JPH11315074A - 大環状エステルまたはラクトンの製造方法 - Google Patents

大環状エステルまたはラクトンの製造方法

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JPH11315074A JP11052944A JP5294499A JPH11315074A JP H11315074 A JPH11315074 A JP H11315074A JP 11052944 A JP11052944 A JP 11052944A JP 5294499 A JP5294499 A JP 5294499A JP H11315074 A JPH11315074 A JP H11315074A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大環状エステルまたはラクトンの製造方法を
提供する。 【解決手段】 2工程の方法で、大員環に相当する数の
炭素原子を有するモノマーから線状オリゴマーを形成
し、オリゴマーを環化解重合することにより、大環状エ
ステルまたはラクトンを製造し、その際2つの工程を、
三価の鉄の錯化合物の存在で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ジカルボン酸また
はジカルボン酸ジアルキルエステルおよびジオールから
もしくはヒドロキシカルボン酸から新規の触媒を使用し
て大環状エステルまたはラクトンを製造する改良された
2工程の方法に関する。本発明は更に前記方法の第2工
程だけに関する。
【0002】
【従来の技術】大環状エステルおよびラクトンはその公
知のジャコウまたはリュウゼンコウ調によりおよび更に
香料産業の香気保留剤として重要な役割を果たしてい
る。最も大きな需要は13〜18員環の環系に存在す
る。
【0003】大環状ラクトンを2工程の反応により製造
できることは公知であり、この方法では最初に線状のオ
リゴエステルまたはポリエステルを製造し、引き続きこ
れを熱により解重合環化する。解重合環化は、例えば
J.Am.Chem.Soc.57(1935)929〜
34頁および米国特許第4175321号明細書に記載
されている。
【0004】ジカルボン酸およびジオールから出発する
第1工程でオリゴエステルまたはポリエステルを製造す
る方法は、一般に120〜200℃の温度でおよび多く
の場合に触媒なしで作動する。例えばドイツ特許第32
25431号明細書により酸性触媒を放棄してジカルボ
ン酸の酸性度で満足し、その際長い反応時間がかかる。
ドイツ特許第2840905号明細書および米国特許第
4393223号明細書による方法は酸性の固定床触媒
を使用する。しかしながら酸性固定床触媒は後続する解
重合工程でわずかに有効であるかまたは不十分に有効で
あるために、解重合工程の前に他の触媒を添加しなけれ
ばならない。
【0005】第2工程の環化解重合は、例えばJ.A
m.Chem.Soc.57(1935)929〜34頁
および米国特許第4175321号明細書に記載され
る。これは触媒の存在でおよび一般に200〜300℃
の温度で実施する。形成される大員環はこれらの条件下
でかなり高い蒸気圧を有し、従って反応混合物または反
応器から蒸留により除去することができる。この工程の
ために多数の触媒、例えばルイス酸、アルカリアルコラ
ート、アルカリ土類アルコラート、酸化物、水酸化物、
塩、例えばハロゲン化水素酸、硝酸、炭酸、硼酸および
カルボン酸の塩が知られている。塩の基礎となる酸の一
部は触媒として適している。塩のカチオン成分として、
アルカリ金属、アルカリ土類金属および重金属、例えば
鉄、銅、鉛、亜鉛、スズ、ニッケル、チタンおよびジル
コニウムが該当する。
【0006】ジカルボン酸ジアルキルエステルおよびジ
オールから出発して、エステル交換によりオリゴエステ
ルまたはポリエステルを製造する方法においては、触媒
としてアルキルスタネート、アルキルチタネートおよび
アルキルジルコネートが有利である(ドイツ特許第32
25431号明細書、ドイツ特許第2840905号明
細書を参照)。これらは解重合環化の触媒としても適し
ている。しかしながらこれらの化合物は、かなり高い蒸
気圧を有し、大環状エステルまたはラクトンから分離す
ることが困難である。これらは同時にエステル交換触媒
であるので、その存在はわずかのppmの濃度でさえも
蒸留または保存の際に線状のオリゴマーまたはポリマー
を生じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、前記
の欠点を有しない、大環状エステルまたはラクトンを製
造する方法を見い出すことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題は、2工程の反
応で、相当する数の炭素原子を有するモノマーから線状
オリゴマーを形成し、オリゴマーを環化解重合(cycliz
ation deoligomerization)することにより大環状エス
テルまたはラクトンを有利に製造する方法において、2
つの工程を三価の鉄の錯化合物の存在で実施することに
より解決される。
【0009】この方法により、優れた収量で大環状エス
テルまたはラクトンが得られ、これらは真空中の蒸留に
よりきわめて純粋な、香料産業に使用するために適当な
形で得られる。触媒は反応条件下で揮発性でなく、従っ
て純粋蒸留は開鎖状オリゴエステルまたはポリエステル
を生じる触媒による逆反応により妨害されない。第2工
程のオリゴエステルのオリゴマーの環化解重合は第1工
程のオリゴエステルの製造ときわめてよく結びつけら
れ、それは三価の鉄の錯化合物がエステル化触媒および
エステル交換触媒であるからである。
【0010】大環状エステルまたはラクトンは10〜2
4個の環状員子を有してもよい。前記の、香料産業に評
価される13〜18個の環状員子を有する大員環が有利
である。13〜18個の環状員子を有する有利な大環状
ラクトンは12〜17個の炭素原子を有するω−ヒドロ
キシカルボン酸から得られる。選択的にジカルボン酸ま
たはジカルボン酸ジアルキルエステルおよびジオールか
ら大環状エステル(またはジラクトン)が得られ、この
場合にこれらのモノマーは、所望の環状員子の数を有す
るジラクトンが形成されるように選択しなければならな
い。例えばアジピン酸と1,6−ヘキサンジオールから
構成される線状オリゴエステルから、14個の環状員子
を有するジラクトンが得られる。ドデカン二酸およびエ
チレングリコールは16個の環状員子を有する大環状ジ
ラクトンを生じる。大環状エステルまたはラクトンはヒ
ドロキシル基およびカルボキシル基を除いて飽和炭化水
素構造を有するモノマーから構成されていてもよい。こ
れは酸素または窒素原子を含有してもよい。
【0011】本発明の方法に適したヒドロキシカルボン
酸は、官能基の間に例えば8〜20個の炭素原子を有す
る。この例は、特にω−ヒドロキシカルボン酸、例えば
11−ヒドロキシドデカン酸、12−ヒドロキシトリデ
カン酸、15−ヒドロキシヘキサデカン酸、17−ヒド
ロキシオクタデカン酸および11−ヒドロキシ−10−
メチルドデカン酸である。適当なジカルボン酸は、例え
ばカルボキシル基の間に4〜20個の炭素原子を有す
る。この例は、特にコハク酸、アジピン酸、スべリン
酸、セバシン酸および1,12−ドデカン二酸である。
例えばヒドロキシル基の間に2〜12個の炭素原子を有
してもよい適当なジオールとして、例えばエチレングリ
コール、エチレンジグリコール、1,3−プロパンジオ
ール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール、1,8−オクタンジオールおよび1,12−ドデ
カンジオールが挙げられる。すでに記載したように、大
員環は、カルボキシル基およびヒドロキシル基の縮合反
応から生じる酸素原子のほかに他のヘテロ原子を環中に
含有してもよい。このために、相当するヘテロ原子を有
するジカルボン酸、ジオールおよび/またはラクトンを
使用する。
【0012】本発明の方法の重要な特徴は、この方法の
2つの工程で触媒として錯体の鉄(III)化合物を使
用することである。二座配位子であるキレート錯形成剤
を有する鉄(III)錯体が特に有効である。適当なキ
レート錯形成剤には、例えば1,3−ジカルボニル化合
物、例えばアセチルアセトンおよびアセト酢酸エステ
ル、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)、ニトリロト
リ酢酸(NTA)、ヘキサシアノ鉄(III)カリウム
およびエチレングリコール−ビス−(2−アミノエチ
ル)四酢酸が挙げられる。NTAおよびその酸性または
中性のアルカリ塩が有利である。鉄(III)錯体は公
知の物質であり、有利には水性媒体中で鉄(III)塩
および錯形成剤から直接製造する。これは、有利には線
状オリゴマーの出発物質に対して0.1〜1重量%の量
で使用し、第1工程の反応の開始時に1回限りの装入と
して、2つの工程でそれぞれ反応の開始時に2回に分け
て、または少量ずつまたは2つの工程にわたり連続的に
配分して供給する。
【0013】本発明の方法の第1工程において、モノマ
ーを、標準としてポリスチロールを用いるゲル浸透クロ
マトグラフィーにより決定して、有利には約400〜約
10000の(平均)分子量を有する線状のオリゴエス
テルに変換する。出発物質および触媒の量に応じて50
〜300℃の温度で、気圧下、0.01hPa〜10M
Paの減圧または高圧下で作動する。反応の実施を改良
するかまたは反応成分の溶解度を改良するために、不活
性溶剤を併用してもよい。大環状エステル(またはジラ
クトン)を製造する際に、公知の方法でジカルボン酸と
ジオールのモル比を変動することにより分子量を調節し
てもよい。有利にはジオールを大過剰のモルで、例えば
3:1〜20:1で使用する。ヒドロキシカルボン酸か
ら大環状ラクトンを製造する場合は、反応時間によりお
よび/または高い沸点の不活性溶剤、例えばポリエチレ
ングリコールジアルキルエーテルで希釈することによ
り、分子量を調節してもよい。所定の系に関して、所望
の分子量を達成できる変数を配向試験により容易に決定
できる。
【0014】本発明の方法の第1工程において、鉄(I
II)錯体の代わりに通常の酸性触媒、例えば酸性の無
機または有機イオン交換体を使用することができ、これ
は、第2工程に導入する前に、例えば濾過により除去す
る。この場合に触媒交換を行わなくてはならないが、前
記の、従来有利なスズ、チタンおよびジルコニウム触媒
に比べてなお大環状反応生成物の不利な重合を配慮しな
くてよいという利点を有する。
【0015】本発明の方法の第2工程において、線状オ
リゴエステルを、鉄(III)錯体の存在で、有利には
0.01〜700hPaの圧力下で、150〜300℃
の温度に加熱する。圧力および温度は、生じる大員環、
場合による溶剤、場合による過剰の反応成分、例えばジ
オールが蒸留分離するように相関させる。留出物から再
び蒸留することにより大環状化合物が高い純度で得られ
る。
【0016】2つの工程でまたは2つの工程の一方で反
応を断続的にまたは連続的に実施することができる。断
続的な製造の場合は、例えば蒸留塔を装備した撹拌容器
中で作動する。反応物および触媒を有利な圧力下で、相
当して温度調節した反応帯域を通過させ、反応混合物を
連続的に蒸留することにより、反応を連続的に実施でき
る。
【0017】
【実施例】本発明を以下の実施例により詳細に説明す
る。本発明は使用範囲が実施例に限定されない。
【0018】例1 1.1 オリゴエステルの製造 撹拌機および蒸留ヘッドを有する2リットルガラスフラ
スコに、ドデカン二酸ジメチルエステル300g(1.
16モル)、エチレングリコール600g(9.7モ
ル)および鉄(III)エチレンジアミン四酢酸錯体の
モノナトリウム塩0.3gを装入する。混合物を180
℃に加熱する。その際常圧下で3〜4時間以内でメタノ
ール約70〜74gを蒸留分離する。反応をガスクロマ
トグラフィーにより追跡することができる。この方法で
溶融範囲40〜50℃および平均分子量約600を有す
るオリゴエステルが得られる。
【0019】1.2 環化工程 第1工程の反応混合物を250℃まで徐々に加熱する。
同時に圧力を次第に15hPaまで低下する。その際エ
チレングリコールおよび環状エチレングリコールドデカ
ンジオエートを蒸留分離する。留出物を更に蒸留するこ
とにより純粋なエチレングリコールドデカンジオエート
180gが得られ、95%の収率に相当する。
【0020】例2 2.1 オリゴエステルの製造 撹拌機および蒸留ヘッドを有する2リットルガラスフラ
スコ中で、ブラシル酸ジメチルエステル586g(2.
15モル)およびエチレングリコール294g(4.7
4モル)およびトリス−(2,5−ペンタジアナト)鉄
(III)1.6g(0.005モル)を加熱する。反応
温度を150〜250℃の範囲で4時間保つ。その際常
圧下で3〜4時間以内でメタノール約134g(約4.
2モル)を蒸留分離する。平均分子量約600および溶
融範囲40〜50℃を有するオリゴエステル746gが
得られる。
【0021】2.2 環化工程 撹拌機および蒸留ヘッドを有する1リットルガラスフラ
スコに、分子量約2000を有するポリエチレングリコ
ールジメチルエーテル300gを装入し、10hPaの
圧力で280℃に加熱する。これに、8時間以内でエチ
レングリコール1500gと混合されている、170℃
に温度調節したオリゴエステル746gを供給する。供
給の開始直後にエチレンブラシレートおよびエチレング
リコールを混合物として蒸留分離する。この混合物は二
相に分離する。上側のエチレンブラシレートを含有する
相を純粋蒸留する。純粋なエチレンブラシレート540
gが得られる。相分離からの下側のエチレングリコール
を含有する相を第1工程でオリゴエステルの製造に供給
する。収率は使用されるブラシル酸ジメチルエステルに
対して理論値の92%である。
【0022】例3 3.1 オリゴエステルの製造 2リットルガラスフラスコに、ドデカン二酸399g
(12.1モル)、エチレングリコール1653g(2
6.6モル)およびヘキサシアノ鉄(III)カリウム
1.65g(0.05モル)を装入し、170〜200℃
で4時間撹拌する。混合物に弱い窒素流を通過させ、混
合物から水約33gを凝縮する。この方法で製造したオ
リゴエステルは平均分子量約800および溶融温度50
〜55℃を有する。
【0023】3.2 環化工程 撹拌機および蒸留ヘッドを有する1リットルガラスフラ
スコに、分子量約2000を有するポリエチレングリコ
ールジメチルエーテル300gを装入し、1hPaの圧
力で260℃に加熱する。これに、オリゴエステル10
17gを4時間以内で供給する。供給の開始直後に環状
エチレングリコールドデカノエートをエチレングリコー
ルと一緒に蒸留する。この混合物は二相に分離する。上
側のエチレングリコールドデカノエートを含有する相を
純粋蒸留する。純粋なエチレングリコールドデカンジオ
エート314gが得られ、使用されるドデカン二酸に対
して理論値の95%の収率に相当する。
【0024】例4 第1工程で、平均オリゴマー化度3.5を有する15−
ヒドロキシペンタデカン酸のオリゴエステルを製造し、
その際触媒としてエチレンジアミン四酢酸の鉄(II
I)錯体のモノナトリウム塩を使用する。第2工程で1
リットル反応器に、前記のナトリウム塩0.5gを含有
するオリゴエステル240gを、平均分子量約2000
を有するポリエチレングリコールジエチルエーテル30
0gと一緒に装入する。混合物を2hPaの圧力で30
0℃に加熱する。約4時間後、シクロペンタデカノリド
214gを蒸留分離し、これは使用される15−ヒドロ
キシペンタデカン酸に対して理論値の約89%に相当す
る。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大員環に相当する数の炭素原子を有する
    モノマーから線状オリゴマーを形成し、オリゴマーを環
    化解重合することにより2工程の反応で大環状エステル
    またはラクトンを有利に製造する方法において、2つの
    工程を三価の鉄の錯化合物の存在で実施することを特徴
    とする、大環状エステルまたはラクトンの製造方法。
  2. 【請求項2】 大員環に相当する数の炭素原子を有する
    モノマーから製造したオリゴマーを環化解重合すること
    により大環状エステルまたはラクトンを製造する方法に
    おいて、オリゴマーの環化解重合を三価の鉄の錯化合物
    の存在で実施することを特徴とする、大環状エステルま
    たはラクトンの製造方法。
  3. 【請求項3】 大環状化合物が13〜18個の環状員子
    を有する請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 50〜300℃の温度および0.01h
    Pa〜10MPaの圧力で線状オリゴエステルを製造す
    る請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 オリゴマーの環化解重合を150〜30
    0℃の温度および0.01〜700hPaの圧力下で実
    施する1から4までのいずれか1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 鉄(III)錯化合物の濃度が第1工程
    の出発物質に対して0.01〜1重量%である請求項1
    から5までのいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 断続的にまたは連続的に実施する請求項
    1から5までのいずれか1項記載の方法。
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