JPH11317108A - 照明装置及びそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents
照明装置及びそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置Info
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- JPH11317108A JPH11317108A JP10137471A JP13747198A JPH11317108A JP H11317108 A JPH11317108 A JP H11317108A JP 10137471 A JP10137471 A JP 10137471A JP 13747198 A JP13747198 A JP 13747198A JP H11317108 A JPH11317108 A JP H11317108A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置全体の小型化、光量分布の均一性の確
保、そしてノイズの少ない高画質の画像読取りができる
照明装置及びそれを用いた画像読取装置を得ること。 【解決手段】 光源手段111から放出された光束で原
稿3を照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染
料の蛍光発光に寄与する光束を発光する発光部1と、該
蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ蛍光樹脂プリズム
2とを有し、該発光部から発光した光束を該蛍光樹脂プ
リズムの一方の端部から入射させて該蛍光樹脂プリズム
の蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した光束と該発
光部から入射した光束とを、該蛍光樹脂プリズムの他方
の端部から放出するようにしたこと。
保、そしてノイズの少ない高画質の画像読取りができる
照明装置及びそれを用いた画像読取装置を得ること。 【解決手段】 光源手段111から放出された光束で原
稿3を照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染
料の蛍光発光に寄与する光束を発光する発光部1と、該
蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ蛍光樹脂プリズム
2とを有し、該発光部から発光した光束を該蛍光樹脂プ
リズムの一方の端部から入射させて該蛍光樹脂プリズム
の蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した光束と該発
光部から入射した光束とを、該蛍光樹脂プリズムの他方
の端部から放出するようにしたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は照明装置及びそれを
用いた画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に青色
LEDと蛍光樹脂プリズムとを有する光源手段を用いて
原稿を効率良く照明し、また照明された原稿の画像情報
を画像読取手段で読取る、もしくは記録媒体に記録する
ようにしたものである。
用いた画像読取装置及び画像形成装置に関し、特に青色
LEDと蛍光樹脂プリズムとを有する光源手段を用いて
原稿を効率良く照明し、また照明された原稿の画像情報
を画像読取手段で読取る、もしくは記録媒体に記録する
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】図22〜図30は各々従来の画像読取装
置(フィルムスキャナー)の要部構成図及びそれに関す
る説明図である。
置(フィルムスキャナー)の要部構成図及びそれに関す
る説明図である。
【0003】図22は光源に白色蛍光灯を使用した従来
の画像読取装置の要部概略図である。同図において20
0は光源としての白色蛍光灯であり、両端部に電極を有
している。203は原稿(透過原稿)であり、例えば銀
塩写真のポジフィルムもしくはネガフィルム等より成っ
ている。205は結像手段としての結像レンズであり、
白色蛍光灯200より放出され、原稿(フィルム)を透
過してきた光束を固体撮像素子としてのCCD(ライン
センサー)206面上に所定の倍率で結像させている。
そしてCCD206面上に結像された原稿に基づく画像
情報は不図示のドライブ回路、シェーディング補正回
路、そして白色補正回路等を経て、順次フィルムを相対
走査して、例えばパソコン等のモニター(不図示)に表
示される。
の画像読取装置の要部概略図である。同図において20
0は光源としての白色蛍光灯であり、両端部に電極を有
している。203は原稿(透過原稿)であり、例えば銀
塩写真のポジフィルムもしくはネガフィルム等より成っ
ている。205は結像手段としての結像レンズであり、
白色蛍光灯200より放出され、原稿(フィルム)を透
過してきた光束を固体撮像素子としてのCCD(ライン
センサー)206面上に所定の倍率で結像させている。
そしてCCD206面上に結像された原稿に基づく画像
情報は不図示のドライブ回路、シェーディング補正回
路、そして白色補正回路等を経て、順次フィルムを相対
走査して、例えばパソコン等のモニター(不図示)に表
示される。
【0004】同図における白色蛍光灯200は直径3〜
10mm程度のガラス管内面に青、緑、赤の可視光を発
光する蛍光塗料を塗布している。
10mm程度のガラス管内面に青、緑、赤の可視光を発
光する蛍光塗料を塗布している。
【0005】ガラス管の両端の電極201に300〜1
500v程度の高周波交流電圧を印加するとガラス管内
部で放電し、ガラス管内部に封入されている水銀ガス分
子に電子が衝突し紫外線を発する。紫外線はガラス管内
壁の各色の蛍光体に照射し、各色の可視光を発する。蛍
光塗料の発光色を青色、緑色、赤色としておけば図23
に示す分光エネルギー分布で各色光が発光し、目視では
白色光に見える。
500v程度の高周波交流電圧を印加するとガラス管内
部で放電し、ガラス管内部に封入されている水銀ガス分
子に電子が衝突し紫外線を発する。紫外線はガラス管内
壁の各色の蛍光体に照射し、各色の可視光を発する。蛍
光塗料の発光色を青色、緑色、赤色としておけば図23
に示す分光エネルギー分布で各色光が発光し、目視では
白色光に見える。
【0006】またこのような画像読取装置において原稿
(フィルム)を高精度に読み取るためには読み取りエリ
アを均一な感度で読み取る必要がある。このため読み取
りエリアの長手方向において蛍光灯の光量分布と、レン
ズのCOS4乗則と、CCD画素の感度ムラ等を補正す
る必要がある。そのために原稿を装置内に挿入しない状
態で白色蛍光灯を点灯させ、結像レンズを透過したとこ
ろのCCDからの出力をシェーディングデータとして記
憶しておき、該原稿を読み取るときには記憶したシェー
ディングデータの逆数を原稿読み取りデータにかけるな
どしてシェーディング補正をする。即ち、光量が不足し
ている部分はその画素部分の増幅率を高くして、不足し
ていない部分と感度を合わせるように処理をする。
(フィルム)を高精度に読み取るためには読み取りエリ
アを均一な感度で読み取る必要がある。このため読み取
りエリアの長手方向において蛍光灯の光量分布と、レン
ズのCOS4乗則と、CCD画素の感度ムラ等を補正す
る必要がある。そのために原稿を装置内に挿入しない状
態で白色蛍光灯を点灯させ、結像レンズを透過したとこ
ろのCCDからの出力をシェーディングデータとして記
憶しておき、該原稿を読み取るときには記憶したシェー
ディングデータの逆数を原稿読み取りデータにかけるな
どしてシェーディング補正をする。即ち、光量が不足し
ている部分はその画素部分の増幅率を高くして、不足し
ていない部分と感度を合わせるように処理をする。
【0007】また各色の光量や分光感度のバランスをそ
ろえるために各色に対して増幅率を異ならせることで各
色のバランスをそろえる白色補正を行う。
ろえるために各色に対して増幅率を異ならせることで各
色のバランスをそろえる白色補正を行う。
【0008】上記のシェーディング補正や白色補正は光
源やCCDの感度が経時的に安定していれば実行する頻
度は少なくてもよいが、環境温度などで変動する場合は
頻繁に行う必要がある。
源やCCDの感度が経時的に安定していれば実行する頻
度は少なくてもよいが、環境温度などで変動する場合は
頻繁に行う必要がある。
【0009】図24はカラーフィルムの分光透過率を示
す説明図である。同図に示すようにポジフィルムの読み
取りの際は波長に対する各色の色バランスの変動はネガ
フィルムに比べると少ない。
す説明図である。同図に示すようにポジフィルムの読み
取りの際は波長に対する各色の色バランスの変動はネガ
フィルムに比べると少ない。
【0010】図25はCCDの分光感度を示す説明図で
ある。同図においてBは青色、Gは緑色、Rは赤色のC
CD感度であり、赤色Rに比べて青色BのCCD感度が
低いのが一般的である。
ある。同図においてBは青色、Gは緑色、Rは赤色のC
CD感度であり、赤色Rに比べて青色BのCCD感度が
低いのが一般的である。
【0011】ネガフィルムの透過色は一般にオレンジ色
である。そのためネガフィルムを読み取る際は透過光量
の少なくなる青色の増幅率を他の色より大きくして、赤
色と略そろえるような白色補正を行う。
である。そのためネガフィルムを読み取る際は透過光量
の少なくなる青色の増幅率を他の色より大きくして、赤
色と略そろえるような白色補正を行う。
【0012】また、あらかじめ光源の青色の光量を増や
しておき、ネガフィルムを透過した光束が白色になるよ
うにする方法もある。白色蛍光灯の青色発光量を増やす
には塗布する蛍光塗料で、青色発光をする蛍光塗料の量
を他より多くすれば良い。
しておき、ネガフィルムを透過した光束が白色になるよ
うにする方法もある。白色蛍光灯の青色発光量を増やす
には塗布する蛍光塗料で、青色発光をする蛍光塗料の量
を他より多くすれば良い。
【0013】図26は光源としてR,G,Bの3色のL
EDを複数個使用した従来の画像読取装置の要部概略図
である。
EDを複数個使用した従来の画像読取装置の要部概略図
である。
【0014】同図においては青色LED210、緑色L
ED211、そして赤色LED212の3色のLEDを
直線上に交互に配置し、該3色のLEDから発光した光
束を透明導光プリズム213の一方の端部から入射さ
せ、他方の端部から白色光を放出し、原稿203面を照
明している。そして照明された原稿203面からの画像
情報に基づく光束を結像レンズ205を介してCCD2
06面上に結像させ、該CCD206で該原稿203の
画像情報を読み取っている。
ED211、そして赤色LED212の3色のLEDを
直線上に交互に配置し、該3色のLEDから発光した光
束を透明導光プリズム213の一方の端部から入射さ
せ、他方の端部から白色光を放出し、原稿203面を照
明している。そして照明された原稿203面からの画像
情報に基づく光束を結像レンズ205を介してCCD2
06面上に結像させ、該CCD206で該原稿203の
画像情報を読み取っている。
【0015】一般に原稿(フィルム)の寸法は35mm
×24mmであるが、24mmを幅3mm毎にLEDを
3色1セットとして配列して原稿面を照明しようとした
場合、3セット並べることになる。
×24mmであるが、24mmを幅3mm毎にLEDを
3色1セットとして配列して原稿面を照明しようとした
場合、3セット並べることになる。
【0016】原稿読み取りをする長手方向に均一に各色
の光束が行き渡るようにするためにはLEDの配置を細
かく、また青色、緑色、赤色の順番に各色のLEDを配
置することが必要である。
の光束が行き渡るようにするためにはLEDの配置を細
かく、また青色、緑色、赤色の順番に各色のLEDを配
置することが必要である。
【0017】図27は透明導光プリズムの原稿側端部で
の光量分布を示す説明図である。同図に示すように青色
は青色LEDが導光プリズムの上方に片寄って配置され
ているために原稿側端部でも下端部に比して上端部が明
るくなっている。緑色は導光プリズムの略中央にあるた
めに両端部に比して中央部が明るくなっている。赤色は
赤色LEDが導光プリズムの下方に片寄って配置されて
いるために上端部に比して下端部が明るくなっている。
の光量分布を示す説明図である。同図に示すように青色
は青色LEDが導光プリズムの上方に片寄って配置され
ているために原稿側端部でも下端部に比して上端部が明
るくなっている。緑色は導光プリズムの略中央にあるた
めに両端部に比して中央部が明るくなっている。赤色は
赤色LEDが導光プリズムの下方に片寄って配置されて
いるために上端部に比して下端部が明るくなっている。
【0018】図28はレンズの光量分布を示す説明図で
ある、同図に示すようにレンズのCOS4乗則により両
端部の光量は中央部に比して低下している。図29は図
27の透明導光プリズムの原稿側端部での光量分布と図
28のレンズの光量分布との影響によるCCD面上での
長手方向の光量分布を示す説明図である。
ある、同図に示すようにレンズのCOS4乗則により両
端部の光量は中央部に比して低下している。図29は図
27の透明導光プリズムの原稿側端部での光量分布と図
28のレンズの光量分布との影響によるCCD面上での
長手方向の光量分布を示す説明図である。
【0019】図30は図29のCCD面上での光量分布
を平坦にするためのシェーディング補正係数を示す説明
図であり、同図に示すように両端部の係数は各色で増幅
率が中央部に比して高く成っている。
を平坦にするためのシェーディング補正係数を示す説明
図であり、同図に示すように両端部の係数は各色で増幅
率が中央部に比して高く成っている。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】(1)上述した白色蛍
光灯を使用した従来の画像読取装置は下記に示す種々の
問題点がある。
光灯を使用した従来の画像読取装置は下記に示す種々の
問題点がある。
【0021】蛍光灯はガラス管端部に発光しない電極
部分を配置しているために均一の光量分布を得るために
は発光長に対するランプ(ガラス管)の長さが長くな
る。このため装置全体が大きくなってしまう。
部分を配置しているために均一の光量分布を得るために
は発光長に対するランプ(ガラス管)の長さが長くな
る。このため装置全体が大きくなってしまう。
【0022】ガラス管内部で紫外線が直接蛍光塗料に
照射するために蛍光体が劣化しやすく、長期にわたって
は光量が低下する。また青色発光の蛍光体の劣化が他の
色の蛍光体に比べて大きいために長期間使用した場合は
発光色が赤みがかかる。
照射するために蛍光体が劣化しやすく、長期にわたって
は光量が低下する。また青色発光の蛍光体の劣化が他の
色の蛍光体に比べて大きいために長期間使用した場合は
発光色が赤みがかかる。
【0023】更にネガフィルム読み取りの際に青色の
発光蛍光塗料を増している場合は光量は青色の蛍光塗料
が多い分だけ劣化も大きくなってしまう。この状態で白
色補正をした場合は青色の増幅率が高くなってしまい、
青色に相当するCCDの信号出力と共にノイズも増幅さ
れ、読み取り画像の品質が低下する。
発光蛍光塗料を増している場合は光量は青色の蛍光塗料
が多い分だけ劣化も大きくなってしまう。この状態で白
色補正をした場合は青色の増幅率が高くなってしまい、
青色に相当するCCDの信号出力と共にノイズも増幅さ
れ、読み取り画像の品質が低下する。
【0024】(2)上述した3色(R,G,B)の各L
EDを使用した従来の画像読取装置は下記に示す種々の
問題点がある。
EDを使用した従来の画像読取装置は下記に示す種々の
問題点がある。
【0025】長手方向の光量分布を均一にするために
はLEDの配列ピッチを細かくして配置する必要がある
が、従来例では一色あたり3個のLEDでしか照明でき
ず、導光プリズムの原稿側の端部で光量低下を生じてし
まう。これはシェーディング補正をして端部の増幅率を
高くすることによって対処できるが、CCDで発生する
電気的なノイズを増幅することになり読み取り画像の品
質が低下する要因となる。
はLEDの配列ピッチを細かくして配置する必要がある
が、従来例では一色あたり3個のLEDでしか照明でき
ず、導光プリズムの原稿側の端部で光量低下を生じてし
まう。これはシェーディング補正をして端部の増幅率を
高くすることによって対処できるが、CCDで発生する
電気的なノイズを増幅することになり読み取り画像の品
質が低下する要因となる。
【0026】上記を解決するためにLEDと原稿と
の間の導光プリズムを長くして光源ピッチによる光量ム
ラを緩和する手段があるが、これは装置全体が大きくな
ってしまう。
の間の導光プリズムを長くして光源ピッチによる光量ム
ラを緩和する手段があるが、これは装置全体が大きくな
ってしまう。
【0027】本発明は蛍光染料の蛍光発光に寄与する光
束を発光する発光部と蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込
んだ蛍光樹脂プリズムとを有する光源手段を用いて原稿
を効率良く照明することにより、装置全体の小型化、光
量分布の均一性の確保、そして電気的なノイズの少ない
高精度な画像読取り、もしくは高精度に画像形成を行な
うことができる照明装置及びそれを用いた画像読取装置
及び画像形成装置の提供を目的とする。
束を発光する発光部と蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込
んだ蛍光樹脂プリズムとを有する光源手段を用いて原稿
を効率良く照明することにより、装置全体の小型化、光
量分布の均一性の確保、そして電気的なノイズの少ない
高精度な画像読取り、もしくは高精度に画像形成を行な
うことができる照明装置及びそれを用いた画像読取装置
及び画像形成装置の提供を目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明の照明装置は、 (1) 光源手段から放出された光束で原稿を照明する照明
装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与
する光束を発光する発光部と、該蛍光染料を透明な樹脂
に溶かし込んだ蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部か
ら発光した光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部から
入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染料を照射し、該
蛍光染料で発光した光束と該発光部から入射した光束と
を、該蛍光樹脂プリズムの他方の端部から放出するよう
にしたことを特徴としている。
装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与
する光束を発光する発光部と、該蛍光染料を透明な樹脂
に溶かし込んだ蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部か
ら発光した光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部から
入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染料を照射し、該
蛍光染料で発光した光束と該発光部から入射した光束と
を、該蛍光樹脂プリズムの他方の端部から放出するよう
にしたことを特徴としている。
【0029】(2) 光源手段から放出された光束で原稿を
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを複数
有する発光部と、赤色と緑色の蛍光染料を透明な樹脂に
溶かし込んだ蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部から
発光した青色光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部か
ら入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染料を照射し、
該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発
光部から入射した青色光束を、該蛍光樹脂プリズムの他
方の端部から放出するようにしたことを特徴としてい
る。
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを複数
有する発光部と、赤色と緑色の蛍光染料を透明な樹脂に
溶かし込んだ蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部から
発光した青色光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部か
ら入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染料を照射し、
該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発
光部から入射した青色光束を、該蛍光樹脂プリズムの他
方の端部から放出するようにしたことを特徴としてい
る。
【0030】(3) 光源手段から放出された光束で原稿を
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを複数
有する発光部と、赤色の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし
込んだ第1の蛍光プリズムと緑色の蛍光染料を透明な樹
脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリズムとが接着して成る
蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部から発光した青色
光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部から入射させ
て、該第1の蛍光プリズムの緑色の蛍光染料と、該第2
の蛍光プリズムの赤色の蛍光染料とを照射し、各蛍光染
料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発光部から
入射した青色光束を、該蛍光樹脂プリズムの他方の端部
から放出するようにしたことを特徴としている。
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを複数
有する発光部と、赤色の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし
込んだ第1の蛍光プリズムと緑色の蛍光染料を透明な樹
脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリズムとが接着して成る
蛍光樹脂プリズムとを有し、該発光部から発光した青色
光束を該蛍光樹脂プリズムの一方の端部から入射させ
て、該第1の蛍光プリズムの緑色の蛍光染料と、該第2
の蛍光プリズムの赤色の蛍光染料とを照射し、各蛍光染
料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発光部から
入射した青色光束を、該蛍光樹脂プリズムの他方の端部
から放出するようにしたことを特徴としている。
【0031】(4) 光源手段から放出された光束で原稿を
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する第1、第2の青色
LEDを有する発光部と、光軸方向に沿って二股に開い
て形成された緑色の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込ん
だ第1の蛍光プリズムと赤色の蛍光染料を透明な樹脂に
溶かし込んだ第2の蛍光プリズムとが接着された蛍光樹
脂プリズムとを有し、該二股の形成された該第1の蛍光
プリズムの端部に各々該第1、第2の青色LEDを配置
し、該第1、第2の青色LEDのうち、どちらか一方の
青色LEDを発光させて該第1の蛍光プリズムの端部か
ら青色光束を入射させ、該第2の蛍光プリズムの端部か
ら該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該
発光部から入射した青色光束を放出する際、該第1、第
2の蛍光プリズムは同じ青色光量を受けたときにも赤色
の発光量が異なるように緑色及び赤色の蛍光染料の量、
もしくは緑色及び赤色の蛍光染料を含む光路長が異なる
ように形成されていることを特徴としている。
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する第1、第2の青色
LEDを有する発光部と、光軸方向に沿って二股に開い
て形成された緑色の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込ん
だ第1の蛍光プリズムと赤色の蛍光染料を透明な樹脂に
溶かし込んだ第2の蛍光プリズムとが接着された蛍光樹
脂プリズムとを有し、該二股の形成された該第1の蛍光
プリズムの端部に各々該第1、第2の青色LEDを配置
し、該第1、第2の青色LEDのうち、どちらか一方の
青色LEDを発光させて該第1の蛍光プリズムの端部か
ら青色光束を入射させ、該第2の蛍光プリズムの端部か
ら該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該
発光部から入射した青色光束を放出する際、該第1、第
2の蛍光プリズムは同じ青色光量を受けたときにも赤色
の発光量が異なるように緑色及び赤色の蛍光染料の量、
もしくは緑色及び赤色の蛍光染料を含む光路長が異なる
ように形成されていることを特徴としている。
【0032】(5) 光源手段から放出された光束で原稿を
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを有す
る発光部と、緑色より赤色の蛍光染料を少なく透明な樹
脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズムと緑色と赤色の蛍
光染料を略同量にそろえて透明な樹脂に溶かし込んだ第
2の蛍光プリズムとから成る蛍光樹脂プリズムとを有
し、該第1、第2の蛍光プリズムは光軸に対して垂直方
向に上下に配置され、かつ光軸に対して垂直方向に移動
可能となるように配置され、該発光部と該原稿との間の
光軸上で、該第1、第2の蛍光プリズムを該原稿の種類
に応じて光軸に対し垂直方向に移動させて切り替え、該
発光部から放出した青色光束を該第1の蛍光プリズム、
もしくは第2の蛍光プリズムのうち一方の蛍光プリズム
の端部から入射させて、該第1の蛍光プリズムに含まれ
る蛍光染料、もしくは該第2の蛍光プリズムに含まれる
蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した緑色光束、赤
色光束、そして該発光部から入射した青色光束を該第1
の蛍光プリズム、もしくは第2の蛍光プリズムのうち一
方の蛍光プリズムの端部から放出するようにしたことを
特徴としている。
照明する照明装置において、該光源手段は蛍光染料の蛍
光発光に寄与する青色光束を発光する青色LEDを有す
る発光部と、緑色より赤色の蛍光染料を少なく透明な樹
脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズムと緑色と赤色の蛍
光染料を略同量にそろえて透明な樹脂に溶かし込んだ第
2の蛍光プリズムとから成る蛍光樹脂プリズムとを有
し、該第1、第2の蛍光プリズムは光軸に対して垂直方
向に上下に配置され、かつ光軸に対して垂直方向に移動
可能となるように配置され、該発光部と該原稿との間の
光軸上で、該第1、第2の蛍光プリズムを該原稿の種類
に応じて光軸に対し垂直方向に移動させて切り替え、該
発光部から放出した青色光束を該第1の蛍光プリズム、
もしくは第2の蛍光プリズムのうち一方の蛍光プリズム
の端部から入射させて、該第1の蛍光プリズムに含まれ
る蛍光染料、もしくは該第2の蛍光プリズムに含まれる
蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した緑色光束、赤
色光束、そして該発光部から入射した青色光束を該第1
の蛍光プリズム、もしくは第2の蛍光プリズムのうち一
方の蛍光プリズムの端部から放出するようにしたことを
特徴としている。
【0033】特に(6) 上記(1) 乃至(3) の何れか1項記
載の照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの一方の端部の少
なくとも一部に前記発光部を固定したことや、 (7) 前記蛍光樹脂プリズムの前記発光部側の端部の面積
を前記原稿側の端部の面積に比して広くなるように形成
したことや、 (8) 前記蛍光樹脂プリズムの略中央の少なくとも一部に
光量補正帯を設け、局部的に反射をしないようにしたこ
とや、 (9) 前記蛍光樹脂プリズムの略中央部に少なくとも1つ
の光量分布補正穴を設け、該蛍光樹脂プリズム内部を透
過する光束の一部を遮光するようにしたことや、 (10)前記蛍光樹脂プリズムの端部の厚みを前記原稿側よ
り前記発光部側で厚くしたこと、等を特徴としている。
載の照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの一方の端部の少
なくとも一部に前記発光部を固定したことや、 (7) 前記蛍光樹脂プリズムの前記発光部側の端部の面積
を前記原稿側の端部の面積に比して広くなるように形成
したことや、 (8) 前記蛍光樹脂プリズムの略中央の少なくとも一部に
光量補正帯を設け、局部的に反射をしないようにしたこ
とや、 (9) 前記蛍光樹脂プリズムの略中央部に少なくとも1つ
の光量分布補正穴を設け、該蛍光樹脂プリズム内部を透
過する光束の一部を遮光するようにしたことや、 (10)前記蛍光樹脂プリズムの端部の厚みを前記原稿側よ
り前記発光部側で厚くしたこと、等を特徴としている。
【0034】(11)上記(1) 乃至(5) の何れか1項記載の
照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの入射面と出射面以外
の面に反射処理を施したことを特徴としている。
照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの入射面と出射面以外
の面に反射処理を施したことを特徴としている。
【0035】(12)上記(1) 乃至(3) の何れか1項記載の
照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの出射面は反射面より
成ることを特徴としている。
照明装置は前記蛍光樹脂プリズムの出射面は反射面より
成ることを特徴としている。
【0036】本発明の画像読取装置は、 (13)上記(1) 乃至(12)の何れか1項記載の照明装置を用
い、該照明装置で照明された原稿の画像情報を結像手段
により画像読取手段面上に結像させ、該画像読取手段で
該原稿の画像情報を読み取るようにしたことを特徴とし
ている。
い、該照明装置で照明された原稿の画像情報を結像手段
により画像読取手段面上に結像させ、該画像読取手段で
該原稿の画像情報を読み取るようにしたことを特徴とし
ている。
【0037】本発明の画像形成装置は、 (14)上記(1) 乃至(12)の何れか1項記載の照明装置を用
い、該照明装置で照明された原稿の画像情報を結像手段
により記録媒体面上に結像させ、該記録媒体面上に該原
稿の画像情報を形成するようにしたことを特徴としてい
る。
い、該照明装置で照明された原稿の画像情報を結像手段
により記録媒体面上に結像させ、該記録媒体面上に該原
稿の画像情報を形成するようにしたことを特徴としてい
る。
【0038】
【発明の実施の形態】まず本発明に関わる蛍光樹脂プリ
ズムについてその製造方法等を説明する。
ズムについてその製造方法等を説明する。
【0039】本発明で用いる蛍光樹脂プリズムの蛍光染
料としては、例えばジアミノスチルベン、ウラニン、チ
オフラビンT、エオシン、ローダミンB等を透明な樹
脂、例えばアルキド樹脂、アクリル樹脂、アクリルエマ
ルション、ビニルエマルションなどに溶かし込む。これ
を例えば平面で挟んだ厚み0.3mm〜10mm程度の
プリズム状に成形し、2つの平行な平面部分は鏡面にし
ておく。
料としては、例えばジアミノスチルベン、ウラニン、チ
オフラビンT、エオシン、ローダミンB等を透明な樹
脂、例えばアルキド樹脂、アクリル樹脂、アクリルエマ
ルション、ビニルエマルションなどに溶かし込む。これ
を例えば平面で挟んだ厚み0.3mm〜10mm程度の
プリズム状に成形し、2つの平行な平面部分は鏡面にし
ておく。
【0040】蛍光樹脂プリズムの端部より紫外光、可視
光が入射すると樹脂プリズムの内部の蛍光染料が励起さ
れ可視光である蛍光を発する。この蛍光の多くは樹脂内
部の鏡面部を全反射しながら蛍光樹脂プリズムの端部に
指向し、そこで外部に放射される。また端部から放射さ
れる光量は樹脂プリズムに入射する光量に比例する。
光が入射すると樹脂プリズムの内部の蛍光染料が励起さ
れ可視光である蛍光を発する。この蛍光の多くは樹脂内
部の鏡面部を全反射しながら蛍光樹脂プリズムの端部に
指向し、そこで外部に放射される。また端部から放射さ
れる光量は樹脂プリズムに入射する光量に比例する。
【0041】蛍光樹脂プリズムに使用できる蛍光樹脂板
の具体的な製品としては、例えば三菱レイヨン(株)の
アクリライト(登録商標)蛍光グリーン993、蛍光ピ
ンク994や住友化学工業(株)のスミペックス(登録
商標)蛍光グリーン65、蛍光ピンク451などがあ
る。
の具体的な製品としては、例えば三菱レイヨン(株)の
アクリライト(登録商標)蛍光グリーン993、蛍光ピ
ンク994や住友化学工業(株)のスミペックス(登録
商標)蛍光グリーン65、蛍光ピンク451などがあ
る。
【0042】蛍光染料を緑色発光染料とすれば、緑色発
光が付加され、赤色発光の蛍光染料を付加すれば、黄色
発光の蛍光樹脂板となる。また蛍光染料の量を少なくす
ればその発光量は減少し、入射した発光色が強くなる。
光が付加され、赤色発光の蛍光染料を付加すれば、黄色
発光の蛍光樹脂板となる。また蛍光染料の量を少なくす
ればその発光量は減少し、入射した発光色が強くなる。
【0043】蛍光樹脂板の中を透過する光束の光路長を
長くすれば蛍光樹脂プリズムに含まれる蛍光染料の発光
量が増し、端部からはより明るく蛍光染料の発光色の光
束が放出される。蛍光樹脂プリズム内部には微小で微量
な蛍光染料が存在するために内部を透過した光束は蛍光
染料に衝突することでわずかづつ拡散し、該蛍光樹脂プ
リズムの鏡面部分に当たることで全反射して該蛍光樹脂
プリズムの端部から拡散されて放出される。
長くすれば蛍光樹脂プリズムに含まれる蛍光染料の発光
量が増し、端部からはより明るく蛍光染料の発光色の光
束が放出される。蛍光樹脂プリズム内部には微小で微量
な蛍光染料が存在するために内部を透過した光束は蛍光
染料に衝突することでわずかづつ拡散し、該蛍光樹脂プ
リズムの鏡面部分に当たることで全反射して該蛍光樹脂
プリズムの端部から拡散されて放出される。
【0044】次に本発明の各実施形態について順に説明
する。
する。
【0045】[実施形態1]図1は本発明の照明装置を
画像読取装置に適用したときの実施形態1の要部概略
図、図2は図1に示した光源手段の一部分の拡大説明図
である。
画像読取装置に適用したときの実施形態1の要部概略
図、図2は図1に示した光源手段の一部分の拡大説明図
である。
【0046】同図において111は光源手段であり、蛍
光染料の蛍光発光に寄与する光束を発光する発光部1
と、該蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ蛍光樹脂プ
リズム(黄色蛍光樹脂プリズム)2とを有している。本
実施形態における発光部1は青色光束を発光する青色L
ED(青色発光LED)12を4つ有し、この4つの青
色LED12が1セットとなって蛍光樹脂プリズム2の
端部に青色光束を照射している。尚、本実施形態では4
つの青色LED12を1セットとしているが、その数は
特に限定はしない。蛍光樹脂プリズム2は赤色と緑色の
蛍光染料が透明な樹脂に溶かし込まれて形成されてい
る。また蛍光樹脂プリズム2は入射面と出射面以外の面
に反射処理が施されている。3は原稿(フィルム)であ
り、透過原稿より成り、画像情報が形成されている。5
は結像手段としての結像レンズであり、原稿3の画像情
報を画像読取手段としてのCCD(ラインセンサー)6
面上に結像させている。
光染料の蛍光発光に寄与する光束を発光する発光部1
と、該蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ蛍光樹脂プ
リズム(黄色蛍光樹脂プリズム)2とを有している。本
実施形態における発光部1は青色光束を発光する青色L
ED(青色発光LED)12を4つ有し、この4つの青
色LED12が1セットとなって蛍光樹脂プリズム2の
端部に青色光束を照射している。尚、本実施形態では4
つの青色LED12を1セットとしているが、その数は
特に限定はしない。蛍光樹脂プリズム2は赤色と緑色の
蛍光染料が透明な樹脂に溶かし込まれて形成されてい
る。また蛍光樹脂プリズム2は入射面と出射面以外の面
に反射処理が施されている。3は原稿(フィルム)であ
り、透過原稿より成り、画像情報が形成されている。5
は結像手段としての結像レンズであり、原稿3の画像情
報を画像読取手段としてのCCD(ラインセンサー)6
面上に結像させている。
【0047】蛍光樹脂プリズム2の一方の端部に青色光
束を入射させると、他方の端部からは図3に示すB、
G、Rの分光エネルギーを有した各色の光束が放出され
る。これは透明な樹脂内部に青色光束を吸収して緑色G
と赤色Rの光束を発光する蛍光染料が含まれているため
である。青色Bは入射光束がそのまま透過してきたとこ
ろの光束である。尚、図3は蛍光樹脂プリズム2の発光
特性を示した説明図である。
束を入射させると、他方の端部からは図3に示すB、
G、Rの分光エネルギーを有した各色の光束が放出され
る。これは透明な樹脂内部に青色光束を吸収して緑色G
と赤色Rの光束を発光する蛍光染料が含まれているため
である。青色Bは入射光束がそのまま透過してきたとこ
ろの光束である。尚、図3は蛍光樹脂プリズム2の発光
特性を示した説明図である。
【0048】本実施形態においては蛍光樹脂プリズム2
の端部から内部に入射した青色LED12からの青色光
束が、そのまま該蛍光樹脂プリズム2の端部から放出さ
れるが、その際、該青色光束の一部が緑色の蛍光染料2
1に衝突し、緑色光束となって、さらに蛍光樹脂プリズ
ム2内部を全反射し、蛍光染料の微粒子に衝突し拡散
し、該蛍光樹脂プリズム2の端部から緑色光束として放
出される。また青色光束の他の一部が赤色の蛍光染料2
2に衝突し、赤色光束となって、さらに蛍光樹脂プリズ
ム2内部を全反射し、蛍光染料の微粒子に衝突し拡散
し、該蛍光樹脂プリズム2の端部から赤色光束として放
出される。そして蛍光樹脂プリズム2の端部からは青
色、緑色、赤色との光束が拡散されて白色光となって放
出する。
の端部から内部に入射した青色LED12からの青色光
束が、そのまま該蛍光樹脂プリズム2の端部から放出さ
れるが、その際、該青色光束の一部が緑色の蛍光染料2
1に衝突し、緑色光束となって、さらに蛍光樹脂プリズ
ム2内部を全反射し、蛍光染料の微粒子に衝突し拡散
し、該蛍光樹脂プリズム2の端部から緑色光束として放
出される。また青色光束の他の一部が赤色の蛍光染料2
2に衝突し、赤色光束となって、さらに蛍光樹脂プリズ
ム2内部を全反射し、蛍光染料の微粒子に衝突し拡散
し、該蛍光樹脂プリズム2の端部から赤色光束として放
出される。そして蛍光樹脂プリズム2の端部からは青
色、緑色、赤色との光束が拡散されて白色光となって放
出する。
【0049】そして蛍光樹脂プリズム2の端部から放出
された光束(白色光)は原稿3面上の1次元状の読取領
域を照明し、該原稿2面上の画像情報を結像レンズ5に
よりラインセンサー6面上に所定の倍率で結像させてい
る。そして原稿3とラインセンサー6との相対位置を変
化させて、本実施形態では原稿3を紙面に対して90°
方向(副走査方向)に移動(走査)させることにより、
原稿3面上の2次元的な画像情報をラインセンサー6で
順次読み取るようにしている。
された光束(白色光)は原稿3面上の1次元状の読取領
域を照明し、該原稿2面上の画像情報を結像レンズ5に
よりラインセンサー6面上に所定の倍率で結像させてい
る。そして原稿3とラインセンサー6との相対位置を変
化させて、本実施形態では原稿3を紙面に対して90°
方向(副走査方向)に移動(走査)させることにより、
原稿3面上の2次元的な画像情報をラインセンサー6で
順次読み取るようにしている。
【0050】このように本実施形態においては上述の如
く光源手段111を構成することにより、余分なスペー
スをとる従来の電極付き光源手段(蛍光灯)に比べ装置
全体の小型化が図れ、また発光部1としての青色LED
12を数多く配置できるため光量分布を均一にすること
ができる。更に青色LED12からは紫外光束がなく可
視光しか放出されないために蛍光樹脂プリズム2の蛍光
染料の劣化が起きないので長期間にわたって安定した照
明ができる。また経時的に劣化が少ないので増幅率の変
化も少なく、長期にわたって電気的なノイズの少ない画
像読み取りができる。
く光源手段111を構成することにより、余分なスペー
スをとる従来の電極付き光源手段(蛍光灯)に比べ装置
全体の小型化が図れ、また発光部1としての青色LED
12を数多く配置できるため光量分布を均一にすること
ができる。更に青色LED12からは紫外光束がなく可
視光しか放出されないために蛍光樹脂プリズム2の蛍光
染料の劣化が起きないので長期間にわたって安定した照
明ができる。また経時的に劣化が少ないので増幅率の変
化も少なく、長期にわたって電気的なノイズの少ない画
像読み取りができる。
【0051】[実施形態2]図4は本発明の実施形態2
に関わる光源手段の要部概略図である。同図において図
1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
に関わる光源手段の要部概略図である。同図において図
1に示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0052】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は蛍光樹脂プリズム2の発光部側の端部に直接、
青色LED(青色発光チップ)23を接着固定し、一体
化にして光源手段121を構成したことである。その他
の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様であ
り、これにより同様な効果を得ている。
なる点は蛍光樹脂プリズム2の発光部側の端部に直接、
青色LED(青色発光チップ)23を接着固定し、一体
化にして光源手段121を構成したことである。その他
の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様であ
り、これにより同様な効果を得ている。
【0053】即ち、同図において121は光源手段であ
り、蛍光樹脂プリズム2の発光部側の端部に一列に配置
した複数の青色LED23を透明媒体で接着固定し、一
体化にしている。本実施形態では前述の実施形態1と同
様な作用により蛍光樹脂プリズム2の原稿(不図示)側
の端部から白色光を放出して原稿面上の読取領域を効率
良く照明している。
り、蛍光樹脂プリズム2の発光部側の端部に一列に配置
した複数の青色LED23を透明媒体で接着固定し、一
体化にしている。本実施形態では前述の実施形態1と同
様な作用により蛍光樹脂プリズム2の原稿(不図示)側
の端部から白色光を放出して原稿面上の読取領域を効率
良く照明している。
【0054】[実施形態3]図5は本発明の照明装置を
画像読取装置に適用したときの実施形態3の要部概略図
である。同図において前記図1に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
画像読取装置に適用したときの実施形態3の要部概略図
である。同図において前記図1に示した要素と同一要素
には同符番を付している。
【0055】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は蛍光樹脂プリズム24の発光部11側の端部
(開口部)24aの面積を原稿3側の端部(開口部)2
4bの面積に比して広くなるように形成したことであ
る。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
なる点は蛍光樹脂プリズム24の発光部11側の端部
(開口部)24aの面積を原稿3側の端部(開口部)2
4bの面積に比して広くなるように形成したことであ
る。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0056】即ち、同図において131は光源手段であ
り、円筒樹脂に封止された複数の青色LED12を有す
る発光部11と蛍光樹脂プリズム24とを有しており、
該蛍光樹脂プリズム24は発光部11側の端部24aの
面積を原稿3側の端部24bの面積に比して広くなるよ
うに形成しており、例えば凸レンズのような形状に加工
成形している。
り、円筒樹脂に封止された複数の青色LED12を有す
る発光部11と蛍光樹脂プリズム24とを有しており、
該蛍光樹脂プリズム24は発光部11側の端部24aの
面積を原稿3側の端部24bの面積に比して広くなるよ
うに形成しており、例えば凸レンズのような形状に加工
成形している。
【0057】本実施形態において蛍光樹脂プリズム24
の端部24aから入射した発光部11からの光束は原稿
3面中央に屈折し指向する。そして蛍光樹脂プリズム2
4の原稿3側の端部24bでは該原稿3面の上下端部近
傍に光束が集まり、これにより該蛍光樹脂プリズム24
の端部24bから放出される光束の光量を増やしてい
る。また本実施形態では蛍光樹脂プリズム24の原稿3
側の端部24bの寸法にかかわらず発光部11側の端部
24aの面積を任意に増やせるために多くの青色LED
12を配置することができる。例えば前述の実施形態1
の4個に比べ、本実施形態では6個の青色LED12を
等間隔に配置することができ、これにより更に光量ムラ
を減らすことができる。
の端部24aから入射した発光部11からの光束は原稿
3面中央に屈折し指向する。そして蛍光樹脂プリズム2
4の原稿3側の端部24bでは該原稿3面の上下端部近
傍に光束が集まり、これにより該蛍光樹脂プリズム24
の端部24bから放出される光束の光量を増やしてい
る。また本実施形態では蛍光樹脂プリズム24の原稿3
側の端部24bの寸法にかかわらず発光部11側の端部
24aの面積を任意に増やせるために多くの青色LED
12を配置することができる。例えば前述の実施形態1
の4個に比べ、本実施形態では6個の青色LED12を
等間隔に配置することができ、これにより更に光量ムラ
を減らすことができる。
【0058】図6は本実施形態における蛍光樹脂プリズ
ム24の原稿3側の端部24bの長手方向の光量分布図
(照度分布図)、図7は本実施形態におけるライセンサ
ー(CCD)6面上の長手方向の光量分布図である。図
7に示したように本実施形態においてはラインセンサー
6面上における光量分布を略均一にしている。
ム24の原稿3側の端部24bの長手方向の光量分布図
(照度分布図)、図7は本実施形態におけるライセンサ
ー(CCD)6面上の長手方向の光量分布図である。図
7に示したように本実施形態においてはラインセンサー
6面上における光量分布を略均一にしている。
【0059】[実施形態4]図8は本発明の照明装置を
画像読取装置に適用したときの実施形態4の要部概略図
である。同図において図1に示した要素と同一要素には
同符番を付している。
画像読取装置に適用したときの実施形態4の要部概略図
である。同図において図1に示した要素と同一要素には
同符番を付している。
【0060】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は蛍光樹脂プリズム42の略中央の内部反射をす
る面の一部に黒色の処理をして局部的に反射をしないよ
うにしたことである。その他の構成及び光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
なる点は蛍光樹脂プリズム42の略中央の内部反射をす
る面の一部に黒色の処理をして局部的に反射をしないよ
うにしたことである。その他の構成及び光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
【0061】即ち、同図において141は光源手段であ
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム42とを有し、該蛍光
樹脂プリズム42は該蛍光樹脂プリズム42の鏡面部で
もあり平面部でもある部分に帯状の黒色部分の光量補正
帯45を設けて、その部分で全反射をしないように光量
を調節し、該蛍光樹脂プリズム42の端部の光量分布の
均一化を図っている。
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム42とを有し、該蛍光
樹脂プリズム42は該蛍光樹脂プリズム42の鏡面部で
もあり平面部でもある部分に帯状の黒色部分の光量補正
帯45を設けて、その部分で全反射をしないように光量
を調節し、該蛍光樹脂プリズム42の端部の光量分布の
均一化を図っている。
【0062】尚、帯状の黒色部分の光量補正帯45は黒
色塗装でも良く、あるいは黒色のテープでもよい。例え
ば住友スリーエム社販売の黒色マスキングテープ850
番(登録商標)などを樹脂に張り付けるようにすれば良
い。作用として蛍光樹脂プリズム42内部でもテープを
張り付けた部分を全反射して端部に進む光束を減らすこ
とができる。また黒色テープ部分を局部的に張り付ける
ことで、その部分近傍に相当する端部の透過光量を減ら
せることができる。
色塗装でも良く、あるいは黒色のテープでもよい。例え
ば住友スリーエム社販売の黒色マスキングテープ850
番(登録商標)などを樹脂に張り付けるようにすれば良
い。作用として蛍光樹脂プリズム42内部でもテープを
張り付けた部分を全反射して端部に進む光束を減らすこ
とができる。また黒色テープ部分を局部的に張り付ける
ことで、その部分近傍に相当する端部の透過光量を減ら
せることができる。
【0063】図9は本実施形態における蛍光樹脂プリズ
ム42の原稿3側の端部の長手方向の光量分布図であ
る。同図においてAが光量補正帯45を設けない補正前
の光量分布、Bが光量補正帯45を設けた補正後の光量
分布である。同図に示したように補正後は蛍光樹脂プリ
ズム42の端部の光量分布を略均一にしている。
ム42の原稿3側の端部の長手方向の光量分布図であ
る。同図においてAが光量補正帯45を設けない補正前
の光量分布、Bが光量補正帯45を設けた補正後の光量
分布である。同図に示したように補正後は蛍光樹脂プリ
ズム42の端部の光量分布を略均一にしている。
【0064】[実施形態5]図10は本発明の照明装置
を画像読取装置に適用したときの実施形態5の要部概略
図である。同図において図1に示した要素と同一要素に
は同符番を付している。
を画像読取装置に適用したときの実施形態5の要部概略
図である。同図において図1に示した要素と同一要素に
は同符番を付している。
【0065】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は蛍光樹脂プリズム52の略中央の一部に少なく
とも1つのくぼみ(光量分布補正穴)51を設け、該蛍
光樹脂プリズム52内部を透過する光束の一部を遮光す
るようにしたことである。その他の構成及び光学的作用
は前述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な
効果を得ている。
なる点は蛍光樹脂プリズム52の略中央の一部に少なく
とも1つのくぼみ(光量分布補正穴)51を設け、該蛍
光樹脂プリズム52内部を透過する光束の一部を遮光す
るようにしたことである。その他の構成及び光学的作用
は前述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な
効果を得ている。
【0066】即ち、同図において151は光源手段であ
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム52とを有し、該蛍光
樹脂プリズム52は該蛍光樹脂プリズム52の略中央の
一部に複数のくぼみ(光量分布補正穴)55を設け、該
蛍光樹脂プリズム52内部を透過する光束の一部を遮光
するようにしている。この光量分布補正穴55は蛍光樹
脂プリズム52の外周加工と同時に行っている。本実施
形態では蛍光樹脂プリズム52の内部を透過する光束を
この光量分布補正穴55から樹脂外部に放出させ、これ
により蛍光樹脂プリズム52の端部から放出する光束を
減らし、光量を調節して、該蛍光樹脂プリズム52の原
稿3側の端部の光量分布の均一化を図っている。
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム52とを有し、該蛍光
樹脂プリズム52は該蛍光樹脂プリズム52の略中央の
一部に複数のくぼみ(光量分布補正穴)55を設け、該
蛍光樹脂プリズム52内部を透過する光束の一部を遮光
するようにしている。この光量分布補正穴55は蛍光樹
脂プリズム52の外周加工と同時に行っている。本実施
形態では蛍光樹脂プリズム52の内部を透過する光束を
この光量分布補正穴55から樹脂外部に放出させ、これ
により蛍光樹脂プリズム52の端部から放出する光束を
減らし、光量を調節して、該蛍光樹脂プリズム52の原
稿3側の端部の光量分布の均一化を図っている。
【0067】図11は本実施形態における蛍光樹脂プリ
ズム52の原稿3側の端部の長手方向の光量分布図であ
る。同図においてAが光量分布補正穴55を設けない補
正前の光量分布、Bが光量分布補正穴55を設けた補正
後の光量分布である。同図に示したように補正後は蛍光
樹脂プリズム52の端部の光量分布を略均一にしてい
る。
ズム52の原稿3側の端部の長手方向の光量分布図であ
る。同図においてAが光量分布補正穴55を設けない補
正前の光量分布、Bが光量分布補正穴55を設けた補正
後の光量分布である。同図に示したように補正後は蛍光
樹脂プリズム52の端部の光量分布を略均一にしてい
る。
【0068】[実施形態6]図12は本発明の実施形態
6の光源手段の要部概略図である。同図において図1に
示した要素と同一要素には同符番を付している。
6の光源手段の要部概略図である。同図において図1に
示した要素と同一要素には同符番を付している。
【0069】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は発光部41を単一の青色LED12より構成
し、また蛍光樹脂プリズム62の端部の厚みを原稿(不
図示)側より発光部41側で厚くしたことである。その
他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様で
あり、これにより同様な効果を得ている。
なる点は発光部41を単一の青色LED12より構成
し、また蛍光樹脂プリズム62の端部の厚みを原稿(不
図示)側より発光部41側で厚くしたことである。その
他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様で
あり、これにより同様な効果を得ている。
【0070】即ち、同図において161は光源手段であ
り、単一の青色LED12より成る発光部41と蛍光樹
脂プリズム62とを有し、該蛍光樹脂プリズム62は該
蛍光樹脂プリズム62の端部の厚みを原稿(不図示)側
より発光部41側で厚くして、該発光部41から発光さ
れる青色光束を蛍光樹脂プリズム62に取り込みやすく
している。また蛍光樹脂プリズム62の原稿側の厚みを
発光部41側より薄くして、蛍光樹脂プリズム62の内
部を透過してきた光束の密度を高くし輝度を高めてい
る。また前述の実施形態1と同様に蛍光樹脂プリズム6
2の入射面63と出射面64以外の面に反射処理を施す
ことにより、蛍光樹脂プリズム62内部の光束が外部に
漏れないようにしている。
り、単一の青色LED12より成る発光部41と蛍光樹
脂プリズム62とを有し、該蛍光樹脂プリズム62は該
蛍光樹脂プリズム62の端部の厚みを原稿(不図示)側
より発光部41側で厚くして、該発光部41から発光さ
れる青色光束を蛍光樹脂プリズム62に取り込みやすく
している。また蛍光樹脂プリズム62の原稿側の厚みを
発光部41側より薄くして、蛍光樹脂プリズム62の内
部を透過してきた光束の密度を高くし輝度を高めてい
る。また前述の実施形態1と同様に蛍光樹脂プリズム6
2の入射面63と出射面64以外の面に反射処理を施す
ことにより、蛍光樹脂プリズム62内部の光束が外部に
漏れないようにしている。
【0071】[実施形態7]図13は本発明の照明装置
を画像読取装置に適用したときの実施形態7の要部概略
図である。同図において前記図1に示した要素と同一要
素には同符番を付している。
を画像読取装置に適用したときの実施形態7の要部概略
図である。同図において前記図1に示した要素と同一要
素には同符番を付している。
【0072】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は蛍光樹脂プリズム72を発光部1側から順に赤
色の蛍光塗料だけを透明な樹脂に封入した第1の蛍光プ
リズム26と緑色の蛍光塗料だけを透明な樹脂に封入し
た第2の蛍光プリズム27とより構成し、その間を透明
な接着剤29で固定して構成したことである。その他の
構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様であ
り、これにより同様な効果を得ている。
なる点は蛍光樹脂プリズム72を発光部1側から順に赤
色の蛍光塗料だけを透明な樹脂に封入した第1の蛍光プ
リズム26と緑色の蛍光塗料だけを透明な樹脂に封入し
た第2の蛍光プリズム27とより構成し、その間を透明
な接着剤29で固定して構成したことである。その他の
構成及び光学的作用は前述の実施形態1と略同様であ
り、これにより同様な効果を得ている。
【0073】即ち、同図において171は光源手段であ
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム72とを有し、該蛍光
樹脂プリズム72は互いにプリズムの長さが異なる赤色
の蛍光染料だけを透明な樹脂に封入した第1の蛍光プリ
ズム(赤色蛍光樹脂プリズム)26と、緑色の蛍光染料
だけを透明な樹脂に封入した第2の蛍光プリズム(緑色
蛍光樹脂プリズム)27とを有し、該第1、第2の蛍光
プリズム26,27はその間を透明な接着剤29で固定
されている。
り、発光部1と蛍光樹脂プリズム72とを有し、該蛍光
樹脂プリズム72は互いにプリズムの長さが異なる赤色
の蛍光染料だけを透明な樹脂に封入した第1の蛍光プリ
ズム(赤色蛍光樹脂プリズム)26と、緑色の蛍光染料
だけを透明な樹脂に封入した第2の蛍光プリズム(緑色
蛍光樹脂プリズム)27とを有し、該第1、第2の蛍光
プリズム26,27はその間を透明な接着剤29で固定
されている。
【0074】本実施形態においては青色LED12から
発光した青色光束を蛍光樹脂プリズム72の第1の蛍光
プリズム26の端部から入射させて、該第1の蛍光プリ
ズム26の赤色の蛍光染料と、第2の蛍光プリズム27
の緑色の蛍光染料とを照射して、各蛍光染料で発光した
赤色光束、緑色光束、そして該青色LED12から入射
した青色光束とを、該第2の蛍光プリズム27の端部か
ら放出している。
発光した青色光束を蛍光樹脂プリズム72の第1の蛍光
プリズム26の端部から入射させて、該第1の蛍光プリ
ズム26の赤色の蛍光染料と、第2の蛍光プリズム27
の緑色の蛍光染料とを照射して、各蛍光染料で発光した
赤色光束、緑色光束、そして該青色LED12から入射
した青色光束とを、該第2の蛍光プリズム27の端部か
ら放出している。
【0075】そして蛍光樹脂プリズム72の端部から放
出された光束は原稿3面上の1次元状の読取領域を照明
し、該原稿3面上の画像情報を結像レンズ5によりライ
ンセンサー6面上に所定の倍率で結像させている。そし
て原稿3とラインセンサー6との相対位置を変化させ
て、本実施形態では原稿3を紙面に対して90°方向
(副走査方向)に移動(走査)させることにより、原稿
3面上の2次元的な画像情報をラインセンサー6で順次
読み取るようにしている。
出された光束は原稿3面上の1次元状の読取領域を照明
し、該原稿3面上の画像情報を結像レンズ5によりライ
ンセンサー6面上に所定の倍率で結像させている。そし
て原稿3とラインセンサー6との相対位置を変化させ
て、本実施形態では原稿3を紙面に対して90°方向
(副走査方向)に移動(走査)させることにより、原稿
3面上の2次元的な画像情報をラインセンサー6で順次
読み取るようにしている。
【0076】このように本実施形態では第1、第2の蛍
光プリズム26,27の長さを互いに異ならせることで
必要な発光光量を得ることができるため、既成の蛍光プ
リズムを適用する場合、容易にできる。即ち、必要な分
光エネルギー分布を得るために蛍光プリズムの長さを異
ならせて各色の光量を調節することができる。
光プリズム26,27の長さを互いに異ならせることで
必要な発光光量を得ることができるため、既成の蛍光プ
リズムを適用する場合、容易にできる。即ち、必要な分
光エネルギー分布を得るために蛍光プリズムの長さを異
ならせて各色の光量を調節することができる。
【0077】尚、本実施形態においては蛍光樹脂プリズ
ム72を発光部1側から順に赤色の蛍光染料だけを含ん
だ第1の蛍光プリズム26と、緑色の蛍光染料だけを含
んだ第2の蛍光プリズム27とより構成したが、もちろ
んその逆の構成であっても良い。また本実施形態では前
述した実施形態2乃至6の何れか1つの実施形態と組み
合わせて構成しても良い。
ム72を発光部1側から順に赤色の蛍光染料だけを含ん
だ第1の蛍光プリズム26と、緑色の蛍光染料だけを含
んだ第2の蛍光プリズム27とより構成したが、もちろ
んその逆の構成であっても良い。また本実施形態では前
述した実施形態2乃至6の何れか1つの実施形態と組み
合わせて構成しても良い。
【0078】[実施形態8]図14は本発明の照明装置
を画像読取装置に適用したときの実施形態8の要部概略
図、図15、図16は各々図14に示した光源手段の要
部概略図である。図14において図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
を画像読取装置に適用したときの実施形態8の要部概略
図、図15、図16は各々図14に示した光源手段の要
部概略図である。図14において図1に示した要素と同
一要素には同符番を付している。
【0079】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は発光部21を第1、第2の2つの青色LED7
3,74より構成し、蛍光樹脂プリズム82を光軸方向
に沿って二股に開いて形成した緑色の蛍光染料を含んだ
第1の蛍光プリズム86と、赤色の蛍光染料を含んだ第
2の蛍光プリズム87とを接着して構成したことであ
る。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
なる点は発光部21を第1、第2の2つの青色LED7
3,74より構成し、蛍光樹脂プリズム82を光軸方向
に沿って二股に開いて形成した緑色の蛍光染料を含んだ
第1の蛍光プリズム86と、赤色の蛍光染料を含んだ第
2の蛍光プリズム87とを接着して構成したことであ
る。その他の構成及び光学的作用は前述の実施形態1と
略同様であり、これにより同様な効果を得ている。
【0080】即ち、同図において181は光源手段であ
り、蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を発光する
第1、第2の青色LED73,74を有する発光部21
と、光軸方向に沿って二股に開いて形成された緑色の蛍
光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズム
(緑色蛍光樹脂プリズム)86と赤色の蛍光染料を透明
な樹脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリズム(赤色蛍光樹
脂プリズム)87とが接着された蛍光樹脂プリズム(二
股蛍光樹脂プリズム)82とを有し、該二股の形成され
た該第1の蛍光プリズム86の端部に各々該第1、第2
の青色LED73,74を配置し、該第1、第2の青色
LED73,74のうち、どちらか一方の青色LEDを
発光させて該第1の蛍光プリズム86の端部から青色光
束を入射させ、該第2の蛍光プリズム87の端部から該
蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発光
部から入射した青色光束を放出する際、該第1、第2の
蛍光プリズム86,87は同じ青色光量を受けたときに
も赤色の発光量が異なるように緑色及び赤色の蛍光染料
の量、もしくは緑色及び赤色の蛍光染料を含む光路長が
異なるように形成している。
り、蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を発光する
第1、第2の青色LED73,74を有する発光部21
と、光軸方向に沿って二股に開いて形成された緑色の蛍
光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズム
(緑色蛍光樹脂プリズム)86と赤色の蛍光染料を透明
な樹脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリズム(赤色蛍光樹
脂プリズム)87とが接着された蛍光樹脂プリズム(二
股蛍光樹脂プリズム)82とを有し、該二股の形成され
た該第1の蛍光プリズム86の端部に各々該第1、第2
の青色LED73,74を配置し、該第1、第2の青色
LED73,74のうち、どちらか一方の青色LEDを
発光させて該第1の蛍光プリズム86の端部から青色光
束を入射させ、該第2の蛍光プリズム87の端部から該
蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光束、そして該発光
部から入射した青色光束を放出する際、該第1、第2の
蛍光プリズム86,87は同じ青色光量を受けたときに
も赤色の発光量が異なるように緑色及び赤色の蛍光染料
の量、もしくは緑色及び赤色の蛍光染料を含む光路長が
異なるように形成している。
【0081】本実施形態において二股に分かれた蛍光樹
脂プリズム82の上部の蛍光樹脂プリズム82aは下部
の蛍光樹脂プリズム82bに比べ内部に含まれる赤色の
蛍光塗料が少なくなるように構成している。
脂プリズム82の上部の蛍光樹脂プリズム82aは下部
の蛍光樹脂プリズム82bに比べ内部に含まれる赤色の
蛍光塗料が少なくなるように構成している。
【0082】本実施形態では図16において下部の蛍光
樹脂プリズム82bの端部に配置した青色LED74を
点灯させると、図17に示すAのような分光エネルギー
分布の光束が蛍光樹脂プリズム82の原稿3近傍の端部
から放出される。また図15において上部の蛍光樹脂プ
リズム82aの端部に配置した青色LED73を点灯さ
せると、赤色の少ない上部の蛍光樹脂プリズム82aに
よって図17に示すBのような分光エネルギー分布の光
束、即ち青色が多く、緑色と赤色とが少ない光束が蛍光
樹脂プリズム82の原稿3近傍の端部から放出される。
尚、図17は蛍光樹脂プリズム82の原稿3側の端部の
長手方向の光量分布を示した説明図である。
樹脂プリズム82bの端部に配置した青色LED74を
点灯させると、図17に示すAのような分光エネルギー
分布の光束が蛍光樹脂プリズム82の原稿3近傍の端部
から放出される。また図15において上部の蛍光樹脂プ
リズム82aの端部に配置した青色LED73を点灯さ
せると、赤色の少ない上部の蛍光樹脂プリズム82aに
よって図17に示すBのような分光エネルギー分布の光
束、即ち青色が多く、緑色と赤色とが少ない光束が蛍光
樹脂プリズム82の原稿3近傍の端部から放出される。
尚、図17は蛍光樹脂プリズム82の原稿3側の端部の
長手方向の光量分布を示した説明図である。
【0083】このように構成された光源手段を用いるこ
とにより、例えば読取り原稿がネガフィルムの場合には
図15に示すように上部の青色LED73を点灯させて
原稿3を照明することにより、白色補正に関する青色の
増幅率を低くすることができる。
とにより、例えば読取り原稿がネガフィルムの場合には
図15に示すように上部の青色LED73を点灯させて
原稿3を照明することにより、白色補正に関する青色の
増幅率を低くすることができる。
【0084】尚、本実施形態においては第1の蛍光プリ
ズム86に緑色の蛍光塗料、第2の蛍光プリズム87に
赤色の蛍光塗料を溶かし込んで構成したが、上記の条件
を満足させればその逆の構成であっても良い。
ズム86に緑色の蛍光塗料、第2の蛍光プリズム87に
赤色の蛍光塗料を溶かし込んで構成したが、上記の条件
を満足させればその逆の構成であっても良い。
【0085】[実施形態9]図18、図19は各々本発
明の照明装置を画像読取装置に適用したときの実施形態
9の要部概略図である。同図において図1に示した要素
と同一要素には同符番を付している。
明の照明装置を画像読取装置に適用したときの実施形態
9の要部概略図である。同図において図1に示した要素
と同一要素には同符番を付している。
【0086】本実施形態において前述の実施形態1と異
なる点は発光部31を単一の青色LED12より構成
し、蛍光樹脂プリズム92を蛍光染料の赤色と緑色の調
合比率の異なった第1、第2の2つの蛍光プリズム9
7,96をペア(1対)で構成し、該発光部31と原稿
との間の光軸上で原稿の種類(例えばネガフィルムもし
くはポジフィルム)に応じて該第1、第2の蛍光プリズ
ム97,96を光軸に対して垂直方向に移動させて入れ
替えることにより、原稿面に照射する白色光の色味を異
ならせたことである。その他の構成及び光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
なる点は発光部31を単一の青色LED12より構成
し、蛍光樹脂プリズム92を蛍光染料の赤色と緑色の調
合比率の異なった第1、第2の2つの蛍光プリズム9
7,96をペア(1対)で構成し、該発光部31と原稿
との間の光軸上で原稿の種類(例えばネガフィルムもし
くはポジフィルム)に応じて該第1、第2の蛍光プリズ
ム97,96を光軸に対して垂直方向に移動させて入れ
替えることにより、原稿面に照射する白色光の色味を異
ならせたことである。その他の構成及び光学的作用は前
述の実施形態1と略同様であり、これにより同様な効果
を得ている。
【0087】即ち、同図において191は光源手段であ
り、単一の青色LED12より成る発光部31と蛍光樹
脂プリズム92とを有し、該蛍光樹脂プリズム92は緑
色より赤色の蛍光染料を少なく溶かし込んだ第1の蛍光
プリズム(ネガ用蛍光樹脂プリズム)97と、緑色と赤
色とを略同量の発光をするように蛍光染料をそろえた第
2の蛍光プリズム(ポジ用蛍光樹脂プリズム)96とを
有し、該第1、第2の蛍光プリズム97,96は光軸に
対して垂直方向に上下に配置され、かつ光軸に対して垂
直方向に移動可能となるように配置され、該発光部31
と原稿との間の光軸上で、該第1、第2の蛍光プリズム
97,96を該原稿の種類に応じて光軸に対し垂直方向
に移動させて入れ替えている。本実施形態では発光部3
1から放出した青色光束を第1の蛍光プリズム97、も
しくは第2の蛍光プリズム96のうち一方の蛍光プリズ
ムの端部から入射させて、該第1の蛍光プリズム97に
含まれる蛍光染料、もしくは該第2の蛍光プリズム96
に含まれる蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した緑
色光束、赤色光束、そして該発光部31から入射した青
色光束を該第1の蛍光プリズム97、もしくは第2の蛍
光プリズム96のうち一方の蛍光プリズムの端部から放
出するようにしている。
り、単一の青色LED12より成る発光部31と蛍光樹
脂プリズム92とを有し、該蛍光樹脂プリズム92は緑
色より赤色の蛍光染料を少なく溶かし込んだ第1の蛍光
プリズム(ネガ用蛍光樹脂プリズム)97と、緑色と赤
色とを略同量の発光をするように蛍光染料をそろえた第
2の蛍光プリズム(ポジ用蛍光樹脂プリズム)96とを
有し、該第1、第2の蛍光プリズム97,96は光軸に
対して垂直方向に上下に配置され、かつ光軸に対して垂
直方向に移動可能となるように配置され、該発光部31
と原稿との間の光軸上で、該第1、第2の蛍光プリズム
97,96を該原稿の種類に応じて光軸に対し垂直方向
に移動させて入れ替えている。本実施形態では発光部3
1から放出した青色光束を第1の蛍光プリズム97、も
しくは第2の蛍光プリズム96のうち一方の蛍光プリズ
ムの端部から入射させて、該第1の蛍光プリズム97に
含まれる蛍光染料、もしくは該第2の蛍光プリズム96
に含まれる蛍光染料を照射し、該蛍光染料で発光した緑
色光束、赤色光束、そして該発光部31から入射した青
色光束を該第1の蛍光プリズム97、もしくは第2の蛍
光プリズム96のうち一方の蛍光プリズムの端部から放
出するようにしている。
【0088】このような構成により例えば青色の光量が
減ってしまうネガフィルムを読み取る場合には図18に
示すように赤色の蛍光染料より緑色の蛍光染料を多く含
む第1の蛍光プリズム97の端部に青色LED12から
発光した青色光束を入射させ、該第1の蛍光プリズム9
7の端部から光束を放出してネガフィルム93面上の読
取領域を照明している。
減ってしまうネガフィルムを読み取る場合には図18に
示すように赤色の蛍光染料より緑色の蛍光染料を多く含
む第1の蛍光プリズム97の端部に青色LED12から
発光した青色光束を入射させ、該第1の蛍光プリズム9
7の端部から光束を放出してネガフィルム93面上の読
取領域を照明している。
【0089】また青色光量の十分あるポジフィルムを読
み取る場合は前述の実施形態1と同様に図19に示すよ
うに緑色と赤色とを略同量の発光をするように蛍光染料
をそろえた第2の蛍光プリズム96の端部に青色LED
12から発光した青色光束を入射させ、該第2の蛍光プ
リズム96の端部から光束を放出してポジフィルム94
面上の読取領域を照明している。
み取る場合は前述の実施形態1と同様に図19に示すよ
うに緑色と赤色とを略同量の発光をするように蛍光染料
をそろえた第2の蛍光プリズム96の端部に青色LED
12から発光した青色光束を入射させ、該第2の蛍光プ
リズム96の端部から光束を放出してポジフィルム94
面上の読取領域を照明している。
【0090】このように本実施形態では赤色の蛍光染料
より緑色の蛍光染料を多く含む第1の蛍光プリズム97
に青色光束を入射させると、入射した青色光束は赤色の
蛍光染料に衝突する確率が減るために図20に示す分光
エネルギー分布Bのように青色の透過光を増やすことが
できる。尚、図20は蛍光樹脂プリズム92の端部から
放出される光束の分光エネルギー分布を示した説明図で
ある。
より緑色の蛍光染料を多く含む第1の蛍光プリズム97
に青色光束を入射させると、入射した青色光束は赤色の
蛍光染料に衝突する確率が減るために図20に示す分光
エネルギー分布Bのように青色の透過光を増やすことが
できる。尚、図20は蛍光樹脂プリズム92の端部から
放出される光束の分光エネルギー分布を示した説明図で
ある。
【0091】尚、本実施形態では第1、第2の蛍光プリ
ズム97,96を移動させたが、該第1、第2の蛍光プ
リズム97,96を固定にして、それ以外の要素を移動
させても良く、あるいはこれらの要素を相対的に移動さ
せても良い。
ズム97,96を移動させたが、該第1、第2の蛍光プ
リズム97,96を固定にして、それ以外の要素を移動
させても良く、あるいはこれらの要素を相対的に移動さ
せても良い。
【0092】[実施形態10]図21は本発明の照明装
置を反射型の原稿を用いた画像形成装置(複写機)に適
用したときの実施形態10の要部概略図である。
置を反射型の原稿を用いた画像形成装置(複写機)に適
用したときの実施形態10の要部概略図である。
【0093】同図において101は光源手段であり、単
一の青色LED12より成る発光部51と蛍光樹脂プリ
ズム102とを有し、該蛍光樹脂プリズム102の作用
は前述の実施形態1と同様であるが、出射面102bを
反射面より構成し、かつ該反射面を原稿33面に対して
傾けて構成している。35は結像手段(結像レンズ)と
してのセルフォックレンズアレイ(登録商標 SLA)
であり、原稿台ガラス34上に載置された原稿33に基
づく光束を後述する感光ドラム36面上に結像させてい
る。36は記録媒体としての感光ドラムである。
一の青色LED12より成る発光部51と蛍光樹脂プリ
ズム102とを有し、該蛍光樹脂プリズム102の作用
は前述の実施形態1と同様であるが、出射面102bを
反射面より構成し、かつ該反射面を原稿33面に対して
傾けて構成している。35は結像手段(結像レンズ)と
してのセルフォックレンズアレイ(登録商標 SLA)
であり、原稿台ガラス34上に載置された原稿33に基
づく光束を後述する感光ドラム36面上に結像させてい
る。36は記録媒体としての感光ドラムである。
【0094】本実施形態においては前述の実施形態1と
同様に青色LED12から発光した青色光束を蛍光樹脂
プリズム102の端部(入射面)102aから入射さ
せ、赤色の蛍光染料と緑色の蛍光染料とを照射して、各
蛍光染料で発光した赤色光束と緑色光束、そして該青色
LEDから入射した青色光束とを、端部(出射面)10
2bの反射面で反射させて原稿33面上の1次元状の読
取領域を照明し、該照明された原稿33の画像情報に基
づく光束を結像レンズ35により感光ドラム36面上に
結像させている。これにより記録媒体としての感光ドラ
ム36面上に原稿の画像情報の記録を行なっている。ま
た本実施形態においては前述した実施形態2乃至6の何
れか1つの実施形態と組み合わせて構成しても適用する
ことができる。
同様に青色LED12から発光した青色光束を蛍光樹脂
プリズム102の端部(入射面)102aから入射さ
せ、赤色の蛍光染料と緑色の蛍光染料とを照射して、各
蛍光染料で発光した赤色光束と緑色光束、そして該青色
LEDから入射した青色光束とを、端部(出射面)10
2bの反射面で反射させて原稿33面上の1次元状の読
取領域を照明し、該照明された原稿33の画像情報に基
づく光束を結像レンズ35により感光ドラム36面上に
結像させている。これにより記録媒体としての感光ドラ
ム36面上に原稿の画像情報の記録を行なっている。ま
た本実施形態においては前述した実施形態2乃至6の何
れか1つの実施形態と組み合わせて構成しても適用する
ことができる。
【0095】このように本実施形態においては上述の如
く複写機などの画像形成装置において原稿を照明する照
明系(照明装置)に適応しても高い照明効率を得ること
ができる。
く複写機などの画像形成装置において原稿を照明する照
明系(照明装置)に適応しても高い照明効率を得ること
ができる。
【0096】尚、各実施形態の照明装置を、例えば色分
解光学系を有したカラー画像読取装置に適用しても本発
明は前述の各実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
解光学系を有したカラー画像読取装置に適用しても本発
明は前述の各実施形態と同様な効果を得ることができ
る。
【0097】
【発明の効果】本発明は前述の如く光源手段を構成する
各要素を適切に構成することにより、以下に示す効果を
得ることができる照明装置及びそれを用いた画像読取装
置及び画像形成装置を達成することができる。
各要素を適切に構成することにより、以下に示す効果を
得ることができる照明装置及びそれを用いた画像読取装
置及び画像形成装置を達成することができる。
【0098】実施形態1によれば、青色LEDからは紫
外光束がなく可視光しか放出されないために蛍光樹脂プ
リズムの蛍光染料の劣化が起きないので長期間にわたっ
て安定した照明ができる。また経時的に劣化が少ないの
で増幅率の変化も少なく、長期にわたって電気的なノイ
ズの少ない画像読み取りができる。
外光束がなく可視光しか放出されないために蛍光樹脂プ
リズムの蛍光染料の劣化が起きないので長期間にわたっ
て安定した照明ができる。また経時的に劣化が少ないの
で増幅率の変化も少なく、長期にわたって電気的なノイ
ズの少ない画像読み取りができる。
【0099】実施形態2によれば、発光部(青色LE
D)と蛍光樹脂プリズムとが一体化できるために組立性
が向上する。また青色LEDの封止樹脂が不要なため余
分なスペースをとらず、高密度に青色LEDが配置でき
るので光量が増やせ、また光量ムラも少なくできる。
D)と蛍光樹脂プリズムとが一体化できるために組立性
が向上する。また青色LEDの封止樹脂が不要なため余
分なスペースをとらず、高密度に青色LEDが配置でき
るので光量が増やせ、また光量ムラも少なくできる。
【0100】実施形態3によれば、蛍光樹脂プリズムの
入射側の開口部の面積を出射側の開口部の面積より広く
することで、多くの青色LEDを配置しても効率良く蛍
光樹脂プリズムに入射させることができ、また光量が増
やせ、さらには青色LEDのピッチによる光量ムラも減
らすことができる。
入射側の開口部の面積を出射側の開口部の面積より広く
することで、多くの青色LEDを配置しても効率良く蛍
光樹脂プリズムに入射させることができ、また光量が増
やせ、さらには青色LEDのピッチによる光量ムラも減
らすことができる。
【0101】実施形態4、5によれば、蛍光樹脂プリズ
ムの原稿側の光量分布を任意に変更することができる。
即ちレンズの光量分布を補正手段によって補正すること
によって該レンズを透過した光量分布を平坦にすること
ができ、また画素別のシェーディング補正量が少なくで
きるので画素別のノイズ量のムラも減らせ、均一な画質
の画像を得ることができる。
ムの原稿側の光量分布を任意に変更することができる。
即ちレンズの光量分布を補正手段によって補正すること
によって該レンズを透過した光量分布を平坦にすること
ができ、また画素別のシェーディング補正量が少なくで
きるので画素別のノイズ量のムラも減らせ、均一な画質
の画像を得ることができる。
【0102】実施形態6によれば、上記実施形態1に比
べて原稿側の輝度を高くでき、Fナンバーの大きいレン
ズが使用できる。また蛍光樹脂プリズムの一部から光束
が漏れなくなり、効率良く出射面に到達するために照明
効率も高くできる。
べて原稿側の輝度を高くでき、Fナンバーの大きいレン
ズが使用できる。また蛍光樹脂プリズムの一部から光束
が漏れなくなり、効率良く出射面に到達するために照明
効率も高くできる。
【0103】実施形態7によれば、第1、第2の蛍光プ
リズムの長さを互いに異ならせることで必要な発光光量
を得ることができるため、既成の蛍光プリズムを適用す
る場合、容易にできる。即ち必要な分光エネルギー分布
を得るために第1、第2の蛍光プリズムの長さを互いに
異ならせて各色の光量を調節することができる。
リズムの長さを互いに異ならせることで必要な発光光量
を得ることができるため、既成の蛍光プリズムを適用す
る場合、容易にできる。即ち必要な分光エネルギー分布
を得るために第1、第2の蛍光プリズムの長さを互いに
異ならせて各色の光量を調節することができる。
【0104】実施形態8によれば、ポジフィルムの読み
取り時はもちろんのこと、ネガフィルムのときも安易に
青色の増幅率を高くすることなく、ノイズを抑えること
ができ、高画質な画像を得ることができる。またその切
り替えは、例えばスイッチング回路の追加だけで良く、
切り替えるためのメカニカルな構成は不要である。
取り時はもちろんのこと、ネガフィルムのときも安易に
青色の増幅率を高くすることなく、ノイズを抑えること
ができ、高画質な画像を得ることができる。またその切
り替えは、例えばスイッチング回路の追加だけで良く、
切り替えるためのメカニカルな構成は不要である。
【0105】実施形態9によれば、蛍光樹脂プリズムを
メカニカルに構成することで高価な青色LEDを複数も
たずに上記の実施形態8と同様の効果を得ることができ
る。
メカニカルに構成することで高価な青色LEDを複数も
たずに上記の実施形態8と同様の効果を得ることができ
る。
【0106】実施形態10によれば、紙原稿を対象とし
た複写機などの照明装置(照明系)に適応しても上記の
実施形態1と同様な効果を得ることができる。
た複写機などの照明装置(照明系)に適応しても上記の
実施形態1と同様な効果を得ることができる。
【0107】尚、上述した以外にも本発明は蛍光樹脂プ
リズムの内部を光束が全反射してフィルム近傍まで伝播
できるために光漏れが少なく非常に高効率の原稿照明が
できる。
リズムの内部を光束が全反射してフィルム近傍まで伝播
できるために光漏れが少なく非常に高効率の原稿照明が
できる。
【図1】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用した
ときの実施形態1の要部概略図
ときの実施形態1の要部概略図
【図2】 図1に示した光源手段の拡大説明図
【図3】 本発明の実施形態1の蛍光樹脂プリズムの発
光特性を示した説明図
光特性を示した説明図
【図4】 本発明の実施形態2に関わる光源手段の説明
図
図
【図5】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用した
ときの実施形態3の要部概略図
ときの実施形態3の要部概略図
【図6】 本発明の実施形態3の蛍光樹脂プリズムの端
部の長手方向の光量分布を示した説明図
部の長手方向の光量分布を示した説明図
【図7】 本発明の実施形態3のCCD面上の長手方向
の光量分布を示した説明図
の光量分布を示した説明図
【図8】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用した
ときの実施形態4の要部概略図
ときの実施形態4の要部概略図
【図9】 本発明の実施形態4の蛍光樹脂プリズムの端
部の長手方向の光量分布を示した説明図
部の長手方向の光量分布を示した説明図
【図10】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態5の要部概略図
たときの実施形態5の要部概略図
【図11】 本発明の実施形態5の蛍光樹脂プリズムの
端部の長手方向の光量分布を示した説明図
端部の長手方向の光量分布を示した説明図
【図12】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態6の要部概略図
たときの実施形態6の要部概略図
【図13】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態7の要部概略図
たときの実施形態7の要部概略図
【図14】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態8の要部概略図
たときの実施形態8の要部概略図
【図15】 図14に示した光源手段の拡大説明図
【図16】 図14に示した光源手段の拡大説明図
【図17】 本発明の実施形態7の分光エネルギー分布
を示した説明図
を示した説明図
【図18】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態9の要部概略図
たときの実施形態9の要部概略図
【図19】 本発明の照明装置を画像読取装置に適用し
たときの実施形態9の要部概略図
たときの実施形態9の要部概略図
【図20】 本発明の実施形態8の分光エネルギー分布
を示した説明図
を示した説明図
【図21】 本発明の照明装置を画像形成装置に適用し
たときの実施形態10の要部概略図
たときの実施形態10の要部概略図
【図22】 従来の画像読取装置の要部概略図
【図23】 従来の蛍光灯の分光エネルギー分布を示し
た説明図
た説明図
【図24】 フィルムの透過率を示した説明図
【図25】 CCDの分光感度を示した説明図
【図26】 従来の画像読取装置の要部概略図
【図27】 従来の照明装置の長手方向の光量分布を示
した説明図
した説明図
【図28】 レンズの光量分布を示した説明図
【図29】 従来のCCD面上の長手方向の光量分布を
示した説明図
示した説明図
【図30】 従来の照明装置の長手方向の光量分布図及
び補正係数
び補正係数
1,11,21,31,41,51 発光部 12,23,73,74 青色LED 2,24,42,52,62,72 蛍光樹脂プリズ
ム 72,82,92,102 蛍光樹脂プリズ
ム 3,33 原稿(フィルム) 5,35 結像手段(レンズ) 6 画像読取手段(CCD) 34 原稿台ガラス 36 記録媒体(感光ドラム) 21 緑色蛍光染料 22 赤色蛍光染料 26,87 赤色蛍光樹脂プリズム 27,86 緑色蛍光樹脂プリズム 28 黄色蛍光樹脂プリズム 29 接着剤 45 光量補正帯 55 光量分布補正穴 93 ネガフィルム 94 ポジフィルム 96 ポジ用蛍光樹脂プリズム 97 ネガ用蛍光樹脂プリズム 111,121,131,141,151 光源手段 161,171,181,191,101 光源手段
ム 72,82,92,102 蛍光樹脂プリズ
ム 3,33 原稿(フィルム) 5,35 結像手段(レンズ) 6 画像読取手段(CCD) 34 原稿台ガラス 36 記録媒体(感光ドラム) 21 緑色蛍光染料 22 赤色蛍光染料 26,87 赤色蛍光樹脂プリズム 27,86 緑色蛍光樹脂プリズム 28 黄色蛍光樹脂プリズム 29 接着剤 45 光量補正帯 55 光量分布補正穴 93 ネガフィルム 94 ポジフィルム 96 ポジ用蛍光樹脂プリズム 97 ネガ用蛍光樹脂プリズム 111,121,131,141,151 光源手段 161,171,181,191,101 光源手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G06F 15/64 320F
Claims (14)
- 【請求項1】 光源手段から放出された光束で原稿を照
明する照明装置において、 該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与する光束を発光
する発光部と、該蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ
蛍光樹脂プリズムとを有し、 該発光部から発光した光束を該蛍光樹脂プリズムの一方
の端部から入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染料を
照射し、該蛍光染料で発光した光束と該発光部から入射
した光束とを、該蛍光樹脂プリズムの他方の端部から放
出するようにしたことを特徴とする照明装置。 - 【請求項2】 光源手段から放出された光束で原稿を照
明する照明装置において、 該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を
発光する青色LEDを複数有する発光部と、赤色と緑色
の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ蛍光樹脂プリズ
ムとを有し、 該発光部から発光した青色光束を該蛍光樹脂プリズムの
一方の端部から入射させて該蛍光樹脂プリズムの蛍光染
料を照射し、該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光
束、そして該発光部から入射した青色光束を、該蛍光樹
脂プリズムの他方の端部から放出するようにしたことを
特徴とする照明装置。 - 【請求項3】 光源手段から放出された光束で原稿を照
明する照明装置において、 該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を
発光する青色LEDを複数有する発光部と、赤色の蛍光
染料を透明な樹脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズムと
緑色の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ第2の蛍光
プリズムとが接着して成る蛍光樹脂プリズムとを有し、 該発光部から発光した青色光束を該蛍光樹脂プリズムの
一方の端部から入射させて、該第1の蛍光プリズムの緑
色の蛍光染料と、該第2の蛍光プリズムの赤色の蛍光染
料とを照射し、各蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光
束、そして該発光部から入射した青色光束を、該蛍光樹
脂プリズムの他方の端部から放出するようにしたことを
特徴とする照明装置。 - 【請求項4】 光源手段から放出された光束で原稿を照
明する照明装置において、 該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を
発光する第1、第2の青色LEDを有する発光部と、光
軸方向に沿って二股に開いて形成された緑色の蛍光染料
を透明な樹脂に溶かし込んだ第1の蛍光プリズムと赤色
の蛍光染料を透明な樹脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリ
ズムとが接着された蛍光樹脂プリズムとを有し、 該二股の形成された該第1の蛍光プリズムの端部に各々
該第1、第2の青色LEDを配置し、該第1、第2の青
色LEDのうち、どちらか一方の青色LEDを発光させ
て該第1の蛍光プリズムの端部から青色光束を入射さ
せ、該第2の蛍光プリズムの端部から該蛍光染料で発光
した緑色光束、赤色光束、そして該発光部から入射した
青色光束を放出する際、該第1、第2の蛍光プリズムは
同じ青色光量を受けたときにも赤色の発光量が異なるよ
うに緑色及び赤色の蛍光染料の量、もしくは緑色及び赤
色の蛍光染料を含む光路長が異なるように形成されてい
ることを特徴とする照明装置。 - 【請求項5】 光源手段から放出された光束で原稿を照
明する照明装置において、 該光源手段は蛍光染料の蛍光発光に寄与する青色光束を
発光する青色LEDを有する発光部と、緑色より赤色の
蛍光染料を少なく透明な樹脂に溶かし込んだ第1の蛍光
プリズムと緑色と赤色の蛍光染料を略同量にそろえて透
明な樹脂に溶かし込んだ第2の蛍光プリズムとから成る
蛍光樹脂プリズムとを有し、 該第1、第2の蛍光プリズムは光軸に対して垂直方向に
上下に配置され、かつ光軸に対して垂直方向に移動可能
となるように配置され、該発光部と該原稿との間の光軸
上で、該第1、第2の蛍光プリズムを該原稿の種類に応
じて光軸に対し垂直方向に移動させて切り替え、該発光
部から放出した青色光束を該第1の蛍光プリズム、もし
くは第2の蛍光プリズムのうち一方の蛍光プリズムの端
部から入射させて、該第1の蛍光プリズムに含まれる蛍
光染料、もしくは該第2の蛍光プリズムに含まれる蛍光
染料を照射し、該蛍光染料で発光した緑色光束、赤色光
束、そして該発光部から入射した青色光束を該第1の蛍
光プリズム、もしくは第2の蛍光プリズムのうち一方の
蛍光プリズムの端部から放出するようにしたことを特徴
とする照明装置。 - 【請求項6】 前記蛍光樹脂プリズムの一方の端部の少
なくとも一部に前記発光部を固定したことを特徴とする
請求項1乃至3の何れか1項記載の照明装置。 - 【請求項7】 前記蛍光樹脂プリズムの前記発光部側の
端部の面積を前記原稿側の端部の面積に比して広くなる
ように形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れ
か1項記載の照明装置。 - 【請求項8】 前記蛍光樹脂プリズムの略中央の少なく
とも一部に光量補正帯を設け、局部的に反射をしないよ
うにしたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項
記載の照明装置。 - 【請求項9】 前記蛍光樹脂プリズムの略中央部に少な
くとも1つの光量分布補正穴を設け、該蛍光樹脂プリズ
ム内部を透過する光束の一部を遮光するようにしたこと
を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の照明装
置。 - 【請求項10】 前記蛍光樹脂プリズムの端部の厚みを
前記原稿側より前記発光部側で厚くしたことを特徴とす
る請求項1乃至3の何れか1項記載の照明装置。 - 【請求項11】 前記蛍光樹脂プリズムの入射面と出射
面以外の面に反射処理を施したことを特徴とする請求項
1乃至5の何れか1項記載の照明装置。 - 【請求項12】 前記蛍光樹脂プリズムの出射面は反射
面より成ることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1
項記載の照明装置。 - 【請求項13】 前記請求項1乃至12の何れか1項記
載の照明装置を用い、該照明装置で照明された原稿の画
像情報を結像手段により画像読取手段面上に結像させ、
該画像読取手段で該原稿の画像情報を読み取るようにし
たことを特徴とする画像読取装置。 - 【請求項14】 前記請求項1乃至12の何れか1項記
載の照明装置を用い、該照明装置で照明された原稿の画
像情報を結像手段により記録媒体面上に結像させ、該記
録媒体面上に該原稿の画像情報を形成するようにしたこ
とを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137471A JPH11317108A (ja) | 1998-05-02 | 1998-05-02 | 照明装置及びそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10137471A JPH11317108A (ja) | 1998-05-02 | 1998-05-02 | 照明装置及びそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11317108A true JPH11317108A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=15199393
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10137471A Pending JPH11317108A (ja) | 1998-05-02 | 1998-05-02 | 照明装置及びそれを用いた画像読取装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11317108A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001184921A (ja) * | 1999-12-28 | 2001-07-06 | Toshiba Corp | 発光装置 |
JP2004085824A (ja) * | 2002-08-26 | 2004-03-18 | Ricoh Co Ltd | 画像読取装置の照明装置 |
JP2004327361A (ja) * | 2003-04-28 | 2004-11-18 | Seiko Epson Corp | 照明装置および投射型表示装置 |
JP2006121555A (ja) * | 2004-10-25 | 2006-05-11 | Ricoh Co Ltd | 照明装置、画像読取装置及び画像形成装置 |
JP2008236747A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Xerox Corp | Ledで励起される燐光体を有する原稿照明器 |
JP2009124720A (ja) * | 2008-12-22 | 2009-06-04 | Mitsubishi Electric Corp | ライン光源及びこれを用いた密着型イメージセンサ |
JP2013115442A (ja) * | 2011-11-24 | 2013-06-10 | Rohm Co Ltd | イメージセンサモジュール |
WO2021193295A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 東京エレクトロン株式会社 | 光源、分光分析システム及び分光分析方法 |
-
1998
- 1998-05-02 JP JP10137471A patent/JPH11317108A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP4496417B2 (ja) * | 2008-12-22 | 2010-07-07 | 三菱電機株式会社 | ライン光源及びこれを用いた密着型イメージセンサ |
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WO2021193295A1 (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-30 | 東京エレクトロン株式会社 | 光源、分光分析システム及び分光分析方法 |
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