JP2521063B2 - 装飾成形品の製造方法 - Google Patents

装飾成形品の製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3052Windscreens

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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、板状で非円形な面の中心位置から外周縁ま
での距離が互いに異なる周縁形状を有する成形品本体に
枠部を溶融樹脂の射出成形で一体に形成するところの装
飾成形品の製造方法に関するものである。
背景技術 一般に、この種の装飾成形品としては第5図に示す如
き車輛に装備するオペラウインドWやフィニッシャF等
を挙げることができる。
このうち、オペラウインドWを例示すると、それは第
5図で示すようにガラス或いはPMMA(ポリメチルメタク
リレート)樹脂,PC(ポリカーボネート)樹脂等の合成
樹脂を用いて成形品本体1を透明な板状で略三角形の非
円形の周縁形状を有するよう形状し、これを第6図で示
す如くコア型10a,キャビティ型10bでなる射出成形金型1
0のキャビティ空間11内に位置させて溶融樹脂2を射出
することにより枠部を一体成形するものである。その際
に溶融樹脂2を成形品本体1の裏面側で略中央位置の直
交方向から射出すると、相対的に広い面積に対して溶融
樹脂2の射出圧を作用できることにより成形品本体1の
キャビティ空間11内でズレ動かさずしかも浮き上がらせ
たりしないで枠部を形成し得ることが考えられる。
然し、成形品本体1の裏面の略中心位置から唯単に溶
融樹脂2を射出するだけであると、溶融樹脂2が裏面に
沿って全方向に略円形状に順次拡がり移動する際、第7
図で示すように中心位置から近い距離にある縁辺には遠
い距離にある縁よりも溶融樹脂2が早く到達することに
なるため、早く到達した個所では側端面のキャビティ間
隙から表面側のキャビティ空間までも溶融樹脂2が充満
し、更に未だ溶融樹脂2が到達していない縁辺個所に早
回りして第8図で示す如く裏面側に逆流動する事態を生
じる。
この場合には第9〜11図で示すように成形品本体1の
裏面側に空気の気泡を巻込んで枠部2′に空隙部3を形
成することになり、それが第12図で示す如く表面側から
目視される状態に残存してしまう虞れがあるばかりでな
く、溶融樹脂が早く到達した個所には、まだ到達してい
ない方向へ成形品本体を移動させようとする力が働き、
それにより成形品本体がズレて成形型と擦れることから
成形品本体の表面にキズを付ける虞れもある。
発明が解決しようとする課題 本発明は、成形品本体の裏面側に気泡による空隙部を
残存させずしかも成形品本体が型内で位置ズレするのも
阻止できて所望の枠部を成形可能な装飾成形品の製造方
法を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明に係る装飾成形品の製造方法においては、板状
の透明材料からなり、面中心から外周縁までの距離が異
なる非円形の外周縁形状を有する成形品本体をキャビテ
ィ型とコア型とからなる射出成形型の面型の分割面に形
成したキャビティ空間に載置して、成形品本体の裏面側
の略中心に位置する樹脂射出ゲートから溶融樹脂を射出
することにより、成形品本体の裏面全面を覆うと共に表
面の外周縁近くの板面に亘る枠部を成形品本体に一体的
に形成して装飾成形品の製造するにあたり、 成形品本体の裏面とこの裏面と対向する型面との間の
略一定寸法のキャビティ間隙よりも成形品本体の外周縁
側面とこの側面と対向する型面との間の寸法を小さくし
たキャビティ間隙を有する射出成形型を用い、前記射出
ゲートから溶融樹脂を射出して成形品本体の裏面に沿っ
て拡大流動させ、成形品本体の外周縁に時間的に先に到
達した溶融樹脂に前記の小さいキャビティ間隙部分で流
動抵抗を作用させて溶融樹脂が成形品本体の表面側のキ
ャビティに先に流動するのを抑制しつつ、これにより成
形品本体の裏面の略全面を溶融樹脂で覆った後に前記の
小さいキャビティ間隙部分を通して成形品本体の表面側
のキャビティに略同時に流動させて充填し枠部を一体的
に形成するようにされている。
作用 この装飾成形品の製造方法では、成形品本体の裏面側
で略中央位置から射出した溶融樹脂が裏面に沿ってほぼ
円形状に拡がり流動し、その射出位置からの距離が相対
的に近い縁辺に先に到達して多少の樹脂が側端面とのキ
ャビティ間隙から表面側に流れ込んでも、当該側端面の
部分のキャビティ間隙は小さくしてあるので、この部分
で大部分が大きな流動抵抗を受けることにより表面側へ
の流動がほぼ阻止され、成形品本体の縁辺に沿って未だ
縁に到達していない裏面側に拡大流動するから、裏面の
略全面を覆った後に表面側にほぼ全辺同時に流動させて
充填するようにして裏面側に気泡による空隙部を残存さ
せないように枠部を成形できる。
実施例 以下、第1〜3図を参照して説明すれば、次の通りで
ある。
この実施例は、第4図で示すオペラウインドWやフィ
ニッシャF等の車輛用装飾成形品を製造するのに適用さ
れている。その成形品としてオペラウインドを例示する
と、成形品本体1は第5図で示すと同様にPMMA,PC等の
透明な合成樹脂から略三角形を有する非円形な板状に成
形されている。この成形品本体1には、第1図で示す射
出成形金型10を用いて当該成形品本体1とは異色に着色
された合成樹脂で裏面側を全面から前面側の縁辺近く板
面に亘る枠部を全周に沿って一体的に形成する。
射出成形金型10はコア型10aとキャビティ型10bとから
なり、コア型10aとキャビティ型10bとの間には成形品本
体1を挿置したときに本体1の裏面とこの裏面と対向す
るコア型10aとの面とで形成される相対的に大きな所定
寸法t1の間隙のキャビティ空間11が設けられている。な
お、射出成形金型10にはキャビティ型10bの内側に成形
品本体1の表面側を対向させて挿置し、またコア型10a
には成形品本体1の略中央位置裏面側の直交方向から溶
融樹脂を射出可能に樹脂射出ゲート12が設けられてい
る。また、射出成形金型10には、成形品本体1の周側面
とこの側面と対向するコア型10aの型面との間に前記キ
ャビティ間隙11aの寸法t1よりも小さい寸法t2のキャビ
ティ間隙11bが形成され、このキャビティ間隙11bの部分
で溶融樹脂2の流動に対してキャビティ間隙11aの部分
におけるよりも相対的に大きな流動抵抗を発生させるよ
うになっている。その流動抵抗はキャビティ間隙11aの
間隙t1よりもキャビティ間隙11bの間隙t2を小さくする
ことにより差を付けられ、間隙t2の部分の樹脂流動抵抗
は間隙t1の部分より大きくなる。
この射出成形金型10を用いては樹脂射出ゲート12から
溶融樹脂を射出すると、溶融樹脂2が第2図で示すよう
に成形品本体1の裏面に沿ってキャビティ間隙11a内で
全方向に略円形状にほぼ等速度で拡がって移動するので
その溶融樹脂2は射出位置から相対的に近い縁辺個所に
早く到達するが、成形品本体1の側端面に位置する相対
的に小さい寸法のキャビティ間隙11bが大きな流動抵抗
を発生させてブレーキ作用をすることにより、この部分
で多少の溶融樹脂がキャビティ間隙11b内に若干流入し
ても、第3図で示す如く大部分は成形品本体1の縁辺に
沿って横流れして裏面側の未だ溶融樹脂が到達していな
い部分に流動する。従って、この射出成形金型10ではキ
ャビティ間隙11aが溶融樹脂2でほぼ充満された後に樹
脂射出ゲート12からの溶融樹脂の射出圧を引き続き受け
てキャビティ間隙11bに溶融樹脂2が流入するようにな
り、更に成形品本体1の表面側に位置するキャビティ間
隙11cに全辺ほぼ同時に流入して枠部の前面側部分を成
形できる。
なお、成形品本体1の裏面側にはプリント,シール貼
着等で識別表示を予め付形しておくことができる。ま
た、上述した実施例は通常の射出成形に基づいて説明し
たが反応射出成形でも適用することができる。
発明の効果 以上の如く、本発明に係る装飾成形品の製造方法に依
れば、成形品本体の裏面の略全面を溶融樹脂で覆った後
に成形品本体の周側面から表面側に溶融樹脂を流動させ
て充填するようにしたので、枠部の少なくとも外表面か
ら目視される空隙部を裏面側に残存させず、所定厚みの
枠部を成形品本体の全周に正確に成形することができ
る。また、成形品本体の成形型内で位置ズレするのも阻
止できるので成形品本体の表面にキズが付くのを防止す
る効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る装飾成形品の製造工程を示す説明
図、第2図は同製造工程で溶融樹脂の流動状態を示す説
明図、第3図は第2図のA-A線断面で溶融樹脂の流動状
態を拡大して示す説明図、第4図は装飾成形品として車
輌に装備するものを示す車体の部分斜視図、第5図は同
装飾成形品として例示するオペラウインドの成形品本体
を示す斜視図、第6図は背景技術として例示する装飾成
形品の製造工程を示す説明図、第7図は同工程で溶融樹
脂の流動状態を示す説明図、第8図は第7図B-B線断面
で溶融樹脂の流動状態を拡大して示す説明図、第9〜11
図は第8図で示す流動状態の経時的に拡大した説明図、
第12図は第6図で例示する工程で製造した問題点を示す
装飾成形品の平面図である。 1:成形品本体、2:枠部を形成する溶融樹脂、10:射出成
形金型、11:キャビティ空間、11a:成形品本体の裏面と
のキャビティ間隙、11b:成形品本体の周側面とのキャビ
ティ間隙、12:樹脂射出ゲート、t1:大きい寸法の間
隙、t2:小さい寸法の間隙。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】板状の透明材料からなり、面中心から外周
    縁までの距離が異なる非円形の外周縁形状を有する成形
    品本体をキャビティ型とコア型とからなる射出成形型の
    両型の分割面に形成したキャビティ空間に載置して、成
    形品本体の裏面側の略中心に位置する樹脂射出ゲートか
    ら溶融樹脂を射出することにより、成形品本体の裏面全
    面を覆うと共に表面の外周縁近くの板面に亘る枠部を成
    形品本体に一体的に形成して装飾成形品を製造するにあ
    たり、 成形品本体の裏面とこの裏面と対向する型面との間の略
    一定寸法のキャビティ間隙よりも成形品本体の外周縁側
    面とこの側面と対向する型面との間の寸法を小さくした
    キャビティ間隙を有する射出成形型を用い、前記射出ゲ
    ートから溶融樹脂を射出して成形品本体の裏面に沿って
    拡大流動させ、成形品本体の外周縁に時間的に先に到達
    した溶融樹脂に前記の小さいキャビティ間隙部分で流動
    抵抗を作用させて溶融樹脂が成形品本体の表面側のキャ
    ビティに先に流動するのを抑制しつつ、これにより成形
    品本体の裏面の略全面を溶融樹脂で覆った後に前記の小
    さいキャビティ間隙部分を通して成形品本体の表面側の
    キャビティに略同時に流動させて充填し枠部を一体的に
    形成するようにしたことを特徴とする装飾成形品の製造
    方法。
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