JPH11320982A - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JPH11320982A
JPH11320982A JP12978298A JP12978298A JPH11320982A JP H11320982 A JPH11320982 A JP H11320982A JP 12978298 A JP12978298 A JP 12978298A JP 12978298 A JP12978298 A JP 12978298A JP H11320982 A JPH11320982 A JP H11320982A
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JP12978298A
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Inventor
Mitsuyasu Nakajima
光康 中嶋
Morio Ota
守雄 太田
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同時印加数が少なく且つ信号配線数の少ない簡
単な構成の印字ヘッドを有する印字装置を提供する 【解決手段】印字ヘッド24はセレクト信号Sによりデ
イジーチェーンで接続される同じ構成の4つのドライバ
34a、34b、34c及び34dで構成される。各ド
ライバ34は夫々96個の印字素子Rが駆動端子o1〜
o96と電源VDD間に接続され総ドット数は384個
である。各ドライバ34の1ドットの印字を行う駆動回
路37はフリップフロップ35とNAND素子36の2
個の素子で構成される。各フリップフロップ35はシフ
トレジスタとして機能し、制御部から選択信号Sin
(S)を入力されて印字ドットを選択する。NAND素
子36は制御部から印字データDin(D1、D2、D
3、D3)をパラレルに入力され、フリップフロップ3
5によって選択された1個のNAND素子36のみが印
字データDinにより印字素子Rを駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成のより簡単な
印字ヘッドを備えた印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、印字ヘッドの発熱素子を駆動
して、インクリボンのインクを用紙に熱転写して印字を
行う熱転写プリンタやインクボトルのインクを用紙に吐
出して印字を行うインクジェットプリンタがある。
【0003】図15は、そのようなプリンタの印字ヘッ
ドの内部構成を示す図である。同図に示すように、印字
ヘッド1は、カスケード接続された同じ構成の4つのド
ライバ2(2−1、2−2、2−3、2−4)で構成さ
れている。各ドライバ2には、それぞれ96個の発熱素
子(抵抗)Rが発熱駆動端子o1〜o96と電源VDD
間に接続されている。
【0004】ドライバ2−1は、1番から96番までの
96個の発熱素子Rを、96個の発熱駆動端子o1〜o
96を介して発熱駆動する。ドライバ2−2は、97番
から192番までの発熱素子Rを96個の発熱駆動端子
o1〜o96を介して発熱駆動し、ドライバ2−3は、
193番から288番までの発熱素子Rを96個の発熱
駆動端子o1〜o96で発熱駆動し、そして、ドライバ
2−4は、同様に289番から384番までの発熱素子
Rを96個の発熱駆動端子o1〜o96で発熱駆動す
る。つまり、この印字ヘッド1は、総ドット数が384
個の印字ヘッドである。
【0005】図16は、上記ドライバ2(例としてドラ
イバ2−1を示している)の内部構成を示す図である。
同図に示すように、1ドットの印字を行うために、フリ
ップフロップ3、トランスペアレントラッチ4、及びN
AND素子5によって、1個の駆動回路6が構成され、
このNAND素子5と電源VDD間に発熱体Rが設けら
れている。上記のフリップフロップ3は、シフトレジス
タとして機能しており、また、NAND素子5は、発熱
体Rを直接駆動可能なドライブ能力を有している。
【0006】印字データDは(図15及び図16参
照)、印字ヘッド1の左側からドライバ2−1のデータ
入力端子Dinに入力され、クロック信号CKに従ってフ
リップフロップ3を順次右へ右へとシフトされる。更に
ドライバ2−1のデータ出力端子Dout から隣接のドラ
イバ2−2のデータ入力端子Dinを介してドライバ2−
2のフリップフロップ3にシフトされ、これが順次右方
へ繰り返されて1ライン分、すなわち4つのドライバ2
の合計384個のフリップフロップ3に印字データDが
入力される。
【0007】このフリップフロップ3の印字データD
は、ラッチ信号Lが“H”から“L”に変化することに
より、トランスペアレントラッチ4にラッチされる。こ
のトランスペアレントラッチ4に保持された印字データ
Dは、NAND素子5の一方の入力端子に入力される。
NAND素子5の他方の入力端子には、ストローブ信号
STBが所定のタイミングで入力される。
【0008】ストローブ信号STBは、後述するように
4つのタイミングに分かれ、図15に示すように、ドラ
イバ2−1には信号線11を介してストローブ信号ST
B1が入力され、ドライバ2−2には信号線12を介し
てストローブ信号STB2が入力され、ドライバ2−3
には信号線13を介してストローブ信号STB3が入力
され、そして、ドライバ2−4には信号線14を介して
ストローブ信号STB4が入力される。
【0009】図17は、クロック信号CKとラッチ信号
Lとの関係を示す図である。制御側から見た1ラインの
最短周期を周期Tx1とすると、このTx1は、 Tx1=384*CKT+Tx2 (1) で表される。ここで、CKTはクロック信号CKの周
期、Tx2はトランスペアレントラッチ4によるデータ
保持に必要な時間である。
【0010】図18は、発熱素子の同時印加数を制限す
る(分割駆動する)ためのストローブ信号STBの制御
例を示す図である。印字ヘッド1の過熱防止や、電源容
量の確保の点から、384個の発熱素子Rを一括駆動す
ることはせずに、同時印加数を制限する。図15〜図1
7に示す構成の例では、図18に示すように、4つのス
トローブ信号STB1〜STB4で、印字(発熱駆動)
を順番に制御しているので、同時印加数は「384÷4
=96」個となる。
【0011】したがって、各ストローブ信号STB1〜
STB4でそれぞれ96個の発熱素子Rが一括駆動され
る。この駆動時間Tx4は、換言すれば1ドットに印加
する時間である。したがって、1ラインの周期Tx1
は、1ドットの印加時間Tx4の4倍より長くなくては
ならない。この間に、次の印字データDが前述したよう
にフリップフロップ3に384個分シフトされ、この印
字データDが、ストローブ信号STB4によって最後の
ドライバ2−4による前の印字データDの印字が終了し
た時点で、ラッチ信号Lの変化によってトランスペアレ
ントラッチ4にラッチされる。
【0012】このように、384個の発熱素子Rを4分
割して時間をずらして発熱駆動することにより、384
個の発熱素子Rを一括駆動した場合に比較して、印字ヘ
ッド1の過熱が防止され、そればかりでなく使用電力を
低く抑えることができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成は、1つのドット(発熱素子R)に対する駆動回路
6が、フリップフロップ3、トランスペアレントラッチ
4、及びNAND素子5と3個の素子で構成されてお
り、構成規模が大きい。つまり、ICが比較的大きい。
ICが大きくなると製作歩留まりが悪くなり、またコス
トも上昇するという問題が発生する。
【0014】1ラインの最小処理周期は上述したように
式(1)で求められる。これは、1本のデータ線D(印
字データDの入力線)がフリップフロップ3によってデ
イジーチェーンに接続されて形成されるドット数が、増
加すればするほど、1ラインの印字に要する時間が長く
なることを意味する。また、たとえ1ドットに必要な印
加時間を短くしたとしても、フリップフロップ3による
転送(シフト)時間の制約を受けてしまうから、単純に
時間の短縮には繋がらない。
【0015】したがって、1ラインの印字周期を長くし
ないためには、データ線Dを複数用意し、これによって
一つのデータ線からデイジーチェーンに接続されるドッ
ト数を減らすことが考えられる。しかしながら、これで
はデータ線の本数が増えるため、総配線数が増えて構成
規模が大きくなる。
【0016】更に、同時印加の制御は、ストローブ信号
STBで行っているから、同時印加数を少なくすると、
つまり分割数を多くすると、多くなった分だけストロー
ブ信号線が必要となる。例えば、分かりやすく極端な例
をとって、同時印加数を4とすると、384ドットを4
ドット単位で96分割することになり、96本ものスト
ローブ信号線が必要となる。
【0017】このように、1ラインの印字周期の短縮に
は、これを阻害する要因が種々あって、なかなか容易に
実現することができなかったものである。本発明の課題
は、上記従来の実情に鑑み、同時印加数が少なく且つ信
号配線数の少ない簡単な構成の印字ヘッドを有する印字
装置を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】以下に、本発明の印字装
置の構成について述べる。先ず、請求項1記載の発明の
印字装置は、カスケード接続され該カスケード接続の各
接続点から選択データを出力する複数のフリップフロッ
プと、該フリップフロップの上記選択データを次段の上
記フリップフロップに転送するクロック信号出力手段
と、上記各接続点の選択データを一方の入力端子に入力
される複数の論理積出力素子と、該複数の論理積出力素
子によりそれぞれ駆動される複数の印字素子と、上記選
択データを所定の1個のみの上記論理積出力素子に対応
させるよう上記クロック信号出力手段を制御する選択設
定手段と、該選択設定手段の制御により上記選択データ
が所定の上記論理積出力素子に対応したことに同期し
て、全論理積出力素子の他方の入力端子に共通に1ドッ
ト分の印字データを印字順に順次出力する印字データ出
力手段と、を有する印字ヘッドを備えて構成される。
【0019】上記選択設定手段は、例えば請求項2記載
のように、第n番目の上記フリップフロップからの選択
データに基づく第n番目の上記印字素子による印字終了
後、上記クロック信号出力手段にm個のクロックを発生
させて第n+m番目の上記フリップフロップの接続点か
ら上記選択データを出力させる。上記m個のクロック
は、例えば請求項3記載のように、2個のクロックであ
り、また、例えば請求項4記載のように、3個のクロッ
クである。
【0020】また、上記印字データ出力手段は、例えば
請求項5記載のように、上記クロック信号出力手段が上
記クロックを発生中は非印字データを出力するように構
成される。
【0021】次に、請求項6記載の発明の印字装置は、
カスケード接続され該カスケード接続の各接続点から選
択データを出力すべく配置され複数のグループにグルー
プ分けされた複数のフリップフロップと、該フリップフ
ロップの上記選択データを次段の上記フリップフロップ
に転送するクロック信号出力手段と、上記各接続点の選
択データを一方の入力端子に入力される複数の論理積出
力素子と、該複数の論理積出力素子によりそれぞれ駆動
される複数の印字素子と、上記選択データを同一グルー
プ内の所定の1個のみの上記論理積出力素子に対応させ
るよう上記クロック信号出力手段を制御する選択設定手
段と、該選択設定手段の制御により上記選択データが所
定の上記論理積出力素子に対応したことに同期して、該
論理積出力素子と同一グループ内の全論理積出力素子の
他方の入力端子に共通に1ドット分の印字データを印字
順に順次出力する印字データ出力手段と、を有する印字
ヘッドを備えて構成される。
【0022】上記クロック出力手段は、例えば請求項7
記載のように、第1のグループの上記複数のフリップフ
ロップに第1のクロックを供給し、該第1のクロックと
位相の異なる第2のクロックを第2のグループの上記複
数のフリップフロップに供給するように構成される。
【0023】そして、請求項8記載の発明の印字装置
は、カスケード接続され該カスケード接続の各接続点か
ら選択データを出力すべく配置され複数のグループにグ
ループ分けされた複数のフリップフロップと、該フリッ
プフロップの上記選択データを次段の上記フリップフロ
ップに転送するクロック信号出力手段と、上記各接続点
の選択データを一方の入力端子に入力される複数の論理
積出力素子と、該複数の論理積出力素子によりそれぞれ
駆動される複数の印字素子と、上記選択データを同一グ
ループ内の所定の1個のみの上記論理積出力素子に対応
させるよう上記クロック信号出力手段を制御する選択設
定手段と、該選択設定手段の制御により上記選択データ
が所定の上記論理積出力素子に対応したことに同期し
て、該論理積出力素子と同一グループ内の全論理積出力
素子の他方の入力端子に共通に1ドット分の印字データ
を印字順に順次出力する印字データ出力手段と、を有す
る印字ヘッドを複数備えて構成される。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。図1は、第1の実施の形態に
おける印字装置の構成を模式的に示す斜視図である。同
図に示す印字装置はキャリッジ移動型の印字装置であ
り、キャリッジ移動型にはインクジェット式の印字ヘッ
ドを備えたものと熱転写式の印字ヘッドを備えたものと
がある。同図は、例としてインクジェット式の印字ヘッ
ドを備えた印字装置を示している。
【0025】同図において、印字装置20は、装置本体
のフレーム21に固定されたガイドシャフト22を備
え、このガイドシャフト22に移動自在に支持されてキ
ャリッジ23が設けられている。キャリッジ23には印
字ヘッド24及びインクカートリッジ25が搭載されて
いる。
【0026】キャリッジ23はループ状の歯付き平ベル
ト26に固定されており、歯付き平ベルト26は、モー
タ27によって図の矢印Aで示す装置横方向に往復駆動
される。モータ27はDCモータ或いはステッピングモ
ータである。上記歯付き平ベルト26が往復駆動される
ことにより、キャリッジ23は、つまり印字ヘッド24
は、ガイドシャフト22に案内されて装置横方向(主走
査方向)に往復移動をする。
【0027】この往復移動する印字ヘッド24に対向す
る位置を、用紙28が図の矢印Bで示す装置垂直方向に
搬送される。用紙28は紙押さえローラ29によりプラ
テン31に押圧されながら矢印B方向に間欠的に移動す
る。この間欠移動の停止期間中に、印字ヘッド24が矢
印A方向に往復移動しながら用紙28に印字する。
【0028】図2(a) は上記の印字ヘッド24を用紙2
8の方から見た外観を示す図であり、同図(b) はその印
字動作を示す図である。印字ヘッド24には、同図(a)
に示すように、その正面の長手方向(垂直方向)に長さ
Hhのノズル列32が形成されている。ノズル列32
は、隣接するノズルとノズル間の間隔をこの印字装置に
設定されている解像度に応じた所定の間隔で垂直方向に
配置された例えば384個のノズルによって形成されて
いる。
【0029】印字ヘッド24は、図1に示した用紙28
の図2(b) に示す印字領域28−1の上方から、用紙2
8の幅方向(主走査方向)へ往復移動しながら、上記ノ
ズル列32の長さHhに対応する印字長で印字する。し
たがって、この場合、上記のノズル配置間隔(ピッチ)
がそのまま副走査方向の印字解像度となっている。尚、
本例では、印字ヘッド24の往移動(図2(b) で右方向
への移動)のときのみ印字を行い、復移動のときは印字
を行わない。つまり、印字ヘッド24の一度の往復動作
により長さHhの印字が行われる。
【0030】印字ヘッド24が一往復し終えると、用紙
28が副走査方向に長さHhだけ移動する。これが繰り
返されて、印字ヘッド24の1回目の往復では用紙28
の図2(b) に示す印字領域28−1の最初の主走査領域
28−1aが印字され、2回目の往復では主走査領域2
8−1bが印字され、3回目の往復で主走査領域28−
1cが印字され、4回目の往復で主走査領域28−1
d、そして5回目の往復で主走査領域28−1eが印字
されて、一枚の用紙28への印字が終了する。この印字
の制御信号及び印字データは、図1に示すテープ状のフ
レキシブル信号ケーブル33を介して装置本体の不図示
の制御部から印字ヘッド24に伝送される。
【0031】図3(a) は、上記の印字ヘッド24内部の
回路構成を示す図であり、同図(b)は、その印字ヘッド
内のドライバの構成を詳しく示す図である。尚、同図
(a),(b) は、回路中の印字素子と後述する印字例のドッ
ト番号との位置関係を分かりやすく示すために、図の天
地を通常とは逆にして示している。
【0032】同図(a) に示すように、印字ヘッド24
は、セレクト信号Sにより、デイジーチェーンで接続さ
れる同じ構成の4つのドライバ34(34a、34b、
34c、34d)で構成されている。各ドライバ34に
は、それぞれ96個の発熱素子(印字素子、抵抗)Rが
発熱駆動端子o1〜o96と電源VDD間に接続されて
いる。
【0033】そして、印字ヘッド24のドライバ34a
は、1番から96番までの96個の発熱素子Rを、96
個の発熱駆動端子o1〜o96を介して発熱駆動し、ド
ライバ34bは、97番から192番までの発熱素子R
を96個の発熱駆動端子o1〜o96を介して発熱駆動
し、ドライバ34cは、193番から288番までの発
熱素子Rを96個の発熱駆動端子o1〜o96で発熱駆
動し、同様にドライバ34dは、289番から384番
までの発熱素子Rを96個の発熱駆動端子o1〜o96
で発熱駆動する。つまり、この印字ヘッド24は、総ド
ット数が384個の印字ヘッドである。
【0034】上記4個ある各ドライバ34は、同図(b)
に示すように(同図(b) にはドライば34aのみを代表
的に示す)、1ドットの印字を行うためにフリップフロ
ップ35とNAND素子36によって1個の駆動回路3
7が構成され、そのNAND素子36と電源VDD間に
発熱体Rが設けられている。この図3(b) の構成で分か
るように、この駆動回路37は、図16に示した駆動回
路6の構成に比べるとトランスペアレントラッチが除か
れている。つまり図16では3個あった駆動回路の素子
が図3(b) では2個に減っている(割合でいうと素子が
2/3に減少している)。
【0035】上記の各フリップフロップ35は、シフト
レジスタとして機能し、制御部からセレクト信号線aを
介して入力端子Dに選択信号Sin(図3(a) では信号
S)を入力される。この選択信号Sinは、いずれのド
ット(発熱素子R)を選択するかを示す印字許可信号で
ある。
【0036】そして、NAND素子36へは、制御部か
らデータ線bを介して一方の入力端子に印字データDi
n(図3(a) では信号D1、D2、D3又はD4)が入
力される。この印字データDinは、実際の印字データ
であり、96個の各NAND素子36に、同一の印字デ
ータDinがパラレルに入力される。このように印字デ
ータDinが96個の各NAND素子36に共通である
ため、1個のドライバ34(34a、34b、34c又
は34d)内で同時に制御する対象となるドット(駆動
回路37)は1個のみである。
【0037】すなわち、フリップフロップ35が、シフ
トレジスタとしてクロックCKにより選択信号Sinを
下流のフリップフロップ35に順次転送しているとき
は、データ線bの印字データDinは“L”に固定され
る。このときシフトレジスタの送り量は、詳しくは後述
するm相インターレース駆動を行うときは、1ドットの
印字毎にm個進めるようにする。
【0038】これで、選択ドットが決定した後、データ
線bの印字データDinを“H”にして印字を行う。同
じデータ線bにつながれている(つまり同じドライバ3
4内の)駆動回路37のシフトレジスタ(フリップフロ
ップ35)に“H”のデータが無くなると、セレクト線
aから“H”の選択信号Sinを補給し、クロックCK
でシフトさせ、所望のドット位置に“H”のデータを転
送した後、再び次の印字データDinを同一ドライバ3
4内の全フリップフロップ35に共通に与えて只1個の
上記所望の位置の発熱素子Rを駆動して印字を行う。
【0039】選択信号Sinは、先ず最初に96個置き
に4個出力された後、上述した各ドライバ34に共通す
るドットの選択と、図3(a) に示すように、各ドライバ
34a、34b、34c及び34dごとの印字データD
1、D2、D3及びD4)の供給が行われる。
【0040】このとき、発熱素子Rの駆動方法(ドット
の選択方法)には、1番目の発熱素子Rから順に駆動し
ていく方法と、m番目毎に駆動していくm相インターレ
ース駆動がある。以下に、m相インターレース駆動につ
いて説明する。
【0041】図4(a) は、2相インタレース駆動をした
ときの印字例を示す図であり、同図(b) は、そのときの
発熱素子駆動方法を示すタイミングチャートである。
尚、同図(a) は、印字ヘッド24の1つのドライバ34
(例えばドライバ34a)に対応する96ドットの印字
状態のみを示しており、例えば図2(b) の主走査領域2
8−1aの、ドライバ34aが担当する上1/4の、左
上隅の印字開始の最初の主走査方向数ドット分の印字状
態を示している。同図(a) の1行、2行・・・96行
は、各ドットの位置(行)を示しており、図3(a) に示
した各ドライバ34の発熱駆動端子o1〜o96に接続
する発熱素子Rによって印字されるドットに対応してい
る。また、ドット「○」内に示す数字も同様に各ドライ
バ34の発熱駆動端子o1〜o96に接続する発熱素子
Rに対応している。また、同図(b) のデータD1のタイ
ムチャートのデータ内に書かれている数字は、ドライバ
35aのドットの物理的な位置を示している。その下方
に示すデータD2、D3、及びD4のタイムチャートの
データの位置も同様にデータD1のドット位置に対応し
ている。
【0042】同図(b) において、先ず、最初に、印字ヘ
ッド24の1ドット目、97ドット目、193ドット
目、及び289ドット目(図3(a) 参照)のフリップフ
ロップ35(図3(b) 参照)に“H”を送り、それ以外
のフリップフロップ35に“L”を送っておく。つまり
4個の各ドライバ34の先頭ドットのみに、ハイ
(“H”)データ(選択信号)を送っておく。これによ
って、4個のドライバ34(34a、34b、34c、
34d)に同じ動作を行わせることがきる。
【0043】また、各ドライバ34の先頭ドットのみに
ハイデータを送り、これを順次シフトさせていくことに
よって、各ドライバ34の中のフリップフロップ35は
常に1つだけハイとなる。また、ドライバ34の中のフ
リップフロップ35で構成されるシフトレジスタは、印
字しているときは、常に2つ以上のフリップフロップ3
5が“H”にならないように上記のハイデータを送るよ
うにする。
【0044】上記の準備と条件のもとに、同図(b) に示
すように、印字期間Tonで1ドット目をデータD1によ
り印字した後、次の非印字期間Toff でデータD1をロ
ー(“L”)に固定し、その間にクロックCKを2周期
分進める。クロックCKが1周期入力されるとフリップ
フロップ35で構成されるシフトレジスタのハイデータ
は隣のドット(フリップフロップ35)に移動するか
ら、クロックCKの2周期分ではハイデータは2ドット
先に移動する。すなわち3ドット目が選択される。この
間、データD1は“L”に固定されているから、誤って
発熱体Rが駆動されて無用の印字が行われるというよう
なことはない。そして、上記選択された3ドット目の印
字を再びデータD1により行う。
【0045】上記の印字において、例えば、1ドットの
印加時間(印字期間Ton)は2μsec、非印字時間
(非印字期間Toff )は2μsec、各ドットの印字間
隔Tdは4μsecである。
【0046】このようにして、印字と選択信号Sの転送
を繰り返し、95ドット目までシフトレジスタのハイデ
ータを進め、データD1により95ドット目までのデー
タを印字した後(同図(a) の1列目のドット1、ドット
3、ドット5・・・ドット93、ドット95参照)、ク
ロックCKを1周期入れる(図4(b) のクロックCk1参
照)。これにより、ハイデータは96ドット目に移動す
る。
【0047】このまま、もう1周期クロックを入れる
と、このドライバ34aのシフトレジスタ(96個のフ
リップフロップ35)から印字位置を選択するハイデー
タが無くなってしまうから、セレクト信号Sにより、ハ
イデータを入れながら、クロックCKを1周期いれる
(図4(b) のクロックCk2参照)。これにより、再び1
ドット目のフリップフロップ35のみにハイデータが入
る。また、ドライバ34aから溢れたハイデータは、ド
ライバ35b、35c、35dとデイジーチェーンされ
ているので、それぞれのドライバ35で1ドット目にセ
ットされる。
【0048】この後、もう1周期分クロックCKを入れ
て(図4(b) のクロックCk3参照)2ドット目を選択さ
せる。そして、データD1により印字を行う。再び2周
期づっクロックCKを入れていきながら、データD1に
より印字を繰り返す。96ドット目まで、印字と選択信
号Sの転送を繰り返し(図4(a) の1列と2列目の中間
のドット2、ドット4、ドット6・・・ドット94、ド
ット96参照)、次の列(2列目)の印字のためのセレ
クト信号Sにハイデータを入れながらクロックCKを1
周期入れる(図4(b) のクロックCk4参照)。これによ
り、再び各ドライバ34の1ドット目のフリップフロッ
プ35のみにハイデータが設定される。これで、時間T
x1が経過し1列の印字が終了する。
【0049】この後、上記同様に2列目以降の印字を行
っていく。尚、図4(a) に示す各列の印字が、下に行く
程やや右方にずれているのは、用紙28(図1参照)に
対して印字ヘッド24は、印字中は常に右方に移動して
いるので、全ドットを同時に印字しない限り、副走査方
向に真っ直ぐには印字できず、上記のように間欠駆動を
行った場合は1/2ドット分程度やや右方にずれていく
ことを具体的に示したものである。
【0050】図5(a),(b) は、3相インターレース駆動
の一例を示す図である。3相インターレース駆動は、後
述するように他の制御方法によって行うこともできる。
先ず、図5(a),(b) により3相インターレース駆動の第
1の制御方法を説明する。尚、この場合もドライバ34
aを代表的に取り上げて説明する。また、図5(a) に示
す1行、2行・・・の表示及びドット「○」の表示の意
味は、図4(a) の場合と同様である。
【0051】先ず、2相インターレース駆動のときと同
様に、1ドット目のフリップフロップ35にのみ、ハイ
データを予め設定しておく。同図(a),(b) に示すよう
に、1ドット目をデータD1により印字した後、この場
合は3相インターレース駆動なのでクロックCKを3周
期いれて(図5(b) のクロックCk5参照)、4ドット目
を選択させる。この場合も、クロックCKによる選択信
号Sの転送中は、データD1は“L”に固定する。
【0052】そして、4ドット目をデータD1により印
字する。再び、クロックCKを3周期いれて7ドット目
を選択させ、データD1により印字する。この選択信号
の転送と印字を、94ドット目まで順次繰り返していく
(図5(a) の1列目のドット1、ドット4、・・・、ド
ット94参照)。
【0053】ここでクロックCKを2周期進め(図5
(b) のクロックCk6参照)、96ドット目を選択させ
て、選択信号Sにハイデータを入れながらクロックCK
を1周期進める(図5(b) のクロックCk7参照)。これ
で現在1ドット目を選択しているので、クロックCKを
更に1周期いれ(図5(b) のクロックCk8参照)、2ド
ット目を選択させる。以降、95ドット目まで、クロッ
クCKを3周期入れるごとにD1で印字していく(図5
(a) の1列目と2列目の中間の左寄りのドット2、ドッ
ト5、・・・、ドット95参照)。
【0054】95ドット目を印字した後、先ず、クロッ
クCKを1周期進めて選択信号Sに96ドット目を選択
させ、次に、新たに選択信号Sを“H”にしながらクロ
ックCKを1周期入れて再び1ドット目を選択させ、続
けてクロックCKを2周期いれて3ドット目を選択させ
る(図5(b) の合計4個のクロックCk9参照)。
【0055】そして、データD1により3ドット目の印
字を行い、以後、クロックCKを3周期いれる毎にデー
タD1による印字を96ドット目まで繰り返す(図5
(a) の1列目と2列目の中間の右寄りのドット3、ドッ
ト6、・・・、ドット96参照)。ここで、選択信号S
を“H”にしながらクロックCKを1周期いれて1ドッ
ト目を再び選択させる。これで1列目の印字が終了し、
2列目の印字の準備が整う。そして、以降、同様に繰り
返されて3相インターレース駆動の印字が進行する。
【0056】図6(a),(b) は、3相インターレース駆動
の他の例を示す図である。この場合も同図(a) はその印
字結果を示し、同図(b) はその制御方法を示している。
この3相インターレース駆動の制御も基本的には図5
(b) に示した駆動制御とほぼ同じであり、この場合も2
相インターレース駆動のときと同様に、1ドット目のフ
リップフロップ35にのみ、ハイデータを予め設定して
おく。ただ、その後の3相の印字順が図5(b) の場合と
異なっている。
【0057】すなわち図6(b) に示すように、1ドット
目をデータD1により印字した後、3相インターレース
駆動なのでクロックCKを3周期いれ、4ドット目を選
択させる。そして4ドット目をデータD1により印字す
る。そして、クロックCKを3周期いれるごとに、デー
タD1により印字を、94ドット目まで繰り返していく
(図6(a) の1列目のドット1、ドット4、・・・ドッ
ト94参照)。
【0058】ここで、2周期クロックCKを進め、選択
信号Sが96ドット目を選択したところで、選択信号線
にハイデータを入れながらクロックCKを1周期いれる
(図6(b) のクロックCk11 参照)。これで選択信号S
は1ドット目を選択していることになるので、更にクロ
ックCKを2周期いれて3ドット目を選択させる。
【0059】前述した3相インターレース駆動の第1の
例では、ここで1周期進めて2ドット目から始めてい
た。つまり、ここでの送り量を所望の値に選んでいけ
ば、m相インターレースのm相の中の順番を任意に選択
することができる。以降96ドット目までクロックCK
を3周期入れながら、D1による印字を繰り返して、9
6ドット目まで印字が進行する(図6(a) の1列目と2
列目の中間の左寄りのドット3、ドット6、・・・、ド
ット93、ドット96参照)。
【0060】ここで、新たに“H”の選択信号Sを入れ
ながらクロックCKを1周期いれて再び1ドット目を選
択させ、続けてクロックCKを1周期いれて2ドット目
を選択させる。そしてデータD1により2ドット目を印
字した後、クロックCKを3周期づつ進めながら、印字
を95ドット目まで繰り返す(図6(a) の1列目と2列
目の中間の右寄りのドット2、ドット5、・・・、ドッ
ト95参照)。
【0061】この後、クロックCKを1周期入れて96
ドット目を選択させ、新たな“H”の選択信号Sを入れ
ながらクロックCKを1周期入れて(図6(b) のクロッ
クCk13 参照)、1ドット目を再び選択させる。これ
で、1ラインの印字が終了し、次ラインの印字準備が整
う。このようにして主走査方向へ印字が進行する。
【0062】上記の第1の実施の形態では、印字ヘッド
24に1列のインクノズル列32(図2(a) 参照)を並
べる例を示した。ここでは、1列のインクノズル列の内
部構成を2つに分けて、最大印加電力をさらに下げる例
をあげる。
【0063】図7は、第2の実施の形態における印字ヘ
ッドの構成を示す図である。同図に示す印字ヘッド40
のドライバ41、42、43、及び44の構成は、図3
(b)に示したドライバ34(34a、34b、34c又
は34d)の構成と同一である。
【0064】この図7に示す印字ヘッド40は、2つに
分岐する選択信号Sにより、一方では2つのドライバ4
1及び42がデイジーチェーンに接続され、他方では、
別の2つのドライバ43及び44がデイジーチェーンに
接続されている。また、クロックCKAがドライバ41
及び42に接続され、クロックCKBがドライバ43及
び44に接続されていて、それぞれ各ドライバ内のシフ
トレジスタ転送用クロックとなっている。印字データD
1、D2、D3及びD4は、それぞれデータ線45、4
6、47及び48により、ドライバ41、42、43及
び44に供給される。この印字ヘッド40のインクノズ
ル列は、図2(a) のノズル列32のように1列になって
いる。
【0065】図8は、上記印字ヘッド40の、ドライバ
41〜44の動作を示すタイムチャートである。この場
合も印字を行う前に4つのドライバ41〜44の1ドッ
ト目に相当するフリップフロップにのみ、それぞれハイ
データを入れておく。尚、ドライバ41と42は同じ動
作をし、ドライバ43と44は同じ動作をする。したが
って、以下、ドライバ41とドライバ43の動作につい
て説明する。
【0066】図8のクロックCKAとデータD1及びク
ロックCKBとデータD3に示すように、ドライバ41
の動作は、図4(b) で説明した2相インターレース制御
と同じであり、ドライバ43の動作は、ドライバ41と
180度位相がずれた動作である。
【0067】いま、ドライバ41及びドライバ43とも
に、シフトレジスタのハイデータは1ドット目にある。
先ず期間T1において、データD1によりドライバ41
の1ドット目を印字する。この1ドットの印加時間Ton
(=期間T1)は例えば2μsecである。このドライ
バ41の1ドット目のデータの印字が終了すると、次の
期間T2(=印加時間Ton)において、ドライバ43の
1ドット目の印字をデータD3により行う。
【0068】このドライバ43の1ドット目の印字を行
っている期間T2に、クロックCKAを2周期いれて、
ドライバ41のシフトレジスタを2つ進め、3ドット目
を選択させる。そして、ドライバ43の1ドット目の印
字が終了すると、ドライバ41の3ドット目の印字を行
う。そして、ドライバ41の3ドット目の印字を行って
いる間に、クロックCKBによりドライバ43のシフト
レジスタを2つ進めて、3ドット目を選択させる。
【0069】このように、ドライバ41が印字している
ときに、ドライバ43のドット選択信号を進め、ドライ
バ41がドット選択信号を進めているときは、ドライバ
43に印字させる。尚、この場合も、それぞれのドライ
バ41、43のシフトレジスタをシフトさせて選択信号
を転送しているときには、それぞれのデータ線45及び
47(図7参照)は、“L”に固定しておく。
【0070】ドライバ41が95ドット目を印字し終え
ると、クロックCKAにより、ドライバ41のシフトレ
ジスタを1つ進めて96ドット目を選択させる。次に選
択信号Sを“H”にしながらクロックCKAを更に1周
期いれる(図8のCk14 参照)。これにより、ドライバ
41の1ドット目のフリップフロップが“H”となる。
このとき、ドライバ41の出力端子Sout より溢れたハ
イデータによって、下流にデイジーチェーン接続された
ドライバ42の1ドット目のフリップフロップに“H”
がセットされる。
【0071】もう1周期CKAをいれドライバ41の2
ドット目のフリップフロップに選択信号Sのハイデータ
を移動させる。このハイデータを転送している間に、ド
ライバ43は95ドット目を時間Tonだけ印字する。ド
ライバ43が95ドット目を印字し終えると、CKBを
1周期入れてドライバ43のシフトレジスタの選択信号
Sを1つ進めて96ドット目を選択させる。さらに新た
な“H”の選択信号SをいれながらCKBを1周期いれ
て(図8のCk15 参照)、ドライバ43の1ドット目を
選択させる。更にもう1周期CKBをいれてドライバ4
3の2ドット目のフリップフロップに選択信号Sのハイ
データを移動させる。
【0072】そして、同様に2ドット目、4ドット目、
6ドット目、8ドット目と印字を行っていく。ドライバ
41が96ドット目を印字し終えると、選択信号Sを
“H”にしながらCKAを1周期いれる(図8のCk16
参照)。その後、ドライバ41の96ドット目の印字の
終了を待って、ドライバ43の96ドット目の印字を行
う。ドライバ43の96ドット目の印字が終了すると、
選択信号SをハイにしながらCKBを1周期いれる(図
8のCk17 参照)。
【0073】この時点で、ドライバ41、ドライバ43
ともに1ドット目のフリップフロップ3が選択されてい
る。すなわち、1列目の印字が終了し、2列目の印字の
準備が整う。再び、次ラインの印字を上記同様に行っ
て、図4(a) に示したと同様の印字状態が得られる。
尚、図4(a) は、ドライバ41の96ドット分しか示し
ていないが、その下方にドライバ42が全く同じ印字を
行っている。そして、更にその下方に、ドライバ43及
び44が、印字時間Tonだけ主走査方向にずれた印字を
行っている。
【0074】そのずれ量Zは、1ラインの周期をTx1、
主走査方向のドットピッチをWとして、 Z=(Ton/Tx1)/W (2) であり、ほとんど無視できるずれ量である。尚、本制御
では、データD1とデータD3の論理積を取ったもの
は、必ず0になるように、つまり、決して同時にハイに
なることがないように設定される。また、上記の図8で
は、2相インターレース駆動の例を説明したが、第1の
実施の形態の例で示したように、m相インターレース駆
動で、そのm相の印字順を自由に設定して制御できるこ
とは論を待たない。
【0075】図9は、第3の実施の形態における印字ヘ
ッドの構成を示す図である。この実施の形態において
は、4列のノズル列を有する印字ヘッドについて説明す
る。同図に示す印字ヘッド50は、モノリシック(mono
lithic)に構成されており、タイミングコントローラ5
1と、このタイミングコントローラ51に接続された4
つのドライバ52、53、54及び55とから構成さ
れ、これらの4つのドライバ52、53、54及び55
の制御線は全てタイミングコントローラ51から入力さ
れる。
【0076】上記のドライバ52、53、54及び55
の構成は、その配線に電源VDDと発熱素子Rの図示を
省略しているが、実際には図3(a) に示した印字ヘッド
24と同じ構成である。すなわち、図3(a) の印字ヘッ
ド24を4個並べてタイミングコントローラ51に接続
した構成となっている。また、構成を分かりやすくする
ために、図9の各ドライバ52、53、54及び55の
配線及び端子に付与した記号は全て図3(a) の印字ヘッ
ド24及びフレキシケーブル33の配線又は端子に用い
た記号と関連する形態で付与して示している。これら4
個のドライバ52、53、54及び55は、それぞれイ
エロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラ
ック(Bk)の画像を印字するために配置されている。
【0077】図10に、上記のタイミングコントローラ
51の構成を示す。同図の左側に示す入力端子名、及び
右側に示す入力端子名は、それぞれ図9に示すタイミン
グコントローラ51の左側に示す入力端子名、及び右側
に示す各ドライバ52、53、54及び55へ出力され
る端子名と同一である。タイミングコントローラ51
は、図10に示すように、クロック選択器56、内部レ
ジスタ57、データ位相選択器58、シリアル/パラレ
ル変換器59及びデータ制限部61からなる。
【0078】このデータ制限部61は、4つのドライバ
52〜55のそれぞれ4つの子ドライバ(図3(a) のド
ライバ34a〜34d参照)に対応する4組4つの合計
16個のAND素子を有している。尚、その他のクロッ
ク選択器56、内部レジスタ57、データ位相選択器5
8及びシリアル/パラレル変換器59については後述す
る。
【0079】図11(a) は、上記の印字ヘッド50の外
観を示す正面図であり、同図(b) は、この印字ヘッド5
0において印字に先立って行われる初期設定の動作のタ
イミングを示す図である。印字ヘッド50には、同図
(a) に示すように、4つのドライバ52、53、54及
び55にそれぞれ対応する4つのインクノズル列62、
63、64及び65が形成されている。
【0080】図12は、上記のタイミングコントローラ
51の動作を示すタイミングチャートである。同図は、
上から、入力信号の印字データシフトクロックCkd、
ラッチ指令信号Ld、シリアルデータ列Dd、内部信号
のドライバ52用のパラレル転送データ66、入力信号
の第1のデータ位相決定信号STBd1、出力信号のド
ライバ52の1番目の子ドライバへの印字データD1_
1、内部信号のドライバ54用のパラレル転送データ6
7、入力信号の第2のデータ位相決定信号STBd2、
出力信号のドライバ54の1番目の子ドライバへの印字
データD1_3、入力信号の選択データ転送クロックC
K1、CK2、及び出力信号の選択データSを示してい
る。
【0081】この図12を用い、更に上記の図9乃至図
11を参照しながら、2相インターレース駆動の制御を
例として、このタイミングコントローラ51の動作につ
いて以下に説明する。
【0082】タイミングコントローラ51の内部レジス
タ57は、フリップフロップ57a、57b、57c及
び57dがそれぞれ4つのドライバ52、53、54及
び55に対応しており、印字するデータの位相を決定す
る。印字の位相は、2つのクロックCK1又はCK2
と、データの入力位相により決められる。
【0083】2つのクロックCK1及びCK2に対応し
て、データの位相を決める2つの入力線STBd1及び
STBd2が用意されている。これにより、内部レジス
タ57の状態により、クロックCK1又はCK2のどち
らを使用するか、又は入力線STBd1又はSTBd2
のどちらを使用するかが決定される。
【0084】本例では、印字に先立ち、図11(b) に示
す初期設定動作を行う。データDdには、ハイ、ハイ、
ロー、ロー、のデータ列を入力しながら転送用のクロッ
クCkCntを入力する。これにより、フリップフロッ
プ57aと57bにはローが設定され、フリップフロッ
プ57cと57dにはハイが設定される。
【0085】クロック選択器56は、4つのセレクタ5
6a、56b、56c及び56dから構成される。各々
のセレクタ56a〜56dは、選択端子Sがローだと入
力A(クロックCK1)が選択され、選択端子Sがハイ
だと入力B(クロックCK2)が選択される。そして、
選択された入力A又は入力Bと出力Yとが接続される。
各出力Yは、それぞれクロックCK_1、CK_2、C
K_3及びCK_4としてタイミングコントローラ51
からドライバ52、53、54及び55に出力される。
【0086】データ位相選択器58も、クロック選択器
56で用いられているセレクタ56a〜56dと同じ機
能のセレクタ58a、58b、58c及び58dを有し
ている。ここで上記同様に選択端子Sのハイ・ローによ
り、入力A(STBd1)又は入力B(STBd2)と
接続されるセレクタ58aの出力Yは、ドライバ52の
4つの子ドライバに印字データを送出する4つのAND
素子の一方の入力端子に出力される。同様にセレクタ5
8bの出力Yは、ドライバ53の4つの子ドライバに印
字データを送出する4つのAND素子の一方の入力端子
に出力され、セレクタ58cの出力Yは、ドライバ54
の4つの子ドライバに印字データを送出する4つのAN
D素子の一方の入力端子に出力され、そしてセレクタ5
8dの出力Yは、ドライバ55の4つの子ドライバに印
字データを送出する4つのAND素子の一方の入力端子
に出力される。
【0087】これにより、図11(b) による内部レジス
タ57の初期設定動作により、クロックCK1と入力信
号STBd1がドライバ52及び53に影響し、クロッ
クCK2と入力信号STBd2がドライバ54及び55
に影響する。
【0088】シリアル/パラレル変換器59は、16個
のフリップフロップ59bで構成されたシフトレジスタ
と、そのデータを保持する16個のフリップフロップか
らなる16個のトランスペアレントラッチ59aから構
成される。本トランスペアレントラッチ59aは、入力
端子L(ラッチ信号Ld)がローでトランスペアレント
状態であり、ハイでデータ保持となる。
【0089】このシリアル/パラレル変換器59は、シ
リアル列で入力されるデータDdを、クロックCKdに
より内部のシフトレジスタに転送する。16データ分を
転送すると、ラッチ信号Ldによりデータを保持する。
この保持されたデータは、パラレルデータとして、4個
のトランスペアレントラッチ59a毎に4つのドライバ
52〜55のそれぞれ4つの子ドライバに対応する4つ
のAND素子の他方の入力端子に出力される。
【0090】図12のタイミングチャートにおいて、シ
リアルデータ列Ddは、ラッチ指令信号Ldによりラッ
チされる。ラッチされた信号(ドライバ52用のパラレ
ル転送データ66とドライバ54用のパラレル転送デー
タ67(図10参照)のみを示している)は、不定期間
Tdxを含んでいる。
【0091】上記の一方の信号66は、内部レジスタ5
7とデータ位相選択器58とによって選択された第1の
データ位相決定信号STBd1とデータ制限部61にお
いて論理積を取り、ドライバ52の例えば1番目の子ド
ライバへの印字データD1_1となる。他方の信号67
は、同じく内部レジスタ57とデータ位相選択器58と
によって選択された第2のデータ位相決定信号STBd
2とデータ制限部61において論理積を取り、ドライバ
54の例えば1番目の子ドライバへの印字データD1_
3となる。
【0092】このようにして、データ制限部61によ
り、各ドライバに入力されるデータに位相が与えられ
る。すなわち、ドライバ52には、選択データ転送クロ
ックとして第1のクロックCK1が入力され、印字デー
タとして、第1のデータ位相決定信号STBd1により
論理積を取ったデータD1_1、D2_1、D3_1及
びD4_1が4つの子ドライバに入力される。
【0093】ドライバ53も上記と同じ位相で、選択デ
ータ転送クロックとして第1のクロックCK1が入力さ
れ、印字データとして、第1のデータ位相決定信号ST
Bd1により論理積を取ったD1_2、D2_2、D3
_2及びD4_2が4つの子ドライバに入力される。
【0094】ドライバ54は、選択データ転送クロック
として第2のクロックCK2が入力され、印字データと
して、第2のデータ位相決定信号STBd2により論理
積を取ったD1_3、D2_3、D3_3及びD4_3
が4つの子ドライバに入力される。
【0095】ドライバ55は、ドライバ54と同じ位相
で印字されるべく、選択データ転送クロックとして第2
のクロックCK2が入力され、印字データとして、第2
のデータ位相決定信号STBd2により論理積を取った
D1_4、D2_4、D3_4及びD4_4が4つの子
ドライバに入力される。
【0096】また、選択データ(選択信号)Sは、4つ
のドライバ52、53、54及び55に共通に入力され
る。上述の2相インターレース駆動による、180度位
相をずらした印字方法は、第2の実施の形態における印
字ヘッド40の制御手法と全く同じである。すなわち、
図7のドライバ41の動作が図9のドライバ52及び5
3に対応し、図7のドライバ43が図9のドライバ54
及び55に対応している。
【0097】このように、タイミングコントローラを設
けることにより、複数個のドライバを内蔵した印字ヘッ
ドにおいても、入力線の数を減らすことができる。ま
た、内部レジスタを用いて印字の位相を任意に設定する
ことができる。
【0098】図13は、第4の実施の形態における印字
ヘッドの構成を示す図である。同図に示す印字ヘッド7
0は、同時印加数を自由に設定できる例として示してい
る。いままでの説明のなかで、最大同時印加数は、印字
ヘッドの中に何個の独立したドライバ(図7のドライバ
41、42等)を備えるかということであり、換言すれ
ば、何本のデータ線を備えるかということになる。
【0099】第2、第3の実施の形態で示したデータの
位相制御を行えば、ドライバの数の半分が最大同時印加
数となる。この第4の実施の形態においては、第1の実
施の形態と同様に、1列のノズル列で、位相制御をしな
い例で説明する。
【0100】本例は最大同時印加数を6、4、2、1に
設定できる。それぞれの最大同時印加数時の最も効率の
良い制御をするためには、総ドット数である384個
を、目的とする最大同時印加数で分割した以下のような
ドライバの切り分けを行う。
【0101】すなわち、最大同時印加数が6個では、ド
ライバ数が6個であり、ドライバの切り分けは64(3
84/6)の倍数で、1番、65番、129番、193
番、257番、及び321番の各ドットを各ドライバの
先頭ドットとする。
【0102】最大同時印加数が4個のときは、ドライバ
数が4個であるから、ドライバの切り分けは、96(3
84/4)の倍数で、1番、97番、193番、及び2
89番の各ドットを各ドライバの先頭ドットとする。
【0103】最大同時印加数が2個では、ドライバ数が
2個であり、ドライバの切り分けは192(384/
2)の倍数で、1番、193番の各ドットを各ドライバ
の先頭ドットする。
【0104】最大同時印加数が1個では、ドライバの数
は1個であり、ドライバの切り分けは384となり、1
番のドットをドライバの先頭ドットとする。このように
して、ドライバの先頭ドットを割り出し、これによって
ドライバを切り出して構成したものが、図13の印字ヘ
ッド70である。この印字ヘッド70には、8つのドラ
イバが設けられている。それぞれのドライバの内部回路
の基本構成は、図3(b) に示したものと全く同じであ
る。但し、そこに含まれるドット(抵抗R)の数が異な
る。
【0105】この印字ヘッド70では、ドライバ71、
74、75及び78は各々64ドットの印字を行うこと
ができる。また、ドライバ72、73、76及び77は
各々32ドットの印字を行うことができる。これらのド
ライバに設定されているドット数は、上記に示した、6
個、4個、2個、又は1個の同時印加数を設定したとき
の、ドライバの切り分け条件すなわち上記の「設定に対
応する先頭ドットを含んでいる」ことを満足している。
【0106】図14は、上記の印字ヘッド70における
データ線Ds1、Ds2、Ds3、Ds4、Ds5、D
s6、Ds7及びDs8が、それぞれの同時印加数に対
応して、どのように接続されるかを示す図である。同図
(a) は、同時印加数が1個の場合の例を示しており、印
字ヘッド70の中には、1つのドライバがあると見なさ
れている。
【0107】同図(b) は、同時印加数が2個の場合の例
であり、入力データDb1及びDb2はともに192個
のドットを担当している。この場合は、印字ヘッド70
内には2個のドライバが有ると見なされる。また、同図
(c) は、同時印加数が4個の場合の例であり、入力デー
タDc1、Dc2、Dc3及びDc4はともに96個の
ドットを担当している。この場合は、印字ヘッド70に
は、4個のドライバが内蔵されているとみなされる。そ
して、同図(d) は、同時印加数が6個の場合の例であ
り、入カデータDd1、Dd2、Dd3、Dd4、Dd
5及びDd6が、それぞれ64個のドットを担当してお
り、6個のドライバが内蔵していると見なされる。
【0108】各ドライバの駆動方法は、第1の実施の形
態の場合と同じであり、それぞれの仮想的に見なしたド
ライバ単位で(データ線単位で)制御が行われる。ま
た、図13に示したデータ線の切り分けは、電気的なス
イッチで行われ、プリンタの状態に合わせて上記のスイ
ッチを選択し、適当な最大印加ドット数を得ることがで
きる。
【0109】また、m相駆動インターレースを自由に設
定でき、m相の印字順も自由に制御できる。また、第2
の実施の形態で示した、データの位相をずらす方法を採
用することもできる。
【0110】上記第4の実施の形態のように構成するこ
とにより、プリンタの状態に合わせて、簡単に同時印加
数、言い換えれば最大電力を制御することができる。複
数の、電力容量が異なる電源を使用した時や、電力量が
動的に変わる電源を使用したときに有効である。
【0111】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、フリップフロップとNAND素子だけの簡単な構
成で発熱素子を駆動するので、駆動回路の素子数を従来
の2/3に減らすことができ、したがって、部品コスト
を低減させ且つ部品サイズを小型化させて低廉な印字装
置を提供することが可能となる。
【0112】また、印字データをシフトレジスタでは転
送せず同一グループ内の発熱素子に対し一括印加して任
意のm相インターレース駆動を行うので、配線数をグル
ープ数に対応して増減させるだけで発熱素子の同時印加
数には関係なく配線でき、したがって、同時駆動する発
熱素子数が少ない場合でも配線数が増えることがなく、
これにより、簡単な構成の印字ヘッドで低消費電力の印
字装置を提供することが可能となる。
【0113】また、4つのドライバ(4つのデータ線)
を持った印字ヘッドでも同時に2つの発熱素子のみに駆
動電圧の印加を行うようにでき、したがって、電源容量
を更に低減させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における印字装置の構成を模
式的に示す斜視図である。
【図2】(a) は第1の実施の形態における印字装置の印
字ヘッドを用紙の方か見た外観を示す図、(b) はその印
字動作を示す図である。
【図3】(a) は第1の実施の形態における印字ヘッド内
部の回路構成を示す図、(b) はその印字ヘッドのドライ
バの構成を詳しく示す図である。
【図4】(a) は第1の実施の形態における印字ヘッドを
2相インターレース駆動したときの印字例を示す図、
(b) はそのときの発熱素子駆動方法を示すタイミングチ
ャートである。
【図5】(a) は第1の実施の形態における印字ヘッドを
3相インターレース駆動したときの印字例を示す図、
(b) はそのときの発熱素子駆動方法を示すタイミングチ
ャートである。
【図6】(a),(b) は3相インターレース駆動の他の例を
示す図である。
【図7】第2の実施の形態における印字ヘッドの構成を
模式的に示す図である。
【図8】第2の実施の形態における印字ヘッドの4つの
ドライバの動作を示すタイムチャートである。
【図9】第3の実施の形態における印字ヘッドの構成を
示す図である。
【図10】第3の実施の形態における印字ヘッドのタイ
ミングコントローラの構成を示す図である。
【図11】(a) は第3の実施の形態における印字ヘッド
の外観を示す正面図、(b) は印字ヘッドにおいて印字に
先立って行われる初期設定の動作のタイミングを示す図
である。
【図12】第3の実施の形態における印字ヘッドのタイ
ミングコントローラの動作を示すタイミングチャートで
ある。
【図13】第4の実施の形態における印字ヘッドの構成
を示す図である。
【図14】第4の実施の形態における印字ヘッドの同時
印加数に対応して接続されるデータ線状態を示す図であ
る。
【図15】従来の印字ヘッドの内部構成を示す図であ
る。
【図16】従来の印字ヘッドのドライバの内部構成を示
す図である。
【図17】従来の印字ヘッドのクロック信号とラッチ信
号との関係を示す図である。
【図18】従来の印字ヘッドの発熱素子を分割駆動する
ためのストローブ信号の制御例を示す図である。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 2(2−1、2−2、2−3、2−4) ドライバ 3 フリップフロップ 4 トランスペアレントラッチ 5 NAND素子 6 駆動回路 R 発熱素子(抵抗) o1〜o96 発熱駆動端子 VDD 電源 D 印字データ Din データ入力端子 Dout データ出力端子 CK クロック信号 L ラッチ信号 STB(STB1、STB2、STB3、STB4)ス
トローブ信号 11、12、13、14 信号線 20 本発明の実施の形態における印字装置 21 装置本体のフレーム 22 ガイドシャフト 23 キャリッジ 24 第1の実施の形態における印字ヘッド 25 インクカートリッジ 26 歯付き平ベルト 27 モータ 28 用紙 28−1 用紙の印字領域 28−1a、28−1b、28−1c、28−1d、2
8−1e 主走査領域 29 紙押さえローラ 31 プラテン 32 ノズル列 Hh ノズル列の長さ 33 フレキシブル信号ケーブル 34(34a、34b、34c、34d) ドライバ 35 フリップフロップ 36 NAND素子 R 発熱素子 D1、D2、D3、D4 印字データ S 選択データ 40 第2の実施の形態における印字ヘッド 41、42、43、44 ドライバ 50 第3の実施の形態における印字ヘッド 51 タイミングコントローラ 52、53、54、55 ドライバ 56 クロック選択器 56a、56b、56c、56d セレクタ 57 内部レジスタ 57a、57b、57c、57d フリップフロップ 58 データ位相選択器 58a、58b、58c、58d セレクタ 59 シリアル/パラレル変換器 59a トランスペアレントラッチ 59b フリップフロップ 61 データ制限部 62、63、64、65 インクノズル列 Ckd 印字データシフトクロック Ld ラッチ指令信号 Dd シリアルデータ列 66 ドライバ52用のパラレル転送データ 67 ドライバ54用のパラレル転送データ D1_1 ドライバ52の1番目の子ドライバへの印
字データ D1_3 ドライバ54の1番目の子ドライバへの印
字データ STBd1 第1のデータ位相決定信号 STBd2 第2のデータ位相決定信号 CK1 第1の選択データ転送クロック CK2 第2の選択データ転送クロック S 選択データ(選択信号) 70 第4の実施の形態における印字ヘッド

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カスケード接続され該カスケード接続の
    各接続点から選択データを出力する複数のフリップフロ
    ップと、 該フリップフロップの前記選択データを次段の前記フリ
    ップフロップに転送するクロック信号出力手段と、 前記各接続点の選択データを一方の入力端子に入力され
    る複数の論理積出力素子と、 該複数の論理積出力素子によりそれぞれ駆動される複数
    の印字素子と、 前記選択データを所定の1個のみの前記論理積出力素子
    に対応させるよう前記クロック信号出力手段を制御する
    選択設定手段と、 該選択設定手段の制御により前記選択データが所定の前
    記論理積出力素子に対応したことに同期して、全論理積
    出力素子の他方の入力端子に共通に1ドット分の印字デ
    ータを印字順に順次出力する印字データ出力手段と、 を有する印字ヘッドを備えたことを特徴とする印字装
    置。
  2. 【請求項2】 前記選択設定手段は、第n番目の前記フ
    リップフロップからの選択データに基づく第n番目の前
    記印字素子による印字終了後、前記クロック信号出力手
    段にm個のクロックを発生させて第n+m番目の前記フ
    リップフロップの接続点から前記選択データを出力させ
    ることを特徴とする請求項1記載の印字装置。
  3. 【請求項3】 前記m個のクロックは2個のクロックで
    あることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  4. 【請求項4】 前記m個のクロックは3個のクロックで
    あることを特徴とする請求項2記載の印字装置。
  5. 【請求項5】 前記印字データ出力手段は、前記クロッ
    ク信号出力手段が前記クロックを発生中は非印字データ
    を出力することを特徴とする請求項3又は4記載の印字
    装置。
  6. 【請求項6】 カスケード接続され該カスケード接続の
    各接続点から選択データを出力すべく配置され複数のグ
    ループにグループ分けされた複数のフリップフロップ
    と、 該フリップフロップの前記選択データを次段の前記フリ
    ップフロップに転送するクロック信号出力手段と、 前記各接続点の選択データを一方の入力端子に入力され
    る複数の論理積出力素子と、 該複数の論理積出力素子によりそれぞれ駆動される複数
    の印字素子と、 前記選択データを同一グループ内の所定の1個のみの前
    記論理積出力素子に対応させるよう前記クロック信号出
    力手段を制御する選択設定手段と、 該選択設定手段の制御により前記選択データが所定の前
    記論理積出力素子に対応したことに同期して、該論理積
    出力素子と同一グループ内の全論理積出力素子の他方の
    入力端子に共通に1ドット分の印字データを印字順に順
    次出力する印字データ出力手段と、 を有する印字ヘッドを備えたことを特徴とする印字装
    置。
  7. 【請求項7】 前記クロック出力手段は、第1のグルー
    プの前記複数のフリップフロップに第1のクロックを供
    給し、該第1のクロックと位相の異なる第2のクロック
    を第2のグループの前記複数のフリップフロップに供給
    することを特徴とする請求項6記載の印字装置。
  8. 【請求項8】 カスケード接続され該カスケード接続の
    各接続点から選択データを出力すべく配置され複数のグ
    ループにグループ分けされた複数のフリップフロップ
    と、 該フリップフロップの前記選択データを次段の前記フリ
    ップフロップに転送するクロック信号出力手段と、 前記各接続点の選択データを一方の入力端子に入力され
    る複数の論理積出力素子と、 該複数の論理積出力素子によりそれぞれ駆動される複数
    の印字素子と、 前記選択データを同一グループ内の所定の1個のみの前
    記論理積出力素子に対応させるよう前記クロック信号出
    力手段を制御する選択設定手段と、 該選択設定手段の制御により前記選択データが所定の前
    記論理積出力素子に対応したことに同期して、該論理積
    出力素子と同一グループ内の全論理積出力素子の他方の
    入力端子に共通に1ドット分の印字データを印字順に順
    次出力する印字データ出力手段と、 を有する印字ヘッドを複数備えたことを特徴とする印字
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7411601B2 (en) 2004-08-03 2008-08-12 Seiko Epson Corporation Exposure head
JP2009181387A (ja) * 2008-01-31 2009-08-13 Seiko Epson Corp 記録システム、記録装置及び記録装置における記録方法
WO2009128351A1 (ja) * 2008-04-18 2009-10-22 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像記録装置

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