JPH1131766A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH1131766A
JPH1131766A JP9185090A JP18509097A JPH1131766A JP H1131766 A JPH1131766 A JP H1131766A JP 9185090 A JP9185090 A JP 9185090A JP 18509097 A JP18509097 A JP 18509097A JP H1131766 A JPH1131766 A JP H1131766A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
semiconductor element
film circuit
spreader
radiating member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9185090A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Osawa
健治 大沢
Haruhiko Makino
晴彦 牧野
Hisaki Koyama
寿樹 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9185090A priority Critical patent/JPH1131766A/ja
Priority to TW087110985A priority patent/TW379431B/zh
Priority to SG1998001601A priority patent/SG68064A1/en
Priority to KR1019980027863A priority patent/KR19990013776A/ko
Publication of JPH1131766A publication Critical patent/JPH1131766A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/48Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor
    • H01L23/488Arrangements for conducting electric current to or from the solid state body in operation, e.g. leads, terminal arrangements ; Selection of materials therefor consisting of soldered or bonded constructions
    • H01L23/498Leads, i.e. metallisations or lead-frames on insulating substrates, e.g. chip carriers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/28Encapsulations, e.g. encapsulating layers, coatings, e.g. for protection
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L23/00Details of semiconductor or other solid state devices
    • H01L23/34Arrangements for cooling, heating, ventilating or temperature compensation ; Temperature sensing arrangements
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/79Apparatus for Tape Automated Bonding [TAB]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/50Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱部材8aの放熱性を高め、形成コス
トを低め、剛性を強めて変形を阻むことにより半導体装
置の外部端子(半田ボール)6における例えばプリント
配線基板への接続性の低下を防止し、半田ボール6のリ
フロー工程で封止用等の樹脂7、13から発生し放熱部
材8aと半導体素子1との間の空隙に溜まったガスが熱
により膨張高圧化して気密性が減少することを防止す
る。 【解決手段】 フィルム回路3の各リード5に半導体素
子1の各電極2をボンディングし、半導体素子1・フィ
ルム回路3間を封止し、ヒートスプレッダ9と補強体1
0とを一体化した放熱部材8の該ヒートスプレッダ9を
半導体素子1の底面に、補強体10をフィルム回路3の
底面に接着してなる。更に、放熱部材8にガス抜き孔2
0を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、特に
外部端子を成す複数の電極ボール及び該各電極ボールと
半導体素子の各電極との間を接続するリード配線を有す
るフィルム回路の該各リード配線に半導体素子の各電極
をボンディングし、該半導体素子・フィルム回路間を封
止し、該半導体素子の底面からの放熱を促すヒートスプ
レッダと該半導体素子を囲繞し上記フィルム回路を補強
する補強体とからなる放熱部材のヒートスプレッダを成
す部分を半導体素子の底面に、補強体を成す部分をフィ
ルム回路の底面に接着してなる半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)、(B)は半導体素子をフィ
ルム回路を用いて実装し更に放熱部材により放熱性を高
めた半導体装置の各別の従来例を示す断面図である。図
面において、1は半導体素子、2は該半導体素子1の周
辺部に配設された電極パッド、3は該半導体素子1の実
装に用いられたフィルム回路で、絶縁フィルム4の一方
の面(下側の面)にインナーリード5を形成し、他方の
面に該インナーリード5表面と開口を通じて接続された
半田ボール6を形成してなる。該半田ボール6は半導体
装置の外部電極を成す。
【0003】上記フィルム回路3はその各インナーリー
ド5がその先端にて上記半導体素子1の電極パッド2に
ボンディングされて半導体素子1に組み付けられてな
る。7は半導体素子1とフィルム回路3との接続部を封
止する樹脂である。
【0004】8aは放熱部材で、アルミニウムからなる
ヒートスプレッダ9と、それと別体の同じくアルミニウ
ムからなる補強板10からなり、該ヒートスプレッド9
は矩形状の薄板(厚さ例えば0.3mm)、補強板10は
矩形枠状の薄板(厚さ例えば0.5mm)であり、ヒート
スプレッダ9の表面に接着剤11に接着されている。従
来における放熱部材8aはこのようにヒートスプレッダ
9に接着剤11により補強板10を接着することにより
一体化されていた。
【0005】上記放熱部材8aのヒートスプレッド9の
補強板10に囲繞された部分の表面に半導体素子1の裏
面を接着剤11により接着し、補強板10の表面に上記
フィルム回路3の周辺部裏面を接着剤13により接着す
ることにより放熱部材8aを半導体素子1に取り付けて
なる。尚、図5(B)における14は外形リングであ
り、フィルム回路3の一部を成す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の半導
体装置には、第1に、放熱部材8aによる放熱抵抗を小
さくすることに限界があった。というのは、放熱部材8
aが別体に形成されたヒートスプレッダ9と補強板10
からなり、その間に接着剤11が介在し、該接着剤11
の熱抵抗がアルミニウム等の放熱部材8a形成材料と比
較して相当に大きいからである。
【0007】第2に、放熱部材8aは、ヒートスプレッ
ダ9と補強板10とを別々に形成し、それを接着剤11
により接着することにより形成していたので、形成に要
する工程が多く、コストが無視できないほど高く、半導
体装置の製造コストの低減を阻む一つの要因になるとい
う問題があった。
【0008】第3に、放熱部材8aの主要部を成すヒー
トスプレッダ9は半導体装置の薄型化、軽量化等の要請
から例えば0.3mmというように薄いことが要求され、
そのため、変形し易く、そのため、半田ボール6の高さ
が不均一になり易く、その結果、例えばプリント配線基
板の配線膜にボンディングするときのボンディングに支
障を来すおそれがあるという問題があった。
【0009】第4に、半導体装置の組み付け後、半導体
装置をリフロー炉に通して半田ボール6をドーム状に整
形するときに、接着用の樹脂11、封止用の樹脂7内か
ら半導体素子1と放熱部材8aとの間の空隙15に放出
されたガス(例えば水分)が熱により膨張し、ヒートス
プレッダ9と補強板10との間の接着剤11がその圧力
により剥離する、或いは封止効果が低下するという不良
が発生するという問題があった。
【0010】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、放熱部材の放熱性を高め、放熱部材
の形成コストを低め、放熱部材の剛性を強めることによ
り変形を阻んで半導体装置の外部端子における他の部
材、例えばプリント配線基板への接続性の低下を防止
し、更には、半田ボールのリフロー工程で封止用等の樹
脂から発生し放熱部材と半導体素子との間の空隙に溜ま
ったガスが熱により膨張してその圧力により剥離が生じ
る等して気密性が喪失乃至減少する不良の発生を防止す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の半導体装置
は、フィルム回路の各リード配線に半導体素子の各電極
をボンディングし、半導体素子・フィルム回路間を封止
し、ヒートスプレッダと補強体とを一体化した放熱部材
の該ヒートスプレッダを半導体素子の底面に、補強体を
フィルム回路の底面に接着してなることを特徴とする。
【0012】従って、請求項1の半導体装置によれば、
放熱部材がヒートスプレッダと補強体とを一体化してな
るので、その間(ヒートスプレッダ・補強体間)に接着
剤という熱抵抗の大きなものが介在しないので、半導体
素子で発生し放熱部材のヒートスプレッダに伝わった熱
が補強部材を通じても外部に有効に放熱され得る。従っ
て、従来よりも放熱性が高くなる。
【0013】そして、放熱部材がヒートスプレッダと補
強体を一体化してなるので、組立が必要でなく、形成に
要する工程を少なくでき、形成価格を低下することがで
き、延いては半導体装置の製造コストを低下することが
できる。特に、粉末冶金法による金属成形により放熱部
材を形成することととすれば、成型用型を用いて型成形
により極めて簡単に放熱部材を形成することができ、放
熱部材の形成コストの著しい低減を図ることができる。
【0014】また、放熱部材がヒートスプレッダと補強
体を一体化してなるので、ヒートスプレッダが補強体に
より補強され、放熱部材としての剛性が強まる。従っ
て、放熱部材が変形しにくくなり、半導体装置の外部端
子における他の部材、例えばプリント配線基板への接続
性の低下を防止することができる。
【0015】請求項2の半導体装置は、フィルム回路の
該各リード配線に半導体素子の各電極をボンディング
し、該半導体素子・フィルム回路間を封止し、ヒートス
プレッダと補強体とからなる放熱部材のヒートスプレッ
ダを半導体素子の底面に、補強体をフィルム回路の底面
に接着してなり、上記放熱部材に、該放熱部材自身と上
記半導体素子との間の空隙と、放熱部材の外面との間を
連通するガス抜き孔を形成してなることを特徴とする。
【0016】従って、請求項2の半導体装置によれば、
接着用等の樹脂内から半導体素子と放熱部材との間の空
隙に放出されたガス(例えば水分)がガス抜き孔を通じ
て外部に放出されるので、リフロー時における熱により
そのガスが膨張して高圧となり剥離が生じる等して半導
体装置の気密性が低下乃至喪失するというおそれがな
い。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明半導体装置の第1のもの
は、フィルム回路の各リード配線に半導体素子の各電極
をボンディングし、半導体素子・フィルム回路間を封止
し、ヒートスプレッダと補強体とを一体化した放熱部材
の該ヒートスプレッダを半導体素子の底面に、補強体を
フィルム回路の底面に接着してなる。フィルム回路は、
絶縁層が例えばポリイミド或いはエポキシ等の樹脂から
なり、インナーリードが例えば銅からなり、外部端子が
例えばニッケル、半田のメッキにより形成され、リフロ
ー工程でドーム状に整形してなる。フィルム回路は半導
体素子を囲繞し、フィルム回路自身を補強し静電シール
ドする外形リングを有するものもあれば、有しないもの
もある。
【0018】放熱部材はヒートスプレッダと補強板を一
体化してなるが、それは例えばアルミニウム或いは銅等
の熱導電性の良好な金属を用いて粉末冶金法により型を
用いて型成形加工することにより形成することができ
る。
【0019】本発明半導体装置の第2のものは、放熱部
材に、該放熱部材自身と上記半導体素子との間の空隙
と、放熱部材の外面との間を連通するガス抜き孔を形成
してなる。その孔は矩形状の半導体素子の例えば4つの
コーナー(隅角部)の近傍に設け、孔径は例えば0.3
〜1.0mmにする。
【0020】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。
【0021】図1は本発明半導体装置の第1の実施例を
示す断面図である。図面において、1は半導体素子、2
は該半導体素子1の周辺部に配設された電極パッド、3
は該半導体素子1の実装に用いられたフィルム回路で、
絶縁フィルム4の一方の面(下側の面)にインナーリー
ド5を形成し、他方の面に該インナーリード5表面と開
口を通じて接続された半田ボール6を形成してなる。該
半田ボール6は半導体装置の外部電極を成し、上記イン
ナーリード5を下地とする電解メッキにより形成されて
いる。本例では、先ずニッケルメッキし、次に半田メッ
キすることにより高さ0.5mm、幅0.6mmの大きさの
二層構造を有する半田ボール6が形成され、その形成ピ
ッチは例えば1.0mmにされている。14は外形リング
で、例えば150μm程度の厚さを有する。
【0022】上記フィルム回路3はその各インナーリー
ド5がその先端にて上記半導体素子1の電極パッド2に
ボンディングされて半導体素子1に組み付けられてな
る。7は半導体素子1とフィルム回路3との接続部を封
止する樹脂である。
【0023】8は放熱部材で、例えばアルミニウム或い
は銅等の熱伝導率の高い金属を用い粉末冶金法を用いて
型成形により、図2に示すように、ヒートスプレッダ9
と、補強板10とを一体に形成してなる。図2における
2点鎖線はヒートスプレッダ9と補強板10との観念的
境界を示すものであるが、両者9・10が一体に形成さ
れているので実際には斯かる境界は存在しない。該放熱
部材8の周辺部における厚さ(換言すればヒートスプレ
ッド9と補強板10との厚さの和)は例えば0.5〜
2.0mm、補強板10の厚さは、例えば半導体チップ1
の厚さ+0〜0.2mm程度にされている。
【0024】20は放熱部材8のヒートスプレッダ9に
形成されたガス抜き孔で、その径は例えば0.3〜1.
0mmで、矩形状の半導体素子1の例えば4つのコーナー
の稍外側にあたる部分に形成されている。このガス抜き
孔20は半導体素子1と放熱部材8との間の空隙15と
放熱部材8外部とを連通するものであり、樹脂7等に存
在していたガスが後の半田ボール6の整形のためのリフ
ロー時に空隙15に溜まって膨張するのを防止する役割
を果たす。
【0025】該放熱部材20のヒートスプレッダ9の底
面には例えば0〜0.2mmの深さを有する溝21が例え
ば0〜1.0mmのピッチで形成されている。該溝21は
ヒートスプレッダ9の底面の表面積を広くし、放熱性を
高めるために形成されたものである。22は1ピンマー
ク等の表示を成す溝であり、溝21と同じ深さを有し、
溝21とは異なる幅、形状を有している。溝21、22
は放熱部材8の粉末冶金法を用いての型成形加工の際に
形成される。
【0026】上記放熱部材8のヒートスプレッド9の補
強板10に囲繞された部分の表面に半導体素子1の裏面
を例えば熱導電性接着剤(導電性ペースト)23により
或いは接着剤(ポリオレフィン系接着剤シート或いはエ
ポキシ/ニトリル系接着剤等厚さ例えば20〜100μ
m)13により接着し、補強板10の表面に上記フィル
ム回路3の周辺部裏面を接着剤(ポリオレフィン系接着
剤シート或いはエポキシ/ニトリル系接着剤等 厚さ例
えば20〜100μm)13により接着することにより
放熱部材8を半導体素子1に取り付けてなる。
【0027】半導体素子1と放熱部材8との間を熱導電
性接着剤23により接着した場合、該接着剤23は半導
体素子1と放熱部材8との間における熱抵抗をより小さ
くする役割を果たす。具体的には、ダイボンディング用
銀ペーストを用いる。24は上記外形リング14と放熱
部材8との間を電気的に接続する導電性ペーストで、該
外形リング14をグランド(アース)に落とし、静電シ
ールド機能を発揮させる役割を果たす。従って、耐高周
波ノイズ性を強めることができる。
【0028】本半導体装置によれば、放熱部材8がヒー
トスプレッダ9と補強板10とを一体化してなるので、
その間(ヒートスプレッダ9・補強板10間)に接着剤
という熱抵抗の大きなものが介在しない。従って、半導
体素子1で発生し放熱部材8のヒートスプレッダ9に伝
わった熱が補強部材8を通じても外部に有効に放熱され
得る。従って、従来よりも放熱性が高くなる。
【0029】そして、放熱部材8がヒートスプレッダ9
と補強板10を一体化してなるので、組立が必要でな
く、形成に要する工程を少なくでき、形成価格を低下す
ることができ、延いては半導体装置の製造コストを低減
することができる。特に、粉末冶金法による金属成形に
より放熱部材8を形成することととすれば、成型用型を
用いて型成形により極めて簡単に放熱部材8を形成する
ことができ、放熱部材8の形成コストの著しい低減を図
ることができる。
【0030】また、放熱部材8がヒートスプレッダ9と
補強板10を一体化してなるので、ヒートスプレッダ9
が補強板10により補強され、放熱部材8としての剛性
が強まる。従って、放熱部材8が変形しにくくなり、半
導体装置の外部端子である半田ボール6における他の部
材、例えばプリント配線基板への接続性の放熱部材変形
による低下を防止することができる。
【0031】更に、上記放熱部材8に、該放熱部材8自
身と上記半導体素子1との間の空隙15と、放熱部材8
の外面との間を連通するガス抜き孔20を形成してなる
ので、接着用、封止用等の樹脂7、13内から半導体素
子1と放熱部材8との間の空隙15に放出されたガス
(例えば水分)がガス抜き孔20を通じて外部に放出さ
れ得るので、半田ボール6を整形するリフローの時にお
ける熱によりそのガスが膨張して高圧となるために剥離
等生じて半導体装置の気密性が低下乃至喪失するという
おそれがない。
【0032】図3(A)乃至(E)は図1に示した半導
体装置の製造方法の一例を工程順に示す断面図である。
【0033】(A)先ず、図3(A)に示すように、複
数の半導体装置分のリードを一体的に形成したリードフ
レームを成すフィルム回路3を用意する。尚、この段階
ではフィルム回路3の外部端子を成す半田ボール6はリ
フロー処理されていないからメッキされたままの形状を
有し、ボール状にはなっていない。
【0034】(B)次に、図3(B)に示すように、上
記フィルム回路3のインナーリード5をその先端部に形
成されたバンプ5aにて半導体素子1の電極パッド2に
ボンディングする。バンプ5aをアルミニウムにより形
成した場合はこのボンディングはシングルポイントボン
ディングにより行う必要があるが、金により形成した場
合にはギャングボンディングにより一括して行うことも
できる。
【0035】(C)次に、図3(C)に示すように、封
止用樹脂7にて半導体素子1表面及び該素子1とフィル
ム回路3との接続部を封止する。
【0036】(D)次に、図3(D)に示すように、放
熱部材8(ヒートスプレッダ9と補強板10を一体化し
てなる。)を接着剤13、23により半導体素子1底面
及びフィルム回路3の半田ボール形成部の裏面に接着す
る。
【0037】(E)次に、リフロー処理をして半田ボー
ル6をドーム状に整形し、その後、フィルム回路3を個
々の半導体装置分毎に切断して分離し、その後、外形リ
ング14と放熱部材8との間を導電性ペースト24によ
り接続して外形リング14に静電シールドとしての機能
を果たさせる。図3(E)は導電性ペースト24による
その接続後の状態を示す。
【0038】上記リフロー処理は半田ボール6が溶融す
る温度での処理であるので、樹脂7、13等からガスが
放出されるが、そのガスが半導体素子1と放熱部材8と
の間の空隙15に溜まり膨張高圧化することはない。な
ぜならば、その空隙15と放熱部材8の外部と間がガス
抜き孔20により連通され、該孔20を通じてそのガス
がガス抜きされるからである。
【0039】図4は本発明半導体装置の別の実施例であ
り、図1に示した半導体装置が図5(A)に示すタイプ
の半導体装置に本発明を適用したものであるのに対し、
図5(B)に示した半導体装置に対して本発明を適用し
てなるものであり、適用される半導体装置のタイプが図
1に示した半導体装置と異なるに過ぎない。
【0040】
【発明の効果】請求項1の半導体装置によれば、放熱部
材がヒートスプレッダと補強体とを一体化してなるの
で、その間(ヒートスプレッダ・補強体間)に接着剤と
いう熱抵抗の大きなものが介在しないので、半導体素子
で発生し放熱部材のヒートスプレッダに伝わった熱が補
強体を通じても外部に有効に放熱され得る。従って、従
来よりも放熱性が高くなる。
【0041】そして、放熱部材がヒートスプレッダと補
強体を一体化してなるので、組立が必要でなく、形成に
要する工程を少なくでき、形成価格を低下することがで
き、延いては半導体装置の製造コストを低下することが
できる。特に、粉末冶金法による金属成形により放熱部
材を形成することとすれば、成型用型を用いて型成形に
より極めて簡単に放熱部材を形成することができ、放熱
部材の形成コストの著しい低減を図ることができる。
【0042】また、放熱部材がヒートスプレッダと補強
体を一体化してなるので、ヒートスプレッダが補強体に
より補強され、放熱部材としての剛性が強まる。従っ
て、放熱部材が変形しにくくなり、半導体装置の外部端
子における他の部材、例えばプリント配線基板への接続
性の低下を防止することができる。
【0043】請求項2の半導体装置によれば、接着用等
の樹脂内から半導体素子と放熱部材との間の空隙に放出
されたガス(例えば水分)がガス抜き孔を通じて外部に
放出されるので、リフロー時における熱によりそのガス
が膨張して高圧となるため剥離等生じて半導体装置の気
密性が低下乃至喪失するというおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)は本発明半導体装置の第1の実
施例を示すもので、(A)は平面図、(B)は(A)の
B−B線視拡大断面図である。
【図2】上記第1の実施例の放熱部材の断面図である。
【図3】(A)乃至(E)は図1に示した半導体装置の
製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】本発明半導体装置の第2の実施例を示す断面図
である。
【図5】(A)、(B)は半導体装置の各別の従来例を
示す断面図である。
【符号の説明】
1・・・半導体素子、3・・・フィルム回路、4・・・
絶縁層、5・・・リード、6・・・外部端子を成す電極
ボール(半田ボール)、7・・・封止用樹脂、8・・・
放熱部材、9・・・ヒートスプレッダ、10・・・補強
体(補強板)、11・・・接着剤、13・・・接着剤、
15・・・半導体素子と放熱部材との間の空隙、20・
・・ガス抜き孔、23・・・導電性接着剤。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部端子を成す複数の電極ボール及び該
    各電極ボールと半導体素子の各電極との間を接続するリ
    ード配線を有するフィルム回路の該各リード配線に半導
    体素子の各電極をボンディングし、 上記半導体素子・フィルム回路間を封止し、 上記半導体素子の底面からの放熱を促すヒートスプレッ
    ダと該半導体素子を囲繞し上記フィルム回路を補強する
    補強体とを一体化した放熱部材のヒートスプレッダを成
    す部分を半導体素子の底面に、補強体を成す部分を上記
    フィルム回路の底面に接着してなることを特徴とする半
    導体装置
  2. 【請求項2】 外部端子を成す複数の電極ボール及び該
    各電極ボールと半導体素子の各電極との間を接続するリ
    ード配線を有するフィルム回路の該各リード配線に半導
    体素子の各電極をボンディングし、 上記半導体素子・フィルム回路間を封止し、 上記半導体素子の底面からの放熱を促すヒートスプレッ
    ダと該半導体素子を囲繞し上記フィルム回路を補強する
    補強体とからなる放熱部材のヒートスプレッダを成す部
    分を半導体素子の底面に、補強体を成す部分をフィルム
    回路の底面に接着してなり、 上記放熱部材に、該放熱部材自身と上記半導体素子との
    間の空隙と、放熱部材の外面との間を連通するガス抜き
    孔を形成してなることを特徴とする半導体装置
  3. 【請求項3】 放熱部材が粉末冶金法による金属成型体
    からなることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体
    装置
JP9185090A 1997-07-10 1997-07-10 半導体装置 Pending JPH1131766A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9185090A JPH1131766A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 半導体装置
TW087110985A TW379431B (en) 1997-07-10 1998-07-07 Semiconductor device
SG1998001601A SG68064A1 (en) 1997-07-10 1998-07-08 Semiconductor device
KR1019980027863A KR19990013776A (ko) 1997-07-10 1998-07-10 반도체 장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9185090A JPH1131766A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 半導体装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1131766A true JPH1131766A (ja) 1999-02-02

Family

ID=16164672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9185090A Pending JPH1131766A (ja) 1997-07-10 1997-07-10 半導体装置

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JPH1131766A (ja)
KR (1) KR19990013776A (ja)
SG (1) SG68064A1 (ja)
TW (1) TW379431B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333838A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101009130B1 (ko) * 2009-02-05 2011-01-18 삼성전기주식회사 웨이퍼 레벨 방열 패키지 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333838A (ja) * 2006-06-13 2007-12-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR19990013776A (ko) 1999-02-25
TW379431B (en) 2000-01-11
SG68064A1 (en) 1999-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5866942A (en) Metal base package for a semiconductor device
US6020637A (en) Ball grid array semiconductor package
US6906414B2 (en) Ball grid array package with patterned stiffener layer
US7161239B2 (en) Ball grid array package enhanced with a thermal and electrical connector
EP1374305B1 (en) Enhanced die-down ball grid array and method for making the same
JP2917868B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
US20050023677A1 (en) Method for assembling a ball grid array package with multiple interposers
CN107210267B (zh) 半导体器件
JPH1197573A (ja) 半導体パッケージ
JP2000307049A (ja) リードフレームとそれを用いた樹脂封止型半導体装置およびその製造方法
JP3912445B2 (ja) 半導体装置
JPH1131766A (ja) 半導体装置
JP3337911B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP3057194B2 (ja) 半導体パッケージの製造方法
JPS58134450A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP6923299B2 (ja) 半導体装置及び半導体装置の製造方法
JP2552943B2 (ja) 半導体装置
JP3166734B2 (ja) 半導体装置およびその製造方法
JP3063733B2 (ja) 半導体パッケージ
JP3039485B2 (ja) 表面実装用の半導体パッケージ及びその製造方法
JPS6038841A (ja) 半導体装置
JPH10340969A (ja) Bga型半導体装置
JP2001015561A (ja) 放熱板兼補強板付きtabテープ及び半導体装置
JPH05166971A (ja) 半導体装置
JPH0758160A (ja) フィルムキャリヤ及びこのフィルムキャリヤを用いた半導体装置