JP2628032B2 - 装飾成形品の製造方法 - Google Patents

装飾成形品の製造方法

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JP2628032B2 JP7240817A JP24081795A JP2628032B2 JP 2628032 B2 JP2628032 B2 JP 2628032B2 JP 7240817 A JP7240817 A JP 7240817A JP 24081795 A JP24081795 A JP 24081795A JP 2628032 B2 JP2628032 B2 JP 2628032B2
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明な合成樹脂か
ら透視可能に形成された表層側部材と着色不透明な合成
樹脂から透視不能に形成された基層側部材とが組み合わ
され、被取付体に取り付けられる装飾成形品の製造方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の装飾成形品として、例えば車両
装備品で示すと、透明樹脂から射出成形したフィニッシ
ャやコンビランプ部品を挙げることができる。
【0003】これらの装飾成形品を製造するには透明な
合成樹脂で表層側部材を射出成形し、その後に表層側部
材の裏面に塗装により着色不透明の塗装膜を形成して、
透明な表層側部材を通して裏面の塗装が目視できるよう
に製造されるのが通常である。
【0004】しかしながら、この種の装飾成形品は被取
付体に取り付けて使用されるものであるため、透視可能
な表層側部材の裏面側に取り付けのためのボスなどの固
定手段を一体に形成すると、その固定手段の部分が表層
側から目視されるので美観を損ねる。
【0005】この様な不具合を解消するためには裏面側
のボスなどを一体成形した部分に対応する表面側に不透
明な塗装膜を形成し、ボスの部分を遮蔽して見えなくす
る等の処理が必要とされる。
【0006】また、この様にしてボスの部分を遮蔽する
にしても、外観上の装飾性を確保するため、ボスの位置
はなるべく成形品の外周縁部に近い部分に設けざるを得
ないなどの制約がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、取付
具またはボスなどの取付具の固定手段を裏面の自由な位
置に制限なく設けることができ、しかも表層側部材を通
してこれらが目視されず、また、裏面側の塗装膜を形成
する必要のない装飾成形品の製造方法を提供するところ
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
装飾成形品の製造方法においては、透明な合成樹脂から
透視可能に形成された表層側部材と、着色不透明な合成
樹脂から透視不能に形成された基層側部材とが組み合わ
され、被取付体に取り付けられる装飾成形品を製造する
にあたり、表層側部材または基層側部材のいずれか一方
の部材を第1の部材として、第1のキャビティ型と第1
のコア型とで形成される第1のキャビティ空間に所定の
第1の温度で溶融する第1の樹脂を溶融させて第1の射
出ゲートから射出して該第1の部材を先に形成し、次い
で、第1の部材をいずれか一方の第1の型に保持した状
態で、第2のコア型と第2のキャビティ型のいずれか一
方の第2の型と第1の部材とで形成される第2のキャビ
ティ空間に、第1の樹脂と相溶性を有し、前記第1の温
度よりも低い第2の温度で溶融する第2の樹脂を、第1
の部材を熱で溶かし混ざり合わない程度の温度に加熱し
て溶融させて第2の射出ゲートから射出し、他の一方の
第2の部材を形成するとともに両部材を積層一体化し、
且つ、基層側部材を射出成形する際に、装飾成形品を被
取付体に取り付けるための取付具または取付具の固定手
段を基層側部材の裏面から一体に突出するように形成
し、表層側部材を通して、基層側部材の表面は目視でき
るが、裏面の前記取付具または取付具の固定手段は目視
不能になるようにしている。
【0009】本発明の請求項2に係る装飾成形品の製造
方法においては、第1の部材として基層側部材を先に形
成し、次いで第2の部材として表層側部材を形成するよ
うにしている。
【0010】本発明の請求項3に係る装飾成形品の製造
方法においては、第1の部材として表層側部材を先に形
成し、次いで第2の部材として基層側部材を形成するよ
うにしている。
【0011】本発明の請求項4に係る装飾成形品の製造
方法においては、第2の部材を形成する際の第2の樹脂
を射出する射出の方向として第1の部材の面とほぼ平行
になる方向に射出するようにしている。
【0012】本発明の請求項5に係る装飾成形品の製造
方法においては、表層側部材の裏面と基層側部材の表面
を多数の凹凸面に形成するようにしている。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して説明す
ると、図示実施の形態では車輌用のフィニッシャを装飾
成形品として製造する場合を例示し、それをインジェク
ション成形で二層に積層成形する方法が記載されてい
る。このフィニッシャを製造するに際して基層側部材を
第1の部材とし、溶融温度の高い溶融樹脂を射出成形し
て基層側部材を得、次いで相対的に溶融温度の低い溶融
樹脂を基層側部材の上に射出成形して表層側部材を形成
するようにしている。また、ます目模様状の所謂“ダイ
ヤカット”の如きライン模様を表層側部材の表面側から
透視可能に形成するようにしている。
【0014】その射出成形にあたっては図1で示すよう
に軸1を中心にして矢印X方向に回転駆動するベース2
の四面に第1のコア型3a,3b,3c,3dを備え、
この第1のコア型3a,3b,3c,3dに対して図面
上左右から近接動可能なプラテン4,5でそれぞれ支持
された第1のキャビティ型6,第2のキャビティ型7を
有する射出成形型が用いられている。その各キャビティ
型6,7側には射出ノズル8,9が配置され、この各射
出ノズル8,9から異なる種類の溶融樹脂を個別に射出
充填できるようになっている。
【0015】第1のキャビティ型6の型面には、ます目
模様状のライン模様を装飾面に描出するべく、多数の凹
凸面6aがキャビティ型面に形成されている。また、各
コア型3a,3b,3c,3dには最終工程で装飾成形
品20を型外しするエジェクトピン10が備え付けられ
ている。
【0016】その射出成形型を用いて、基層側部材を先
に、次いで表層側部材を別の合成樹脂で積層成形するに
は基層側部材の合成樹脂としてポリカーボネート樹脂と
ABS樹脂との混合材等の着色不透明な合成樹脂を用い
る。この合成樹脂には、金属粉等の如き光を反射する細
かな物質を混合すると装飾性をより向上できる。また、
表層側部材にはメチルメタクリレート樹脂等の無色また
は着色透明乃至半透明な合成樹脂を用いる。
【0017】その各合成樹脂は、溶融状態で射出ノズル
8,9からキャビティ空間にそれぞれ別に射出充填す
る。この積層成形時に互いが融け合って色が混合した状
態で充填される事態を避けるために、先に射出成形する
合成樹脂としては溶融温度が250〜270℃程度のも
のを用い、後に射出して積層成形する合成樹脂としては
溶融温度が230〜240℃程度と前記の先に射出成形
する樹脂の溶融温度よりも相対的に低温のものを用い
る。
【0018】図示の実施の形態では、まず、図1の左側
からプラテン4を近接動して第1のキャビティ型6とコ
ア型3aとを型締めした状態で、図2で示すように第1
の樹脂として着色不透明な合成樹脂21′を第1のキャ
ビティ型6とコア型3aとで形成される第1のキャビテ
ィ空間6b内に射出ノズル8から第1の射出ゲート60
を介して射出充填した後に冷却硬化させることによりコ
ア型3bが有する如き形状の基層側部材21を形成す
る。
【0019】その基層側部材21の表面には、キャビテ
ィ型6の内面の凹凸面6aにより該凹凸面6aと反転し
た形状の多数の凹凸面21aが付形される。また、この
他面側である基層側部材21の裏面にはコア型3aの内
面の凹所6cによりスタットボルトを取り付けるボス等
の固定手段21b或いは被取付体に対する取付具が基層
側部材21の成形と同時に一体に成形される。
【0020】その基層側部材21の成形後に、第1のキ
ャビティ型6がコア型3aから離反すると、ベース2が
矢印X方向に角度90°だけ回転することにより基層側
部材21をコア型3aに保持したままで第1図の上側に
示すコア型3bの位置まで回転移動して停止する。この
位置では、図3で示す如く比較的剛直なシート状に成形
した識別部材22を基層側部材21の凹凸面21aに対
して仮固定する。
【0021】その識別部材22としては、所望の形状に
形抜きしたアルミ,ステンレス等の金属板や硬質合成樹
脂フィルム乃至シートを用いることができる。或いは、
図4で示すように金属や硬質樹脂フィルム乃至シート2
2aに異色な印刷部22bを設けたものを用いてもよ
い。この識別部材22は、粘着剤を裏面に設けることに
より仮固定することができる。その仮固定時には基層側
部材21の表面が凹凸面21aに形成されていても、識
別部材22が比較的剛直なものであるから平坦な識別模
様として形成できる。
【0022】その識別部材22の仮固定後に、ベース2
が更に矢印X方向に角度90°だけ回転することによ
り、識別部材22の付着された基層側部材21をコア型
3aに保持状態で、図1の右側に示すコア型3cの位置
に移動して第2のキャビティ型7と対面する。この後
に、第2のキャビティ型7がプラテン5で近接動してキ
ャビティ型7とコア型3cとを型締めする。
【0023】その型締め状態で、図5で示すようにキャ
ビティ型7の型面と基層側部材21の表面とで形成され
る第2のキャビティ空間7aの内部に射出ノズル9から
第2の射出ゲート12を介して第2の樹脂として着色透
明の合成樹脂23′を射出充填する。この合成樹脂2
3′は基層側部材21の凹凸面21aに沿ってキャビテ
ィ空間内7aに移動し、識別部材22の表面を覆って充
填されることにより表層側部材23を形成する。
【0024】その合成樹脂23′の射出にあたっては、
前述した理由により基層側部材21の合成樹脂の溶融温
度よりも溶融温度が相対的に低い合成樹脂を用いる。ま
た、図5で示す如く溶融樹脂23′の射出流が基層側部
材21の凹凸面21aに直接衝突しないようにスプルー
11を介して溶融樹脂23′を基層側部材21の表面か
ら外れた位置のゲート12から基層側部材21の表面と
ほぼ平行方向に射出して充填するとよい。
【0025】その溶融樹脂23′が第2のキャビティ空
間7aの内部で識別部材22の上側に被るよう移動する
と、図6で示すように溶融樹脂23′は識別部材22を
流動圧で押圧する。この識別部材22は、比較的剛性を
有するので溶融樹脂23′の流動圧を受けても変形しな
い。また、その溶融樹脂23′の流動圧は識別部材22
を介して基層側部材21の凹凸面21aの凸面を多少押
し潰すように変形させると共に、識別部材22の粘着剤
22cを凹凸面21aの凹面の凹所内に充填させること
により識別部材22を強固に接着させることができる。
【0026】上述した工程中、基層側部材21は第1の
コア型3aと共に移動するが、基層側部材21の裏面に
は固定手段21bが一体に形成され、しかも第1のコア
型3aの凹所6cに嵌り込んで支持された状態のまま移
動するので、基層側部材21は第1のコア型3aに対し
て位置ズレを起こすようなことがない。
【0027】上述した実施の形態に代えて、基層側部材
21は図7で示すように表面を平坦面に形成し、この平
坦面に上述の識別部材22やホットスタンプ,印刷等で
識別模様を平坦に形成した後、上述したと同様に溶融樹
脂23′を射出充填して表層側部材23を積層成形する
こともできる。
【0028】その表層側部材23の成形後にベース2が
矢印X方向に更に角度90°だけ回転すると、図1の下
側に示すコア型3dの位置に移動してエジェクトピン1
0が突き出ることにより、図8で示すように基層側部材
21と表層側部材23との間に識別部材22をサンドイ
ッチし、しかも基層側部材21と表層側部材23とを一
体に積層成形した装飾成形品20としてコア型3dで示
す位置から型外しすることができる。
【0029】このようにして製造する装飾成形品では、
図9で示す如く内部に埋設されている識別部材22が基
層側部材21と異色の色を呈する平坦な識別模様X1
して透明な合成樹脂の表層側部材23から透視すること
ができる。それに加えて、識別部材22の存在しない部
分ではダイヤカットの如きライン模様X2 を描出しても
識別模様X1 が平坦に透視できるから、平坦な識別部材
等を成形型付形で所定位置に形成しなでよい。
【0030】その表層側部材23は透明な合成樹脂から
成形されるが、装飾成形品20の裏面側には図10で示
すようにボス等の取付具の固定手段21bが基層側部材
21の裏面に一体に形成されても、この固定手段21b
は表面側から目視されないように一体に成形できるため
装飾性を向上することができる。
【0031】その固定手段21bにはスタットボルト2
4を固定すれば、被取付体に対する取付具として装着す
ることができる。この固定手段は逆L字状,T字状或い
は箱型等のリブとして基層側部材21と一体に形成し、
そのリブで被取付体に装着するクリップ等を嵌着するこ
とにより被取付体に固定することもできる。
【0032】また、基層側部材21と表層側部材23と
は射出成形する合成樹脂として溶融温度のそれぞれ異な
る合成樹脂で形成するときでも、それぞれの異なる合成
樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が同一または近似し
たものを選択することから、第2の樹脂を射出して第2
の部材を形成するときに両部材21,23を緊密に接合
させて一体に積層成形することができる。
【0033】上述した実施の形態では基層側部材21を
形成後に表層側部材23を積層形成する場合で説明した
が、表層側部材23の合成樹脂として溶融温度が基層側
部材21よりも相対的に高いものを用いれば、表層側部
材23を第一の部材として先に成形した後に、次いで基
層側部材21を第2の部材として積層成形するようにも
できる。
【0034】以上の如く、本発明の請求項1〜3のいず
れかに係る装飾成形品の製造方法に依れば、溶融温度の
高い第1の樹脂を加熱溶融して射出成形し第1の部材を
得、次いで第1の樹脂よりも溶融温度の低い第2の樹脂
を加熱溶融して第1の部材の上に射出成形し第2の部材
を形成すると共に両部材を積層一体化するので、第2の
樹脂を射出する際に第1の部材が第2の樹脂の熱によっ
て溶けて混ざり合って流れることがない。そのため、透
明な合成樹脂からなる表層側部材の中に着色不透明な合
成樹脂からなる基層側部材の合成樹脂が混入することが
避けられる。
【0035】また、基層側部材を着色不透明な合成樹脂
から形成する際に、その裏面に固定手段などを突出する
ように一体に成形するので取付手段などの形成位置に制
約がないばかりでなく、透視可能な表層側部材を通して
取付手段などが目視されることがないので美観が向上し
た装飾成形品が得られる。
【0036】本発明の請求項4に係る装飾成形品の製造
方法に依れば、第2の樹脂を射出する射出の方向として
第1の部材の面とほぼ平行になる方向に射出するので、
第1の部材の面に第2の樹脂の流れが衝突するようなこ
とが避けられ、これにより第1の部材が第2の樹脂の熱
で溶けて混り合って流れるようなことがない。
【0037】本発明の請求項5に係る装飾成形品の製造
方法に依れば、表層側部材の裏側と基層側部材の表面を
多数の凹凸面により形成することから、表層側部材の表
面から多数の凹凸面が目視できることにより装飾性をよ
り高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装飾成形品の製造に適用する成形
型並びに成形工程を全体的に示す平面図である。
【図2】本発明に係る装飾成形品の製造方法で装飾成形
品の基層側部材を成形する工程の説明図である。
【図3】本発明に係る装飾成形品の製造方法で基層側部
材の成形後に該基層側部材の凹凸面に識別部材を付着す
る工程の説明図である。
【図4】本発明に係る装飾成形品の製造方法で識別部材
として適用可能なシート乃至フィルム部材の部分斜視図
である。
【図5】本発明に係る装飾成形品の製造方法で表層側部
材を積層成形する工程の説明図である。
【図6】本発明に係る装飾成形品の製造方法で溶融樹脂
の流動圧で識別部材を圧着する状態の拡大説明図であ
る。
【図7】本発明の別の実施形態に係る装飾成形品の製造
工程を示す拡大説明図である。
【図8】本発明に係る装飾成形品の製造方法で装飾成形
品の型外し工程を示す説明図である。
【図9】本発明に係る方法で製造した装飾成形品の表面
側を示す斜視図である。
【図10】図9の成形品の裏面側を示す斜視図である。
【符号の説明】 21 基層側部材 21a 凹凸面 21b 取付具または取付具の固定手段 23 表層側部材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明な合成樹脂から透視可能に形成され
    た表層側部材と、着色不透明な合成樹脂から透視不能に
    形成された基層側部材とが組み合わされ、被取付体に取
    り付けられる装飾成形品を製造するにあたり、 表層側部材または基層側部材のいずれか一方の部材を第
    1の部材として、第1のキャビティ型と第1のコア型と
    で形成される第1のキャビティ空間に所定の第1の温度
    で溶融する第1の樹脂を溶融させて第1の射出ゲートか
    ら射出して該第1の部材を先に形成し、 次いで、第1の部材をいずれか一方の第1の型に保持し
    た状態で、第2のコア型と第2のキャビティ型のいずれ
    か一方の第2の型と第1の部材とで形成される第2のキ
    ャビティ空間に、第1の樹脂と相溶性を有し、前記第1
    の温度よりも低い第2の温度で溶融する第2の樹脂を、
    第1の部材を熱で溶かし混ざり合わない程度の温度に加
    熱して溶融させて第2の射出ゲートから射出し、他の一
    方の第2の部材を形成するとともに両部材を積層一体化
    し、 且つ、基層側部材を射出成形する際に、装飾成形品を被
    取付体に取り付けるための取付具または取付具の固定手
    段を基層側部材の裏面から一体に突出するように形成
    し、 表層側部材を通して、基層側部材の表面は目視できる
    が、裏面の前記取付具または取付具の固定手段は目視不
    能になるようにしたことを特徴とする装飾成形品の製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記第1の部材として基層側部材を先に
    形成し、次いで第2の部材として表層側部材を形成する
    ことを特徴とする請求項1の装飾成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記第1の部材として表層側部材を先に
    形成し、次いで第2の部材として基層側部材を形成する
    ことを特徴とする請求項1の装飾成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】 第2の部材を形成する際の第2の樹脂を
    射出する射出の方向として第1の部材の面とほぼ平行に
    なる方向に射出することを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の装飾成形品の製造方法。
  5. 【請求項5】 表層側部材の裏面と基層側部材の表面を
    多数の凹凸面に形成することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれかに記載の装飾成形品の製造方法。
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