JPH11320570A - 印刷により凹凸模様を形成した樹脂成形品及びその製造方法 - Google Patents
印刷により凹凸模様を形成した樹脂成形品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH11320570A JPH11320570A JP13565798A JP13565798A JPH11320570A JP H11320570 A JPH11320570 A JP H11320570A JP 13565798 A JP13565798 A JP 13565798A JP 13565798 A JP13565798 A JP 13565798A JP H11320570 A JPH11320570 A JP H11320570A
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- JP
- Japan
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- resin
- resin molded
- molding
- molded product
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 印刷手段で簡単に凹凸模様を形成可能とし
て、形状を同一とする樹脂成型品に成型用金型を交換す
ることなく、異なったパターンの凹凸模様を形成し得る
ようにしたことを課題とする。 【解決手段】 樹脂成型品に一体化した樹脂フィルムに
印刷手段で形成した凹凸模様を、樹脂成型品の内部に嵌
入させて、樹脂成型品の内部に光の反射角度の異なる凹
凸模様を作出したことを特徴とする。
て、形状を同一とする樹脂成型品に成型用金型を交換す
ることなく、異なったパターンの凹凸模様を形成し得る
ようにしたことを課題とする。 【解決手段】 樹脂成型品に一体化した樹脂フィルムに
印刷手段で形成した凹凸模様を、樹脂成型品の内部に嵌
入させて、樹脂成型品の内部に光の反射角度の異なる凹
凸模様を作出したことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する分野】この発明は、樹脂成型品の表面か
ら模様が凹凸を有しているように視認することが出来る
ようにした印刷により凹凸模様を形成した樹脂成型品並
びにその製造方法に関する。
ら模様が凹凸を有しているように視認することが出来る
ようにした印刷により凹凸模様を形成した樹脂成型品並
びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂成型品に凹凸模様を形成する
場合、成型用金型に凹凸模様を形成しておかなければな
らなかった。このため、形状を同一とする樹脂成型品に
異なった凹凸模様を形成する場合、異なった模様毎に成
型用金型を複数用意し、金型を交換して成型しなければ
ならず、金型製造コスト及び成形コストが著しく上昇す
るため、実際上は形状を同一とする成型品に異なったパ
ターンの凹凸模様を形成することは出来なかった。
場合、成型用金型に凹凸模様を形成しておかなければな
らなかった。このため、形状を同一とする樹脂成型品に
異なった凹凸模様を形成する場合、異なった模様毎に成
型用金型を複数用意し、金型を交換して成型しなければ
ならず、金型製造コスト及び成形コストが著しく上昇す
るため、実際上は形状を同一とする成型品に異なったパ
ターンの凹凸模様を形成することは出来なかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、印刷手段
で簡単に凹凸模様を形成可能として、形状を同一とする
樹脂成型品に成型用金型を交換することなく、異なった
パターンの凹凸模様を形成し得るようにしたことを課題
とする。
で簡単に凹凸模様を形成可能として、形状を同一とする
樹脂成型品に成型用金型を交換することなく、異なった
パターンの凹凸模様を形成し得るようにしたことを課題
とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
にこの発明が採った手段は、樹脂成型品に一体化した樹
脂フィルムに印刷手段で形成した凹凸模様を、樹脂成型
品の内部に嵌入させて、樹脂成型品の内部に光の反射角
度の異なる凹凸模様を作出したことを特徴とする。
にこの発明が採った手段は、樹脂成型品に一体化した樹
脂フィルムに印刷手段で形成した凹凸模様を、樹脂成型
品の内部に嵌入させて、樹脂成型品の内部に光の反射角
度の異なる凹凸模様を作出したことを特徴とする。
【0005】又、印刷手段で凹凸模様を形成した樹脂フ
ィルムを、成型用金型内に凹凸模様を外側にしてセット
し、溶融した樹脂を注入して樹脂成型品を成形し、該成
形時に凹凸模様を反転して、樹脂成型品の内部に嵌入さ
せるようにしたことを特徴とする。
ィルムを、成型用金型内に凹凸模様を外側にしてセット
し、溶融した樹脂を注入して樹脂成型品を成形し、該成
形時に凹凸模様を反転して、樹脂成型品の内部に嵌入さ
せるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の好ましい実施の形態
を、以下に詳細に説明する。この発明は、樹脂フィルム
に印刷手段で凹凸模様を形成し、該凹凸模様を形成した
樹脂フィルムを金型にセットして樹脂を注入して樹脂成
型品を成形し、樹脂フィルムと樹脂成型品を一体化する
ようにし、成形時に樹脂フィルムの外面に形成した凹凸
模様が反転して樹脂成型品の中に嵌入され、樹脂成型品
内に光の反射角度の異なる凹凸模様を作出し、これによ
って樹脂成型品の外表面から凹凸模様が視認可能となる
ようにしたことを特徴とする。
を、以下に詳細に説明する。この発明は、樹脂フィルム
に印刷手段で凹凸模様を形成し、該凹凸模様を形成した
樹脂フィルムを金型にセットして樹脂を注入して樹脂成
型品を成形し、樹脂フィルムと樹脂成型品を一体化する
ようにし、成形時に樹脂フィルムの外面に形成した凹凸
模様が反転して樹脂成型品の中に嵌入され、樹脂成型品
内に光の反射角度の異なる凹凸模様を作出し、これによ
って樹脂成型品の外表面から凹凸模様が視認可能となる
ようにしたことを特徴とする。
【0007】図面を参照して、(1)は樹脂フィルムであ
り、(2)は樹脂成型品であり、両者は成形時に一体に接
合され、一個の製品となる。樹脂フィルム(1)の外表面
には印刷手段により、所望の模様と共に、任意のパター
ンの凹凸模様(3)が形成される。樹脂フィルム(1)の内
表面には、樹脂成型品との接合を強固にするために接着
剤が塗布され、接着剤層(4)が形成されている。樹脂フ
ィルム(1)の材質は特に限定されないが、フィルムの厚
みは100〜190μm、最も好ましくは125μm程度
の厚みである。フィルムが薄すぎると、腰が弱くなるた
めハンドリング性が悪く金型内へのセットが面倒で作業
性が低下する。又、フィルムが厚すぎると腰が強くなり
凹凸模様の反転が不充分となって凹凸模様が現出し難く
なる。塗布する接着剤は特に限定されない。樹脂フィル
ムへの凹凸模様の形成は、印刷時のインキの盛り厚によ
って形成することが出来、従来公知の印刷方法を用いる
ことが出来る。スクリーン印刷は、インキの盛り厚をコ
ントロールし易い。又、紫外線硬化タイプのインキは、
無溶剤で凹凸模様部分を硬くすることが出来、且つイン
キ厚を大きくして、凹凸模様を明確にするが出来るの
で、好ましい。
り、(2)は樹脂成型品であり、両者は成形時に一体に接
合され、一個の製品となる。樹脂フィルム(1)の外表面
には印刷手段により、所望の模様と共に、任意のパター
ンの凹凸模様(3)が形成される。樹脂フィルム(1)の内
表面には、樹脂成型品との接合を強固にするために接着
剤が塗布され、接着剤層(4)が形成されている。樹脂フ
ィルム(1)の材質は特に限定されないが、フィルムの厚
みは100〜190μm、最も好ましくは125μm程度
の厚みである。フィルムが薄すぎると、腰が弱くなるた
めハンドリング性が悪く金型内へのセットが面倒で作業
性が低下する。又、フィルムが厚すぎると腰が強くなり
凹凸模様の反転が不充分となって凹凸模様が現出し難く
なる。塗布する接着剤は特に限定されない。樹脂フィル
ムへの凹凸模様の形成は、印刷時のインキの盛り厚によ
って形成することが出来、従来公知の印刷方法を用いる
ことが出来る。スクリーン印刷は、インキの盛り厚をコ
ントロールし易い。又、紫外線硬化タイプのインキは、
無溶剤で凹凸模様部分を硬くすることが出来、且つイン
キ厚を大きくして、凹凸模様を明確にするが出来るの
で、好ましい。
【0008】図2に示すように、樹脂フィルム(1)を凹
凸模様(3)を形成された外表面を外側にして成型用金型
(5)内にセットし、図3に示すようにゲート(6)から溶
融した樹脂を注入して、樹脂フィルム(1)と一体化した
樹脂成型品(2)を得る。成形時に、樹脂フィルム(1)が
熱で軟化するため、外表面に形成された凹凸模様が内側
に向かって反転し、図1に示すように樹脂成型品の内部
に嵌入する。樹脂成型品と、印刷によって形成された凹
凸模様とは、光の反射率が異なるため、樹脂成型品の内
部に光の反射角度の異なる凹凸模様が作出され、樹脂成
型品を外部から見た場合、あたかも樹脂成型品の表面に
凹凸模様を形成したかの如き観を呈すると同時に、樹脂
成型品の内部に凹凸模様が浮き出た状態で現れる。溶融
した樹脂を注入するためのゲート(6)は、樹脂フィルム
(1)に対して傾斜した角度とし、注入樹脂でフィルムが
巻き上げられるのを防止するようにするのが好ましい。
凸模様(3)を形成された外表面を外側にして成型用金型
(5)内にセットし、図3に示すようにゲート(6)から溶
融した樹脂を注入して、樹脂フィルム(1)と一体化した
樹脂成型品(2)を得る。成形時に、樹脂フィルム(1)が
熱で軟化するため、外表面に形成された凹凸模様が内側
に向かって反転し、図1に示すように樹脂成型品の内部
に嵌入する。樹脂成型品と、印刷によって形成された凹
凸模様とは、光の反射率が異なるため、樹脂成型品の内
部に光の反射角度の異なる凹凸模様が作出され、樹脂成
型品を外部から見た場合、あたかも樹脂成型品の表面に
凹凸模様を形成したかの如き観を呈すると同時に、樹脂
成型品の内部に凹凸模様が浮き出た状態で現れる。溶融
した樹脂を注入するためのゲート(6)は、樹脂フィルム
(1)に対して傾斜した角度とし、注入樹脂でフィルムが
巻き上げられるのを防止するようにするのが好ましい。
【0009】
【発明の効果】この発明によれば、樹脂成型品の内部に
光の反射角度が異なる凹凸模様を作出してあるので、あ
たかも樹脂成型品の表面に凹凸模様を形成したかの如き
観を呈すると同時に、内部に凹凸模様が浮き出た状態で
現れる樹脂成型品を得ることが出来、これを印刷手段で
形成することが出来るため、同一形状の樹脂成型品の成
形のために、金型を変更する必要がない利点がある。
光の反射角度が異なる凹凸模様を作出してあるので、あ
たかも樹脂成型品の表面に凹凸模様を形成したかの如き
観を呈すると同時に、内部に凹凸模様が浮き出た状態で
現れる樹脂成型品を得ることが出来、これを印刷手段で
形成することが出来るため、同一形状の樹脂成型品の成
形のために、金型を変更する必要がない利点がある。
【図1】この発明にかかる樹脂成型品の断面図
【図2】樹脂フィルムを金型にセットした状態を示す断
面図
面図
【図3】成形状態を示す断面図
【符号の説明】 (1)樹脂フィルム (2)樹脂成型品 (3)凹凸模様 (4)接着剤層 (5)金型 (6)ゲート
Claims (2)
- 【請求項1】樹脂成型品に一体化した樹脂フィルムに印
刷手段で形成した凹凸模様を、樹脂成型品の内部に嵌入
させて、樹脂成型品の内部に光の反射角度の異なる凹凸
模様を作出したことを特徴とする印刷により凹凸模様を
形成した樹脂成型品。 - 【請求項2】印刷手段で凹凸模様を形成した樹脂フィル
ムを、成型用金型内に凹凸模様を外側にしてセットし、
溶融した樹脂を注入して樹脂成型品を成形し、該成形時
に凹凸模様を反転して、樹脂成型品の内部に嵌入させる
ようにしたことを特徴とする印刷により凹凸模様を形成
した樹脂成型品の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13565798A JPH11320570A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 印刷により凹凸模様を形成した樹脂成形品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13565798A JPH11320570A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 印刷により凹凸模様を形成した樹脂成形品及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11320570A true JPH11320570A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15156911
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13565798A Pending JPH11320570A (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 印刷により凹凸模様を形成した樹脂成形品及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11320570A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7727618B2 (en) | 2005-12-26 | 2010-06-01 | Polymatech Co., Ltd. | Decorative molded body, key top for a pushbutton switch, and key sheet for the pushbutton switch |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13565798A patent/JPH11320570A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7727618B2 (en) | 2005-12-26 | 2010-06-01 | Polymatech Co., Ltd. | Decorative molded body, key top for a pushbutton switch, and key sheet for the pushbutton switch |
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