44a、フェイスダンパ45a及びフ
ットダンパ46aが取り付けられている。ヒータコア4
2は、暖房運転時に後述する加熱源系3から高温のエン
ジン冷却水の供給を受け、クーラユニット30から送風
されてきた導入空気を加熱する。ヒータユニット40に
送られた導入空気は、エアミックスダンパ43の開度に
応じて、ヒータコア42を通過して加熱されるものと、
ヒータコア42を通過しないものとに分類される。
【0031】上述したデフロスタ吹き出し口44は、冬
季走行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中のフ
ロントガラスの曇りを除去するために、フロントガラス
などの内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を吹き
出すものであり、このような空調運転モードはデフロス
タ吹き出しモードと呼ばれている。また、フェイス吹き
出し口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の上半
身へ向けて冷風を吹き出すものであり、このような空調
運転モードはフェイス吹き出しモードと呼ばれている。
そして、フット吹き出し口46は、主として冬季の暖房
運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すものであり、フッ
ト吹き出しモードと呼ばれている。なお、主として春や
秋の中間期に用いられ、フェイス吹き出し口45及びフ
ット吹き出し口46の両方から空調された空気を吹き出
すバイレベル吹き出しモードと呼ばれる空調運転モード
もあり、この場合は、フェイス吹き出し口45からの吹
き出し風をフット吹き出し口46より低温とする頭寒足
熱とするのが一般的である。
【0032】次に、冷媒系2の構成を図2に基づいて説
明する。この冷媒系2は、エバポレータ31に低温低圧
の液冷媒を供給するもので、コンプレッサ51、コンデ
ンサ52、レシーバ53及び図示を省略した膨張弁とを
具備している。コンプレッサ51は、エバポレータ31
で車室内の熱を奪って気化した低温低圧のガス冷媒を圧
縮し、高温高圧のガス冷媒としてコンデンサ52へ送り
出すものである。自動車用空気調和装置の場合、コンプ
レッサ51は、通常エンジン54よりベルト及びクラッ
チを介して駆動力を受ける。コンデンサ52は、エンジ
ンルーム6の前部に配設され、コンプレッサ51から供
給された高温高圧のガス冷媒を外気で冷却し、ガス状の
冷媒を凝縮液化させるものである。こうして液化された
冷媒は、レシーバ53へ送られて気液の分離がなされ、
高温高圧の液冷媒として図示省略の膨張弁に送られる。
この膨張弁では、高温高圧の液冷媒を減圧・膨張させる
ことによって低温低圧の液(霧状)冷媒とし、エバポレ
ータ31へ供給する。なお、膨張弁は通常エバポレータ
31と共にクーラユニット30内の適所に設置される。
【0033】続いて、加熱源系3の構成を図3に基づい
て簡単に説明する。この加熱源系3は、ヒータコア42
に熱源となる高温のエンジン冷却水を供給するもので、
エンジン54とラジエタ55との間を循環するエンジン
冷却水系から、その一部をウォータバルブ56による流
量制御を行って空気調和装置に導入するものである。
【0034】最後に、制御部4の構成を簡単に説明す
る。この制御部4は、空気調和装置を構成している空気
調和ユニット1、冷媒系2及び加熱源系3の作動制御を
行うもので、通常、乗員が各種の設定を行う操作パネル
57に制御回路を組み込んで、インスツルメントパネル
7の中央部に設置されている。この制御部4では、内外
気切り換えダンパ12の切り換え操作、各種運転モード
の選択切り換え、ブロワファン21の風量切り換え及び
所望の温度設定操作などを行うことができる。
【0035】ところで、上述した空気調和ユニット1の
クーラユニット30においては、エアフィルタ材料33
よりなる水飛び防止ネットがドレンパン34に到達する
まで延長して設けられている。そこで、このエアフィル
タ材料33よりなる遮蔽部材の構成を図4に基づいて詳
細に説明する。
【0036】図4はクーラユニット30の断面図で、従
来技術として示した図10に対応するものである。図中
の符号31はエバポレータ、32はクーラユニットケー
ス、33はエアフィルタ材料、34はドレンパンを示し
ており、白抜矢印で示すように、導入空気は、いずれも
図示を省略した紙面左側のブロワユニット20から紙面
右側のヒータユニット40へ流れる。エバポレータ31
は、その上面及び両側面のほとんどが断熱材35を介し
て上部ケース32aに保持され、下面部分が下部ケース
32bに突設された支持部36に載置された状態でクー
ラユニットケース32に格納されている。支持部36
は、エバポレータ31の上流側下端部及び下流側下端部
をそれぞれ2個所ずつ支持するように合計4個所がリブ
状に突設されており、これらの支持部36に載置された
エバポレータ31の下端部と下部ケース32bとの間に
は、支持部36が存在する部分を除いて、空間部が形成
されている。換言すれば、エバポレータ31の下面は、
下部ケース32bから浮いたように支持部36に載置さ
れている。なお、図4において、符号の34aはドレン
パンに設けられた凝縮水の排出口、37aはドレンパン
34の上流側に設けられた遮蔽板、37bはヒータユニ
ット40との接続部直前に設けた遮蔽板、38は接続部
のシール材である。
【0037】上述したように、エバポレータ31の下端
部に空間部が形成されていると、導入空気の通過により
エバポレータ31の下流側下端からドレンパン34へ向
けて落下する凝縮水などが吹き飛ばされて水漏れの原因
となるが、この空間部は、ドレンパン34に接するまで
延長したエアフィルタ部材33の延長部33aによって
塞がれている。このため、フィン31bに形成されたル
ーバやスリットなどの影響を受け、ドレンパン34へ向
けて導かれる導入空気の一部の流れ(図中に矢印fで示
す)により吹き飛ばされた凝縮水は、エアフィルタ材料
33の延長部33aに当たって導入空気の流れから分離
され、エアフィルタ材料33を伝ってドレンパン34に
落下する。したがって、この凝縮水は、水漏れが生じ易
いヒータユニット40との接続部まで到達することがで
きなくなるので、この接続部やエアミックスダンパ43
の軸穴43bで発生する空気調和ユニット1における水
漏れを防止できる。
【0038】図5及び図6は他の実施の形態を示したも
ので、図5は上述した実施の形態を示している図4に対
応する断面図である。したがって、ここでは同一の部分
に同じ符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0039】この実施の形態では、エバポレータ31の
下端部と下部クーラユニットケース32bとの間に形成
される空間部を塞ぐ遮蔽部材として、遮蔽板39が突設
されている。図示の例では、遮蔽板39を下部ケース3
2bと一体に成形してあり、下部ケース32bの両側面
と、リブ状に突設された支持部36,36の前端部とを
一体的に結合している。このようにしても、導入空気に
吹き飛ばされた凝縮水がヒータユニット40との接続部
まで到達する流路を遮断できると共に、エバポレータ3
1の下流側下端に溜まりやすい凝縮水をドレンパン34
へ確実に導くことができるようになるので、接続部やエ
アミックスダンパの軸穴43bでの水漏れを防止でき
る。なお、遮蔽板39には、まんがいち遮蔽板39の下
流側(ヒータユニット40側)に落下した凝縮水を排水
口34aへ流すことができるようにするためなどの目的
から、必要に応じて適宜切欠きなどの小さな流路を設け
ておいてもよい。
【0040】また、上述した遮蔽板39は、下部ケース
32bと一体的に形成する他にも、エバポレータ31の
下端部に一体的に突設したものであってもよい。なお、
遮蔽板39は必ずしも下部ケース32bまたはエバポレ
ータ31と一体である必要はなく、別体のものを後から
取り付けるようにしてもよい。なおまた、エアフィルタ
部材33の延長部33aと、遮蔽板39とを適宜組み合
わせて遮蔽部材を形成することも可能である。
【0041】このように構成された車両用空気調和装置
では、ブロアファン21を駆動することにより、外気a
または内気bが内外気箱10の外気導入口11aまたは
内気導入口11bから空調ダクトAD内に導入され、こ
の導入空気はブロワユニット20を通って空調ダクトA
D内を下流側のクーラユニット30へと送られる。クー
ラユニット30内を流れる導入空気はエバポレータ31
を通過するが、ここでは冷媒系2から低温低圧の液冷媒
が供給される冷房運転時に冷媒と熱交換して冷却及び除
湿され、さらに下流側のヒータユニット40へ流れる。
【0042】このとき、除湿により生じた凝縮水は、エ
バポレータ31のフィン31bに形成されたルーバやス
リットを通ってドレンパン34に落下して溜まり、排出
口34aからクーラユニット30の外部へ流出する。そ
して、エバポレータ31からドレンパン34へ落下する
凝縮水やドレンパン34に溜まった凝縮水などは、やは
りルーバやスリットを通り抜けてドレンパン34に向け
て流れ方向を変えた一部の導入空気fにより、ヒータユ
ニット40の方向へ吹き上げられるが、その先にはエア
フィルタ材料33の延長部33aまたは遮蔽板39が存
在しており、支持部36の存在と共に、エバポレータ3
1の下端部と下部ケース32bとの間に形成されて導入
空気の流路となる空間部を遮断している。したがって、
吹き上げられた凝縮水は、支持部36と延長部33aま
たは遮蔽板39により形成された遮蔽部材に当たって導
入空気の流れから分離され、支持部36及び遮蔽部材に
沿ってドレンパン34に落下する。
【0043】一方、冷却及び除湿されてヒータユニット
40に送られてきた導入空気は、図1(b)に実線で示
すように、エアミックスダンパ43がヒータコア42側
通路を完全に覆っていると、導入空気はその全量がヒー
タコア42を通過せずに各吹き出し口44,45,46
に向かい、ダンパが開状態の吹き出し口から車室内に冷
風が吹き出される。また、エアミックスダンパ43がヒ
ータコア42側通路を全開しているときは、導入空気の
全部がヒータコア42を通過して加熱され、ダンパが開
状態の吹き出し口から車室内に温風が吹き出される。さ
らにまた、エアミックスダンパ43が中間位置にあると
きは、ヒータコア42を通過しない冷風とヒータコア4
2を通過した温風とが、エアミックスダンパ43の下流
側でその開度に応じて混合され、所望の温度に空調され
た空気が運転モードに応じて、ダンパが開状態にある吹
き出し口から車室内に吹き出される。
【0044】
【発明の効果】上述した本発明によれば、下記のような
効果を奏する。請求項1に記載のクーラユニットによれ
ば、ドレンパンに落下しようとする凝縮水などが導入空
気の流れによってヒータユニット側へ吹き飛ばされる流
路を遮断することができるので、凝縮水が水漏れの発生
し易い接合部やエアミックスダンパの軸穴まで到達する
のを防止できる。
【0045】請求項2に記載の空気調和ユニット及び請
求項3に記載の車両用空気調和装置によれば、クーラユ
ニットのドレンパンに落下しようとする凝縮水などがヒ
ータユニットとの接続部まで到達しないよう流路が遮断
されているので、水漏れを防止して信頼性や商品性を向
上させることができる。
【0046】請求項4に記載の車両用空気調和装置によ
れば、エアフィルタ材料の下端部を延長して遮蔽部材を
形成したので、大きな設計変更やコストアップを伴うこ
となく水漏れ防止が可能になる。
【0047】また、請求項5及び請求項6に記載の車両
用空気調和装置によれば、やはり低コストでしかも確実
に水漏れを防止することができる。特に、遮蔽板を下部
ケースと一体に成形すれば、コストアップを伴うことな
く水漏れを防止でき、しかも下部ケースの剛性を向上さ
せることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の実施の形態に係る空気調和ユ
ニットの構造を示す断面図、(b)は(a)のA−A線
に沿って見た図である。
【図2】空気調和装置の構成及び配置の概要を示す自動
車のエンジンルームの斜視図である。
【図3】空気調和ユニットの設置例を車室側から見て示
す斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すクーラユニットの断
面図(図8のC−C断面に対応する図)である。
【図5】本発明の他の実施の形態を示すクーラユニット
の断面図(図8のC−C断面に対応する図)である。
【図6】図5のB−B線に沿って見たエアフィルタ材料
を省略して示した断面図である。
【図7】(a)は従来例に係る空気調和ユニットの構造
を示す断面図、(b)は(a)のD−D線に沿ってみた
断面図である。
【図8】クーラユニットの外観を示す斜視図である。
【図9】エバポレータをヒータユニット側から見た正面
図である。
【図10】図8のC−C線に沿って見た断面図である。
【図11】クーラユニットとヒータユニットとの接続部
の構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 空気調和ユニット 2 冷媒系 3 加熱源系 4 制御部 10 内外気箱 20 ブロワユニット 21 ブロワファン 30 クーラユニット 31 エバポレータ 32 クーラユニットケース 33 エアフィルタ材料 33a 延長部 34 ドレンパン 39 遮蔽板 40 ヒータユニット 41 ヒータユニットケース 42 ヒータコア 43 エアミックスダンパ 51 コンプレッサ 52 コンデンサ 53 レシーバ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図7は、従来の空気調和ユニットの構成を
示したものである。この空気調和ユニットは一般的な乗
用車に設置されるものの一例であり、この場合の空気調
和ユニット1は、内外気箱10、ブロワユニット20、
クーラユニット30及びヒータユニット40により構成
され、車室内側から見て助手席側のダッシュボード下方
車室内に設置されている。以下、この空気調和ユニッ
ト1を空気の流れの順に簡単に説明する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】そして、エバポレータ31の下流側にはヒ
ータユニット40が配設され、その内部にはヒータコア
42が設置されている。このヒータコア42には、高温
のエンジン冷却水が導入され、ヒータコア42を通過す
る導入空気と熱交換して暖房を行うことができる。
た、ヒータコア42を通過する導入空気の流量は、エア
ミックスダンパ43の開度により調整可能である。この
結果、ヒータユニット40内で導入空気を所望の温度に
調整したり、あるいは、ヒータユニット40に設けられ
た各吹き出し口44,45,46のダンパ44a,45
a,46aの開閉操作との連動により、乗員の頭部にヒ
ータコア42を通過しない冷風を吹き出すのと同時に足
元に温風を吹き出すという、いわゆる頭寒足熱も可能に
なる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】そこで、この凝縮水が原因となって発生す
る問題を以下に説明する。図8はクーラユニット30の
外観を示す斜視図、図9はエバポレータ31をブロワ2
0側から見た正面図、図10は図8のC−C断面図であ
る。エバポレータ31は、冷媒が流れるチューブ31a
と、該チューブ31aに固着されたフィン31bとを主
な構成要素とするものである。通常フィン31bには、
空気との接触面積を増すためコルゲート状に加工するな
どその形状に工夫がなされ、また、凝縮水のスムーズな
排出や導入空気の通風抵抗を下げるなどの目的から、ル
ーバやスリットなどが適宜設けられている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】空気調和ユニット1は、図1に示すよう
に、内外気箱10、ブロワユニット20、クーラユニッ
ト30、ヒータユニット40が一体に接続されたもので
ある。この空気調和ユニット1は、一般的な乗用車の場
合、図2及び図3に示すように車室内から見て左側の助
手席側で、しかもダッシュボード5の下方に位置する
室内に横長に配置されている。以下、この吸気調和ユニ
ット1を空気の流れの順に説明する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ヒータユニット40は、クーラユニット3
0から送られてきた導入空気を選択的に加熱すると共
に、運転モードに対応した吹き出し口から空調された空
気を吹き出す機能を有している。このヒータユニット4
0は、ヒータユニットケース41の内部に設置されたヒ
ータコア42と、このヒータコア42を通過する導入空
気の流量を調整するエアミックスダンパ43と、ヒータ
ユニットケース41に開口しそれぞれが開閉操作可能な
ダンパ44a,45a,46aを備えた吹き出し口4
4,45,46とにより構成されている。ヒータユニッ
トケース41は、その上流側端部がクーラユニット30
と接続されており、空調ダクトADの一部を形成してい
る。また、ヒータユニットケース41には、デフロスタ
吹き出し口44、フェイス吹き出し口45及びフット吹
き出し口46が設けられ、各吹き出し口には、それぞれ
デフロスタダンパ44a、フェイスダンパ45a及びフ
ットダンパ46aが取り付けられている。ヒータコア4
2は、後述する加熱源系3から高温のエンジン冷却水の
供給を受け、クーラユニット30から送風されてきた導
入空気を加熱する。ヒータユニット40に送られた導入
空気は、エアミックスダンパ43の開度に応じて、ヒー
タコア42を通過して加熱されるものと、ヒータコア4
2を通過しないものとに分類される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】上述したデフロスタ吹き出し口44は、冬
季走行前のフロントガラスの霜取り及び雨天走行中の
ロントガラスが曇らないようにするために、フロントガ
ラスなどの内面に直接当たるよう温風及び除湿した風を
吹き出すものであり、このような空調運転モードはデフ
ロスタ吹き出しモードと呼ばれている。また、フェイス
吹き出し口45は、主として夏季の冷房運転時に乗員の
上半身へ向けて冷風を吹き出すものであり、このような
空調運転モードはフェイス吹き出しモードと呼ばれてい
る。そして、フット吹き出し口46は、主として冬季の
暖房運転時に乗員の足元へ温風を吹き出すものであり、
フット吹き出しモードと呼ばれている。なお、主として
春や秋の中間期に用いられ、フェイス吹き出し口45及
びフット吹き出し口46の両方から空調された空気を吹
き出すバイレベル吹き出しモードと呼ばれる空調運転モ
ードもあり、この場合は、フェイス吹き出し口45から
の吹き出し風をフット吹き出し口46より低温とする頭
寒足熱とするのが一般的である。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】エバポレータをブロワ側から見た正面図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 茂治 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 中野 忠久 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内 (72)発明者 若松 哲夫 愛知県西春日井郡西枇杷島町旭町3丁目1 番地 三菱重工業株式会社エアコン製作所 内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒と通過する導入空気との間で熱交換
    させるエバポレータと、該エバポレータを下面に突設さ
    れた支持部に載置して格納し下部に凝縮水を溜めるドレ
    ンパンを備えたクーラユニットケースと、前記エバポレ
    ータの下流側に取り付けられたエアフィルタ材料とを具
    備し、前記エバポレータの端部と前記クーラユニットケ
    ースとの間を塞ぐ遮蔽部材を設けたことを特徴とするク
    ーラユニット。
  2. 【請求項2】 内気吸入口及び外気吸入口が開口し導入
    空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換えす
    る内外気切り換えダンパを備えた内外気箱と、 前記導入空気を吸引して下流側へ送風するブロワファン
    が設けられたブロワユニットと、 冷媒と通過する前記導入空気との間で熱交換させるエバ
    ポレータと、該エバポレータを下面に突設された支持部
    に載置して格納し下部に凝縮水を溜めるドレンパンを備
    えたクーラユニットケースと、前記エバポレータの下流
    側に取り付けられたエアフィルタ材料とを具備し、前記
    エバポレータの端部と前記クーラユニットケースとの間
    を塞ぐ遮蔽部材を設けたクーラユニットと、 ヒータユニットケース内に設置され通過する前記導入空
    気を加熱するヒータコアと、該ヒータコアを通過する前
    記導入空気の流量を調整するエアミックスダンパと、前
    記ヒータユニットケースに開口しそれぞれがダンパを備
    えた複数の吹き出し口とを具備してなるヒータユニット
    と、を連結して構成したことを特徴とする空気調和ユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 内気吸入口及び外気吸入口が開口し導入
    空気を内気または外気のいずれか一方に選択切り換えす
    る内外気切り換えダンパを備えた内外気箱と、前記導入
    空気を吸引して下流側へ送風するブロワファンが設けら
    れたブロワユニットと、冷媒と通過する前記導入空気と
    の間で熱交換させるエバポレータと、該エバポレータを
    下面に突設された支持部に載置して格納し下部に凝縮水
    を溜めるドレンパンを備えたクーラユニットケースと、
    前記エバポレータの下流側に取り付けられたエアフィル
    タ材料とを具備し、前記エバポレータの端部と前記クー
    ラユニットケースとの間を塞ぐ遮蔽部材を設けたクーラ
    ユニットと、ヒータユニットケース内に設置され通過す
    る前記導入空気を加熱するヒータコアと、該ヒータコア
    を通過する前記導入空気の流量を調整するエアミックス
    ダンパと、前記ヒータユニットケースに開口しそれぞれ
    がダンパを備えた複数の吹き出し口とを具備してなるヒ
    ータユニットと、を連結して構成した空気調和ユニット
    と、 ガス状の冷媒を圧縮するコンプレッサと、高圧のガス冷
    媒を外気と熱交換して凝縮させるコンデンサと、高温高
    圧の液冷媒を低温低圧の液冷媒にする膨張弁とを具備
    し、前記エバポレータに低温低圧の液冷媒を供給する冷
    媒系と、 エンジン冷却水を前記ヒータコアに導入する加熱源系
    と、 前記空気調和ユニット、冷媒系及び加熱源系の作動制御
    を行う制御部と、により構成したことを特徴とする車両
    用空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記エアフィルタ材料の下端部を前記ド
    レンパンに到達するまで延長して前記遮蔽部材を形成し
    たことを特徴とする請求項3に記載の車両用空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 前記遮蔽部材が、前記クーラユニットケ
    ースに突設した遮蔽板であることを特徴とする請求項3
    に記載の車両用空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記遮蔽部材が、前記エバポレータから
    突出する遮蔽板であることを特徴とする請求項3に記載
    の車両用空気調和装置。
JP13392298A 1998-05-15 1998-05-15 クーラユニット、空気調和ユニット及び車両用空気調和装置 Withdrawn JPH11321296A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111954603A (zh) * 2018-04-12 2020-11-17 日产自动车株式会社 车辆前方配置构造以及搭载有该车辆前方配置构造的车辆

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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