JPH11316407A - カメラ - Google Patents

カメラ

Info

Publication number
JPH11316407A
JPH11316407A JP11060186A JP6018699A JPH11316407A JP H11316407 A JPH11316407 A JP H11316407A JP 11060186 A JP11060186 A JP 11060186A JP 6018699 A JP6018699 A JP 6018699A JP H11316407 A JPH11316407 A JP H11316407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
switch
mode
process proceeds
zoom
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11060186A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshifumi Osawa
敏文 大沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11060186A priority Critical patent/JPH11316407A/ja
Publication of JPH11316407A publication Critical patent/JPH11316407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被写体深度状態のイメージを誰にでも容易に
知らしめることを可能にする。 【解決手段】 少なくとも絞り値に基づいて深度を演算
する演算手段(ステップ113,114)と、前記演算
された深度の幅を表す情報を、露出情報を表示する表示
手段を構成するセグメントを用いて、列状に並んだセグ
メントの長さとして表示させる表示制御手段(ステップ
115)とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露出情報を表示す
る表示手段を有するカメラの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラの撮影レンズには、被写界
深度目盛りが備えられていたり、又、ファインダスクリ
ーン上にて被写体深度を確認する為の絞り込み機能があ
ったりした。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年で
はこうした被写体深度目盛りや絞り込み機能はコストの
制約で付けられなかったり、或は、あってもカメラに熟
練した人でなければうまく使いこなせないなどの問題が
あった。
【0004】(発明の目的)本発明の目的は、被写体深
度状態のイメージを誰にでも容易に知らしめることので
きるカメラを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、露出情報を表示する表示手段を有するカ
メラにおいて、少なくとも絞り値に基づいて深度を演算
する演算手段と、前記表示制御手段とを有するカメラと
するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態に係るカメ
ラの詳細説明に入るが、予め請求項1記載の本発明に係
る実施の形態の動作部分を明示すれば、図11のステッ
プ111〜115の動作を実行している部分である。
【0007】図1は本発明の実施の一形態に係るズーム
レンズ付きカメラの外観を上面から見た図である。
【0008】図1において、SWZTはテレ側ズームス
イッチ、SWZWはワイド側ズームスイッチ、SWAM
はオートフォーカス/マニュアルフォーカス切換えスイ
ッチ、SWMMはレンズボジション記憶スイッチ、SW
PLはレンズポジション再生スイッチである。
【0009】以上の操作部材はズームレンズ側に設けら
れている。
【0010】SWMEはズーム多重モード設定スイッ
チ、SW1,SW2はレリーズボタンの第1ストロー
ク,第2ストロークにてそれぞれオンするスイッチ、D
Lは回転されることにより90度位相の異なる2相パル
スを発生する電子ダイアル、MODESEL はカメラの動作モ
ードを選択する為のセレクタダイアル、SWDPは深度
表示スイッチ、SWCPは露出補正スイッチである。
【0011】以上の操作部材はカメラ側に設けられてい
る。
【0012】また、DSPは表示器、FLはストロボ発
光部である。
【0013】次に、カメラの動作モードを選択する為の
上記のセレクタダイアルMODESEL について説明する。
【0014】セレクタダイアルMODESEL は、図1に示す
通り、DEP,M,……等の7ポジションが設けられて
いる。それぞれのポジションは、“DEP”が深度優先
AEモード、“M”がマニュアル露出モード、“P”が
プログラムAEモード、“L”がレリーズロック(カメ
ラ動作禁止)、“顔のマーク(絵文字)”がポートレー
ト撮影AEモード、“山の絵文字”が風景撮影AEモー
ド、“チューリップの絵文字”がクローズアップ撮影モ
ードを表す。
【0015】ここで、絵文字にて表されたポートレート
撮影AEモード、風景撮影AEモード、クローズアップ
撮影AEモードを、絵文字に相応しいイメージの写真が
撮影できるモードということで総称して、以下イメージ
セレクトモードと呼ぶこととする。
【0016】図2及び図3は上記の表示器DSPによる
表示例を示す図である。
【0017】図2(a)は該表示器DSPの全セグメン
トを点灯させた時の状態を示したものであり、主として
シャッタ速度情報を表示する7SEG-1グループ、主として
絞り値情報を表示する7SEG-2グループ、露出レベル表示
並びに深度イメージ情報を表示するMETER SEG グルー
プ、更にはズーム多重モード設定マークから構成されて
いる。
【0018】図2(b)以下及び図3(a)〜(e)の
それぞれの表示例については、必要に応じてその都度説
明する。
【0019】図4は本実施の形態における構成を示す電
気回路ブロック図である。
【0020】図4において、PRSはカメラの制御並び
に測光,測距等の演算を行うマイクロコンピュータ、D
DRは前述した表示器DSPの表示制御並びにスイッチ
入力の検出を行う表示ドライバ、NSPCは露出制御の為に
被写体輝度を測定するための測光センサ、SNSはピン
トのズレ量を検出するための2列のラインセンサから成
る測距センサ、SDRは測距センサSNSの蓄積制御並
びに信号読出しのインターフェイスを行うためのセンサ
コントローラである。
【0021】LCMはマイクロコンピュータPRSがレ
ンズに対して通信を行う場合のインターフェイスを行う
レンズインターフェイス、FLCはストロボの閃光制御
を行うストロボコントローラ、XEはストロボの発光本
体となるキセノン管、FSPCはストロボの発光量を検
出して調光制御を行うための調光センサ、SWXはシャ
ッタの先幕走行完了にてオンしストロボコントローラF
LCに対して発光トリガを与えるトリガスイッチ、SW
FLはストロボ部が引上げられて(ポップアップして)
発光撮影の準備がされている場合にオンするストロボ検
知スイッチである。
【0022】MG1及びMG2はそれぞれシャッタの先
幕制御マグネット及び後幕制御マグネットであり、それ
ぞれトランジスタTR1及びTR2によって通電制御さ
れる。MTR1はフィルムの巻上げ並びに巻戻しを行う
モータであり、MDR1はモータMTR1を駆動するた
めのモータドライバである。MTR2はメカニズムのチ
ャージ並びにミラーの上げ下げを行うためのモータであ
り、MDR2はモータMTR2を駆動するためのモータ
ドライバである。
【0023】なお、マイクロコンピュータPRSに接続
されるSW1及びSW2、表示ドライバDDRに接続さ
れるDL,SWDP, SWME,SWCP,MODESEL の
各スイッチは、図1にて説明したカメラ側操作部材であ
り、両方の図に於て符号は一致している。尚、セレクタ
ダイアルMODESEL は前述した通り7ポジションであり、
よってディジタル信号としては図4に示す様に3ビット
のスイッチ情報で表すことが出来る。
【0024】上記マイクロコンピュータPRSは、シリ
アル通信によって表示ドライバDDR,センサコントロ
ーラSDR,レンズインターフェイスLCM,ストロボ
コントローラFLCの各デバイスと情報のやり取りを行
うが、この情報のやり取りに関係する信号について以下
に説明する。
【0025】SOはマイクロコンピュータPRSが各デ
バイスに対して出力するデータ信号、SIはマイクロコ
ンピュータPRSが各デバイスより入力するデータ信号
である。SCLKはマイクロコンピュータPRSが各デバイ
スに対して出力する通信同期クロック信号であり、表示
ドライバDDRと通信する場合にはチップセレクト信号
CDDRを出力してこれを行い、センサコントローラSDR
と通信する場合にはチップセレクト信号CSDRを出力して
これを行い、レンズと通信する場合にはチップセレクト
信号CLCMを出力してこれを行い、又、ストロボコントロ
ーラFLCと通信する場合はチップセレクト信号CFLCを
出力してこれを行う。
【0026】マイクロコンピュータPRSがシャッタの
制御を行う場合には、SMG1,SMG2の信号を出力
してトランジスタTR1及びTR2を通電制御する。ま
た、フィルム給送制御を行う場合には、M1F,M1R
の信号を出力してモータMTR1の駆動を行う。また、
メカニズムのチャージ並びにミラーの上げ下げを行う場
合には、M2F,M2Rの信号を出力してモータMTR
2の駆動を行う。
【0027】LCMからはレンズと接続される接点部が
出ており、図4においてI/Fと表記してある。I/F
においてVLはレンズに与える電源ライン、DCLはカ
メラからレンズに与えられる通信データライン、DLC
はレンズからカメラに与えられる通信データライン、L
CKはカメラからレンズに与えられる通信同期クロック
ライン、CGNDはグラントラインである。
【0028】図5はズームレンズの電気回路及び光学系
配置を示す図であり、以下電気回路について説明する。
【0029】LPRSはレンズの制御を行ったりレンズ
の光学データ等を記憶されたりするマイクロコンピュー
タであり、該マイクロコンピュータLPRSに接続され
るSWAM,SWZT,SWZW,SWMM,SWPL
の各スイッチは図1にて説明したズームレンズ側操作部
材であり、両方の図に於て符号は一致している。
【0030】図5において、I/Fは図4のカメラ側の
接点部I/Fと接続される接点部、VLはレンズに与え
られる電源ライン、DCLはカメラからレンズに与えら
れる通信データライン、DLCはレンズからカメラに与
えられる通信データライン、LCKはカメラからレンズ
に与えられる通信同期クロックライン、LGNDはグラ
ンドラインである。LMTRはフォーカスレンズ駆動用
モータであり、マイクロコンピュータLPRSより出力
される信号LMF,LMRにて制御され、そしてフォー
カスレンズの動きは、該フォーカスレンズ駆動用モータ
LMTRの回転を検知するパルスエンコーダPG並びに
フォーカスレンズの位置を知るエンコーダENCLから
得られる信号SENCP,SENCL によって、マイクロコンピュ
ータLPRSが細かく制御することが出来る。ZMTR
はズーミングレンズ駆動用モータであり、マイクロコン
ピュータLPRSより出力される信号ZMF,ZMRに
て制御され、そしてズーミングレンズの動きは、ズーミ
ングレンズの位置を知るエンコーダENCZから得られ
る信号SENCZ によってマイクロコンピュータLPRSが
知ることが出来る。DMTRは絞り駆動用モータであ
り、マイクロコンピュータLPRSが出力する信号DM
CTによって制御される。
【0031】次に、図6以下のフローチャートにしたが
ってマイクロコンピュータPRS及びLPRSの動作に
ついて説明する。
【0032】カメラの電気回路に電源が与えられてマイ
クロコンピュータPRSが動作可能となると、マイクロ
コンピュータPRSは内蔵されているプログラムにより
図6のステップ1からの動作を開始する。 [ステップ1] マイクロコンピュータPRSは自身の
各ポート出力、メモリ上の各フラグやレジスタを初期化
する。 [ステップ2] セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンが“L”、つまりレリーズロックの位置であるかどう
かをチェックする。もし、“L”であればステップ3へ
進み、そうでなければステップ7へ進む。 [ステップ3] 表示ドライバDDRに通信して表示器
DSPの表示を全て消灯状態とする。 [ステップ4] レンズ側マイクロコンピュータLPR
Sに通信してテレ側ズームスイッチSWZT及びワイド
側ズームスイッチSWZWの受付けを禁止させる。尚、
対応するレンズ側マイクロコンピュータLPRSの動作
についての詳細は後述する。 [ステップ5] レンズ側マイクロコンピュータLPR
Sに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを禁
止させる。 [ステップ6] 深度優先完了フラグFDEP及びズー
ム多重設定フラグFMEを共にクリアする。今はステッ
プ1にてフラグの初期化が行われたばかりであるからも
ともと深度優先完了フラグFDEP及びズーム多重設定
フラグFMEは「0」にクリアされている訳であるが、
カメラの操作途中にセレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“L”にされた場合にこのステップは有効にな
る。この後、プログラムはステップ2へ戻り、セレクタ
ダイアルMODESEL のポジションが“L”である限りは以
上の動作を繰り返すだけである。よって、このレリーズ
ロックのポジションではカメラは動作しない。
【0033】上記ステップ2において、セレクタダイア
ルMODESEL により“L”以外のポジションが選択されて
いる場合には、上述したようにステップ7へ進む。 [ステップ7] レンズ側マイクロコンピュータLPR
Sに通信してレンズの光学データ等の測光,測距に必要
な情報を得る。 [ステップ8] レンズ側マイクロコンピュータLPR
Sに通信してテレ側ズームスイッチSWZT及びワイド
側ズームスイッチSWZWの受付けを許可する。これに
より、カメラの使用者はレンズに設けられたテレ側ズー
ムスイッチSWZT及びワイド側ズームスイッチSWZ
Wを操作することによって、レンズのズーミングを行う
ことが出来る。 [ステップ9] レンズ側マイクロコンピュータLPR
Sに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを許
可する。これにより、カメラの使用者はレンズに設けら
れたレンズポジション記憶スイッチSWMM及びレンズ
ポジション再生スイッチSWPLを操作することによっ
て、レンズポジション記憶及び再生を行うことが出来
る。尚、本仕様の詳細については後述する。 [ステップ10] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“M”、つまりマニュアル露出モードであるかど
うかをチェックする。今は“M”ではないとすると、ス
テップ11へと進む。 [ステップ11] 表示ドライバDDRに通信して表示
器DSPのMETER SEG グループによる露出補正情報を表
示する。上記のステップ1にて初期化されたばかりなの
で露出補正は「0」であるから、この時点での表示は図
2(b)の様になる。 [ステップ12] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“P”、つまりプログラムAEモードであるかど
うかをチェックする。今は“P”ではないとすると、ス
テップ13へと進む。 [ステップ13] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“DEP”、つまり深度優先AEモードであるか
どうかをチェックする。今は“DEP”ではないとする
と、ステップ14へと進む。 [ステップ14] このステップへ進んでくるのはセレ
クタダイアルMODESEL のポジションがイメージセレクト
モード(ポートレート撮影AEモード、風景撮影AEモ
ード、或は、クローズアップ撮影AEモード)にある場
合である。この場合は、それぞれのモードにあわせてイ
メージにあった写真が撮影され易い様にズームレンズの
焦点距離をカメラ側からセットする為にレンズ側マイク
ロコンピュータLPRSに通信してテレ側ズームスイッ
チSWZT及びワイド側ズームスイッチSWZWの受付
けを一時的に禁止する。 [ステップ15] ステップ14と同様の理由により、
レンズ側マイクロコンピュータLPRSに通信してレン
ズポジション記憶スイッチSWMM及びレンズポジショ
ン再生スイッチSWPLの受付けを一時的に禁止する。
そして、図7のステップ16へと進む。 [ステップ16] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが風景撮影AEモードであるかどうかチェックす
る。もし、そうでなければステップ17へ進む。 [ステップ17] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがクローズアップ撮影AEモードであるかどうかチ
ェックする。もし、そうでなければポートレート撮影A
Eモードということになり、ステップ18へと進む。 [ステップ18] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してズームレンズをポートレート撮影に適し
た焦点距離「100mm 」にセットするように命令する。但
し、装着されているズームレンズの焦点距離の範囲内に
「100mm 」が含まれていない場合には、その範囲内にて
「100mm 」に最も近い焦点距離を選んでセットするよう
に命令する。 [ステップ19] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信して、テレ側ズームスイッチSWZT及びワ
イド側ズームスイッチSWZWの受付けを一時的に禁止
したものを解除する。これにより、再びカメラの使用者
はレンズに設けられたテレ側ズームスイッチSWZT及
びワイド側ズームスイッチSWZWを操作することによ
ってレンズのズーミングを行うことが出来るようにな
り、撮影意図によってはカメラがセットした以外の焦点
距離を自分で選んで撮影することが出来る。 [ステップ20] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM
及びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを
一時的に禁止していたものを解除する。
【0034】ポートレート撮影AEモードが選ばれてい
た場合の焦点距離の設定について述べたが、もしクロー
ズアップ撮影AEモードが選ばれていた場合には、ステ
ップ17からステップ21へと進む。 [ステップ21] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してズームレンズをクローズアップ撮影に適
したそのレンズの最長焦点距離に設定するように命令す
る。これは多くのズームレンズがそのレンズの最長焦点
距離に於て最大撮影倍率を得られることによる。この後
はポートレート撮影AEモードが選ばれていた場合と同
様にステップ19へ進む。
【0035】もし風景撮影AEモードが選ばれていた場
合には、ステップ16からステップ22へと進む。 [ステップ22] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してズームレンズを風景撮影に適した焦点距
離「35mm」に設定するように命令する。但し、装着され
ているズームレンズの焦点距離の範囲内に「35mm」が含
まれていない場合には、その範囲内にて「35mm」に最も
近い焦点距離を選んで設定するように命令する。この後
はポートレート撮影AEモードが選ばれていた場合と同
様にステップ19へ進む。
【0036】以上により、各イメージセレクトモードに
おけるレンズの焦点距離設定が終了する。続いてステッ
プ23へと進む。尚、セレクタダイアルMODESEL のポジ
ションが“P”であった場合には、レンズの焦点距離設
定を行わずに前述したステップ12よりステップ23へ
と進んでくる。 [ステップ23] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。もし、ONされていればステップ24へと進む。 [ステップ24] ここでは測距動作を行う。
【0037】この測距動作について、図13(b)のサ
ブルーチンにしたがって以下に説明する。 [ステップ161] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してレンズの光学データ等の測距に必要な
情報を得る。レンズの光学データ等は前述したステップ
7においても一度読み込んでいるが、その後にズーム操
作によって条件が変っている場合もあるので再び読み込
む。 [ステップ162] レンズから読み込んだレンズの光
学データ等の情報に含まれているレンズのオートフォー
カス/マニュアルフォーカス切換えスイッチSWAMの
状態をチェックする。もしオートフォーカス側になって
いればステップ163へと進む。 [ステップ163] センサコントローラSDRに通信
をして測距センサSNSの信号蓄積を行わせる。 [ステップ164] センサコントローラSDRに通信
をして測距センサSNSにより蓄積された信号の読出し
を行う。 [ステップ165] 読出された測距センサSNSの信
号に基づいてピントのずれ量(デフォーカス量)を演算
する。 [ステップ166] 上記のステップ165にて求めら
れたデフォーカス量をフォーカスレンズの駆動量に換算
する。
【0038】前記ステップ162においてレンズのオー
トフォーカス/マニュアルフォーカス切換えスイッチS
WAMの状態がマニュアルフォーカス側になっていれ
ば、ステップ162からステップ167へと進んむ。 [ステップ167] フォーカスレンズの駆動量を
「0」とする。
【0039】以上で測距動作は終了し、プログラムは元
へリターンする。すなわち図7のステップ25へ戻る。 [ステップ25] 測距サブルーチンに得られたフォー
カスレンズの駆動量に従ってフォーカスレンズを駆動す
るように、レンズ側マイクロコンピュータLPRSに通
信して駆動命令を送る。これによってピント合せが行わ
れる。尚、レンズのオートフォーカス/マニュアルフォ
ーカス切換えスイッチSWAMの状態がマニュアルフォ
ーカス側になっていた場合には、上述したステップ16
7にてフォーカスレンズの駆動量は「0」になっている
ので、フォーカスレンズの駆動は行われない。 [ステップ26] ここでは測光動作を行う。
【0040】この測光動作について、図13(a)のサ
ブルーチンにしたがって以下に説明する。 [ステップ151] 測光センサNSPCの出力を入力
し、これを絶対輝度情報であるところのBV値とする。 [ステップ152] 上記のステップ151にて得られ
たBV値に不図示のフィルム感度情報設定手段によって
設定されるフィルム感度情報SV値と露出補正値情報C
V値とを加えて測光値(EV値)とする。 [ステップ153] 後述するズーム多重モード設定フ
ラグFMEがセットされているかどうかをチェックす
る。ズーム多重モード設定フラグFMEがセットされて
いない通常の状態ではこのままサブルーチンリターンす
るが、もしもズーム多重モード設定フラグFMEがセッ
トされていた場合には、ステップ154を経由する。 [ステップ154] 多重撮影を行う場合には通常の露
出制御のままでは露出オーバーになってしまうので、上
記のステップ152にて得られた測光値を2段分明るい
方へシフトしておく。このことによって後のAE制御に
於て多重撮影1回当りの露光量が少なく制御されるの
で、露出オーバーを避けることが出来る。
【0041】以上で測光動作は終了し、プログラムは元
へリターンする。すなわち図7のステップ27へ戻る。 [ステップ27] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであれば、ステ
ップ28へと進む。 [ステップ28] セレクタダイアアルMODESEL のポジ
ションが風景撮影AEモードであるかどうかチェックす
る。もし、そうでなければ、ステップ29へと進む。 [ステップ29] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがクローズアップ撮影AEモードであるかどうかチ
ェックする。もし、そうでなければ、ステップ30へと
進む。 [ステップ30] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがポートレート撮影AEモードであるかどうかチェ
ックする。もし、そうでなければ、通常のプログラムA
Eモードということになり、ステップ31へと進む。 [ステップ31] プログラムAEモードとして定めら
れたプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度
と絞り値とを決定する。 [ステップ32] ストロボ検知スイッチSWFLがオ
フであることをステップ上記ステップ27にて認識して
いるので、ストロボコントローラFLCに通信してスト
ロボの発光を禁止する。
【0042】尚、セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンが風景撮影AEモードであった場合には、ステップ2
8からステップ33へと進む。 [ステップ33] 風景撮影AEモードとして定められ
たプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度と
絞り値とを決定する。この後はプログラムAEモードと
同様にステップ32へ進む。
【0043】又、セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンがクローズアップ撮影AEモードであった場合には、
ステップ29からステップ34へと進む。 [ステップ34] クローズアップ撮影AEモードとし
て定められたプログラム線図にて測光値に基づいてシャ
ッタ速度と絞り値とを決定する。この後はプログラムA
Eモードと同様にステップ32へ進む。
【0044】同様に、セレクタダイアルMODESEL のポジ
ションがポートレート撮影AEモードであった場合に
は、ステップ30からステップ35へと進む。 [ステップ35] ポートレート撮影AEモードとして
定められたプログラム線図にて測光値に基づいてシャッ
タ速度と絞り値とを決定する。この後はプログラムAE
モードと同様にステップ32へ進む。
【0045】上記のそれぞれのAEモードにおけるシャ
ッタ速度と絞り値の決定の仕方については、例えば風景
撮影AEモードでは比較的被写体深度が大きくなるよう
に絞りを絞り込むように制御し、逆にポートレート撮影
AEモードではバックのボケが大きくなるように絞りを
なるべく開いて制御し、クローズアップ撮影AEモード
においては中庸の被写体深度となるように絞りを制御す
るといったことでそれぞれのモードのイメージに合った
写真が撮影され易くするものであるが、この様な技術は
既に公知であるので詳細については割愛する。 [ステップ36] それぞれのAEモードに従って決定
されたシャッタ速度と絞り値の情報を表示ドライバDD
Rに通信して送り、表示器DSPの7SEG-1グループと7S
EG-2グループによってこれを表示する。例として、シャ
ッタ速度が「1/250秒」で絞り値が「F8.0」と
決定された場合の表示例を図2(c)に示してある。
【0046】先述したステップ27に於てストロボ検知
スイッチSWFLの状態がONであったとすると、上記
してきた各AEモードは区別なくストロボAEモードと
して制御する為に、ステップ27から以下に述べるステ
ップ37,ステップ38を経由してステップ36へと進
む。 [ステップ37] ストロボAEモードとして定められ
たプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度と
絞り値とを決定する。シャッタ速度は当然ながらストロ
ボ同調可能な速度が選ばれる。 [ステップ38] ストロボコントローラFLCに通信
してストロボの発光を可能とするようにメインコンデン
サのチャージ等の発光準備を行う。そして前述したよう
にステップ36へ進む。
【0047】前述したステップ36の動作が行われる
と、次いで以下のステップ39が実行される。 [ステップ39] レリーズボタンの第2ストロークス
イッチであるSW2がONされているかどうかをチェッ
クする。もしONであるとステップ40へと進む。 [ステップ40] 深度表示スイッチSWDPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしOFFである
と、図6のステップ41へと進む。尚、図7のステップ
23に於てレリーズボタンの第1ストロークスイッチで
あるSW1がOFFであった場合にも、図6のステップ
41へと進んでくる。 [ステップ41] 露出補正スイッチSWCPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしONしていたな
らば、ステップ42へと進む。 [ステップ42] 表示ドライバDDRに通信すること
により電子ダイアルDLによる情報入力を受付ける。電
子ダイアルDLによる情報とは、回転されることにより
回転方向に従った90度位相の異なる2相パルスを発生
するダイアルの出力信号に基く、「0」を基準としたア
ップ/ダウン値のことをいう。 [ステップ43] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により露出補正値を変更する。
【0048】この後プログラムはステップ2へ戻り、今
まで説明してきたステップを又繰返す。この過程でステ
ップ11で変更された露出補正値が表示され、ステップ
26で変更された露出補正値に基づく測光演算が行わ
れ、結果のシャッタ速度と絞り値とがステップ36にて
表示される。もし変更された露出補正値がマイナス1段
であったとした場合の表示例を図2(d)に示す。
【0049】ステップ41にて露出補正スイッチSWC
PがOFFであった場合には、ステップ44へと進む。 [ステップ44] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチであるSW1の状態をチェックする。もしONで
あれば図7のステップ23へ戻り、今まで説明してきた
ステップを又繰返す。もしOFFであれば、ステップ4
5に進む。 [ステップ45] ズーム多重モード設定スイッチSW
MEの状態をチェックする。もしOFFであればステッ
プ2へ戻り、今まで説明してきたステップを又繰返す。
もしONであれば、図10のステップ102に進むが、
この説明は後にする。
【0050】続いて、マニュアル露出モードについて説
明する。
【0051】セレクタダイアルMODESEのポジションが
“M”であった場合には、図6ステップ10より図8ス
テップ51へと進んでいく。 [ステップ51] 露出補正スイッチSWCPがONさ
れているかどうかをチェックする。尚、露出補正スイッ
チSWCPはマニュアル露出モードにおいては絞り値変
更用のスイッチとして機能する。もしOFFしていたな
らば、ステップ52へと進む。 [ステップ52] ステップ42の場合と同様に表示ド
ライバDDRに通信することにより電子ダイアルDLに
よる情報入力を受付ける。 [ステップ53] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により、シャッタ速度値を変更する。 [ステップ54] ステッププ52,ステップ53にて
更新されたシャッタ速度値並びに絞り値を表示ドライバ
DDRに通信して表示器DSPの7SEG-1グループと7SEG
-2グループによってこれを表示する。
【0052】ステップ51にて露出補正スイッチSWC
PがONされていた場合には、ステップ55へ進む。 [ステップ55] ステップ52の場合と同様に、表示
ドライバDDRに通信することにより電子ダイアルDL
による情報入力を受付ける。 [ステップ56] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により絞り値を変更する。
【0053】その後ステップ54へ進んで更新されたシ
ャッタ速度値並びに絞り値を表示ドライバDDRに通信
して表示器DSPの7REG-1グループと7SEG-2グループに
よってこれを表示する。 [ステップ57] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチであるSW1の状態をチェックする。もしONで
あれば、ステップ58に進む。 [ステップ58] ここでは測距動作を行う。ここでの
動作は、前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ59] 上記の測距結果に従ってフォーカス
レンズを駆動するように、レンズ側マイクロコンピュー
タLPRSに通信して駆動命令を送る。これによってピ
ント合せが行われる。 [ステップ60] ここでは測光を行う。ここでの動作
は、前述したステップ26の時と同じである。 [ステップ61] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであれば、ステ
ップ62へと進む。 [ステップ62] ストロボコントローラFLCに通信
してストロボの発光を禁止する。 [ステップ63] ステップ60における測光結果と設
定されているシャッタ速度値並びに絞り値とを比較して
その偏差を求め、これを表示ドライバDDRに通信して
表示器DSPのMETER SEG グループに表示させる。 [ステップ64] シャッタ速度値並びに絞り値を表示
ドライバDDRに通信して表示器DSPの7SEG-1グルー
プと7SEG-2グループによってこれを表示する。ステップ
54と同じことをしているので意味がない様に思える
が、後述する通り、ステップ61にてストロボ検知スイ
ッチSWFLがONであった場合に意味がある。 [ステップ65] レリーズボタンの第2ストロークス
イッチであるSW2がONされているかどうかをチェッ
クする。もしOFFであると、ステップ66へと進む。 [ステップ66] 深度表示スイッチSWDPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしOFFである
と、図6のステップ2へ戻ってここまで説明してきたフ
ローを繰返す。
【0054】尚、図8のステップ57に於てレリーズボ
タンの第1ストロークスイッチであるSW1がOFFで
あった場合にも図6のステップ2へと戻る。
【0055】ステップ61にてストロボ検知スイッチS
WFLがONであった場合は、ステップ67へと進む。 [ステップ67] 現在設定されているシャッタ速度値
がストロボ同調可能な速度であるかどうかをチェックす
る。もし可能な速度であればステップ69へと進むが、
そうでなければ以下に述べるステップ68を経由する。 [ステップ68] 設定されているシャッタ速度値では
ストロボ同調できないので、シャッタ速度値をストロボ
同調可能な速度に変更する。 [ステップ69] ストロボコントローラFLCに通信
してストロボの発光を可能とするようにメインコンデン
サのチャージ等の発光準備を行う。
【0056】以下、ステップ63に進むのはストロボ検
知スイッチSWFLがOFFであった場合と同じであ
り、もしステップ68を経由してシャッタ速度値がスト
ロボ同調可能な速度に変更された場合にはこれがステッ
プ64にて表示されることになる。
【0057】以上でマニュアル露出モードの説明を終了
し、続いて深度優先AEモードの説明をする。
【0058】ここで説明する深度優先AEモードの仕様
について簡単に述べると、まず、第1の被写体に向けて
レリーズボタンの第1ストロークスイッチSW1をON
することで第1の被写体に対する測距を行い、次に、第
2の被写体にむけてレリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1をONすることで第2の被写体に対する測
距を行い、最後に、第1及び第2の被写体を含んだ全体
の構図を決めてレリーズ動作をすると第1及び第2の被
写体を丁度深度に入れた絞りをカメラが選択して撮影が
行われるというものである。
【0059】セレクタダイアルMODESEL が“DEP”の
ポジションにあると深度優先AEモードとなるが、これ
は図6のステップ13にて検知されることによりステッ
プ71へと進む。 [ステップ71] 深度優先AEモードにおいてはズー
ム多重撮影を行うのは不適切なので、もしもズーム多重
モードが設定されてこのステップへ進んできた場合にこ
れを禁止するためにズーム多重モード設定フラグFME
をクリアし、ズーム多重撮影モード設定マークを表示器
DSPより消灯する。尚、ズーム多重モード設定等につ
いては後述する。 [ステップ72] 深度優先完了フラグFDEPがセッ
トされているかどうかをチェックする。最初はステップ
1或はステップ6で深度優先完了フラグFDEPはリセ
ットされたままなので、図9のステップ73へと進む。 [ステップ73] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであればステッ
プ74へと進む。尚、ストロボ検知スイッチSWFLが
ONしている場合には深度優先AEモードはプログラム
AEモードの場合などと同じくストロボAEモードとし
て制御すべく前述した図7ステップ23へと進む。 [ステップ74] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してレンズのオートフォーカス/マニュアル
フォーカス切換えスイッチSWAMの状態をチェックす
る。オートフォーカス側になっていればステップ75へ
と進む。もしも、マニュアルフォーカス側であった場合
には深度優先AEモードにはならずプログラムAEモー
ドとして制御するためにやはり前述した図7ステップ2
3へと進む。 [ステップ75] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。ONされているとステップ76へと進む。もしも、
OFFしていると前述した図6のステップ41に進む。 [ステップ76] 測距動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ77] 測距結果に従ってフォーカスレンズ
を駆動するように、レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信して駆動命令を送る。これによって深度優先
AEモードにおける第1点目のピント合せが行われる。 [ステップ78] 深度優先AEモードにおける第1点
目のピント合せが終了したことを示すためにこの表示を
行う。まずは表示ドライバDDRに通信して表示器DS
Pの7SEG-1グループと7SEG-2グループによって“D
(d)EP 1”と表示させる。 [ステップ79] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してフォーカスレンズの現在位置つまりエン
コーダENCLの情報を読出す。 [ステップ80] 表示ドライバDDRに通信して、図
6のステップ11を経由することによって表示器DSP
のMETER SEG グループによって表示されていた露出補正
情報の表示をOFFにする。 [ステップ81] ステップ79にて読み込んだフォー
カスレンズの現在位置、つまりエンコーダENCLの情
報を表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのMETE
R SEG グループに表示させる。例えば、フォーカスレン
ズの現在位置がそのレンズの無限端と至近端の中間より
やや無限端よりだったとしてこの時点での表示器DSP
の表示状態は図3(a)に示すようになる。 [ステップ82] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかをチエックす
る。ONされていると一度OFFされるまで待ち、OF
Fされるのを検出するとステップ83に進む。 [ステップ83] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかを再びチェック
する。OFFされていると一度ONされるまで待ち、O
Nされるのを検出するとステップ84に進む。 [ステップ84] 測距動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ85] 測距結果に従ってフォーカスレンズ
を駆動するように、レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信して駆動命令を送る。これによって深度優先
AEモードにおける第2点目のピント合せが行われる。 [ステップ86] 深度優先AEモードにおける第2点
目のピント合せが終了したことを示すためにこの表示を
行う。まずは表示ドライバDDRに通信して表示器DS
Pの7SEG-1グループと7SEG-2グループによって“DEP
2”と表示させる。 [ステップ87] レンズ側マイクロコンピュータLP
RSに通信してフォーカスレンズの現在位置つまりエン
コーダENCLの情報を読出す。 [ステップ88] ステップ87にて読み込んだフォー
カスレンズの現在位置、つまりエンコーダENCLの情
報を表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのMETE
R SEG グループに表示させる。例えば、フォーカスレン
ズの現在位置がそのレンズの無限端と至近端の中間より
やや至近端よりだったとしてこの時点での表示器DSP
の表示状態は図3(b)に示すようになる。 [ステップ89] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。ONされていると一度OFFされるまで待ち、OF
Fされるのを検出するとステップ90に進む。 [ステップ90] レリーズボタンの第1ストロークス
イッチSW1がONされているかどうかを再びチェック
する。OFFされていると一度ONされるまで待ち、O
Nされるのを検出するとステップ91に進む。 [ステップ91] ステップ84の測距動作により求め
られた第1点目から第2点目までのデフォーカス量の
「1/2」だけフォーカスレンズを第1点目に駆動する
ようにレンズ側マイクロコンピュータLPRSに通信し
て駆動命令を送る。これによってフォーカスレンズは第
1点目と第2点目の中間位置に駆動され、深度優先AE
モードにおける撮影時のフォーカスレンズ位置が決定す
る。 [ステップ92] ステップ84の測距動作により求め
られた第1点目から第2点目までのデフォーカス量の
「1/2」を許容錯乱円の径で割ることにより第1点目
から第2点目迄の深度を丁度カバーする絞り値を算出す
る。 [ステップ93] 測光動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ26の時と同じである。 [ステップ94] ステップ93によって得られた測光
値Evよりステップ92によって得られた絞り値Avを
減算してシャッタ速度値Tvを得る。 [ステップ95] ステップ92によって得られた絞り
値Av及びステップ94によって得られたシャッタ速度
値Tvを表示ドライバDDRに通信して表示器DSPの
7SEG-1グループと7SEG-2グループによって表示させる。 [ステップ96] 深度優先完了フラグFDEPをセッ
トする。そして、図10のステップ97へと進む。 [ステップ97] 露出補正スイッチSWCPがONされて
いるかどうかをチェックする。もしONしていたならば
図6のステップ41へと進み、前述した露出補正情報の
変更ルーチンを実行する。露出補正スイッチSWCPが
OFFであればステップ98に進む。 [ステップ98] 図9のステップ81にて表示した第
1点目のフォーカスレンズの位置表示と図9のステップ
88にて表示した第2点目のフォーカスレンズの位置表
示と、更に両点の間にある表示セグメントを全て表示す
る様に表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのME
TER SEG の表示を更新する。よってこの時点において図
3(c)に示すような表示態様となって深度優先AEモ
ードを行った結果のシャッタ速度値,絞り値それから被
写体深度のイメージが一目見て分る表示となる。
【0060】尚、ステップ97にて露出補正スイッチS
WCPがONされていて図6のステップ41へと進み前
述した露出補正情報の変更ルーチンを実行した状態で
は、表示器DSPのMETER SEG の表示はステップ11を
経由して露出補正情報の表示になるので、図3(d)に
示すような表示態様となる。更にその後ステップ13に
進んでステップ71,ステップ72と進んで来ると、今
度は深度優先完了フラグFDEPがセットされているの
で図9のステップ92へと進んで深度優先完了状態を保
持する。
【0061】図10の説明に戻る。 [ステップ99] レリーズボタンの第2ストロークス
イッチSW2がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているとステップ100に進む。 [ステップ100] レリーズボタンの第1ストローク
スイッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているのを検出するとステップ1
01に進む。 [ステップ101] 深度優先完了フラグFDEPを
「0」にクリアする。
【0062】プログラムは図6のステップ2へと戻って
始めからやり直す。尚、ステップ100にてレリーズボ
タンの第1ストロークスイッチSW1がONしていたな
らば図9のステップ92へと戻って深度優先完了状態を
保持する。
【0063】以上で深度優先AEモードについての説明
を終了するが、続いてズーム多重撮影モードの設定につ
いて説明する。
【0064】前述した図6のステップ45にてズーム多
重撮影モード設定スイッチSWMEがONされているこ
とを検知すると、図10のステップ102へと進む。 [ステップ102] 1秒間のカウントを行う。 [ステップ103] ズーム多重撮影モード設定スイッ
チSWMEがONされているかどうかチェックする。こ
れはズーム多重撮影モード設定スイッチSWMEが不用
意に押されてズーム多重撮影モードが設定されるのを防
ぐために1秒間ズーム多重撮影モード設定スイッチSW
MEがONされ続けることを確認するためである。この
時点でズーム多重撮影モード設定スイッチSWMEがO
FFされていたならば、ズーム多重撮影モードの設定を
せずにプログラム図6ステップ2へと戻ってから初めか
らやり直す。ズーム多重撮影モード設定スイッチSWM
EがONされていたならばステップ104に進む。 [ステップ104] セレクタダイアルMODESEL が“D
EP”のポジションにあるかどうかをチェックする。深
度優先AEモードにおいてはズーム多重撮影を行うのは
不適切なので、もしも深度優先AEモードにおいてこの
ステップへ進んできた場合にこれを禁止するために、セ
レクタダイアルMODESEL が“DEP”のポジションにあ
る場合にはプログラムは図6ステップ2へと戻る。そう
でなければステップ105へと進む。 [ステップ105] ズーム多重撮影モード設定フラグ
FMEをセットする。 [ステップ106] 表示器DSPにズーム多重撮影モ
ード設定マークを点灯する様に、表示ドライバDDRに
通信する。この時点で図3(e)に示すような表示とな
る。これでズーム多重撮影モードの設定は終了してプロ
グラムは図6ステップ2へと戻る。
【0065】次に、深度表示スイッチSWDPがONさ
れた場合における動作について説明する。
【0066】前述した図7のステップ40、或は、図8
のステップ66において深度表示スイッチSWDPがO
Nされたことを検知すると、図11のステップ111へ
と進む。 [ステップ111] 表示ドライバDDRに通信して表
示器DSPのMETER SEGの露出補正表示又はマニュアル
露出モード時の露出レベル表示を消灯させる。 [ステップ112] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してフォーカスレンズの現在位置、つまり
エンコーダENCLの情報やズームエンコーダENCZの情
報等被写体深度を計算するのに必要な情報を読出す。 [ステップ113] このステップに進んでくる以前に
それぞれの露出モードにおいて設定、或は、演算された
現在の絞り値に許容錯乱円径を掛けて深度内として許容
される片側デフォーカス量とする。 [ステップ114] 上記のステップ113で求められ
た深度内として許容される片側デフォーカス量を更にレ
ンズの光学情報、すなわちデフォーカス量とフォーカス
レンズの繰出し量との関係係数と参照してデフォーカス
量としての深度幅を実際のレンズの繰出し位置としての
深度幅に換算する。 [ステップ115] ステップ114にて求められたレ
ンズの繰出し位置としての深度幅の情報を表示ドライバ
DDRに通信して表示器DSPのMETER SEG にてこれを
表示させる。この時点で図2(e)に示すような表示態
様になる。 [ステップ116] レリーズボタンの第2ストローク
スイッチSW2がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているとステップ117に進む。 [ステップ117] 深度表示スイッチSWDPがON
され続けているかどうかをチェックする。もし、ONさ
れているならばステップ118へと進む。 [ステップ118] セレクタダイアルMODEDEL が
“M”のポジションであるかどうかをチェックする。も
しも、セレクタダイアルMODESEL が“M”のポジション
であったならばステップ116へ戻る。セレクタダイア
ルMODESEL が“M”以外のポジションであったならば露
出制御のための測光演算を行わせるために図7のステッ
プ26へと戻る。尚、ステップ117にて深度表示スイ
ッチSWDPがOFFしていたならば深度表示状態を抜
けるために前述した図6のステップ41へと戻る。
【0067】次に、レリーズボタンの第2ストロークス
イッチSW2がONされたことを検知してレリーズシー
ケンスに入った場合について説明する。
【0068】前述した図7のステップ39,図8のステ
ップ65,図10のステップ99並びに図11のステッ
プ116において、レリーズボタンの第2ストロークス
イッチSW2がONされたことを検知すると、何れの場
合も図11のステップ119に進んでくる。 [ステップ119] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してテレ側ズームスイッチSWZT及びワイド
側ズームスイッチSWZWの受付けを禁止させる。 [ステップ120] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してレンズポジション記憶スイッチSWM
M及びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付け
を禁止させる。 [ステップ121] ズーム多重撮影モード設定フラグ
FMEがセットされているかどうかをチェックする。も
しズーム多重撮影モード設定フラグFMEがセットされ
ていない一般的な撮影の状況であればステップ122へ
と進む。 [ステップ122] M2F,M2Rの信号を出力して
モータMTR2の駆動を行い、ミラーアップの動作を行
う。 [ステップ123] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信して、このステップに進んでくる以前にそ
れぞれの露出モードにおいて設定、或は、演算された現
在の絞り値に従って絞りを絞るように駆動命令を出す。 [ステップ124] SMG1の信号を出力してトラン
ジスタTR1を通電制御してシャッタ先幕を走行させ
る。これによって露光が開始される。 [ステップ125] このステップに進んでくる以前に
それぞれの露出モードにおいて設定、或は、演算された
現在のシャッタ速度に従って実時間のカウントを行う。 [ステップ126] SMG2の信号を出力してトラン
ジスタTR2を通電制御してシャッタ後幕を走行させ
る。これによって露光が終了する。 [ステップ127] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信して絞りを開放にするように駆動命令を出
す。 [ステップ128] M2F,M2Rの信号を出力して
モータMTR2の駆動を行い、ミラーダウン及びメカニ
ズムチャージの動作を行う。そして、図12のステップ
129へ進む。 [ステップ129] ズーム多重撮影モード設定フラグ
FMEがセットされているかどうかをチェックする。今
はズーム多重撮影モード設定フラグFMEがセットされ
ていない一般的な撮影の状況であるとしているので、ス
テップ130へと進む。 [ステップ130] 深度優先完了フラグFDEPを
「0」にクリアする。深度優先AEモードで撮影された
場合以外は特にこのステップは意味がないが、深度優先
AEモードで撮影された場合には深度優先完了フラグF
DEPを「0」にクリアしておかないと新たな深度優先
の入力ができなくなってしまうのでここでクリアする。 [ステップ131] M1F,M1Rの信号を出力して
モータMTR1の駆動を行い、フィルムの巻上げ動作を
行う。
【0069】これで一般的なレリーズシーケンスは終了
し、プログラムは図6のステップ2へと戻る。
【0070】上記のステップ121にてズーム多重撮影
モード設定フラグFMEがセットされていることを検知
した場合のレリーズシーケンスにおいては、図11のス
テップ121よりステップ132へと進む。 [ステップ132] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRに「2」を設定する。 [ステップ133] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してズーミングモータを駆動してズーム位
置がワイド端になるように駆動命令を出す。
【0071】この後、図11のステップ122から図1
2のステップ129迄は一般的なレリーズシーケンスと
同様に進んで第1回目の露光がズーム位置のワイド端に
て行われる。そして、ステップ129からはステップ1
34へと進む。 [ステップ134] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ132にて「2」とされているのでステッ
プ135へと進む。 [ステップ135] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「2」か或は「1」かをチェッ
クする。今はステップ132にて「2」とされているの
でステップ136へと進む。 [ステップ136] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してズーミングモータを駆動してズーム位
置がワイド端とテレ端の中間位置になるように駆動命令
を出す。 [ステップ137] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容を減じて「1」とする。
【0072】この後、図11のステップ122へ戻って
図12のステップ129迄のレリーズシーケンスを再び
行い、第2回目の露光がズーム位置のワイド端とテレ端
の中間位置にて行われる。ステップ129からはやはり
ステップ134へと進む。 [ステップ134] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ137にて「1」とされているのでステッ
プ135へと進む。 [ステップ135] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「2」か或は「1」かをチェッ
クする。今はステップ137にて「1」とされているの
でステップ138へと進む。 [ステップ138] レンズ側マイクロコンピュータL
PRSに通信してズーミングモータを駆動してズーム位
置がテレ端になるように駆動命令を出す。 [ステップ139] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容を減じて「0」とする。
【0073】この後、図11のステップ122へ戻って
図12のステップ129迄のレリーズシーケンスを再び
行い、第3回目の露光がズーム位置のテレ端にて行われ
る。ステップ129からはやはりステップ134へと進
む。 [ステップ134] ズーム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ139にて「0」とされているのでステッ
プ140へと進む。 [ステップ140] ズーム多重撮影が終了したのでズ
ーム多重撮影モード設定フラグFMEを「0」にクリア
する。 [ステップ141] 表示器DSPにおいてズーム多重
撮影モード設定マークを消灯する様に表示ドライバDD
Rに通信する。
【0074】この後、ステップ131に進み、フィルム
の巻上げが行われることでズーム多重撮影の全てが完了
する。
【0075】レリーズルーチンの中で、図11のステッ
プ119並びにステップ120にて禁止されたレンズ側
操作部材の入力受付けは、レリーズルーチン終了後、図
6のステップ7及びステップ8にて再び許可される。
【0076】以上でカメラ側マイクロコンピュータPR
Sの動作の説明を終了する。
【0077】最後に、図14のフローチャートに従って
レンズ側マイクロコンピュータLPRSの動作について
説明する。
【0078】レンズがカメラに装着され、カメラより電
源供給がなされることによりレンズ側マイクロコンピュ
ータLPRSは動作可能となり、レンズ側マイクロコン
ピュータLPRSはステップ201から動作を始める。 [ステップ201] マイクロコンピュータLPRSは
自身の各ポート出力、メモリ上の各フラグやレジスタを
初期化する。 [ステップ202] カメラ側マイクロコンピュータP
RSより絞り駆動の命令が送られているかどうかをチェ
ックする。もし絞り駆動の命令が送られているならばス
テップ203へ進む。 [ステップ203] 絞り駆動の命令に従って信号DM
CTによって絞り駆動用モータDMTRを制御して絞り
を駆動する。続いてステップ204へ進む。尚、ステッ
プ202にて絞り駆動の命令が送られていない場合には
ステップ203を通らずにステップ204へ進む。 [ステップ204] カメラ側マイクロコンピュータP
RSよりフォーカスレンズ駆動の命令が送られているか
どうかをチェックする。もしフォーカスレンズ駆動の命
令が送られているならばステップ205へ進む。 [ステップ205] フォーカスレンズ駆動の命令に従
って信号LMF,LMRによってフォーカスレンズ駆動
用モータLMTRを制御してフォーカスレンズを駆動す
る。続いてステップ206へ進む。ステップ204にて
フォーカスレンズ駆動の命令が送られていない場合には
ステップ205を通らずにステップ206へ進む。 [ステップ206] カメラ側マイクロコンピュータP
RSよりズーミングレンズ駆動の命令が送られているか
どうかをチェックする。もしズーミングレンズ駆動の命
令が送られているならばステップ207へ進む。 [ステップ207] ズーミングレンズ駆動の命令に従
って信号ZMF,ZMRによってズーミングレンズ駆動
用モータZMTRを制御してズーミングレンズを駆動す
る。続いてステップ208へ進む。尚、ステップ206
にてズーミングレンズ駆動の命令が送られていない場合
にはステップ207を通らずにステップ208へ進む。 [ステップ208] カメラ側マイクロコンピュータP
RSよりレンズ情報読出しの命令が送られているかどう
かをチェックする。もしレンズ情報読出しの命令が送ら
れているならばステップ209へ進む。 [ステップ209] レンズの光学情報やオートフォー
カス/マニュアルフォーカス切換えスイッチSWAMの
状態、或は、フォーカスレンズの位置情報,ズーミング
レンズの位置情報などを所定の通信ルールに従って送信
する。続いてステップ210へ進む。尚、ステップ20
8にてレンズ情報読出しの命令が送られていない場合に
はステップ209を通らずにステップ210へ進む。 [ステップ210] カメラ側マイクロコンピュータP
RSによってテレ側ズームスイッチSWZT及びワイド
側ズームスイッチSWZWの受付けが許可されているか
どうかをチェックする。もし許可されていればステップ
211へ進む。 [ステップ211] テレ側ズームスイッチSWZTが
ONされているかどうかをチェックする。もしONされ
ていればステップ212へ進む。 [ステップ212] 信号ZMF,ZMRによってズー
ミングレンズ駆動用モータZMTRを制御してズーミン
グレンズをテレ側に駆動する。そして、ステップ211
へと戻り、テレ側ズームスイッチSWZTがONされて
いる限りはこの状態が続く。もしステップ211にてテ
レ側ズームスイッチSWZTがOFFであるとステップ
213に進む。 [ステップ213] ワイド側ズームスイッチSWZW
がONされているかどうかをチェックする。もしONさ
れていればステップ214へと進む。 [ステップ214] 信号ZMF,ZMRによってズー
ミングレンズ駆動用モータZMTRを制御してズーミングレ
ンズをワイド側に駆動する。そして、ステップ213へ
と戻り、ワイド側ズームスイッチSWZWがONされて
いる限りはこの状態が続く。もしステップ213にてワ
イド側ズームスイッチSWZWがOFFであるとステッ
プ215に進む。 [ステップ215] 信号ZMF,ZMRによってズー
ミングレンズ駆動用モータZMTRを停止する。尚、ステッ
プ210においてカメラ側マイクロコンピュータPRS
によってテレ側ズームスイッチSWZT及びワイド側ズ
ームスイッチSWZWの受付けが許可されていない場合
にはステップ211からステップ215は通らずにステ
ップ216へと進む。 [ステップ216] カメラ側マイクロコンピュータP
RSによってレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを許
可されているかどうかをチェックする。もし許可されて
いればステップ217へと進む。 [ステップ217] レンズポジション再生スイッチS
WPLがONしているかどうかをチェックする。OFF
しているならばステップ218へと進む。 [ステップ218] レンズポジション記憶スイッチS
WMMがONしているかどうかをチェックする。OFF
しているならばステップ202へと戻って又同じフロー
を繰返すが、ONしているならばステップ219へと進
む。 [ステップ219] 現在のレンズポジション、すなわ
ちフォーカスレンズの位置とズーミングレンズの位置を
レンズ側マイクロコンピュータLPRS内のメモリに記
憶する。そして、ステップ218へと戻り、レンズポジ
ション記憶スイッチSWMMがONしている限りはこの
状態をホールドして先へは進まない。
【0079】ステップ218にてレンズポジション記憶
スイッチSWMMがOFFしていることを検知したなら
ば、ステップ202へと戻って又同じフローを繰返す。
こうしてレンズポジション、すなわちフォーカスレンズ
の位置とズーミングレンズの位置の記憶が行われた後
で、ステップ217にてレンズポジション再生スイッチ
SWPLがONしていることを検知されたとする。する
と、ステップ220へと進む。 [ステップ220] レンズ側マイクロコンピュータL
PRS内のメモリに記憶されているズーミングレンズの
位置へと信号ZMF,ZMRによってズーミングレンズ
駆動用モータZMTRを制御してズーミングレンズを駆動す
る。 [ステップ221] レンズ側マイクロコンピュータL
PRS内のメモリに記憶されているフォーカスレンズの
位置へと信号LMF,LMRによってフォーカスレンズ
駆動用モータLMTRを制御してフォーカスレンズを駆動す
る。これによってレンズポジション再生の動作が終了す
る。
【0080】この後プログラムはステップ218へと進
み、上述したフローを繰返す。尚、ステップ216にて
カメラ側マイクロコンピュータPRSによってレンズポ
ジション記憶スイッチSWMM及びレンズポジション再
生スイッチSWPLの受付けを許可されていないとした
場合には、ステップ217からステップ221のフロー
は通らずにステップ202へ戻る。
【0081】以上でレンズ側マイクロコンピュータLP
RSの動作の説明を終了する。
【0082】本実施の形態によれば、決定された絞り値
に基づいて算出された焦点面深度を、フォーカスレンズ
の移動量に対応した被写体深度に換算し、これを表示器
DSPの露出補正量を表示する部分に兼用表示するよう
にしているため、被写体深度状態のイメージを誰にでも
容易につかむことが可能となる。また、殆どのカメラが
備えている露出に関する情報を表示する表示器DSP上
にこの表示を兼用して表示させるようにしているため、
コストアップすることもない。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
被写体深度状態のイメージを誰にでも容易に知らしめる
ことができるカメラを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係るズームレンズ付き
カメラの上面図である。
【図2】図1の表示器において各種状態時における表示
例を示す図である。
【図3】同じく図1の表示器において各種状態時におけ
る表示例を示す図である。
【図4】図1のカメラの構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図5】図1のズームレンズ側の光学配置及び回路ブロ
ックを示す構成図である。
【図6】図1のカメラの動作の一部を示すフローチャー
トである。
【図7】図6の続きの動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】図7の続きの動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】図8の続きの動作を示すフローチャートであ
る。
【図10】図9の続きの動作を示すフローチャートであ
る。
【図11】図10の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図12】図11の続きの動作を示すフローチャートで
ある。
【図13】図7における測光及び測距動作を示すフロー
チャートである。
【図14】図1のズームレンズ側での動作を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
PRS,LPRS マイクロコンピュータ DDR 表示ドライバ DSP 表示器 SNS 測距センサ SDR センサコントローラ FLC ストロボコントローラ ZMTR ズーミングレンズ駆動用モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 露出情報を表示する表示手段を有するカ
    メラにおいて、少なくとも絞り値に基づいて深度を演算
    する演算手段と、前記演算された深度の幅を表す情報
    を、前記露出情報を表示する表示手段を構成するセグメ
    ントを用いて、列状に並んだセグメントの長さとして表
    示させる表示制御手段とを有することを特徴とするカメ
    ラ。
JP11060186A 1999-03-08 1999-03-08 カメラ Pending JPH11316407A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11060186A JPH11316407A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 カメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11060186A JPH11316407A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 カメラ

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4082986A Division JPH05249364A (ja) 1992-03-06 1992-03-06 カメラ及びズ−ムレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11316407A true JPH11316407A (ja) 1999-11-16

Family

ID=13134893

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11060186A Pending JPH11316407A (ja) 1999-03-08 1999-03-08 カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11316407A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05249364A (ja) カメラ及びズ−ムレンズ
US5262818A (en) Program zoom camera
JPH11316407A (ja) カメラ
JP3890098B2 (ja) 光学装置
JP2007011070A (ja) デジタル一眼レフカメラ
JP3060362B2 (ja) 表示装置
JP4474040B2 (ja) カメラ及びカメラシステム
JP3212164B2 (ja) カメラの測光装置
JP3563807B2 (ja) カメラ
JPH0764165A (ja) ズームレンズ付きカメラ
JP4377972B2 (ja) カメラ
JP2006071839A (ja) カメラ
JP3432332B2 (ja) カメラのシーケンス制御装置
JPH02201335A (ja) オートズーム機構を有するカメラ
JPH09230223A (ja) カメラ
JPH0763973A (ja) 自動焦点式カメラ
JPH0915707A (ja) カメラ
JP2000250119A (ja) カメラ
JPH11337807A (ja) 焦点距離変更可能なカメラ
JPH0862702A (ja) カメラのファインダ装置
JPH02302738A (ja) カメラ及びレンズ交換可能なカメラ及びパワーズーム機能付交換レンズ
JPH05197051A (ja) カメラの表示装置
JPH02201331A (ja) オートズーム機構を有するカメラ
JPH02201333A (ja) オートズーム機構を有するカメラ
JPH11265021A (ja) カメラの表示装置