JPH05249364A - カメラ及びズ−ムレンズ - Google Patents

カメラ及びズ−ムレンズ

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JPH05249364A
JPH05249364A JP4082986A JP8298692A JPH05249364A JP H05249364 A JPH05249364 A JP H05249364A JP 4082986 A JP4082986 A JP 4082986A JP 8298692 A JP8298692 A JP 8298692A JP H05249364 A JPH05249364 A JP H05249364A
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JP
Japan
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lens
mode
zooming
camera
switch
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JP4082986A
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Toshifumi Osawa
敏文 大沢
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
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    • G02B7/102Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens controlled by a microcomputer
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    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light
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    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2217/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B2217/18Signals indicating condition of a camera member or suitability of light

Abstract

(57)【要約】 【目的】 撮影者が一々操作すること無しに、特定の撮
影条件によりふさわしい画角を決定する。 【構成】 モ−ド指定手段MODESEL により特定の撮影条
件を想定して設けられた撮影モ−ドが指定された場合に
は、駆動手段を制御してズ−ミングレンズを所定の位置
まで移動させるズ−ミング制御手段PRSを設け、特定
の撮影条件を想定して設けられた撮影モ−ドが指定され
た場合には、所定の位置へ自動的にズ−ミングを行うよ
うにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動的にピント調整を
行う機能等を有したカメラ及び該カメラに装着されるズ
−ムレンズの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ポ−トレ−ト,風景,クロ−
ズアップなどに代表されるような、ある特定の撮影条件
を想定して設けられた撮影モ−ドを持つカメラが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】こうした撮影モ−ドを
持つカメラにおいては、それぞれ想定された特定の撮影
条件を考慮して露出条件を変えるなどしてそれぞれの想
定された特定の撮影条件によりふさわしい写真が自動的
に撮影できるようにプログラムされているが、特定の撮
影条件によりふさわしい画角の決定については自動化さ
れておらず、よい写真が得られない場合が多々あった。
【0004】次に、発明が解決しようとする第2の課題
について説明する。
【0005】従来、露光中にフォ−カスレンズやズ−ミ
ングレンズを動作させながら自動的にファンタジック
な、或は、現実性を越えた写真を撮影するといったこと
や、ピントの位置を変えながら多重写し込みを行って同
様な効果を狙うといった技術が知られている。
【0006】しかしながら、こうした撮影技術による写
真において、更なる映像効果を狙って被写体の写る大き
さを変えながら多重写し込みを行うことを自動化したカ
メラはなかった。
【0007】次に、発明が解決しようとする第3の課題
について説明する。
【0008】従来、写真撮影等に使われるズ−ムレンズ
に関しては、カメラとの組み合わせによって達成される
ものも含めて、ピント合せの自動化やズ−ミングの自動
化、或は、電動化が行われて操作性の向上や速写性の向
上が図られている。
【0009】しかしながら、ピント合せの自動化やズ−
ミングの自動化と云っても、全てカメラ任せで撮影者の
重い通り完全な画角とピント合せで写真が撮影できる訳
ではなく、やはり撮影者が自分でピント合せを行った
り、ズ−ミングを行ったりすることがある。このため、
特にとっさの場合に撮影者が自分でピントを合せたり、
ズ−ミングを行ったりする時間のロスによってシャッタ
チャンスを逃すことになり、この点の改善が望まれてい
た。
【0010】次に、発明が解決しようとする第4の課題
について説明する。
【0011】従来、カメラの撮影レンズには、被写界深
度目盛りが備えられていたり、又、ファインダスクリ−
ン上にて被写体深度を確認する為の絞り込み機能があっ
たりした。
【0012】しかしながら、近年ではこうした被写体深
度目盛りや絞り込み機能はコストの制約で付けられなか
ったり、或は、あってもカメラに熟練した人でなければ
うまく使いこなせないなどの問題があった。
【0013】本発明の第1の目的は、撮影者が一々操作
すること無しに、特定の撮影条件によりふさわしい画角
を決定することのできるカメラを提供することである。
【0014】本発明の第2の目的は、煩雑な操作を撮影
者に強要することなく、特殊映像効果を得るための撮影
を容易に実現させることのできるカメラを提供すること
である。
【0015】本発明の第3の目的は、被写体深度状態の
イメ−ジを誰にでも容易に知らしめることのできるカメ
ラを提供することである。
【0016】本発明の第4の目的は、撮影者が一々ピン
トを合せたり、ズ−ミングを行ったりする時間をロスす
る無く直ちに意図したピント及びズ−ミングにて撮影を
行うことのできるズ−ムレンズを提供することができ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、モ−ド指定手
段により特定の撮影条件を想定して設けられた撮影モ−
ドが指定された場合には、駆動手段を制御してズ−ミン
グレンズを所定の位置まで移動させるズ−ミング制御手
段を設け、特定の撮影条件を想定して設けられた撮影モ
−ドが指定された場合には、所定の位置へ自動的にズ−
ミングを行うようにしている。
【0018】また、ズ−ミングレンズの位置を変えなが
らの多重撮影を行う多重撮影モ−ドを指定する指定手段
と、該指定手段により多重撮影モ−ドが指定され、この
状態でレリ−ズ操作がなされることにより、駆動手段及
び露出制御手段を制御し、同一の感光部位に、異なるズ
−ミング位置それぞれにおける露出を連続して多重露出
する多重撮影実行手段とを設け、ズ−ミングレンズの位
置を変えながらの多重撮影を行う多重撮影モ−ドを指定
された場合には、同一の感光部位に、自動的に異なるズ
−ミング位置それぞれにおける露出を連続して多重露出
するようにしている。具体的には、例えば、ズ−ムレン
ズを長焦点距離側に位置させての第1回目の露出を行
い、次いで、同一のフィルム面(駒)上に、短焦点距離
側に位置させての第2回目の露出を行う、という多重露
出の動作を自動的に行うようにしている。
【0019】また、決定される絞り値より焦点面深度を
算出する演算手段と、該演算手段にて算出された焦点面
深度をフォ−カスレンズの移動量に対応した被写体深度
に換算する換算手段と、該換算手段にて換算された被写
体深度を、露出補正量表示部にて兼用表示する表示手段
とを備え、露出補正量を表示する表示手段により、換算
手段にて換算された被写体深度を兼用表示するようにし
ている。
【0020】また、フォ−カス及びズ−ミングそれぞれ
のレンズの位置情報の記憶を指示する第1の操作手段
と、記憶手段に記憶されたレンズ位置への移動を指示す
る第2の操作手段と、前記第1の操作手段が操作される
ことにより、第1及び第2の検出手段の検出結果を前記
記憶手段に記憶させ、第2の操作手段が操作されること
により、前記記憶手段に記憶されたレンズ位置情報に基
づいて第1及び第2の駆動手段を制御する動作制御手段
と設け、第1の操作手段が操作されることにより、第1
及び第2の検出手段により検出されるフォ−カスレンズ
とズ−ミングレンズの位置を記憶手段に記憶させ、第2
の操作手段が操作されることにより、第1及び第2の駆
動手段を制御して前記記憶手段に記憶されたぞれぞれの
レンズ位置へフォ−カスレンズ及びズ−ミングレンズを
自動的に位置させるようにしている。
【0021】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるズ−ムレンズ
付きカメラの外観を上面から見た図である。
【0022】図1において、SWZTはテレ側ズ−ムス
イッチ、SWZWはワイド側ズ−ムスイッチ、SWAM
はオ−トフォ−カス/マニュアルフォ−カス切換えスイ
ッチ、SWMMはレンズボジション記憶スイッチ、SW
PLはレンズポジション再生スイッチである。
【0023】以上の操作部材はズ−ムレンズ側に設けら
れている。
【0024】SWMEはズ−ム多重モ−ド設定スイッ
チ、SW1,SW2はレリ−ズボタンの第1ストロ−
ク,第2ストロ−クにてそれぞれオンするスイッチ、D
Lは回転されることにより90度位相の異なる2相パル
スを発生する電子ダイアル、MODESEL はカメラの動作モ
−ドを選択する為のセレクタダイアル、SWDPは深度
表示スイッチ、SWCPは露出補正スイッチである。
【0025】以上の操作部材はカメラ側に設けられてい
る。
【0026】また、DSPは表示器、FLはストロボ発
光部である。
【0027】次に、カメラの動作モ−ドを選択する為の
上記のセレクタダイアルMODESEL について説明する。
【0028】セレクタダイアルMODESEL は、図1に示す
通り、DEP,M,……等の7ポジションが設けられて
いる。それぞれのポジションは、“DEP”が深度優先
AEモ−ド、“M”がマニュアル露出モ−ド、“P”が
プログラムAEモ−ド、“L”がレリ−ズロック(カメ
ラ動作禁止)、“顔のマ−ク(絵文字)”がポ−トレ−
ト撮影AEモ−ド、“山の絵文字”が風景撮影AEモ−
ド、“チュ−リップの絵文字”がクロ−ズアップ撮影モ
−ドを表す。
【0029】ここで、絵文字にて表されたポ−トレ−ト
撮影AEモ−ド、風景撮影AEモ−ド、クロ−ズアップ
撮影AEモ−ドを、絵文字に相応しいイメ−ジの写真が
撮影できるモ−ドということで総称して、以下イメ−ジ
セレクトモ−ドと呼ぶこととする。
【0030】図2及び図3は上記の表示器DSPによる
表示例を示す図である。
【0031】図2(a)は該表示器DSPの全セグメン
トを点灯させた時の状態を示したものであり、主として
シャッタ速度情報を表示する7SEG-1グル−プ、主として
絞り値情報を表示する7SEG-2グル−プ、露出レベル表示
並びに深度イメ−ジ情報を表示するMETER SEG グル−
プ、更にはズ−ム多重モ−ド設定マ−クから構成されて
いる。
【0032】図2(b)以下及び図3(a)〜(e)の
それぞれの表示例については、必要に応じてその都度説
明する。
【0033】図4は本実施例における構成を示す電気回
路ブロック図である。
【0034】図4において、PRSはカメラの制御並び
に測光,測距等の演算を行うマイクロコンピュ−タ、D
DRは前述した表示器DSPの表示制御並びにスイッチ
入力の検出を行う表示ドライバ、NSPCは露出制御の為に
被写体輝度を測定するための測光センサ、SNSはピン
トのズレ量を検出するための2列のラインセンサから成
る測距センサ、SDRは測距センサSNSの蓄積制御並
びに信号読出しのインタ−フェイスを行うためのセンサ
コントロ−ラである。
【0035】LCMはマイクロコンピュ−タPRSがレ
ンズに対して通信を行う場合のインタ−フェイスを行う
レンズインタ−フェイス、FLCはストロボの閃光制御
を行うストロボコントロ−ラ、XEはストロボの発光本
体となるキセノン管、FSPCはストロボの発光量を検
出して調光制御を行うための調光センサ、SWXはシャ
ッタの先幕走行完了にてオンしストロボコントロ−ラF
LCに対して発光トリガを与えるトリガスイッチ、SW
FLはストロボ部が引上げられて(ポップアップして)
発光撮影の準備がされている場合にオンするストロボ検
知スイッチである。
【0036】MG1及びMG2はそれぞれシャッタの先
幕制御マグネット及び後幕制御マグネットであり、それ
ぞれトランジスタTR1及びTR2によって通電制御さ
れる。MTR1はフィルムの巻上げ並びに巻戻しを行う
モ−タであり、MDR1はモ−タMTR1を駆動するた
めのモ−タドライバである。MTR2はメカニズムのチ
ャ−ジ並びにミラ−の上げ下げを行うためのモ−タであ
り、MDR2はモ−タMTR2を駆動するためのモ−タ
ドライバである。
【0037】なお、マイクロコンピュ−タPRSに接続
されるSW1及びSW2、表示ドライバDDRに接続さ
れるDL,SWDP, SWME,SWCP,MODESEL の
各スイッチは、図1にて説明したカメラ側操作部材であ
り、両方の図に於て符号は一致している。尚、セレクタ
ダイアルMODESEL は前述した通り7ポジションであり、
よってディジタル信号としては図4に示す様に3ビット
のスイッチ情報で表すことが出来る。
【0038】上記マイクロコンピュ−タPRSは、シリ
アル通信によって表示ドライバDDR,センサコントロ
−ラSDR,レンズインタ−フェイスLCM,ストロボ
コントロ−ラFLCの各デバイスと情報のやり取りを行
うが、この情報のやり取りに関係する信号について以下
に説明する。
【0039】SOはマイクロコンピュ−タPRSが各デ
バイスに対して出力するデ−タ信号、SIはマイクロコ
ンピュ−タPRSが各デバイスより入力するデ−タ信号
である。SCLKはマイクロコンピュ−タPRSが各デバイ
スに対して出力する通信同期クロック信号であり、表示
ドライバDDRと通信する場合にはチップセレクト信号
CDDRを出力してこれを行い、センサコントロ−ラSDR
と通信する場合にはチップセレクト信号CSDRを出力して
これを行い、レンズと通信する場合にはチップセレクト
信号CLCMを出力してこれを行い、又、ストロボコントロ
−ラFLCと通信する場合はチップセレクト信号CFLCを
出力してこれを行う。
【0040】マイクロコンピュ−タPRSがシャッタの
制御を行う場合には、SMG1,SMG2の信号を出力
してトランジスタTR1及びTR2を通電制御する。ま
た、フィルム給送制御を行う場合には、M1F,M1R
の信号を出力してモ−タMTR1の駆動を行う。また、
メカニズムのチャ−ジ並びにミラ−の上げ下げを行う場
合には、M2F,M2Rの信号を出力してモ−タMTR
2の駆動を行う。
【0041】LCMからはレンズと接続される接点部が
出ており、図4においてI/Fと表記してある。I/F
においてVLはレンズに与える電源ライン、DCLはカ
メラからレンズに与えられる通信デ−タライン、DLC
はレンズからカメラに与えられる通信デ−タライン、L
CKはカメラからレンズに与えられる通信同期クロック
ライン、CGNDはグラントラインである。
【0042】図5はズ−ムレンズの電気回路及び光学系
配置を示す図であり、以下電気回路について説明する。
【0043】LPRSはレンズの制御を行ったりレンズ
の光学デ−タ等を記憶されたりするマイクロコンピュ−
タであり、該マイクロコンピュ−タLPRSに接続され
るSWAM,SWZT,SWZW,SWMM,SWPL
の各スイッチは図1にて説明したズ−ムレンズ側操作部
材であり、両方の図に於て符号は一致している。
【0044】図5において、I/Fは図4のカメラ側の
接点部I/Fと接続される接点部、VLはレンズに与え
られる電源ライン、DCLはカメラからレンズに与えら
れる通信デ−タライン、DLCはレンズからカメラに与
えられる通信デ−タライン、LCKはカメラからレンズ
に与えられる通信同期クロックライン、LGNDはグラ
ンドラインである。LMTRはフォ−カスレンズ駆動用
モ−タであり、マイクロコンピュ−タLPRSより出力
される信号LMF,LMRにて制御され、そしてフォ−
カスレンズの動きは、該フォ−カスレンズ駆動用モ−タ
LMTRの回転を検知するパルスエンコ−ダPG並びに
フォ−カスレンズの位置を知るエンコ−ダENCLから
得られる信号SENCP,SENCL によって、マイクロコンピュ
−タLPRSが細かく制御することが出来る。ZMTR
はズ−ミングレンズ駆動用モ−タであり、マイクロコン
ピュ−タLPRSより出力される信号ZMF,ZMRに
て制御され、そしてズ−ミングレンズの動きは、ズ−ミ
ングレンズの位置を知るエンコ−ダENCZから得られ
る信号SENCZ によってマイクロコンピュ−タLPRSが
知ることが出来る。DMTRは絞り駆動用モ−タであ
り、マイクロコンピュ−タLPRSが出力する信号DM
CTによって制御される。
【0045】次に、図6以下のフロ−チャ−トにしたが
ってマイクロコンピュ−タPRS及びLPRSの動作に
ついて説明する。
【0046】カメラの電気回路に電源が与えられてマイ
クロコンピュ−タPRSが動作可能となると、マイクロ
コンピュ−タPRSは内蔵されているプログラムにより
図6のステップ1からの動作を開始する。 [ステップ1] マイクロコンピュ−タPRSは自身の
各ポ−ト出力、メモリ上の各フラグやレジスタを初期化
する。 [ステップ2] セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンが“L”、つまりレリ−ズロックの位置であるかどう
かをチェックする。もし、“L”であればステップ3へ
進み、そうでなければステップ7へ進む。 [ステップ3] 表示ドライバDDRに通信して表示器
DSPの表示を全て消灯状態とする。 [ステップ4] レンズ側マイクロコンピュ−タLPR
Sに通信してテレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワイド
側ズ−ムスイッチSWZWの受付けを禁止させる。尚、
対応するレンズ側マイクロコンピュ−タLPRSの動作
についての詳細は後述する。 [ステップ5] レンズ側マイクロコンピュ−タLPR
Sに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを禁
止させる。 [ステップ6] 深度優先完了フラグFDEP及びズ−
ム多重設定フラグFMEを共にクリアする。今はステッ
プ1にてフラグの初期化が行われたばかりであるからも
ともと深度優先完了フラグFDEP及びズ−ム多重設定
フラグFMEは「0」にクリアされている訳であるが、
カメラの操作途中にセレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“L”にされた場合にこのステップは有効にな
る。この後、プログラムはステップ2へ戻り、セレクタ
ダイアルMODESEL のポジションが“L”である限りは以
上の動作を繰り返すだけである。よって、このレリ−ズ
ロックのポジションではカメラは動作しない。
【0047】上記ステップ2において、セレクタダイア
ルMODESEL により“L”以外のポジションが選択されて
いる場合には、上述したようにステップ7へ進む。 [ステップ7] レンズ側マイクロコンピュ−タLPR
Sに通信してレンズの光学デ−タ等の測光,測距に必要
な情報を得る。 [ステップ8] レンズ側マイクロコンピュ−タLPR
Sに通信してテレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワイド
側ズ−ムスイッチSWZWの受付けを許可する。これに
より、カメラの使用者はレンズに設けられたテレ側ズ−
ムスイッチSWZT及びワイド側ズ−ムスイッチSWZ
Wを操作することによって、レンズのズ−ミングを行う
ことが出来る。 [ステップ9] レンズ側マイクロコンピュ−タLPR
Sに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを許
可する。これにより、カメラの使用者はレンズに設けら
れたレンズポジション記憶スイッチSWMM及びレンズ
ポジション再生スイッチSWPLを操作することによっ
て、レンズポジション記憶及び再生を行うことが出来
る。尚、本仕様の詳細については後述する。 [ステップ10] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“M”、つまりマニュアル露出モ−ドであるかど
うかをチェックする。今は“M”ではないとすると、ス
テップ11へと進む。 [ステップ11] 表示ドライバDDRに通信して表示
器DSPのMETER SEG グル−プによる露出補正情報を表
示する。上記のステップ1にて初期化されたばかりなの
で露出補正は「0」であるから、この時点での表示は図
2(b)の様になる。 [ステップ12] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“P”、つまりプログラムAEモ−ドであるかど
うかをチェックする。今は“P”ではないとすると、ス
テップ13へと進む。 [ステップ13] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが“DEP”、つまり深度優先AEモ−ドであるか
どうかをチェックする。今は“DEP”ではないとする
と、ステップ14へと進む。 [ステップ14] このステップへ進んでくるのはセレ
クタダイアルMODESEL のポジションがイメ−ジセレクト
モ−ド(ポ−トレ−ト撮影AEモ−ド、風景撮影AEモ
−ド、或は、クロ−ズアップ撮影AEモ−ド)にある場
合である。この場合は、それぞれのモ−ドにあわせてイ
メ−ジにあった写真が撮影され易い様にズ−ムレンズの
焦点距離をカメラ側からセットする為にレンズ側マイク
ロコンピュ−タLPRSに通信してテレ側ズ−ムスイッ
チSWZT及びワイド側ズ−ムスイッチSWZWの受付
けを一時的に禁止する。 [ステップ15] ステップ14と同様の理由により、
レンズ側マイクロコンピュ−タLPRSに通信してレン
ズポジション記憶スイッチSWMM及びレンズポジショ
ン再生スイッチSWPLの受付けを一時的に禁止する。
そして、図7のステップ16へと進む。 [ステップ16] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンが風景撮影AEモ−ドであるかどうかチェックす
る。もし、そうでなければステップ17へ進む。 [ステップ17] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがクロ−ズアップ撮影AEモ−ドであるかどうかチ
ェックする。もし、そうでなければポ−トレ−ト撮影A
Eモ−ドということになり、ステップ18へと進む。 [ステップ18] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してズ−ムレンズをポ−トレ−ト撮影に適し
た焦点距離「100mm 」にセットするように命令する。但
し、装着されているズ−ムレンズの焦点距離の範囲内に
「100mm 」が含まれていない場合には、その範囲内にて
「100mm 」に最も近い焦点距離を選んでセットするよう
に命令する。 [ステップ19] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信して、テレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワ
イド側ズ−ムスイッチSWZWの受付けを一時的に禁止
したものを解除する。これにより、再びカメラの使用者
はレンズに設けられたテレ側ズ−ムスイッチSWZT及
びワイド側ズ−ムスイッチSWZWを操作することによ
ってレンズのズ−ミングを行うことが出来るようにな
り、撮影意図によってはカメラがセットした以外の焦点
距離を自分で選んで撮影することが出来る。 [ステップ20] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してレンズポジション記憶スイッチSWMM
及びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを
一時的に禁止していたものを解除する。
【0048】ポ−トレ−ト撮影AEモ−ドが選ばれてい
た場合の焦点距離の設定について述べたが、もしクロ−
ズアップ撮影AEモ−ドが選ばれていた場合には、ステ
ップ17からステップ21へと進む。 [ステップ21] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してズ−ムレンズをクロ−ズアップ撮影に適
したそのレンズの最長焦点距離に設定するように命令す
る。これは多くのズ−ムレンズがそのレンズの最長焦点
距離に於て最大撮影倍率を得られることによる。この後
はポ−トレ−ト撮影AEモ−ドが選ばれていた場合と同
様にステップ19へ進む。
【0049】もし風景撮影AEモ−ドが選ばれていた場
合には、ステップ16からステップ22へと進む。 [ステップ22] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してズ−ムレンズを風景撮影に適した焦点距
離「35mm」に設定するように命令する。但し、装着され
ているズ−ムレンズの焦点距離の範囲内に「35mm」が含
まれていない場合には、その範囲内にて「35mm」に最も
近い焦点距離を選んで設定するように命令する。この後
はポ−トレ−ト撮影AEモ−ドが選ばれていた場合と同
様にステップ19へ進む。
【0050】以上により、各イメ−ジセレクトモ−ドに
おけるレンズの焦点距離設定が終了する。続いてステッ
プ23へと進む。尚、セレクタダイアルMODESEL のポジ
ションが“P”であった場合には、レンズの焦点距離設
定を行わずに前述したステップ12よりステップ23へ
と進んでくる。 [ステップ23] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。もし、ONされていればステップ24へと進む。 [ステップ24] ここでは測距動作を行う。
【0051】この測距動作について、図13(b)のサ
ブル−チンにしたがって以下に説明する。 [ステップ161] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してレンズの光学デ−タ等の測距に必要な
情報を得る。レンズの光学デ−タ等は前述したステップ
7においても一度読み込んでいるが、その後にズ−ム操
作によって条件が変っている場合もあるので再び読み込
む。 [ステップ162] レンズから読み込んだレンズの光
学デ−タ等の情報に含まれているレンズのオ−トフォ−
カス/マニュアルフォ−カス切換えスイッチSWAMの
状態をチェックする。もしオ−トフォ−カス側になって
いればステップ163へと進む。 [ステップ163] センサコントロ−ラSDRに通信
をして測距センサSNSの信号蓄積を行わせる。 [ステップ164] センサコントロ−ラSDRに通信
をして測距センサSNSにより蓄積された信号の読出し
を行う。 [ステップ165] 読出された測距センサSNSの信
号に基づいてピントのずれ量(デフォ−カス量)を演算
する。 [ステップ166] 上記のステップ165にて求めら
れたデフォ−カス量をフォ−カスレンズの駆動量に換算
する。
【0052】前記ステップ162においてレンズのオ−
トフォ−カス/マニュアルフォ−カス切換えスイッチS
WAMの状態がマニュアルフォ−カス側になっていれ
ば、ステップ162からステップ167へと進んむ。 [ステップ167] フォ−カスレンズの駆動量を
「0」とする。
【0053】以上で測距動作は終了し、プログラムは元
へリタ−ンする。すなわち図7のステップ25へ戻る。 [ステップ25] 測距サブル−チンに得られたフォ−
カスレンズの駆動量に従ってフォ−カスレンズを駆動す
るように、レンズ側マイクロコンピュ−タLPRSに通
信して駆動命令を送る。これによってピント合せが行わ
れる。尚、レンズのオ−トフォ−カス/マニュアルフォ
−カス切換えスイッチSWAMの状態がマニュアルフォ
−カス側になっていた場合には、上述したステップ16
7にてフォ−カスレンズの駆動量は「0」になっている
ので、フォ−カスレンズの駆動は行われない。 [ステップ26] ここでは測光動作を行う。
【0054】この測光動作について、図13(a)のサ
ブル−チンにしたがって以下に説明する。 [ステップ151] 測光センサNSPCの出力を入力
し、これを絶対輝度情報であるところのBV値とする。 [ステップ152] 上記のステップ151にて得られ
たBV値に不図示のフィルム感度情報設定手段によって
設定されるフィルム感度情報SV値と露出補正値情報C
V値とを加えて測光値(EV値)とする。 [ステップ153] 後述するズ−ム多重モ−ド設定フ
ラグFMEがセットされているかどうかをチェックす
る。ズ−ム多重モ−ド設定フラグFMEがセットされて
いない通常の状態ではこのままサブル−チンリタ−ンす
るが、もしもズ−ム多重モ−ド設定フラグFMEがセッ
トされていた場合には、ステップ154を経由する。 [ステップ154] 多重撮影を行う場合には通常の露
出制御のままでは露出オ−バ−になってしまうので、上
記のステップ152にて得られた測光値を2段分明るい
方へシフトしておく。このことによって後のAE制御に
於て多重撮影1回当りの露光量が少なく制御されるの
で、露出オ−バ−を避けることが出来る。
【0055】以上で測光動作は終了し、プログラムは元
へリタ−ンする。すなわち図7のステップ27へ戻る。 [ステップ27] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであれば、ステ
ップ28へと進む。 [ステップ28] セレクタダイアアルMODESEL のポジ
ションが風景撮影AEモ−ドであるかどうかチェックす
る。もし、そうでなければ、ステップ29へと進む。 [ステップ29] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがクロ−ズアップ撮影AEモ−ドであるかどうかチ
ェックする。もし、そうでなければ、ステップ30へと
進む。 [ステップ30] セレクタダイアルMODESEL のポジシ
ョンがポ−トレ−ト撮影AEモ−ドであるかどうかチェ
ックする。もし、そうでなければ、通常のプログラムA
Eモ−ドということになり、ステップ31へと進む。 [ステップ31] プログラムAEモ−ドとして定めら
れたプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度
と絞り値とを決定する。 [ステップ32] ストロボ検知スイッチSWFLがオ
フであることをステップ上記ステップ27にて認識して
いるので、ストロボコントロ−ラFLCに通信してスト
ロボの発光を禁止する。
【0056】尚、セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンが風景撮影AEモ−ドであった場合には、ステップ2
8からステップ33へと進む。 [ステップ33] 風景撮影AEモ−ドとして定められ
たプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度と
絞り値とを決定する。この後はプログラムAEモ−ドと
同様にステップ32へ進む。
【0057】又、セレクタダイアルMODESEL のポジショ
ンがクロ−ズアップ撮影AEモ−ドであった場合には、
ステップ29からステップ34へと進む。 [ステップ34] クロ−ズアップ撮影AEモ−ドとし
て定められたプログラム線図にて測光値に基づいてシャ
ッタ速度と絞り値とを決定する。この後はプログラムA
Eモ−ドと同様にステップ32へ進む。
【0058】同様に、セレクタダイアルMODESEL のポジ
ションがポ−トレ−ト撮影AEモ−ドであった場合に
は、ステップ30からステップ35へと進む。 [ステップ35] ポ−トレ−ト撮影AEモ−ドとして
定められたプログラム線図にて測光値に基づいてシャッ
タ速度と絞り値とを決定する。この後はプログラムAE
モ−ドと同様にステップ32へ進む。
【0059】上記のそれぞれのAEモ−ドにおけるシャ
ッタ速度と絞り値の決定の仕方については、例えば風景
撮影AEモ−ドでは比較的被写体深度が大きくなるよう
に絞りを絞り込むように制御し、逆にポ−トレ−ト撮影
AEモ−ドではバックのボケが大きくなるように絞りを
なるべく開いて制御し、クロ−ズアップ撮影AEモ−ド
においては中庸の被写体深度となるように絞りを制御す
るといったことでそれぞれのモ−ドのイメ−ジに合った
写真が撮影され易くするものであるが、この様な技術は
既に公知であるので詳細については割愛する。 [ステップ36] それぞれのAEモ−ドに従って決定
されたシャッタ速度と絞り値の情報を表示ドライバDD
Rに通信して送り、表示器DSPの7SEG-1グル−プと7S
EG-2グル−プによってこれを表示する。例として、シャ
ッタ速度が「1/250秒」で絞り値が「F8.0」と
決定された場合の表示例を図2(c)に示してある。
【0060】先述したステップ27に於てストロボ検知
スイッチSWFLの状態がONであったとすると、上記
してきた各AEモ−ドは区別なくストロボAEモ−ドと
して制御する為に、ステップ27から以下に述べるステ
ップ37,ステップ38を経由してステップ36へと進
む。 [ステップ37] ストロボAEモ−ドとして定められ
たプログラム線図にて測光値に基づいてシャッタ速度と
絞り値とを決定する。シャッタ速度は当然ながらストロ
ボ同調可能な速度が選ばれる。 [ステップ38] ストロボコントロ−ラFLCに通信
してストロボの発光を可能とするようにメインコンデン
サのチャ−ジ等の発光準備を行う。そして前述したよう
にステップ36へ進む。
【0061】前述したステップ36の動作が行われる
と、次いで以下のステップ39が実行される。 [ステップ39] レリ−ズボタンの第2ストロ−クス
イッチであるSW2がONされているかどうかをチェッ
クする。もしONであるとステップ40へと進む。 [ステップ40] 深度表示スイッチSWDPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしOFFである
と、図6のステップ41へと進む。尚、図7のステップ
23に於てレリ−ズボタンの第1ストロ−クスイッチで
あるSW1がOFFであった場合にも、図6のステップ
41へと進んでくる。 [ステップ41] 露出補正スイッチSWCPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしONしていたな
らば、ステップ42へと進む。 [ステップ42] 表示ドライバDDRに通信すること
により電子ダイアルDLによる情報入力を受付ける。電
子ダイアルDLによる情報とは、回転されることにより
回転方向に従った90度位相の異なる2相パルスを発生
するダイアルの出力信号に基く、「0」を基準としたア
ップ/ダウン値のことをいう。 [ステップ43] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により露出補正値を変更する。
【0062】この後プログラムはステップ2へ戻り、今
まで説明してきたステップを又繰返す。この過程でステ
ップ11で変更された露出補正値が表示され、ステップ
26で変更された露出補正値に基づく測光演算が行わ
れ、結果のシャッタ速度と絞り値とがステップ36にて
表示される。もし変更された露出補正値がマイナス1段
であったとした場合の表示例を図2(d)に示す。
【0063】ステップ41にて露出補正スイッチSWC
PがOFFであった場合には、ステップ44へと進む。 [ステップ44] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチであるSW1の状態をチェックする。もしONで
あれば図7のステップ23へ戻り、今まで説明してきた
ステップを又繰返す。もしOFFであれば、ステップ4
5に進む。 [ステップ45] ズ−ム多重モ−ド設定スイッチSW
MEの状態をチェックする。もしOFFであればステッ
プ2へ戻り、今まで説明してきたステップを又繰返す。
もしONであれば、図10のステップ102に進むが、
この説明は後にする。
【0064】続いて、マニュアル露出モ−ドについて説
明する。
【0065】セレクタダイアルMODESEのポジションが
“M”であった場合には、図6ステップ10より図8ス
テップ51へと進んでいく。 [ステップ51] 露出補正スイッチSWCPがONさ
れているかどうかをチェックする。尚、露出補正スイッ
チSWCPはマニュアル露出モ−ドにおいては絞り値変
更用のスイッチとして機能する。もしOFFしていたな
らば、ステップ52へと進む。 [ステップ52] ステップ42の場合と同様に表示ド
ライバDDRに通信することにより電子ダイアルDLに
よる情報入力を受付ける。 [ステップ53] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により、シャッタ速度値を変更する。 [ステップ54] ステッププ52,ステップ53にて
更新されたシャッタ速度値並びに絞り値を表示ドライバ
DDRに通信して表示器DSPの7SEG-1グル−プと7SEG
-2グル−プによってこれを表示する。
【0066】ステップ51にて露出補正スイッチSWC
PがONされていた場合には、ステップ55へ進む。 [ステップ55] ステップ52の場合と同様に、表示
ドライバDDRに通信することにより電子ダイアルDL
による情報入力を受付ける。 [ステップ56] 入力された電子ダイアルDLによる
情報により絞り値を変更する。
【0067】その後ステップ54へ進んで更新されたシ
ャッタ速度値並びに絞り値を表示ドライバDDRに通信
して表示器DSPの7REG-1グル−プと7SEG-2グル−プに
よってこれを表示する。 [ステップ57] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチであるSW1の状態をチェックする。もしONで
あれば、ステップ58に進む。 [ステップ58] ここでは測距動作を行う。ここでの
動作は、前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ59] 上記の測距結果に従ってフォ−カス
レンズを駆動するように、レンズ側マイクロコンピュ−
タLPRSに通信して駆動命令を送る。これによってピ
ント合せが行われる。 [ステップ60] ここでは測光を行う。ここでの動作
は、前述したステップ26の時と同じである。 [ステップ61] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであれば、ステ
ップ62へと進む。 [ステップ62] ストロボコントロ−ラFLCに通信
してストロボの発光を禁止する。 [ステップ63] ステップ60における測光結果と設
定されているシャッタ速度値並びに絞り値とを比較して
その偏差を求め、これを表示ドライバDDRに通信して
表示器DSPのMETER SEG グル−プに表示させる。 [ステップ64] シャッタ速度値並びに絞り値を表示
ドライバDDRに通信して表示器DSPの7SEG-1グル−
プと7SEG-2グル−プによってこれを表示する。ステップ
54と同じことをしているので意味がない様に思える
が、後述する通り、ステップ61にてストロボ検知スイ
ッチSWFLがONであった場合に意味がある。 [ステップ65] レリ−ズボタンの第2ストロ−クス
イッチであるSW2がONされているかどうかをチェッ
クする。もしOFFであると、ステップ66へと進む。 [ステップ66] 深度表示スイッチSWDPがONさ
れているかどうかをチェックする。もしOFFである
と、図6のステップ2へ戻ってここまで説明してきたフ
ロ−を繰返す。
【0068】尚、図8のステップ57に於てレリ−ズボ
タンの第1ストロ−クスイッチであるSW1がOFFで
あった場合にも図6のステップ2へと戻る。
【0069】ステップ61にてストロボ検知スイッチS
WFLがONであった場合は、ステップ67へと進む。 [ステップ67] 現在設定されているシャッタ速度値
がストロボ同調可能な速度であるかどうかをチェックす
る。もし可能な速度であればステップ69へと進むが、
そうでなければ以下に述べるステップ68を経由する。 [ステップ68] 設定されているシャッタ速度値では
ストロボ同調できないので、シャッタ速度値をストロボ
同調可能な速度に変更する。 [ステップ69] ストロボコントロ−ラFLCに通信
してストロボの発光を可能とするようにメインコンデン
サのチャ−ジ等の発光準備を行う。
【0070】以下、ステップ63に進むのはストロボ検
知スイッチSWFLがOFFであった場合と同じであ
り、もしステップ68を経由してシャッタ速度値がスト
ロボ同調可能な速度に変更された場合にはこれがステッ
プ64にて表示されることになる。
【0071】以上でマニュアル露出モ−ドの説明を終了
し、続いて深度優先AEモ−ドの説明をする。
【0072】ここで説明する深度優先AEモ−ドの仕様
について簡単に述べると、まず、第1の被写体に向けて
レリ−ズボタンの第1ストロ−クスイッチSW1をON
することで第1の被写体に対する測距を行い、次に、第
2の被写体にむけてレリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1をONすることで第2の被写体に対する測
距を行い、最後に、第1及び第2の被写体を含んだ全体
の構図を決めてレリ−ズ動作をすると第1及び第2の被
写体を丁度深度に入れた絞りをカメラが選択して撮影が
行われるというものである。
【0073】セレクタダイアルMODESEL が“DEP”の
ポジションにあると深度優先AEモ−ドとなるが、これ
は図6のステップ13にて検知されることによりステッ
プ71へと進む。 [ステップ71] 深度優先AEモ−ドにおいてはズ−
ム多重撮影を行うのは不適切なので、もしもズ−ム多重
モ−ドが設定されてこのステップへ進んできた場合にこ
れを禁止するためにズ−ム多重モ−ド設定フラグFME
をクリアし、ズ−ム多重撮影モ−ド設定マ−クを表示器
DSPより消灯する。尚、ズ−ム多重モ−ド設定等につ
いては後述する。 [ステップ72] 深度優先完了フラグFDEPがセッ
トされているかどうかをチェックする。最初はステップ
1或はステップ6で深度優先完了フラグFDEPはリセ
ットされたままなので、図9のステップ73へと進む。 [ステップ73] ストロボ検知スイッチSWFLの状
態をチェックする。もし、ストロボが準備されておらず
ストロボ検知スイッチSWFLがOFFであればステッ
プ74へと進む。尚、ストロボ検知スイッチSWFLが
ONしている場合には深度優先AEモ−ドはプログラム
AEモ−ドの場合などと同じくストロボAEモ−ドとし
て制御すべく前述した図7ステップ23へと進む。 [ステップ74] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してレンズのオ−トフォ−カス/マニュアル
フォ−カス切換えスイッチSWAMの状態をチェックす
る。オ−トフォ−カス側になっていればステップ75へ
と進む。もしも、マニュアルフォ−カス側であった場合
には深度優先AEモ−ドにはならずプログラムAEモ−
ドとして制御するためにやはり前述した図7ステップ2
3へと進む。 [ステップ75] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。ONされているとステップ76へと進む。もしも、
OFFしていると前述した図6のステップ41に進む。 [ステップ76] 測距動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ77] 測距結果に従ってフォ−カスレンズ
を駆動するように、レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信して駆動命令を送る。これによって深度優先
AEモ−ドにおける第1点目のピント合せが行われる。 [ステップ78] 深度優先AEモ−ドにおける第1点
目のピント合せが終了したことを示すためにこの表示を
行う。まずは表示ドライバDDRに通信して表示器DS
Pの7SEG-1グル−プと7SEG-2グル−プによって“D
(d)EP 1”と表示させる。 [ステップ79] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してフォ−カスレンズの現在位置つまりエン
コ−ダENCLの情報を読出す。 [ステップ80] 表示ドライバDDRに通信して、図
6のステップ11を経由することによって表示器DSP
のMETER SEG グル−プによって表示されていた露出補正
情報の表示をOFFにする。 [ステップ81] ステップ79にて読み込んだフォ−
カスレンズの現在位置、つまりエンコ−ダENCLの情
報を表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのMETE
R SEG グル−プに表示させる。例えば、フォ−カスレン
ズの現在位置がそのレンズの無限端と至近端の中間より
やや無限端よりだったとしてこの時点での表示器DSP
の表示状態は図3(a)に示すようになる。 [ステップ82] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかをチエックす
る。ONされていると一度OFFされるまで待ち、OF
Fされるのを検出するとステップ83に進む。 [ステップ83] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかを再びチェック
する。OFFされていると一度ONされるまで待ち、O
Nされるのを検出するとステップ84に進む。 [ステップ84] 測距動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ24の時と同じである。 [ステップ85] 測距結果に従ってフォ−カスレンズ
を駆動するように、レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信して駆動命令を送る。これによって深度優先
AEモ−ドにおける第2点目のピント合せが行われる。 [ステップ86] 深度優先AEモ−ドにおける第2点
目のピント合せが終了したことを示すためにこの表示を
行う。まずは表示ドライバDDRに通信して表示器DS
Pの7SEG-1グル−プと7SEG-2グル−プによって“DEP
2”と表示させる。 [ステップ87] レンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSに通信してフォ−カスレンズの現在位置つまりエン
コ−ダENCLの情報を読出す。 [ステップ88] ステップ87にて読み込んだフォ−
カスレンズの現在位置、つまりエンコ−ダENCLの情
報を表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのMETE
R SEG グル−プに表示させる。例えば、フォ−カスレン
ズの現在位置がそのレンズの無限端と至近端の中間より
やや至近端よりだったとしてこの時点での表示器DSP
の表示状態は図3(b)に示すようになる。 [ステップ89] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。ONされていると一度OFFされるまで待ち、OF
Fされるのを検出するとステップ90に進む。 [ステップ90] レリ−ズボタンの第1ストロ−クス
イッチSW1がONされているかどうかを再びチェック
する。OFFされていると一度ONされるまで待ち、O
Nされるのを検出するとステップ91に進む。 [ステップ91] ステップ84の測距動作により求め
られた第1点目から第2点目までのデフォ−カス量の
「1/2」だけフォ−カスレンズを第1点目に駆動する
ようにレンズ側マイクロコンピュ−タLPRSに通信し
て駆動命令を送る。これによってフォ−カスレンズは第
1点目と第2点目の中間位置に駆動され、深度優先AE
モ−ドにおける撮影時のフォ−カスレンズ位置が決定す
る。 [ステップ92] ステップ84の測距動作により求め
られた第1点目から第2点目までのデフォ−カス量の
「1/2」を許容錯乱円の径で割ることにより第1点目
から第2点目迄の深度を丁度カバ−する絞り値を算出す
る。 [ステップ93] 測光動作を行う。ここでの動作は、
前述したステップ26の時と同じである。 [ステップ94] ステップ93によって得られた測光
値Evよりステップ92によって得られた絞り値Avを
減算してシャッタ速度値Tvを得る。 [ステップ95] ステップ92によって得られた絞り
値Av及びステップ94によって得られたシャッタ速度
値Tvを表示ドライバDDRに通信して表示器DSPの
7SEG-1グル−プと7SEG-2グル−プによって表示させる。 [ステップ96] 深度優先完了フラグFDEPをセッ
トする。そして、図10のステップ97へと進む。 [ステップ97] 露出補正スイッチSWCPがONされて
いるかどうかをチェックする。もしONしていたならば
図6のステップ41へと進み、前述した露出補正情報の
変更ル−チンを実行する。露出補正スイッチSWCPが
OFFであればステップ98に進む。 [ステップ98] 図9のステップ81にて表示した第
1点目のフォ−カスレンズの位置表示と図9のステップ
88にて表示した第2点目のフォ−カスレンズの位置表
示と、更に両点の間にある表示セグメントを全て表示す
る様に表示ドライバDDRに通信して表示器DSPのME
TER SEG の表示を更新する。よってこの時点において図
3(c)に示すような表示態様となって深度優先AEモ
−ドを行った結果のシャッタ速度値,絞り値それから被
写体深度のイメ−ジが一目見て分る表示となる。
【0074】尚、ステップ97にて露出補正スイッチS
WCPがONされていて図6のステップ41へと進み前
述した露出補正情報の変更ル−チンを実行した状態で
は、表示器DSPのMETER SEG の表示はステップ11を
経由して露出補正情報の表示になるので、図3(d)に
示すような表示態様となる。更にその後ステップ13に
進んでステップ71,ステップ72と進んで来ると、今
度は深度優先完了フラグFDEPがセットされているの
で図9のステップ92へと進んで深度優先完了状態を保
持する。
【0075】図10の説明に戻る。 [ステップ99] レリ−ズボタンの第2ストロ−クス
イッチSW2がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているとステップ100に進む。 [ステップ100] レリ−ズボタンの第1ストロ−ク
スイッチSW1がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているのを検出するとステップ1
01に進む。 [ステップ101] 深度優先完了フラグFDEPを
「0」にクリアする。
【0076】プログラムは図6のステップ2へと戻って
始めからやり直す。尚、ステップ100にてレリ−ズボ
タンの第1ストロ−クスイッチSW1がONしていたな
らば図9のステップ92へと戻って深度優先完了状態を
保持する。
【0077】以上で深度優先AEモ−ドについての説明
を終了するが、続いてズ−ム多重撮影モ−ドの設定につ
いて説明する。
【0078】前述した図6のステップ45にてズ−ム多
重撮影モ−ド設定スイッチSWMEがONされているこ
とを検知すると、図10のステップ102へと進む。 [ステップ102] 1秒間のカウントを行う。 [ステップ103] ズ−ム多重撮影モ−ド設定スイッ
チSWMEがONされているかどうかチェックする。こ
れはズ−ム多重撮影モ−ド設定スイッチSWMEが不用
意に押されてズ−ム多重撮影モ−ドが設定されるのを防
ぐために1秒間ズ−ム多重撮影モ−ド設定スイッチSW
MEがONされ続けることを確認するためである。この
時点でズ−ム多重撮影モ−ド設定スイッチSWMEがO
FFされていたならば、ズ−ム多重撮影モ−ドの設定を
せずにプログラム図6ステップ2へと戻ってから初めか
らやり直す。ズ−ム多重撮影モ−ド設定スイッチSWM
EがONされていたならばステップ104に進む。 [ステップ104] セレクタダイアルMODESEL が“D
EP”のポジションにあるかどうかをチェックする。深
度優先AEモ−ドにおいてはズ−ム多重撮影を行うのは
不適切なので、もしも深度優先AEモ−ドにおいてこの
ステップへ進んできた場合にこれを禁止するために、セ
レクタダイアルMODESEL が“DEP”のポジションにあ
る場合にはプログラムは図6ステップ2へと戻る。そう
でなければステップ105へと進む。 [ステップ105] ズ−ム多重撮影モ−ド設定フラグ
FMEをセットする。 [ステップ106] 表示器DSPにズ−ム多重撮影モ
−ド設定マ−クを点灯する様に、表示ドライバDDRに
通信する。この時点で図3(e)に示すような表示とな
る。これでズ−ム多重撮影モ−ドの設定は終了してプロ
グラムは図6ステップ2へと戻る。
【0079】次に、深度表示スイッチSWDPがONさ
れた場合における動作について説明する。
【0080】前述した図7のステップ40、或は、図8
のステップ66において深度表示スイッチSWDPがO
Nされたことを検知すると、図11のステップ111へ
と進む。 [ステップ111] 表示ドライバDDRに通信して表
示器DSPのMETER SEGの露出補正表示又はマニュアル
露出モ−ド時の露出レベル表示を消灯させる。 [ステップ112] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してフォ−カスレンズの現在位置、つまり
エンコ−ダENCLの情報やズ−ムエンコ−ダENCZの情
報等被写体深度を計算するのに必要な情報を読出す。 [ステップ113] このステップに進んでくる以前に
それぞれの露出モ−ドにおいて設定、或は、演算された
現在の絞り値に許容錯乱円径を掛けて深度内として許容
される片側デフォ−カス量とする。 [ステップ114] 上記のステップ113で求められ
た深度内として許容される片側デフォ−カス量を更にレ
ンズの光学情報、すなわちデフォ−カス量とフォ−カス
レンズの繰出し量との関係係数と参照してデフォ−カス
量としての深度幅を実際のレンズの繰出し位置としての
深度幅に換算する。 [ステップ115] ステップ114にて求められたレ
ンズの繰出し位置としての深度幅の情報を表示ドライバ
DDRに通信して表示器DSPのMETER SEG にてこれを
表示させる。この時点で図2(e)に示すような表示態
様になる。 [ステップ116] レリ−ズボタンの第2ストロ−ク
スイッチSW2がONされているかどうかをチェックす
る。もし、OFFされているとステップ117に進む。 [ステップ117] 深度表示スイッチSWDPがON
され続けているかどうかをチェックする。もし、ONさ
れているならばステップ118へと進む。 [ステップ118] セレクタダイアルMODEDEL が
“M”のポジションであるかどうかをチェックする。も
しも、セレクタダイアルMODESEL が“M”のポジション
であったならばステップ116へ戻る。セレクタダイア
ルMODESEL が“M”以外のポジションであったならば露
出制御のための測光演算を行わせるために図7のステッ
プ26へと戻る。尚、ステップ117にて深度表示スイ
ッチSWDPがOFFしていたならば深度表示状態を抜
けるために前述した図6のステップ41へと戻る。
【0081】次に、レリ−ズボタンの第2ストロ−クス
イッチSW2がONされたことを検知してレリ−ズシ−
ケンスに入った場合について説明する。
【0082】前述した図7のステップ39,図8のステ
ップ65,図10のステップ99並びに図11のステッ
プ116において、レリ−ズボタンの第2ストロ−クス
イッチSW2がONされたことを検知すると、何れの場
合も図11のステップ119に進んでくる。 [ステップ119] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してテレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワイド
側ズ−ムスイッチSWZWの受付けを禁止させる。 [ステップ120] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してレンズポジション記憶スイッチSWM
M及びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付け
を禁止させる。 [ステップ121] ズ−ム多重撮影モ−ド設定フラグ
FMEがセットされているかどうかをチェックする。も
しズ−ム多重撮影モ−ド設定フラグFMEがセットされ
ていない一般的な撮影の状況であればステップ122へ
と進む。 [ステップ122] M2F,M2Rの信号を出力して
モ−タMTR2の駆動を行い、ミラ−アップの動作を行
う。 [ステップ123] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信して、このステップに進んでくる以前にそ
れぞれの露出モ−ドにおいて設定、或は、演算された現
在の絞り値に従って絞りを絞るように駆動命令を出す。 [ステップ124] SMG1の信号を出力してトラン
ジスタTR1を通電制御してシャッタ先幕を走行させ
る。これによって露光が開始される。 [ステップ125] このステップに進んでくる以前に
それぞれの露出モ−ドにおいて設定、或は、演算された
現在のシャッタ速度に従って実時間のカウントを行う。 [ステップ126] SMG2の信号を出力してトラン
ジスタTR2を通電制御してシャッタ後幕を走行させ
る。これによって露光が終了する。 [ステップ127] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信して絞りを開放にするように駆動命令を出
す。 [ステップ128] M2F,M2Rの信号を出力して
モ−タMTR2の駆動を行い、ミラ−ダウン及びメカニ
ズムチャ−ジの動作を行う。そして、図12のステップ
129へ進む。 [ステップ129] ズ−ム多重撮影モ−ド設定フラグ
FMEがセットされているかどうかをチェックする。今
はズ−ム多重撮影モ−ド設定フラグFMEがセットされ
ていない一般的な撮影の状況であるとしているので、ス
テップ130へと進む。 [ステップ130] 深度優先完了フラグFDEPを
「0」にクリアする。深度優先AEモ−ドで撮影された
場合以外は特にこのステップは意味がないが、深度優先
AEモ−ドで撮影された場合には深度優先完了フラグF
DEPを「0」にクリアしておかないと新たな深度優先
の入力ができなくなってしまうのでここでクリアする。 [ステップ131] M1F,M1Rの信号を出力して
モ−タMTR1の駆動を行い、フィルムの巻上げ動作を
行う。
【0083】これで一般的なレリ−ズシ−ケンスは終了
し、プログラムは図6のステップ2へと戻る。
【0084】上記のステップ121にてズ−ム多重撮影
モ−ド設定フラグFMEがセットされていることを検知
した場合のレリ−ズシ−ケンスにおいては、図11のス
テップ121よりステップ132へと進む。 [ステップ132] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRに「2」を設定する。 [ステップ133] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してズ−ミングモ−タを駆動してズ−ム位
置がワイド端になるように駆動命令を出す。
【0085】この後、図11のステップ122から図1
2のステップ129迄は一般的なレリ−ズシ−ケンスと
同様に進んで第1回目の露光がズ−ム位置のワイド端に
て行われる。そして、ステップ129からはステップ1
34へと進む。 [ステップ134] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ132にて「2」とされているのでステッ
プ135へと進む。 [ステップ135] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「2」か或は「1」かをチェッ
クする。今はステップ132にて「2」とされているの
でステップ136へと進む。 [ステップ136] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してズ−ミングモ−タを駆動してズ−ム位
置がワイド端とテレ端の中間位置になるように駆動命令
を出す。 [ステップ137] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容を減じて「1」とする。
【0086】この後、図11のステップ122へ戻って
図12のステップ129迄のレリ−ズシ−ケンスを再び
行い、第2回目の露光がズ−ム位置のワイド端とテレ端
の中間位置にて行われる。ステップ129からはやはり
ステップ134へと進む。 [ステップ134] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ137にて「1」とされているのでステッ
プ135へと進む。 [ステップ135] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「2」か或は「1」かをチェッ
クする。今はステップ137にて「1」とされているの
でステップ138へと進む。 [ステップ138] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRSに通信してズ−ミングモ−タを駆動してズ−ム位
置がテレ端になるように駆動命令を出す。 [ステップ139] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容を減じて「0」とする。
【0087】この後、図11のステップ122へ戻って
図12のステップ129迄のレリ−ズシ−ケンスを再び
行い、第3回目の露光がズ−ム位置のテレ端にて行われ
る。ステップ129からはやはりステップ134へと進
む。 [ステップ134] ズ−ム多重撮影回数カウント用レ
ジスタMENRの内容が「0」かどうかチェックする。
今はステップ139にて「0」とされているのでステッ
プ140へと進む。 [ステップ140] ズ−ム多重撮影が終了したのでズ
−ム多重撮影モ−ド設定フラグFMEを「0」にクリア
する。 [ステップ141] 表示器DSPにおいてズ−ム多重
撮影モ−ド設定マ−クを消灯する様に表示ドライバDD
Rに通信する。
【0088】この後、ステップ131に進み、フィルム
の巻上げが行われることでズ−ム多重撮影の全てが完了
する。
【0089】レリ−ズル−チンの中で、図11のステッ
プ119並びにステップ120にて禁止されたレンズ側
操作部材の入力受付けは、レリ−ズル−チン終了後、図
6のステップ7及びステップ8にて再び許可される。
【0090】以上でカメラ側マイクロコンピュ−タPR
Sの動作の説明を終了する。
【0091】最後に、図14のフロ−チャ−トに従って
レンズ側マイクロコンピュ−タLPRSの動作について
説明する。
【0092】レンズがカメラに装着され、カメラより電
源供給がなされることによりレンズ側マイクロコンピュ
−タLPRSは動作可能となり、レンズ側マイクロコン
ピュ−タLPRSはステップ201から動作を始める。 [ステップ201] マイクロコンピュ−タLPRSは
自身の各ポ−ト出力、メモリ上の各フラグやレジスタを
初期化する。 [ステップ202] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSより絞り駆動の命令が送られているかどうかをチェ
ックする。もし絞り駆動の命令が送られているならばス
テップ203へ進む。 [ステップ203] 絞り駆動の命令に従って信号DM
CTによって絞り駆動用モ−タDMTRを制御して絞り
を駆動する。続いてステップ204へ進む。尚、ステッ
プ202にて絞り駆動の命令が送られていない場合には
ステップ203を通らずにステップ204へ進む。 [ステップ204] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSよりフォ−カスレンズ駆動の命令が送られているか
どうかをチェックする。もしフォ−カスレンズ駆動の命
令が送られているならばステップ205へ進む。 [ステップ205] フォ−カスレンズ駆動の命令に従
って信号LMF,LMRによってフォ−カスレンズ駆動
用モ−タLMTRを制御してフォ−カスレンズを駆動す
る。続いてステップ206へ進む。ステップ204にて
フォ−カスレンズ駆動の命令が送られていない場合には
ステップ205を通らずにステップ206へ進む。 [ステップ206] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSよりズ−ミングレンズ駆動の命令が送られているか
どうかをチェックする。もしズ−ミングレンズ駆動の命
令が送られているならばステップ207へ進む。 [ステップ207] ズ−ミングレンズ駆動の命令に従
って信号ZMF,ZMRによってズ−ミングレンズ駆動
用モ−タZMTRを制御してズ−ミングレンズを駆動す
る。続いてステップ208へ進む。尚、ステップ206
にてズ−ミングレンズ駆動の命令が送られていない場合
にはステップ207を通らずにステップ208へ進む。 [ステップ208] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSよりレンズ情報読出しの命令が送られているかどう
かをチェックする。もしレンズ情報読出しの命令が送ら
れているならばステップ209へ進む。 [ステップ209] レンズの光学情報やオ−トフォ−
カス/マニュアルフォ−カス切換えスイッチSWAMの
状態、或は、フォ−カスレンズの位置情報,ズ−ミング
レンズの位置情報などを所定の通信ル−ルに従って送信
する。続いてステップ210へ進む。尚、ステップ20
8にてレンズ情報読出しの命令が送られていない場合に
はステップ209を通らずにステップ210へ進む。 [ステップ210] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSによってテレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワイド
側ズ−ムスイッチSWZWの受付けが許可されているか
どうかをチェックする。もし許可されていればステップ
211へ進む。 [ステップ211] テレ側ズ−ムスイッチSWZTが
ONされているかどうかをチェックする。もしONされ
ていればステップ212へ進む。 [ステップ212] 信号ZMF,ZMRによってズ−
ミングレンズ駆動用モ−タZMTRを制御してズ−ミン
グレンズをテレ側に駆動する。そして、ステップ211
へと戻り、テレ側ズ−ムスイッチSWZTがONされて
いる限りはこの状態が続く。もしステップ211にてテ
レ側ズ−ムスイッチSWZTがOFFであるとステップ
213に進む。 [ステップ213] ワイド側ズ−ムスイッチSWZW
がONされているかどうかをチェックする。もしONさ
れていればステップ214へと進む。 [ステップ214] 信号ZMF,ZMRによってズ−
ミングレンズ駆動用モ−タZMTRを制御してズ−ミングレ
ンズをワイド側に駆動する。そして、ステップ213へ
と戻り、ワイド側ズ−ムスイッチSWZWがONされて
いる限りはこの状態が続く。もしステップ213にてワ
イド側ズ−ムスイッチSWZWがOFFであるとステッ
プ215に進む。 [ステップ215] 信号ZMF,ZMRによってズ−
ミングレンズ駆動用モ−タZMTRを停止する。尚、ステッ
プ210においてカメラ側マイクロコンピュ−タPRS
によってテレ側ズ−ムスイッチSWZT及びワイド側ズ
−ムスイッチSWZWの受付けが許可されていない場合
にはステップ211からステップ215は通らずにステ
ップ216へと進む。 [ステップ216] カメラ側マイクロコンピュ−タP
RSによってレンズポジション記憶スイッチSWMM及
びレンズポジション再生スイッチSWPLの受付けを許
可されているかどうかをチェックする。もし許可されて
いればステップ217へと進む。 [ステップ217] レンズポジション再生スイッチS
WPLがONしているかどうかをチェックする。OFF
しているならばステップ218へと進む。 [ステップ218] レンズポジション記憶スイッチS
WMMがONしているかどうかをチェックする。OFF
しているならばステップ202へと戻って又同じフロ−
を繰返すが、ONしているならばステップ219へと進
む。 [ステップ219] 現在のレンズポジション、すなわ
ちフォ−カスレンズの位置とズ−ミングレンズの位置を
レンズ側マイクロコンピュ−タLPRS内のメモリに記
憶する。そして、ステップ218へと戻り、レンズポジ
ション記憶スイッチSWMMがONしている限りはこの
状態をホ−ルドして先へは進まない。
【0093】ステップ218にてレンズポジション記憶
スイッチSWMMがOFFしていることを検知したなら
ば、ステップ202へと戻って又同じフロ−を繰返す。
こうしてレンズポジション、すなわちフォ−カスレンズ
の位置とズ−ミングレンズの位置の記憶が行われた後
で、ステップ217にてレンズポジション再生スイッチ
SWPLがONしていることを検知されたとする。する
と、ステップ220へと進む。 [ステップ220] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRS内のメモリに記憶されているズ−ミングレンズの
位置へと信号ZMF,ZMRによってズ−ミングレンズ
駆動用モ−タZMTRを制御してズ−ミングレンズを駆動す
る。 [ステップ221] レンズ側マイクロコンピュ−タL
PRS内のメモリに記憶されているフォ−カスレンズの
位置へと信号LMF,LMRによってフォ−カスレンズ
駆動用モ−タLMTRを制御してフォ−カスレンズを駆動す
る。これによってレンズポジション再生の動作が終了す
る。
【0094】この後プログラムはステップ218へと進
み、上述したフロ−を繰返す。尚、ステップ216にて
カメラ側マイクロコンピュ−タPRSによってレンズポ
ジション記憶スイッチSWMM及びレンズポジション再
生スイッチSWPLの受付けを許可されていないとした
場合には、ステップ217からステップ221のフロ−
は通らずにステップ202へ戻る。
【0095】以上でレンズ側マイクロコンピュ−タLP
RSの動作の説明を終了する。
【0096】本実施例によれば、特定の撮影条件を想定
して設けられた撮影モ−ド(実施例では、ポ−トレ−ト
撮影AEモ−ド、風景撮影AEモ−ド、或は、クロ−ズ
アップ撮影AEモ−ド)が指定された場合には、ズ−ミ
ングレンズの位置を自動的にこの指定された特定の撮影
条件によりふさわしい画角となる様に決定するようにし
ているため、よりそれぞれの撮影モ−ドにふさわしい写
真が撮影され易くなる効果がある。また、ズ−ミングレ
ンズを所定の位置に自動的に設定した後は、該ズ−ミン
グレンズの位置を任意位置に操作可能な状態にしている
ため、撮影条件によって撮影者が自分で画角を決ること
もできるといった自在性をも兼ね備えている。
【0097】また、ズ−ム多重撮影モ−ドが設定された
場合には、先ずズ−ムレンズをワイド端まで駆動し、こ
の位置で第1回目の露光を行い、次にズ−ムレンズをワ
イドとテレの中間に位置させ、この位置で第2回目の露
光を行い、次いでズ−ムレンズをテレ端まで駆動し、こ
の位置で第3回目の露光を行い、その後フィルムの巻き
上げを行うような動作制御を行うようにしているため、
撮影者に面倒な操作を強要することなく、被写体の写る
大きさを変えながら多重撮影を、つまりファンタジック
或は現実を越えた写真撮影をする上で更なる映像効果を
狙った写真撮影を簡単に行うことが可能となる。
【0098】また、決定された絞り値に基づいて算出さ
れた焦点面深度を、フォ−カスレンズの移動量に対応し
た被写体深度に換算し、これを表示器DSPの露出補正
量を表示する部分に兼用表示するようにしているため、
被写体深度状態のイメ−ジを誰にでも容易につかむこと
が可能となる。また、殆どのカメラが備えている露出に
関する情報を表示する表示器DSP上にこの表示を兼用
して表示させるようにしているため、コストアップする
こともない。
【0099】また、予め或る程度予想される撮影シ−ン
に対しては、レンズポジション記憶スイッチSWMMを
ONにしておくことにより、フォ−カスレンズの位置と
ズ−ミングレンズの位置がレンズ側マイクロコンピュ−
タLPRS内のメモリに記憶され、必要に応じてレンズ
ポジション再生スイッチSWPLをONにすることによ
り、これらレンズがどこに位置していたとしても、前記
メモリに記憶された位置に自動的に移動させられるた
め、撮影者が一々ピントを合せたり、ズ−ミングを行っ
たりする時間をロスする無く直ちに意図したレンズ位置
における撮影が可能となる。つまり、シャッタチャンス
に強いものとすることができる。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
モ−ド指定手段により特定の撮影条件を想定して設けら
れた撮影モ−ドが指定された場合には、駆動手段を制御
してズ−ミングレンズを所定の位置まで移動させるズ−
ミング制御手段を設け、特定の撮影条件を想定して設け
られた撮影モ−ドが指定された場合には、所定の位置へ
自動的にズ−ミングを行うようにしている。
【0101】よって、撮影者が一々操作すること無し
に、特定の撮影条件によりふさわしい画角を決定するこ
とが可能となる。
【0102】また、ズ−ミングレンズの位置を変えなが
らの多重撮影を行う多重撮影モ−ドを指定する指定手段
と、該指定手段により多重撮影モ−ドが指定され、この
状態でレリ−ズ操作がなされることにより、駆動手段及
び露出制御手段を制御し、同一の感光部位に、異なるズ
−ミング位置それぞれにおける露出を連続して多重露出
する多重撮影実行手段とを設け、ズ−ミングレンズの位
置を変えながらの多重撮影を行う多重撮影モ−ドを指定
された場合には、同一の感光部位に、自動的に異なるズ
−ミング位置それぞれにおける露出を連続して多重露出
するようにしている。具体的には、例えば、ズ−ムレン
ズを長焦点距離側に位置させての第1回目の露出を行
い、次いで、同一のフィルム面(駒)上に、短焦点距離
側に位置させての第2回目の露出を行う、という多重露
出の動作を自動的に行うようにしている。
【0103】よって、煩雑な操作を撮影者に強要するこ
となく、特殊映像効果を得るための撮影を容易に実現さ
せることが可能となる。
【0104】また、決定される絞り値より焦点面深度を
算出する演算手段と、該演算手段にて算出された焦点面
深度をフォ−カスレンズの移動量に対応した被写体深度
に換算する換算手段と、該換算手段にて換算された被写
体深度を表示する表示手段とを備え、露種補正量を表示
する表示手段により、換算手段にて換算された被写体深
度を兼用表示するようにしている。
【0105】よって、被写体深度状態のイメ−ジを誰に
でも容易に知らしめることが可能となる。
【0106】また、フォ−カス及びズ−ミングそれぞれ
のレンズの位置情報の記憶を指示する第1の操作手段
と、記憶手段に記憶されたレンズ位置への移動を指示す
る第2の操作手段と、前記第1の操作手段が操作される
ことにより、第1及び第2の検出手段の検出結果を前記
記憶手段に記憶させ、第2の操作手段が操作されること
により、前記記憶手段に記憶されたレンズ位置情報に基
づいて第1及び第2の駆動手段を制御する動作制御手段
と設け、第1の操作手段が操作されることにより、第1
及び第2の検出手段により検出されるフォ−カスレンズ
とズ−ミングレンズの位置を記憶手段に記憶させ、第2
の操作手段が操作されることにより、第1及び第2の駆
動手段を制御して前記記憶手段に記憶されたぞれぞれの
レンズ位置へフォ−カスレンズ及びズ−ミングレンズを
自動的に位置させるようにしている。
【0107】よって、撮影者が一々ピントを合せたり、
ズ−ミングを行ったりする時間をロスする無く直ちに意
図したピント及びズ−ミングにて撮影を行うことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すズ−ムレンズ付きカメ
ラの上面図である。
【図2】図1の表示器において各種状態時における表示
例を示す図である。
【図3】同じく図1の表示器において各種状態時におけ
る表示例を示す図である。
【図4】図1のカメラの構成を示す回路ブロック図であ
る。
【図5】図1のズ−ムレンズ側の光学配置及び回路ブロ
ックを示す構成図である。
【図6】図1のカメラの動作の一部を示すフロ−チャ−
トである。
【図7】図6の続きの動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図8】図7の続きの動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図9】図8の続きの動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図10】図9の続きの動作を示すフロ−チャ−トであ
る。
【図11】図10の続きの動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図12】図11の続きの動作を示すフロ−チャ−トで
ある。
【図13】図7における測光及び測距動作を示すフロ−
チャ−トである。
【図14】図1のズ−ムレンズ側での動作を示すフロ−
チャ−トである。
【符合の説明】
PRS,LPRS マイクロコンピュ−タ DDR 表示ドライバ DSP 表示器 SNS 測距センサ SDR センサコントロ−ラ FLC ストロボコントロ−ラ ZMTR ズ−ミングレンズ駆動用モ−タ ENCZ エンコ−ダ SWME ズ−ム多重モ−ド設定スイッチ MODESEL セレクタダイアル SWMM レンズポジション記憶スイッチ SWPL レンズポジション再生スイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズ−ミングレンズを駆動する駆動手段
    と、特定の撮影条件を想定して設けられた撮影モ−ドを
    指定するモ−ド指定手段とを備えたカメラにおいて、前
    記モ−ド指定手段により特定の撮影条件を想定して設け
    られた撮影モ−ドが指定された場合には、前記駆動手段
    を制御してズ−ミングレンズを所定の位置まで移動させ
    るズ−ミング制御手段を設けたことを特徴とするカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 モ−ド指定手段が指定する特定の撮影条
    件を想定して設けられた撮影モ−ドは、少なくともポ−
    トレ−ト撮影モ−ド、風景撮影モ−ド、クロ−ズアップ
    撮影モ−ドの内の何れかであることを特徴とする請求項
    1記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 ズ−ミング制御手段による駆動手段を介
    した所定位置へのズ−ミングレンズの位置制御が終了す
    ると、外部より任意のズ−ミング位置にズ−ミングレン
    ズを操作可能な状態に設定する設定手段を具備したこと
    を特徴とする請求項1記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 ズ−ミングレンズを駆動する駆動手段
    と、得られる測光値に基づいて露出を制御する露出制御
    手段とを備えたカメラにおいて、ズ−ミングレンズの位
    置を変えながらの多重撮影を行う多重撮影モ−ドを指定
    する指定手段と、該指定手段により多重撮影モ−ドが指
    定され、この状態でレリ−ズ操作がなされることによ
    り、前記駆動手段及び露出制御手段を制御し、同一の感
    光部位に、異なるズ−ミング位置それぞれにおける露出
    を連続して多重露出する多重撮影実行手段とを設けたこ
    とを特徴とするカメラ。
  5. 【請求項5】 決定される絞り値より焦点面深度を算出
    する演算手段と、該演算手段にて算出された焦点面深度
    をフォ−カスレンズの移動量に対応した被写体深度に換
    算する換算手段と、該換算手段にて換算された被写体深
    度を、露出補正量表示部にて兼用表示する表示手段とを
    備えたカメラ。
  6. 【請求項6】 フォ−カスレンズを駆動する第1の駆動
    手段と、ズ−ミングレンズを駆動する第2の駆動手段
    と、前記フォ−カンスレンズの位置を検出する第1の検
    出手段と、前記ズ−ミングレンズの位置を検出する第2
    の検出手段と、フォ−カス及びズ−ミングそれぞれのレ
    ンズの位置情報を記憶する記憶手段とを備えたズ−ムレ
    ンズにおいて、前記レンズの位置情報の記憶を指示する
    第1の操作手段と、前記記憶手段に記憶されたレンズ位
    置への移動を指示する第2の操作手段と、前記第1の操
    作手段が操作されることにより、前記第1及び第2の検
    出手段の検出結果を前記記憶手段に記憶させ、前記第2
    の操作手段が操作されることにより、前記記憶手段に記
    憶されたレンズ位置情報に基づいて前記第1及び第2の
    駆動手段を制御する動作制御手段と設けたことを特徴と
    するズ−ムレンズ。
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