JPH11315483A - アルカリ性水溶液およびかかる水溶液のセルロ―ス系繊維材料染色プロセスにおける使用 - Google Patents

アルカリ性水溶液およびかかる水溶液のセルロ―ス系繊維材料染色プロセスにおける使用

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JPH11315483A
JPH11315483A JP11056058A JP5605899A JPH11315483A JP H11315483 A JPH11315483 A JP H11315483A JP 11056058 A JP11056058 A JP 11056058A JP 5605899 A JP5605899 A JP 5605899A JP H11315483 A JPH11315483 A JP H11315483A
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Andreas Dr Schrell
シェレル アンドレアス
Daniele Negri
ネグリ ダニエル
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】水酸化ナトリウムと炭酸カリウムとを1:
1.7〜1:0.5のモル比で含有することを特徴とす
る水溶液。前記水性アルカリ組成と1種以上の繊維反応
染料の水溶液とを混合し、該混合によって得られたアル
カリ染色液を従来の方法でセルロース系繊維材料に含浸
し、繊維反応染料では一般的なプロセス条件下で前記1
種以上の繊維反応染料を固定することを特徴とする水性
アルカリ組成の使用方法。 【効果】これらのアルカリ組成は、少量かつ少ないステ
ップ数であっても染料溶液に容易に混合溶解してパディ
ング液を形成可能であるため、染色手順も容易に連続的
に行われる。このため、アルカリ性パディング液を連続
的に生成でき、臨界染料

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルカリ性水溶液
と、かかる水溶液のセルロース系繊維材料染色プロセス
における使用方法とに関する。
【0002】
【従来の技術】セルロース系繊維材料は、捺染プロセ
ス、吸尽染色プロセスおよびパディングプロセスによっ
て染色される。繊維反応染料は染色プロセスの際に繊維
と共有結合可能なものであり、セルロース系誘導体には
特に重要な染料である。繊維反応染料を用いて達成され
る染色は特に優れた湿潤堅牢度の点で注目すべきだが、
これは非繊維反応染料では達成するのが極めて困難また
は不可能であるためである。しかしながら、繊維反応染
料と繊維との間の共有結合は、染色プロセスがアルカリ
条件下で行われる場合にしか起こらないのが普通であ
る。使用されるアルカリとしては、アルカリ金属炭酸
塩、アルカリ金属重炭酸塩およびアルカリ金属水酸化物
またはそれらの混合物が挙げられる。さらに、パッド染
色の場合にはアルカリ金属ケイ酸塩も挙げられ、これは
任意にアルカリ金属水酸化物または炭酸塩と共に用いら
れる。アルカリ金属という用語にはリチウムならびにナ
トリウムおよびカリウムも含む。極めて効果的かつ好ま
しいのは特にアルカリ金属炭酸塩とアルカリ金属水酸化
物との混合物であるが、特定の状況で用いられるアルカ
リ系は、染料が繊維反応性の点で具体的にどの類に属す
るのかと具体的な染色プロセスとに応じて選択される。
【0003】処理液を繊維材料に施した後に繊維材料表
面の余分な液を絞液する、例えばパディングプロセスな
どの低浴比染色プロセスは、一段階の手順と二段階の手
順のいずれでも実施することができる。まず特定の含浸
量まで染料溶液を繊維材料に含浸した後にこれを乾燥さ
せ、続いてアルカリ電解質塩液を用いてさらに含浸させ
るステップでオーバーパディングする二段階のプロセス
手順には、機械の使用率が高いことおよび第2プロセス
の段階で電解質塩を使用するという問題がある。これと
は対照的に、一段階のプロセスでは、染色助剤をさらに
使用するか否かの違いこそあれ、繊維反応染料およびア
ルカリの両方を含有する完全処理液を1回の作業で繊維
材料に施した上で繊維材料表面の染料を固定するステッ
プを実施している。
【0004】
【外1】
【0005】このような一段階のプロセス手順の1つが
コールドパッドバッチプロセスである。この方法は主に
染料が繊維反応性基を含有する場合に用いられている。
この場合、使用されるアルカリバインダーは水ガラス
(NaO:SiOの比率が1:2〜1:3.5)の
状態のアルカリ金属ケイ酸塩であることが多く、これは
目標とする濃淡に応じて染色液1リットルあたり38°
B▲外1▼の水ガラス60〜130gと重量比で約32
%強度の水酸化ナトリウム水溶液6〜40mlとを添加
したものである。水ガラスは、pH緩衝作用を有し、反
応染料のパディング液の安定性を高めるという点で好都
合である。パディングプロセスに水ガラスを用いること
によるもう1つのプラスの効果は、水ガラスが周囲空気
中の二酸化炭素に対する保護膜を形成するため被染色材
料の耳の濃淡および色調が均一になるということであ
る。それにもかかわらず水ガラスを使用することは何の
問題もなく有益だというわけではない。欠点の一例とし
て、水ガラスは結晶化しやすいために装置を汚損しやす
いということや、洗い流しステップの前に繊維材料を中
和することができないということ、染料の固定に必ずし
も蒸気を利用できるとは限らないことなどが挙げられ
る。さらに風合い面で魅力が損なわれるという影響も生
じることがある。
【0006】文献には、このような欠点をなくす試みに
ついて触れられている。例えば、米国特許第4,55
5,348号では、様々なホスフェート塩を含有するp
Hが11〜13の水性緩衝系を染色液に添加している。
このような水性緩衝系は吸尽染色プロセス用の染料浴に
おいては適しているのは明らかであるが、パディングプ
ロセスによる染色には適していない。さらに、この緩衝
系には水処理プラントにおいてホスフェート塩が環境問
題を引き起こすという問題もある。
【0007】コールドパッドバッチプロセスによる染色
の技術は、通常は、パディング液中に存在する染料の量
と塩化ナトリウムまたは硫酸ナトリウムなどの約30g
/lの電解質塩の量とに応じて定められる特定の量の水
酸化ナトリウム溶液の染色(パディング)液に添加する
ことが特徴である。しかしながら、パディング液の安定
性は通常は満足のいくものではなく、染色の色強度も悪
くなってしまう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術には、ジクロロキノキサリン染料、ジフルオロモノク
ロロピリミジン染料、モノフルオロトリアジン染料など
繊維反応性の高い系を用いる場合には、炭酸ナトリウム
単独または水酸化ナトリウム/炭酸ナトリウム混合物を
使用できるということも教示されている。純粋な炭酸ナ
トリウムを用いる方法の場合には、pHが低いと固定に
かかる時間が不経済に長くなってしまう場合があるが、
水酸化ナトリウム/炭酸ナトリウムが変化することで反
応染料の加水分解が促進される場合がある。このような
系を用いると固定時間が大幅に長くなってしまう上に染
色プロセスの経済性の面で妥協をしいられるため、ビニ
ルスルホン染料にはあまり適していない。さらに、現在
の時点で既存の技術では、染料濃度に応じて使用する水
酸化ナトリウムの量を変化させるが、炭酸ナトリウムは
常に一定比率で添加させる水酸化ナトリウム/炭酸ナト
リウム法に関して教示されている。
【0009】本発明の目的は、染色分野においてパディ
ングプロセスなどの低浴比プロセス、特にコールドパッ
ドバッチプロセスによって、上述した欠点を生じること
なく染色液に添加可能な水性アルカリ組成を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】パディングプロセスなど
の低浴比プロセスにおいて特に水ガラスに代わるものと
して、モル比で1:1.7〜1:0.5、好ましくは
1:1.5〜1:1.1、特に好ましくは1:1.2〜
1:0.7の水酸化ナトリウムおよび炭酸カリウムを含
有する水溶液は、驚くべきことに所望の有利な作用有し
ていることが見いだされている。さらに、本発明のアル
カリ組成は、混合溶解可能な形(meterable)
で使用する際に特に有利な点がある。染色プロセスに尿
素を使用する必要性をなくすことも可能である。製造に
適した本発明による組成の例としては、溶液250〜1
000リットル中に水酸化ナトリウム39.6kgおよ
び炭酸カリウム110〜163kgを含む水溶液が挙げ
られる。
【0011】したがって、本発明によれば上記の溶液が
得られ、かつ繊維反応染料を含有するパディング液など
の水性低浴比液において上記の溶液を使用する方法も得
られる。これらの低浴比液はアニオン系湿潤剤などの染
色助剤を含んでいてもよい。本発明のアルカリ組成は、
任意に一般的な染色助剤を含む1種以上の繊維反応染料
の水溶液と、本発明のアルカリ組成(通常、染料約10
〜12,000gが本発明のアルカリ組成2〜17リッ
トルと混合された状態で含まれる染料水溶液100リッ
トルが)とを混合し、このようにして得られるアルカリ
染色液を噴霧またはパディングなどの従来の方法でセル
ロース系繊維材料に含浸し、繊維反応染料では一般的に
用いられている処理条件下で1種以上の染料を固定する
ことで、本発明によって使用される。
【0012】したがって、本発明によれば、1リットル
あたり1種以上の繊維反応染料を例えば約0.1〜12
0gおよび任意に一般的な染色助剤を含有する染料水溶
液と、染色溶液1リットルあたり例えば20〜170m
lの染色溶液を含む本発明のアルカリ組成とを混合し、
このようにして得られたアルカリ染色液を、例えば噴霧
またはパディング、好ましくは一般的なパディングプロ
セスによって材料の重量基準で60〜100重量%の量
でセルロース系繊維材料に施し、繊維反応染料では一般
的に用いられている加工条件下で1種以上の染料を固定
するセルロース系繊維材料の染色方法も得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のアルカリ組成は、少量か
つ少ないステップ数であっても染料溶液に容易に混合溶
解してパディング液を形成可能であるため、染色手順も
容易に連続的に行われる。このため、アルカリ性パディ
ング液を連続的に生成でき、臨界染料(critica
l dye)の場合であっても安定性が保証される。
【0014】本発明に従って使用可能な染色手順として
は、繊維反応染料をセルロース系繊維材料に施してその
上で固定するための通常の含浸(パディング)染色プロ
セス、例えばコールドパッドバッチプロセス、コールド
パッドバッチプロセス、ドライパッドスチームパッド
(pad−dry−pad steam)プロセス、パ
ッド/気流式プロセス、ドライパッドサーモフィックス
(pad−dry−thermofix)プロセス、ス
チームパッド(pad−steam)プロセスまたはサ
ーモゾル/スチームパッドプロセスが挙げられる。この
ようにして達成される染色は、洗い落ちがよく中和性
(SiO組成を用いることなく酸浴中で処理を行うの
は不可能であるため、水ガラスの場合には存在しない)
も高く、かつ風合いがよい点で注目に値するものであ
る。
【0015】好ましい低浴比染色手順はコールドパッド
バッチプロセスである。このプロセスでは、アルカリ染
色液(染料溶液)を布帛表面にパッドでマングル処理
し、次いでパディングした布帛を巻取ビームに巻き取っ
て室温にて4〜24時間ビームに放置する。固定フェー
ズは一般的な洗い流しプロセスの前に行われ、この際に
材料が酸性になる場合もある。
【0016】低浴比技術による染色は、例えば染料濃度
および固定を有効にするのに必要なパディング液中のア
ルカリ組成の量との図1に示す相関に従って実施するこ
とができる。例えば1000mlあたり水酸化ナトリウ
ム39.6および炭酸カリウム163gを含む水溶液で
あるアルカリ組成Aのうち49mlを用いるのが一般的
な染料濃度のうち最も希薄なものであり、染料0.1重
量部あたりさらに0.1〜0.11ml使用する必要が
ある。
【0017】同様に、1000mlあたり水酸化ナトリ
ウム146gおよび炭酸カリウム390gを含むの水溶
液であるアルカリ組成Bの場合には、アルカリ染色液に
は染料0.1重量部あたりさらに0.04〜0.045
mlのアルカリ溶液Bが必要である。このアルカリ組成
Bは一般に用いられる中で最も低い染料濃度の場合には
20ml必要である。
【0018】本発明のアルカリ組成と繊維反応染料の水
溶液とを混合することによって得られるアルカリ染色液
は、パディング液安定性が高く、今までは一般にアルカ
リドナーおよび/またはpH緩衝剤としてアルカリ金属
ケイ酸塩(水ガラス)を利用していたパディングプロセ
スなどのあらゆる低浴比プロセスにおいて使用でき、こ
のようなpH緩衝剤に代わるものとなり得る。
【0019】セルロース系繊維材料は、セルロース系繊
維を含むかまたはセルロース系繊維からなり、特に織物
およびニットといった織物構造に加工された、木綿、ジ
ュートまたはリネンなどのあらゆる繊維材料の他、例え
ば米国特許第5,507,840号、同第5,565,
007号および同第5,529,585号、欧州特許出
願公開第0 615 311号およびドイツ特許出願公
開第19 519 023号において周知であるビスコ
ースフィラメントなどの再生セルロース類やアミノ変性
セルロース繊維などの変性されたセルロース系天然繊維
材料で構成される材料も意味する。
【0020】繊維反応染料は広く一般に知られたもので
あり、文献類にも記載されている。繊維反応染料として
は、β−スルファトエチルスルフォニル、β−アセトキ
シエチルスルホニル、β−クロロエチルスルホニルまた
はβ−チオスルファトエチルスルフォニルなどのアルカ
リ除去可能な置換基によってβ−置換された、例えばビ
ニルスルホニルまたはエチルスルホニルなどのビニルス
ルホン類の繊維反応性ラジカルや、クロロトリアジニ
ル、フルオロトリアジニル、ジクロロキノキサリニル、
フルオロピリミジニルおよびクロロフルオロピリミジニ
ル類の繊維反応性ラジカルを有する染料、さらに上記の
繊維反応性基の組み合わせを有する染料に特に重点を置
くべきである。
【0021】以下の実施例において本発明を説明する。
特に明記しない限り、部およびパーセントは重量部およ
び重量%を示す。キログラムとリットル同様、重量部も
容量部と関連している。
【0022】
【実施例】実施例1 (1000容量部あたり)、以下の式化1で示される電
解質塩含量約50%の染料10部と、以下の式化2で示
される電解質塩含量約50%の染料10部と、以下の式
化3で示される電解質塩含量約50%の染料10部と、
水酸化ナトリウム約4.87部および炭酸カリウム約1
3部を含むアルカリ組成33部とを含有する水溶液(こ
の染色液は(1000部あたり)32%強度水酸化ナト
リウム溶液約331容量部および炭酸カリウム約390
部を含有する新規なアルカリ組成33部を上述した染料
の水溶液に添加した後、水を用いて1000部にして得
られる)を用いて、漂白した綿織物10部を布帛重量基
準で含浸量70%まで20℃にてパディングする。
【0023】
【化1】
【0024】
【化2】
【0025】
【化3】
【0026】このようにして染料を含浸した布帛をバッ
チビームに渡すかまたは巻回し、その状態で20℃にて
12時間放置した。次に繊維反応染料で一般に行われる
洗い流しを上記の布帛に施した。
【0027】布帛の耳が完全に浸透した状態で、(水ガ
ラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて得られる)従
来技術の染色と同一の濃淡および堅牢度で褐色の染色が
達成される。
【0028】実施例2 (1000容量部あたり)以下の式化4で示される電解
質塩含量約50%の染料16部と、以下の式化5で示さ
れる電解質塩含量約50%の染料12.6部と、式化2
で示される電解質塩含量約50%の染料13.3部と、
式化3で示される電解質塩含量約50%の染料58.5
部と、さらに炭酸カリウム24部および水酸化ナトリウ
ム9.1部(実施例1において述べた、染料溶液に添加
した新規なアルカリ組成約62部に相当する)とを含有
する水性染色液を用いて実施例1と同様にする。
【0029】
【化4】
【0030】
【化5】
【0031】水ガラス、炭酸ナトリウムおよび尿素を染
色液に含有する従来技術において一般に用いられる標準
的なプロセスによって生まれるのと同一の色調および堅
牢度で濃灰色の染色が達成される。
【0032】実施例3 (1000容量部あたり)式化1で示される電解質塩含
量約50%の染料50部と、水酸化ナトリウム6.1部
と、炭酸カリウム16.1部と、さらに一般的なアニオ
ン湿潤剤を含有する水性染色液(例えば染料化1の水溶
液と実施例1の新規なアルカリ組成41部とを混合す
し、アニオン湿潤剤を添加することによって得ることが
できる)を用いて、重量約120g/mのマーセライ
ズした綿織物を布帛重量基準で含浸量80%まで20℃
にてパディングする。次に、パディングした布帛を12
0℃および相対湿度25%の固定ユニットに20m/分
の速度で通し、そのユニット内で70℃のウェットバル
ブ温度で2.5分間維持して布帛表面の染料を固定す
る。固定ユニットを出た染色済材料は依然として15%
の水分を含んでいるため、反応染料では一般的な連続洗
い流しを行って仕上げる。
【0033】黄色の染色は見た目が極めて均一で、平滑
な表面を有している。染色パッドと、乾燥機と、水ガラ
ス900ml/lおよび32%強度水酸化ナトリウム溶
液100ml/lをアルカリドナーとして含有する化学
パッドとを用いる従来のドライパッドスチームパッドプ
ロセスによって染色を行う場合よりも色調が5%深い。
【0034】実施例4 (1000容量部あたり)、以下の式
【0035】
【化6】
【0036】で示される電解質塩含量約50%の染料5
0部と、水酸化ナトリウム6.1部と、炭酸カリウム1
6.1部と、市販のアニオン湿潤剤(実施例3と同様に
して入手可能)2部とを含有する水性染色液を用いて、
パッドマングルを使用して重量約100g/mのビス
コース繊維織布帛を布帛重量基準で含浸量70%まで2
0℃にて含浸する。このようにしてパディングした布帛
を巻取ビームに巻回し、そこで20℃にて12時間放置
して染料を固定する。次に、乾燥させた布帛を従来と同
様に水洗して染料を洗い流し、仕上げる。ドライパッド
スチームパッドプロセスによって得られる染色と同一の
濃淡で強い赤色の染色が達成される。
【0037】実施例5 (1000容量部あたり)、電解質塩を含有し以下の式
化7で示される染料の50%強度粉末染料90部と、電
解質塩を含有し以下の式化8で示される染料の50%強
度粉末染料16部と、電解質塩を含有し以下の式化6で
示される染料の50%強度粉末染料1.6部と、水酸化
ナトリウム9.8部および炭酸カリウム26部を含む新
規なアルカリ組成66部とを含有する水溶液を用いて、
漂白したリネン織物10部を布帛重量基準で含浸量70
%まで20℃にてパディングする。
【0038】
【化7】
【0039】
【化8】
【0040】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一の黒色染色が達成される。
【0041】実施例6 (1000容量部あたり)、電解質塩を含有し式化1で
示される染料の50%強度粉末染料30部と、電解質塩
を含有し以下の式化9で示される染料の50%強度粉末
染料9部と、電解質塩を含有し式化3で示される染料の
50%強度染料10.5部と、電解質塩を含有し以下の
式化7で示される染料の50%強度粉末染料4.5部
と、水酸化ナトリウム6.2部および炭酸カリウム1
6.5部を含む新規なアルカリ組成43部とを含有する
水溶液を用いて、漂白した綿綾織10部を布帛重量基準
で含浸量80%まで20℃にてパディングする。
【0042】
【化9】
【0043】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一の泥色染色が達成される。
【0044】実施例7 (1000容量部あたり)、電解質塩を含有し以下の式
化10で示される銅フタロシアニン染料の50%強度粉
末染料100部と、水酸化ナトリウム9.1部および炭
酸カリウム24部を含む新規なアルカリ組成61部とを
含有する水溶液を用いて、漂白した綿織物10部を布帛
重量基準で含浸量70%まで20℃にてパディングす
る。
【0045】
【化10】
【0046】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一のターコイス染色が達成される。
【0047】実施例8 (1000容量部あたり)、電解質塩を含有し式化4で
示される染料の50%強度粉末染料3部と、電解質塩を
含有し式化5で示される染料の50%強度粉末染料3部
と、電解質塩を含有し式化3で示される染料の50%強
度粉末染料3部と、水酸化ナトリウム2.3部および炭
酸カリウム9.5部を含む新規なアルカリ組成58部と
を含有する水溶液を用いて、漂白かつマーセライズした
綿織物10部を布帛重量基準で含浸量70%まで20℃
にてパディングする。
【0048】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一の淡褐色の染色が達成される。
【0049】実施例9 (1000容量部あたり)、市販の染料である登録商標
Sumifix Supra Blue B−RF(カ
ラーインデックスNo.221)80部と、水酸化ナト
リウム5.1部および炭酸カリウム21部のpHを有す
る新規なアルカリ組成130部とを含有する水溶液を用
いて、漂白した綿織物10部を布帛重量基準で含浸量7
0%まで20℃にてパディングする。
【0050】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一の濃青染色が達成される。
【0051】実施例10 (1000容量部あたり)、電解質塩を含有し式化7で
示される染料の50%強度粉末染料110部と、電解質
を含有し以下の式化11で示される染料の50%強度粉
末染料40部と、水酸化ナトリウム13部および炭酸カ
リウム35部のpHを有する新規なアルカリ組成90部
とを含有する水溶液を用いて、漂白した綿織物10部を
布帛重量基準で含浸量70%まで20℃にてパディング
する。
【0052】
【化11】
【0053】このようにして含浸した布帛を巻取ビーム
に渡すかまたは巻回し、そこで20℃にて12時間放置
する。次に、得られた染色の水洗および洗い流しを行っ
て繊維反応染料では一般に用いられている方法で仕上げ
る。水ガラスおよび水酸化ナトリウム溶液を用いて従来
技術のプロセスによって得られる染色と濃淡および堅牢
度が同一のジェットブラック染色が達成される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596141033 Frankfurt am Main,B RD (72)発明者 ダニエル ネグリ イタリア共和国、IT−21052、ブスト アルジツイオ ラルゴ ギイアルデイーノ ヌメロ 7

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水酸化ナトリウムと炭酸カリウムとを
    1:1.7〜1:0.5のモル比で含有することを特徴
    とする水溶液。
  2. 【請求項2】 水酸化ナトリウムと炭酸カリウムとを
    1:1.5〜1:1.1のモル比で含有することを特徴
    とする請求項1に記載のアルカリ組成。
  3. 【請求項3】 水酸化ナトリウムと炭酸カリウムとを
    1:1.2〜1:0.7のモル比で含有することを特徴
    とする請求項1に記載のアルカリ組成。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の少なくとも1項に記載
    の水性アルカリ組成の使用方法であって、前記水性アル
    カリ組成と1種以上の繊維反応染料の水溶液とを混合
    し、該混合によって得られたアルカリ染色液を従来の方
    法でセルロース系繊維材料に含浸し、繊維反応染料では
    一般的なプロセス条件下で前記1種以上の繊維反応染料
    を固定することを特徴とする水性アルカリ組成の使用方
    法。
  5. 【請求項5】 セルロース系繊維材料の染色方法であっ
    て、請求項1乃至3の少なくとも1項に記載の水性アル
    カリ組成と1種以上の繊維反応染料の水溶液とを混合
    し、該混合によって得られたアルカリ染色液を従来の方
    法で前記セルロース系繊維材料に含浸し、繊維反応染料
    では一般的な染色条件下で前記1種以上の繊維反応染料
    を固定することを特徴とするセルロース系繊維材料の染
    色方法。
  6. 【請求項6】 前記プロセス条件が、コールドパッドバ
    ッチ式、ドライパッドスチームパッド式、パッド/気流
    式、ドライパッドサーモフィックス式、スチームパッド
    式またはサーモゾル/スチームパッド式のプロセス条件
    に対応することを特徴とする請求項5に記載のセルロー
    ス系繊維材料の染色方法。
JP11056058A 1998-03-04 1999-03-03 アルカリ性水溶液およびかかる水溶液のセルロ―ス系繊維材料染色プロセスにおける使用 Withdrawn JPH11315483A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004511610A (ja) * 2000-10-10 2004-04-15 クラリアント インターナショナル リミティド モノアゾ染料
KR101297820B1 (ko) * 2013-02-20 2013-08-19 (재)한국섬유소재연구소 반응성 염료를 이용한 셀룰로오스계 섬유 침염시 고착제 처리방법

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