JPH11316566A - 情報表示装置 - Google Patents

情報表示装置

Info

Publication number
JPH11316566A
JPH11316566A JP10121959A JP12195998A JPH11316566A JP H11316566 A JPH11316566 A JP H11316566A JP 10121959 A JP10121959 A JP 10121959A JP 12195998 A JP12195998 A JP 12195998A JP H11316566 A JPH11316566 A JP H11316566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
brightness
value
characteristic
setting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10121959A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3628173B2 (ja
Inventor
Yasuhide Honma
康秀 本間
Tadashi Sasaki
忠 佐々木
Yoshiaki Iwao
佳明 岩生
Morio Araki
盛雄 荒木
Hitoshi Sato
仁 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Electronic Corp filed Critical Pioneer Electronic Corp
Priority to JP12195998A priority Critical patent/JP3628173B2/ja
Publication of JPH11316566A publication Critical patent/JPH11316566A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3628173B2 publication Critical patent/JP3628173B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示装置の表示状態を運転者の所望する表示
状態に調整して視認性を高めることが可能な情報表示装
置を提供する。 【解決手段】 情報を表示するLCDパネル35と、L
CDパネル35の表示特性を設定するための入力値を入
力する調整キー38と、LCDパネル35の周囲の明る
さを検出する光センサ25と、入力された入力値と検出
された明るさに基づいて、LCDパネル35の表示特性
を設定すると共に、検出された明るさと設定された表示
特性とに基づいて、LCDパネル35における表示を制
御する演算部41と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報表示装置の技
術分野に属し、より詳細には、カラー表示が可能な情報
表示装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、車載用の情報表示装置としては、
例えば、液晶モニタやCRT(Cathode Ray Tube)モ
ニタ等が用いられることが多い。
【0003】そして、これら従来のモニタにおいては、
その表示の明るさについて、昼間用の明るさとするため
の調整値と夜間用の明るさとするための調整値とが予め
設定されており、ヘッドランプのスイッチのオン及びオ
フに連動して、モニタの明るさについての上記調整値を
昼間用(ヘッドランプのスイッチがオフのとき)と夜間
用(ヘッドランプのスイッチがオンのとき)とで切り換
えるように構成されていた。
【0004】ここで、表示装置が液晶モニタの場合を用
いてより具体的に説明すると、当該液晶モニタには、外
部から入力されたNTSC(National Television Sy
stemCommittee)信号をRGB(Red・Green・Blue)信
号に変換するLCD(Liquid Crystal Display)用信
号処理IC(Integrated Circuit)が備えられてい
る。そして、当該LCD用信号処理ICにより液晶モニ
タの表示状態に関する各種画質調整を行うと共に上記入
力されるNTSC信号を液晶モニタ用の交流信号に変換
し、更にいわゆるγ補正等を施して上記RGB信号を出
力する。
【0005】このとき、液晶パネルの表示に関する各種
表示状態(画質等)調整について具体的に説明すると、
先ず、液晶モニタの明るさは上記NTSC信号における
いわゆる黒レベルを制御することにより調整される。
【0006】更に、コントラストは上記NTSC信号に
おけるいわゆる白レベルと上記黒レベルの差を制御して
調整される。
【0007】また、色の濃さは、上記NTSC信号にお
ける色信号の振幅レベルを制御することにより調整され
る。
【0008】最後に、色合いは、NTSC信号における
いわゆるカラーバースト信号に対する色信号の位相を制
御することにより調整される。
【0009】このとき、これら各表示状態の調整のため
の調整植は予めLCD用信号処理ICに付随するメモリ
内に記憶されており、当該液晶パネルを駆動する際に読
み出され上記各調整に用いられる。
【0010】そして、上記表示状態(画質)の制御につ
いては、上述したようにヘッドランプのスイッチがオン
の時とオフの時で夫々に異なる各種の上記調整値が予め
記憶されており、当該ヘッドランプのオン又はオフを検
出して対応する各調整値を読み出し当該表示状態の各種
の調整を行っていた。
【0011】更に、表示状態(画質)の制御について
は、運転席内の操作部に表示状態調整用の調整キーを設
け、運転者が当該調整キーを操作することにより入力さ
れる調整値を上記メモリ内に一時的に記憶するように構
成されており、当該表示状態を運転者の所望する明るさ
に、例えば50段階に区分して調整可能とされている。
【0012】すなわち、例えば、明るさの調整では、液
晶モニタの初期設定時に明るさのレベルが中間のレベル
25に設定されているものを、そのレベルを上げて明る
くしたり、またレベルを下げて暗くしたりすることがで
きるのである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構成では、表示状態として明るさを例にとると、ヘッド
ランプのオン又はオフ毎に予め設定されている調整値に
基づいて昼間用の明るさのレベルと夜間用の明るさのレ
ベルとを切り換える構成となっているので、例えば、昼
間(ヘッドランプオフのとき)に予め設定された明るさ
より明るくし、また夜間(ヘッドランプオンのとき)に
予め設定された明るさより暗くする場合等においては、
ヘッドランプのスイッチをオン又はオフに切り換える毎
に、明るさレベルの調整を行わなければならず操作性が
極めて悪いという問題点があった。
【0014】また、従来の構成では、例えば、薄曇りの
ときやトンネル内に入った場合等においては昼間でもヘ
ッドランプをオンとするが、当該オンに連動して液晶モ
ニタの色や明るさも夜間用に切り換えられてしまう。
【0015】そのため、周囲が液晶パネルを夜間用に切
り換えるほどには暗くなっていないときでも、液晶モニ
タの明るさが夜間用となることにより運転者の目が夜間
用の液晶モニタの表示に馴染めず、液晶モニタが見えに
くくなる場合があるという問題点もあった。
【0016】一方、人間の目は、色の濃さの差異による
視認率やコントラストの差異による視認率等が周囲の明
るさに応じて変化する特性を有しており、上記従来の構
成では、明るさの調整値が昼間用一種類と夜間用一種類
の二種類のみであったため、周囲の明るさが種々に変化
する場合等には液晶パネルが見にくくなってしまう場合
があるという問題点もあった。
【0017】更に、上記液晶モニタにおいては、NTS
C信号自体を調整して明るさの調整をしていたため、明
るさとコントラストの夫々の調整範囲に相関する限界値
が存在することとなり、運転者の所望の明るさに調整で
きない場合もあるという問題点もあった。
【0018】そこで、本発明は、上記の各問題点に鑑み
て為されたもので、その課題は、表示装置の表示状態を
運転者の所望する表示状態に調整して視認性を高めるこ
とが可能な情報表示装置を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、情報を表示するLCD
パネル等の表示手段と、前記表示手段の表示特性を設定
するための入力値を入力する調整キー等の入力手段と、
前記表示手段の周囲の明るさを検出値として検出する光
センサ等の検出手段と、前記入力された入力値と前記検
出された検出値とに基づいて前記表示特性を設定する演
算部等の設定手段と、前記検出された検出値と前記設定
された表示特性とに基づいて、前記表示手段を制御する
演算部等の制御手段と、を備える。
【0020】請求項1に記載の発明の作用によれば、表
示手段は、情報を表示する。
【0021】一方、入力手段は入力値を入力する。
【0022】また、検出手段は、表示手段の周囲の明る
さを検出値として検出する。
【0023】そして、設定手段は、入力された入力値と
検出された検出値とに基づいて表示特性を設定する。
【0024】これにより、制御手段は、検出された検出
値と設定された表示特性とに基づいて表示手段を制御す
る。
【0025】よって、入力値により表示特性を任意に変
更して表示を行わせることができる。
【0026】上記の課題を解決するために、請求項2に
記載の発明は、請求項1に記載の情報表示装置におい
て、前記設定手段は、前記入力値と当該入力値が入力さ
れたときに検出された前記検出値とを用いて前記表示特
性を設定するための設定値を設定し、当該設定値に基づ
いて当該表示特性を設定すると共に、前記検出値を当該
検出値のレベルに応じて予め設定された三つの領域毎に
分類し、当該領域毎に夫々一づつの前記設定値を設定
し、当該三つの設定値により前記表示特性を設定するよ
うに構成される。
【0027】請求項2に記載の発明の作用によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加えて、設定手段は、入力
値と当該入力値が入力されたときに検出された検出値と
を用いて表示特性を設定するための設定値を設定し、当
該設定値に基づいて当該表示特性を設定すると共に、検
出値を当該検出値のレベルに応じて設定された三つの領
域毎に分類し、当該領域毎に夫々一づつの設定値を設定
し、当該三つの設定値により表示特性を設定する。
【0028】よって、各領域毎に一つの設定値を設定す
ることで、表示特性設定に際して周囲が明るいときと暗
いときとで異なる表示特性の設定とすることができるの
で、より使用者の好みに応じた表示状態の調整を行うこ
とができる。
【0029】上記の課題を解決するために、請求項3に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示装置に
おいて、前記表示特性は前記表示手段の表示の明るさを
示す表示特性であると共に、前記入力値は当該表示の明
るさに関する表示特性を設定するための入力値であり、
更に前記制御手段は、前記検出された明るさに基づい
て、前記設定された表示特性に対応するように前記表示
の明るさを制御する。
【0030】請求項3に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、表示特性が
表示手段の表示の明るさを示す表示特性であると共に、
入力値が当該表示の明るさに関する表示特性を設定する
ための入力値であり、更に制御手段が、検出された明る
さに基づいて、上記設定された表示特性に対応するよう
に表示の明るさを制御する。
【0031】よって、表示手段の表示の明るさを任意に
設定して見やすく表示することができる。
【0032】上記の課題を解決するために、請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の情報表示装置におい
て、前記表示手段がバックライトを有する液晶表示手段
であると共に、前記制御手段は、当該バックライトの輝
度を変更することにより前記表示の明るさを制御するよ
うに構成される。
【0033】請求項4に記載の発明の作用によれば、請
求項3に記載の発明の作用に加えて、表示手段がバック
ライトを有する液晶表示手段であると共に、制御手段が
当該バックライトの輝度を変更することにより表示の明
るさを制御するので、より見やすく情報を表示すること
ができる。
【0034】上記の課題を解決するために、請求項5に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示装置に
おいて、前記表示特性は前記表示手段の表示の色濃度を
示す表示特性であると共に、前記入力値は前記色濃度に
関する表示特性を設定するための入力値であり、更に前
記制御手段は、前記検出された明るさに基づいて、前記
設定された表示特性に対応するように前記色濃度を制御
するように構成される。
【0035】請求項5に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、表示特性が
表示手段の表示の色濃度を示す表示特性であると共に、
入力値が色濃度に関する表示特性を設定するための入力
値であり、更に制御手段が、検出された明るさに基づい
て、上記設定された表示特性に対応するように色濃度を
制御するので、表示手段の表示の色濃度を任意に設定し
て見やすく表示することができる。
【0036】上記の課題を解決するために、請求項6に
記載の発明は、請求項1又は2に記載の情報表示装置に
おいて、前記表示特性は前記表示手段の表示の色合いを
示す表示特性であると共に、前記入力値は前記色合いに
関する表示特性を設定するための入力値であり、更に前
記制御手段は、前記検出された明るさに基づいて、前記
設定された表示特性に対応するように前記色合いを制御
するように構成される。
【0037】請求項6に記載の発明の作用によれば、請
求項1又は2に記載の発明の作用に加えて、表示特性が
表示手段の表示の色合いを示す表示特性であると共に、
入力値が色合いに関する表示特性を設定するための入力
値であり、更に制御手段が、検出された明るさに基づい
て、上記設定された表示特性に対応するように色合いを
制御するので、表示手段の表示の色合いを任意に設定し
て見やすく表示することができる。
【0038】上記の課題を解決するために、請求項7に
記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の
情報表示装置において、当該情報表示装置は、車両搭載
用の情報表示装置であると共に、前記設定手段は、前記
入力された入力値及び当該車両のヘッドランプのオン又
オフに基づいて前記表示特性を設定するように構成され
る。
【0039】請求項7に記載の発明の作用によれば、請
求項1から6のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、当該情報表示装置が車両搭載用の情報表示装置であ
ると共に、設定手段は、入力された入力値及び当該車両
のヘッドランプのオン又オフに基づいて表示特性を設定
する。
【0040】よって、ヘッドランプのオン又はオフに基
づいて車両上で見やすい表示を行うことができる。
【0041】上記の課題を解決するために、請求項8に
記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載の
情報表示装置において、前記制御手段は、前記表示特性
の設定時において、前記検出された明るさに対応する外
光インジケータ等の明度指標を前記表示手段に前記情報
と併せて表示するように構成される。
【0042】請求項8に記載の発明の作用によれば、請
求項1から7のいずれか一項に記載の発明の作用に加え
て、制御手段は、表示特性の設定時において、検出され
た明るさに対応する明度指標を表示手段に情報と併せて
表示する。
【0043】よって、周囲の明るさを客観的に把握しつ
つ表示特性の設定を行うことができる。
【0044】
【発明の実施の形態】次に、本発明に好適な実施の形態
について、図面に基づいて説明する。なお、以下に説明
する実施の形態は、車両に搭載され、当該車両の移動を
補助する車両ナビゲーション装置における情報表示装置
に対して本発明を適用した場合の実施の形態である。
【0045】(I)車両ナビゲーション装置の実施形態 始めに、本発明が適用される車両ナビゲーション装置の
概要について、図1を用いて説明する。
【0046】図1に示すように、車両ナビゲーション装
置Sは、自車の回転時の角速度を検出し、角速度データ
及び相対方位データを出力する角速度センサ1と、車輪
の回転に伴って出力される所定周期のパルス信号におけ
るパルス数をカウントすることにより車輪一回転当たり
のパルス数を算出し、当該一回転当たりのパルス数に基
づく走行距離データを出力する走行距離センサ2と、G
PS衛星からの電波を受信してGPS測位データを出力
すると共に、自車の進行方向の絶対方位データを出力す
るGPSレシーバ3と、相対方位データ、角速度デー
タ、走行距離データ、GPS測位データ及び絶対方位デ
ータに基づいて、車両ナビゲーション装置S全体の制御
を行うシステムコントローラ4と、各種データを入力す
るためのリモコン装置等の入力装置10と、システムコ
ントローラ4による制御の下、DVD−ROM(DVD
−Read Only Memory)ディスクDKから車線数、道幅
等を示す道路データを含む地図データや各施設の名称並
びに詳細情報を示すデータ等の各種データを読み出し、
出力するDVD−ROMドライブ11と、バスライン9
を介して送られてくる各表示データに対応する表示を行
う本発明に係る情報表示装置としての表示ユニット12
と、システムコントローラ4による制御の下、各種音声
データを再生し、出力する音響再生ユニット17と、外
部マイク200から入力される音声の内容を認識する音
声認識デコーダ21と、音声認識デコーダ21から出力
される音声データに基づいて音声合成を行う音声合成部
22と、音声合成部22から出力される合成音声信号を
外部に出力するスピーカ23と、を備えて構成されてい
る。
【0047】また、システムコントローラ4は、GPS
レシーバ3等の外部センサとのインターフェース動作を
行うインターフェース部5と、システムコントローラ4
全体を制御するCPU6と、CPU6を制御する基本的
な制御プログラム等が格納されたROM(Read Only
Memory)7と、図示しない不揮発性メモリ等を有
し、入力装置10を介して運転者により予め設定された
経路データやCPU6における処理に必要なデータ等の
各種データを書き込み可能に格納するRAM8とを備え
ており、入力装置10、DVD−ROMドライブ11、
表示ユニット12、音響再生ユニット17及び音声認識
デコーダ21とは、バスライン9を介して接続されてい
る。
【0048】更に、音響再生ユニット17は、DVD−
ROMドライブ11またはRAM8からバスライン9を
介して送られる音声ディジタルデータのD/A変換を行
うD/Aコンバータ18と、D/Aコンバータ18から
出力される音声アナログ信号を増幅する増幅器19と、
増幅された音声アナログ信号を音声に変換して外部へ出
力するスピーカ20とを備えて構成されている。
【0049】更にまた、音声認識デコーダ21は、不特
定話者の音声を認識する周知の音声認識回路を備えてお
り、外部マイク200を介して音声が入力されると、当
該入力された音声の内容に最も近い候補語が、多数の語
を示す情報を含む内蔵辞書から選択され、この選択され
た候補語を示す候補語データをバスライン9を介してC
PU6に出力するように構成されている。なお、上記内
蔵辞書は、具体的にはDVD−ROMディスクDK内に
格納されており、必要に応じてDVD−ROMドライブ
11を介して読み出される。
【0050】(II)表示ユニットの実施形態 次に、本発明に係る表示ユニット12として液晶モニタ
を用いた場合の当該表示ユニット12の外観について、
図2を用いて説明する。
【0051】なお、図2は、後述する当該表示ユニット
12の画質についての各種表示特性の設定を行っている
際の表示ユニット12を情報表示面からみた状態を例示
する正面図である。
【0052】図2に示すように、正面から見た場合、表
示ユニット12は、LCDパネル35(表示ユニット1
2内のLCDパネル35の背後には、後述するバックラ
イトが備えられている。)をその中心に備えている。
【0053】そして、当該LCDパネル35の上部には
光センサ25の受光面が備えられている。
【0054】また、LCDパネル35に向かってその右
側には、操作キー38が備えられている。
【0055】この操作キー38としては、表示ユニット
12自体の電源キー、図示しないテレビチューナの受信
チャネルを選択する選択キー、表示ユニット12で画像
を表示する各種入力源(具体的には、例えば、テレビジ
ョン放送、車両ナビゲーション装置Sからの映像又は図
示しないビデオテーププレーヤ等)を切り換える入力源
切換キー等の他に、表示ユニット12の画質における各
種表示特性(後述するバックライトの輝度、LCDパネ
ル35の黒レベル、コントラスト、色濃度又は色合い等
を含む。以下、単に表示特性と称する。)を設定するた
めの入力手段としての調整キー38a乃至38dが備え
られている。
【0056】一方、図2に示す外光インジケータ50及
び太陽を模したマーク51は、表示ユニット12の表示
特性を設定する際に当核LCDパネル35の情報表示面
内に表示されるものである。
【0057】このうち、外光インジケータ50は、上記
調整キー38a乃至38dが操作されている時に表示さ
れ、光センサ25で検出された周囲の明るさを、例えば
50段階に分けて表示するものである。
【0058】すなわち、当該外光インジケータ50は、
50個の矩形のブロックが横一列に並んで表示されるこ
とにより構成され、光センサ25により検出された周囲
の明るさの検出値に対応して、当初矩形の枠のみであっ
たブロックが向かって左側から順に白く塗りつぶされた
ブロックに変化することにより、当該検出値のレベルが
表示されるものである。
【0059】より具体的には、例えば、光センサ25か
らの検出値が「0」で周囲が真っ暗のときには外光イン
ジケータ50としての当該ブロックは全て矩形の枠のみ
が表示され、当該検出値が「25」のときには左から2
5個目までのブロックが白で塗りつぶされて表示され
る。
【0060】そして、表示特性設定時の周囲の明るさが
明るいほど、白く塗りつぶされるブロックの数を多くす
るように表示することで、そのときの周囲の明るさを直
感的に把握できるように表示するのである。
【0061】一方、マーク51は、外光インジケータ5
0を構成するブロックのうち、白く塗りつぶされたブロ
ックの一番右端のブロック(すなわち、上記検出値が
「25」のときには左から25個目のブロック)の上に
表示されると共に、検出された周囲の明るさについての
後述する領域区分に対応してその表示色が変化するよう
に表示される。
【0062】換言すると、マーク51は、外光インジケ
ータ50と共に、周囲の明るさを直感的に把握できるよ
うに表示するとともに、現在の周囲の明るさが後述する
いずれの領城に属する明るさであるかを表示するもので
ある。
【0063】次に、本発明に係る表示ユニット12の細
部構成及び動作について、図3を用いて説明する。
【0064】始めに表示ユニット12の細部構成につい
て説明する。
【0065】図3に示すように、実施形態の表示ユニッ
ト12は、検出手段としての上記光センサ25と、LP
F(Low Pass Filter)27、31及び33と、オン
/オフ検出回路28と、切換スイッチ29と、処理回路
30と、信号処理IC32と、調光回路34と、表示手
段及び液晶表示手段としてのLCDパネル35と、表示
手段としてのバックライト36と、駆動回路37と、操
作キー38とにより構成されている。
【0066】また、処理回路30は、A/D変換器40
と、設定手段及び制御手段としての演算部41と、D/
A変換器42及び45と、RAM(Random Access Me
mory)43と、ROM(Read Only Memory)44とに
より構成されている。
【0067】次に、動作を説明する。
【0068】上述の構成において、オン/オフ検出回路
28は、図示しないヘッドランプのオン/オフを切り換
えるランプスイッチ26からのスイッチ信号Sswを検出
し処理回路30の演算部41へオン/オフ検出信号Sp
として出力する。
【0069】一方、光センサ25は、表示ユニット12
の周囲(通常は、当該表示ユニット12が設置される車
両のダッシュボード近辺)の光を受光してその明るさの
レベル(単位はルクス)を検出し、対応する検出値を明
度検出信号Sdsとして出力する。
【0070】また、LPF27は、処理回路30におけ
る後述する信号処理に適するように光センサ25からの
明度検出信号Sdsの高域周波数成分を低減して処理回路
30のA/D変換器40へ出力する。
【0071】そして、A/D変換器40は、明度検出信
号Sdsをディジタル化して演算部41に出力する。
【0072】一方、操作キー38は、上述したように電
源キー、選択キー、入力源切換キー等の他、LCDパネ
ル35及びバックライト36における表示状態(具体的
には、バックライト36の輝度並びにLCDパネル35
の黒レベル、コントラスト、色濃度及び色合い等)を調
整するための上記調整キー38a乃至38dが含まれて
いる。
【0073】このうち、電源キー、選択キー又は入力源
切換キー等が操作されると夫々の操作に対応する操作指
令が処理回路30の演算部41に出力され、一方調整キ
ー38a乃至38dが操作されると、対応する操作信号
Sop及び当該操作信号Sopに含まれる後述の入力値が処
理回路30の演算部41に出力される。
【0074】そして、演算部41は、上記入力源切換キ
ーの操作による操作指令に対応して制御信号Scを切換
スイッチ29に出力する。
【0075】また、演算部41は、入力されている明度
検出信号Sds及び操作信号Sopに基づいて、LCDパネ
ル35又はバックライト36の表示における表示特性を
設定するとともに、当該設定された表示特性に基づいて
各種表示状態の調整値(バックライト36の場合は輝度
の調整値)の設定を行い調整値信号SraとしてRAM4
3に記憶させる。
【0076】そして、RAM43は、上記表示特性の調
整値を格納するる。
【0077】更に、演算部41は、入力源切換キーの操
作により入力されている操作指令及びオン/オフ検出信
号Sp並びに明度検出借号Sdsに基づいて、上記各種表
示状態の調整値を調整値信号SraとしてRAM43から
読取り、調整信号Scl及びScbを生成し、夫々D/A変
換器42又は45に出力し、これによりLCDパネル3
5又はバックライト36における上記各種表示状態を調
整制御する。
【0078】なお、当該演算部41により実行される表
示特性の設定処理及び当該表示特性に基づいた各種の調
整値の設定処理及び当該調整値に基づいた表示特性の調
整制御処理のための制御プログラムは、予めROM44
内に記憶されており、必要に応じてROM信号Sroとし
て読み出される。
【0079】次に、このRAM43内に格納されている
各調整値を含むテーブルについて、図4を用いて説明す
る。
【0080】図4に示すように、RAM43内に格納さ
れるテーブルTは、表示状態(バックライト36の輝
度、LCDパネル35の黒レベル、コントラスト、色濃
度又は色合い等)の夫々に対応させて、50段階に分割
された周囲の明るさの値(光センサ25からの明度検出
信号Sdsに含まれる検出値)毎に、演算部41において
設定された調整値を格納しており、更に、調整キー38
a乃至38dが操作された際に演算部41によって設定
される設定値(表示特性を設定するための設定値S1、
S2及びS3)が格納されている。
【0081】なお、本実施形態では、上記の調整値及び
設定値の夫々をランプスイッチ26のオン又はオフの夫
々に対応させて格納している。
【0082】一方、切換スイッチ29は、その入力端子
に接続されている上記各入力源からのデータ信号(テレ
ビ信号Stv、ナビゲーション表示信号Snv、ビデオ信号
Svt又は外部入力信号Si)のうちのいずれかを演算部
41からの制御信号Scに基づいて選択し、いわゆるN
TSC方式の画像信号Sinとして信号処理IC32に出
力する。
【0083】また、D/A変換器42は、演算部41か
らの調整信号Sclをアナログ化しLPF31に出力す
る。
【0084】そして、LPF31は、LCDパネル35
における表示状態の変化の頻度が予め設定された所定時
間毎となるように調整信号Sclの低周波成分を抽出し信
号処理IC32に出力する。
【0085】このとき、LCDパネル35の表示状態の
変化は、早過ぎてもちらついてしまって見にくくなり、
逆に遅過ぎても表示ユニット12としての機能を果たさ
なくなるため、上記の所定時間は2秒乃至10秒の間と
するのが好ましい。
【0086】次に、信号処理IC32は、切換スイッチ
29から入力されるNTSC方式の画像信号Sinに対し
て、LPF31から入力される調整信号Sclに基づきそ
の黒レベル(いわゆるブライト)、コントラスト、色濃
度及び色合いを調整すると共に、いわゆるγ補正等を施
し、交流信号である表示信号SccをLCDパネル35に
出力する。
【0087】これにより、LCDパネル35は、当該表
示信号Sccに基づいて液晶層に印加する印加電圧を変化
させ、当該表示信号Sccに対応する表示状態で画像を表
示する。
【0088】上述の処理に加えて、演算部41は、表示
特性の設定処理及び当該表示特性に基づいた各種の調整
値の設定処理を行う際に、調整キー38a乃至38dを
操作することにより操作信号Sopが入力されると、その
ときに入力されている明度検出信号Sdsに対応して外光
インジケータ50及びマーク51の表示を変化させるた
めの制御信号Sciを生成して信号処理IC32に出力す
る。そして、制御信号Sciは信号処理IC32により調
整信号Sclと合成される。これにより、上記表示信号S
ccには、上記制御信号Sciに対応する信号が含まれてい
ることとなる。
【0089】一方、D/A変換器45は、演算部41か
らの調整信号Scbをアナログ化してLPF33に出力す
る。
【0090】そして、LPF33は、バックライト36
における表示状態(輝度)の変化の頻度が、予め設定さ
れた所定時間毎となるように調整信号Scbの低周波数成
分を抽出し、調光回路34に出力する。
【0091】このとき、当該輝度の変化は、早過ぎても
ちらついてしまって見にくくなり、逆に遅過ぎても表示
ユニット12としての機能を果たさなくなるため、上記
の所定時間は2秒乃至10秒の間とするのが好ましい。
【0092】そして、調光回路34は、当該抽出された
調整信号Scbに対して、バックライト36の輝度調整に
必要な予め設定された処理を施し、調整信号Sccbを生
成して駆動回路37に出力する。
【0093】これにより、駆動回路37は、当核調整信
号Sccbに基づいてバックライト36の輝度を変化させ
るための駆動信号Scvを生成して当該バックライト36
に出力する。
【0094】そして、冷陰極管により構成されているバ
ックライト36は、駆動信号Scvに対応する輝度で発光
し、LCDパネル35の表示状態の変化に同期して輝度
が変化する背光LをLCDパネル35に照射して当核L
CDパネル35における明るさを調整する。
【0095】(III)表示特性の設定処理の第1実施形
次に、演算部41における表示特性の設定処理の第1実
施形態及び表示状態の調整処理の実施形態について、バ
ックライト36の輝度特性を設定する場合及び当該設定
された輝度特性に基づいて輝度を調整する場合を例とし
て図5を用いて説明する。
【0096】ここで、図5に示すフローチャートのう
ち、ステップS1乃至S3が輝度の調整処理の実施形態
を示し、ステップS4乃至S10が輝度特性の設定処理
の第1実施形態を示している。
【0097】また、図5に示すフローチャートに対応す
る制御プログラムは、上記ROM44内に予め格納され
ており、必要に応じてROM信号Sroとして演算部41
に読み出されるものである。
【0098】図5に示すように、実施形態の輝度特性の
調整処理においては、表示ユニット12に対して図示し
ない電源スイッチにより電源が供給され、切換スイッチ
29により切り換えられて入力されているデータ信号に
対応する画像を表示ユニット12が表示している状態
で、光センサ25から出力される明度検出信号Sdsに基
づいて周囲の明るさの検出値を得る(ステップS1)。
【0099】次に、オン/オフ検出回路28からのオン
/オフ検出信号Spを検出すると共に、切換スイッチ2
9により選択されている入力源の種類を判別することに
より、オン/オフ検出信号Sp及び入力源の種類並びに
上記検出値に対応した各調整値(すなわち、バックライ
ト36の輝度、LCDパネル35の黒レベル、コントラ
スト、色濃度、色合い等に対応し、入力源の種類毎に設
定されテーブルTとして記憶されている各調整値)をR
AM43から読み出す(ステップS2)。
【0100】そして、読み出した各調整値のうち、バッ
クライト36の輝度の調整値に基づいて調整信号Scbを
生成し、D/A変換器45を介して出力してバックライ
ト36の輝度を調整すると共に、当該読み出した他の調
整値に基づいて調整信号Sclを生成し、D/A変換器4
2を介して信号処理IC32に出力し、当該信号処理I
C32において切換スイッチ29からのデータ信号を調
整信号Scbに対応して調整し、LCDパネル35に表示
される情報の表示状態を調整制御する。
【0101】なお、ステップS1乃至S3に示す表示状
態の調整制御は表示ユニット12に電源が供給され、情
報を表示している際には常に行われている。
【0102】次に、演算部41における輝度特性の設定
処理について図4、図5及び図6(a)を用いて説明す
る。なお、図6(a)は当該設定処理の概念を示す図で
ある。
【0103】なお、以下に説明する設定処理において
は、光センサ25により検出される周囲の明るさを60
0ルクス(一般にヘッドランプを点灯せずに走行する明
るさ)より明るい領域Aと、100ルクスより明るく6
00ルクスより暗い(一般にヘッドランプを点灯してい
る車両と点灯しない車両が混在する明るさ)の領域B
と、100ルクスより暗い(一般にヘッドランプを点灯
して走行する明るさ)領域Cとの三つの領域に分割して
設定処理を実行する。
【0104】図5に示すように、第1実施形態の輝度特
性の設定処理においては、上記ステップS3に引き続い
て表示ユニット12に図示しない電源スイッチにより電
源が供給され、切換スイッチ29により切り換えられて
入力されているデータ信号に対応する画像を表示ユニッ
ト12が表示しているとき、調整キー38a乃至38d
が操作されたことにより操作信号Sopが演算部41に入
力されたか否かが判定される(ステップS4)。
【0105】そして、調整キー38a乃至38dが操作
されていないときは(ステップS4;NO)、現在入力
されているデータ信号に対応する画像の表示を継続しつ
つステップS1へ戻って上述した処理を繰り返す。
【0106】一方、調整キー38a乃至38dが操作さ
れて操作信号Sopが入力されると(ステップS4;YE
S)、上記表示特性(すなわち、バックライト36の輝
度、LCDパネル35の黒レベル、コントラスト、色濃
度又は色合い等)の設定処理のうち、いずれの設定が行
われるかを認識する。そして、認識された表示特性のみ
については、RAM43に格納されている調整値を用い
ずに、操作信号Sopに基づいて調整信号Scl及びScbを
生成し、D/A変換器42及び45に出力する。
【0107】その後、演算部41は、LCDパネル35
の情報表示面に、切換スイッチ29から入力されている
データ信号に対応する画像に併せて明度検出信号Sdsに
対応する周囲の明るさの検出値のレベルに基づき外光イ
ンジケータ50を表示すると共に、上記検出値が属する
領域(すなわち、上記領域A、領域B又は領域Cのいず
れか)を認識してマーク51を表示する(ステップS
5)。
【0108】このとき、検出された周囲の明るさの検出
値に応じて、外光インジケータ50における表示が変化
すると共に、マーク51の表示位置が変化する。なお、
マーク51については、その表示色について、周囲の明
るさの検出値のレベルが上記領域A乃至Cのいずれの領
域に属するかが判定され、当該属する領域に応じてマー
ク51の表示色が変化するように表示される。
【0109】次に、操作信号Sopの出力(すなわち、調
整キー38a乃至38dの操作)が終了することにより
当該終了の際の操作信号Sopに含まれている入力値が入
力されたか否かを検出し(ステップS6)、入力されて
いない時は(ステップS6;NO)そのまま待機し、入
力された時は(ステップS6;YES)当該入力された
入力値をRAM43に一時的に記憶する。
【0110】なお、入力値が入力された時には、外光イ
ンジケータ50及びマーク51の表示を停止する。
【0111】次に、当該入力値が入力された時の周囲の
明るさの検出値が、上述した領域A乃至Cのいずれの領
域に属するか否かを判定する(ステップS7)。
【0112】そして、当該入力値と検出値に基づいて、
上記判定した領域内の設定値を設定し、当該領域内の設
定値の書き換えを行う(ステップS8)次に、書き換え
た設定値と予め設定されている他の設定値とを結んで仮
特性線を生成し、図7に示す輝度の二次関数特性に対応
させて輝度特性線を設定する(ステップS9)。
【0113】ここで、上記仮特性線の設定についてより
具体的に図6(a)を用いて説明する。
【0114】今、図6(a)において、初期設定時に設
定されている仮特性線が図6(a)中実線で示される仮
特性線であったとすると共に、この実線で示される仮特
性線上には、予め設定値S1’(座標値は(xS1
S1)とする。)、S2’及びS3’(座標値は(xS3
S3)とする。)が設定されているものとする。
【0115】そして、ステップS7で取得された入力値
と検出値とから求められた仮特性線を設定するための設
定値(ステップS8)が図6(a)に示す設定値S2
(座標値は(xS2、yS2)とする。)であったとする。
【0116】すなわち、設定値S2の場合には、ステッ
プS7で取得された入力値がyS2であり、当該入力値が
入力されたときの周囲の明るさの検出値がxS2となる。
【0117】この場合、ステップS9の処理において
は、先ず、設定値S2’を設定値S2に置換し、当該設定
値S1(S1’)と設定値S2を結んで第1の仮特性線を
設定すると共に、設定値S2と設定値S3(S3’)を結
んで第2の仮特性線を設定し、当該第1の仮特性線と第
2の仮特性線とを設定値S2を屈曲点として接続するこ
とによりステップS9の処理を実行した結果としての仮
特性線(図6(a)中破線で示す。)を生成する。
【0118】このとき、輝度の最大値又は最小値が予め
設定されている場合には、輝度特性線は当該最大値又は
最小値に到達した以降は、夫々に周囲の明るさ軸(x
軸)に平行となる。
【0119】なお、各仮特性線の設定において一般的に
は、周囲の明るさの検出値をxn、調整キー38a乃至
38dから入力された入力値をynとし、当該検出値xn
及び入力値ynとに基づいて設定される設定値をSm(図
6(a)の場合は、設定値S2)として、当該設定値Sm
に基いて仮特性線が以下の式により設定される。
【0120】
【数1】 (A)yn={(yS2−yS1)/(xS2−xS1)}×(xn−xS1)+yS1 (xn≦xS2の場合) (B)yn={(yS3−yS2)/(xS3−xS2)}×(xn−xS2)+yS2 (xS2<xnの場合) …(1) なお、上記式(1)において、ys1は設定値S1を設定
したときの入力値を、ys2は設定値S2を設定したとき
の入力値を、ys3は設定値S3を設定したときの入力値
を夫々示し、xs1は設定値S1を設定したときの検出値
を、xs2は設定値S2を設定したときの検出値を、xs3
は設定値S3を設定したときの検出値を夫々示してい
る。
【0121】次に、ステップS9において仮特性線設定
後に輝度特性線を設定して輝度の調整値を求める際に用
いられる上記輝度の二次関数特性について図7を用いて
説明する。ここで、図7は周囲の明るさと輝度の調整値
の関係と共に、当該輝度の調整値と実際のバックライト
36の輝度との関係を併記したものである。
【0122】すなわち、ステップS9においては、バッ
クライト36の輝度の調整値は、上記仮特性線における
輝度に対応して実際の輝度を二次関数的に(すなわち、
仮特性線にける輝度が低い範囲では実際の輝度の変化を
緩やかにし、一方仮特性線における輝度が高い範囲では
実際の輝度の変化を急峻にする。)変化させるべく駆動
回路37を動作させるように設定される。
【0123】このようにすれば、人の目の感度の周囲の
明るさに対応した変化に適合するように輝度が変化する
ので、LCDパネル35における表示を更に見やすくす
ることができる。
【0124】次に、設定した輝度特性線(ステップS
9)に基づいて検出された周囲の明るさの検出値(50
段階に分類された検出値)に対応した輝度の調整値を夫
々求め、RAM43内のテーブルTの書き換えを行う
(ステップS10)これ以降は、周囲の明るさの検出値
に対応する当該設定された輝度の調整値を用いてバック
ライト36の実際の輝度が調整されることとなる(ステ
ップS1乃至S3)。
【0125】なお、上記の例ではROM44に式(1)
を予め記憶しておき、RAM43内に各種調整値をテー
ブルTとして記憶しているが、ROM44に入力値、検
出値及び設定値のみを記憶しておき、必要に応じて調整
値を算出して、輝度を調整するようにしてもよい。この
ようにすれば、RAM43の容量を削減することができ
る。
【0126】なお、上記図6(a)の例では、周囲の明
るさにおける領域Bの範囲について輝度特性線を変更す
る場合について説明したが、周囲の明るさの検出値にお
ける領域A又は領域Cの範囲について仮特性線を変更す
る場合にも、例えば図6(b)(領域C内の初期設定時
の設定値S1’を設定値S1に変更する場合)又は図6
(c)(領域A内の初期設定時の設定値S3’を設定値
S3に変更する場合)に示すようにして夫々変更後の仮
特性線を設定し(上記式(1)参照)、当該設定された
仮特性線に基づいて設定された輝度特性線に対応するよ
うに周囲の明るさの検出値に対応する輝度の調整値を算
出して夫々にRAM43に記憶することとなる。
【0127】ここで、各輝度の調整値を含む上述したR
AM43内のテーブルTについて、より具体的に説明す
る。
【0128】図4に示すように、RAM43内のテーブ
ルTとしては、50段階に分割された周囲の明るさの値
毎にステップS10において算出されたバックライト3
6の輝度の調整値(図4中、符号a1、a2、a3、…a
48、a49及びa50で示す。)が、設定キー38a乃至3
8dの操作により入力された入力値に基づいて設定され
た(図4ステップS8参照)上記設定値S1乃至S3と共
に記憶されている。なお、この設定値S1乃至S3は、今
後、更に輝度特性線を変更する場合に基準とすべく記憶
しておくものである。
【0129】ここで、図4においては、図示しないヘッ
ドランプがオンのときにオン/オフ検出信号Spに基づ
いて設定されたバックライト36の輝度の調整値が図6
中符号a1、a2、a3、…a48、a49及びa50として示
されているが、これ以外に、同じバックライト36の輝
度の調整値について、ヘッドランプがオフのときの当該
輝度についても上述した処理によって輝度特性線及び周
囲の明るさに対応する輝度の調整値を設定し、それを図
6中符号b1、b2、b3、…b48、b49及びb5 0として
示すように対応する設定値S1乃至S3と共に記憶し、こ
れらに基づいてヘッドランプがオフのときのバックライ
ト36の輝度を調整するように構成することもできる。
【0130】更に、図4に示すように、LCDパネル3
5の表示における黒レベル(ブライト)、コントラス
ト、色濃度及び色合いについて、夫々に操作キー38を
用いて新たな設定値S1乃至S3を設定し、当該設定値S
1乃至S3に基づいて夫々黒レベル特性線、コントラスト
特性線、色濃度特性線又は色合い特性線を設定し、夫々
の特性線に基づいて50段階の周囲の明るさ毎の黒レベ
ルの調整値、コントラストの調整値、色濃度の調整値又
は色合いの調整値を算出し、これらを纏めて周囲の明る
さ毎にテーブルT内に記述しておくこともできる。
【0131】そして、これらテーブルTの内容に対応す
る調整信号Sclを生成することにより、信号処理IC3
2を用いて新たに設定された黒レベル特性、コントラス
ト特性、色濃度特性又は色合い特性の夫々に基づきLC
Dパネル35を制御することとなる。
【0132】以上説明したように、表示制御処理の第1
実施形態の処理によれば、周囲の明るさに対応して運転
者が入力値を入力し、当該入力された入力値に基づいて
設定された設定値を用いて輝度特性線、黒レベル特性
線、コントラスト特性線、色濃度特性線又は色合い特性
線を設定するので、LCDパネル35の表示特性を任意
に変更して表示を行わせることができる。
【0133】また、周囲の明るさを三つの領域に分け、
各々の領域について一つの設定値を設定し、当核三つの
設定値に基づいて輝度特性を新たに設定するので、周囲
が明るいときと暗いときとの輝度特性線の傾きを変える
ことができるため、より使用者の好みに応じた画質の調
整を行うことができる。
【0134】また、使用者が調整キー38a乃至38d
を操作している時、RAM43に格納されている調整値
に代えて操作信号Sopに基づいて表示状態を調整するた
め、使用者は調整キー38a乃至38dを操作するのみ
で、操作している時の周囲の明るさに対する表示ユニッ
ト12の表示状態の調整量を把握することができる。
【0135】更に、ヘッドランプのオン又はオフに基づ
いて各特性を示す値を設定することにより、当該ヘッド
ランプのオン又はオフに応じて車両上で見やすい表示を
行うことができる。
【0136】更にまた、表示特性設定時に、検出された
周囲の明るさに対応して外光インジケータ50及びマー
ク51の表示態様を変化させるので、周囲の明るさを客
観的且つ直感的に把握しつつLCDパネル35上の表示
情報を読み取ることができる。
【0137】更に、LCDパネル35の表示態様を運転
者の好みに合わせて見やすく変更し、より安全なナビゲ
ーション処理を行うことができる。
【0138】なお、上記第1実施形態において、領域C
と領域Bとの境界値を、100ルクス以外に50ルクス
乃至150ルクスの間の値としてもよい。また、領域B
と領域Aとの境界値を、600ルクス以外に500ルク
ス乃至900ルクスの間の値としてもよい。
【0139】また、上記の例においてはヘッドランプの
オン又はオフに基づいて各種表示特性の調整値を設定す
るように構成したが、へッドランブのオン又はオフを考
慮せずに周囲の明るさにのみに基づいて調整を行うよう
にしても従来の調整に比して木目細かな調整が可能であ
り、これによりオン/オフ検出回路28が不要となるた
め、コストの低減を図ることができる。
【0140】(IV)表示特性の設定処理の第2実施形態 次に、本発明の表示特性の設定処理に係る他の実施形態
である第2実施形態について、図8を用いて説明する。
【0141】なお、第2実施形態の表示特性の設定処理
を実行するための表示ユニット12の構成は第1実施形
態の場合と同様であるので、細部の説明は省略する。
【0142】また、第2実施形態の表示特性の設定処理
における輝度特性設定処理以外の動作についても、第1
実施形態と同様であるので、細部の説明は省略する。
【0143】上述した第1実施形態の表示特性の設定処
理における輝度特性設定処理においては、周囲の明るさ
について、これを領域A乃至Cの三つの領域に分割し、
夫々について新たな入力値を入力する場合について説明
したが、これ以外に、周囲の明るさを二つの領域のみに
分割して輝度特性線等を新たに設定することもできる。
【0144】すなわち、輝度特性線を求めるために設定
される仮特性線の設定について説明すると、図8(a)
に示すように、周囲の明るさを400ルクス(一般に、
ヘッドライト等を点灯している車と消灯している車が混
在するときの明るさである。)を境界として二つに分割
し、このうち400ルクスよりも明るい範囲について入
力値を新たに入力し(図5ステップS6参照)、その入
力値とそのときの周囲の明るさの検出値に基づいて設定
された設定値S2と初期設定時の設定値S1とを用いて図
8(a)中破線で示す新たな仮特性線(この場合には、
屈曲点のない仮特性線となる。)を設定し(図5ステッ
プS9参照)、当該仮特性線を用いて設定された輝度特
性線に基づいて周囲の明るさに応じた輝度の調整値を算
出してテーブルTを形成する(図5ステップS10参
照)こともできる。
【0145】この場合のステップS9では、周囲の明る
さxnに対して上記設定された(ステップS7)仮特性
線を用いて決定する輝度をynとすると、上記式(1)
に代えて、以下の式に基づいて各周囲の明るさの値xn
に対応する輝度ynが決定されることとなる。
【0146】
【数2】yn={(yS2−yS1)/(xS2−xS1)}×
(xn−xS1)+yS1 更に、図8(b)に示すように、同様の方法により、4
00ルクスよりも暗い範囲について入力値を新たに入力
し、その入力値とそのときの周囲の明るさの検出値に基
づいて設定された設定値S1と初期設定時の設定値S2と
を用いて図7(b)中破線で示す新たな仮特性線(屈曲
点のない仮特性線)を設定し(図5ステップS9参
照)、当該設定された仮特性線に基づいて設定された輝
度特性線に基づいて周囲の明るさに応じた輝度の調整値
を算出してテーブルTを形成することもできる。
【0147】なお、輝度特性以外の黒レベル特性、コン
トラスト特性、色濃度特性又は色合い特性についても、
上述したように二つの点のみについて設定値を設定し直
して夫々の特性線を設定することができることは言うま
でもない。
【0148】以上説明したように、調整処理の第2実施
形態によれば、周囲の明るさに対応して運転者が入力値
を入力し、当該入力値に基づいて設定された設定値に基
づいて輝度特性線、黒レベル特性線、コントラスト特性
線、色濃度特性線又は色合い特性線を設定するので、L
CDパネル35の表示特性を任意に変更して表示を行わ
せることができる。
【0149】また、周囲の明るさの範囲に応じて設定値
が二つのみであるので、簡易な操作で夫々の特性線を設
定することができる。
【0150】更に、ヘッドランプのオン又はオフに基づ
いて各特性を示す値を設定することにより、当該ヘッド
ランプのオン又はオフに応じて車両上で見やすい表示を
行うことができる。
【0151】更にまた、輝度表示特性等の設定時に、検
出された周囲の明るさに対応して外光インジケータ50
及びマーク51の表示態様を変化させるので、周囲の明
るさを客観的且つ直感的に把握しつつLCDパネル35
上の表示情報を読み取ることができる。
【0152】更に、LCDパネル35の表示態様を運転
者の好みに合わせて見やすく変更し、より安全なナビゲ
ーション処理を行うことができる。
【0153】更に、上記各実施形態において、一つの領
域内(例えば、領域A内)の設定値のみを新たに変更す
るように構成することもできる。
【0154】このようにすれば、最も簡易的に見やすい
表示を得ることができる。
【0155】また、上記各実施形態においては、LCD
パネル35を用いた表示に本発明を適用した場合につい
て説明したが、本発明は、これ以外に、例えば、プラズ
マディスプレイパネルやエレクトロルミネッセンスを用
いた表示装置に適用することもできる。
【0156】更には、車両搭載用の表示装置だけでな
く、一般のテレビジョン受像機や携帯型の小型テレビジ
ョン装置に対して本発明を適用することも可能である。
【0157】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、周囲の明るさを検出値として検出し、入
力された入力値と検出された検出値とに基づいて表示特
性を設定し、検出された検出値と設定された表示特性と
に基づいて表示手段を制御するので、入力値により表示
特性を任意に変更して表示を行わせることができる。
【0158】従って、周囲の明るさの対応した表示特性
を任意に変更して視認性を高めつつ情報を表示すること
ができる。
【0159】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明の効果に加えて、入力値と当該入力値が入
力されたときに検出された検出値とを用いて表示特性を
設定するための設定値を設定し、当該設定値に基づいて
当該表示特性を設定すると共に、検出値を当該検出値の
レベルに応じて設定された三つの領域毎に分類し、当該
領域毎に夫々一づつの設定値を設定し、当該三つの設定
値により表示特性を設定する。
【0160】よって、各領域毎に一つの設定値を設定す
ることで、表示特性設定に際して周囲が明るいときと暗
いときとで異なる表示特性の設定とすることができるの
で、より使用者の好みに応じた表示状態の調整を行うこ
とができる。
【0161】請求項3に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、表示特性が表示手
段の表示の明るさを示す表示特性であると共に、入力値
が当該表示の明るさに関する表示特性を設定するための
入力値であり、更に、検出された明るさに基づいて、上
記設定された表示特性に対応するように表示の明るさを
制御するので、表示手段の表示の明るさを任意に設定し
て見やすく表示することができる。
【0162】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載の発明の効果に加えて、表示手段がバックライト
を有する液晶表示手段であると共に、当該バックライト
の輝度を変更することにより表示の明るさを制御するの
で、より見やすく情報を表示することができる。
【0163】請求項5に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、表示特性が表示手
段の表示の色濃度を示す表示特性であると共に、入力値
が色濃度に関する表示特性を設定するための入力値であ
り、更に、検出された明るさに基づいて、上記設定され
た表示特性に対応するように色濃度を制御するので、表
示手段の表示の色濃度を任意に設定して見やすく表示す
ることができる。
【0164】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
又は2に記載の発明の効果に加えて、表示特性が表示手
段の表示の色合いを示す表示特性であると共に、入力値
が色合いに関する表示特性を設定するための入力値であ
り、更に、検出された明るさに基づいて、上記設定され
た表示特性に対応するように色合いを制御するので、表
示手段の表示の色合いを任意に設定して見やすく表示す
ることができる。
【0165】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
から6のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、当
該情報表示装置が車両搭載用の情報表示装置であると共
に、設定手段は、入力された入力値及び当該車両のヘッ
ドランプのオン又オフに基づいて表示特性を設定するの
で、ヘッドランプのオン又はオフに基づいて車両上で見
やすい表示を行うことができる。
【0166】請求項8に記載の発明によれば、請求項1
から7のいずれか一項に記載の発明の効果に加えて、表
示特性の設定時において、検出された明るさに対応する
明度指標を表示手段に情報と併せて表示するので、周囲
の明るさを客観的に把握しつつ表示特性の設定を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の車両ナビゲーション装置の概要構成
を示すブロック図である。
【図2】表示ユニットの外観を示す正面図である。
【図3】実施形態の表示ユニットの細部構成を示すブロ
ック図である
【図4】RAM内のテーブルの例を示す図である。
【図5】表示特性設定処理の第1実施形態及び表示状態
調整処理の実施形態を示すフローチャートである。
【図6】第1実施形態の仮特性線設定処理を示す図であ
り、(a)は仮特性線設定処理の第1例を示す図であ
り、(b)は仮特性線設定処理の第2例を示す図であ
り、(c)は仮特性線設定処理の第3例を示す図であ
る。
【図7】第1実施形態の輝度特性線設定処理を示す図で
ある。
【図8】第2実施形態の仮特性線設定処理を示す図であ
り、(a)は仮特性線設定処理の第1例を示す図であ
り、(b)は仮特性線設定処理の第2例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1…角速度センサ 2…走行距離センサ 3…GPSレシーバ 4…システムコントローラ 5…インタフェース 6…CPU 7、44…ROM 8、43…RAM 9…バスライン 10…入力装置 11…DVD−ROMドライブ 12…表示ユニット 17…音響再生ユニット 18…D/Aコンバータ 19…増幅器 20、23…スピーカ 21…音声認識デコーダ 22…音声合成部 25…光センサ 26…ランプスイッチ 27、31、33…LPF 28…オン/オフ検出回路 29…切換スイッチ 30…処理回路 32…信号処理IC 34…調光回路 35…LCDパネル 36…バックライト 37…駆動回路 38…操作キー 38a、38b、38c、38d…設定キー 40…A/D変換器 41…演算部 42、45…D/A変換器 50…外光インジケータ 51…マーク 200…マイク Sds…明度検出信号 Ssw…スイッチ信号 Sp…オン/オフ検出信号 Sci…制御信号 Stv…テレビ信号 Snv…ナビゲーション情報信号 Svt…ビデオ信号 Si…外部入力信号 Sin…画像信号 Sra…調整値信号 Sro…ROM信号 Scb、Scl、Sccb…調整信号 Scc…表示信号 Scv…駆動信号 Sop…設定信号 S…車両ナビゲーション装置 T…テーブル L…背光
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0076
【補正方法】変更
【補正内容】
【0076】そして、RAM43は、上記表示特性の調
整値を格納する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0085
【補正方法】変更
【補正内容】
【0085】このとき、LCDパネル35の表示状態の
変化は、早過ぎてもちらついてしまって見えにくくな
り、逆に遅過ぎても表示ユニット12としての機能を果
たさなくなる(すなわち、表示状態の変化が遅過ぎると
調整制御処理の意味をなさなくなる。)ため、上記の所
定時間は2秒乃至10秒の間とするのが好ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】このとき、当該輝度の変化は、早過ぎても
ちらついてしまって見えにくくなり、逆に遅過ぎても表
示ユニット12としての機能を果たさなくなる(すなわ
ち、輝度の変化が遅過ぎると調整制御処理の意味をなさ
なくなる。)ため、上記の所定時間は2秒乃至10秒の
間とするのが好ましい。
フロントページの続き (72)発明者 荒木 盛雄 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内 (72)発明者 佐藤 仁 埼玉県川越市大字山田字西町25番地1 パ イオニア株式会社川越工場内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を表示する表示手段と、 前記表示手段の表示特性を設定するための入力値を入力
    する入力手段と、 前記表示手段の周囲の明るさを検出値として検出する検
    出手段と、 前記入力された入力値と前記検出された検出値とに基づ
    いて前記表示特性を設定する設定手段と、 前記検出された検出値と前記設定された表示特性とに基
    づいて、前記表示手段を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする情報表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報表示装置におい
    て、 前記設定手段は、前記入力値と当該入力値が入力された
    ときに検出された前記検出値とを用いて前記表示特性を
    設定するための設定値を設定し、当該設定値に基づいて
    当該表示特性を設定すると共に、 前記検出値を当該検出値のレベルに応じて予め設定され
    た三つの領域毎に分類し、 当該領域毎に夫々一づつの前記設定値を設定し、 当該三つの設定値により前記表示特性を設定することを
    特徴とする情報表示装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の情報表示装置に
    おいて、 前記表示特性は前記表示手段の表示の明るさを示す表示
    特性であると共に、 前記入力値は当該表示の明るさに関する表示特性を設定
    するための入力値であり、 更に前記制御手段は、前記検出された明るさに基づい
    て、前記設定された表示特性に対応するように前記表示
    の明るさを制御することを特徴とする情報表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の情報表示装置におい
    て、 前記表示手段は、バックライトを有する液晶表示手段で
    あると共に、 前記制御手段は、当該バックライトの輝度を変更するこ
    とにより前記表示の明るさを制御することを特徴とする
    情報表示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2に記載の情報表示装置に
    おいて、 前記表示特性は前記表示手段の表示の色濃度を示す表示
    特性であると共に、 前記入力値は前記色濃度に関する表示特性を設定するた
    めの入力値であり、 更に前記制御手段は、前記検出された明るさに基づい
    て、前記設定された表示特性に対応するように前記色濃
    度を制御することを特徴とする情報表示装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は2に記載の情報表示装置に
    おいて、 前記表示特性は前記表示手段の表示の色合いを示す表示
    特性であると共に、 前記入力値は前記色合いに関する表示特性を設定するた
    めの入力値であり、 更に前記制御手段は、前記検出された明るさに基づい
    て、前記設定された表示特性に対応するように前記色合
    いを制御することを特徴とする情報表示装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれか一項に記載の
    情報表示装置において、 当該情報表示装置は、車両搭載用の情報表示装置である
    と共に、 前記設定手段は、前記入力された入力値及び当該車両の
    ヘッドランプのオン又オフに基づいて前記表示特性を設
    定することを特徴とする情報表示装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか一項に記載の
    情報表示装置において、 前記制御手段は、前記表示特性の設定時において、前記
    検出された明るさに対応する明度指標を前記表示手段に
    前記情報と併せて表示することを特徴とする情報表示装
    置。
JP12195998A 1998-05-01 1998-05-01 情報表示装置 Expired - Fee Related JP3628173B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12195998A JP3628173B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 情報表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12195998A JP3628173B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 情報表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11316566A true JPH11316566A (ja) 1999-11-16
JP3628173B2 JP3628173B2 (ja) 2005-03-09

Family

ID=14824147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12195998A Expired - Fee Related JP3628173B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 情報表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3628173B2 (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000250455A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
WO2002019307A1 (fr) * 2000-08-28 2002-03-07 Seiko Epson Corporation Systeme d'affichage d'image s'adaptant a l'environnement, procede de traitement d'image et support de memorisation d'informations
EP1205902A2 (en) * 2000-11-13 2002-05-15 Seiko Epson Corporation Image display system, image processing method, and information storage medium
KR20030064510A (ko) * 2002-01-28 2003-08-02 라이트-온 테크놀로지 코오포레이숀 광선검출기능을 갖는 액정 패널 및 그 제어 방법
EP1391870A4 (en) * 2001-05-31 2005-06-01 Seiko Epson Corp IMAGE VISUALIZATION SYSTEM, PROJECTOR, INFORMATION MEDIUM, AND IMAGE PROCESSING METHOD
JP2006178131A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Yamaha Corp ミキサ装置における画面照度調整装置及びプログラム
KR100700980B1 (ko) * 2000-11-03 2007-03-29 삼성전자주식회사 컴퓨터 및 그 제어방법
CN1320518C (zh) * 2002-09-30 2007-06-06 Lg电子株式会社 用于控制显示亮度级的装置和方法
KR100752897B1 (ko) * 2000-07-31 2007-08-28 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 건설기계의 표시장치
JP2007248935A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置およびその方法、プログラム、記録媒体、集積回路
JP2007267208A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのプログラム
JP2007316599A (ja) * 2006-04-25 2007-12-06 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、及び、表示制御プログラム
US7397021B2 (en) 2005-01-11 2008-07-08 Denso Corporation Device having optical sensor
JP2009258219A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Denso Corp 表示装置
JP2009271544A (ja) * 2009-08-03 2009-11-19 Toshiba Corp 映像表示装置及び映像表示方法
JP2011504604A (ja) * 2007-11-15 2011-02-10 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 環境光依存テーマ
WO2011024729A1 (ja) * 2009-08-31 2011-03-03 オプトレックス株式会社 表示装置
JP2011053398A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像調整方法
US8390640B2 (en) 2008-11-19 2013-03-05 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Television device for adjusting quality of video image to be displayed
US8542182B2 (en) 2008-02-28 2013-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Video display apparatus and video display method
JP2014103624A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Sharp Corp 表示制御装置、表示制御方法、および表示制御プログラム
WO2018150602A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 Eizo株式会社 表示装置、プログラム及び表示方法

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000250455A (ja) * 1999-02-26 2000-09-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 情報処理装置
KR100752897B1 (ko) * 2000-07-31 2007-08-28 가부시키가이샤 고마쓰 세이사쿠쇼 건설기계의 표시장치
WO2002019307A1 (fr) * 2000-08-28 2002-03-07 Seiko Epson Corporation Systeme d'affichage d'image s'adaptant a l'environnement, procede de traitement d'image et support de memorisation d'informations
JP2012078837A (ja) * 2000-08-28 2012-04-19 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像処理方法
JP4605987B2 (ja) * 2000-08-28 2011-01-05 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ、画像処理方法および情報記憶媒体
EP1265219A4 (en) * 2000-08-28 2004-05-06 Seiko Epson Corp ENVIRONMENTALLY ADAPTIVE IMAGE DISPLAY SYSTEM, IMAGE PROCESSING METHOD, AND INFORMATION MEMORIZATION MEDIUM
KR100700980B1 (ko) * 2000-11-03 2007-03-29 삼성전자주식회사 컴퓨터 및 그 제어방법
EP1205902A3 (en) * 2000-11-13 2003-01-22 Seiko Epson Corporation Image display system, image processing method, and information storage medium
US6765585B2 (en) 2000-11-13 2004-07-20 Seiko Epson Corporation Image display system, image processing method, and program
EP1205902A2 (en) * 2000-11-13 2002-05-15 Seiko Epson Corporation Image display system, image processing method, and information storage medium
US7542055B2 (en) 2001-05-31 2009-06-02 Seiko Epson Corporation Image display system, projector, information storage medium, and image processing method
EP1391870A4 (en) * 2001-05-31 2005-06-01 Seiko Epson Corp IMAGE VISUALIZATION SYSTEM, PROJECTOR, INFORMATION MEDIUM, AND IMAGE PROCESSING METHOD
CN100346651C (zh) * 2001-05-31 2007-10-31 精工爱普生株式会社 图像显示系统、投影机及图像处理方法
KR20030064510A (ko) * 2002-01-28 2003-08-02 라이트-온 테크놀로지 코오포레이숀 광선검출기능을 갖는 액정 패널 및 그 제어 방법
CN1320518C (zh) * 2002-09-30 2007-06-06 Lg电子株式会社 用于控制显示亮度级的装置和方法
JP2006178131A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Yamaha Corp ミキサ装置における画面照度調整装置及びプログラム
US7397021B2 (en) 2005-01-11 2008-07-08 Denso Corporation Device having optical sensor
JP2007248935A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理装置およびその方法、プログラム、記録媒体、集積回路
JP4622899B2 (ja) * 2006-03-17 2011-02-02 パナソニック株式会社 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
JP2007267208A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及びそのプログラム
JP2007316599A (ja) * 2006-04-25 2007-12-06 Casio Comput Co Ltd 表示制御装置、及び、表示制御プログラム
US8350834B2 (en) 2007-11-15 2013-01-08 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Ambient light dependent themes
JP2011504604A (ja) * 2007-11-15 2011-02-10 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 環境光依存テーマ
US8542182B2 (en) 2008-02-28 2013-09-24 Kabushiki Kaisha Toshiba Video display apparatus and video display method
JP2009258219A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Denso Corp 表示装置
US8390640B2 (en) 2008-11-19 2013-03-05 Hitachi Consumer Electronics Co., Ltd. Television device for adjusting quality of video image to be displayed
JP2009271544A (ja) * 2009-08-03 2009-11-19 Toshiba Corp 映像表示装置及び映像表示方法
WO2011024729A1 (ja) * 2009-08-31 2011-03-03 オプトレックス株式会社 表示装置
US8890797B2 (en) 2009-08-31 2014-11-18 Optrex Corporation Display device
CN102483907A (zh) * 2009-08-31 2012-05-30 奥博特瑞克斯株式会社 显示装置
JP2011053398A (ja) * 2009-09-01 2011-03-17 Seiko Epson Corp 画像表示装置および画像調整方法
JP2014103624A (ja) * 2012-11-22 2014-06-05 Sharp Corp 表示制御装置、表示制御方法、および表示制御プログラム
US10755619B2 (en) 2017-02-14 2020-08-25 Eizo Corporation Display device, program, and display method for controlling relationship between ambient illuminance and display luminance
WO2018150602A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 Eizo株式会社 表示装置、プログラム及び表示方法
WO2018150464A1 (ja) * 2017-02-14 2018-08-23 Eizo株式会社 表示装置、プログラム及び表示方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3628173B2 (ja) 2005-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3628173B2 (ja) 情報表示装置
KR100940018B1 (ko) 표시 장치 및 표시 방법
JP2813667B2 (ja) 車載モニター装置のモニター画面自動調整装置
US20090135089A1 (en) In-Vehicle Display Apparatus
KR100941406B1 (ko) 표시 장치, 그 검사 방법 및 그 제조 방법과, 표시 패널의검사 방법 및 제조 방법
US9013525B2 (en) Image brightness control system
CN101305407B (zh) 显示设备与显示方法
US20090262045A1 (en) In-Vehicle Display Apparatus
JP2007248935A (ja) 画像処理装置およびその方法、プログラム、記録媒体、集積回路
JP3717647B2 (ja) 車載用表示装置
JP2000010543A (ja) 車両用画像表示装置
US20100110094A1 (en) Display control device, display device, and display control method
JPH10250472A (ja) 車両用表示装置
JP2007079217A (ja) 車載用表示装置及び方法
JP4626533B2 (ja) 画像処理装置およびその方法、プログラム、記録媒体
WO2011155228A1 (ja) 画像表示装置
JP2011139324A (ja) Amラジオ放送におけるビート妨害回避方法、装置及びプログラム
JP4023815B2 (ja) 表示装置
JP2009204862A (ja) 映像信号処理装置、表示装置、及び、映像信号処理方法
JP3977723B2 (ja) 車載用情報装置および表示信号生成方法
JP2005352177A (ja) 表示装置
JP2007083794A (ja) 車載用表示装置
JPH05224170A (ja) 車載用映像表示装置
JP2004151026A (ja) 車載用情報装置、表示方法および表示モニタ
JP2606059Y2 (ja) 画像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040914

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20041207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20041207

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081217

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091217

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101217

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111217

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121217

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees