JP2007168735A - 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内気導入口を内外気切換箱の上面側に略水平配置した場合において、自重によってサブドアが閉まらずに開いたままになってしまい、空調されていない外気が補助内気導入口から車室内に漏れ入ることから、外気導入モードで、送風停止時は補助内気導入口を閉じることのできる空気通路切換装置を提供する。
【解決手段】第1基板部に補助内気導入口とその補助内気導入口を開閉可能な内気導入サブドアとを設ける。内気導入サブドアは、第2回動軸の一端側に補助内気導入口を開閉する第2基板部と、他端側に重り部とを有する。そして、第1基板部が略水平となる姿勢において重り部の重みによって第2基板部が補助内気導入口を閉じるとともに、内外気切換箱内に負圧が発生した場合、その負圧によって第2基板部が内部側に回動して補助内気導入口を開くようにしている。
【選択図】図2
【解決手段】第1基板部に補助内気導入口とその補助内気導入口を開閉可能な内気導入サブドアとを設ける。内気導入サブドアは、第2回動軸の一端側に補助内気導入口を開閉する第2基板部と、他端側に重り部とを有する。そして、第1基板部が略水平となる姿勢において重り部の重みによって第2基板部が補助内気導入口を閉じるとともに、内外気切換箱内に負圧が発生した場合、その負圧によって第2基板部が内部側に回動して補助内気導入口を開くようにしている。
【選択図】図2
Description
本発明は、板ドアもしくはロータリードアを用いた空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置に関するものであり、特に車両用空調装置において車室内への外気(車室外空気)導入時に補助内気導入口から内気(車室内空気)の一部を取り込むようにした内外気切換装置に用いて好適なものである。
車両用空調装置においては、冬季などの寒冷時に、車室内の暖房とフロントガラスの防曇とを実施する場合、吸込口を外気導入モードに固定するように内外気切換ドアを制御することが一般的である。しかし、低温低湿度の外気を空調装置内に吸い込み、その吸い込んだ低温外気をヒーターコア(加熱用熱交換器)で加熱することになるため、吸い込み温度が低い分だけ車室内の温度が上がりにくいという問題が生じる。
そこで、外気導入モード時の暖房性能を向上させる目的で、吸い込まれる外気の中に一部内気を混入させる技術がある。このような従来技術の1例として、図9は、従来のサブドア13付き内外気切換ドア12を示す斜視図であり、図10は従来の補助内気導入口12c付き内外気切換箱11の部分縦断面図で、外気導入モードでの送風状態を示している。
これらの図に示すように、内外気切換ドア12により車室内に導入する空気を内気もしくは外気に切り換える内外気切換装置において、内外気切換ドア12の基板部12bに補助内気導入口12cと、その補助内気導入口12cを開閉するサブドア13とを備え、外気導入モード時には内部の負圧によってサブドア13が回動して補助内気導入口12cを開き、一部内気を混入させるようになっている。
これにより、フロントガラスなどの曇り防止を図りつつ、暖房効率を向上できるようになっている。また、下記特許文献1〜3は、上記のサブドアを、可撓性部材で形成したものである。
特開2001−39145号公報
特開2005−162107号公報
特開2005−219679号公報
上記従来技術のサブドアは、外気導入モード時に内外気切換箱の側面側、もしくは下面側にくるように配置されており、送風のために送風ファンが駆動された時に内外気切換箱内が負圧となることでサブドアが開いて内気を吸い込む構造となっている。そして、外気導入モードでも送風ファンが停止している時は、サブドアが自重、もしくは部材の弾性によって閉まり、補助内気導入口から空調されていない外気が車室内へ漏れ入ることを防いでいる。
しかしながら、車両の構造によっては内外気切換箱の側面側、もしくは下面側にスペースが無く、内気導入口を内外気切換箱の上面側に配置しなければならない場合がある。図11は、従来の問題点を説明する補助内気導入口12c付き内外気切換箱11の部分縦断面図であり、外気導入モードでの送風停止状態を示している。例えばトラック車両などでは、外気吸込口をフロントリッド内(フロントガラス下のスペース)に設ける場合が多いため、図11に示すように、乗用車などでは上面側となる外気吸込口11aが車両前方側となり、内気導入口11bが上面側となっている。
このため、外気導入モードでは内外気切換ドア12cが略水平姿勢となり、従来のサブドア13では、送風ファンが停止しても自重によってサブドア13が閉まらずに開いたままとなってしまい、車両走行によって掛かるラム圧で空調されていない外気が補助内気導入口12cから車室内へ漏れ入るという問題が発生してしまう。
本発明は、この従来の問題に鑑みて成されたものであり、その目的は、内気導入口を内外気切換箱の上面側に略水平配置した場合において、外気導入モードで送風時は補助内気導入口を開き、送風停止時は補助内気導入口を閉じることのできる空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置を提供することにある。なお、図9〜11で説明しなかった符号は、後述する本発明の実施形態中の符号と対応するものである。
本発明は上記目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、第1、第2空気導入口(11a、11b)を設けたケーシング(11)と、
ケーシング(11)内に、第1回動軸(12a)とその第1回動軸(12a)を中心にして回動する第1基板部(12b)とを有するドア手段(12)とを備え、
第1基板部(12b)の位置によって第1、第2空気導入口(11a、11b)を切換開閉する空気通路切換装置において、
第1基板部(12b)に第3空気導入口(12c)とその第3空気導入口(12c)を開閉可能な自在ドア手段(13)とを設け、
自在ドア手段(13)は、第2回動軸(13a)の一端側に第3空気導入口(12c)を開閉する第2基板部(13b)と他端側に重り部(13c)とを有し、
第1基板部(12b)が略水平となる姿勢において重り部(13c)の重みによって第2基板部(13b)が第3空気導入口(12c)を閉じるとともに、
ケーシング(11)内に負圧が発生した場合、その負圧によって第2基板部(13b)が内部側に回動して第3空気導入口(12c)を開くようにしたことを特徴としている。
ケーシング(11)内に、第1回動軸(12a)とその第1回動軸(12a)を中心にして回動する第1基板部(12b)とを有するドア手段(12)とを備え、
第1基板部(12b)の位置によって第1、第2空気導入口(11a、11b)を切換開閉する空気通路切換装置において、
第1基板部(12b)に第3空気導入口(12c)とその第3空気導入口(12c)を開閉可能な自在ドア手段(13)とを設け、
自在ドア手段(13)は、第2回動軸(13a)の一端側に第3空気導入口(12c)を開閉する第2基板部(13b)と他端側に重り部(13c)とを有し、
第1基板部(12b)が略水平となる姿勢において重り部(13c)の重みによって第2基板部(13b)が第3空気導入口(12c)を閉じるとともに、
ケーシング(11)内に負圧が発生した場合、その負圧によって第2基板部(13b)が内部側に回動して第3空気導入口(12c)を開くようにしたことを特徴としている。
この請求項1に記載の発明によれば、第1、第2空気導入口(11a、11b)のいずれか一方側を内気導入口(11b)として、内外気切換箱(11)としてのケーシング(11)の上面側に略水平配置した場合において、外気導入モードで送風時は補助内気導入口(12c)としての第3空気導入口(12c)を開き、送風停止時は補助内気導入口(12c)としての第3空気導入口(12c)を閉じることができる。
また、請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路切換装置において、ドア手段(12)を、第1回動軸(12a)の一円周方向側に第1基板部(12b)を突出させた板ドアで構成したことを特徴としている。この請求項2に記載の発明によれば、ドア手段(12)は、車両用空調装置の内外気切換装置で一般的な板ドアで構成することができるため、適用が容易である。
また、請求項3に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路切換装置において、ドア手段(12)を、回動方向に延びる円周壁状の第1基板部(12b)と、その第1基板部(12b)を第1回動軸(12a)と一体に連結する連結部(12e)とを有するロータリードアで構成したことを特徴としている。この請求項3に記載の発明によれば、ドア手段(12)は、車両用空調装置の内外気切換装置で一般的なロータリードアで構成することができるため、適用が容易である。
また、請求項4に記載の発明では、請求項3に記載の空気通路切換装置において、第1、第2空気導入口(11a、11b)のいずれか一方側において、ケーシング(11)に設けた閉状態保持部(11c)によって、自在ドア手段(13)による第3空気導入口(12c)の閉状態を保持するようにしたことを特徴としている。
板ドアの場合は、第1空気導入口(11a)側と第2空気導入口(11b)側とで第1基板部(12b)の風流れに対する上流側面と下流側面とが変わる。このため、内気導入口(11b)側で風流れ下流側面に設けた自在ドア手段(13)は、外気導入口(11a)側では風流れ上流側面となって自在ドア手段(13)がラム圧で閉じられるため都合が良い。
しかし、ロータリードアは板ドアと異なって第1、第2空気導入口(11a、11b)のいずれ側においても第1基板部(12b)の風流れに対する上流側面と下流側面とが変わらない。そのため、第1、第2空気導入口(11a、11b)のいずれか一方側を外気導入口(11a)とした場合にラム圧で自在ドア手段(13)が容易に開かないようケーシング(11)に閉状態保持部(11c)を設けたものである。この請求項4に記載の発明によれば、ドア手段(12)をロータリードアで構成しても、外気導入口(11a)とした側では自在ドア手段(13)を開かないようにすることができる。
また、請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の空気通路切換装置において、重り部(13c)を、金属材料にて成形したことを特徴としている。この請求項5に記載の発明によれば、適度な重量を設定することができるため、樹脂材料などで軽く形成した場合に発生するばたつきを無くして自在ドア手段(13)を確実に作動させることができる。
また、請求項6に記載の発明では、請求項1または請求項5に記載の空気通路切換装置において、第2基板部(13b)と重り部(13c)とを一体に成形したことを特徴としている。この請求項6に記載の発明によれば、例えば金属の板材を用い、第2基板部(13b)は一重、重り部(13c)は二重三重や丸めたりすることにより、一つの素材でコンパクトに第2基板部(13b)と重り部(13c)とを作ることができ、コストを抑えることができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の空気通路切換装置を車両用空調装置の内外気切換装置として備え、
ケーシング(11)は内外気切換箱(11)であり、
第1空気導入口(11a)は車室外空気を内外気切換箱(11)内に導入するため略垂直方向に開口した外気導入口(11a)であり、
第2空気導入口(11b)は車室内空気を内外気切換箱(11)内に導入するため略水平方向に開口した内気導入口(11b)であり、
ドア手段(12)は内外気切換ドア(12)であり、
第3空気導入口(12c)は補助内気導入口(12c)であり、
自在ドア手段(13)は内気導入サブドア(13)であることを特徴としている。
ケーシング(11)は内外気切換箱(11)であり、
第1空気導入口(11a)は車室外空気を内外気切換箱(11)内に導入するため略垂直方向に開口した外気導入口(11a)であり、
第2空気導入口(11b)は車室内空気を内外気切換箱(11)内に導入するため略水平方向に開口した内気導入口(11b)であり、
ドア手段(12)は内外気切換ドア(12)であり、
第3空気導入口(12c)は補助内気導入口(12c)であり、
自在ドア手段(13)は内気導入サブドア(13)であることを特徴としている。
この請求項7に記載の発明によれば、車両用空調装置において外気導入時に補助内気導入口(12c)から内気の一部を吸込むようにした内外気切換装置に用いて好適である。ちなみに、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態(請求項1、2、5〜7に対応)について、図1〜5の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用空調装置の構成概要を示す模式図である。本実施形態は、本発明に係る空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置を水冷の車両走行用エンジン(以下、エンジンと略す)4搭載の車両に適用したものである。
以下、本発明の第1実施形態(請求項1、2、5〜7に対応)について、図1〜5の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両用空調装置の構成概要を示す模式図である。本実施形態は、本発明に係る空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置を水冷の車両走行用エンジン(以下、エンジンと略す)4搭載の車両に適用したものである。
まず、図1において、車両用空調装置の冷凍サイクルRには、冷媒を吸入し圧縮して吐出するコンプレッサ(冷媒圧縮機)1が備えられている。コンプレッサ1は動力断続用の電磁クラッチ2を有し、コンプレッサ1へは電磁クラッチ2およびVベルト3を介してエンジン4の動力が伝達される。
電磁クラッチ2への通電は、図示しない空調制御装置によって制御され、電磁クラッチ2が通電されて接続状態になると、コンプレッサ1は運転状態となる。これに反し、電磁クラッチ2の通電が遮断されて開離状態になると、コンプレッサ1は停止する。コンプレッサ1から吐出された高温・高圧のガス冷媒はコンデンサ(冷媒凝縮器)6に流入し、ここで図示しない冷却ファンより送風される外気冷却風と熱交換し、冷媒は冷却されて凝縮する。
このコンデンサ6で凝縮した冷媒は、次にレシーバ7に流入し、レシーバ7の内部で冷媒の気液が分離されるとともに、冷凍サイクルR内の余剰冷媒(液冷媒)がレシーバ7内に蓄えられる。このレシーバ7からの液冷媒は、減圧手段としての膨張弁8によって低圧に減圧され、低圧の気液2相状態となる。
この膨張弁8からの低圧冷媒は、空気冷却用熱交換器としてのエバポレーター(冷媒蒸発器)9に流入する。このエバポレーター9は、車両用空調装置の空調ケース10内に設置され、エバポレーター9に流入した低圧冷媒は空調ケース10内を流れる空気から吸熱して蒸発する。そして、エバポレーター9の冷媒出口はコンプレッサ1の吸入側に接続され、上記したサイクル構成部品によって閉回路を構成している。
空調ケース10において、エバポレーター9の上流側には送風手段としての送風機ユニット部5が配置され、送風機ユニット部5には送風ファン14aと、それを駆動するファンモーター14bとが備えられている。送風ファン14aの吸入側には、内外気切り換え手段としての内外気切換箱11が配置され、この内外気切換箱11内の内外気切換ドア12によって外気導入口11aと内気導入口11bとが切換開閉される。
これにより、内外気切換箱11内に外気(車室外空気)または内気(車室内空気)の導入が切り換えられる。この内外気切換ドア12の回動動作は、内外気切換箱11の外面に取り付けられた図示しない内外気切換サーボモーターなどのアクチュエーター、あるいは車室内のコントロールパネルの手動レバーに連結されたワイヤーなどによって成される。
次に、空調装置通風系のうち、送風機ユニット部5の下流側に配置される空調ユニット部15について説明する。空調ユニット部15は、通常、車室内前部の計器盤内側において、車両幅方向の略中央位置に配置される。これに対して先の送風機ユニット部5は、空調ユニット部15に対して助手席側にオフセットして配置されている。
空調ケース10内でエバポレーター9の下流側には、エアミックスドア19が配置されており、エアミックスドア19の下流側には、エンジン4の冷却水(温水)を熱源として空気を加熱する加熱用熱交換器としての温水式ヒーターコア(以下、ヒーターコアと略す)20が設置されている。そして、このヒーターコア20の上方側には、ヒーターコア20をバイパスして冷風空気を流すバイパス通路21が形成されている。
エアミックスドア19は、ヒーターコア20を通過する温風と、バイパス通路21を通過する冷風との風量割合を調節するものであり、この冷温風の風量割合の調節によって車室内への吹き出し空気温度を調節している。すなわち、本実施例においては、エアミックスドア19によって車室内への吹き出し空気の温度調節手段が構成されている。
尚、エアミックスドア19の回動動作は、空調ケース10の外面に取り付けられた図示しないエアミックスサーボモーターなどのアクチュエーター、あるいは車室内のコントロールパネルの手動レバーに連結されたワイヤーなどによって成される。ヒーターコア20の下流側には、下側から上側へと延びる温風通路23が形成され、この温風通路23からの温風と、バイパス通路21からの冷風とが空気混合部24付近で混合して、所望温度の空調用空気を作り出すことができる。
更に、空調ケース10内で、空気混合部24の下流側に吹出モード切換部が構成されている。まず、空調ケース10の上面部には、デフロスタ開口部25が形成されている。このデフロスタ開口部25は、図示しないデフロスタダクトを介して車両前方窓ガラスの内面に空気を吹き出す図示しないデフロスタ吹出口につながっている。そして、デフロスタ開口部25は、回動自在な板状のデフロスタドア26によって開閉される。
また、空調ケース10の上面部で、デフロスタ開口部25より車両後方側の部位には、フェイス開口部27が形成されている。このフェイス開口部27は、図示しないフェイスダクトを介して車室内乗員の上半身に向けて空気を吹き出す図示しないセンターフェイス吹出口とサイドフェイス吹出口とにつながっている。そして、フェイス開口部27は、回動自在な板状のフェイスドア28により開閉される。
また、空調ケース10において、フェイス開口部27の下方部位には、フット開口部29が形成されている。このフット開口部29は、図示しないフットダクトを介して車室内乗員の足元に向けて空気を吹き出す図示しないフット吹出口につながっている。そして、フット開口部29は、回動自在な板状のフットドア30により開閉される。
上記した吹出モードドア26・28・30は共通の図示しないリンク機構によって連動するように連結されている。そしてこのリンク機構の回動動作は、空調ケース10の外面に取り付けられた図示しないモード切換用サーボモーターなどのアクチュエーター、あるいは車室内のコントロールパネルの手動レバーに連結されたワイヤーなどによって成される。
次に、本発明の要部である送風機ユニット部5の具体的な構造について、図2、3を用いて説明する。図2は、本発明の第1実施形態における送風機ユニット部5の構造を示す縦断面図であり、外気導入モードでの送風停止状態を示している。また図3は、図1、2の送風機ユニット部5における板ドアタイプの内外気切換ドア12を示す斜視図である。
なお、本実施形態の送風機ユニット部5は、図2に示すように、外気導入口(第1空気導入口)11aと送風機(ファン&モーター)の回転軸を車両前方側に向け、内気導入口(第2空気導入口)11bを車両上方側に向けて車両に搭載されている。送風機ユニット部5の空調ケース10は、2分割された一対の図示しない前ケースと後ケースとから成っており、樹脂(本例ではポリプロピレン樹脂)によって形成されている。
送風機ユニット部5の空調ケース10は、周知のスクロール形状を成しており、車両前方側に空気吸込口10aが形成され、側面部に径外方向へ延びる図示しない空気吐出口が形成されている。また、前ケースの空気吸込口10aの周縁には、空気吸込口10aから吸入された空気を送風ファン14aに案内するため、送風ファン14aとほぼ同軸位置に環状のベルマウス10bが一体成形されている。
送風ファン14aは、樹脂製(本例ではポリプロピレン製もしくはポリアミド製)の周知の遠心多翼ファン(本例ではシロッコファン)である。送風ファン14aは、中央部がファンモーター14bの前方側に突出したシャフト(回転軸)の前端部に圧入結合され、ファンモーター14bの駆動力がシャフトを経由して伝達されるようになっている。そして、空気吸込口10aの更に車両前方側には、内外気切換箱(ケーシング)11が配置されている。
その内外気切換箱11内の上方前方には、第1回動軸12aと、その第1回動軸12aを中心にして回動する第1基板部12bとを有するドア手段としての内外気切換ドア12が備えられており、第1基板部12bの位置によって外気導入口11aと内気導入口11bとを切換開閉するようになっている。
本実施形態の内外気切換ドア12は、第1回動軸12aの一円周方向側に第1基板部12bを突出させた板ドアであり、樹脂で第1回動軸12aと第1基板部12bとを一体に形成したうえ、第1基板部12bの両面にシール用のウレタンパッキンPを貼付している。
なお、本実施形態の特徴として、第1基板部12bには第3空気導入口としての補助内気導入口12cを開設するとともに、その内外気切換ドア12の外気導入口11a側に、補助内気導入口12cを開閉する自在ドア手段としての内気導入サブドア13を設けている。この内気導入サブドア13は、第2回動軸13aの一端側に補助内気導入口12cを開閉する第2基板部13bと、他端側に重り部13cとを形成したものである。
より具体的には、腐食防止の表面処理を施した鉄板を用い、第2基板部13bは一重、重り部13cは二重となるようにプレス加工することにより、一つの素材でコンパクトに第2基板部13bと重り部13cとを形成している。そして、同じく腐食防止の表面処理を施して第2回動軸13aとなる鉄棒とスポット溶接などで接合して一体としたうえ、第2基板部13bにはシール用のウレタンパッキンPを貼付している。そして、内外気切換ドア12の第1基板部12bに一体成形した軸受部12dに回動自在に支持させている。
上記した構造により、内外気切換ドア12の第1基板部12bが略水平となる外気導入モードにおいても、送風を停止している場合は重り部13cの重みによって内気導入サブドア13の第2基板部13bが補助内気導入口12cを閉じるようになっており、空調されていない外気が車室内に漏れ入ることを防いでいる(図2の状態)。また図4は、図2中の内外気切換箱11部分の部分縦断面図であり、外気導入モードでの送風状態を示している。
図示しないコネクタ端子を介してファンモーター14bに給電されると、ファンモーター14bのシャフトが回転駆動し、シャフトに結合された送風ファン14aを回転させる。これに伴い、内外気切換箱11の外気導入口11aから外気が導入され、空調ケース10の空気吸込口10aからベルマウス10bによって案内されて送風ファン14aの軸線上方側から導入され、送風ファン14aの径外方向に押し出され、空気吐出口から吐出される。
この送風状態では内外気切換箱11内は負圧となり、この負圧によって内気導入サブドア13の第2基板部13bが内部側に回動して重り部13cが内外気切換ドア12の第1基板部12bに当たるところまで開く。これにより、補助内気導入口12cが開口して一部内気を取り込まれ、外気に混入するようになっている。
図5は、図2中の内外気切換箱11部分の部分縦断面図であり、内気導入モードの状態を示している。内気導入時は、内外気切換ドア12が略垂直となり、内気導入サブドア13は自重で補助内気導入口12cを閉じるうえ、内外気切換箱11内が負圧となったり、外部からラム圧が掛かったりするとよりしっかりシールする状態となる。
次に、本実施形態での特徴を説明する。まず、第1基板部12bに補助内気導入口12cとその補助内気導入口12cを開閉可能な内気導入サブドア13とを設け、内気導入サブドア13は、第2回動軸13aの一端側に補助内気導入口12cを開閉する第2基板部13bと他端側に重り部13cとを有し、第1基板部12bが略水平となる姿勢において重り部13cの重みによって第2基板部13bが補助内気導入口12cを閉じるとともに、内外気切換箱11内に負圧が発生した場合、その負圧によって第2基板部13bが内部側に回動して補助内気導入口12cを開くようにしている。
これによれば、第1・第2空気導入口11a・11bの一方側を内気導入口11bとして、内外気切換箱11としてのケーシング11の上面側に略水平配置した場合において、外気導入モードで送風時は補助内気導入口12cとしての第3空気導入口12cを開き、送風停止時は補助内気導入口12cとしての第3空気導入口12cを閉じることができる。
また、内外気切換ドア12を、第1回動軸12aの一円周方向側に第1基板部12bを突出させた板ドアで構成している。これによれば、ドア手段12としての内外気切換ドア12は、車両用空調装置の内外気切換装置で一般的な板ドアで構成することができるため、適用が容易である。
また、重り部13cを、金属材料にて成形している。これによれば、適度な重量を設定することができるため、樹脂材料などで軽く形成した場合に発生するばたつきを無くして内気導入サブドア13を確実に作動させることができる。
また、第2基板部13bと重り部13cとを一体に成形している。これによれば、例えば金属の板材を用い、第2基板部13bは一重、重り部13cは二重三重や丸めたりすることにより、一つの素材でコンパクトに第2基板部13bと重り部13cとを作ることができ、コストを抑えることができる。
また、このような空気通路切換装置を車両用空調装置の内外気切換装置として備え、ケーシング11は内外気切換箱11であり、第1空気導入口11aは車室外空気を内外気切換箱11内に導入するため略垂直方向に開口した外気導入口11aであり、第2空気導入口11bは車室内空気を内外気切換箱11内に導入するため略水平方向に開口した内気導入口11bである。
また、ドア手段12は内外気切換ドア12であり、第3空気導入口12cは補助内気導入口12cであり、自在ドア手段13は内気導入サブドア13であるようにしている。これによれば、車両用空調装置において外気導入時に補助内気導入口12cから内気の一部を吸込むようにした内外気切換装置に用いて好適である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態(請求項3、4に対応)について、図6〜8の図面を参照しながら詳細に説明する。図6は、本発明の第2実施形態における送風機ユニット部5の構造を示す縦断面図であり、外気導入モードでの送風停止状態を示している。また、図7は、図6中の内外気切換箱11部分の部分縦断面図であり、外気導入モードでの送風状態を示しており、図8は、内気導入モードの状態を示している。
次に、本発明の第2実施形態(請求項3、4に対応)について、図6〜8の図面を参照しながら詳細に説明する。図6は、本発明の第2実施形態における送風機ユニット部5の構造を示す縦断面図であり、外気導入モードでの送風停止状態を示している。また、図7は、図6中の内外気切換箱11部分の部分縦断面図であり、外気導入モードでの送風状態を示しており、図8は、内気導入モードの状態を示している。
本実施形態は、上述した第1実施形態と内外気切換ドア12をロータリードアで構成した点が異なるため、対応する部分は同じ符号を付して説明を省略する。上述した第1実施形態と異なる特徴部分を説明する。
本実施形態では、内外気切換ドア12を、回動方向に延びる円周壁状の第1基板部12bと、その第1基板部12bを第1回動軸12aと一体に連結する連結部12eとを有するロータリードアで構成している。これによれば、内外気切換ドア12は、車両用空調装置の内外気切換装置で一般的なロータリードアで構成することができるため、適用が容易である。
尚、第1基板部12bの外周部にはシールパッキンPを形成している。このシールパッキンPはエラストマ樹脂を用いて第1基板部12bに一体成形している。また、第1・第2空気導入口11a・11bの一方側において、内外気切換箱11に一体成形して設けた閉状態保持リブ(閉状態保持部)11cによって、内気導入サブドア13による補助内気導入口12cの閉状態を保持するようにしている(図8参照)。
板ドアの場合は、外気導入口11a側と内気導入口11b側とで第1基板部12bの風流れに対する上流側面と下流側面とが変わる。このため、内気導入口11b側で風流れ下流側面に設けた内気導入サブドア13は、外気導入口11a側では風流れ上流側面となって内気導入サブドア13がラム圧で閉じられるため都合が良い。
しかし、ロータリードアは板ドアと異なって外気・内気導入口11a・11bのいずれ側においても第1基板部12bの風流れに対する上流側面と下流側面とが変わらない。そのため、外気・内気導入口11a・11bの一方側を外気導入口11aとした場合にラム圧で内気導入サブドア13が容易に開かないよう内外気切換箱11に閉状態保持リブ11cを設けたものである。これによれば、内外気切換ドア12をロータリードアで構成しても、外気導入口11aとした側では内気導入サブドア13を開かないようにすることができる。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、車両用空調装置が送風機ユニット部5と空調ユニット部15との2つの部分に分かれているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば送風機ユニット部分と空調ユニット部分とが一体のものであっても良い。また、上述の第1実施形態では、板ドアタイプの内外気切換ドア12は1枚の構成のものを示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複数枚の構成のものであっても良い。
上述の実施形態では、車両用空調装置が送風機ユニット部5と空調ユニット部15との2つの部分に分かれているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば送風機ユニット部分と空調ユニット部分とが一体のものであっても良い。また、上述の第1実施形態では、板ドアタイプの内外気切換ドア12は1枚の構成のものを示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば複数枚の構成のものであっても良い。
11…ケーシング、内外気切換箱
11a…第1空気導入口、外気導入口
11b…第2空気導入口、内気導入口
11c…閉状態保持リブ(閉状態保持部)
12…ドア手段、内外気切換ドア
12a…第1回動軸
12b…第1基板部
12c…第3空気導入口、補助内気導入口
12e…連結部
13…自在ドア手段、内気導入サブドア
13a…第2回動軸
13b…第2基板部
13c…重り部
11a…第1空気導入口、外気導入口
11b…第2空気導入口、内気導入口
11c…閉状態保持リブ(閉状態保持部)
12…ドア手段、内外気切換ドア
12a…第1回動軸
12b…第1基板部
12c…第3空気導入口、補助内気導入口
12e…連結部
13…自在ドア手段、内気導入サブドア
13a…第2回動軸
13b…第2基板部
13c…重り部
Claims (7)
- 第1、第2空気導入口(11a、11b)を設けたケーシング(11)と、
前記ケーシング(11)内に、第1回動軸(12a)とその第1回動軸(12a)を中心にして回動する第1基板部(12b)とを有するドア手段(12)とを備え、
前記第1基板部(12b)の位置によって前記第1、第2空気導入口(11a、11b)を切換開閉する空気通路切換装置において、
前記第1基板部(12b)に第3空気導入口(12c)とその第3空気導入口(12c)を開閉可能な自在ドア手段(13)とを設け、
前記自在ドア手段(13)は、第2回動軸(13a)の一端側に前記第3空気導入口(12c)を開閉する第2基板部(13b)と他端側に重り部(13c)とを有し、
前記第1基板部(12b)が略水平となる姿勢において前記重り部(13c)の重みによって前記第2基板部(13b)が前記第3空気導入口(12c)を閉じるとともに、
前記ケーシング(11)内に負圧が発生した場合、その負圧によって前記第2基板部(13b)が内部側に回動して前記第3空気導入口(12c)を開くようにしたことを特徴とする空気通路切換装置。 - 前記ドア手段(12)を、前記第1回動軸(12a)の一円周方向側に前記第1基板部(12b)を突出させた板ドアで構成したことを特徴とする請求項1に記載の空気通路切換装置。
- 前記ドア手段(12)を、回動方向に延びる円周壁状の前記第1基板部(12b)と、その第1基板部(12b)を前記第1回動軸(12a)と一体に連結する連結部(12e)とを有するロータリードアで構成したことを特徴とする請求項1に記載の空気通路切換装置。
- 前記第1、第2空気導入口(11a、11b)のいずれか一方側において、前記ケーシング(11)に設けた閉状態保持部(11c)によって、前記自在ドア手段(13)による前記第3空気導入口(12c)の閉状態を保持するようにしたことを特徴とする請求項3に記載の空気通路切換装置。
- 前記重り部(13c)を、金属材料にて成形したことを特徴とする請求項1に記載の空気通路切換装置。
- 前記第2基板部(13b)と前記重り部(13c)とを一体に成形したことを特徴とする請求項1または請求項5に記載の空気通路切換装置。
- 請求項1ないし請求項6のうちいずれか1項に記載の空気通路切換装置を車両用空調装置の内外気切換装置として備え、
前記ケーシング(11)は内外気切換箱(11)であり、
前記第1空気導入口(11a)は車室外空気を前記内外気切換箱(11)内に導入するため略垂直方向に開口した外気導入口(11a)であり、
前記第2空気導入口(11b)は車室内空気を前記内外気切換箱(11)内に導入するため略水平方向に開口した内気導入口(11b)であり、
前記ドア手段(12)は内外気切換ドア(12)であり、
前記第3空気導入口(12c)は補助内気導入口(12c)であり、
前記自在ドア手段(13)は内気導入サブドア(13)であることを特徴とする車両用空調装置の内外気切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005372813A JP2007168735A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2005372813A JP2007168735A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 |
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JP2007168735A true JP2007168735A (ja) | 2007-07-05 |
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ID=38295867
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005372813A Withdrawn JP2007168735A (ja) | 2005-12-26 | 2005-12-26 | 空気通路切換装置および車両用空調装置の内外気切換装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2007168735A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014097749A (ja) * | 2012-11-15 | 2014-05-29 | Valeo Japan Co Ltd | 車両用送風装置 |
EP2878466A1 (de) * | 2013-11-28 | 2015-06-03 | Mahle Behr France Rouffach S.A.S | Klimatisierungsanlage für ein Fahrzeug |
-
2005
- 2005-12-26 JP JP2005372813A patent/JP2007168735A/ja not_active Withdrawn
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CN104669983A (zh) * | 2013-11-28 | 2015-06-03 | 马勒贝洱法国鲁法克股份有限公司 | 车辆空调系统 |
US10155429B2 (en) | 2013-11-28 | 2018-12-18 | MAHLE Behr France Rouffach SAS | Air-conditioning system for a vehicle |
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