JPH11314806A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JPH11314806A
JPH11314806A JP10134610A JP13461098A JPH11314806A JP H11314806 A JPH11314806 A JP H11314806A JP 10134610 A JP10134610 A JP 10134610A JP 13461098 A JP13461098 A JP 13461098A JP H11314806 A JPH11314806 A JP H11314806A
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JP
Japan
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stopper
transfer paper
gear
electromagnetic clutch
holding
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JP10134610A
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English (en)
Inventor
Mitsuru Yamada
満 山田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で、且つ転写紙の厚さに関わらず斜め送
りの補正と、画像位置合せとが確実に行える給紙装置を
提供する。 【解決手段】 給紙ローラ11とリバースローラ13と
から給紙された転写紙Aの先端は、電磁石23により第
一の位置に保持されているストッパ21に突き当たる構
成である。転写紙Aの先端がストッパ21に突き当たっ
ている状態で、給紙ローラ11は転写紙を更に過分に搬
送し、転写紙Aはたわみ、ストッパ21を押しのけて感
光体2に搬送される。転写紙Aを感光体2に搬送した
後、ストッパ21はスプリング25の付勢力で、第一の
位置に復帰し、再び電磁石23によりその位置を保持さ
れて次の工程に備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ、FAX等の画像形成装置の給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複写機等の画像形成装置におけ
る感光体上のトナー像と、転写紙先端との位置合わせ
(以後、「画像位置合せ」という)の技術や、転写紙の
斜め送り(以後、「スキュー」という)を防止する技術
に関しては、種々の技術が知られている。例えば、感光
体に転写紙を繰り出すレジストローラと呼ばれる一対の
ローラ対を、電磁クラッチやステッピングモータ等を介
して駆動し、間欠で駆動できるようにした技術が公知で
ある。このレジストローラは、感光体の近傍に配置され
ており、スリップ防止の為に一方のローラはゴム等の摩
擦係数が高い表面を有している。また、この摩擦力を経
時でも得られるように、ローラ間の圧力は、通常約2k
gf以上とかなり高めに設定されている。
【0003】このような構成において、停止しているレ
ジストローラのニップに、転写紙を突き当て、その状態
でレジストローラを駆動することにより、転写紙を更に
過分に送ることにより、転写紙にループ状のたるみを形
成させる。こうして、転写紙のこしを利用して、転写紙
の先端を直線状のニップにならわせ、スキューを防止す
るとともに、感光体上のトナー像と同期して、レジスト
ローラを駆動して、転写紙を感光体に繰り出している。
【0004】また、特開平9−183539号公報に開
示されている技術では、感光体とレジストローラの間
に、転写紙の先端を規制するストッパを設け、ストッパ
はバネ等でレジストローラの方向に付勢され、転写紙の
先端がこのストッパを押すことにより、たるみを発生さ
せることでスキューを防止している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した前者
の技術では、レジストローラの加圧力が高いために、ロ
ーラ軸の負荷トルクが大きい。また、例えば、A3横等
の約420mmを超える用紙を搬送する装置において
は、ローラが長くなり、このローラのたわみを防止する
ためにローラ軸径も太くなるため、ローラの慣性モーメ
ントも大きくなる。ローラ軸の負荷トルクと慣性モーメ
ントが大きいので、レジストローラの間欠を電磁クラッ
チにて行うときに、電磁クラッチの連結時間が長くなっ
たり、ばらつきを防止するために、電磁クラッチの容量
を大きくしなければならず、装置として大型になるとい
う課題がある。
【0006】また、後者の技術では、転写紙がストッパ
を押すときに、転写紙のこしの強さを利用しているた
め、転写紙の厚さが厚いと、たるみが出来にくく、スキ
ューを補正する前に、ストッパを押しのけてレジストロ
ーラに進入してしまうという不都合がある。また、転写
紙が薄い場合には、ストッパを押すのに時間がかかり、
たるみも大きくなってしまう。このため、スキュー補正
や画像位置合せがしにくいという課題がある。更に、転
写紙が薄すぎる場合には、ストッパを押し切れずに蛇腹
状に紙が詰まってしまうという課題もある。
【0007】そこで、本発明は、小型で、且つ転写紙の
厚さに関わらず斜め送りの補正と、画像位置合せとが確
実に行える給紙装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、転写紙を搬送する第一搬送手段と、前記第一搬送手
段よりも搬送方向の下流側に位置する第二搬送手段と、
前記第二搬送手段の近傍に設けられ、搬送される転写紙
の先端の位置を規制する第一の位置と、規制を解除する
第二の位置とに移動可能であり、軸を中心に回動するス
トッパと、前記ストッパを第一の位置に復帰する方向に
付勢する付勢手段と、前記ストッパを第一の位置に保持
する保持手段と、を備えることを特徴とする。
【0009】この請求項1に記載の発明では、第一搬送
手段から搬送された転写紙の先端は、保持手段により第
一の位置に保持されているストッパに突き当たる。転写
紙の先端がストッパに突き当たっている状態で、第一搬
送手段は転写紙を更に過分に搬送し、転写紙はたわむ。
たわんだ転写紙のこしにより、転写紙の先端は直線状に
なるので、ここで斜め送りを修正する。
【0010】ストッパは保持手段で保持されているの
で、付勢手段の付勢力は弱くても良く、転写紙が薄くて
もストッパを押しのけることができる。転写紙が厚いと
きにおいても、ストッパは保持手段に保持されているの
で、従来のように、スキュー補正する前に、転写紙がス
トッパを押してしまうことを防止する。従って、転写紙
の厚さに影響を受けることがない。
【0011】即ち、従来においては、ストッパは、ばね
等の部材のみで付勢されており、転写紙にたるみを持た
せるために、ばねの付勢力をある程度強くしなければな
らず、転写紙が薄いときは、転写紙がストッパを押し切
れなかった。
【0012】また、転写紙はストッパと第一搬送手段と
によってたるませられるので、従来のように、電磁クラ
ッチやステッピングモータ等により、第二搬送手段を間
欠に駆動する必要がない、即ち、第二搬送手段に電磁ク
ラッチやステッピングモータ等の部材を取り付けなくて
も良いので、装置として小型になる。
【0013】更に、従来と異なり、第二搬送手段のサイ
ズや搬送力による影響を受けない。これにより、第二搬
送手段の搬送力を大きくできるので、転写紙のスリップ
を防止し、画像位置合せが確実に行える。
【0014】スキュー補正された転写紙がある程度たわ
むと、保持手段はストッパの保持を解除する。ストッパ
は、転写紙のこしにより押されて第二の位置に移動し、
転写紙は、第二搬送手段により搬送される。転写紙を搬
送した後、ストッパは付勢手段の付勢力で、第一の位置
に移動し、再び保持手段によりその位置を保持されて次
の工程に備える。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記ストッパは、その一部に位置決め
部材を備え、前記位置決め部材が前記第二搬送手段に突
き当たって、前記ストッパを第一の位置に位置決めする
ことを特徴とする。
【0016】この請求項2に記載の発明では、ストッパ
が第一の位置に移動するとき、ストッパの位置決め部材
が、第二搬送手段に突き当たってストッパを止める。こ
のように、ストッパは、位置決め部材により位置決めさ
れるので、ストッパの先端の位置精度が更に良くなる。
また、位置決め部材は、ストッパの一部に備えられてい
ることにより、第二搬送手段とストッパ位置決めをする
部材を別途設けなくても良いので、部品点数が減る。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記保持手段は、本体の固定軸
と前記回動軸とを断続する電磁クラッチであり、この電
磁クラッチが前記固定軸と前記回動軸とを連結したとき
に、前記ストッパが、第一の位置に保持されることを特
徴とする。
【0018】この請求項3に記載の発明では、電磁クラ
ッチが本体の固定軸と回動軸とを断続しており、電磁ク
ラッチが固定軸と回動軸とを連結しているとき、ストッ
パは第一の位置に保持される。ストッパは、電磁クラッ
チにより第一の位置に保持されることにより、ストッパ
を第一の位置に確実に保持することができる。また、ス
トッパの保持を解除するのは、電磁クラッチが、第二ギ
アと第二ギアのギア軸との連結を解除する時間であり、
電磁クラッチが連結する時間に比べて、非常に早く応答
する。従って、ストッパの移動の繰り返しのばらつきが
小さいので、画像位置合せの精度がより向上する。
【0019】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれか一項に記載の発明において、前記保持手段
は、前記ストッパと一体に回動する第一ギアと、前記第
一ギアと歯合する第二ギアとを備え、前記固定軸は、前
記第二ギアの軸を構成しており、前記電磁クラッチが前
記第二ギアと、前記第二ギアの軸とを断続することを特
徴とする。
【0020】この請求項4に記載の発明では、電磁クラ
ッチが、第二ギアと第二ギアのギア軸との連結を解除し
たときは、ストッパは、転写紙に押されて第二の位置に
回動する。このとき、ストッパの回動は、第一ギアを介
して第二ギアが回動することにより行われている。従っ
て、第二ギアと第二ギアの固定軸とを連結する電磁クラ
ッチの容量を更に小さくでき、装置として小型になる。
【0021】請求項5に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の発明において、前記保持手段は電磁石であり、
電磁石への通電により前記ストッパは、第一の位置に保
持されることを特徴とする。
【0022】この請求項5に記載の発明では、電磁石へ
の通電によりストッパは、第一の位置に保持され、電磁
石への通電を停止すると、ストッパは、転写紙に押され
て第二の位置に移動する。このように、電磁石への通電
の断続により、ストッパを保持したり、保持を解除した
りすることができるので、構成が簡単である。
【0023】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5
のいずれか一項に記載の発明において、搬送される転写
紙を検知する検知手段と、前記検知手段からの信号に基
づいて前記保持手段の保持を解除する制御手段と、を備
えることを特徴とする。
【0024】この請求項6に記載の発明では、搬送され
る転写紙は、検知手段により検知され、この検知手段の
信号を受けた制御手段は所定時間後、即ち、転写紙のた
わみと検知手段からストッパまでの距離及び、トナー像
を担持している像担持体上の画像と同期を取って、保持
手段の保持を解除する。こうして、転写紙の先端にスト
ッパは押されて第二の位置に移動し、転写紙は像担持体
に搬送される。これにより、転写紙の画像先端位置合わ
せを確実に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら第
一実施の形態を説明する。図1に示すように、複写機内
に配置されている給紙装置1は、転写紙Aを給紙する給
紙部3と、転写紙Aを本体に搬送する搬送部5と、転写
紙の先端の位置を規制する規制部6とで構成されてい
る。
【0026】また、給紙装置1の搬送方向の下流側に
は、トナー像を担持する感光体2と、感光体2上のトナ
ー像を転写紙Aに転写する転写ローラ4とが配置されて
いる。なお、本体には、上述したものの他に、感光体2
上の残留トナーをクリーニングするクリーニング装置
や、転写紙A上のトナー像を定着する定着装置等が配置
されているが、本実施例においてこれらの説明は省略す
る。
【0027】給紙部3は、積載台7と、呼び出しローラ
9と、給紙ローラ(第一搬送手段)11と、リバースロ
ーラ(第二搬送手段)13とから構成されている。積載
台7上に積載されている転写紙Aは、呼び出しローラ1
3の回転(図中矢印a参照)により給紙ローラ11とリ
バースローラ13とのニップ間に繰り出される。
【0028】給紙ローラ11は、積載台7の搬送方向の
下流側(以後、単に「下流側」という。また、搬送方向
の上流側も単に「上流側」という。)に配置されてお
り、図中矢印bで示すように、時計方向(以後、「正方
向」といい、反時計方向を「逆方向」という)に回転す
る。また、給紙ローラ11には、図示しない電磁クラッ
チが設けられており、この電磁クラッチにより、給紙ロ
ーラは間欠に駆動される。給紙ローラ11の下方には、
この給紙ローラ11に圧接して、リバースローラ13が
配置されている。
【0029】リバースローラ13は、呼び出しローラ9
により、繰り出された転写紙Aの複数枚が同時に重送さ
れたときに、重送された転写紙Aを一枚ずつ分離するも
のである。詳しくは、転写紙Aが一枚のみ送られている
ときは、図中矢印dで示すように、逆方向に回転し、給
紙ローラ11に従動して回転する。転写紙Aが二枚以上
送られたときは、リバースローラ13は、図中矢印cで
示すように、正方向に回転し、重送された転写紙Aを分
離して積載台7の方向へ戻す。なお、給紙ローラ11と
リバースローラ13との搬送力は、特に限定しないが、
約200〜500gfの搬送力があることが好ましい。
【0030】搬送部5は、一対のガイド板15と、転写
紙検知センサ(検知手段)17と、一対のレジストロー
ラ(第一搬送手段)19と、演算部(制御手段)20で
構成されている。
【0031】一対のガイド板15は、給紙部3と一対の
レジストローラ19との間に位置しており、給紙部3か
ら給紙された転写紙Aをレジストローラ19に案内す
る。一対のガイド板15のうち、上方のガイド板15a
は凸状をなしており、後述するように、転写紙Aがたる
んだときの転写紙Aのたるみ部分を受けられるようにな
っている。このように、上方のガイド板15aが凸状を
なしているので、転写紙Aをよりたるませやすくなる。
【0032】転写紙検知センサ17は、一対のガイド板
15の下方で、且つレジストローラ19側に配置されて
おり、給紙部3から給紙される転写紙Aを検知する。こ
の転写紙検知センサ17が転写紙Aを検知すると、その
旨の信号を演算部20に送る。
【0033】一対のレジストローラ19は、ガイド板1
5の下流側に配置され、図2に示すように、レジストロ
ーラ19の軸方向に略等間隔で三つ配置されている。ま
た、この三つのレジストローラ19の間には、後述する
ストッパ21の当接部21aが二つ配置されている。一
対のレジストローラ19のうち、上のレジストローラ1
9aは、ゴムの表面を有し、下のレジストローラ19b
は、金属あるいは樹脂の表面を有している。このレジス
トローラ19bが、レジストローラ19aを約4kgf
の力で加圧して、一対のレジストローラ19にニップを
形成している。
【0034】なお、一対のレジストローラ19は、上の
レジストローラ19aが金属あるいは樹脂の表面を有
し、下のレジストローラ19bがゴムの表面を有する構
成であっても良い。また、本実施の形態においては、レ
ジストローラ19は、三つ配置されているが、これに限
定されず、例えば、二つであっても、四つであっても良
い。
【0035】演算部20は、転写紙検知センサ17から
の信号により、後述する電磁石23を制御する。この演
算部20は信号を受け取ってから所定時間後、即ち、転
写紙のたわみと転写紙検知センサ17からストッパ21
までの距離及び、感光体2上の画像と同期を取って、電
磁石23への通電をオフする。
【0036】規制部6は、図1に示すように、ストッパ
21と、電磁石(保持手段)23と、スプリング(付勢
手段)25とで構成されている。
【0037】ストッパ21は、一対のレジストローラ1
9の近傍に配置され、レジストローラ19の下方に備え
られている回動軸27を中心に回動する。ストッパ21
はこの回動により、図中実線で示す第一の位置と、図中
破線で示す第二の位置に移動する。第一の位置は、スト
ッパ21が転写紙Aの先端を規制する位置であり、第二
の位置は、この規制を解除する位置である。ストッパ2
1は、転写紙Aが突き当たる当接部21aと、当接部2
1aを支持する支持部21bとで構成されている。当接
部21aと支持部21bとは一体に形成され、ストッパ
21を略鉤爪状に形成している。
【0038】当接部21aは、断面が略C字型をなして
おり、略C字型の上端部には、一定の面積を有する略矩
形の先端部21cが形成されている(図2参照)。ま
た、当接部21aは、支持部21bから二つ延出してお
り、各当接部21aの先端部21cは、一対のレジスト
ローラ19のニップよりも、上流側に位置している。
【0039】支持部21bは、各当接部21aの下端部
(略C字型の下端部)から下方に延出しており、各当接
部21aを支持している。この支持部21bは回動軸2
7に軸支されており、この回動軸27は、支持部21b
の上部に位置している。また、支持部21bの略中央の
位置には、板状の磁性体29が取り付けられており、支
持部21bの下端部には、後述するスプリング25が係
止する切欠部31が形成されている。
【0040】電磁石23は、磁性体29に対応する位置
に配置されており、この電磁石23の磁力により磁性体
29を引き寄せる。即ち、演算部20により、電磁石2
3が通電されるとストッパ21を第一の位置に保持し、
通電が停止されると、ストッパ21の保持を解除する。
なお、電磁石23の保持力(磁力)については、特に限
定しないが、転写紙Aのこしに勝ち、且つ給紙ローラ1
1とリバースローラ13との搬送力(約200〜500
gf)に打ち勝つ程度であれば良い。
【0041】スプリング25は、図中矢印e方向に付勢
されており、その一端は、本体の係止部32に係止し、
他端は、切欠部31に係止している。このスプリング2
5の付勢力により、ストッパ21は、第一の位置に復帰
する。なお、スプリング25の付勢力は、ストッパ21
を第一の位置に復帰できるぐらいの力があれば良いの
で、特に限定しないが、数gf程度が好ましい。
【0042】本実施の形態では、ストッパ21は、電磁
石23によって保持されている構成であるから、転写紙
Aが厚く、転写紙Aのこしが強くても、従来のように、
スキュー補正する前に、転写紙Aがストッパ21を押し
のけてしまうことを防止する。また、電磁石23がスト
ッパ21を保持していることにより、スプリング25の
付勢力は、弱くても良い。従って、転写紙Aが薄く、転
写紙Aのこしが弱くても、転写紙Aはストッパ21を押
しのけて進むことができる。即ち、電磁石23を設ける
ことにより、ストッパ21が転写紙の厚さに影響される
ことがない。
【0043】次に、上述した構成に基づいて第一実施の
形態の作用を説明する。
【0044】転写紙Aは、呼び出しローラ9によって、
積載台7から呼び出され、給紙ローラ11とリバースロ
ーラ13とによって一枚ずつ分離される。分離された転
写紙Aは、一対のガイド板15に案内されて一対のレジ
ストローラ19へ搬送される。このとき、転写紙検知セ
ンサ17が転写紙Aを検知して、その旨の信号を演算部
20に送る。
【0045】転写紙Aが、一対のレジストローラ19に
到達すると、転写紙Aの先端は、ストッパ21の先端部
21cに突き当たる。転写紙Aの先端が先端部21c突
き当たっている状態で、給紙ローラ11は、転写紙Aを
更に過分に搬送し、転写紙Aはたわむ。
【0046】このように、たわんだ転写紙Aのこしによ
り、転写紙Aの先端は、直線状になるので、スキューを
確実に修正できる。また、転写紙Aは、ストッパ21と
給紙ローラ11とによりたるませられる構成であり、従
来のように、レジストローラ19によりたるませていな
いので、レジストローラ19の加圧力による影響を受け
ることがない。従って、レジストローラ19の加圧力を
強くできるので、転写紙Aのスリップを防止し、転写紙
Aの先端位置の精度が良くなる。
【0047】一方、演算部20は、転写紙検知センサ1
7からの信号を受けてから所定時間後、即ち、転写紙A
のたわみと、転写紙検知センサ17からストッパ21の
先端部21cまでの距離と、感光体2上の画像との同期
をとって、電磁石23への通電を停止させる。通電を停
止された電磁石23は、ストッパ21の保持を解除し、
ストッパ21は、たわんだ転写紙Aのこしによって押さ
れて第二の位置に移動する。その後、転写紙Aは、一対
のレジストローラ19によって、感光体2へ搬送され
る。演算部20は、感光体2上の画像の同期をとって、
ストッパ21の保持を解除させるので、転写紙Aの画像
先端位置合せを確実に行うことができる。
【0048】転写紙Aの後端が転写紙検知センサ17を
通過すると、転写紙検知センサ17はその旨を演算部2
0に送る。転写紙Aの後端がストッパ21を通過する
と、ストッパ21は、スプリング25の付勢力により、
第一の位置に復帰する。
【0049】ストッパ21が第一の位置に復帰すると、
ストッパ21は、電磁石23の磁力によって、この位置
を再び保持される。詳しくは、転写紙検知センサ17か
らの信号を受けた演算部20は、所定時間後、即ち、転
写紙Aの後端がストッパ21を通過して、ストッパ21
が第一の位置に復帰するのに要する時間が経過すると、
電磁石23への通電を行い、ストッパ21は、この位置
を保持され、次の工程に備える。このように、電磁石2
3への通電の断続のみで、ストッパ21の保持や解除が
可能なので、構成が簡単である。
【0050】次に、他の実施の形態を説明するが、その
説明にあたり、上述の部材及び部位と同一の部分には、
同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0051】第二実施の形態では、図3に示すように、
ストッパ21の当接部21bに位置決め部材35を形成
していることのみが相違する。
【0052】位置決め部材35は、ストッパ21が第一
の位置にある場合において、C字型をなしている当接部
21bの略中央の位置から、上流側で、且つ搬送される
転写紙Aと略水平に延出している。位置決め部材35の
先端は、下のレジストローラ19bのレジスト軸37と
の形状に合わせた凹型をなしている。
【0053】ストッパ21が第二の位置から、第一の位
置に復帰するとき、位置決め部材35の先端がレジスト
軸37に突き当たり、ストッパ21はこれ以上回動しな
い。このように、ストッパ21は位置決め部材35によ
り位置決めされるので、ストッパ21の先端部21cの
位置精度が更に良くなる。また、位置決め部材35は、
ストッパ21と一体に形成されているので、下のレジス
トローラ19bとストッパ21との位置決めのための部
材を、別途設けなくてもよいので、部品点数が減る。
【0054】なお、第二実施の形態において、位置決め
部材35をレジスト軸37に突き当てているが、これに
限定されず、例えば、下のレジストローラ19bの軸受
け等に突き当てる構成であっても良い。
【0055】第三実施の形態では、ストッパ21を保持
する保持手段として、電磁石23の代りに、ギア部39
を設けたことのみが相違する。
【0056】ギア部39は、第一ギア41と、第一ギア
と歯合する第二ギア43と、第二ギア43のギア軸(第
二ギアの軸)45と、第二ギア43とギア軸45とを断
続する電磁クラッチ47とで構成されている。
【0057】第一ギア41の軸は、ストッパ21の回動
軸27であり、第一ギア41は、回動軸27を中心にス
トッパ21と一体に回動する。第一ギア41は、図中矢
印fで示すように、逆方向に回動し、第一ギア41と歯
合する第二ギア43を回動させる。
【0058】第二ギア43は、第一ギア41の回動によ
り、ギア軸45を中心に、図中矢印gで示すように、正
方向に回動する。ギア軸45は、回動軸27の下方に位
置し、給紙装置1本体に固定された動かない軸である。
即ち、第二ギア43は、ギア軸45を中心に空回りする
ようになっている。
【0059】電磁クラッチ47は、演算部20からの信
号により、第二ギア43とギア軸45を断続する。即
ち、電磁クラッチ47が通電されると、第二ギア43と
ギア軸45とを連結し、第二ギア43が回動できなくな
り、ストッパ21が回動できなくなる。
【0060】これによって、ストッパ21の停止角度に
よらず、ストッパ21の保持力は一定で安定しており、
保持力が不安定になることを防止する。即ち、転写紙A
が厚く、転写紙Aのこしが強い場合であっても、転写紙
Aがスキュー補正される前に、ストッパ21が転写紙A
のこしの強さに負けて、第二の位置へ移動することを防
止する。
【0061】このときの電磁クラッチ47の定格トルク
は、約2.5kgf・cm以下である。これは、従来の
ように、レジストローラ19に電磁クラッチ47を設け
ると、その定格トルクが約8kgf・cmになり、この
数値と比べると小さい。従って、電磁クラッチ47の容
量を小さくでき、装置として小型になる。
【0062】電磁クラッチ47の通電を停止すると、第
二ギア43とギア軸45との連結を解除し、第二ギア4
3は回動可能となり、ストッパ21が回動可能となる。
また、このときの第二ギア43の空転トルクは、約数g
f・cm以下であり、ストッパ21の回動に対して影響
を及ぼさない程度になっている。これにより、転写紙A
が薄い場合であっても、転写紙Aはストッパ21を押し
のけることができる。
【0063】次に、上述した構成に基づいて、第三実施
の形態の作用を説明する。
【0064】転写紙Aがストッパ21の先端部21cに
突き当たり、たわませられた状態で、演算部20が、電
磁クラッチ47への通電を断つと、転写紙Aのこしによ
りストッパ21は、第二の位置に移動する。
【0065】ストッパ21の保持を解除するのに要する
時間は、電磁クラッチ47が第二ギア43とギア軸45
との連結を解除する時間であり、電磁クラッチ47が連
結する時間に比べて、非常に早く応答する。詳しくは、
従来のように、レジストローラの軸を電磁クラッチによ
って連結する場合は、その連結時間が約20〜50ミリ
sec(1.0×10-3秒)程度であるが、電磁クラッ
チ47が連結を解除する時間は、約数ミリsec以下で
ある。従って、ストッパ21の移動の繰り返しによるば
らつきが小さいので、画像位置合せの精度がより向上す
る。
【0066】転写紙Aが通過すると、ストッパ21は、
スプリング25により第一の位置に復帰し、電磁クラッ
チ47への通電により、ストッパ21は、第一の位置に
保持される。
【0067】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、その要旨を逸脱しない範囲内で、種々の変形が
可能である。
【0068】例えば、本実施の形態において、ストッパ
21の当接部21aを支持部21bから二つ延出させた
が、これに限定されず、例えば、三つ、四つ等、二つ以
上であれば良い。また、ストッパ21を一対のレジスト
ローラ19の上方に設ける構成にしても良い。
【0069】更に、電磁クラッチ47をストッパ21の
回動軸27に設けても良く、このような構成にすると、
第二ギア43が不要になるので、部品点数が減る。
【0070】また、本発明は、複写機に適用したが、例
えば、レーザプリンタ、FAX等に適用しても、同様の
作用効果を得る。
【0071】
【発明の効果】請求項1に記載の発明では、ストッパが
保持手段により第一の位置に保持されている構成によ
り、転写紙の厚さに関わらず、斜め送りを確実に修正で
きる。また、電磁クラッチ等の部材を取り付けなくても
良いので、装置として小型になる。更に、第二搬送手段
の搬送力を大きくできるので、転写紙のスリップを防止
し、画像位置合せが確実に行える。
【0072】請求項2に記載の発明では、ストッパは位
置決め部材により位置決めされるので、ストッパの先端
の位置精度が更に良くなり、部品点数が減る。
【0073】請求項3に記載の発明では、電磁クラッチ
が本体の固定軸と回動軸とを断続しているので、ストッ
パを第一の位置に確実に保持することができる。また、
ストッパの移動の繰り返しのばらつきが小さいので、画
像位置合せの精度がより向上する。
【0074】請求項4に記載の発明では、電磁クラッチ
が、第二ギアと第二ギアのギア軸とを断続しているの
で、電磁クラッチの容量を更に小さくでき、装置として
小型になる。
【0075】請求項5に記載の発明では、電磁石への通
電の断続により、ストッパを保持したり、保持を解除し
たりすることができるので、構成が簡単である。
【0076】請求項6に記載の発明では、検知手段と、
制御手段とを備えることにより、転写紙の画像先端位置
合わせを確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の給紙装置を概略的に示す構成図であ
る。
【図2】図1の給紙装置のレジストローラを示す平面図
である。
【図3】第二実施の形態の給紙装置を概略的に示す構成
図である。
【図4】第三実施の形態の給紙装置を概略的に示す構成
図である。
【符号の説明】
1 給紙装置 11 給紙ローラ(第一搬送手段) 13 リバースローラ(第一搬送手段) 17 転写紙検知センサ(検知手段) 19 レジストローラ(第二搬送手段) 20 演算部(制御手段) 21 ストッパ 23 電磁石(保持手段) 25 スプリング(付勢手段) 27 回動軸 35 位置決め部材 41 第一ギア 43 第二ギア 45 ギア軸(第二ギアの軸) 47 電磁クラッチ A 転写紙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙を搬送する第一搬送手段と、 前記第一搬送手段よりも搬送方向の下流側に位置する第
    二搬送手段と、 前記第二搬送手段の近傍に設けられ、搬送される転写紙
    の先端の位置を規制する第一の位置と、規制を解除する
    第二の位置とに移動可能であり、軸を中心に回動するス
    トッパと、 前記ストッパを第一の位置に復帰する方向に付勢する付
    勢手段と、 前記ストッパを第一の位置に保持する保持手段と、 を備えることを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記ストッパは、その一部に位置決め部
    材を備え、前記位置決め部材が前記第二搬送手段に突き
    当たって、前記ストッパを第一の位置に位置決めするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記保持手段は、本体の固定軸と前記回
    動軸とを断続する電磁クラッチであり、この電磁クラッ
    チが前記固定軸と前記回動軸とを連結したときに、前記
    ストッパが、第一の位置に保持されることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記ストッパと一体に
    回動する第一ギアと、前記第一ギアと歯合する第二ギア
    とを備え、前記固定軸は、前記第二ギアの軸を構成して
    おり、前記電磁クラッチが前記第二ギアと、前記第二ギ
    アの軸とを断続することを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか一項に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記保持手段は電磁石であり、電磁石へ
    の通電により前記ストッパは、第一の位置に保持される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 搬送される転写紙を検知する検知手段
    と、前記検知手段からの信号に基づいて前記保持手段の
    保持を解除する制御手段と、を備えることを特徴とする
    請求項1乃至5のいずれか一項に記載の給紙装置。
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Cited By (6)

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