JPH0915707A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0915707A
JPH0915707A JP16072095A JP16072095A JPH0915707A JP H0915707 A JPH0915707 A JP H0915707A JP 16072095 A JP16072095 A JP 16072095A JP 16072095 A JP16072095 A JP 16072095A JP H0915707 A JPH0915707 A JP H0915707A
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JP
Japan
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detection
detection range
camera
range
sensor
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Withdrawn
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JP16072095A
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Inventor
Atsushi Terajima
淳 寺島
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPH0915707A publication Critical patent/JPH0915707A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長時間露光中またはミラーアップ撮影動作中
などのファインダー表示が消失している状態でも、複数
のセンサーに対応する検出範囲を表示できるようにす
る。 【構成】 長時間露光中またはミラーアップ撮影動作中
に所定の操作を行なうことで選択したセンサーに対応す
る検出範囲を表示する表示手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファインダー内に表示
手段を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影画面内の複数の範囲の被写体の明る
さを測光したり、複数の範囲を自動焦点検出するために
複数の検出範囲を有するセンサーが搭載されたカメラが
一般的になってきた。これら複数の検出範囲はカメラの
ファインダーの中の撮影画面の被写体像と重ね合わせて
表示させる。いわゆるスーパーインポーズ表示させるこ
とが操作上の利点があり、その方法などについては、特
開平3−230139号公報、特開平3−230140
号公報、特開平3−231729号公報等ですでに開示
されている。また、このような検出範囲は多い方が被写
体の細部に対してより正確な検出ができるようになる。
【0003】しかし、一方で検出範囲の数が多くなれば
なる程どの検出範囲が設定されているか認識しにくいも
のになってしまう。
【0004】例えば、夜景の撮影などの場合、露光には
ある程度長時間を要するため、自分で設定したはずの検
出範囲がいずれであったか忘れてしまい、露光中に確認
したくなることが生じてくる。
【0005】また、一眼レフカメラで長焦点レンズを使
用するときにミラーの上昇に供なう衝撃によるカメラブ
レを防ぐためにあらかじめミラーを上昇させ、衝撃によ
る振動がおさまった後シャッターを開成し露光させる、
いわゆるミラーアップモードで撮影するときなど、ミラ
ー上昇後のシャッター開成前にあらかじめ設定している
検出範囲をシャッター開成前に再度確認したくなる場合
が生じてくる。そして再確認した後に検出範囲の変更が
必要となった場合には即刻撮影を中断し、やり直すこと
も必要となってくる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例の一眼レフカメラは、一度ミラーが上昇し、撮影状
態に入ってしまうと、露光が完了するまで、操作は一切
受け付けず、ファインダー像も見えなくなってしまって
いるため、所定の操作を受け付けたり、ミラー上昇中の
任意の時点で、ファインダー画面内に表示を出したりす
るということはあり得ないというのが常識とされてい
た。
【0007】また、液晶表示器などをファインダー内に
組み込み被写体像と重ね合わせてセンサーの検出範囲を
表示するスーパーインポーズ表示装置もすでに周知では
あるが、液晶表示器を使用しているため撮影中などのフ
ァインダー画面が消失している状態では、ファインダー
透過光量が少なく、液晶表示は何も見えない。すなわ
ち、撮影が完了するまではファインダー内では何も確認
することができないという欠点があった。
【0008】本出願は、上述の欠点を解決することを目
的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本出願に係る
第1の発明は、ファインダー画面内の複数の領域の各々
に対応する被写体像を検出する複数のセンサーと、該複
数のセンサーが検出する複数の検出範囲を前記ファイン
ダー画面内の被写体像と重ね合わせて表示する表示手段
と、前記複数のセンサーのいずれかを選択できる選択手
段とを備えたカメラにおいて、前記表示手段は、所定時
間以上の露光動作中に所定の操作を行うことで、前記選
択手段によって選択したセンサーに対応する検出範囲を
表示することによって、使用者は所定時間以上の露光動
作中であっても選択したセンサーに対応する検出範囲を
確認できる。
【0010】本発明に係る第2の発明は、ファインダー
画面内の複数の領域の各々に対応する被写体像を検出す
る複数のセンサーと、該複数のセンサーが検出する複数
の検出範囲を前記ファインダー画面内の被写体像と重ね
合わせて表示する表示手段と、前記複数のセンサーのい
ずれかを選択できる選択手段とを備えたカメラにおい
て、前記表示手段はミラーアップ撮影動作中には所定の
操作を行うことで、前記選択手段によって選択したセン
サーに対応する検出範囲を表示することによって、使用
者はミラーアップ状態でも選択したセンサーに対応する
検出範囲を確認することができる。
【0011】
【実施例】以下、実施例をもとに本発明を説明する。
【0012】図1乃至図2は、本発明の表示装置を備え
たオートフォーカス(以下、AFと略称する)一眼レフ
カメラの上面図と中央断面図を示したものである。1は
カメラ本体、2はカメラの電源スイッチ、3は外部モニ
ターであるところの液晶表示器でカメラの露出値をはじ
め、色々な情報を表示する。4はレリーズ釦で、その第
1ストロークの押圧で測光とAF動作を行ない、第2ス
トロークの押圧で露光を行なう。5は複数の焦点検出範
囲もしくは、測光範囲のうち、任意の検出範囲を選択し
設定するための設定釦である。6はミラーアップ撮影を
行なうためにミラーアップモードを設定するためのミラ
ーアップモード設定釦である。ミラーアップ撮影とは、
レリーズ時のミラーの上昇に供なう衝撃によって生ずる
カメラブレを無くすためシャッターの開成前にあらかじ
めミラーアップさせておく撮影方法のことであり、通
常、長時間露光の時や、バルブ撮影の時に用いられる撮
影方法である。
【0013】7は回転してクリックパルスを発生させる
ことによってシャッター秒時や絞り値等を設定したり前
述の設定釦5と組み合わせて使うことにより検出範囲の
選択設定を入力するためのダイアルである。
【0014】Lは、撮影レンズでありカメラ本体1に装
着される。
【0015】8は、半透過ミラーでできたメインミラ
ー、9はシャッター、10はフィルム(面)である。1
1はメインミラー8を透過してきた光をAF装置へと導
くサブミラー、12はサブミラー11からの光をさらに
焦点検出センサー(後述)へと導くAFミラー、13は
AF光学系の視野を規制するフィールドレンズ、14は
2次結像レンズ、15はフィルム(面)10と光学的に
等価な位置に置かれた焦点検出センサーで、被写体の5
つの領域を測距するための5対のラインセンサーCCD
−1〜CCD−5で構成されている。
【0016】16はピント板であり、メインミラー8で
反射された光を結像させる。17はペンタプリズム、1
8はダイクロイックプリズムで構成されたアイピースレ
ンズであり、可視光成分を透過し、赤外光を反射させ
る。従ってピント板16で結像された被写体像はペンタ
プリズム17、アイピースレンズ18を通って撮影者の
目に到達する。
【0017】19は測光レンズ、20はピント板16上
に結像された被写体像の明るさを測光する測光センサー
であり5つの領域を測光するための5つの測光素子SP
C−1〜SPC−5で構成されている。
【0018】21はスーパーインポーズ表示用の発光素
子であり、高輝度LEDを用いている。22は導光プリ
ズム、23はスーパーインポーズ表示板である。
【0019】次に、視線検出装置の構成について説明す
る。
【0020】24は、視線検出用の結像レンズ、25は
視線検出用のエリアセンサーである。撮影者の眼球の画
像のうち赤外光成分はアイピースレンズ18を逆入して
ダイロイックプリズム面18aで下方に反射され結像レ
ンズ24を通過しエリアセンサー25上に結像され、眼
球の画像から視線の角度を検出しファインダー内のどこ
を見ているかを検出する。
【0021】一方、発光素子21で発光した光は、導光
プリズム22を通過し、ペンタプリズム17の入射面1
7aから一旦入射し、射出面17bから射出されスーパ
ーインポーズ表示板23に到達する。さらにスーパーイ
ンポーズ表示板23に設けられた微小プリズムアレイ2
3aにより表示板23に対して垂直方向へ反射され再度
ペンタプリズム17に入射し、アイピーレンズ18を通
過して撮影者の目に到達する。
【0022】そこでスーパーインポーズ表示板23に前
述の焦点検出用のラインセンサーCCD−1〜CCD−
5の5つの測距範囲に対応する位置に微小プリズムアレ
イ23aを枠状に形成し、各々に対応した5つの発光素
子21、即ち、LED−1〜LED−5によって照明す
る。
【0023】さらに図3に示すファインダー視野図を用
いて説明する。
【0024】同図において31はファインダー視野であ
る。32はラインセンサーCCD−1〜CCD−5の測
距範囲を示す表示枠であり、左から順に32−1,32
−2,32−3,32−4,32−5となっており、各
々は微小プリズムアレイ23aにより構成されている。
【0025】従って発光素子LED−1〜LED−5が
発光すると各々に対応した表示枠32−1〜32−5が
ファインダー視野内で点灯し、選ばれた測距範囲を表示
させることができる。
【0026】33は測光センサー19に設けられた5つ
の測光素子SPC−1〜SPC−5に対応する測光範囲
を示しており、左から順に33−1,33−2,33−
3,33−4,33−5となっており、焦点検出用のラ
インセンサーCCD−1,CCD−2,CCD−3,C
CD−4,CCD−5にそれぞれ対応している。
【0027】図4は、本発明におけるカメラのブロック
図を示している。同図において、COMはカメラの制御
を司るマイクロコンピュータ、sw1はレリーズ釦4の
第1ストロークでオンになる測光・AF動作開始スイッ
チ、sw2はレリーズ釦4の第2ストロークでオン状態
になる露光シーケンス開始スイッチ、sw3はオンで検
出範囲を撮影者の任意選択とし(オフで、視線検出によ
る選択とするための)、検出範囲設定スイッチである。
sw4は、オンでミラーアップモードにオフで通常撮影
モードに切換えるためのスイッチである。
【0028】DLはカメラのダイアル7の回転によりク
リックパルスを発生させるパルス発生器、DLCはパル
ス発生器DLのパルスをカウントしCOMに出力するダ
イアルカウンタ、SHDはシャッター駆動回路であり、
マイクロコンピュータCOMからの指令によりシャッタ
装置SHを駆動させる。MDはフィルム給送とシャッタ
ーチャージの両方を行なうモータMを制御する回路であ
る。LCDは露出演算値などを表示する外部表示器3を
駆動する表示駆動回路、LCは外部表示器3に相当する
液晶表示器である。
【0029】AFCは焦点検出センサー15に設けられ
ている焦点検出用ラインセンサーCCD−1〜CCD−
5から得られた出力をA/D変換してマイクロコンピュ
ータCOMに出力するAF回路である。AECは、測光
センサー20に設けられている測光素子SPC−1〜S
PC−5から得られた光をA/D変換してマイクロコン
ピュータCOMに出力する測光回路である。LEDDは
マイクロコンピュータCOMの指令により、ファインダ
ー視野内で測距範囲を表示する表示枠32−1〜32−
5を点灯表示する発光素子(LED−1〜LED−5)
に所望の電流を供給し、発光を制御する発光制御回路で
ある。
【0030】ARSは、撮影者の眼球の画像を取り込む
エリアセンサーである。EYCは、エリアセンサーAR
Sからの画像出力から眼球の傾き、即ち、視線の角度を
検出して撮影者がファインダーのどこを見ているかを検
出する視線検出回路である。
【0031】また、同図において、二点鎖線で示してい
るLENは撮影レンズL内の電気回路である。AFDは
被写体に焦点を合わせるべくレンズを駆動させるレンズ
駆動回路、AVDは撮影レンズの絞り装置(不図示)を
駆動させる絞り駆動回路である。レンズ駆動回路AF
D、絞り駆動回路AVDは、カメラ側の電気回路と接続
され、カメラ側のマイクロコンピュータCOMと通信が
行なわれる。
【0032】次に、図5を用いて発光素子LED−1〜
LED−5により測距範囲に対応する表示枠32−1〜
32−5を点灯させスーパーインポーズ表示を行なって
いる様子を示す。
【0033】まず、検出(範囲)設定釦5を操作し検出
(範囲)設定スイッチsw3をオンすると検出(範囲)
任意選択モードになり、撮影者は任意の検出範囲を選ぶ
ことができる。この状態でダイアル7を右へ回転すると
検出範囲は1クリック毎に1つずつ右へ移動し、逆に左
へ回転すると左へ1つずつ移動する。図5−(1)は一
番左側の検出範囲が選択されている様子を表している。
即ち、焦点検出用ラインセンサーはCCD−1が選択さ
れるとともに、測光素子はSPC−1が選択され、図中
斜線で示す範囲がこのときの測光範囲である。一方、発
光素子はLED−1が発光しファインダー視野の表示枠
32−1が点灯する。この状態からダイアル7を右へ1
クリック分回転させると、ラインセンサーCCD−2、
測光素子SPC−2が選択され、発光素子LED−2の
発光により表示枠32−2が点灯し(図5−(2)の状
態になる。)、ダイアル7を更に右へ回転させると順次
図5−(3)→図5−(4)→図5−(5)と移り変わ
っていく。
【0034】そして図5−(5)の状態から、ダイアル
7を更に右へ1クリック分回転させると、検出範囲の選
択はカメラの自動選択プログラムによって5つの測距範
囲のうち最適と判断されたものを選び出す設定となる。
【0035】このとき5つの検出範囲はすべてが機能で
きる状態に設定されるので表示枠32−1から32−5
までのすべてが点灯する。
【0036】また、逆にダイアル7を左へ回転させると
上述とは逆の順序で、図5−(5)の状態を経て順次図
5−(1)の状態まで戻る。
【0037】次に、検出範囲設定釦5の操作により検出
範囲設定スイッチsw3がオフされると、カメラは視線
検出モードとなる。視線検出モードはダイアルを使って
検出範囲を選択するのではなく、撮影者の目がファイン
ダー内のどの検出範囲を見ているかを検出し、これに対
応する表示枠を点灯させる。視線検出が不能の場合は自
動選択プログラムによって5つの検出範囲のうち最適と
判断されたものが選択される。
【0038】次に図6に示すフローチャートに従ってカ
メラの動作を説明する。電源スイッチ2の操作により回
路内のBat swがオンされるとマイクロコンピュー
タCOMのRAMは一旦クリアされプログラムはSTA
RTから制御を開始する。
【0039】このときカメラはAF・測光作動開始スイ
ッチsw1が入力操作されるまで待期状態となってい
る。
【0040】ステップ(1);AF・測光作動開始スイ
ッチsw1が入力操作されステップ(2)へ進む。
【0041】ステップ(2);まず、AF作動ルーチン
が開始される。
【0042】AF作動ルーチンについて説明する。
【0043】まず検出範囲設定釦5の操作により、検出
範囲設定スイッチ3がオンされている場合、あらかじめ
任意の検出範囲が設定されていれば、設定されている検
出範囲、あるいは自動選択プログラムによってカメラが
最適と判断した検出範囲に対する焦点検出用ラインセン
サーからの出力によりAF動作を行ない所望の位置まで
レンズを駆動し、焦点を調節する。
【0044】検出範囲設定釦5により、検出範囲設定ス
イッチ3がオフされている場合、撮影者がファインダー
内のどの検出範囲を見ているかを眼球の画像データから
検出し、所定時間以上同一の検出範囲を見ていると判断
された場合、その検出範囲に対応する表示枠に対する焦
点検出用ラインセンサーからの出力によりAF動作を行
ない所望の位置までレンズを駆動し焦点調節が行なわれ
る。AF作動ルーチンが完了すると同時に測光ルーチン
が開始される。
【0045】測光ルーチンでは、AF作動ルーチンにお
いて、焦点調節が行なわれた検出範囲に対応する素行素
子からの出力により露光値が演算され、シャッター秒時
と絞り値が決定される。そしてステップ(3)へ進む。
【0046】ステップ(3);ステップ(2)のAF作
動ルーチンで焦点調節が行なわれた検出範囲に対応する
ファインダー視野内の検出範囲表示枠を点灯させる。点
灯時間は、以降の撮影動作に影響を及ぼさず、かつ見易
さを考慮して60msecに設定している。点灯後はス
テップ(4)で露光開始スイッチsw2がオンされるま
で待期状態が維持される。
【0047】ステップ(4);レリーズ釦の第2ストロ
ークの押圧で露光開始スイッチsw2がオンになるとス
テップ(5)へ進む。
【0048】ステップ(5);メインミラー8とサブミ
ラー11が上昇すると同時に、ステップ(2)で決定さ
れた絞り値に基づきレンズの絞り動作が行なわれ、ステ
ップ(6)へ進む。
【0049】ステップ(6);カメラがミラーアップモ
ードに設定されているか否かを判別する。ミラーアップ
モードが選ばれていなければステップ(7)へ、ミラー
アップモードが選ばれていればステップ(14)へ進
む。
【0050】ステップ(7);シャッターの開成動作が
行なわれ、ステップ(8)へ進む。
【0051】ステップ(8);シャッターが開成される
と同時に露光タイマーのカウントが開始され、ステップ
(9)へ進む。
【0052】ステップ(9);カメラが長時間露光にな
っているか否かを判別する。ここではシャッター速度が
1秒以上に設定されていれば長時間露光であり、それ以
下であれば通常露光であると設定している。いま、ステ
ップ(2)により演算されたシャッター秒時が、あるい
は任意に設定したシャッター秒時が1秒未満であるとき
はステップ(10)へ、1秒以上の長時間露光に設定さ
れているときはステップ(17)へ進む。
【0053】ステップ(10);露光タイマーのカウン
トがステップ(2)で演算されたシャッター秒時に相当
する値に到達するまでカウントされ、到達すると露光タ
イマーは完了しステップ(11)へ進む。
【0054】ステップ(11);ステップ(10)の露
光タイマー完了を受けてシャッターの閉成が行なわれる
とステップ(12)へ進む。
【0055】ステップ(12);メインミラー8とサブ
ミラー11が下降し、撮影前の状態に復帰し、ステップ
(13)へ進む。
【0056】ステップ(13);フィルム給送とシャッ
ターチャージが行なわれた後、撮影が終了する。
【0057】ステップ(14);検出範囲の再表示操作
が為されたか否かを判別する。検出範囲の再表示操作に
ついて説明する。
【0058】再表示操作の第1の方法は、レリーズ釦4
の第1ストロークの押圧即ちsw1をONすることで設
定中の検出範囲に対応する表示枠を点灯させる。第2の
方法は、撮影者がカメラのファインダーを覗くと、エリ
アセンサー25に眼球の画像情報が採り込まれ、撮影者
がファインダーを覗いていることを検出して設定中の検
出範囲に対応する表示枠を点灯させる。そして、上述の
いずれかの方法により再表示操作が為されるとステップ
(15)へ進む。
【0059】ステップ(15);設定中になっている検
出範囲に対応する表示枠を点灯させ、検出範囲の再表示
を行なう。
【0060】ステップ(16);露光スイッチsw2が
ONされるとステップ(7)へ進み、ONされなければ
ステップ(14)へ戻る。従って、ステップ(16)で
露光スイッチsw2がONされるまでは何度も検出範囲
の再表示を行なうことができる。
【0061】ステップ(17);露光タイマーのカウン
トがステップ(2)で演算されたシャッター秒時に相当
する値に到達するまでカウントは続けられ、到達すると
露光タイマーは完了しステップ(11)へ進む。露光タ
イマーが完了していなければステップ(18)へ進む。
【0062】ステップ(18);スーパーインポーズ再
表示操作が為されたか否かを判別する。スーパーインポ
ーズ再表示操作については、ステップ(14)で説明し
た方法と同じである。そして、再表示操作が為されると
ステップ(19)へ進む。再表示操作が為されなければ
ステップ(17)へ戻る。
【0063】ステップ(19);設定中になっている検
出範囲に対応する表示枠を点灯させ、スーパーインポー
ズ再表示を行ないステップ(17)へ戻る。従って、ス
テップ(17)で露光タイマーが完了するまで何度でも
スーパーインポーズ再表示を行なうことができる。
【0064】上述の構成を有するカメラの実際の動作を
説明する。
【0065】一例として夜景撮影の場合を想定する。
【0066】カメラを三脚等に取付けカメラのファイン
ダーを覗きながら所定の被写体に向けてカメラを固定す
る。
【0067】カメラの電源をONして複数の検出範囲の
うち任意の1つを選択すると選択された検出範囲に対応
するファインダー画面内の表示枠が所定時間点灯表示さ
れる。
【0068】検出範囲の選択の方法は、ダイアルにより
選択してもよいし、視線入力により選択してもよい。
【0069】次に、カメラブレを防ぐために操作釦6を
操作してミラーアップモードを設定する。
【0070】次にシャッター秒時の設定を行なう。
【0071】シャッター秒時の設定はカメラの自動露出
による設定でもよいし、手動による設定でもよい。そし
てシャッター秒時を30秒に設定したとする。次にレリ
ーズ釦を第2ストロークまで押圧するとミラーのみが上
昇する。そして被写体の情況を見ながらシャッター開成
の時期を待つ。
【0072】次に、再表示操作を行ない検出範囲の確認
を行なう。このとき、ミラーアップ前に設定された検出
範囲に対応するファインダー画面内の表示枠が所定時間
点灯するため、設定に間違いがないか確認できる。そし
て、シャッターチャンスが来た時点で、レリーズ釦の第
2ストロークまで押圧しsw2をONさせてシャッター
の開成を行ない露光を開始させる。露光時間は前述のよ
うに30秒になっており、30秒が経過する前に再び再
表示操作が行なわれると、設定状態になっている検出範
囲に対応するファインダー画面内の表示枠が所定時間点
灯するため、露光中であっても再度検出範囲の設定状態
を確認することができる。尚、再表示操作は、レリーズ
釦の第1ストロークの押圧によりsw1をONさせて
も、カメラのファインダーを覗き、視線検出により行な
っても可能だが、再表示操作は視線検出により行なった
方が、カメラ本体に直接手を触れることがないため、ミ
ラーアップ中にカメラを動かしてしまったり、露光中に
不用意にカメラに振動を与えたりしないので、より失敗
のない写真が撮れる。その後30秒が経過するとシャッ
ターは閉成しミラーが下降復帰して、1コマ分のフィル
ム給送とチャージが行なわれて撮影が終了する。
【0073】尚、本発明の実施例における検出範囲は、
焦点検出用センサーの検出範囲と測光センサーの検出範
囲として開示しているが、その他感温センサーや感色セ
ンサーの検出範囲であっても実施例上の効果は同じであ
る。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本出願に係る第1
の発明によれば、所定時間以上の露光動作中に所定の操
作が行なわれると選択されたセンサーに対応する検出範
囲を表示できるので、夜景の撮影のような長時間撮影を
要する場合に、選択したセンサーに対応する検出範囲を
露光中に確認することが可能となる。
【0075】本出願に係る第2の発明によれば、ミラー
アップモードで撮影中に所定の操作を行なうことで選択
したセンサーに対応する検出範囲をファインダー画面内
に表示できるようにしたので、ミラーの上昇中であって
も、選択したセンサーに対応する検出範囲がいずれであ
ったかをファインダー画面内で確認することができる。
従って、被写体が移動などで意図する検出範囲からはず
れた場合には即刻撮影を中断し、やり直すことも可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である一眼レフカメラの上面
図。
【図2】本発明の実施例である一眼レフカメラの中央断
面図。
【図3】本発明の実施例である一眼レフカメラのファイ
ンダー視野図。
【図4】本発明の実施例である一眼レフカメラのブロッ
ク図。
【図5】本発明の実施例である一眼レフカメラのスーパ
ーインポーズ表示を説明する図。
【図6】本発明の実施例である一眼レフカメラの動作を
説明するフローチャート。
【符号の説明】
1 カメラ本体 3 液晶表示器 4 レリーズ釦 5 設定釦 6 ミラーアップモード設定釦 7 入力ダイアル 8 メインミラー 15 焦点検出センサー 16 ピント板 17 ペンタプリズム 18 アイピースレンズ 20 測光センサー 21 発光素子 23 スーパーインポーズ表示板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファインダー画面内の複数の領域の各々
    に対応する被写体像を検出する複数のセンサーと、該複
    数のセンサーが検出する複数の検出範囲を前記ファイン
    ダー画面内の被写体像と重ね合わせて表示する表示手段
    と、前記複数のセンサーのいずれかを選択できる選択手
    段とを備えたカメラにおいて、前記表示手段は、所定時
    間以上の露光動作中に所定の操作を行うことで、前記選
    択手段によって選択したセンサーに対応する検出範囲を
    表示することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 ファインダー画面内の複数の領域の各々
    に対応する被写体像を検出する複数のセンサーと、該複
    数のセンサーが検出する複数の検出範囲を前記ファイン
    ダー画面内の被写体像と重ね合わせて表示する表示手段
    と、前記複数のセンサーのいずれかを選択できる選択手
    段とを備えたカメラにおいて、前記表示手段はミラーア
    ップ撮影動作中には所定の操作を行うことで、前記選択
    手段によって選択したセンサーに対応する検出範囲を表
    示することを特徴とするカメラ。
  3. 【請求項3】 前記カメラは眼球の画像を検出する視線
    検出装置を有し、前記検出範囲の表示操作は該視線検出
    装置により眼球の画像を検出することによって行われる
    ことを特徴とする請求項1または2記載のカメラ。
JP16072095A 1995-06-27 1995-06-27 カメラ Withdrawn JPH0915707A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008102845A1 (ja) * 2007-02-21 2008-08-28 Nikon Corporation ファインダ装置および光学装置

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