JPH1131473A - 質量分光計において分圧の測定を訂正する方法 - Google Patents

質量分光計において分圧の測定を訂正する方法

Info

Publication number
JPH1131473A
JPH1131473A JP10074686A JP7468698A JPH1131473A JP H1131473 A JPH1131473 A JP H1131473A JP 10074686 A JP10074686 A JP 10074686A JP 7468698 A JP7468698 A JP 7468698A JP H1131473 A JPH1131473 A JP H1131473A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ion
pressure
measured
correction factor
partial pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10074686A
Other languages
English (en)
Inventor
David H Holkeboer
エイチ. ホルクボアー デイビッド
Robert E Ellefson
イー. エレフソン ロバート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Leybold Inficon Inc
Original Assignee
Leybold Inficon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Leybold Inficon Inc filed Critical Leybold Inficon Inc
Publication of JPH1131473A publication Critical patent/JPH1131473A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/0027Methods for using particle spectrometers
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01LMEASURING FORCE, STRESS, TORQUE, WORK, MECHANICAL POWER, MECHANICAL EFFICIENCY, OR FLUID PRESSURE
    • G01L21/00Vacuum gauges
    • G01L21/30Vacuum gauges by making use of ionisation effects
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J41/00Discharge tubes for measuring pressure of introduced gas or for detecting presence of gas; Discharge tubes for evacuation by diffusion of ions
    • H01J41/02Discharge tubes for measuring pressure of introduced gas or for detecting presence of gas
    • H01J41/10Discharge tubes for measuring pressure of introduced gas or for detecting presence of gas of particle spectrometer type
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/02Details
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J49/00Particle spectrometers or separator tubes
    • H01J49/26Mass spectrometers or separator tubes
    • H01J49/34Dynamic spectrometers
    • H01J49/42Stability-of-path spectrometers, e.g. monopole, quadrupole, multipole, farvitrons

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Other Investigation Or Analysis Of Materials By Electrical Means (AREA)
  • Electron Tubes For Measurement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】センサが高圧領域内のガスの分圧をより正確に
記録し得るように、四極子質量分光系の感度を線形にす
る方法を提供する。 【解決手段】 センサが高圧領域内のガスの分圧をより
正確に記録し得るように、四極子質量分光系の感度を線
形にする方法であって、記録されたデータは多くの損失
メカニズムによって得られる。本発明によれば、訂正フ
ァクタは経験的に適用され得るか、または四極子質量分
析系のソフトウェアに訂正ソフトウェアを組み込んで、
質量分光計の有用範囲を拡張し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、四極子質量分析器
の分野に関する。詳しくは、四極子ガス分析器における
イオン流を線形にする方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願は、1997年3月21日出願の
米国特許出願第60/041,027号(弁理士登録番号247-116P
RO/946108号)の仮出願に基づく。
【0003】質量分光計は、ガス試料をイオン化し、得
られるイオンビームを質量対電荷比によって分離し、次
にフィルタ処理されたイオンを電気信号として検出する
計器を包含する。物質により異なる質量により、そのイ
オンを生成したガス分子が識別される。使用されるこの
ような質量フィルタの1つは、四極子と呼ばれ、正方形
のアレイ状に配置された4つの並列の電極または極より
なる。双曲線形状の電界が形成されるように、対向する
極同士が電気的に接続される。これらの極に印加される
電位は、一般に固定RF周波数の可変DCおよびRF電
圧の重ね合わせである。
【0004】上記の機器は好ましくは高真空の環境で作
動する。何故なら、イオンが生成されると、これらのイ
オンは、機器を通って移動する他のガス分子と衝突して
はならないからである。さもなくば、いくつかの分子は
検出されなくなる。高真空とは、1.3E−2パスカル
より低いか、または約1−0E−4トル以上の圧力を意
味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】四極子質量分光計での
イオンの伝導によるいくつかの影響により、高作動圧領
域において損失が生じる。最も顕著な影響としては、イ
オンと中性ガス分子との間の衝突、イオンの分散、およ
びクーロン反発がある。上記の影響により、圧力とイオ
ン流との間に非線形が感知される。このような非線形欠
陥を訂正し得るセンサを提供すること、または測定され
たイオン流データを訂正して、現在用いられているもの
より高い圧力条件において四極子質量分析器の性能を拡
張する方法を提供することが望ましい。
【0006】本発明の主な目的は、質量四極子センサ系
のイオン検出器の線形化を、従来の同様の分析器より高
い圧力にわたって拡張させることである。
【0007】本発明の別の主な目的は、高圧でのイオン
の影響を考慮に入れるために、広い範囲のガス圧にわた
ってイオン流データを訂正し得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の1つの
好適な局面によれば、測定分圧および測定全圧の両方を
ミリトル領域の高真空範囲において測定する質量分光計
において分圧の測定を訂正する方法が提供される。この
方法は、測定全圧イオン流を得るために、全圧イオン流
を測定するステップと、該測定全圧イオン流に基づいて
該測定全圧を決定するステップと、測定分圧イオン流を
得るために、分圧イオン流を測定するステップと、該測
定全圧イオン流に基づいて訂正ファクタを決定するステ
ップと、訂正分圧を得るために、該訂正ファクタを用い
て該測定分圧を訂正するステップとを包含する。
【0009】好ましくは、訂正ファクタは、測定イオン
流を、圧力依存またはイオン強度依存スケーリングファ
クタによりスケーリングすることにより、質量分析され
たイオン流からの線形分圧測定のための圧力範囲を拡張
するために適用され得る。
【0010】より好ましくは、圧力依存訂正ファクタ
は、イオンの経路長にわたる検出されたビームからのイ
オンの分散による既知の機能的依存性を有する。損失は
以下の関係によって決定され得る。
【0011】Icorrected = Im + * ebP ここで、Im +は、経験的に決定された定数によって訂正
される測定イオン流であり、bおよびPは全圧である。
【0012】圧力依存ファクタは非ガス分散による別の
成分を有し、イオン密度に依存する別の訂正ファクタも
また、線形応答からの測定された偏差により決定され
る。各訂正ファクタは、測定イオン流、全ガス圧および
/またはイオン密度に依存して経験的にまたは数学的に
決定され得る。
【0013】イオンビーム分散による訂正ファクタは、
以下の関係、Icorrected = Imeasured-KLP
基づいて決定され、ここで、Lは測定イオン距離であっ
てもよい。
【0014】非ガス分散に基づく基づく訂正ファクタ
は、Icorrected = Imeasured* F-1(P)によ
って決定され、ここで、 F-1(P)は訂正ファクタで
あってもよい。
【0015】クーロン反発に基づく訂正ファクタは、I
corrected = Imeasured *F-1(Im +)によって
決定され、ここで、 F-1はイオン密度に依存する訂正
ファクタであってもよい。
【0016】全訂正ファクタは以下の関係、I
corrected = ePKL * F1(P) *F2(Im +
に基づいて決定され、ここで、Pは、ガスの全圧、K
は、分散による損失定数、Lは、移動した全イオン距
離、F1(P)は、非ガス分散による圧力依存訂正ファ
クタ、およびF2(Im +)は、クーロン反発によるイオ
ン密度訂正ファクタであってもよい。
【0017】前記訂正ファクタe-PLKは、In(S)対
系全圧によって決定されるラインの勾配を測定すること
によって決定され、該勾配はKLに等しく、また、S
= (PPm)/Im +であり、ここで、 PPmは分圧、
およびIm +は測定イオン流であってもよい。
【0018】本発明の1つの利点は、ガス分析器の圧力
範囲を拡張するために線形ファクタが適用され得ること
である。
【0019】本発明の別の利点は、各訂正ファクタは、
適切なガス分析系に含まれるソフトウェアを用いて直接
適用され得る。もしくは、補間テーブルを用いて適用さ
れるか、または計算され経験データに直接適用され得
る。
【0020】本発明の他の目的、特徴、および利点は、
添付図面を参照して以下の記述を読むことにより明らか
となり得る。図面において、類似の参照番号は同じ構成
要素を示す。
【0021】
【発明の実施の形態】以下の説明は、本発明による方法
を用いて高圧で使用するための訂正ファクタを規定す
る、特定のガス分析センサシステムに関する。しかし、
本願に記載する概念が他のシステムにも適切に適用でき
ることは当業者に容易に明らかとなる。
【0022】図面、特に図1を参照すると、四極子質量
分光計10は、それぞれがハウジング(不図示)内に配
置されている、イオンソース2と、四極子質量フィルタ
6と、イオン検出器8とを有する。本実施態様によるイ
オンソース2は、加熱されたフィラメントなどの電子エ
ミッタ3と、イオンレンズアセンブリ4とを有する。加
熱されたフィラメントによって形成される電子は、規定
されたアノード9を有するイオン化体積(volume)5に
排出される。アノード9内の電位は、電子リペラ(不図
示)に対して正である。
【0023】イオン化体積5の領域内に形成されるイオ
ンは、イオンレンズアセンブリ4に提供される反対の電
位によって引っ張られ、ビームを形成する。イオンレン
ズアセンブリ4は、アノード9に対して反対の電位を有
するフォーカスプレート17を有する一連の同心プレー
トまたはディスクを有する。アノード9は、電界を操作
することによって形成されたイオンを励起するように作
用し、それによって、イオンビームを隣接するソース出
口レンズ内の穴にフォーカスするように作用する。この
場合、陽イオンを引きつけるために、フォーカスプレー
ト17は、アノード9に対して負にバイアスされてい
る。
【0024】ソース出口レンズ19における電位も、ア
ノード9に対して負である。イオンビームの一部は、出
口レンズ19内の穴を通過し、四極子質量フィルタ6に
注入される。ビームの残りの部分は、出口レンズの内部
に衝突し、中和され、電流フローとなる。この電流の大
きさは、以下に記載するように、イオンソース2の圧力
に関連するので、全圧の測定単位として用いられ得る。
あるいは、全圧コレクタ11(想像線で示す)は、イオ
ン収集面21に方向づけられる二次イオンビームを同様
に収束するフォーカスプレート15(これも想像線で示
す)を用いて、イオンソース2の対向端に設けられ得
る。
【0025】全圧力コレクタ11は、目的のガス混合物
の全圧を計算する。ドルトンの法則によって規定される
ように、分圧の合計は、ガス混合物の全圧に等しい。全
圧コレクタ11は、当業者に公知の様式で、通常、較正
された真空ゲージ30(図4)を用いて較正される。本
願に記載するデュアルイオンソースに関連するさらなる
詳細は、1996年5月3日付けで提出された、同時係
属中の同一譲受人に譲渡された米国出願第08/64
2,479号(特許弁護士による登録番号第247_0
96号)に提供されている。本願では、その全内容を参
考のために援用する。
【0026】再び図1を参照すると、イオンソース2内
で生成されたイオンは、四極子質量フィルタ6にフォー
カスビームとして注入される。四極子質量フィルタ6
は、特定の質量対電荷比を有するイオン以外のイオンを
拒否する。大抵のイオンは、1種類の電荷のみ(only o
ne unit of charge)を有する。四極子質量フィルタ6
は、正方形アレイで形成された4つの細長いロッド(不
図示)を有し、これらの4つのロッドは、交互に帯電さ
れ、特定の質量のイオンを中央を通して下方に方向づ
け、これらのイオンがフィルタの長さ方向を横切る前に
この特定の質量よりも大きなおよび小さな質量のイオン
をすべて極に偏向させる。正方形アレイ(不図示)の中
央と、最も近いロッド面(不図示)との間の距離は、四
極子半径として知られている。理想的には、ロッドのそ
れぞれは、双曲的な形状を有する。
【0027】四極子質量フィルタ6の対向して配置され
たロッドは、共に電気的に接続されている。イオンは、
ロッドの長さ寸法に通常平行な方向に、極間の空間に方
向づけられる。ここで、イオンは、極に印加される電位
から生じる横方向の力によって質量対電荷比に応じて分
離される。
【0028】印加された電位は、RF成分およびDC成
分とからなる。1セットのロッドにおけるRF電位は、
他のセットのロッドに対して180度位相がずれている
が、同一の振幅である。DC電位およびRF電位は、中
央電圧(極ゼロと呼ばれることもある)と呼ばれる。
【0029】RF成分は、低質量イオンを電子ビームか
ら除去する。十分に低い質量のイオンのモーションは、
印加されたRFの位相と同位相のままである。これらの
イオンは、電界からエネルギーを得て、振幅がますます
大きくなるように振動する。最後に、これらのイオン
は、ロッドの長さに沿って移動するにつれて、ロッドの
1つに衝突し、中和される。他方、高質量イオンは、R
F成分によって、四極子の長軸に近接した領域にフォー
カスされる。DC成分は、RF成分上に重畳され、ビー
ムから高質量イオンを除去する。
【0030】適切なDC対RF比によって、四極子質量
フィルタは、高質量イオンおよび低質量イオンを所望の
程度に区別し得る。本実施態様によると、2amuと4
4amuとの間の質量を有するイオンは、四極子質量フ
ィルタを通過することができるが、これよりも高いおよ
び低い質量を有するイオン、および収束イオンビームの
形成中にアノード9内に形成される二次電子は、拒否さ
れる。
【0031】本実施態様(不図示)によるイオン検出器
8は、ファラデーカップ、電子乗算器、またはそれぞれ
の組合せであり得る。四極子質量フィルタ、イオン検出
器、および特定の四極子ガス分析システムの他の主要な
構成要素に関連するさらなる詳細は、Leybold
Inficon,Inc.によって1997年3月に公
開されたTRANSPECTOR Gas Analy
sis SystemManualに提供されている。
本願では、その全内容を参考のために援用する。
【0032】使用時には、上記のデバイスは、真空圧力
の範囲にわたって用いられ、質量スペクトルは、イオン
化体積内に保持され、イオン化されるガス混合物に対し
て得られ得る。さらに特定的には、質量の範囲は、図2
に示す質量スペクトルとしてグラフで表示され得るイオ
ン流と共に出力される。
【0033】適切なガス分析システムに関する上記の背
景および説明について、このようなシステムに対するイ
オン伝導は、多くの個別の損失機構によって、高作動圧
力領域(ミリトル範囲)で損失すると言える。ここで、
3つの個別のゾーンのそれぞれが、イオンのイオン検出
器への伝導に影響を与える損失機構のそれぞれを図1を
参照しながら簡単に説明する。
【0034】ゾーンIにおいて、陽イオンが蓄積される
と、以下の数式によって示されるように、イオンソース
2からのイオンの伝導ファクタT1が変化する。
【0035】
【数1】
【0036】ここで、F1は関数であり、i1 +は、試料
ガス圧力Pに比例する陽イオン密度と等しく、IEはイ
オンエネルギーであり、Vfocusは、フォーカス電位で
あり、Ieは、電子流密度である。IE、Vfocus、およ
びIeなどのパラメータは、一定に保持され得るが、i1
+の値は、Pに比例する。従って、イオンソース2の実
際のモデリングは、伝導T1の関数変化をT1=F1
(P)として形成する。
【0037】イオンレンズアセンブリ4と四極子質量フ
ィルタ6との間の領域を含むゾーンIIでは、伝導ファ
クタはT2であり、このファクタは以下の数式で表され
る。
【0038】
【数2】
【0039】ここで、i2 +は、イオンソース2から排出
するイオン流密度であり、IEは、四極子質量フィルタ
6の長軸に沿ってイオン速度成分を規定するイオンエネ
ルギーと等しく、Vfocusは、半径方向速度成分に影響
を与えるフォーカス電位であり、Dは、イオンソース2
と四極子質量フィルタ6との間の分離距離である。これ
らのパラメータはそれぞれ、四極子質量フィルタ6に入
る正イオンの角度の位置および範囲を規定する。イオン
流密度i2 +は、試料ガスの圧力Pの関数である。T2の
可変部は、主として高圧によって変化し、関連するイオ
ン流密度は大きく、クーロン反発はドリフト距離D内で
可能である。従って、T2=F2(P)である。
【0040】四極子質量フィルタ6を通ってイオン検出
器8に伝導されるイオンのドリフト領域であるゾーンI
IIにおいて、伝導ファクタはT3である。T3の機能
的依存性は以下の数式で表される。
【0041】
【数3】
【0042】ここで、Im +は伝導された質量のイオン流
に等しく、λは、圧力Pを有するガス内のイオンの平均
自由経路であり、Lは、イオンソース2内で形成され、
四極子質量フィルタ6を通してイオン検出器8に到達す
るまでの質量mのイオンの経路長である。即ち、Lは、
ゾーンI、II、およびIIIまで延びる。伝導変化
は、イオンガス分散による衝突損失および四極子質量フ
ィルタ6内の強力イオンビームのクーロン反発に対する
電位によって特に影響される。第1のファクタに関して
は、周囲ガス分子とのイオンの相互作用は、ガス環境の
平均自由経路特性によって説明される。平均自由経路
は、イオンがガス分子と相互作用する前に移動する平均
距離のことである。平均自由経路の値は、イオンのタイ
プ、ガス雰囲気のタイプ、およびガス圧力に依存する。
【0043】
【数4】
【0044】ここで、λは、平均自由経路であり、K
は、イオンおよびガス種に依存する定数であり、Pは、
ガスの圧力である。
【0045】平均自由経路は、質量分光計10のガス圧
力が増加するにつれて、比例して短くなる。イオンはガ
ス分子と衝突すると、イオンがイオン検出器8に到達し
て、測定されることがないようにする効果が得られる。
従って、質量分光計10の出力は、測定されるガス種の
濃度とはもはや正比例しない。
【0046】失われるイオン流の割合は、予想可能であ
る。ガス内で距離lを移動し得るイオンの割合は、以下
の数式で表される。
【0047】
【数5】
【0048】ここで、nは、イオンの残りの数であり、
0は、イオンの元の数であり、λは、平均自由経路で
ある。従って、
【0049】
【数6】
【0050】であり、イオンソース2から移動するイオ
ンビーム内のイオンの割合は、圧力の増加とイオン経路
の長さの増加と共に減少する。従って、T3は、以下の
数式のようにまとめられる。
【0051】
【数7】
【0052】ここで、Xmは、ガス全圧Pにおける質量
mのガス種のモルと等しい。
【0053】質量mのすべてのイオンに対する蓄積伝導
ファクタは、ゾーンファクタT1、T2、およびT3の
積である。
【0054】
【数8】
【0055】測定されたイオン流(イオンの流れに関連
する電荷の流量)は、以下の一般の作動式によって分圧
(ガス混合物の特定の化学成分の圧力)に関連づけられ
る。
【0056】
【数9】
【0057】ここで、PPmは、質量mを有するガス混
合物のある成分の分圧であり、Im +は、測定イオン流で
あり、Smは、質量mの成分に対する感度(amps/
torrで測定される)である。
【0058】感度は、特定のガスからの特定の質量にお
けるイオン流の、背景に対して適切に訂正されたこの特
定のガスの分圧に対する比である。特定のガスは、通
常、28amuで測定される窒素である。但し、用いる
ガス分析器によっては、40amuで測定されるアルゴ
ンが用いられることもある。
【0059】図2を参照すると、分圧ガス分析器の線形
応答は、Smが一定である圧力範囲にわたって発生す
る。非線形性は、5×10-4トルよりも大きい圧力に対
して図2において「M40 Sens」と表示されてい
る応答によって示されるように、一定の値からのSm
偏差によって示される。線形性からの偏差は、真のイオ
ン流Im,0 +についての圧力によるイオン伝導の変化によ
るものである。これは、以下の数式で表される。
【0060】
【数10】
【0061】ここで、F-1(P)=I/F(P)および
-1(Im +)=1/F3(Im +)イオン流の線形化の目
的は、訂正ファクタを測定されたイオン流に適用し(括
弧内の関係)、分圧測定に対する較正をより高い圧力に
拡張することである。線形化されたイオン流I
correctedは、以下の関係を用いて測定されたパラメー
タIm +およびPから計算され得る。
【0062】
【数11】
【0063】ファクタKLは、以下に記載するように、
少なくとも2つの異なる圧力におけるイオン流の変化を
経験的に測定することによって決定され得、F-1(P)
およびF-1(Im +)の機能的依存性については、既知の
場合には、個別に決定される。F(P)の関数適合も満
たされ得る。
【0064】上記の議論に基づくと、線形分圧測定に対
する圧力範囲は、測定されたイオン流を圧力依存スケー
リングファクタまたはイオン強度依存スケーリングファ
クタを用いてスケーリングすることによって、質量分光
計で質量分析されたイオン流から拡張され得る。
【0065】
【数12】
【0066】圧力依存訂正ファクタは、検出されたビー
ムからイオンがその経路長にわたって分散することによ
る、例えば、所定の圧力におけるイオン流の指数損失な
どの既知の機能的依存性を有し得る。従って、分散によ
るこの損失に対する既知の機能的訂正は、以下の数式に
よって表される。
【0067】
【数13】
【0068】ここで、bは、経験的に決定された定数で
あり、Pは、イオンが移動する局部ガス圧力である。P
は、好ましくは、全圧ゲージによって独立して測定され
る。
【0069】図1を参照すると、中性ガスの分子との衝
突によって出口デバイスまたは検出器から損失されたま
たは偏向されたイオンの数を決定するためのKLまたは
b(数式11、13)は、以下のように決定され得る。
【0070】ガス通路の単位長さ当たりで損失したイオ
ンの数は、以下の数式によって表される。
【0071】
【数14】
【0072】ここで、I=イオン流、P=ガス圧力、L
=長さ寸法、KL=損失定数である。変数を分離するこ
とによって、上記の数式は積分で解くことができ、
【0073】
【数15】
【0074】以下の数式が得られる。
【0075】
【数16】
【0076】ここで、IR=出口に残っているイオン
流、IF=イオンソースによって形成されるイオン流で
ある。
【0077】イオンソースによって形成され、ガス体積
に注入される電流は、ガス圧力に比例する。
【0078】
【数17】
【0079】ここで、KF=イオン形成定数。
【0080】さらに、出力において示される感度(S)
は、以下のように定義される。
【0081】
【数18】
【0082】数式(16)、(17)、および(18)
を組み合わせると、以下の数式が得られる。
【0083】
【数19】
【0084】数式(19)は、ln(S)とPとの間の
線形関係を示す。ln(S)とPとの関係を示すライン
の勾配は、損失の度合いを示し、切片は、低圧力感度の
対数である。従って、勾配は、非線形性の測定数値であ
る。
【0085】感度損失ファクタは、既知の場合、上記の
損失機構による損失後に残っていて観察されるイオン流
に対応する完全なイオン流を計算するのに用いられ得
る。第1に、一般化のために、すべてのガス成分(P)
に対する全圧と、所定の成分の分圧(Pp)との間が区
別される。数式(16)は、全圧に適切に関連するが、
数式(17)および(18)はさらに、分圧に対しても
用いられ得る。
【0086】従って、数式(19)は、以下のように書
き換えられ得る。
【0087】
【数20】
【0088】この数式はさらに、以下のようにも書き換
えられ得る。
【0089】
【数21】
【0090】ここで、mは負の値を有することが認識さ
れなければならない。
【0091】
【数22】
【0092】ここで、訂正ファクタを決定する方法を、
特定の電子エネルギー(40eV)におけるアルゴンガ
ス(質量=40amu)を用いて、図4に示すシステム
を参照しながら説明する。システムは、一般に図1に従
って説明したように、センサ34を有し、真空テストチ
ャンバ32と整列する較正された全圧ゲージ30をさら
に有する。真空テストチャンバ32は、前記のようにイ
オン化体積9(図1)を規定し、本実施態様により、ソ
ース40からの所定量の実質的に純粋なアルゴンをテス
トチャンバに入れるための制御弁38を有するガス入口
を有する。四極子質量センサ6(図1)およびイオン検
出器8(図1)を有するセンサ34は、通常公知の様式
で、真空テストチャンバ32および真空ポンプ36に対
して配置されている。
【0093】まず、全圧ゲージ30は、特定の電子エネ
ルギーで較正される。本実施態様によると、40電子ボ
ルトの値が適切であることに留意されたい。低圧較正設
定点は、Ar流弁を調整し、較正された参照ゲージ(不
図示)を用いて示数を記録することによって、本実施態
様により、3×10-6トルのArに確立される。
【0094】次に、5×10-3トルのArに設定する高
圧較正は、Ar流弁を調整し、較正された参照ゲージを
用いて示数を記録することによって同様に確立される。
これらの値を用いて、より高い圧力における線形化ファ
クタは、以下のように決定され得る。
【0095】まず、背景圧力が測定される。センサ34
を用いて、質量(40)イオン流は、約16eVの規定
フォーカス電位を用いて、背景圧力および40電子ボル
トの規定電子エネルギーで測定される。本実施態様によ
ると、次に、背景圧力は、10-4トルのArだけ増加さ
れ、第1テスト圧力を得る。次に、質量(40)イオン
流は、第1テスト圧力および40電子ボルトで測定され
る。
【0096】次に、感度Sは、関係式[I(40)−I
0(40)]/[Ptest−P0]を用いて計算され得る。
【0097】次に、5ミリトルのArにおける標的イオ
ン流は、Iexpected=S*5×10-3トルを用いて計算
される。ステップeよりS=感度である。
【0098】次に、圧力は、第2テスト圧力に調整され
る。本実施態様によると、第2テスト圧力は5ミリトル
である。
【0099】質量(40)におけるイオン流は測定さ
れ、較正線形化定数Kは、測定されたイオン流(Im
が標的イオン流と等しくなるように調整される。
【0100】
【実施例】
実施例1 以下の実施例は、図1または図4に示す四極子感知装置
を用いる、窒素のガス試料に対するイオン流の線形化の
訂正に関する。
【0101】500、200、および100マイクロア
ンペア放出電流において伝導されるセンサ出力信号を、
上記の数学的関係を用いて線形化した。図5から図9
は、テストから生成された線形性を示す。
【0102】M28、UNLINで表示される曲線(図
5)は、図1に示すセンサシステムの通常の窒素線形性
を示す。500マイクロアンペア放出において、非線形
化質量28信号は、約3×10-4トルにおける線形
(1:1)関係から低下し始め、信号は約4ミリトルで
平坦になる。
【0103】全イオンソース流(ITCで表示される)
曲線は、各圧力設定における全イオンソース圧力を計算
するのに用いられる。イオンソース圧力は、以下のよう
に決定される。各圧力設定における感度(S)は、分圧
および数式( )当たりの電流を測定することによって
計算され、すべてのデータ点に対する感度数は、共に平
均化される。次に、平均感度は、平均感度によって各点
におけるイオン圧力流を除算することによってイオン圧
力を計算するのに用いられる。
【0104】質量28、LIN曲線は、上記の線形化式
を用いて訂正された質量(28)出力である。図示する
ように、線形化質量28信号(LIN)は、約3 10
−4トルで1:1関係よりもわずかに上回り、約6ミリ
トルにおいて平坦になる。
【0105】同様の訂正は、図6および図7に示すよう
に、同様にグラフ形式で、200マイクロアンペアおよ
び100マイクロアンペア放出に対して実施され得る。
【0106】実施例2 ガス混合物に対する線形性テストからの出力信号も、数
式(21)を用いる上記の数学関係を用いて線形化し
た。テストガス混合物の線形性を、100マイクロアン
ペアの放出電流において行った。ガス全圧に対してプロ
ットされたガスセンサによって検出されたガス混合物の
個々の成分の分圧(非線形化)を図8に示す。この特定
の線形化テストに対して用いられるガス混合物は、RG
Aセンサの調子を合わせるのに通常用いられる標準的な
混合物である。ガス混合物は、以下の成分からなる。
【0107】水素(M2)、ヘリウム(M4)、ネオン
(M20)、窒素(M28)、アルゴン(M40)、ク
リプトン(M84)、およびキセノン(四極子質量フィ
ルタの設定によって検出することができない)。
【0108】図8を参照すると、M#、UNLINと表
示される曲線は、イオン検出器によって検出されるテス
ト混合物成分の非線形化出力を示す。曲線(ITC)
は、ガス混合物に対する各圧力設定において検出される
全イオンソース流を示す。全イオン流は、各圧力設定に
おけるガス混合物のイオンソース圧力を計算するために
用いられる。全イオンソース流曲線からのすべてのデー
タ点を用いて、前述したようにソース圧力を計算した。
【0109】テスト混合物成分に対する出力信号を、上
記の数学的関係を用いて線形化した。図9は、テストガ
ス混合物の質量(20)成分に対する線形性データを示
す。このグラフは、線形化式における(テスト混合物お
よび純粋な窒素からの)異なる勾配を用いて計算した非
線形化センサ出力を含む。
【0110】M20、UNLINで表示される曲線は、
イオン検出器からの質量(20)の非線形化出力を示
す。非線形化(UNLIN)質量(20)信号は、約5
e−4トルで線形(1:1)関係(勾配)から低下し始
め、信号は、約9ミリトルで平坦になる。
【0111】前記の議論は、訂正ファクタ−mPに限定
したが、他の損失効果も存在することが数式(11)か
ら理解されなければならない。非ガス分散全圧力効果に
よる訂正ファクタは、測定された圧力に依存する線形応
答からの偏差から決定され得る。訂正ファクタF
-1(P)は、数学関数または挿入ルックアップテーブル
から得られ得る。
【0112】
【数23】
【0113】高イオン流密度におけるクーロン反発によ
る訂正ファクタは、強度の低い(ガスソースにおける少
数成分)イオンビームと比較して強力なイオンビームに
対する線形応答からの測定された偏差から決定され得
る。訂正ファクタF-1(Im +)は、数学関数、または電
流密度のインジケータとして測定されたイオン流Im +
依存する挿入ルックアップテーブルから得られ得る。
【0114】
【数24】
【0115】次に、上記の数式は、ファクタを共に乗算
することによって上記のファクタのそれぞれを組み合わ
せることによって全線形化効果を計算し得る。
【0116】添付の図面を参照しながら本発明の好まし
い実施態様を記載したが、言うまでなく、本発明は、こ
れらの実施態様にはそのまま限定されず、添付の請求の
範囲に規定される本発明の範囲または精神から逸脱せず
に当業者によって様々な変更および改変がなされ得る。
【0117】
【発明の効果】本発明によれば、質量四極子センサ系の
イオン検出器の線形化を、従来の同様の分析器より高い
圧力にわたって拡張させることができる。
【0118】また、本発明によれば、高圧でのイオンの
影響を考慮に入れるために、広い範囲のガス圧にわたっ
てイオン流データを訂正し得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の方法が適用され得る質量分光計の一部
概略図である。
【図2】本発明による方法に従って得られた、訂正曲線
を有するより高い圧力レベルでイオン流の非線形性を示
す、イオン流対プロセス圧力のグラフ出力図である。
【図3】図2と同一の圧力範囲にわたる感度の非線形性
を示すグラフである。
【図4】本発明による線形化方法に有用なガス分析シス
テムの概略図である。
【図5】本発明による方法に従って図4のシステムを用
いる、特定の高圧線形化のグラフである。
【図6】本発明による方法に従って図4のシステムを用
いる、特定の高圧線形化のグラフである。
【図7】本発明による方法に従って図4のシステムを用
いる、特定の高圧線形化のグラフである。
【図8】本発明による方法に従って図4のシステムを用
いる、特定の高圧線形化のグラフである。
【図9】本発明による方法に従って図4のシステムを用
いる、特定の高圧線形化のグラフである。
【符号の説明】
2 イオンソース 3 電子エミッタ 4 イオンレンズアセンブリ 5 イオン化体積 6 四極子フィルタ 8 イオン検出器 9 アノード 11 全圧コレクタ 30 真空ゲージ 32 真空テストチャンバ 34 センサ 36 真空ポンプ 38 制御弁 40 ソース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 598042323 Two Technology Plac e, East Syracuse, N ew York 13057−9714, U.S. A. (72)発明者 ロバート イー. エレフソン アメリカ合衆国 ニューヨーク 13104, マンリウス, ドリンクウォーターズ レーン 8266

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定分圧および測定全圧の両方をミリト
    ル領域の高真空範囲において測定する質量分光計におい
    て分圧の測定を訂正する方法であって、 測定全圧イオン流を得るために、全圧イオン流を測定す
    るステップと、 該測定全圧イオン流に基づいて該測定全圧を決定するス
    テップと、 測定分圧を得るために、分圧イオン流を測定するステッ
    プと、 該測定全圧イオン流に基づいて訂正ファクタを決定する
    ステップと、 訂正分圧を得るために、該訂正ファクタを用いて該測定
    分圧を訂正するステップとを包含する方法。
  2. 【請求項2】 イオンビーム分散による訂正ファクタ
    は、以下の関係、 Icorrected = Imeasured-KLP に基づいて決定され、ここで、Lは測定イオン距離であ
    る、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 非ガス分散に基づく基づく訂正ファクタ
    は、 Icorrected = Imeasured * F-1(P) によって決定され、ここで、 F-1(P)は訂正ファク
    タである、請求項1に記載の方法。
  4. 【請求項4】 クーロン反発に基づく訂正ファクタは、 Icorrected = Imeasured * F-1(Im +) によって決定され、ここで、 F-1はイオン密度に依存
    する訂正ファクタである、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 全訂正ファクタは以下の関係、 Icorrected = ePKL * F1(P) * F2(I
    m +) に基づいて決定され、ここで、 Pは、ガスの全圧、 Kは、分散による損失定数、 Lは、移動した全イオン距離、 F1(P)は、非ガス分散による圧力依存訂正ファク
    タ、およびF2(Im +)は、クーロン反発によるイオン
    密度訂正ファクタである、請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記訂正ファクタe-PLKは、In(S)
    対系全圧によって決定されるラインの勾配を測定するこ
    とによって決定され、該勾配はKLに等しく、また、 S = (PPm)/Im + であり、ここで、 PPmは分圧、およびIm +は測定イオ
    ン流である、請求項2に記載の方法。
JP10074686A 1997-03-21 1998-03-23 質量分光計において分圧の測定を訂正する方法 Pending JPH1131473A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US4102797P 1997-03-21 1997-03-21
US60/041,027 1997-07-11
US08/891,695 US5889281A (en) 1997-03-21 1997-07-11 Method for linearization of ion currents in a quadrupole mass analyzer
US08/891,695 1997-07-11

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1131473A true JPH1131473A (ja) 1999-02-02

Family

ID=26717718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10074686A Pending JPH1131473A (ja) 1997-03-21 1998-03-23 質量分光計において分圧の測定を訂正する方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US5889281A (ja)
JP (1) JPH1131473A (ja)
GB (1) GB2323469B (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538376A (ja) * 2004-05-20 2007-12-27 インフィコン インコーポレイティッド イオン源のための置き換え可能な陽極ライナー
JP2008151756A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Ulvac Japan Ltd 真空測定方法および真空計
JP2008186765A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Ulvac Japan Ltd 質量分析計
JP2008209181A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ulvac Japan Ltd 特定ガスの分圧の検出方法、及び四重極型質量分析計
WO2008129929A1 (ja) 2007-04-13 2008-10-30 Horiba Stec, Co., Ltd. ガス分析計
JP2009259841A (ja) * 2009-07-31 2009-11-05 Canon Anelva Corp ガス分析装置
WO2014103100A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 キヤノンアネルバ株式会社 質量分析装置

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001351568A (ja) * 2000-06-06 2001-12-21 Anelva Corp イオン付着質量分析の方法および装置
GB2370649B (en) * 2000-11-09 2003-06-25 Toppan Printing Co Ltd Measurement of rate of transmission of a vapour through a sample
US6476612B1 (en) * 2001-04-19 2002-11-05 Inficon Inc. Louvered beam stop for lowering x-ray limit of a total pressure gauge
US6642641B2 (en) * 2001-04-19 2003-11-04 Inficon, Inc. Apparatus for measuring total pressure and partial pressure with common electron beam
WO2005091330A2 (en) * 2002-05-28 2005-09-29 Inficon, Inc. Louvered beam stop for lowering x-ray limit of a total pressure gauge
US8003934B2 (en) * 2004-02-23 2011-08-23 Andreas Hieke Methods and apparatus for ion sources, ion control and ion measurement for macromolecules
US20090014644A1 (en) * 2007-07-13 2009-01-15 Inficon, Inc. In-situ ion source cleaning for partial pressure analyzers used in process monitoring
TWI654695B (zh) 2012-12-06 2019-03-21 英福康公司 真空工具及測量該真空工具的客真空室中的氛圍的方法
TWI539154B (zh) 2012-12-19 2016-06-21 英福康公司 雙重偵測殘餘氣體分析器
GB2525194B (en) * 2014-04-14 2017-03-29 Thermo Fisher Scient (Bremen) Gmbh Method of assessing vacuum conditions in a mass spectrometer
US10827845B2 (en) 2017-02-24 2020-11-10 Sealy Technology, Llc Support cushions including a support insert with a bag for directing air flow, and methods for controlling surface temperature of same
US11375825B2 (en) 2018-02-22 2022-07-05 Sealy Technology, Llc Support cushions including a pocketed coil layer with a plurality of fabric types for directing air flow, and methods for controlling surface temperature of same
US11160386B2 (en) 2018-06-29 2021-11-02 Tempur World, Llc Body support cushion with ventilation system
WO2021052599A1 (de) * 2019-09-20 2021-03-25 Inficon ag Verfahren zu bestimmung eines drucks und drucksensor

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3974380A (en) * 1975-01-17 1976-08-10 Balzers Patent-Und Beteiligungs Ag Mass spectrometer
JPH0746074B2 (ja) * 1984-11-27 1995-05-17 日電アネルバ株式会社 真空計
US5302827A (en) * 1993-05-11 1994-04-12 Mks Instruments, Inc. Quadrupole mass spectrometer

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007538376A (ja) * 2004-05-20 2007-12-27 インフィコン インコーポレイティッド イオン源のための置き換え可能な陽極ライナー
JP2008151756A (ja) * 2006-12-20 2008-07-03 Ulvac Japan Ltd 真空測定方法および真空計
JP2008186765A (ja) * 2007-01-31 2008-08-14 Ulvac Japan Ltd 質量分析計
JP2008209181A (ja) * 2007-02-26 2008-09-11 Ulvac Japan Ltd 特定ガスの分圧の検出方法、及び四重極型質量分析計
WO2008129929A1 (ja) 2007-04-13 2008-10-30 Horiba Stec, Co., Ltd. ガス分析計
US20100076712A1 (en) * 2007-04-13 2010-03-25 Horiba Stec, Co., Ltd. Gas analyzer
US8296090B2 (en) * 2007-04-13 2012-10-23 Horiba Stec, Co., Ltd. Gas analyzer
JP5087079B2 (ja) * 2007-04-13 2012-11-28 株式会社堀場エステック ガス分析計
JP2009259841A (ja) * 2009-07-31 2009-11-05 Canon Anelva Corp ガス分析装置
WO2014103100A1 (ja) * 2012-12-27 2014-07-03 キヤノンアネルバ株式会社 質量分析装置
US9373491B2 (en) 2012-12-27 2016-06-21 Canon Anelva Corporation Mass spectrometer

Also Published As

Publication number Publication date
US5889281A (en) 1999-03-30
USRE38138E1 (en) 2003-06-10
GB2323469B (en) 2001-12-12
GB9806048D0 (en) 1998-05-20
GB2323469A (en) 1998-09-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1131473A (ja) 質量分光計において分圧の測定を訂正する方法
JP4918846B2 (ja) 質量分析装置及び質量分析方法
US6707033B2 (en) Mass spectrometer
US11062895B2 (en) Mass spectrometer having improved quadrupole robustness
EP2826058B1 (en) Corrected mass analyte values in a mass spectrum
US7381948B2 (en) Mass spectroscope and method of calibrating the same
JP2006500751A (ja) 調節可能イオン光学素子を備える電気セクタ飛行時間型質量分析計
US5866901A (en) Apparatus for and method of ion detection using electron multiplier over a range of high pressures
JPH11120956A (ja) イオントラップ型質量分析装置
EP2587520B1 (en) Methods and apparatus for calibrating ion trap mass spectrometers
Lebrilla et al. Detection of mass 31830 ions with an external ion source Fourier transform mass spectrometer
Briglia et al. Ionization of H2 by electron impact near threshold
JP4932532B2 (ja) 特定ガスの分圧の検出方法、及び四重極型質量分析計
JP3018880B2 (ja) 質量分析装置及び質量分析方法
CN116438452A (zh) 高质量粒子的表征
US20230010966A1 (en) Fourier Transform Quadrupole Calibration Method
US20230215715A1 (en) Calibration of analytical instrument
JP2000340170A (ja) 質量分析装置
WO2022195536A1 (en) System and method for variable fft analysis windows in mass spectrometry
CN116615648A (zh) 质谱和/或离子迁移谱
Janulyte et al. Harmful influences of confinement field non-linearities in mass identifying for a Fourier transform quadrupole ion trap mass spectrometer: Simulation studies
CN117642838A (zh) 用于将离子注入到静电线性离子阱中的方法和系统
Abbott et al. Comparative tests of quadrupole, magnetic, and time‐of‐flight residual gas analyzers
JPS636739A (ja) 質量分析装置用イオン源装置
JPH0585858B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070412

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20070706

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20070711

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071012