JPH11319544A - 減圧蒸気加熱装置 - Google Patents

減圧蒸気加熱装置

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Publication number
JPH11319544A
JPH11319544A JP13286298A JP13286298A JPH11319544A JP H11319544 A JPH11319544 A JP H11319544A JP 13286298 A JP13286298 A JP 13286298A JP 13286298 A JP13286298 A JP 13286298A JP H11319544 A JPH11319544 A JP H11319544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
fluid
steam
supply pipe
valve means
Prior art date
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Pending
Application number
JP13286298A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Ikeda
耕一 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TLV Co Ltd
Original Assignee
TLV Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11319544A publication Critical patent/JPH11319544A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 過熱蒸気を飽和温度蒸気にするための流体供
給管路の狭窄部での異物の付着堆積を防止して、過熱蒸
気中に確実に流体を供給して飽和温度蒸気とすることの
できる減圧蒸気加熱装置を得ること。 【解決手段】 反応釜1のジャケット部11の下部に組
み合わせポンプ2を接続する。組み合わせポンプ2の循
環流体の一部を流体供給管6から蒸気供給管3内に注入
する。流体供給管6に開閉弁17と弁手段19と開閉弁
26を配置する。弁手段19の入口側に開閉弁28を設
けた連通路27を連通して、エゼクタ14と接続する。
弁手段19の狭窄部に付着堆積した異物は、エゼクタ1
4の吸引力によって連通路27から吸引され、取り除か
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は熱交換器内の被加熱
物を蒸気で加熱するものに関し、特にその加熱温度が1
00度C程度の比較的低温の場合に適した減圧蒸気加熱
装置に関する。具体的には各種反応釜の蒸溜装置、濃縮
装置、あるいは、繊維や紙・パルプや医療品や食品の乾
燥や殺菌等の蒸気加熱に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】従来の減圧蒸気加熱装置としては例えば
特公平7−88933号に示されているものがある。こ
れは、加熱容器の一次側に弁手段を取り付け、加熱容器
の二次側にエゼクター式真空ポンプを接続して、弁手段
と加熱容器の間に二次側のドレンと熱交換する減温部を
配置したものである。弁手段の後段に減温部を配置した
ことにより、加熱容器に供給する蒸気の過熱度を適宜調
節することができ、常時安定した温度の蒸気を加熱容器
に供給することができるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の減圧蒸気加
熱装置では、過熱度を調節するために供給するドレンを
弁やノズルを介して供給しているために、ノズルや弁の
絞り部に錆やスケールやゴミ等の異物が付着堆積して、
供給すべくドレンを充分に供給することができなくな
り、蒸気の過熱度を所望通りに調節することができなく
なってしまう問題があった。通常ボイラー等で発生させ
蒸気配管を介してそれぞれの使用箇所へ配送される蒸気
には、配管中の錆やゴミや水あか等の異物が混入してお
り、これら異物がノズルや弁の絞り部などの狭窄部で付
着堆積して、流体の通過を妨げついには閉塞してしまう
のである。
【0004】従って本発明の課題は、蒸気の過熱度を調
節するために供給する流体の量を調節する弁手段の狭窄
部に付着堆積した異物を、吸引手段の吸引力で吸引除去
し、よって、流路の詰りを防止して蒸気の過熱度を所望
通りに調節することのできる減圧蒸気加熱装置を得るこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段は、熱交換器と、該熱交換器に加熱用の蒸気を
供給する蒸気供給管と、熱交換器内の流体を吸引する吸
引手段を接続すると共に、蒸気供給管に流体供給管を接
続して当該流体によって加熱用蒸気の過熱度を調節する
ことができるものにおいて、流体供給管に流体供給量を
調節する弁手段を取り付けて、当該弁手段の入口側に開
閉弁を介して吸引手段と連通する連通路を設けたもので
ある。
【0006】
【発明の実施の形態】供給流体量を調節する弁手段の入
口側を、開閉弁を介して吸引手段と連通したことによ
り、開閉弁を開弁することにより弁手段の入口側と吸引
手段が連通される。吸引手段の吸引力により弁手段の入
口側から吸引されることによって、通常の流下方向即ち
蒸気供給管に流体を供給する方向とは反対側に流体が吸
引され、この逆流の吸引力によって弁手段の狭窄部に付
着堆積していた異物が除去される。
【0007】
【実施例】本実施例においては、熱交換器として反応釜
1を用いた例を示す。反応釜1と吸引手段2と加熱用蒸
気供給管3と気液分離器4、及び、蒸気供給管3に連通
して過熱蒸気を飽和温度蒸気まで減温する流体供給管6
とで減圧蒸気加熱装置を構成する。
【0008】蒸気供給管3は図示しないボイラー等の蒸
気源と接続すると共に、蒸気圧力調節弁7と開閉弁8を
取り付け、流体供給管6を接続し、更に気液分離器4を
取り付けて、熱交換器としての反応釜1のジャケット部
11と接続する。
【0009】反応釜1のジャケット部11の下端を、ス
チ―ムトラップ12とバルブ13を介して吸引手段2の
エゼクタ14と接続する。吸引手段2は、エゼクタ14
とタンク5と循環ポンプ15を循環路16を介して接続
した組み合わせポンプとして構成する。エゼクタ14は
タンク5内の流体を循環ポンプ15で循環して通過させ
ることにより、その流体温度に応じた吸引力を生じるも
のである。
【0010】循管路16を分岐して、余剰流体排出管9
と流体供給管6を連通する。余剰流体排出管9には開閉
弁10を取り付けて、図示しないタンク5内のレベル計
と連動してタンク5内の液位を所定レベルに維持する。
【0011】流体供給管6は、組み合わせポンプ2の循
環流体の一部を蒸気供給管3の上部から矢印方向に供給
するものであり、途中にその開度を調節して通過流量を
コントロールすることのできる弁手段19を設ける。弁
手段19は、ニードル弁や玉形弁等の手動弁の他、モー
ターやダイヤフラム等のアクチュエータを設けた自動弁
を用いることもできる。
【0012】弁手段19の組み合わせポンプ2側に開閉
弁17を、反対側にも開閉弁26を設ける。弁手段19
の入口側で、開閉弁17との間に連通路27を接続し
て、管24を介して組み合わせポンプ2と連通する。連
通路27には開閉弁28を配置する。
【0013】本実施例においては流体供給管6を、組み
合わせポンプ2の循環流体の一部を供給するものとして
示したが、流体供給管6の流体は、循環流体に限る必要
はなく、別途の温度のドレンや冷却水を用いることもで
きる。
【0014】流体供給管6と反応釜1のジャケット部1
1の間に気液分離器4を配置する。気液分離器4は、従
来から用いられている型式のもので良く、遠心力を利用
したものや衝突板に衝突させるもの、あるいは、フィル
ターを用いたもの等適宜用いることができるる。気液分
離器4の下端にスチームトラップ25を取り付け、管2
4を介してエゼクタ14に連通する。スチームトラップ
25は、蒸気は通過させることがなく、ドレンは流下さ
せる自動弁の一種であり、気液分離器4で分離された液
体としてのドレンを排出するものである。
【0015】組み合わせポンプ2のタンク5の上部には
冷却流体管路20から分岐した冷却流体補給管21を接
続する。また、冷却流体管路20は、途中で分岐して管
路22を介して反応釜1のジャケット部11と接続する
ことにより、ジャケット部11へ加熱用の蒸気のみなら
ず、冷却流体を供給して反応釜1を冷却することもでき
るようにする。
【0016】反応釜1内の図示しない被加熱物を加熱す
る場合、蒸気供給管3から加熱用の蒸気をジャケット部
11に供給すると共に、循環ポンプ15を駆動してエゼ
クタ14で吸引力を発生させる。この場合、加熱用の蒸
気は蒸気圧力調節弁7で所定の圧力まで減圧されるが、
圧力が減圧されても保有している熱量は殆ど減少するこ
とが無いために、減圧蒸気は過熱蒸気となる。しかしな
がら、流体供給管6から循環流体の一部が過熱蒸気中に
供給されることによって、気液分離器4を流下する間ま
でに過熱蒸気は飽和温度蒸気まで減温される。流体供給
管6から供給される流体の量は、弁手段19の開度を適
宜調整することにより、制御することができる。
【0017】気液分離器4で循環流体と蒸気の混合流体
はそれぞれ気液分離され、飽和温度となった蒸気はジャ
ケット部11に供給されて反応釜1内の被過熱物を加熱
すると共に、分離された液体即ちドレンはスチームトラ
ップ25を通ってエゼクタ14に吸引されタンク5に至
る。
【0018】弁手段19に異物が付着堆積した場合は、
開閉弁17、26を閉弁し、開閉弁28を開弁して、弁
手段19の入口側とエゼクタ14を連通することによ
り、弁手段19が逆洗され、弁手段19の狭窄部に付着
堆積した異物がエゼクタ14に吸引され取り除かれる。
【0019】本実施例においては、流体供給管6に弁手
段19だけを配置した例を示したが、細孔を有するノズ
ルを介して蒸気供給管3に流体を供給することもでき、
このような場合でも本実施例と同様にノズル部をエゼク
タ14で逆流吸引することによって付着堆積した異物を
取り除くことができる。
【0020】
【発明の効果】弁手段の狭窄部に付着堆積した異物を、
通常の流体供給方向とは反対方向の逆流吸引力により吸
引することによって、付着堆積した異物を除去すること
ができ、流路の詰りを防止し確実に流体を加熱蒸気中に
供給して、蒸気の過熱度を所望通りに調節することがで
きる減圧蒸気加熱装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧蒸気加熱装置の実施例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 反応釜 2 吸引手段 3 蒸気供給管 4 気液分離器 5 タンク 6 流体供給管 11 ジャケット部 14 エゼクタ 15 循環ポンプ 17 開閉弁 19 弁手段 20 冷却流体管路 26 開閉弁 27 連通路 28 開閉弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱交換器と、該熱交換器に加熱用の蒸気
    を供給する蒸気供給管と、熱交換器内の流体を吸引する
    吸引手段を接続すると共に、蒸気供給管に流体供給管を
    接続して当該流体によって加熱用蒸気の過熱度を調節す
    ることができるものにおいて、流体供給管に流体供給量
    を調節する弁手段を取り付けて、当該弁手段の入口側に
    開閉弁を介して吸引手段と連通する連通路を設けたこと
    を特徴とする減圧蒸気加熱装置。
JP13286298A 1998-05-15 1998-05-15 減圧蒸気加熱装置 Pending JPH11319544A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007218475A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2008284424A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2012002404A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2012002405A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置

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JP2007218475A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2008284424A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2012002404A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置
JP2012002405A (ja) * 2010-06-15 2012-01-05 Tlv Co Ltd 減圧蒸気加熱装置

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