JPH1131534A - 非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製造方法 - Google Patents
非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製造方法Info
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- JPH1131534A JPH1131534A JP9183960A JP18396097A JPH1131534A JP H1131534 A JPH1131534 A JP H1131534A JP 9183960 A JP9183960 A JP 9183960A JP 18396097 A JP18396097 A JP 18396097A JP H1131534 A JPH1131534 A JP H1131534A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 充電時の負極への金属Liの析出を抑え、か
つ充放電サイクル特性のよい非水電解液二次電池を提供
する。 【解決手段】 Li−遷移金属複酸化物を主成分とし連
続した空隙を有する正極活物質層と、黒鉛を主成分とし
連続した空隙を有する負極活物質層と、リチウム塩の有
機溶媒溶液であり前記両空隙に充填される非水電解液と
を備えた非水電解液二次電池において、前記正極活物質
層の空隙率が20〜29vol%であり、前記負極活物
質層の空隙率が30〜45vol%である。
つ充放電サイクル特性のよい非水電解液二次電池を提供
する。 【解決手段】 Li−遷移金属複酸化物を主成分とし連
続した空隙を有する正極活物質層と、黒鉛を主成分とし
連続した空隙を有する負極活物質層と、リチウム塩の有
機溶媒溶液であり前記両空隙に充填される非水電解液と
を備えた非水電解液二次電池において、前記正極活物質
層の空隙率が20〜29vol%であり、前記負極活物
質層の空隙率が30〜45vol%である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム二次電池
等の非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製
造方法に関するものである。
等の非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、民生用電子機器のポータブル化、
コードレス化が急速に進んでいる。これにつれて駆動用
電源を担う小形、軽量でかつ高エネルギー密度を有する
二次電池への要望が高まっている。このような観点から
非水電解液二次電池、特にリチウム二次電池は、とりわ
け高電圧、高エネルギー密度を有する二次電池としてそ
の期待が大きく、開発が急がれている。
コードレス化が急速に進んでいる。これにつれて駆動用
電源を担う小形、軽量でかつ高エネルギー密度を有する
二次電池への要望が高まっている。このような観点から
非水電解液二次電池、特にリチウム二次電池は、とりわ
け高電圧、高エネルギー密度を有する二次電池としてそ
の期待が大きく、開発が急がれている。
【0003】従来のリチウム二次電池の正極活物質に
は、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、二硫化チタン
等が用いられていた。これらの正極活物質を用いた正極
と、金属Liを用いた負極と、有機電解液とでリチウム
二次電池を構成していた。ところが、負極に金属Liを
用いた二次電池では、充電時に負極上に析出する金属L
iがデンドライト状に成長して、セパレータを突き破っ
て正極との間で内部短絡を起こしたり、電解液との間で
副反応を起こしたりするという問題がある。前記の金属
Liのデンドライトの成長は、大きな電流で充電する
と、また充放電を繰り返すとより大きく成長するので、
高速充電が困難であるし、充放電サイクル寿命が短い
し、さらには、前記の内部短絡により激しい発熱や液漏
れに至る等の危険性があるということも実用化への大き
な障害となっている。
は、二酸化マンガン、五酸化バナジウム、二硫化チタン
等が用いられていた。これらの正極活物質を用いた正極
と、金属Liを用いた負極と、有機電解液とでリチウム
二次電池を構成していた。ところが、負極に金属Liを
用いた二次電池では、充電時に負極上に析出する金属L
iがデンドライト状に成長して、セパレータを突き破っ
て正極との間で内部短絡を起こしたり、電解液との間で
副反応を起こしたりするという問題がある。前記の金属
Liのデンドライトの成長は、大きな電流で充電する
と、また充放電を繰り返すとより大きく成長するので、
高速充電が困難であるし、充放電サイクル寿命が短い
し、さらには、前記の内部短絡により激しい発熱や液漏
れに至る等の危険性があるということも実用化への大き
な障害となっている。
【0004】最近になって、負極として、金属Liを用
いず、Liを可逆的にインターカレートできる黒鉛系の
炭素材料を主成分とする負極活物質を用い、正極とし
て、Liイオンを可逆的に放出できるLiCoO2 等の
Li−遷移金属複酸化物を主成分とする正極活物質を用
いたリチウム二次電池が、上記の問題の解決を図るもの
として提案されている。
いず、Liを可逆的にインターカレートできる黒鉛系の
炭素材料を主成分とする負極活物質を用い、正極とし
て、Liイオンを可逆的に放出できるLiCoO2 等の
Li−遷移金属複酸化物を主成分とする正極活物質を用
いたリチウム二次電池が、上記の問題の解決を図るもの
として提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者による検討の結果、上記のLi−遷移金属複酸化物を
正極活物質に用い、黒鉛系の炭素材料を負極活物質に用
いたリチウム二次電池においても、充電時の負極上への
金属Liの析出を抑えることが必ずしも十分でないこと
や、得られたリチウム二次電池の充放電サイクル特性が
正極板および負極板の製造条件に大きく依存することが
判明した。
者による検討の結果、上記のLi−遷移金属複酸化物を
正極活物質に用い、黒鉛系の炭素材料を負極活物質に用
いたリチウム二次電池においても、充電時の負極上への
金属Liの析出を抑えることが必ずしも十分でないこと
や、得られたリチウム二次電池の充放電サイクル特性が
正極板および負極板の製造条件に大きく依存することが
判明した。
【0006】本発明は、上記問題に鑑み、充電時の負極
への金属Liの析出を抑え、かつ充放電サイクル特性の
よい非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製
造方法を提供することを目的とする。
への金属Liの析出を抑え、かつ充放電サイクル特性の
よい非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製
造方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、Li−遷移金属複酸化物を主成分とし連続
した空隙を有する正極活物質層と、黒鉛を主成分とし連
続した空隙を有する負極活物質層と、リチウム塩の有機
溶媒溶液であり前記両空隙に充填される非水電解液とを
備えた非水電解液二次電池において、前記正極活物質層
の空隙率が20〜29vol%であり、前記負極活物質
層の空隙率が30〜45vol%であることを特徴とす
る。
成するため、Li−遷移金属複酸化物を主成分とし連続
した空隙を有する正極活物質層と、黒鉛を主成分とし連
続した空隙を有する負極活物質層と、リチウム塩の有機
溶媒溶液であり前記両空隙に充填される非水電解液とを
備えた非水電解液二次電池において、前記正極活物質層
の空隙率が20〜29vol%であり、前記負極活物質
層の空隙率が30〜45vol%であることを特徴とす
る。
【0008】本発明の非水電解液二次電池によれば、負
極活物質層の空隙率が正極活物質のそれより大きくなる
ように構成しているので、負極活物質層中の電解液の体
積率が正極活物質中のそれより大きくなり、負極活物質
層中のLiイオンの移動度が正極活物質層中のそれより
大きくなる。従って、充電時の負極活物質層中におい
て、正極側から電解液中に供給されてくるLiイオンが
無理なくスムーズに負極活物質にインターカレートされ
るので、負極の局所に金属Liが析出するのを抑えるこ
とができる。そして、図2、図4に示すように、正極活
物質層の空隙率が20〜29vol%の範囲で、かつ負
極活物質層の空隙率が30〜45vol%の範囲におい
て、正極および負極の間で各活物質量のバランスと各活
物質層中のLiイオンの移動度の大小関係とが適正に保
たれて、充放電サイクル特性のよい非水電解液二次電池
を得ることができる。
極活物質層の空隙率が正極活物質のそれより大きくなる
ように構成しているので、負極活物質層中の電解液の体
積率が正極活物質中のそれより大きくなり、負極活物質
層中のLiイオンの移動度が正極活物質層中のそれより
大きくなる。従って、充電時の負極活物質層中におい
て、正極側から電解液中に供給されてくるLiイオンが
無理なくスムーズに負極活物質にインターカレートされ
るので、負極の局所に金属Liが析出するのを抑えるこ
とができる。そして、図2、図4に示すように、正極活
物質層の空隙率が20〜29vol%の範囲で、かつ負
極活物質層の空隙率が30〜45vol%の範囲におい
て、正極および負極の間で各活物質量のバランスと各活
物質層中のLiイオンの移動度の大小関係とが適正に保
たれて、充放電サイクル特性のよい非水電解液二次電池
を得ることができる。
【0009】正極活物質層の空隙率が20vol%に満
たないと、正極活物質層中の電解液の体積率が小さくな
って、正極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
結果、放電時の内部抵抗が増加するため好ましくなく、
正極活物質層の空隙率が29vol%を越えると、正極
活物質の充填率が小さくなって、単位体積当たりの電池
容量が低下するため好ましくない。また、負極活物質層
の空隙率が30vol%に満たないと、負極活物質層中
の電解液の体積率が小さくなって、負極活物質層中のL
iイオンの移動度が低下する結果、負極の局所に金属L
iが析出してデンドライト状に成長するため好ましくな
く、負極活物質層の空隙率が45vol%を越えると、
負極活物質の充填率が小さくなって、負極活物質中の電
気電導度が低下するし、単位体積当たりの電池容量が低
下するため好ましくない。
たないと、正極活物質層中の電解液の体積率が小さくな
って、正極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
結果、放電時の内部抵抗が増加するため好ましくなく、
正極活物質層の空隙率が29vol%を越えると、正極
活物質の充填率が小さくなって、単位体積当たりの電池
容量が低下するため好ましくない。また、負極活物質層
の空隙率が30vol%に満たないと、負極活物質層中
の電解液の体積率が小さくなって、負極活物質層中のL
iイオンの移動度が低下する結果、負極の局所に金属L
iが析出してデンドライト状に成長するため好ましくな
く、負極活物質層の空隙率が45vol%を越えると、
負極活物質の充填率が小さくなって、負極活物質中の電
気電導度が低下するし、単位体積当たりの電池容量が低
下するため好ましくない。
【0010】前記非水電解液二次電池に用いる電極板の
製造方法において、正極活物質を溶媒に懸濁させてペー
スト状にして塗布、乾燥後の空隙率が60〜70vol
%となるように正極集電体シートに塗布、乾燥した後、
圧延して正極活物質層の空隙率を20〜29vol%と
し、負極活物質を溶媒に懸濁させてペースト状にして塗
布、乾燥後の空隙率が50〜65vol%となるように
負極集電体シートに塗布、乾燥した後、圧延して負極活
物質層の空隙率を30〜45vol%とすると、前記非
水電解液二次電池に用いる電極板を、塗布、乾燥および
圧延を一貫した自動化に都合のよい長尺シートで無理な
く製造することができるし、図3、図5に示すように、
正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が60〜70vol
%の範囲で、かつ負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が
50〜65vol%の範囲において、充放電サイクル特
性のよい非水電解液二次電池を得ることができる。
製造方法において、正極活物質を溶媒に懸濁させてペー
スト状にして塗布、乾燥後の空隙率が60〜70vol
%となるように正極集電体シートに塗布、乾燥した後、
圧延して正極活物質層の空隙率を20〜29vol%と
し、負極活物質を溶媒に懸濁させてペースト状にして塗
布、乾燥後の空隙率が50〜65vol%となるように
負極集電体シートに塗布、乾燥した後、圧延して負極活
物質層の空隙率を30〜45vol%とすると、前記非
水電解液二次電池に用いる電極板を、塗布、乾燥および
圧延を一貫した自動化に都合のよい長尺シートで無理な
く製造することができるし、図3、図5に示すように、
正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が60〜70vol
%の範囲で、かつ負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が
50〜65vol%の範囲において、充放電サイクル特
性のよい非水電解液二次電池を得ることができる。
【0011】正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が60
vol%に満たないと、その後の圧延率が小さくなっ
て、正極活物質と正極板との電気的接触度合いが少なく
なり、正極活物質層中の電導度が低下する結果、放電時
の内部抵抗が増加するため好ましくなく、正極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率が70vol%を越えると、正極
活物質層中に大きな空洞が不均一に生じ、その後の圧延
によっても正極活物質の分布ムラが残るため好ましくな
い。また、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が50v
ol%に満たないと、その後の圧延率が小さくなって、
負極活物質と負極板との電気的接触度合いが少なくな
り、負極活物質層中の電導度が低下するため好ましくな
く、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が65vol%
を越えると、その後の圧延率が大きくなって、負極活物
質の主成分の黒鉛のベーサル面が負極板面に平行に配向
して、負極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
結果、充電時に負極の局所に金属Liが析出するため好
ましくない。
vol%に満たないと、その後の圧延率が小さくなっ
て、正極活物質と正極板との電気的接触度合いが少なく
なり、正極活物質層中の電導度が低下する結果、放電時
の内部抵抗が増加するため好ましくなく、正極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率が70vol%を越えると、正極
活物質層中に大きな空洞が不均一に生じ、その後の圧延
によっても正極活物質の分布ムラが残るため好ましくな
い。また、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が50v
ol%に満たないと、その後の圧延率が小さくなって、
負極活物質と負極板との電気的接触度合いが少なくな
り、負極活物質層中の電導度が低下するため好ましくな
く、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が65vol%
を越えると、その後の圧延率が大きくなって、負極活物
質の主成分の黒鉛のベーサル面が負極板面に平行に配向
して、負極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
結果、充電時に負極の局所に金属Liが析出するため好
ましくない。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面に基づい
て以下に説明する。
て以下に説明する。
【0013】本発明の非水電解液二次電池の一実施形態
は、図1に示すような円筒型リチウム二次電池で、極板
群と、電解液と、これらを収容する電池ケースとからな
る。
は、図1に示すような円筒型リチウム二次電池で、極板
群と、電解液と、これらを収容する電池ケースとからな
る。
【0014】極板群は、シート状の正極板1と、シート
状の負極板3と、正極板1と負極板3間を絶縁するシー
ト状のセパレータ5と、正極リード2と、負極リード4
と、上部絶縁板6と、下部絶縁板7とからなる。正極板
1は、アルミニウム箔の両面に正極活物質層をその空隙
率が20〜29vol%となるように塗着形成したもの
である。負極板3は、銅箔の両面に負極活物質層をその
空隙率が30〜45vol%となるように塗着形成した
ものである。これら正極板1と負極板3とが、多孔質ポ
リプロピレンフィルム製のセパレータ5を介して重ねら
れ、渦巻き状に巻回されて、円筒型の電池ケース内にき
っちりと収容されている。
状の負極板3と、正極板1と負極板3間を絶縁するシー
ト状のセパレータ5と、正極リード2と、負極リード4
と、上部絶縁板6と、下部絶縁板7とからなる。正極板
1は、アルミニウム箔の両面に正極活物質層をその空隙
率が20〜29vol%となるように塗着形成したもの
である。負極板3は、銅箔の両面に負極活物質層をその
空隙率が30〜45vol%となるように塗着形成した
ものである。これら正極板1と負極板3とが、多孔質ポ
リプロピレンフィルム製のセパレータ5を介して重ねら
れ、渦巻き状に巻回されて、円筒型の電池ケース内にき
っちりと収容されている。
【0015】電解液は、炭酸エチレンと炭酸プロピレン
の等容積混合溶媒に過塩素酸リチウムを1mol/li
terの濃度に溶解した非水電解液からなる。この非水
電解液は、電池ケース内に収容され、正極活物質層およ
び負極活物質層中の連続した空隙中にも充填されて、電
池反応において、多孔質なセパレータ5の微小孔を通し
ての正極板1と負極板3間のLiイオンの移動を担う。
の等容積混合溶媒に過塩素酸リチウムを1mol/li
terの濃度に溶解した非水電解液からなる。この非水
電解液は、電池ケース内に収容され、正極活物質層およ
び負極活物質層中の連続した空隙中にも充填されて、電
池反応において、多孔質なセパレータ5の微小孔を通し
ての正極板1と負極板3間のLiイオンの移動を担う。
【0016】電池ケースは、耐有機電解液性のステンレ
ス鋼板を深絞り成形して得たケース本体8と、安全弁1
1を設けた封口板10と、正極外部端子となる封口板1
0と負極外部端子となるケース本体8との間を絶縁しガ
スシールする絶縁ガスケット9とからなる。
ス鋼板を深絞り成形して得たケース本体8と、安全弁1
1を設けた封口板10と、正極外部端子となる封口板1
0と負極外部端子となるケース本体8との間を絶縁しガ
スシールする絶縁ガスケット9とからなる。
【0017】前記本発明の非水電解液二次電池に用いる
電極板の製造方法の一実施形態を以下に説明する。
電極板の製造方法の一実施形態を以下に説明する。
【0018】正極板1は、表1に示すように、種々製造
条件を制御して、活物質層の空隙率および活物質の塗
布、乾燥後の空隙率を変化させた正極板試料A〜Lの1
1種類のものを得た。具体的には、先ずLi2 CO3 と
CoCO3 とを混合した後に900℃で10hr焼成し
て得たLiCoO2 の粉末90wt%と、アセチレンブ
ラック3wt%と、フッ素樹脂系結着剤7wt%とを混
合して混合物を得て、次いでこの混合物をカルボキシル
メチルセルロース1wt%水溶液に懸濁させて種々の濃
度(含水率)の正極活物質ペーストを得た。そして、こ
の正極活物質ペーストを厚さ0.02mmのアルミ箔の
両面に種々の厚みに塗布、乾燥して、用いた正極活物質
ペーストの濃度に応じた種々の空隙率の正極塗着層を得
た。最後に、それらを厚さ0.18mmとなるように圧
延し、裁断して幅40mm、長さ350mmの正極板試
料A〜Lを得た。なお、表1には空隙率に対応したみか
け密度と塗布厚みとを併記しているが、実際の製造工程
においては、このみかけ密度や塗布厚みの方が条件管理
に便利である。
条件を制御して、活物質層の空隙率および活物質の塗
布、乾燥後の空隙率を変化させた正極板試料A〜Lの1
1種類のものを得た。具体的には、先ずLi2 CO3 と
CoCO3 とを混合した後に900℃で10hr焼成し
て得たLiCoO2 の粉末90wt%と、アセチレンブ
ラック3wt%と、フッ素樹脂系結着剤7wt%とを混
合して混合物を得て、次いでこの混合物をカルボキシル
メチルセルロース1wt%水溶液に懸濁させて種々の濃
度(含水率)の正極活物質ペーストを得た。そして、こ
の正極活物質ペーストを厚さ0.02mmのアルミ箔の
両面に種々の厚みに塗布、乾燥して、用いた正極活物質
ペーストの濃度に応じた種々の空隙率の正極塗着層を得
た。最後に、それらを厚さ0.18mmとなるように圧
延し、裁断して幅40mm、長さ350mmの正極板試
料A〜Lを得た。なお、表1には空隙率に対応したみか
け密度と塗布厚みとを併記しているが、実際の製造工程
においては、このみかけ密度や塗布厚みの方が条件管理
に便利である。
【0019】負極板3は、表2に示すように、種々製造
条件を制御して、活物質層の空隙率および活物質の塗
布、乾燥後の空隙率を変化させた負極板試料M〜Yの1
2種類のものを得た。具体的には、先ず石炭を高温乾留
してなるコークスをジェットミルで平均粒径が6.0μ
mとなるように粉砕した後、2800℃で焼成して黒鉛
化した。得られた黒鉛粉末の比表面積は5.0m2 /g
であった。この黒鉛粉末90wt%と、フッ素樹脂系結
着剤10wt%とを混合して混合物を得て、次いでこの
混合物をカルボキシルメチルセルロース1wt%水溶液
に懸濁させて種々の濃度(含水率)の負極活物質ペース
トを得た。そして、この負極活物質ペーストを厚さ0.
02mmの銅箔の両面に種々の厚みに塗布し、乾燥し
て、用いた負極活物質ペーストの濃度に応じた種々の空
隙率の負極塗着層を得た。最後に、それらを厚さ0.1
9mmとなるように圧延し、裁断して幅40mm、長さ
420mmの負極板試料M〜Yを得た。この表2にも、
空隙率に対応したみかけ密度と塗布厚みとを併記して、
実際の条件管理の便宜を図った。
条件を制御して、活物質層の空隙率および活物質の塗
布、乾燥後の空隙率を変化させた負極板試料M〜Yの1
2種類のものを得た。具体的には、先ず石炭を高温乾留
してなるコークスをジェットミルで平均粒径が6.0μ
mとなるように粉砕した後、2800℃で焼成して黒鉛
化した。得られた黒鉛粉末の比表面積は5.0m2 /g
であった。この黒鉛粉末90wt%と、フッ素樹脂系結
着剤10wt%とを混合して混合物を得て、次いでこの
混合物をカルボキシルメチルセルロース1wt%水溶液
に懸濁させて種々の濃度(含水率)の負極活物質ペース
トを得た。そして、この負極活物質ペーストを厚さ0.
02mmの銅箔の両面に種々の厚みに塗布し、乾燥し
て、用いた負極活物質ペーストの濃度に応じた種々の空
隙率の負極塗着層を得た。最後に、それらを厚さ0.1
9mmとなるように圧延し、裁断して幅40mm、長さ
420mmの負極板試料M〜Yを得た。この表2にも、
空隙率に対応したみかけ密度と塗布厚みとを併記して、
実際の条件管理の便宜を図った。
【0020】
【表1】
【0021】
【表2】
【0022】前記の正極板試料A〜Lと負極板試料M〜
Yとを種々組合せて、厚さ0.025mm、幅46m
m、長さ900mmの多孔質ポリプロピレンフィルム製
セパレータを介して渦巻き状に巻回し、直径17mm、
高さ50mmの電池ケース内に組み込み、前記の非水電
解液を充填した。こうして種々の製造条件による正極板
1と負極板3とを組合せて用いたリチウム二次電池を得
た。得られたリチウム二次電池の充放電サイクル特性の
評価結果を図2〜図6に示す。
Yとを種々組合せて、厚さ0.025mm、幅46m
m、長さ900mmの多孔質ポリプロピレンフィルム製
セパレータを介して渦巻き状に巻回し、直径17mm、
高さ50mmの電池ケース内に組み込み、前記の非水電
解液を充填した。こうして種々の製造条件による正極板
1と負極板3とを組合せて用いたリチウム二次電池を得
た。得られたリチウム二次電池の充放電サイクル特性の
評価結果を図2〜図6に示す。
【0023】充放電サイクル特性の一つの評価方法は、
20℃の環境温度下で初期充電電流を500mAとし、
充電上限電圧を4.2Vに制限しながら2時間充電した
後、30分間放置してから、720mAの一定電流で終
止電圧が3Vになるまで放電させ、この充放電サイクル
を500回繰り返した後の放電容量を測定し、図2〜図
5に示すように、横軸に各製造条件の変数を採りプロッ
トした。
20℃の環境温度下で初期充電電流を500mAとし、
充電上限電圧を4.2Vに制限しながら2時間充電した
後、30分間放置してから、720mAの一定電流で終
止電圧が3Vになるまで放電させ、この充放電サイクル
を500回繰り返した後の放電容量を測定し、図2〜図
5に示すように、横軸に各製造条件の変数を採りプロッ
トした。
【0024】図2は、正極活物質層の空隙率と充放電サ
イクル特性との関係を示す図で、圧延前の正極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率は全て65vol%とし、組み合
わされる負極板は全て負極板試料Rとした。図2に示す
ように、正極活物質層の空隙率が20〜29vol%の
範囲(正極板試料H、C、J、K)において良好な充放
電サイクル特性が得られた。
イクル特性との関係を示す図で、圧延前の正極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率は全て65vol%とし、組み合
わされる負極板は全て負極板試料Rとした。図2に示す
ように、正極活物質層の空隙率が20〜29vol%の
範囲(正極板試料H、C、J、K)において良好な充放
電サイクル特性が得られた。
【0025】図3は、正極活物質の塗布、乾燥後の空隙
率と充放電サイクル特性との関係を示す図で、圧延後の
正極活物質層の空隙率は全て26vol%とし、組み合
わされる負極板は全て負極板試料Rとした。図3に示す
ように、正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が60〜7
5vol%の範囲(正極板試料B、C、D)において良
好な充放電サイクル特性が得られた。
率と充放電サイクル特性との関係を示す図で、圧延後の
正極活物質層の空隙率は全て26vol%とし、組み合
わされる負極板は全て負極板試料Rとした。図3に示す
ように、正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が60〜7
5vol%の範囲(正極板試料B、C、D)において良
好な充放電サイクル特性が得られた。
【0026】図4は、負極活物質層の空隙率と充放電サ
イクル特性との関係を示す図で、圧延前の負極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率は全て55vol%とし、組み合
わされる正極板は全て正極板試料Cとした。図4に示す
ように、負極活物質層の空隙率が30〜45vol%の
範囲(負極板試料R、V、W、X)において良好な充放
電サイクル特性が得られた。
イクル特性との関係を示す図で、圧延前の負極活物質の
塗布、乾燥後の空隙率は全て55vol%とし、組み合
わされる正極板は全て正極板試料Cとした。図4に示す
ように、負極活物質層の空隙率が30〜45vol%の
範囲(負極板試料R、V、W、X)において良好な充放
電サイクル特性が得られた。
【0027】図5は、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙
率と充放電サイクル特性との関係を示す図で、圧延後の
負極活物質層の空隙率は全て45vol%とし、組み合
わされる正極板は全て正極板試料Cとした。図5に示す
ように、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が50〜6
5vol%の範囲(負極板試料P、Q、R、S)におい
て良好な充放電サイクル特性が得られた。充放電サイク
ル特性のもう一つの評価方法は、代表的な4種類の組合
せによるリチウム二次電池それぞれについて、上記と同
じ充放電サイクル条件を繰り返し、サイクル毎に放電容
量を測定し、図6に示すように、横軸にサイクル数を採
りプロットした。具体的には、4種類の正極板試料−負
極板試料の組合せ、すなわち、J−V、J−Y、F−
V、F−Yについて評価した。図6に示すように、空隙
率の大きな負極板試料V(空隙率40vol%)と空隙
率の小さな正極板試料J(空隙率23vol%)とを用
いたものは、初期の放電容量が大きくかつサイクル数の
増加に対する放電容量の低下が小さい、すなわち充放電
サイクル特性がよいことが判る。空隙率の小さな負極板
試料Y(空隙率25vol%)を用いたものは、サイク
ル数の増加に対する放電容量の低下が大きく好ましくな
いし、空隙率の大きな正極板試料F(空隙率35vol
%)を用いたものは、初期の放電容量が小さく好ましく
ない。
率と充放電サイクル特性との関係を示す図で、圧延後の
負極活物質層の空隙率は全て45vol%とし、組み合
わされる正極板は全て正極板試料Cとした。図5に示す
ように、負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率が50〜6
5vol%の範囲(負極板試料P、Q、R、S)におい
て良好な充放電サイクル特性が得られた。充放電サイク
ル特性のもう一つの評価方法は、代表的な4種類の組合
せによるリチウム二次電池それぞれについて、上記と同
じ充放電サイクル条件を繰り返し、サイクル毎に放電容
量を測定し、図6に示すように、横軸にサイクル数を採
りプロットした。具体的には、4種類の正極板試料−負
極板試料の組合せ、すなわち、J−V、J−Y、F−
V、F−Yについて評価した。図6に示すように、空隙
率の大きな負極板試料V(空隙率40vol%)と空隙
率の小さな正極板試料J(空隙率23vol%)とを用
いたものは、初期の放電容量が大きくかつサイクル数の
増加に対する放電容量の低下が小さい、すなわち充放電
サイクル特性がよいことが判る。空隙率の小さな負極板
試料Y(空隙率25vol%)を用いたものは、サイク
ル数の増加に対する放電容量の低下が大きく好ましくな
いし、空隙率の大きな正極板試料F(空隙率35vol
%)を用いたものは、初期の放電容量が小さく好ましく
ない。
【0028】これらのことと前記の図2、図4の結果と
から、負極板の活物質層の空隙率が大きく、正極板の活
物質層の空隙率が小さいのが、充放電サイクル特性がよ
いことが判る。もちろん、負極板の活物質層の空隙率が
極端に大きくなれば、負極活物質の充填率が小さくなる
ため、負極活物質中の電気電導度が低下するし、電池の
単位体積当たりの電池容量が低下するので好ましくな
い。また、正極板の活物質層の空隙率が極端に小さくな
れば、正極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
ので好ましくない。
から、負極板の活物質層の空隙率が大きく、正極板の活
物質層の空隙率が小さいのが、充放電サイクル特性がよ
いことが判る。もちろん、負極板の活物質層の空隙率が
極端に大きくなれば、負極活物質の充填率が小さくなる
ため、負極活物質中の電気電導度が低下するし、電池の
単位体積当たりの電池容量が低下するので好ましくな
い。また、正極板の活物質層の空隙率が極端に小さくな
れば、正極活物質層中のLiイオンの移動度が低下する
ので好ましくない。
【0029】また、前記の図3、図5の結果から、正極
板および負極板それぞれに、適切な圧延率の圧延を施す
ことで良好な充放電サイクル特性が得られることが判
る。特に、それ自身電気電導度のよくないLiCoO2
の粉末を主成分とする正極活物質は、導電材を添加しと
ある程度大きな圧延を施されることによって、はじめて
十分な電気電導度が付与されて良好な充放電サイクル特
性が得られる。
板および負極板それぞれに、適切な圧延率の圧延を施す
ことで良好な充放電サイクル特性が得られることが判
る。特に、それ自身電気電導度のよくないLiCoO2
の粉末を主成分とする正極活物質は、導電材を添加しと
ある程度大きな圧延を施されることによって、はじめて
十分な電気電導度が付与されて良好な充放電サイクル特
性が得られる。
【0030】
【発明の効果】本発明の非水電解液二次電池によれば、
負極活物質層の空隙率が正極活物質のそれより大きくな
るように構成しているので、負極活物質層中の電解液の
体積率が正極活物質中のそれより大きくなり、負極活物
質層中のLiイオンの移動度が正極活物質層中のそれよ
り大きくなる。従って、充電時の負極活物質層中におい
て、正極側から電解液中に供給されてくるLiイオンが
無理なくスムーズに負極活物質にインターカレートされ
るので、負極の局所に金属Liが析出するのを抑えるこ
とができる。そして、正極活物質層の空隙率が20〜2
9vol%の範囲で、かつ負極活物質層の空隙率が30
〜45vol%の範囲において、正極および負極の間で
各活物質量のバランスと各活物質層中のLiイオンの移
動度の大小関係とが適正に保たれて、充放電サイクル特
性のよい非水電解液二次電池を得ることができる。
負極活物質層の空隙率が正極活物質のそれより大きくな
るように構成しているので、負極活物質層中の電解液の
体積率が正極活物質中のそれより大きくなり、負極活物
質層中のLiイオンの移動度が正極活物質層中のそれよ
り大きくなる。従って、充電時の負極活物質層中におい
て、正極側から電解液中に供給されてくるLiイオンが
無理なくスムーズに負極活物質にインターカレートされ
るので、負極の局所に金属Liが析出するのを抑えるこ
とができる。そして、正極活物質層の空隙率が20〜2
9vol%の範囲で、かつ負極活物質層の空隙率が30
〜45vol%の範囲において、正極および負極の間で
各活物質量のバランスと各活物質層中のLiイオンの移
動度の大小関係とが適正に保たれて、充放電サイクル特
性のよい非水電解液二次電池を得ることができる。
【図1】本発明の非水電解液二次電池の一実施形態を示
す断面図。
す断面図。
【図2】正極活物質層の空隙率と充放電サイクル特性と
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図3】正極活物質の塗布、乾燥後の空隙率と充放電サ
イクル特性との関係を示す図。
イクル特性との関係を示す図。
【図4】負極活物質層の空隙率と充放電サイクル特性と
の関係を示す図。
の関係を示す図。
【図5】負極活物質の塗布、乾燥後の空隙率と充放電サ
イクル特性との関係を示す図。
イクル特性との関係を示す図。
【図6】代表的な4種の非水電解液二次電池の実施例の
充放電サイクル特性を示す図。
充放電サイクル特性を示す図。
1 正極板 3 負極板
Claims (2)
- 【請求項1】 Li−遷移金属複酸化物を主成分とし連
続した空隙を有する正極活物質層と、黒鉛を主成分とし
連続した空隙を有する負極活物質層と、リチウム塩の有
機溶媒溶液であり前記両空隙に充填される非水電解液と
を備えた非水電解液二次電池において、 前記正極活物質層の空隙率が20〜29vol%であ
り、 前記負極活物質層の空隙率が30〜45vol%である
ことを特徴とする非水電解液二次電池。 - 【請求項2】 請求項1記載の非水電解液二次電池に用
いる電極板の製造方法において、 正極活物質を溶媒に懸濁させてペースト状にして塗布、
乾燥後の空隙率が60〜70vol%となるように正極
集電体シートに塗布、乾燥した後、圧延して正極活物質
層の空隙率を20〜29vol%とし、 負極活物質を溶媒に懸濁させてペースト状にして塗布、
乾燥後の空隙率が50〜65vol%となるように負極
集電体シートに塗布、乾燥した後、圧延して負極活物質
層の空隙率を30〜45vol%とすることを特徴とす
る電極板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183960A JPH1131534A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9183960A JPH1131534A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1131534A true JPH1131534A (ja) | 1999-02-02 |
Family
ID=16144838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9183960A Pending JPH1131534A (ja) | 1997-07-09 | 1997-07-09 | 非水電解液二次電池およびこれに用いる電極板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1131534A (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001022519A1 (fr) | 1999-09-20 | 2001-03-29 | Sony Corporation | Cellule secondaire |
KR20010103648A (ko) * | 2000-05-08 | 2001-11-23 | 모리시타 요이찌 | 리튬폴리머 2차전지 |
JP2002280064A (ja) * | 2001-03-16 | 2002-09-27 | Sony Corp | 電解質および電池 |
JP2006024550A (ja) * | 2004-06-07 | 2006-01-26 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 非水系二次電池の正極用電極板およびその製造法 |
JP2009048876A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Hitachi Maxell Ltd | 非水二次電池 |
JP2010225366A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
JP2010278017A (ja) * | 2000-10-20 | 2010-12-09 | Massachusetts Inst Of Technology | 網目状で、制御された有孔率の電極を有する電池 |
JP2012114048A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | リチウム二次電池及びその製造方法 |
US8999571B2 (en) | 2007-05-25 | 2015-04-07 | Massachusetts Institute Of Technology | Batteries and electrodes for use thereof |
US9184442B2 (en) | 2010-11-12 | 2015-11-10 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary battery |
US9356289B2 (en) | 2010-11-12 | 2016-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary battery |
CN105811006A (zh) * | 2015-01-21 | 2016-07-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于锂离子电池组的薄且柔性的固体电解质 |
US9837663B2 (en) | 2011-05-06 | 2017-12-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lithium-ion secondary battery |
-
1997
- 1997-07-09 JP JP9183960A patent/JPH1131534A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1137092A4 (en) * | 1999-09-20 | 2009-03-18 | Sony Corp | SECONDARY CELL |
WO2001022519A1 (fr) | 1999-09-20 | 2001-03-29 | Sony Corporation | Cellule secondaire |
US6884546B1 (en) | 1999-09-20 | 2005-04-26 | Sony Corporation | Secondary battery |
US7150941B2 (en) * | 1999-09-20 | 2006-12-19 | Sony Corporation | Secondary battery |
EP1137092A1 (en) * | 1999-09-20 | 2001-09-26 | Sony Corporation | Secondary cell |
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US8999571B2 (en) | 2007-05-25 | 2015-04-07 | Massachusetts Institute Of Technology | Batteries and electrodes for use thereof |
KR101452875B1 (ko) * | 2007-08-21 | 2014-10-21 | 히다치 막셀 가부시키가이샤 | 비수 2차 전지 |
JP2009048876A (ja) * | 2007-08-21 | 2009-03-05 | Hitachi Maxell Ltd | 非水二次電池 |
JP2010225366A (ja) * | 2009-03-23 | 2010-10-07 | Sanyo Electric Co Ltd | 非水電解質二次電池 |
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US9356289B2 (en) | 2010-11-12 | 2016-05-31 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Secondary battery |
JP2012114048A (ja) * | 2010-11-26 | 2012-06-14 | Toyota Motor Corp | リチウム二次電池及びその製造方法 |
US9837663B2 (en) | 2011-05-06 | 2017-12-05 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Lithium-ion secondary battery |
US10122002B2 (en) | 2015-01-21 | 2018-11-06 | GM Global Technology Operations LLC | Thin and flexible solid electrolyte for lithium-ion batteries |
CN105811006A (zh) * | 2015-01-21 | 2016-07-27 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于锂离子电池组的薄且柔性的固体电解质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20051020 |
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