JP2003046726A - 紙葉類の印刷パターン読取装置 - Google Patents

紙葉類の印刷パターン読取装置

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JP2003046726A
JP2003046726A JP2001229731A JP2001229731A JP2003046726A JP 2003046726 A JP2003046726 A JP 2003046726A JP 2001229731 A JP2001229731 A JP 2001229731A JP 2001229731 A JP2001229731 A JP 2001229731A JP 2003046726 A JP2003046726 A JP 2003046726A
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JP2001229731A
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English (en)
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Tomoyoshi Zenki
智義 善木
Satoru Murakami
悟 村上
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速で移動する原稿等の原稿と読取装置との
距離位置が変動する場合においても安定した読み取りが
可能な小型で安価な紙葉類の印刷パターン読取装置を提
供する。 【解決手段】 本発明の紙葉類の印刷パターン読取装置
は、印刷パターン読取装置と離れた位置にある原稿7に
光を照射する照明装置1と、原稿7で反射された反射光
を導くためのレンズアレイ2と、レンズアレイ2により
導かれた反射光を受けて印刷パターンを読み取る受光素
子3とを備えている。照明装置1は、長手状に延びる導
光体12と、導光体12の長手方向の少なくとも一方の
端面付近に配置された光源19とを有し、光源19から
発せられた光を導光体12内を経てから原稿7に向けて
出射させ、かつ長手方向に直交する導光体12の断面に
おける光出射面15の辺の長さが導光体12の受光素子
3方向への厚みTよりも長い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば金融端末機
器、印刷機器などにおいて印刷物や記載事項などの印刷
パターンを読み取り、印刷物の真偽や印刷品質の検査を
行う判別装置に用いられる紙葉類の印刷パターン読取装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】紙葉類の印刷パターン読取装置は、例え
ば金融端末機器において紙幣や有価証券の鑑別装置や、
印刷機器などにおいて印刷物の色ずれや汚れの検査装置
に用いられ、印刷物の記載事項や画像を読み取るための
装置である。この紙葉類の印刷パターン読取装置は、基
板上に受光素子を直線状に配したセンサと、原稿を照明
するための棒状の照明装置と、原稿で反射された光を各
受光素子に導くためのレンズアレイとから構成されてい
る。
【0003】一般に金融末端機器や印刷機器では紙葉類
を高速で処理する必要から、その印刷パターン読取部は
図27に示す構造となっている。図27を参照して、搬
入ローラ9で導入された原稿7は通紙ガイド8に設けら
れた空隙に導かれて移動し、読取装置100によって印
刷パターンを読み取られた後、搬出ローラ10により排
出される。なお、読取装置100は、基板4上に受光素
子3を直線状に配したセンサと、原稿7を照明するため
の照明装置1と、原稿7で反射された光を各受光素子3
に導くためのレンズアレイ2とを有している。
【0004】ここで、通紙ガイド8には、原稿7をスム
ーズに移動させるため原稿7の厚みの数倍以上の寸法の
空隙が必要であり、例えば原稿7が紙幣の場合には約1
〜3mmとされることが多い。したがって、原稿7は通
紙ガイド8の空隙を上下に自由に動くことができるた
め、読取装置100と原稿7との距離位置は一定でな
く、通紙ガイド8の空隙から原稿厚みの差分だけ変動す
ることになる。
【0005】このことから、読取装置100には距離位
置が変動する原稿7に対しても安定した光出力を得る必
要があり、その照明装置1には長さ方向の照度均一性だ
けでなく、距離の変動に対しても一定の照度を得る機能
が求められる。
【0006】従来、紙葉類の印刷パターン読取装置とし
て照明装置1に蛍光灯を用いたものや、LED(light
emission diode、発光ダイオード)素子を光源として複
数個直線状に並べたものが用いられている。
【0007】蛍光灯を照明装置1とした場合には、長さ
方向に均一照度を得ることが容易であり、発光面積が大
きいため原稿距離が数mm移動しても照度の変化量は小
さいが、読取装置が大きくなり小型化できないという問
題がある。
【0008】一方、LED素子を光源として複数個直線
状に並べた構造の照明装置1では印刷面に照射される光
の発光面積が小さいため、長さ方向に照度むらが生じ
る。均一な光出力を得るためには受光素子と発光素子と
を1:1で対応させて配置する必要があり、均一な光出
力を得ながら解像度を上げるためには多数の発光素子が
必要になる。よって、コストが高く消費電流も大きくな
るという問題があった。
【0009】ところで、ファックスやイメージスキャナ
用の画像読取装置として、密着型イメージセンサと称さ
れる読取装置が知られている。図28は密着型イメージ
センサの構造の一例を示したものである。図28を参照
して、密着型イメージセンサでは、原稿7は搬送ローラ
11によって保護ガラス6に押し付けられながら移動す
る。この状態で、照明装置1からの光が原稿7に照射さ
れ、その反射光がレンズアレイ2を通して受光素子3で
光電変換され、光出力として画像が読み取られる。な
お、受光素子3は基板4上に形成されており、その基板
4とレンズアレイ2とは筐体5に支持されている。
【0010】このような構造の密着型イメージセンサに
おいて原稿を均一に照射できる照明装置として、特開平
8−163320号公報や特開平6−217084号公
報で示される導光体を用いた照明装置が提案されてい
る。これらの照明装置は長手状の導光体と光拡散層と導
光体端部に配置された光源とからなり、LEDの使用個
数を少なくでき低コストで光照度の均一性の高い棒状照
明装置である。特に特開平8−163320号公報に記
載の照明装置は、照明装置の厚みが薄くイメージセンサ
を小型化できるという特徴もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、密着型
イメージセンサは前述した通り、原稿7を保護ガラス6
に密着させて用いるものであるため、移動する原稿7と
保護ガラス6との間で摩擦が生じる。このため、原稿7
を高速に移動させることができないという問題がある。
【0012】また、この密着型イメージセンサでは、原
稿7が保護ガラス6に密着した位置で最大照度となるよ
うに設計されている。このため、原稿7を高速に移動さ
せるために保護ガラス6から離すと、原稿7を照射する
光の照度が急激に減少して、安定な読み取りができない
という問題がある。
【0013】本発明は、以上の問題点を鑑み成されたも
のである。すなわち本発明の目的は、高速で移動する原
稿などの紙葉類と読取装置との距離位置が変動する場合
においても安定した読み取りが可能な小型で安価な紙葉
類の印刷パターン読取装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の紙葉類の印刷パ
ターン読取装置は、印刷パターン読取装置と離れた位置
にある紙葉類に光を照射する照明装置と、照明装置によ
り照明され紙葉類で反射された反射光を導くためのレン
ズアレイと、レンズアレイにより導かれた反射光を受け
て印刷パターンを読み取る受光素子とを備えた紙葉類の
印刷パターン読取装置において、照明装置は、長手状に
延びる導光体と、導光体の長手方向の少なくとも一方の
端面付近に配置された光源とを有し、光源から発せられ
た光を導光体内を経てから紙葉類に向けて出射させ、か
つ長手方向に直交する導光体の断面における光出射面の
辺の長さは導光体の受光素子方向への厚みよりも長いこ
とを特徴とするものである。
【0015】本発明の紙葉類の印刷パターン読取装置に
よれば、長手方向に直交する導光体の断面における光出
射面の辺の長さは導光体の受光素子方向への厚みよりも
長くなっているため、導光体からの光の出射角を大きく
することができる。これにより、導光体からの出射光の
出射方向の強度分布において、光強度の高い部分を従来
例よりも広くすることができる。このため、紙葉類が出
射光の焦点位置から少しずれても、紙葉類を照射する出
射光の照度低下は少なくなり、紙葉類を印刷パターン読
取装置と離して読み取りを行なう本発明の印刷パターン
読取装置でも安定した読み取りを実現することができ
る。
【0016】また、紙葉類を印刷パターン読取装置と離
して読み取りを行なうことができるため、紙葉類と印刷
パターン読取装置とが接することによる摩擦も生じるこ
とはなく、ゆえに紙葉類を高速で移動させることが容易
となる。
【0017】また、長手状に延びる導光体からの出射光
により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数のL
EDなどの光源を配置する必要はなく、装置を小型化す
ることができる。
【0018】上記の紙葉類の印刷パターン読取装置にお
いて好ましくは、照明装置は、導光体に入射された光を
紙葉類に向けて出射させるための光拡散層をさらに有す
る。光拡散層が形成された面と光出射面とが交わって角
部を形成し,かつ角部は鋭角をなす。
【0019】これにより、長手方向に直交する導光体の
断面における光出射面の辺の長さを導光体の受光素子方
向への厚みよりも長くすることができる。
【0020】上記の紙葉類の印刷パターン読取装置にお
いて好ましくは、光拡散層が形成された面と光出射面と
のなす角度が実質的に45°である。
【0021】これにより、導光体から出射する光の出射
角を適切に制御することができる。上記の紙葉類の印刷
パターン読取装置において好ましくは、光拡散層の少な
くとも一部が、光出射面を光拡散層が形成された面へ投
影した投影部に存在する。
【0022】このように光拡散層が投影面に存在するこ
とにより、光出射面から出射する光の面積が広がる(出
射角度がおおきくなる)。これにより、光出射面から紙
葉類までの距離が変動した場合でも、照度の低下を抑え
ることができる。
【0023】上記の紙葉類の印刷パターン読取装置にお
いて好ましくは、光源が異なる発光波長を有する複数の
発光素子からなり、異なる発光波長を順次切り替えて点
灯させる。
【0024】これにより、各波長ごとに色分解された印
刷パターンを読み取ることができる。
【0025】上記の紙葉類の印刷パターン読取装置にお
いて好ましくは、異なる発光波長を有する複数の発光素
子のうち、少なくとも一種類は近赤外波長を主波長とす
るLEDである。
【0026】これにより、印刷物に使用されているイン
クの種類の判別が容易となり、紙幣の真偽鑑定といった
用途に好適な印刷パターン読み取り装置を得ることがで
きる。
【0027】なお、上記の本発明に関連する発明につい
て以下に記す。第1の関連発明の紙葉類の印刷パターン
読取装置は、印刷パターン読取装置と離れた位置にある
紙葉類に光を照射する照明装置と、照明装置により照明
され紙葉類を透過した透過光を導くためのレンズアレイ
と、前記レンズアレイにより導かれた透過光を受けて印
刷パターンを読み取る受光素子とを備えた紙葉類の印刷
パターン読取装置において、照明装置は、長手状に延び
る導光体と、導光体の長手方向の少なくとも一方の端面
付近に配置された光源とを有し、光源から発せられた光
を導光体内を経てから紙葉類に向けて出射させることを
特徴とするものである。
【0028】第1の関連発明の紙葉類の印刷パターン読
取装置によれば、従来などに比べてLEDなどの光源の
発光強度を高くすることができるため、紙葉類を透過さ
せた光を受光素子で読み取る、いわゆる透過型の印刷パ
ターン読取装置を実現することができる。
【0029】また印刷パターン読取装置が透過型である
ため、紙葉類の紙質のセンシング、表裏のセンシング、
エッジのセンシングなどの多様な特性のセンシングが可
能となる。
【0030】また、長手状に延びる導光体からの出射光
により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数のL
EDなどの光源を配置する必要はなく、装置を小型化す
ることができる。
【0031】また、導光体内を伝播させた光を原稿に向
けて出射させるため、紙葉類の長さ方向において比較的
均一な照度を実現することができる。
【0032】第2の関連発明の紙葉類の印刷パターン読
取装置は、印刷パターン読取装置と離れた位置にある紙
葉類に光を照射する第1および第2の照明装置と、第1
の照明装置により照明され紙葉類を透過した透過光と第
2の照明装置により照明され紙葉類で反射した反射光と
を導くためのレンズアレイと、レンズアレイにより導か
れた透過光および反射光を受けて印刷パターンを読み取
る受光素子とを備えた紙葉類の印刷パターン読取装置に
おいて、第1および第2の照明装置の各々は、長手状に
延びる導光体と、導光体の長手方向の少なくとも一方の
端面付近に配置された光源とを有し、光源から発せられ
た光を導光体内を経てから紙葉類に向けて出射させるこ
とを特徴とするものである。
【0033】第2の関連発明の紙葉類の印刷パターン読
取装置によれば、従来などに比べてLEDなどの光源の
発光強度を高くすることができるため、紙葉類を透過さ
せた光を受光素子で読み取る、いわゆる透過型の印刷パ
ターン読取装置を実現することができる。
【0034】また印刷パターン読取装置が透過型と反射
型との双方を備えるため、さらに多様な紙葉類の特性の
センシングが可能となる。
【0035】また、透過型と反射型とでレンズアレイと
受光素子とを共有することができるため、少ない部品点
数で多様な特性を読み取ることができる。
【0036】また、長手状に延びる導光体からの出射光
により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数のL
EDなどの光源を配置する必要はなく、また透過型と反
射型とでレンズアレイと受光素子とを共有することがで
きるため、装置を小型化することができる。
【0037】また、導光体内を伝播させた光を原稿に向
けて出射させるため、紙葉類の長さ方向において比較的
均一な照度を実現することができる。
【0038】第3の関連発明の紙葉類の印刷パターン読
取装置は、印刷パターン読取装置と離れた位置にある紙
葉類に光を照射する第1、第2および第3の照明装置
と、第1の照明装置により照明され紙葉類を透過した透
過光と第2の照明装置により照明され紙葉類で反射した
反射光とを導くための第1のレンズアレイと、第1のレ
ンズアレイにより導かれた透過光および反射光を受けて
印刷パターンを読み取る第1の受光素子と、第3の照明
装置により照明され紙葉類で反射した反射光を導くため
の第2のレンズアレイと、第2のレンズアレイにより導
かれた反射光を受けて印刷パターンを読み取る第2の受
光素子とを備えた紙葉類の印刷パターン読取装置におい
て、第1、第2および第3の照明装置の各々は、長手状
に延びる導光体と、導光体の長手方向の少なくとも一方
の端面付近に配置された光源とを有し、光源から発せら
れた光を導光体内を経てから紙葉類に向けて出射させる
ことを特徴とするものである。
【0039】第3の関連発明の紙葉類の印刷パターン読
取装置によれば、従来などに比べてLEDなどの光源の
発光強度を高くすることができるため、紙葉類を透過さ
せた光を受光素子で読み取る、いわゆる透過型の印刷パ
ターン読取装置を実現することができる。
【0040】また印刷パターン読取装置が透過型である
ため、紙葉類の紙質のセンシング、表裏のセンシング、
エッジのセンシングなどの多様な特性のセンシングが可
能となる。さらに、紙葉類の両面に対して反射型で読み
取ることもできるため、さらに多様な紙葉類の特性を読
み取ることができる。
【0041】また、透過型と反射型とでレンズアレイと
受光素子とを共有することができるため、少ない部品点
数で多様な特性を読み取ることができる。
【0042】また、長手状に延びる導光体からの出射光
により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数のL
EDなどの光源を配置する必要はなく、また透過型と反
射型とでレンズアレイと受光素子とを共有することがで
きるため、装置を小型化することができる。
【0043】また、導光体内を伝播させた光を原稿に向
けて出射させるため、紙葉類の長さ方向において比較的
均一な照度を実現することができる。
【0044】さらに、反射型に関しては照明装置、レン
ズアレイおよび受光素子を表面側と裏面側とで別個に設
けているため、2つの反射型の光学系で光が干渉するこ
とはない。このため、反射型の光源を同時に発光させる
ことが可能となる。
【0045】上記第1、第2および第3の関連発明の紙
葉類の印刷パターン読取装置において好ましくは、第1
の関連発明に用いられる照明装置ならびに第2および第
3の関連発明に用いられる第1の照明装置の導光体の長
手方向に直交する断面における出射面の形状は略半円状
の凸レンズ形状をなしている。さらに好ましくは長手方
向に直交する方向の光拡散層の幅は、0.3mm以上1
mm以下である。
【0046】これにより、出射光の広がりを防止して略
平行な光束で紙葉類を照射することができ、紙葉類を照
射する光の強度を高く維持することができる。
【0047】上記第1、第2および第3の関連発明の紙
葉類の印刷パターン読取装置において好ましくは、光源
は所定の周期を有するパルス信号により点滅発光する。
【0048】このように光源をパルス信号により点滅発
光させる場合、瞬間的に発光強度を高くすることができ
るため、S/N比(signal-to-noise ratio)を高くす
ることができる。これにより、さらに安定した読み取り
が可能となる。
【0049】上記第1、第2および第3の関連発明の紙
葉類の印刷パターン読取装置において好ましくは、光源
は異なる発光波長を有する複数の発光素子からなってい
る。
【0050】これにより、受光素子の走査に合わせて発
光波長を切り替えれば、各波長ごとに色分解された印刷
パターンを読み取ることができる。また、発光波長を目
的の紙葉類により任意に選択することができる。具体的
には、赤、緑、青の3色の発光波長を用いて前述のよう
に各色を切り替えて発光させて走査すればRGB3原色
に色分解された印刷パターンが読み取れ、3色を同時に
発光させて走査すれば白色光源によるモノクロ画像を得
ることができる。また、発光波長に近赤外を選択すると
印刷物に使用されているインクの種類が容易に判別する
ことができ、特に紙幣の真偽鑑別といった用途に好適で
ある。
【0051】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図に基づいて詳細に説明する。
【0052】図1は、本発明の一実施の形態における印
刷パターン読取装置の構成の1例を概略的に示す断面図
である。図1を参照して、本実施の形態の印刷パターン
読取装置は、照明装置1と、レンズアレイ2と、基板4
上に配置された受光素子3と、保護ガラス6と、これら
を支持する筐体5とを有している。
【0053】受光素子3の材質は特に規定されるもので
はなく、アモルファスシリコン、結晶シリコン、Cd
S、CdSeなどを含むフォトダイオードやフォトトラ
ンジスタを配置したもの、またCCD(Charge Coupled
Device)リニアイメージセンサであってもよい。さら
に、フォトダイオードやフォトトランジスタと駆動回路
やアンプ回路とを一体としたICを複数個並べた、いわ
ゆるマルチチップ方式のリニアイメージセンサを用いる
こともできる。
【0054】また、必要に応じて基板4上にドライブI
Cやアンプ回路などの電気回路、あるいは信号を外部に
取り出すためのコネクタなどを実装することもできる。
さらに図24のブロック図に示すようにA/Dコンバー
タ、各種補正回路、画像処理回路、ラインメモリ、I/
O制御回路などを同時に実装してデジタル信号を外部に
取り出すこともできる。
【0055】レンズアレイ2は原稿面で散乱された光を
受光素子に等倍で結像するものであり、セルフォックレ
ンズアレイ(R)(日本板硝子製)などのロッドレンズ
アレイであってもよい。
【0056】保護ガラス6は必ずしも本発明に必要では
なく省略することもできるが、使用中のごみの飛散や傷
つきからレンズアレイ2や照明装置1を保護するために
設置することが望ましい。また、保護ガラス6の材質は
ガラスにこだわらず、例えばアクリルやポリカーボネー
トといった透明の樹脂に必要に応じて表面にハードコー
トを施した部材であってもよい。
【0057】図2および図3は、図1の印刷パターン読
取装置に用いられる照明装置の構成を示す斜視図および
分解斜視図である。図2および図3を参照して、照明装
置1は、長手状に延びる導光体12と、長手方向の端部
に設けられた光源ユニット13と、導光体12を保持す
るためのカバー14とを有している。
【0058】導光体12はアクリルやポリカーボネート
などの光透過性の高い樹脂、あるいは光学ガラスで形成
される。特に光源として紫外波長を用いる場合にはフッ
素系樹脂あるいはシクロオレフィン系樹脂が好ましい。
この導光体12の長手方向に直交する断面の形状は、図
4に示すように光出射面15の辺の長さが導光体12の
受光素子方向への厚みTよりも長い形状となっている。
また、導光体12に入射された光を原稿7に向けて出射
させるための光拡散層16が形成されている。この光拡
散層16が形成された面と光出射面15とが交わって角
部を形成し、この角部は鋭角をなしている。
【0059】これらの要件を満たす導光体12の断面形
状は、たとえば台形状(一組の対辺が平行な四辺形)で
ある。台形状の場合、斜面が光出射面15とされ、この
斜面と鋭角をなして隣接する側面の一部に光拡散層16
が形成される。この光拡散層16は、たとえば白色塗料
を導光体12に塗布したものや導光体12の表面に形成
した凹凸であってもよく、導光体12内を伝播する光を
効率的に光出射面15から出射させることができるもの
であればよい。
【0060】図5は、光拡散層16の長手方向パターン
の一例を示した斜視図である。図5を参照して、光拡散
層16は、光源ユニット13が配置される端面側ほど細
く、かつ切れ目のピッチが小さく、光源ユニット13が
配置されない端面側ほど太く、かつ切れ目のピッチが大
きくなるパターンを有している。光拡散層16を上記の
ようなパターンとすることにより、主走査方向における
照度むらを大幅に低減することができる。
【0061】なお、導光体12の断面形状は、図4に示
す形状に限定されず、図6(a)に示されるように長方
形の隣接する2角をカットした形状や、図6(b)に示
されるように平行四辺形でもよい。また、光出射面15
の辺の長さが導光体12の受光素子方向への厚みTより
も長い形状であれば、台形状に限定されず、他の4角形
や5角形以上の多角形であってもよい。しかしながら、
導光体12の形成の容易さから図4に示す長方形の1角
をカットした台形状が望ましい。
【0062】導光体12内を伝播する光は、光拡散層1
6に当たって乱反射して光出射面15に到達する。ここ
で、光が外部へ出射するためには、光出射面15へ到達
した光と光出射面15の法線とがなす角度が全反射角以
下である必要がある。このため、光出射面15と光拡散
層16が形成された面とのなす角度は45°以下である
ことが望ましいが、この角度が小さくなると出射する光
が広がり過ぎ照度が低下するため、45°とするのがよ
り望ましい。
【0063】さらに光拡散層16の一部あるいは全部
が、光拡散層16が形成された面における光出射面15
の投影部17に存在することが好ましい。ここで、光出
射面15の投影部17とは、図4を参照して、光出射面
15を光拡散層16が形成された面の法線方向から(白
抜き矢印A方向から)光拡散層16が形成された面に投
影した部分を意味する。光拡散層16が投影面17に存
在することにより、光出射面15から出射する光の面積
が広がる(出射角度がおおきくなる)。これにより、図
1に示す光出射面15から原稿7までの距離が変動した
場合でも、照度の低下を抑えることができるため好まし
い。
【0064】図2および図3を参照して、カバー14
は、上記の乱反射した光のうち光出射面15に到達しな
かった光を再び導光体12内に反射させるため、光反射
率の高い白色樹脂や白色塗料を塗布した樹脂の成型品、
あるいはステンレスやアルミニウムなどの金属板で形成
されることが好ましい。
【0065】図7(a)は図3の矢印B方向から光源ユ
ニットを見たときの図であり、図7(b)は光源ユニッ
トの回路図である。図7(a)、(b)を参照して、本
実施の形態では近赤外、赤、緑の各波長の光を発する3
種のLED19が用いられている。各LED19は、正
の電圧が印加されるリードフレーム18bにたとえばワ
イヤーボンディング22により電気的に接続されてお
り、また負の電圧が印加されるリードフレーム18aに
たとえば半田などにより電気的に接続されている。な
お、各LED19のリードフレーム18a、18bへの
電気的接続は上記の接続形態に限定されるものでなく、
各LED19はリードフレーム18a、18bの双方に
ワイヤーボンディング22により電気的に接続されてい
てもよい。
【0066】各リードフレーム18a、18bは、樹脂
枠21によって支持されている。樹脂枠21はLED1
9の光を効率よく導光体12に導くために白色樹脂で形
成されていることが好ましい。また、樹脂枠21はLE
D19の発熱に耐えるためにPBTなどの耐熱樹脂で形
成されていることが好ましい。この樹脂枠21には、各
LED19を露出させるための開口が設けられている。
この開口内にシリコン樹脂やエポキシ樹脂などの透明樹
脂20を埋め込むことによって、各LED19は透明樹
脂20によってコーティング保護されている。このよう
に各LED19がリードフレーム18a上に実装される
ことにより、LED19を実装するためのプリント基板
を削除することが可能となり、部品点数を少なくするこ
とができる。
【0067】上記の光源ユニット13の構成において
は、リードフレーム18aの端子を選択することにより
各波長を切り替えて発光させることができる。受光素子
3の走査に合わせて発光波長を切り替えることにより、
各波長ごとに色分解された印刷パターンを読み取ること
が可能となる。
【0068】ここで本実施の形態では、緑色LED19
を1つのリードフレーム18a上に2個実装している
が、これは緑のLED19の発光効率が悪いことから他
の波長と光出力を合わせるために複数個として光強度を
高めているものである。このように1つのリードフレー
ム18a上に実装されるLED19の素子数は1個であ
る必要はなく、目的に応じて複数個を同時に実装するこ
ともできる。
【0069】なお、LED19の発光波長は目的の紙葉
類により任意に選択することができ、一種類のLED1
9で用いてもよく、また異なる発光波長を有する複数種
のLED19を組み合わせて用いてもよい。さらに、複
数種のLED19は切り替えて発光させてもよく、また
同時に発光させてもよい。例えば赤、緑、青の3色のL
ED19を用いて前述のように各色を切り替えて発光さ
せて走査すればRGB3原色に色分解された印刷パター
ンが読み取れ、3色を同時に発光させて走査すれば白色
光源によるモノクロ画像を得ることができる。また、特
に紙幣の真偽鑑別といった用途では、LED19の発光
波長に近赤外を選択すると印刷物に使用されているイン
クの種類が容易に判別することができる。
【0070】光源ユニット13は図2および図3に示す
ように導光体12の一方端部のみに設置してもよいが、
図8に示すように必要に応じて両方の端部に設置するこ
ともできる。この場合、2つの光源ユニット13は同一
のものであってもよいし、別のものであってもよい。例
えば一方の光源ユニット13と他方の光源ユニット13
とで異なる波長のLEDを実装しておけば、多数の波長
を同時にあるいは切り替えて使用することができる。
【0071】本実施の形態では、図4に示すように長手
方向に直交する導光体12の断面における光出射面15
の辺の長さが導光体12の受光素子方向への厚みTより
も長いため、原稿7と光出射面15との距離がある程度
変動しても、原稿7への出射光の照度むらが従来例より
も生じ難くなる。以下、そのことについて説明する。
【0072】図9は従来例(特開平8−163320号
公報)の印刷パターン読取装置において照度むらが生じ
やすいことを説明するための模式図であり、図10は本
発明の一実施の形態における印刷パターン読取装置にお
いて照度むらが生じ難いことを説明するための模式図で
ある。
【0073】図9を参照して、従来例の印刷パターン読
取装置においては、導光体12の断面形状が長方形の1
角を除去した5角形などを有しており、その断面におけ
る光出射面15の辺の長さは、導光体12の元の長方形
の短辺の長さT1よりも短い。このため、光拡散層16
から光出射面15への出射角θが小さくなる。よって、
出射光のz方向照度分布は急峻な分布となり、焦点位置
でのピーク照度は高いが、焦点がずれた場合の照度低下
が著しくなる。
【0074】本実施の形態の印刷パターン読取装置にお
いては、図4に示すように導光体12の断面形状におけ
る光出射面15の辺の長さが導光体12の受光素子方向
への厚みTよりも長い。このため、図10を参照して、
光拡散層16から光出射面15への出射角θを従来例よ
りも大きくすることができる。よって、出射光のz方向
照度分布はブロード(幅広)な分布となり、焦点位置で
のピーク照度は低いが、焦点がずれた場合でも照度低下
は小さい。したがって、原稿7と光出射面15との距離
がある程度変動しても、原稿7への出射光の照度むらが
従来例よりも生じ難くなる。
【0075】上記の効果を確認するため、本願発明者ら
は原稿が焦点からずれた量と光出力との関係について、
本発明例と従来例とを比較して調べた。
【0076】図1に示す本発明例の印刷パターン読取装
置において、保護ガラス1から1mmの距離を焦点とし
て基板4、レンズアレイ2および照明装置1を筐体5に
組み込み、保護ガラス1からの白色原稿の距離を変化さ
せたときの光出力の変化について調べた。その結果を図
11に示す。なお、得られた光出力については、焦点位
置での光出力を100%とした相対値で示している。
【0077】図11の結果より、原稿の距離が焦点より
1mmずれた点での光出力は97%程度、1.5mmず
れても94%程度の光出力が得られることがわかる。す
なわち通紙ガイドの空隙が2mmのときの光出力の変動
は3%程度であり、空隙が3mmのとき光出力の変動は
6%程度であると言える。
【0078】次に、比較例として市販の密着イメージセ
ンサ用照明装置(セルガイド:日本板硝子製)の導光体
を用い、その他の構成は図1の構成と同一とした場合の
光出力の変化を調べた。その結果を図12に示す。な
お、導光体の断面は図13に示すように長方形の1角を
カットした5角形になっており、そのカットした斜面1
5が光出射面である。
【0079】図12の結果より、原稿の距離が焦点より
1mmずれた点での光出力は93%程度、1.5mmず
れると85%程度の光出力しか得られないことがわか
る。すなわち通紙ガイドの空隙が2mmのときの光出力
の変動は7%程度であり、空隙が3mmのとき光出力の
変動は15%程度もあり、本発明例と比較して大きく劣
っている。
【0080】以上より、実験の結果からも、本実施の形
態では、原稿と光出射面との距離がある程度変動して
も、原稿への出射光の照度むらが従来例よりも生じ難い
ことが確認された。
【0081】次に、上記した本実施の形態に関連するい
くつかの関連発明について説明する。
【0082】(関連発明1)たとえば特開平10−31
2480号公報には、紙幣を挟んで一方側に光源を配置
し、かつ他方側に受光部を配置した透過型の紙幣識別装
置が開示されている。この装置における光源は、紙幣の
幅方向に配置した複数のLEDよりなるLEDアレイか
ら構成されている。
【0083】しかし、LEDを光源として複数個直線状
に並べた構造のLEDアレイでは印刷面に照射される光
の発光面積が小さいため、長さ方向に照度むらが生じ
る。均一な光出力を得るためには受光素子と発光素子と
を1:1で対応させて配置する必要があり、均一な光出
力を得ながら解像度を上げるためには多数の発光素子が
必要になる。よって、コストが高く消費電流も大きくな
るという問題があった。
【0084】関連発明1は、このような課題を解決する
ためになされたものであり、長さ方向の照度むらを抑制
するとともに発光素子の個数を少なくでき小型化に適し
た紙葉類の印刷パターン読取装置を提供することを目的
としている。
【0085】図14は、関連発明1における紙葉類の印
刷パターン読取装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。図14を参照して、関連発明1に係る紙葉類の印刷
パターン読取装置は、透過型であって、原稿7の一方側
に照明装置30を有し、かつ原稿7の他方側にレンズア
レイ2、受光素子3および基板4を有している。
【0086】照明装置30は、原稿7に向けて光を出射
するものである。レンズアレイ2は原稿7を透過した透
過光を受光素子3へ導くものである。受光素子3は透過
光を受けて光電変換により光出力として画像を読み取る
ものである。基板4は受光素子3を実装するものであ
る。
【0087】受光素子3の材質は特に規定されるもので
はなく、アモルファスシリコン、結晶シリコンあるいは
CdS、CdSeなどを含むフォトダイオードやフォト
トランジスタを配置したもの、またCCD(Charge Cou
pled Device)リニアイメージセンサであってもよい。
さらに、フォトダイオードやフォトトランジスタと駆動
回路やアンプ回路とを一体としたICを複数個並べた、
いわゆるマルチチップ方式のリニアイメージセンサを用
いることもできる。
【0088】また、必要に応じて基板4上にドライブI
Cやアンプ回路などの電気回路、あるいは信号を外部に
取り出すためのコネクタなどを実装することもできる。
さらに図24のブロック図に示すようにA/Dコンバー
タ、各種補正回路、画像処理回路、ラインメモリ、I/
O制御回路などを同時に実装してデジタル信号を外部に
取り出すこともできる。
【0089】レンズアレイ2は原稿面で散乱された光を
受光素子に等倍で結像するものであり、セルフォックレ
ンズアレイ(R)(日本板硝子製)などのロッドレンズ
アレイをレンズアレイ2として用いることができる。
【0090】図15および図16は、図14の印刷パタ
ーン読取装置に用いられる照明装置の構成を示す斜視図
および分解斜視図である。
【0091】図15および図16を参照して、照明装置
30は、長手状に延びる導光体42と、長手方向の端部
に設けられた光源ユニット43と、導光体42を保持す
るためのカバー44とを有している。
【0092】導光体42はアクリルやポリカーボネート
などの光透過性の高い樹脂、あるいは光学ガラスで形成
される。特に光源として紫外波長を用いる場合にはフッ
素系樹脂あるいはシクロオレフィン系樹脂が好ましい。
この導光体42の長手方向に直交する断面の形状は、図
17に示すような形状となっている。
【0093】図17を参照して、導光体42の断面形状
は略長方形である。この導光体42には、導光体42か
ら原稿7に向けて光を出射させるために光拡散層46が
形成されている。この光拡散層46は、たとえば白色塗
料を導光体42に塗布したものや導光体42の表面に形
成した凹凸であってもよく、導光体42内を伝播する光
を効率的に光出射面45から出射させることができるも
のであればよい。
【0094】図18は、図17に示す光拡散層46の長
手方向パターンの一例を示した斜視図である。図18を
参照して、光拡散層46は、光源ユニット43が配置さ
れる端面側ほど切れ目のピッチが大きくなるパターンを
有している。光拡散層46を上記のようなパターンとす
ることにより、主走査方向の照度むらを低減することが
できる。
【0095】図19は、光源ユニット43の構成を示す
図である。図19(a)、(b)を参照して、関連発明
1では近赤外、赤、緑の各波長の光を発する3種のLE
D49が用いられている。各LED49は、正の電圧が
印加されるリードフレーム48bにたとえばワイヤーボ
ンディング52により電気的に接続されており、また負
の電圧が印加されるリードフレーム48aにたとえば半
田などにより電気的に接続されている。なお、各LED
49のリードフレーム48a、48bへの電気的接続は
上記の接続形態に限定されるものでなく、各LED49
はリードフレーム48a、48bの双方にワイヤーボン
ディング52により電気的に接続されていてもよい。
【0096】各リードフレーム48a、48bは、樹脂
枠51によって支持されている。樹脂枠51はLED4
9の光を効率よく導光体42に導くために白色樹脂で形
成されていることが好ましい。また、樹脂枠51はLE
D49の発熱に耐えるためにPBTなどの耐熱樹脂で形
成されていることが好ましい。この樹脂枠51には、各
LED49を露出させるための開口が設けられている。
この開口内にシリコン樹脂やエポキシ樹脂などの透明樹
脂50を埋め込むことによって、各LED49は透明樹
脂50によってコーティング保護されている。このよう
に各LED49がリードフレーム48a上に実装される
ことにより、LED49を実装するためのプリント基板
を削除することが可能となり、部品点数を少なくするこ
とができる。
【0097】上記の光源ユニット43の構成において
は、リードフレーム48aの端子を選択することにより
各波長を切り替えて発光させることができる。受光素子
3の走査に合わせて発光波長を切り替えることにより、
各波長ごとに色分解された印刷パターンを読み取ること
が可能となる。
【0098】ここで関連発明1では、緑色LED49を
1つのリードフレーム48a上に2個実装しているが、
これは緑のLED49の発光効率が悪いことから他の波
長と光出力を合わせるために複数個として光強度を高め
ているものである。このように1つのリードフレーム4
8a上に実装されるLED49の素子数は1個である必
要はなく、目的に応じて複数個を同時に実装することも
できる。
【0099】なお、LED49の発光波長は目的の紙葉
類により任意に選択することができ、一種類のLED4
9で用いてもよく、また異なる発光波長を有する複数種
のLED49を組み合わせて用いてもよい。さらに、複
数種のLED49は切り替えて発光させてもよく、また
同時に発光させてもよい。例えば赤、緑、青の3色のL
ED49を用いて前述のように各色を切り替えて発光さ
せて走査すればRGB3原色に色分解された印刷パター
ンが読み取れ、3色を同時に発光させて走査すれば白色
光源によるモノクロ画像を得ることができる。また、特
に紙幣の真偽鑑別といった用途では、LED49の発光
波長に近赤外を選択すると印刷物に使用されているイン
クの種類が容易に判別することができる。
【0100】光源ユニット43は図15および図16に
示すように導光体42の一方端部のみに設置してもよい
が、必要に応じて両方の端部に設置することもできる。
この場合、2つの光源ユニット43は同一のものであっ
てもよいし、別のものであってもよい。例えば一方の光
源ユニット43と他方の光源ユニット43とで異なる波
長のLEDを実装しておけば、多数の波長を同時にある
いは切り替えて使用することができる。
【0101】上記の関連発明1においては、従来などに
比べてLEDなどの光源の発光強度を高くすることがで
きるため、紙葉類を透過させた光を受光素子で読み取
る、いわゆる透過型の印刷パターン読取装置を実現する
ことができる。
【0102】また印刷パターン読取装置が透過型である
ため、紙葉類の紙質のセンシング、表裏のセンシング、
エッジのセンシングなどの多様な特性のセンシングが可
能となる。
【0103】また、長手状に延びる導光体42からの出
射光により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数
のLEDなどの光源を配置する必要はなく、装置を小型
化することができる。
【0104】また、導光体42内を伝播させた光を原稿
に向けて出射させるため、紙葉類の長さ方向において比
較的均一な照度を実現することができる。
【0105】上記の関連発明1においては、図17に示
すように導光体42の光出射面45は平坦な形状を有し
ている。このため、光拡散層46から反射した光は光出
射面45から出射されて原稿7に至るまでに散乱し、原
稿7を照射する光の強度が低下し、安定した読み取りが
できなくなるおそれがある。
【0106】そこで、導光体42の長手方向に直交する
断面の形状を図20に示す形状とすることが好ましい。
図20を参照して、導光体42の光出射面45の断面形
状を、略半円状の凸レンズ形状とすることが好ましい。
これにより、出射光の広がりを防止して原稿7を照射す
る光の強度を高く維持することができる。
【0107】さらに上記導光体42の光出射面45の断
面形状が略半円状の凸レンズ形状の場合、平行な出射光
を得るためには光拡散層46の幅W1は細くすることが
望ましいが、細くし過ぎると光拡散層46の形成加工が
難しくなる。また光拡散層46の面積が小さくなるため
出射光強度が低下するという問題も生じる。そこで、長
手方向に直交する方向の光拡散層46の幅W1は、0.
3mm以上1mm以下であることが好ましい。これによ
り、出射光の広がりを防止して略平行な光束で原稿7を
照射することができ、原稿7を照射する光の強度を高く
維持することができる。
【0108】図21は、図20に示す光拡散層46の長
手方向パターンの一例を示した斜視図である。図21を
参照して、光拡散層46は、光源ユニット43が配置さ
れる端面側ほど切れ目のピッチが大きくなるパターンを
有している。光拡散層46を上記のようなパターンとす
ることにより、主走査方向の照度むらを低減することが
できる。
【0109】また上記の関連発明1では、光源は所定の
周期を有するパルス信号により点滅発光させることが好
ましい。このように光源をパルス信号により点滅発光さ
せる場合、瞬間的に発光強度を高くすることができるた
め、S/N比(signal-to-noise ratio)を高くするこ
とができる。これにより、さらに安定した読み取りが可
能となる。
【0110】また上記の関連発明1では、光源は異なる
発光波長を有する複数の発光素子からなっていることが
好ましい。これにより、受光素子の走査に合わせて発光
波長を切り替えれば、各波長ごとに色分解された印刷パ
ターンを読み取ることができる。また、発光波長を目的
の紙葉類により任意に選択することができる。具体的に
は、赤、緑、青の3色の発光波長を用いて前述のように
各色を切り替えて発光させて走査すればRGB3原色に
色分解された印刷パターンが読み取れ、3色を同時に発
光させて走査すれば白色光源によるモノクロ画像を得る
ことができる。また、発光波長に近赤外を選択すると印
刷物に使用されているインクの種類を容易に判別するこ
とができ、特に紙幣の真偽鑑別といった用途に好適であ
る。
【0111】また受光素子に蓄積センサを用いることも
できる。図22は、受光素子3に特公平5−31865
号公報などに示される構成の電荷蓄積型リニアイメージ
センサを用いた場合のタイミング図の一例を示したもの
である。図22を参照して、まずLED49aをオンし
て蓄積を開始し、オフした直後にスタートパルスを入力
してLED49aによる信号を出力する。LED49a
の信号出力が終了した後、LED49b、LED49c
のそれぞれの信号を出力して1ラインの読み込みを行な
うことができる。
【0112】図23は、電荷の蓄積と信号の読み出しを
独立して行なう場合のタイミング図の一例を示したもの
である。図23を参照して、まずLED49aをオンし
てスタートパルスを入力し蓄積を行なうと同時に前回の
蓄積信号(ここではLED49cの信号)を出力する。
LED49aをオフして蓄積を終了した後、LED49
bをオンしてスタートパルスを入力し蓄積を行なうと同
時にLED49aの信号を出力する。このようにしてL
ED49aからLED49cの信号を出力して1ライン
の読み込みを行なうことができる。図23のタイミング
では図22のタイミングと比較してLEDの点灯時間を
長くすることができるため、特に高速動作の場合には好
適である。
【0113】なお、上記のように複数のLEDを切り替
える場合には、必然的にLEDをパルス駆動(パルス信
号による点滅発光)することになる。
【0114】また、図19に示す光源ユニット43で
は、3種類の光を発光するように3種類のLEDが配置
されているが、たとえば近赤外と緑のように2種類の光
を発光するように2種類のLEDのみが配置されてもよ
く、また1種類の光を発光するように1種類のLEDの
みが配置されてもよい。
【0115】(関連発明2)たとえば特開昭62−16
4192号公報および特開平6−60241号公報に
は、紙幣の表面で反射させた反射光をセンサで読み取る
反射型と、紙幣を透過させた光をセンサで読み取る透過
型とを併用し、反射型と透過型とでレンズアレイおよび
センサを共有する構成の識別(判別)装置が開示されて
いる。
【0116】特開昭62−164192号公報には、光
源として何を用いるかは記載されていない。また特開平
6−60241号公報では、全ての光源にLEDを用
い、そのLEDから発した光を紙幣に直接照射すること
が記されている。
【0117】しかし、LEDを光源として紙幣に光を直
接照射する場合、印刷面に照射される光の発光面積が小
さいため、長さ方向に照度むらが生じる。均一な光出力
を得るためには受光素子と発光素子とを1:1で対応さ
せて配置する必要があり、均一な光出力を得ながら解像
度を上げるためには多数の発光素子が必要になる。よっ
て、コストが高く消費電流も大きくなるという問題があ
った。
【0118】関連発明2は、このような課題を解決する
ためになされたものであり、長さ方向の照度むらを抑制
するとともに発光素子の個数を少なくでき小型化に適し
た、反射型および透過型を併用した紙葉類の印刷パター
ン読取装置を提供することを目的としている。
【0119】図25は、関連発明2における紙葉類の印
刷パターン読取装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。図25を参照して、関連発明2に係る紙葉類の印刷
パターン読取装置は、反射型および透過型を併用したも
のであって、原稿7の一方側に第1の照明装置30を有
し、かつ原稿7の他方側に第2の照明装置1、レンズア
レイ2、受光素子3および基板4を有している。
【0120】第1および第2の照明装置30、1は、原
稿7に向けて光を出射するものである。レンズアレイ2
は、第1の照明装置30から出射され原稿7を透過した
透過光と、第2の照明装置1から出射され原稿7の表面
で反射した反射光とを受光素子3へ導くものである。受
光素子3は透過光または反射光を受けて光電変換により
光出力として画像を読み取るものである。基板4は受光
素子3を実装するものである。
【0121】第1の照明装置30と、レンズアレイ2
と、受光素子3と、基板4との各構成などについては、
上述した関連発明1の構成と同じであるため、その説明
を省略する。また、第2の照明装置1の構成などについ
ては、上述した本発明の一実施例の構成(図2〜図8の
構成)と同じであるため、その説明を省略する。
【0122】上記の関連発明2の紙葉類の印刷パターン
読取装置によれば、従来などに比べてLEDなどの光源
の発光強度を高くすることができるため、紙葉類を透過
させた光を受光素子で読み取る、いわゆる透過型の印刷
パターン読取装置を実現することができる。
【0123】また印刷パターン読取装置が透過型と反射
型との双方を備えるため、さらに多様な紙葉類の特性の
センシングが可能となる。
【0124】また、透過型と反射型とでレンズアレイ2
と受光素子3とを共有することができるため、少ない部
品点数で多様な特性を読み取ることができる。
【0125】また、長手状に延びる導光体12、42か
らの出射光により紙葉類を照射するため、長手方向全体
に多数のLEDなどの光源を配置する必要はなく、また
透過型と反射型とでレンズアレイ2と受光素子3とを共
有することができるため、装置を小型化することができ
る。
【0126】また、導光体12、42内を伝播させた光
を原稿7に向けて出射させるため、紙葉類の長さ方向に
おいて比較的均一な照度を実現することができる。
【0127】また、上記の関連発明2においては、関連
発明1と同様、第1の照明装置の導光体42の長手方向
に直交する断面における出射面が略半円状の凸型レンズ
状であることが好ましく、さらに光拡散層の線幅は0.
3mm以上1mm以下であることが好ましい。またLE
Dはパルス駆動されることが好ましく、また光源は多波
長であることが好ましい。
【0128】(関連発明3)たとえば特開平6−602
42号公報には、紙葉の表面で反射させた反射光をセン
サで読み取る反射型と、紙葉を透過させた光をセンサで
読み取る透過型とを併用し、反射型の光源、レンズアレ
イおよび受光素子のセットが紙葉の表面側および裏面側
に各1組ずつ配置された構成の認識装置が開示されてい
る。また、この公報には、全ての光源にLEDを用い、
そのLEDから発した光を紙幣に直接照射することが記
されている。
【0129】しかし、LEDを光源として紙幣に光を直
接照射する場合、印刷面に照射される光の発光面積が小
さいため、長さ方向に照度むらが生じる。均一な光出力
を得るためには受光素子と発光素子とを1:1で対応さ
せて配置する必要があり、均一な光出力を得ながら解像
度を上げるためには多数の発光素子が必要になる。よっ
て、コストが高く消費電流も大きくなるという問題があ
った。
【0130】また、この公報に記載の技術では、表面側
の反射型の光源から発せられた光と裏面側の反射型の光
源から発せられた光とが干渉し合うような位置関係で、
表面側の反射型の光源と裏面側の反射型の光源とが配置
されている。このため、表面側の反射型の光源と裏面側
の反射型の光源とを同時に発光させることができないと
いう問題もあった。
【0131】関連発明3は、このような課題を解決する
ためになされたものであり、長さ方向の照度むらを抑制
するとともに発光素子の個数を少なくでき小型化に適し
た、透過型および表裏両面についての反射型を併用した
紙葉類の印刷パターン読取装置を提供することを目的と
している。
【0132】また関連発明3は、透過型および表裏両面
についての反射型を併用した構成においても、表面側の
反射型の光源と裏面側の反射型の光源とを同時に発光さ
せることができる紙葉類の印刷パターン読取装置を提供
することを目的としている。
【0133】図26は、関連発明3における紙葉類の印
刷パターン読取装置の構成を概略的に示す断面図であ
る。図26を参照して、関連発明3に係る紙葉類の印刷
パターン読取装置は、透過型および表裏両面についての
反射型を併用したものであって、原稿7の一方側に第1
の照明装置30を有し、かつ原稿7の他方側に第2の照
明装置1、レンズアレイ2、受光素子3および基板4を
有し、さらに原稿7の一方側に第3の照明装置31、レ
ンズアレイ32、受光素子33および基板34を有して
いる。
【0134】第1および第2の照明装置30、1は、原
稿7に向けて光を出射するものである。レンズアレイ2
は、第1の照明装置30から出射され原稿7を透過した
透過光と、第2の照明装置1から出射され原稿7の表面
で反射した反射光とを受光素子3へ導くものである。受
光素子3は透過光または反射光を受けて光電変換により
光出力として画像を読み取るものである。基板4は受光
素子3を実装するものである。
【0135】第3の照明装置31は、原稿7の裏面に向
けて光を出射するものである。レンズアレイ32は、第
3の照明装置31から出射され原稿7の裏面で反射した
反射光を受光素子33へ導くものである。受光素子33
は原稿7の裏面での反射光を受けて光電変換により光出
力として画像を読み取るものである。基板34は受光素
子33を実装するものである。
【0136】第1の照明装置30と、レンズアレイ2
と、受光素子3と、基板4との各構成などについては、
上述した関連発明1の構成と同じであるため、その説明
を省略する。また、第2の照明装置1の構成などについ
ては、上述した本発明の一実施例の構成(図2〜図8の
構成)と同じであるため、その説明を省略する。
【0137】また、第3の照明装置31は第2の照明装
置1と同じ構成であり、レンズアレイ32はレンズアレ
イ2と同じ構成であり、受光素子33は受光素子3と同
じ構成であり、基板34は基板4と同じ構成であるた
め、これらの各部材の説明も省略する。
【0138】また関連発明3では、第2の照明装置1か
ら原稿7に照射される光と第3の照明装置31から原稿
7に照射される光とが互いに干渉しないように配置され
ている。具体的には、第2の照明装置1と第3の照明装
置31とが原稿7を挟んでほぼ対向する位置に配置され
ており、第2の照明装置1は図中左側へ光を出射するよ
うに、かつ第3の照明装置31は図中右側へ光を出射す
るように配置されている。なお、第2の照明装置1から
原稿7に照射される光と第3の照明装置31から原稿7
に照射される光とが互いに干渉しないような配置はこれ
に限定されるものではない。
【0139】上記の関連発明3の紙葉類の印刷パターン
読取装置によれば、従来などに比べてLEDなどの光源
の発光強度を高くすることができるため、紙葉類を透過
させた光を受光素子で読み取る、いわゆる透過型の印刷
パターン読取装置を実現することができる。
【0140】また印刷パターン読取装置が透過型である
ため、紙葉類の紙質のセンシング、表裏のセンシング、
エッジのセンシングなどの多様な特性のセンシングが可
能となる。さらに、紙葉類の両面に対して反射型で読み
取ることもできるため、さらに多様な紙葉類の特性を読
み取ることができる。
【0141】また、透過型と反射型とでレンズアレイ2
と受光素子3とを共有することができるため、少ない部
品点数で多様な特性を読み取ることができる。
【0142】また、長手状に延びる導光体12、42か
らの出射光により紙葉類を照射するため、長手方向全体
に多数のLEDなどの光源を配置する必要はなく、また
透過型と反射型とでレンズアレイ2と受光素子3とを共
有することができるため、装置を小型化することができ
る。
【0143】また、導光体12、42内を伝播させた光
を紙葉類に向けて出射させるため、紙葉類の長さ方向に
おいて比較的均一な照度を実現することができる。
【0144】さらに、反射型に関しては照明装置1、3
1、レンズアレイ2、32および受光素子3、33を表
面側と裏面側とで別個に設けているため、2つの反射型
の光学系で光が干渉することはない。このため、反射型
の光源を同時に発光させることが可能となる。
【0145】また、上記の関連発明3においては、関連
発明1と同様、第1の照明装置の導光体42の長手方向
に直交する断面における出射面が略半円状の凸型レンズ
状であることが好ましく、さらに光拡散層の線幅は0.
3mm以上1mm以下であることが好ましい。また、L
EDはパルス駆動されることが好ましく、また光源は多
波長であることが好ましい。
【0146】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【0147】
【発明の効果】以上より明らかなように、本発明の紙葉
類の印刷パターン読取装置によれば、長手方向に直交す
る導光体の断面における光出射面の辺の長さは導光体の
受光素子方向への厚みよりも長くなっているため、導光
体からの光の出射角を大きくすることができる。これに
より、導光体からの出射光の出射方向の強度分布におい
て、光強度の高い部分を従来例よりも広くすることがで
きる。このため、紙葉類が出射光の焦点位置から少しず
れても、紙葉類を照射する出射光の照度低下は少なくな
り、紙葉類を印刷パターン読取装置と離して読み取りを
行なう本発明の印刷パターン読取装置でも安定した読み
取りを実現することができる。
【0148】また、紙葉類を印刷パターン読取装置と離
して読み取りを行なうことができるため、紙葉類と印刷
パターン読取装置とが接することによる摩擦も生じるこ
とはなく、ゆえに紙葉類を高速で移動させることが容易
となる。
【0149】また、長手状に延びる導光体からの出射光
により紙葉類を照射するため、長手方向全体に多数のL
EDなどの光源を配置する必要はなく、装置を小型化す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置の構造を概略的に示す断面図である。
【図2】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる照明装置の構成を概略的
に示す斜視図である。
【図3】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる照明装置の構成を概略的
に示す分解斜視図である。
【図4】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる導光体の構成を概略的に
示す断面図である。
【図5】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる光拡散層のパターンを概
略的に示す斜視図である。
【図6】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる導光体の変形例の構成を
概略的に示す断面図である。
【図7】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる光源ユニットの構成を図
3の矢印B方向から見た図(a)と回路図(b)であ
る。
【図8】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印刷
パターン読取装置に用いられる照明装置の変形例の構成
を概略的に示す斜視図である。
【図9】 従来例では照度むらが生じやすいことを説明
するための図である。
【図10】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印
刷パターン読取装置では照度むらが生じ難いことを説明
するための図である。
【図11】 本発明の一実施の形態における紙葉類の印
刷パターン読取装置での焦点からのずれ量と光出力との
関係を示す図である。
【図12】 比較例の紙葉類の印刷パターン読取装置で
の焦点からのずれ量と光出力との関係を示す図である。
【図13】 比較例の紙葉類の印刷パターン読取装置に
用いられる導光体の構成を概略的に示す断面図である。
【図14】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置の構造を概略的に示す断面図である。
【図15】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置に用いられる照明装置の構成を概略的に示す斜視図で
ある。
【図16】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置に用いられる照明装置の構成を概略的に示す分解斜視
図である。
【図17】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置に用いられる導光体の構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図18】 図17に示す光拡散層のパターンを概略的
に示す斜視図である。
【図19】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置に用いられる光源ユニットの構成を示す図(a)と回
路図(b)である。
【図20】 関連発明1の紙葉類の印刷パターン読取装
置に用いられる導光体の出射面が断面において略半円状
の凸型レンズ形状となる構成を概略的に示す断面図であ
る。
【図21】 図20に示す光拡散層のパターンを概略的
に示す斜視図である。
【図22】 受光素子に特公平5−31865号公報な
どに示される構成の電荷蓄積型リニアイメージセンサを
用いた場合のタイミング図の一例を示す図である。
【図23】 電荷の蓄積と信号の読み出しを独立して行
なう場合のタイミング図の一例を示す図である。
【図24】 受光素子を説明するためのブロック図であ
る。
【図25】 関連発明2の紙葉類の印刷パターン読取装
置の構造を概略的に示す断面図である。
【図26】 関連発明3の紙葉類の印刷パターン読取装
置の構造を概略的に示す断面図である。
【図27】 従来のイメージセンサの構造を概略的に示
す断面図である。
【図28】 従来の密着型イメージセンサの構造を概略
的に示す断面図である。
【符号の説明】
1 照明装置、2 レンズアレイ、3 受光素子、4
基板、5 筐体、6保護ガラス、7 原稿、8 通紙ガ
イド、9 搬入ローラ、10 搬出ローラ、11 搬送
ローラ、12 導光体、13 光源ユニット、14 カ
バー、15光出射面、16 光拡散層、17 光出射面
の光拡散層を有する側面への投影面、18 リードフレ
ーム、19 LED、20 透明樹脂、21 樹脂枠、
100 読取装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 33/00 H01L 33/00 M 5F041 H04N 1/028 H04N 1/028 Z Fターム(参考) 2H037 AA04 BA05 BA12 BA14 2H038 AA13 AA51 BA01 5B047 AA01 BB02 BC05 BC11 CA19 5C051 AA01 DA02 DB01 DB04 DB29 DB31 DC05 DE07 DE30 5C072 AA01 BA01 BA13 CA05 CA07 CA08 CA15 DA02 DA04 DA23 5F041 AA06 AA12 BB03 DA92 EE01 EE11 FF11

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷パターン読取装置と離れた位置にあ
    る紙葉類に光を照射する照明装置と、前記照明装置によ
    り照明され紙葉類で反射された反射光を導くためのレン
    ズアレイと、前記レンズアレイにより導かれた反射光を
    受けて印刷パターンを読み取る受光素子とを備えた紙葉
    類の印刷パターン読取装置において、 前記照明装置は、長手状に延びる導光体と、前記導光体
    の長手方向の少なくとも一方の端面付近に配置された光
    源とを有し、前記光源から発せられた光を前記導光体内
    を経てから紙葉類に向けて出射させ、かつ前記長手方向
    に直交する前記導光体の断面における光出射面の辺の長
    さは前記導光体の前記受光素子方向への厚みよりも長い
    ことを特徴とする、紙葉類の印刷パターン読取装置。
  2. 【請求項2】 前記照明装置は、前記導光体に入射され
    た光を紙葉類に向けて出射させるための光拡散層をさら
    に有し、 前記光拡散層が形成された面と前記光出射面とが交わっ
    て角部を形成し,かつ前記角部は鋭角をなすことを特徴
    とする、請求項1に記載の紙葉類の印刷パターン読取装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光拡散層が形成された面と前記光出
    射面とのなす角度が実質的に45°であることを特徴と
    する、請求項2に記載の紙葉類の印刷パターン読取装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光拡散層の少なくとも一部が、前記
    光出射面を前記光拡散層が形成された面へ投影した投影
    部に存在することを特徴とする、請求項1または2に記
    載の紙葉類の印刷パターン読取装置。
  5. 【請求項5】 前記光源が異なる発光波長を有する複数
    の発光素子からなり、異なる発光波長を順次切り替えて
    点灯させることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに
    記載の紙葉類の印刷パターン読取装置。
  6. 【請求項6】 前記異なる発光波長を有する複数の発光
    素子のうち、少なくとも一種類は近赤外波長を主波長と
    するLEDであることを特徴とする、請求項5に記載の
    紙葉類の印刷パターン読取装置。
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