JPH11320716A - 手提げ袋の製袋方法及びその装置 - Google Patents

手提げ袋の製袋方法及びその装置

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JPH11320716A
JPH11320716A JP10148437A JP14843798A JPH11320716A JP H11320716 A JPH11320716 A JP H11320716A JP 10148437 A JP10148437 A JP 10148437A JP 14843798 A JP14843798 A JP 14843798A JP H11320716 A JPH11320716 A JP H11320716A
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JP
Japan
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bag
making
handbag
cutting
paper
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JP10148437A
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English (en)
Inventor
Yasuo Tanaka
康夫 田中
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TANAKA IND
Tanaka Sangyo Co Ltd
Original Assignee
TANAKA IND
Tanaka Sangyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来法に比較して製造工程か少なく、手作業
部分も容易に行なえるようになした手提げ袋の製袋方法
及びその装置を提供する。 【構成】 製袋用紙(P)を移送路(R)上を移送し、
該移送路(R)上を移送中の製袋用紙(P)に、口元折
線条(13a)を付設する折線用歯(33)と、提手紐
通し用切条(12,12)を付設する切刃(32,3
2)とを有したプレス体(30,30b)を押圧させ
て、該製袋用紙(P)に口元折線条(13a)と提手紐
通し用切条(12,12)とを付した後、常法で製袋し
て、上部開口部が折り曲げていない有底直開日手提げ袋
本体(10d)を製袋する。次いで、上記直開口手提げ
袋本体(10d)の内面で口元折線条(13a)の下方
部位には、手提げ体(20)の口元台紙(21)を糊着
し、上記口元折線条(13a)より上方部位の内内側折
曲部(1l)を手提げ袋本体(10)の内側に折り返し
て、この手提げ体(20)の手提げ紐(22)を上記提
手紐通し用切条(12,12)の外側に取り出すように
なす。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は手提げ袋の製袋方法
及びその装置に関するもので、特に「図l」及び「図
2」に最も明らかに示すように,手提げ袋本体10の上
端開口縁に内側折曲部11を設け、この内側折曲部11
によって覆われる部分に、口元台紙21に逆U字状の手
提げ紐22の基端を固着した手提げ体20,20の口元
台紙21を糊着し、該手提げ体20,20の手提げ紐2
2を上記内側折曲部11に設けた提手紐通し用切条1
2,12よりその外方に取り出した構成の手提げ袋の製
袋方法及びその装置に関するものである。 【0002】上記従来の手提げ袋は、手提げ袋本体10
の上端開口が折り返してあるので手提げ袋本体10の端
部切り口が見えず体裁がよく、袋本体10の開口部は口
元台紙21で捕強され、破損と型崩れとが防がれ、か
つ、この口元台紙21も内側折曲部ll内に隠れて見え
ないので体裁がよく、この種手提げ袋は比較的大型の高
級手提げ袋に汎用されている。 【0003】上記手提げ袋を製造する従来の代表的工程
は、通常「図9」に示す自動製袋工程と、「図10」に
示す手作業製袋工程とからなる。そして、「図9」自動
製袋工程は、先ず、所定の大きさの製袋用紙Pを用意す
る。製袋用紙Pとしては予め所定の寸法に裁断した枚葉
用紙を使用する場合と、所定の寸法の幅を有した長尺ロ
ール用紙を使用する場合とがあり、「図9」例では枚葉
用紙を使用する場合で説明する。なお、長尺ロール用紙
を使用する場合は後記する底形成の前のいずれかの工程
で所定の長さに切断する切断工程を加えて枚葉用紙とな
せばよい。 【0004】そして、従来の製袋法では、先ず一枚の製
袋用紙Pに縦方向折線条13b,13b,13b・・・
を付設して「図9」(A)の状態となす。すなわち、製
袋用紙Pが縦方向折線条13b,13b,13b・・・
によって前面部14、後面部15、両襠部16a,16
bと糊代部17とに仕切られる。なお、この縦方向折線
条13b,13b,13b・・・が谷折りの場合、同時
にまたは次いで山折りの縦方向棺折線条13c,13c
(「図9」において一点鎖線で示す)を付設したり、
「図4」及び「図5」の底用折線条13d,13d,1
3d・・・(同図において二点鎖線で示す)を付設した
りすることもある。 【0005】次いで、該上記縦方向折線条13bで画定
した糊代部17(「図9」右端)に糊18を塗布して
「図9」(B)の状態となす。そして、次ぎに、この製
袋用紙Pは縦方向折線条13b,13b,13b・・・
で筒状に折り曲げられ、端部どうしを上記糊代部17で
糊着して「図9」(C)の状態の上下開口の筒状袋本体
10aを構成する。すなわち、前面部14、襠部16
a、後面部15、襠部16bとつながり、楢部16bは
糊代部17で前面部14につながる。そして、両襠部1
6a,16bは前記縦方向福折線条13c,13cで内
側に縦二つ折して前面部14と後面部15とが二枚重ね
の扁平状態となるようになす。 【0006】「図9」(C)に示す筒状袋本体10a
は、次ぎに底面部19を形成(本願では底面部形成の方
法を説明しないが、該底面部19の形成は自動製袋可能
である。)して「図9」(D)の状態の上部開口部が加
工されていない有底袋本体10bとなして自動製袋が終
了して、次ぎに「図10」に示す手作業工程に移る。 【0007】「図10」に示す手作業工程は、上記有底
袋本体10bを一枚ごと、または複数枚重ねてプレス装
置で口元折線条13aを付けて「図10」(E)に示す
状態となし、次ぎに、別のプレス装置で提手紐通し用切
条12,12を付けて「図10」(F)に示す状態とな
す。この「図10」(F)の状態では、底面部19が形
成され、上部開口部が折り曲げていない有底直開口手提
げ袋本体10dとなる。 【0008】次ぎに、袋本体10の内面の上記口元折線
条13aの下方に、口元台紙21に逆U字状の手提げ紐
22の基端を圃着した手提げ体20,20の口元台紙2
1を糊着して「図10」(G)の形状となす。そして、
口元折線条13aより上方部位の内側折曲部l lを手
提げ袋本体10の内側に折り曲げ、この際に、上記手提
げ体20,20の手提げ紐22を上記内側折曲部l l
に設けた提手紐通し用切条12,12より外方(内側折
曲部11の折り曲げ上辺より上方)に取り出して「図
l」の手提げ袋が製造される。 【0009】なお、「図2」の手提げ袋の場合は、「図
10」(E)の状態になすまでは上記と同じで、「図1
0」の切溝12,12に変えて「図6」に示すような上
端が袋本体10の上辺(内側折曲部11を折り曲げる前
の上辺)に達するJ字状(逆TまたはL字状の場合もあ
る。)の切溝12a,12aを付し、手提げ紐22はこ
の切溝12a,12aを切り起こし状態となして内側折
曲部11の外側(袋の内側)に出すようになす。 【0010】しかし、上記従来法は、「図10」(E)
と「図10」(F)とで二回のプレスエ程が必要で、工
程数が多いという問題点と、「図10」(E)で設けた
口元折線条13aは、袋本体10前面部14と後面部1
5とのいずれか一方が、実際に内側折曲部11を袋本体
10の内側に折り曲げる際の折り線とは逆方向の折り線
(山と谷との折り方が逆)となっており、内側折曲部l
lを手提げ袋本体10内側に折り曲げるのが意外と煩
雑であるという間題点を有していた。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
間題点を解決すべくなされたもので、従来法に比較して
製造工程か少なく、手作業部分も容易に行なえるように
なした手提げ袋の製袋方法及びその装置を提供すること
を課題としたものである。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、製袋用紙Pを移送路R上を移送し、該移
送路R上を移送中の製袋用紙Pに、口元折線条13aを
付設する折線用歯33と、提手紐通し用切条12,12
を付設する切刃32,32とを有したプレス体30,3
0bを押圧させて、該製袋用紙Pに口元折線条13aと
提手紐通し用切条12,12とを付した後、常法で製袋
して、上部開口部が折り曲げていない有底直開日手提げ
袋本体10dを製袋し、次いで、上記直開口手提げ袋本
体10dの内面で口元折線条13aの下方部位には、手
提げ体20の口元台紙21を糊着し、上記口元折線条1
3aより上方部位の内側折曲部11を手提げ袋本体10
の内側に折り返して、この手提げ体20の手提げ紐22
を上記提手紐通し用切条12,12の外側に取り出すよ
うになした技術的手段を講じたものである。 【0013】それ故、本発明手提げ袋の製袋方法は、製
袋前に手紐通切溝12,12と口元折線条13aとを設
けるので、従来の製袋後の手紐通切溝12,12を付設
する二程と、口元折線条13aを付設する工程との二工
程を省略できる作用を呈する。 【0014】そして、本発明法は製袋前に、すなわち製
袋用紙Pを筒状にする前に,口元折線条13aを設ける
ので、この口元折線条13aを製袋用紙Pの全幅に渡っ
て、その上方の内側折曲部11を製袋した後に手提げ袋
本体10の内側に折り易い折り方向の癖となすことがで
きる作用を呈するものである。 【0015】また、「請求項2」の手提げ袋の製袋装置
は、製袋用紙Pを一端側より他端側に移送して自動製袋
する製袋機の移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙Pに
口元線条13aを付設する折線用歯33を有したプレス
体30と、移送中の製袋用紙Pに提手紐通し用切条1
2,12を付設する切刃32,32を有したプレス体3
0aとを設けてなる技術的手段を講じたものである。 【0016】それ故、本発明手提げ袋の製造装置は、プ
レス体30で口元折線条13aを、プレス体30aで提
手紐通し用切条12,12を付設する作用を呈するもの
である。 【0017】また、「請求項3」の手提げ袋の製造装置
は、製袋用紙Pを一端側より他端側に移送して自動製袋
する製袋機の移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙P
に、口元折線条13aを付設する折線用歯33と提手紐
通し用切条12,12を付設する切刃32,32とを共
に有したプレス体30を設けてなる技術的手段を講じた
ものである。 【0018】それ故、本発明手提げ袋の製造装置は、一
度のプレスで口元折線条13aと提手紐通し用切条1
2,12とを同峙に形成する作用を呈するものである。 【0019】また、「請求項4」の手提げ袋の製造装置
は、製袋用紙Pを一端側より他端側に移送して自動製袋
する製袋機の移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙P
に、口元折線条13aを付設する折線用歯33と提手紐
通し用切条12,12を付設する切刃32,32とを共
に有したプレス体30を設け、上記切刃32,32の近
傍には該切刃32,32より僅かに高い高さを有した弾
性ピース31,31,31・・・を設けてなる技術的手
段を講じたものである。 【0020】それ故、本発明手提げ袋の製造装置は、
「請求項3」の作用に加え、プレス体30が製袋用紙P
に接触する前に弾性ピース31,31,31・・・が該
製袋用紙Pを押える作用を呈し、プレス時の位置ずれが
防止される作用を呈するものである。 【0021】また、「請求項5」の手提げ袋の製造装置
は、製袋用紙Pを一端側より他端側に移送して自動製袋
する製袋機の移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙P
に、口元折線条13aを付設する折線用歯33と提手紐
通し用切条12,12を付設する切刃32,32とを共
に有したプレス体30を設け、上記切刃32,32には
ーケ所乃至数ケ所に小さい刃先欠部32a,32a,3
2a‐・・を設けてなる技術的手段を講じたものであ
る。 【0022】それ故、本発明手提げ袋の製造装置は、
「請求項2」の作用に加えて、提手紐通し用切条12,
12が途中の一部に連続部を有するので、該提手紐通し
用切条12,12を設けた後に移送路R上を移送した場
合に、提手紐通し用切条12,12が開くのを防止する
作用を呈するものである。 【0023】 【発明の実施の態様】次ぎに、本発明の実施の態様を説
明する。先ず、本発明手提げ袋の製造方法は、製袋用紙
Pを移送路R上を移送し、該移送路R上を移送中の製袋
用紙Pに、口元折線条13aを付設する折線用歯33
と、提手紐通し用切条12,12を付設する切刃32,
32とを有したプレス体30,30bを押圧させて、該
製袋用紙Pに口元折線条13aと提手紐通し用切条1
2,12とを付した後、常法で製袋して、上部開口部が
折り曲げていない有底直開口手提げ袋本体10dを製袋
する。 【0024】上記製袋用紙Pは前記したように枚葉紙、
または長尺ロール紙が使用できる。また、移送路Rとし
ては、従来公知な各種コンベアで構成され、製袋用紙P
を順次連続的に、または間欠的に所定の速度で一端側よ
り他端側に移動させるようになせばよい。 【0025】また、上記プレス体30,30bは平板状
で昇降するものか、または圧接ローラで対向ローラ30
a,30aと接動回動するものかのいずれを使用しても
よく、本実施態様では、圧接ローラ方式を使用した。こ
の圧接ローラ方式のプレス体30,30bは、「図3」
「図4」に示すようにローラの周面に折線用歯33と、
提手紐通し用切刃32,32とを夫々突出させて構成す
れぱよい。 【0026】なお、上記プレス体30,30bは「図
3」及び「図7」に示すように、一本の(一つの)プレ
ス体30に折線用歯33と提手紐通し用切刃32,32
とを共に設けてもよい。そして、この場合は「図7」に
最も明らかに示すように、折線用歯33は提手紐通し用
切刃32,32より低く構成し、該提手紐通し用切刃3
2,32か製袋用紙Pを切断して提手紐通し用切条1
2,12を付設する状態で、折線用歯33は該製袋用紙
Pに口元折線条13aを付設するようになす。 【0027】上記プレス体30,30bを複数本使用す
るか、折線用歯33と提手紐通し用切刃32,32とを
共に設けた一本で兼用するかは適宜選定すれぱよいが、
既存の製袋機を利用する場合は、スペースの関係と、改
造部を少なくする点で一本のプレス体30を使用するこ
とが望ましい。また、一本のプレス体30で提手紐通し
用切条12,12と口元折線条13aとを同時に付設す
ると、位置ずれがないという利点を有している。 【0028】上記の提手紐通し用切条12,12と口元
折線条13aとの位置ずれは、製袋用紙Pは比較的大判
で移送路R上を搬送する際には所定のテンションが加わ
るのが通常で製袋用紙Pが伸ぴ易いのが一つの理由であ
る。また、提手紐通し用切条12,12と口元折線条1
3aとのいずれか一方を先に付設すると、提手紐通し用
切条12,12を先に付けた場合は、この提手紐通し用
切条12,12が開いて、また、口元折線条13aを先
に付設した場合はこの口元折線条13aによる製袋用紙
Pの変形が生ずるのがもう一つの理由である。 【0029】なお、上記折線用歯33と提手紐通し用切
刃32,32とは、プレス体30,30aの製造コスト
の面からローラに所定の高さの、提手紐通し用切刃3
2,32及び折線用歯33を植設して構成するのが望ま
しい。 【0030】そして、上記プレス体30,30bには
「図3」「図4」に示すように、接動方向に回転する対
向ローラ30aを設け、このプレス体30,30bと対
向ローラ30a,30aとが圧接状態となしてその間を
製袋用紙Pが通過することで、該製袋用紙Pに提手紐通
し用切条12,12と口元折線条13aとか付設される
ようになしてある。 【0031】なお、上記提手紐通し用切条12,12
は、「図5」では長方形の窓孔となしてあるが、この窓
孔の長さの直線であってもよく、さらには、「図6」に
示したように略J字状や、さらには図示はしていない
が、前記したように逆TまたはL字状でもよい。 【0032】上記までの工程を「図5」及び「図6」に
よって再度説明すると、この図では、製袋用紙Pが図上
方から下方に移送され、順次加工するようになしてあ
る。そして、図最上部の部位aでは、長尺ロール紙の製
袋用紙P(必要に応じて印刷は施してある。)を巻き戻
したままの状態で、次ぎに、部位bで提手紐通し用切条
12,12と口元折線条13aとが付設される。 【0033】そして、「図5」及び「図6」例では、次
ぎの部位cで、縦方向折線条13b,13b,・13b
・・・、縦方向棺折線条13c,13c、底用折線条1
3d,13d,13d‐・・が付設され、この部位cの
最終段階で切断線13eで切断が行なわれ、d部位以降
からは枚葉紙となって移送されるようになしてある。 【0034】上記切断線13eでの切断は、「図3」
「図4」に示すような、固定側刃41と昇降刃42とか
らなる従来公知な切断装置40を使用すれぱよい。 【0035】そして、上記のようにして製造された、枚
葉紙伏態で提手紐通し用切条12,12と口元折線条1
3aとが付設された製袋用紙Pは、常法で製袋して、上
部開口部が折り曲げていない有底直開口手提げ袋本体1
0dを製袋する。この有底直開口手提げ袋本体10dと
は、「図l」及び「図2」の手提げ体20,20を取り
付ける前の状態で、内側折曲部11が図に長破線で示す
ように袋本体10内に折り込まれる前の状態で、この状
態は「図10」の従来例「図10」(F)の状態と略同
じである。なお、底面部19の形成は自動製袋可能であ
るが、ここではその手順の説明は省略する。 【0036】すなわち、従来は手作業工程であった、
「図10」(E)と「図10」(F)の状態までが自動
製袋できることになり、従来の該「図10」(E)と
「図10」(F)との工程が省略できる。そして、上記
において、本発明法の上記までの工程で製造されたもの
は「従来例「図10」(F)の状態と略同じ」としたの
は、従来例と本発明法とでは、口元折線条13aの状態
に梢違を有するからである。 【0037】すなわち、従来は製袋した後に袋本体10
の外側より前面部14と後面部15とを共にプレスして
いるので、口元折線条13aは前面部14と後面部15
とで同じ方向となり、内側折曲部11を折り曲げる際に
一方が逆の折り癖となるが、本発明では福部16a,1
6bを含め袋本体10の全周がその内面側から見て、該
内側折曲部11を折り曲げるに都合のよい谷折りとなす
ことができるものである。 【0038】次いで、本発明手提げ袋の製袋方法は、上
記直開日手提げ袋本体10dの内面で口元折線条13a
の下方部位には、手提げ体20の口元台紙21を糊着
し、上記口元折線条13aより上方部位の内側折曲部1
1を手提げ袋本体10の内側に折り返して、この手提げ
体20の手提げ紐22を上記提手紐通し用切条12,1
2の外側に取り出す。 【0039】上記手提げ体20の取り付けは従来法で行
なえぱよく、現在のところ、この作業を自動的に行なう
装置は開発されていないので、本実施態様では従等法と
同じく手作業で行なっている。 【0040】なお、手提げ体20の種類によっては口元
台紙21に手提げ紐22を取り付け該口元台紙21を糊
着するまでの装置は既に開発されており、この装置を使
用してもよい。但し、この口元台紙21の自動糊着装置
を使用する場合は、製袋用紙Pが製袋前の平面状態のと
きに行なうのが通常である。 【0041】そして、口元台紙21を所定位置に糊着し
たら、口元折線条13aより上方部位の内側折曲部11
を手提げ袋本体10の内側に折り返すが、「図1」の例
では内側折曲部11の折り返しの前に手提げ紐22を提
手紐通し用切条12,12を通すようになす。また、
「図2」の例では内側折曲部l lの折り返しの際に、
内側折曲部11の提手紐通し用切条12a,12aによ
って形成された切り起こし部位を起こして、手提げ紐2
2の上部を該内側折曲部11の外側に取り出すようにな
す。 【0042】次ぎに、本発明手提げ袋の製袋装置は、製
袋用紙Pを一端側より他端側に移送して自動製袋する製
袋機の移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙Pに口元折
線条13aを付設する折線用歯33を有したプレス体3
0と、移送中の製袋用紙Pに提手紐通し用切条12,1
2を付設する切刃32,32を有したプレス体30aと
を設けてなる。 【0043】すなわち、上記プレス体30により、製袋
機の移送路R上を移送中の製袋用紙Pにプレスを行なう
と、製袋用紙Pに口元折線条13aと提手紐通し用切条
12,12とを付設することができ、「請求項l」の手
提げ袋の製袋方法が実施できるものである。 【0044】次ぎに、「請求項3」の発明は、製袋用紙
Pを一端側より他端側に移送して自動製袋する製袋機の
移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙Pに、口元折線条
13aを付設する折線用歯33と提手紐通し用切条1
2,12を付設する切刃32,32とを共に有したプレ
ス体30を設けてなる。 【0045】すなわち、本発明手提げ袋の製袋装置は、
「請求項2」が口元折線条13aを付設する折線用歯3
3を有したプレス体30と、移送中の製袋用紙Pに提手
紐通し用切条12,12を付設する切刃32,32を有
したプレス体30aとを別途用意したのに対して、本発
明では同一のプレス体30に切刃32,32と折線用歯
33とを共に設けてある。 【0046】上記のように、同一のプレス体30に切刃
32,32と折線用歯33と設けた利点は前記したよう
に、相互の位置ずれを防止できるもので、伸縮性の大き
い生地を使用して大型の手提げ袋を製造する場合は、特
に、必要性を有する構成要件であることが試行の結果判
明した。 【0047】次ぎに、「請求項4」の発明は、製袋用紙
Pを一端側より他端側に移送して自動製袋する製袋機の
移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙Pに、口元折線条
13aを付設する折線用歯33と提手紐通し用切条1
2,12を付設する切刃32,32とを共に有したプレ
ス体30を設けるのは「請求項3」と同じである。 【0048】そして本発明は、上記切刃32,32の近
傍には該切刃32,32より僅かに高い高さを有した弾
性ピース3工3工31・・・を設けてなる。 【0049】上記切刃32,32の加工精度は非常に優
れており、プレスに際して切刃32,32は同時に製袋
用紙Pに接触することが保証されている。しかし、この
切刃32,32の接触面積は製袋用紙Pの全面積に対し
て非常に小さく、また、偏った部位に局所的に集中して
いる。したがって、この切刃32,32の製袋用紙Pに
始めに接触した瞬間に、さらには、製袋用紙Pの切断時
に該切刃32,32の周辺の製袋用紙Pの形状が変化し
たり、さらには、製袋用紙P全体の位置を変位させてし
まうことかある。 【0050】そこで、製袋用紙Pの切刃32,32が接
触する部位の近傍を比較的広い面計で弾性ピース31,
31,31・・・で押さえて、その後に、該切刃32,
32の接触及び、該切刃32,32による製袋用紙Pの
切断を行なうことで、上記製袋用紙Pの変形及び変位が
防止できるものである。 【0051】次ぎに、「請求項5」の発明は、製袋用紙
Pを一端側より他端側に移送して自動製袋する製袋機の
移送路Rの途中に、移送中の製袋用紙Pに、口元折線条
13aを付設する折線用歯33と提手紐通し用切条1
2,12を付設する切刃32,32とを共に有したプレ
ス体30を設けてなるのは、「請求項3」と同じであ
る。 【0052】そして本発明は、上記切刃32,32には
一ケ所乃至数ケ所に小さい刃先欠部32a,32a,3
2a‐・・を設けてなる。すなわち、「図8」に示すよ
うに切刃32に、刃先欠部32a,32a,32a‐・
・をも受けることで、この切刃32を製袋用紙Pに向け
てプレスすると、提手紐通し用切条12は微小連結部1
2b,12b,12b‐・・で不連続なものとなる。 【0053】すなわち、提手紐通し用切条12が「図
l」例のように比較的長い場合、この提手紐通し用切条
12を付設すると、以後に製袋用紙Pを移送する際に提
手紐通し用切条12が日を開け、以後の自動製袋の支障
原因となることがある。そこで、上記徴小連結部12
b,12b,12b‐・・でこの提手紐通し用切条12
が日を開くのを防ぐものである。なお、この徴小連結部
12b,12b,12b・・・はその連結幅を適宣に設
定することで、該提手紐通し用切条12の両側を手で両
側に引っ張ることで破れるようになしておき、手提げ紐
22を通す際は提手紐通し用切条12の不連続部は除去
するものである。 【0054】 【発明の効果】本発明は上記のごときであるので、従来
の工程を滅らして容易に手提げ袋を製造できる、手提げ
袋の製袋方法及びその装置を提供できるものである。 【0055】特に、本発明手提げ袋の製袋方法は、平ら
な製袋用紙Pに、自動で提手紐通し用切条12と提手紐
通し用切条12とを設けるので、該提手紐通し用切条1
2は、製袋後にその上方の内側折曲部l lを折り返す
折り線を、折り返し方向に付けることができて、製袋の
手作業部も非常に作業性を向上できる手提げ袋の製袋方
法を提供できるものである。 【0056】また、「請求項2」「請求項3」の発明
は、従来の自動製袋機の折り線付け用に使用されてプレ
ス3体0,30aに切刃32,32を組み込むことのみ
で装置を完成でき、大幅な改良が不要で、上記製袋が可
能な手提げ袋の製袋装置を提供できるものである。そし
て、「請求項3」の発明は製袋用紙Pの位置ずれが心配
ない手提げ袋の製袋装置を提供できるものである。 【0057】また、「請求項4」の発明は、上記効果に
加え、弾性ピース31,31,31・・・を設けたこと
で、さらに製袋用紙Pの位置ずれが心配ない手提げ袋の
製袋装置を提供できるものである。 【0058】また、「請求項5」の発明は、切刃32,
32に刃先欠部32a,32a,32a‐・・を設けた
ので、比較的長い提手紐通し用切条12を設けても、こ
の提手紐通し用切条12が口を開くことがなく、他の自
動製袋に支障を与えない手提げ袋の製袋装置を提供でき
るものである。
【図面の簡単な説明】 【図l】本発明法及び装置によって製造される手提げ袋
の一実施態様の一部切欠斜視図である。 【図2】本発明法及び装置によって製造される手提げ袋
のもう一つの実施態様の一部切欠斜視図である。 【図3】本発明装置の要部正面図である。 【図4】本発明装置の別の実施態様での要部正面図であ
る。 【図5】本発明製袋方法を、製袋用紙に加えられる変化
の順に示した製袋用紙の平面図である。 【図6】本発明製袋方法を、製袋用紙に加えられる変化
の順に示した別の実施態様での製袋用紙の平面図である
c 【図7】本発明に使用されるプレス体の断面図である。 【図8】本発明に使用される切刃の正面図であ。 【図9】従来法の自動製袋工程での工程順の手提げ袋正
面図である。 【図10】従来法の手作業工程での工程順の手提げ袋正
面図である。 【符号の説明】 P 製袋用紙 R 移送路 10 手提げ袋本体 10d 有底直開口手提げ袋本体 ll 内側折曲部 12 提手紐通し用切条 13a 口元折線条 20 手提げ体 21 口元台紙 22 手提げ紐 30 プレス体 30b プレス体 31 弾性ピース 32 切刃 32a 刃先欠部 33 折線用歯

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項l】 製袋用紙(P)を移送路(R)上を移送
    し、該移送路(R)上を移送中の製袋用紙(P)に、口
    元折線条(13a)を付設する折線用歯(33)と、提
    手紐通し用切条(12,12)を付設する切刃(32,
    32)とを有したプレス体(30,30b)を押圧させ
    て、該製袋用紙(P)に口元折線条(13a)と提手紐
    通し用切条(12,12)とを付した後、常法で製袋し
    て、上部開口部が折り曲げていない有底直開日手提げ袋
    本体(10d)を製袋し、 次いで、上記直開口手提げ袋本体(10d)の内面で口
    元折線条(13a)の下方部位には、手提げ体(20)
    の口元台紙(21)を糊着し、上記口元折線条(13
    a)より上方部位の内内側折曲部(1l)を手提げ袋本
    体(10)の内側に折り返して、この手提げ体(20)
    の手提げ紐(22)を上記提手紐通し用切条(12,1
    2)の外側に取り出すようになした手提げ袋の製袋方
    法。 【請求項2】 製袋用紙(P)を一端側より他端側に移
    送して自動製袋する製袋機の移送路(R)の途中に、移
    送中の製袋用紙(P)に口元折線条(13a)を付設す
    る折線用歯(33)を有したプレス体(30)と、移送
    中の製袋用紙(P)に提手紐通し用切条(12,12)
    を付設する切刃(32,32)を有したプレス体(30
    a)とを設けてなる手提げ袋の製袋装置。 【請求項3】 製袋用紙(P)を一端側より他端側に移
    送して自動製袋する製袋機の移送路(R)の途中に、移
    送中の製袋用紙(P)に、口元折線条(13a)を付設
    する折線用歯(33)と提手紐通し用切条(12,1
    2)を付設する切刃(32,32)とを共に有したプレ
    ス体(30)を設けてなる手提げ袋の製袋装置。 【請求項4】 製袋用紙(P)を一端側より他端側に移
    送して自動製袋する製袋機の移送路(R)の途中に、移
    送中の製袋用紙(P)に、口元折線条(13a)を付設
    する折線用歯(33)と提手紐通し用切条(12,1
    2)を付設する切刃(32,32)とを共に有したプレ
    ス体(30)を設け、 上記切刃(32,32)の近傍には該切刃(32,3
    2)より僅かに高い高さを有した弾性ピース(31,3
    1,31・・・)を設けてなる手提げ袋の製袋装置。 【請求項5】 製袋用紙(P)を一端個より他端側に移
    送して自動製袋する製袋機の移送路(R)の途中に、移
    送中の製袋用紙(P)に、口元折線条い3a)を付設す
    る折線用歯(33)と提手紐通し用切条(12,12)
    を付設する切刃(32,32)とを共に有したプレス体
    (30)を設け、 上記切刃(32,32)には一ケ所乃至数ケ所に小さい
    刃先欠部(32a,32a,32a・・・)を設けてな
    る手提げ袋の製袋装置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094537A (ja) * 2001-09-26 2003-04-03 Totani Corp 製袋方法および製袋機
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KR100630815B1 (ko) 2004-12-28 2006-10-02 태진기계 주식회사 비닐백 제조장치
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JP2015147588A (ja) * 2014-02-05 2015-08-20 大日本印刷株式会社 ブランク板、ブランク板の製造方法および容器
CN109822974A (zh) * 2019-04-08 2019-05-31 天津市鹏兴顺印刷有限公司 一种用于手提袋的印刷糊盒机

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