JP2002135529A - ライン照明装置 - Google Patents
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- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B6/00—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings
- G02B6/0001—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems
- G02B6/0011—Light guides; Structural details of arrangements comprising light guides and other optical elements, e.g. couplings specially adapted for lighting devices or systems the light guides being planar or of plate-like form
- G02B6/0013—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide
- G02B6/0015—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it
- G02B6/002—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it by shaping at least a portion of the light guide, e.g. with collimating, focussing or diverging surfaces
- G02B6/0021—Means for improving the coupling-in of light from the light source into the light guide provided on the surface of the light guide or in the bulk of it by shaping at least a portion of the light guide, e.g. with collimating, focussing or diverging surfaces for housing at least a part of the light source, e.g. by forming holes or recesses
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 原稿の折り目や見開き部等によって原稿面が
原稿台から浮き上がった場合でも照明光量の変化を小さ
くし、良好な読取画像が得られるようにする。 【解決手段】 断面形状が矩形でその１角を面取りして
出射面１１ａ，２１ａを形成した導光体１１，２１を導
光体ケース１２，２２に収納してなるライン照明装置１
０，２０において、出射面１１ａ，２１ａの面取り寸法
を導光体１１，２１の高さ寸法の４０％以上とする。面
取り寸法を大きくし出射面１１ａ，２１ａの幅を広くす
ることで、出射光の指向特性が拡がり、これにより原稿
面が浮き上がった際の原稿面の照明光量の低下度合を小
さくできる。
原稿台から浮き上がった場合でも照明光量の変化を小さ
くし、良好な読取画像が得られるようにする。 【解決手段】 断面形状が矩形でその１角を面取りして
出射面１１ａ，２１ａを形成した導光体１１，２１を導
光体ケース１２，２２に収納してなるライン照明装置１
０，２０において、出射面１１ａ，２１ａの面取り寸法
を導光体１１，２１の高さ寸法の４０％以上とする。面
取り寸法を大きくし出射面１１ａ，２１ａの幅を広くす
ることで、出射光の指向特性が拡がり、これにより原稿
面が浮き上がった際の原稿面の照明光量の低下度合を小
さくできる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は密着型イメージセン
サ（ＣＩＳ）に用いられるライン照明装置に関する。
サ（ＣＩＳ）に用いられるライン照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】密着型イメージセンサは、ファクシミ
リ、コピー機、スキャナ等で原稿を読み取るための装置
（原稿読取装置）として用いられている。この密着型イ
メージセンサは、原稿面を主走査範囲に亘って線条に照
明するライン照明装置を備えている。このライン照明装
置として導光体を用いたものが知られ、特開平８−１６
３３２０号公報及び特開平１０−１２６５８１号公報に
は、棒状または板状をなす導光体を用いたライン照明装
置及びそれを用いた原稿読取装置が記載されている。
リ、コピー機、スキャナ等で原稿を読み取るための装置
（原稿読取装置）として用いられている。この密着型イ
メージセンサは、原稿面を主走査範囲に亘って線条に照
明するライン照明装置を備えている。このライン照明装
置として導光体を用いたものが知られ、特開平８−１６
３３２０号公報及び特開平１０−１２６５８１号公報に
は、棒状または板状をなす導光体を用いたライン照明装
置及びそれを用いた原稿読取装置が記載されている。
【０００３】図７は従来のライン照明装置を組み込んだ
原稿読取装置の断面図、図８は従来のライン照明装置の
分解斜視図、図９は導光体の裏面に形成された光散乱パ
ターンの一例を示す斜視図である。
原稿読取装置の断面図、図８は従来のライン照明装置の
分解斜視図、図９は導光体の裏面に形成された光散乱パ
ターンの一例を示す斜視図である。
【０００４】図７に示すように原稿読取装置は、フレー
ム１０１に各凹部１０１ａ，１０１ｂを形成し、凹部１
０１ａ内にライン照明装置１１０を配置し、凹部１０１
ａの開口部はガラス板１０２で閉じ、また凹部１０１ｂ
に光電変換素子（センサ）１０３を備えたセンサ基板１
０４を取り付け、更にフレーム１０１内にロッドレンズ
アレイ１０５を保持している。そして、ライン照明装置
１１０の出射面１１１ａから出射された光を原稿台のカ
バーガラス１０６を通して原稿の読取面に入射せしめ、
その反射光をロッドレンズアレイ１０５を介して光電素
子（センサ）１０３にて検出することで、原稿を読み取
る。
ム１０１に各凹部１０１ａ，１０１ｂを形成し、凹部１
０１ａ内にライン照明装置１１０を配置し、凹部１０１
ａの開口部はガラス板１０２で閉じ、また凹部１０１ｂ
に光電変換素子（センサ）１０３を備えたセンサ基板１
０４を取り付け、更にフレーム１０１内にロッドレンズ
アレイ１０５を保持している。そして、ライン照明装置
１１０の出射面１１１ａから出射された光を原稿台のカ
バーガラス１０６を通して原稿の読取面に入射せしめ、
その反射光をロッドレンズアレイ１０５を介して光電素
子（センサ）１０３にて検出することで、原稿を読み取
る。
【０００５】図８に示すようにライン照明装置１１０
は、導光体１１１を白色の導光体ケース１１２に出射面
１１１ａが露出するように装填し、また導光体ケース１
１２の一端には発光ダイオード（ＬＥＤ）等からなる発
光源を備えた発光源基板１１３を取り付けてなる。導光
体１１１はガラスや透明樹脂にて構成され、主走査方向
（長手方向）と直交する方向の断面形状は基本形状が矩
形で、角部をＣ面取りし、この面を出射面１１１ａとし
ている。
は、導光体１１１を白色の導光体ケース１１２に出射面
１１１ａが露出するように装填し、また導光体ケース１
１２の一端には発光ダイオード（ＬＥＤ）等からなる発
光源を備えた発光源基板１１３を取り付けてなる。導光
体１１１はガラスや透明樹脂にて構成され、主走査方向
（長手方向）と直交する方向の断面形状は基本形状が矩
形で、角部をＣ面取りし、この面を出射面１１１ａとし
ている。
【０００６】図９に示すように導光体１１１の裏面に
は、入射面から入射された発光源からの光を散乱させる
ための光散乱パターン１１１ｂが白色塗料をスクリーン
印刷等することによって形成されている。
は、入射面から入射された発光源からの光を散乱させる
ための光散乱パターン１１１ｂが白色塗料をスクリーン
印刷等することによって形成されている。
【０００７】このライン照明装置１１０は、ＬＥＤ等の
発光源からの光を導光体１１１の一端（入射面）から導
光体１１１内に導入し、導光体１１１内を伝搬する光を
導光体１１１の裏面に形成した光散乱パターン１１１ｂ
にて散乱せしめ、この散乱した光を出射面１１１ａから
出射させる（図７参照）。
発光源からの光を導光体１１１の一端（入射面）から導
光体１１１内に導入し、導光体１１１内を伝搬する光を
導光体１１１の裏面に形成した光散乱パターン１１１ｂ
にて散乱せしめ、この散乱した光を出射面１１１ａから
出射させる（図７参照）。
【０００８】入射面に近い側では発光源から入射された
光の強度が大きく入射面から遠くなるに従って光の強度
は小さくなる。そこで、図９に示すように、入射面から
遠くなるに従って光散乱パターンの形成領域を広くする
ことで、出射面１１１ａから出射される光の強度が主走
査方向の全長に亘って均一になるようにしている。
光の強度が大きく入射面から遠くなるに従って光の強度
は小さくなる。そこで、図９に示すように、入射面から
遠くなるに従って光散乱パターンの形成領域を広くする
ことで、出射面１１１ａから出射される光の強度が主走
査方向の全長に亘って均一になるようにしている。
【０００９】図７及び図８に示したように、導光体１１
１を導光体ケース１１２で覆うことで、導光体１１１を
保護するとともに、散乱光が導光体外部に無駄に放出さ
れるのを防止し、出射光の強度を増加させている。
１を導光体ケース１１２で覆うことで、導光体１１１を
保護するとともに、散乱光が導光体外部に無駄に放出さ
れるのを防止し、出射光の強度を増加させている。
【００１０】図１０は従来のライン照明装置の出射面の
寸法を示す図である。従来のライン照明装置１１０は、
出射面１１１ａの面取寸法を導光体１１１の板厚の２０
〜２５％程度としている。例えば、導光体１１１の高さ
（板厚）が２ｍｍである場合、面取寸法は０．４〜０．
５ｍｍ程度としている。このように面取寸法を小さくす
ることで、出射光の指向性を狭くし、出射光の強度を向
上させている。
寸法を示す図である。従来のライン照明装置１１０は、
出射面１１１ａの面取寸法を導光体１１１の板厚の２０
〜２５％程度としている。例えば、導光体１１１の高さ
（板厚）が２ｍｍである場合、面取寸法は０．４〜０．
５ｍｍ程度としている。このように面取寸法を小さくす
ることで、出射光の指向性を狭くし、出射光の強度を向
上させている。
【００１１】図１１は従来のライン照明装置の光出力分
布特性を示すグラフ、図１２は光出力分布の測定位置を
示す図である。図１３は図１１に示した従来のライン照
明装置の光出力分布特性を副走査方向位置が０．４〜
１．２ｍｍの範囲について拡大して示したものである。
布特性を示すグラフ、図１２は光出力分布の測定位置を
示す図である。図１３は図１１に示した従来のライン照
明装置の光出力分布特性を副走査方向位置が０．４〜
１．２ｍｍの範囲について拡大して示したものである。
【００１２】図１１において縦軸は光出力を、横軸は副
走査方向位置を示す。副走査方向位置は、図１２に示す
ように、導光体１１１の出射面１１１ａを形成した端面
を０としている。光出力分布の測定は、カバーガラスの
下面にライン照明装置１１０を当接させた状態で行っ
た。カバーガラスの板厚は１．１ｍｍである。カバーガ
ラスの上面をＺ方向位置の０としている。
走査方向位置を示す。副走査方向位置は、図１２に示す
ように、導光体１１１の出射面１１１ａを形成した端面
を０としている。光出力分布の測定は、カバーガラスの
下面にライン照明装置１１０を当接させた状態で行っ
た。カバーガラスの板厚は１．１ｍｍである。カバーガ
ラスの上面をＺ方向位置の０としている。
【００１３】図１１において、黒丸印は原稿面がカバー
ガラスに密着しているとき（Ｚ＝０．０ｍｍ）の光出力
分布特性、四角印は原稿面が０．５ｍｍ浮き上がったと
き（Ｚ＝０．５ｍｍ）の光出力分布特性、三角印は原稿
面が１．０ｍｍ浮き上がったとき（Ｚ＝１．０ｍｍ）の
光出力分布特性、×印は原稿面が１．５ｍｍ浮き上がっ
たとき（Ｚ＝１．５ｍｍ）の光出力分布特性、丸印は原
稿面が２．０ｍｍ浮き上がったとき（Ｚ＝２．０ｍｍ）
の光出力分布特性である。なお、光出力分布特性の特性
は主走査方向の中央位置（導光体の長手方向の中心位
置）で行った。
ガラスに密着しているとき（Ｚ＝０．０ｍｍ）の光出力
分布特性、四角印は原稿面が０．５ｍｍ浮き上がったと
き（Ｚ＝０．５ｍｍ）の光出力分布特性、三角印は原稿
面が１．０ｍｍ浮き上がったとき（Ｚ＝１．０ｍｍ）の
光出力分布特性、×印は原稿面が１．５ｍｍ浮き上がっ
たとき（Ｚ＝１．５ｍｍ）の光出力分布特性、丸印は原
稿面が２．０ｍｍ浮き上がったとき（Ｚ＝２．０ｍｍ）
の光出力分布特性である。なお、光出力分布特性の特性
は主走査方向の中央位置（導光体の長手方向の中心位
置）で行った。
【００１４】従来の原稿読取装置は、副走査方向位置が
０．７ｍｍ（０．６〜０．８ｍｍ）程度のところにロッ
ドレンズアレイ１０５の光軸を配置し、その光軸上に光
電変換素子（センサ）１０３の受光面を配置している。
０．７ｍｍ（０．６〜０．８ｍｍ）程度のところにロッ
ドレンズアレイ１０５の光軸を配置し、その光軸上に光
電変換素子（センサ）１０３の受光面を配置している。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】副走査方向位置が０．
７ｍｍの位置にロッドレンズアレイ１０５の光軸を配置
し、その位置を原稿読取位置とした従来の原稿読取装置
では、原稿が２ｍｍ浮き上がった場合に光量の落ち込み
が４５％になる。副走査方向位置１．２ｍｍのところを
原稿読取位置としても、原稿の浮き（Ｚ＝０〜２．０ｍ
ｍ）に対する光量の落ち込みは３０％になる。
７ｍｍの位置にロッドレンズアレイ１０５の光軸を配置
し、その位置を原稿読取位置とした従来の原稿読取装置
では、原稿が２ｍｍ浮き上がった場合に光量の落ち込み
が４５％になる。副走査方向位置１．２ｍｍのところを
原稿読取位置としても、原稿の浮き（Ｚ＝０〜２．０ｍ
ｍ）に対する光量の落ち込みは３０％になる。
【００１６】このため、従来のライン照明装置を組み込
んだ原稿読取装置は、原稿の折り目や見開き部分等によ
って原稿面が浮き上がった場合に照明光量が大幅に低下
し、光電変換素子（センサ）を介して読み取った画像に
不自然な陰影が生じる。
んだ原稿読取装置は、原稿の折り目や見開き部分等によ
って原稿面が浮き上がった場合に照明光量が大幅に低下
し、光電変換素子（センサ）を介して読み取った画像に
不自然な陰影が生じる。
【００１７】本発明はこのような課題を解決するためな
されたもので、原稿面が浮き上がった際の照明光量の変
化を小さくし、これにより原稿面が浮き上がった場合で
も読取画像の劣化が少ない良好な画像を得ることのでき
るライン照明装置を提供することを目的とする。
されたもので、原稿面が浮き上がった際の照明光量の変
化を小さくし、これにより原稿面が浮き上がった場合で
も読取画像の劣化が少ない良好な画像を得ることのでき
るライン照明装置を提供することを目的とする。
【００１８】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項１に係る発明は、断面形状が矩形でその角部を面
取して出射面を形成した導光体を備えたライン照明装置
において、面取り寸法は導光体の高さ寸法の４０％以上
としたことを特徴とする。また請求項２に係る発明は、
前記出射面を球面取りしたことを特徴とする。また、出
射面の面積としては、導光体のケースから露出する面を
全て出射面としてもよい。
請求項１に係る発明は、断面形状が矩形でその角部を面
取して出射面を形成した導光体を備えたライン照明装置
において、面取り寸法は導光体の高さ寸法の４０％以上
としたことを特徴とする。また請求項２に係る発明は、
前記出射面を球面取りしたことを特徴とする。また、出
射面の面積としては、導光体のケースから露出する面を
全て出射面としてもよい。
【００１９】面取り寸法を大きくし出射面の幅を広くす
るか或いは面取りの形状を粒面取りとすることで、出射
光の指向特性が拡がり、これにより原稿面が浮き上がっ
た際の原稿面の照明光量の低下度合を小さくできる。よ
って、原稿面が浮き上がった場合でも、読取画像の劣化
が少ない良好な画像を得ることができる。
るか或いは面取りの形状を粒面取りとすることで、出射
光の指向特性が拡がり、これにより原稿面が浮き上がっ
た際の原稿面の照明光量の低下度合を小さくできる。よ
って、原稿面が浮き上がった場合でも、読取画像の劣化
が少ない良好な画像を得ることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係るライン照
明装置の断面図である。
図面に基づいて説明する。図１は本発明に係るライン照
明装置の断面図である。
【００２１】図１（ａ）に示すライン照明装置１０は、
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法１ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面１
１ａとしたものである。符号１１ｂは導光体１１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号１２は
導光体ケースである。ライン照明装置１０は、導光体ケ
ース１２に導光体１１がその出射面１１ａを露出して装
着している。
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法１ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面１
１ａとしたものである。符号１１ｂは導光体１１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号１２は
導光体ケースである。ライン照明装置１０は、導光体ケ
ース１２に導光体１１がその出射面１１ａを露出して装
着している。
【００２２】図１（ｂ）に示すライン照明装置２０は、
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法２ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面２
１ａとしたものである。符号２１ｂは導光体１１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号２２は
導光体ケースである。ライン照明装置２０は、導光体ケ
ース２２に導光体２１がその出射面２１ａを露出して装
着している。
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法２ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面２
１ａとしたものである。符号２１ｂは導光体１１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号２２は
導光体ケースである。ライン照明装置２０は、導光体ケ
ース２２に導光体２１がその出射面２１ａを露出して装
着している。
【００２３】図２は図１（ａ）に示したライン照明装置
の光出力分布特性のグラフ、図３は図１（ｂ）に示した
ライン照明装置の光出力分布特性のグラフである。図１
（ａ）に示したライン照明装置１０及び図１（ｂ）に示
したライン照明装置２０は、従来のライン照明装置１１
０に対して焦点位置（副走査方向位置０．７ｍｍ）での
ピーク光量が３０〜４０％低下するが、原稿の浮き量が
０ｍｍのときの光量に対して原稿が２ｍｍ浮いたときの
光量の低下は約１０％であり、原稿の浮きに対して光量
の低下が少ない。よって、本発明に係るライン照明装置
を組み込んだ原稿読取装置は、原稿面が浮き上がった場
合でも、読取画像の劣化が少ない良好な画像を得ること
ができる。
の光出力分布特性のグラフ、図３は図１（ｂ）に示した
ライン照明装置の光出力分布特性のグラフである。図１
（ａ）に示したライン照明装置１０及び図１（ｂ）に示
したライン照明装置２０は、従来のライン照明装置１１
０に対して焦点位置（副走査方向位置０．７ｍｍ）での
ピーク光量が３０〜４０％低下するが、原稿の浮き量が
０ｍｍのときの光量に対して原稿が２ｍｍ浮いたときの
光量の低下は約１０％であり、原稿の浮きに対して光量
の低下が少ない。よって、本発明に係るライン照明装置
を組み込んだ原稿読取装置は、原稿面が浮き上がった場
合でも、読取画像の劣化が少ない良好な画像を得ること
ができる。
【００２４】なお、光量低下率（％）は次の式で定義さ
れる。 光量低下率（％）＝｛Ｌ（Ｚ＝０）−Ｌ（Ｚ＝２）｝／
Ｌ（Ｚ＝０）×１００ ここで、Ｌ（Ｚ＝０）は原稿に浮きがないときの光量、
Ｌ（Ｚ＝２）は原稿がカバーガラスから２ｍｍ浮いたと
きの光量である。
れる。 光量低下率（％）＝｛Ｌ（Ｚ＝０）−Ｌ（Ｚ＝２）｝／
Ｌ（Ｚ＝０）×１００ ここで、Ｌ（Ｚ＝０）は原稿に浮きがないときの光量、
Ｌ（Ｚ＝２）は原稿がカバーガラスから２ｍｍ浮いたと
きの光量である。
【００２５】図４は出射面の面取り寸法と光量低下率
（原稿の浮き量が０ｍｍのときの光量に対して原稿が２
ｍｍ浮いたときの光量の低下量）の関係を示すグラフで
ある。図４において、縦軸は上記光量低下率を、横軸は
導光体の高さ（板厚寸法）に対する面取り寸法の比率を
示している。導光体の高さ（板厚寸法）を２ｍｍとした
場合、面取り寸法１ｍｍは面取り比率５０％、面取り寸
法２ｍｍは面取り比率１００％となる。図４のグラフか
ら面取り比率を４０％以上にすれば、光量低下率は２０
％以下になることが分かる。
（原稿の浮き量が０ｍｍのときの光量に対して原稿が２
ｍｍ浮いたときの光量の低下量）の関係を示すグラフで
ある。図４において、縦軸は上記光量低下率を、横軸は
導光体の高さ（板厚寸法）に対する面取り寸法の比率を
示している。導光体の高さ（板厚寸法）を２ｍｍとした
場合、面取り寸法１ｍｍは面取り比率５０％、面取り寸
法２ｍｍは面取り比率１００％となる。図４のグラフか
ら面取り比率を４０％以上にすれば、光量低下率は２０
％以下になることが分かる。
【００２６】なお、出射面１１ａ，２１ａの幅を広げ、
出射光の指向特性を広げることで原稿読取ラインの照明
光量は低下するが、発光源に発光効率の高い高輝度型の
発光ダイオードを採用したり、発光ダイオードの個数を
増加したりすることで、必要な照明光量を確保すること
ができる。
出射光の指向特性を広げることで原稿読取ラインの照明
光量は低下するが、発光源に発光効率の高い高輝度型の
発光ダイオードを採用したり、発光ダイオードの個数を
増加したりすることで、必要な照明光量を確保すること
ができる。
【００２７】図５は本発明に係る他のライン照明装置の
断面図である。図５に示すライン照明装置３０は、高さ
寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を半径２ｍ
ｍの面取りを行って断面円形（１／４円）とし、この円
筒状の面取り面を出射面３１ａとしたものである。符号
３１ｂは導光体１１の裏面に印刷等によって形成した光
散乱パターン、符号３２は導光体ケースである。ライン
照明装置３０は、導光体ケース３２に導光体３１がその
出射面３１ａを露出させて装着されてなる。
断面図である。図５に示すライン照明装置３０は、高さ
寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を半径２ｍ
ｍの面取りを行って断面円形（１／４円）とし、この円
筒状の面取り面を出射面３１ａとしたものである。符号
３１ｂは導光体１１の裏面に印刷等によって形成した光
散乱パターン、符号３２は導光体ケースである。ライン
照明装置３０は、導光体ケース３２に導光体３１がその
出射面３１ａを露出させて装着されてなる。
【００２８】図６は図５に示したライン照明装置の光出
力分布特性のグラフである。図５に示したライン照明装
置３０は、従来のライン照明装置１１０に対して焦点位
置（副走査方向位置０．７ｍｍ）でのピーク光量が４０
％低下するが、原稿の浮き量が０ｍｍのときの光量に対
して原稿が２ｍｍ浮いたときの光量の低下は約１０％で
あり、原稿の浮きに対して光量の低下が少ない。よっ
て、本発明に係るライン照明装置を組み込んだ原稿読取
装置は、原稿面が浮き上がった場合でも、読取画像の劣
化が少ない良好な画像を得ることができる。
力分布特性のグラフである。図５に示したライン照明装
置３０は、従来のライン照明装置１１０に対して焦点位
置（副走査方向位置０．７ｍｍ）でのピーク光量が４０
％低下するが、原稿の浮き量が０ｍｍのときの光量に対
して原稿が２ｍｍ浮いたときの光量の低下は約１０％で
あり、原稿の浮きに対して光量の低下が少ない。よっ
て、本発明に係るライン照明装置を組み込んだ原稿読取
装置は、原稿面が浮き上がった場合でも、読取画像の劣
化が少ない良好な画像を得ることができる。
【００２９】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るライン
照明装置は、断面形状が矩形でその角部を面取して出射
面を形成した導光体を備えたライン照明装置において、
面取り寸法を導光体の高さ寸法の４０％以上として出射
面の幅を広くしたので、出射光の指向特性が拡がり、こ
れにより原稿面が浮き上がった際の原稿面の照明光量の
低下度合を小さくできる。よって、原稿面が浮き上がっ
た場合でも、読取画像の劣化が少ない良好な画像を得る
ことができる。
照明装置は、断面形状が矩形でその角部を面取して出射
面を形成した導光体を備えたライン照明装置において、
面取り寸法を導光体の高さ寸法の４０％以上として出射
面の幅を広くしたので、出射光の指向特性が拡がり、こ
れにより原稿面が浮き上がった際の原稿面の照明光量の
低下度合を小さくできる。よって、原稿面が浮き上がっ
た場合でも、読取画像の劣化が少ない良好な画像を得る
ことができる。
【図１】本発明に係るライン照明装置の断面図
【図２】図１（ａ）に示したライン照明装置の光出力分
布特性のグラフ
布特性のグラフ
【図３】図１（ｂ）に示したライン照明装置の光出力分
布特性のグラフ
布特性のグラフ
【図４】出射面の面取り寸法と光量低下率（原稿の浮き
量が０ｍｍのときの光量に対して原稿が２ｍｍ浮いたと
きの光量の低下量）の関係を示すグラフ
量が０ｍｍのときの光量に対して原稿が２ｍｍ浮いたと
きの光量の低下量）の関係を示すグラフ
【図５】本発明に係る他のライン照明装置の断面図
【図６】図５に示したライン照明装置の光出力分布特性
のグラフ
のグラフ
【図７】従来のライン照明装置を組み込んだ原稿読取装
置の断面図
置の断面図
【図８】従来のライン照明装置の分解斜視図
【図９】導光体の裏面に形成された光散乱パターンの一
例を示す斜視図
例を示す斜視図
【図１０】従来のライン照明装置の出射面の寸法を示す
図
図
【図１１】従来のライン照明装置の光出力分布特性を示
すグラフ
すグラフ
【図１２】光出力分布の測定位置を示す図
【図１３】図１１に示した従来のライン照明装置の光出
力分布特性を副走査方向位置が０．４〜１．２ｍｍの範
囲について拡大して示したグラフ
力分布特性を副走査方向位置が０．４〜１．２ｍｍの範
囲について拡大して示したグラフ
１０，２０，３０…ライン照明装置、１１，２１，３１
…導光体、１１ａ，２１ａ，３１ａ…出射面、１１ｂ，
２１ｂ，３１ｂ…光散乱パターン、１２，２２，３２…
導光体ケース。
…導光体、１１ａ，２１ａ，３１ａ…出射面、１１ｂ，
２１ｂ，３１ｂ…光散乱パターン、１２，２２，３２…
導光体ケース。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１３年１０月２２日（２００１．１０．
２２）
２２）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項３
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正２】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２２
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２２】図１（ｂ）に示すライン照明装置２０は、
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法２ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面２
１ａとしたものである。符号２１ｂは導光体２１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号２２は
導光体ケースである。ライン照明装置２０は、導光体ケ
ース２２に導光体２１がその出射面２１ａを露出して装
着している。
高さ寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を面取
り寸法２ｍｍでＣ面取りし、そのＣ面取り面を出射面２
１ａとしたものである。符号２１ｂは導光体２１の裏面
に印刷等によって形成した光散乱パターン、符号２２は
導光体ケースである。ライン照明装置２０は、導光体ケ
ース２２に導光体２１がその出射面２１ａを露出して装
着している。
【手続補正３】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】００２７
【補正方法】変更
【補正内容】
【００２７】図５は本発明に係る他のライン照明装置の
断面図である。図５に示すライン照明装置３０は、高さ
寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を半径２ｍ
ｍの面取りを行って断面円形（１／４円）とし、この円
筒状の面取り面を出射面３１ａとしたものである。符号
３１ｂは導光体３１の裏面に印刷等によって形成した光
散乱パターン、符号３２は導光体ケースである。ライン
照明装置３０は、導光体ケース３２に導光体３１がその
出射面３１ａを露出させて装着されてなる。
断面図である。図５に示すライン照明装置３０は、高さ
寸法（板厚）が２ｍｍの導光体１１の一角部を半径２ｍ
ｍの面取りを行って断面円形（１／４円）とし、この円
筒状の面取り面を出射面３１ａとしたものである。符号
３１ｂは導光体３１の裏面に印刷等によって形成した光
散乱パターン、符号３２は導光体ケースである。ライン
照明装置３０は、導光体ケース３２に導光体３１がその
出射面３１ａを露出させて装着されてなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H038 AA54 BA06 5B047 AA01 BA01 BA02 BB02 BC11 BC30 5C072 AA01 BA13 CA05 DA16 DA21 DA25 DA30 EA07 XA01
Claims (3)
- 【請求項１】 断面形状が略矩形でその角部を面取りし
て出射面を形成した導光体を備えたライン照明装置にお
いて、前記面取りの寸法は導光体の高さ寸法の４０％以
上としたことを特徴とするライン照明装置。 - 【請求項２】 断面形状が略矩形でその角部を面取りし
て出射面を形成した導光体を備えたライン照明装置にお
いて、前記面取りの形状は断面が円形としたことを特徴
とするライン照明装置。 - 【請求項３】 請求項1または請求項２に記載のライン
証明装置において、前記導光体はケース内に収められ、
このケースから露出する面全体を出射面としたことを特
徴とするライン照明装置。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000324099A JP2002135529A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ライン照明装置 |
| TW090125957A TW530482B (en) | 2000-10-24 | 2001-10-19 | Line-illuminating device |
| US10/016,587 US6808280B2 (en) | 2000-10-24 | 2001-10-22 | Line-illuminating device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000324099A JP2002135529A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ライン照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002135529A true JP2002135529A (ja) | 2002-05-10 |
Family
ID=18801681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000324099A Pending JP2002135529A (ja) | 2000-10-24 | 2000-10-24 | ライン照明装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6808280B2 (ja) |
| JP (1) | JP2002135529A (ja) |
| TW (1) | TW530482B (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003046726A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 紙葉類の印刷パターン読取装置 |
| JP2014120971A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Seiko Epson Corp | 原稿照明装置、密着型イメージセンサーモジュールおよび画像読み取り装置 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW503646B (en) * | 2000-03-16 | 2002-09-21 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Line illuminating device |
| TW527817B (en) * | 2000-08-11 | 2003-04-11 | Canon Kk | Image sensor and image reading apparatus |
| JP4093990B2 (ja) * | 2004-05-26 | 2008-06-04 | 日本板硝子株式会社 | 導光体、ライン照明装置および画像読取装置 |
| US20120161170A1 (en) * | 2010-12-27 | 2012-06-28 | GE Lighting Solutions, LLC | Generation of radiation conducive to plant growth using a combination of leds and phosphors |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4151582A (en) * | 1974-12-26 | 1979-04-24 | Izon Corporation | Point array sheet lighting apparatus |
| JP2999680B2 (ja) | 1994-12-06 | 2000-01-17 | 日本板硝子株式会社 | 棒状照明装置およびそれを用いた原稿読み取り装置 |
| JP3717597B2 (ja) | 1996-06-26 | 2005-11-16 | 三洋電機株式会社 | 半導体装置 |
| DE19844316A1 (de) * | 1998-09-28 | 2000-03-30 | Bosch Gmbh Robert | Beleuchtbare Anzeigeskalenvorrichtung |
| DE19931008C1 (de) * | 1999-07-06 | 2000-08-31 | Daimler Chrysler Ag | Fahrzeugleuchteneinheit mit einem Lichtleitersystem |
| JP2001052518A (ja) * | 1999-08-16 | 2001-02-23 | Minebea Co Ltd | 面状照明装置 |
-
2000
- 2000-10-24 JP JP2000324099A patent/JP2002135529A/ja active Pending
-
2001
- 2001-10-19 TW TW090125957A patent/TW530482B/zh not_active IP Right Cessation
- 2001-10-22 US US10/016,587 patent/US6808280B2/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003046726A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd | 紙葉類の印刷パターン読取装置 |
| JP2014120971A (ja) * | 2012-12-18 | 2014-06-30 | Seiko Epson Corp | 原稿照明装置、密着型イメージセンサーモジュールおよび画像読み取り装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20020054490A1 (en) | 2002-05-09 |
| US6808280B2 (en) | 2004-10-26 |
| TW530482B (en) | 2003-05-01 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070730 |
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| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090629 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090707 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20091208 |