JPH11314665A - プラスチック成形体 - Google Patents

プラスチック成形体

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JPH11314665A
JPH11314665A JP12469598A JP12469598A JPH11314665A JP H11314665 A JPH11314665 A JP H11314665A JP 12469598 A JP12469598 A JP 12469598A JP 12469598 A JP12469598 A JP 12469598A JP H11314665 A JPH11314665 A JP H11314665A
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sheet
small
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sheet body
long hole
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Shinichi Fujita
真一 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低コストで成形でき、接合面の強度を高め得
る構造のプラスチック成形体を提供する。 【解決手段】 折曲線4の両側に接面可能なシート体
2、3の相互の接合面について、シート面2aに小突起
7を形成するとともに、シート面3aに当該小突起7に
嵌合可能で当該小突起7に向かう方向の長さが長くな
り、これと直交する方向の幅を小突起7よりも大きく設
定した長孔8を形成する。小突起付のシート体2の周辺
部に上記シート体3の折返し方向と交差する方向に折返
し可能なシート体6を折曲線5を介して延設し、このシ
ート体6に小突起7に嵌合可能な小凹部9を形成して、
プラスチック成形体1とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチックシート
を成形してなるプラスチック成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、プラスチックシートから成形
され、小物の収納用に組立てて使用するプラスチック成
形体が広く知られている。この種の成形体は、プラスチ
ックシートを折り畳み、凹み部分によって所定の小物用
収納部分を形成するようになっている。プラスチック成
形体を組立てる場合には、折り重ねたシート体の周縁部
分を熱融着する場合があるが、図5に示す成形体100
のように、平面視円形状の小凸部101と、小凹部10
2との凹凸嵌合による仮止めを行い、横ずれを起こさな
いようにして熱融着したり、またはのり代を設けて接着
剤により接着することもある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、隣接シート体
の一方を折り重ねて小凸部101と、小凹部102とを
嵌合しようとしたとき嵌合がうまく行かない場合があ
る。これは、主に折曲線103を挟んで対向するように
形成してなる小凸部101と小凹部102との位置が微
妙にずれを起こしているためである。このような小凸部
101と小凹部102の位置ずれを無くすには、精度の
高い位置設定が必要であり、このことがプラスチック成
形体100の成形コストを高くするという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上記の問題点に着眼し
てなしたもので、低コストで成形することができ、しか
も、接合面の強度を高める構造を備えたプラスチック成
形体を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、折曲線の両側に互いに接面可能に形成された2枚の
シート体の相互の接合面となるシート面の一方に小突起
を形成するとともに、他方のシート面に当該小突起に嵌
合可能で当該小突起に向かう方向の長さが長くなるよう
に設定された長孔を形成し、上記小突起付シート体の周
辺部に上記長孔付シート体の折返し方向と交差する方向
に折返し可能なシート体を折曲線を介して延設し、この
シート体に上記小突起に嵌合可能な小凹部を形成してあ
る構成を有するプラスチック成形体に特徴がある。
【0006】このプラスチック成形体は、一方のシート
体に小突起に向かう方向の長さが長くなるように設定し
た長孔を形成してあるため、小突起に嵌合する際の位置
ずれを吸収することができる。また、長孔付シート体の
折返し方向と交差する方向に折返し可能なシート体を折
曲線を介して延設してあるため、このシート体を折り重
ねて熱融着すると、当該熱融着部分を補強することがで
きる。熱融着する代わりにのり代を設けて接着剤により
接着してもよく、この場合は、接着に用いる装置が簡便
になり、生産性を向上することができる。
【0007】また、前記小突起を平面視円形状に形成す
るとともに、その周側面に連続または断続的な円環状に
突出する係止部か或いは凹む縮径部を形成した構成とし
てあるプラスチック成形体とするのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、図面を参照しつつ説明する。
【0009】プラスチック成形体1は、未延伸PET、
ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリ
カーボネイト樹脂などの透明な熱可塑性プラスチックか
らなる適度な強度(腰の強さ)を有するプラスチックシ
ートから形成したもので、シート地の厚さは100 μm 〜
1000μm 程度とするのが好ましい。
【0010】プラスチック成形体1は、真空、圧空成形
或いは加熱、プレス成形等により形成してあり、図1〜
図3に示す通り、略同大の矩形状シート体2とシート体
3とを折曲線4を介して連設するとともに、シート体2
の短手辺一辺部分に折曲線5を介してシート体6を連設
してなっている。
【0011】シート体2は、シート体3との接合面とな
るシート面2a側であって、長手辺2bよりの折曲線4
から幅w1、折曲線5から幅w2の位置に平面視略円形
状で直径5mm程度の小突起7を形成してある。また、
シート面2a側から適宜な大きさに凹ませてなる小物収
納用の凹部2cを形成してある。
【0012】シート体3は、シート体2との接合面とな
るシート面3a側であって、長手辺3b(その外側にの
り代aを延設)よりで折曲線4からの幅が幅w1と略同
等の幅w3、短手辺3cからの幅がw2と略同等となる
w4の位置に平面視楕円形状に切欠などして長孔8を形
成してある。この長孔8は、小突起7に向かう方向の長
さが長くなるようにして小突起7との位置関係を設定
し、かつこの方向と直交する方向の幅を小突起7の幅よ
りも若干大きく形成してある。また、シート面3a側か
ら凹部2cに対応する大きさに凹ませることによって、
小物収納用の凹部3dを形成してある。
【0013】シート体6は、シート体2の横幅と略同じ
横幅を有し,シート体3の折返し方向と交差する方向に
折返し可能となるように折曲線5から延設され、その延
出幅がw5となる矩形状に形成してある。また、シート
体2との接合面となるシート面6aであって、折曲線5
からの幅がw2と略同等のw6で、短手辺6bからの幅
がw1と略同等のw7となる位置にシート面6aの裏面
に突出し、小突起2cよりも若干大きい大きさの平面視
略円形状の小凹部9を形成してある。
【0014】以上の構成を有するプラスチック成形体1
を組み立てるには、先ず、シート体2または3を折り曲
げて互いのシート面2a,3aを接面させる。すると、
このとき、w3とw1とが略同等でかつw4とw2とが
略同等であることより、小突起7と長孔8とが折曲線4
を挟んで対称となる位置に形成されているため、長孔8
が小突起7に嵌まり込む。このとき、長孔8は、小突起
7に向かう方向の長さが長くなるように位置関係を設定
し、かつこの方向と直交する方向の幅を小突起7の幅よ
りも大きく形成してあるから、w1とw3とに多少の相
違があっても長孔8が長い分そのずれを吸収でき、小突
起7に確実に嵌め込むことができる。したがって、小突
起7と長孔8とを成形するときに、両者の位置関係に若
干のずれが許容されることとなる。このように、特別に
高精度の打ち抜きその他の成形作業が不要となるから、
その分成形コストを削減することができる。
【0015】次に、折曲線5を介してシート体6を折り
曲げる。すると、w6とw2とが略同等でかつw7とw
1とが略同等であることより、小凹部9と小突起7が折
曲線5を挟んで対称となる位置に形成され、しかも、小
突起7より小凹部9を若干大きく形成してあるため、小
凹部9と小突起7が凹凸嵌合することになる。この状態
において各縁辺部分を接着することにより、プラスチッ
ク成形体1とすることができる。
【0016】なお、小凹部9と小突起7とが確実に嵌合
するためには、w6とw2との間隔を揃えるように成形
の精度を高める必要があるが、w6(w2)は、w1に
比較して短く、それほどの高精度は要さない。
【0017】プラスチック成形体1とする場合、シート
体3の折曲げによる反返りがあるため、接着した縁辺部
分にもこの反返りの力が作用するが、以上のようにシー
ト体6を折り重ねてプラスチック成形体1とする場合に
は、シート体6がシート体3の反返りを押さえることに
なり、その分、接着した縁辺部分の強度を高めることが
できる。したがって、プラスチック成形体1は、閉鎖状
態を強固に維持でき、凹部2cと凹部3dとで形成され
る小物の収納部分はもとより、シート体2とシート体3
の接合面にも異物が侵入することを効果的に排除するこ
とができる。
【0018】さらにまた、小突起7を図4に示すような
形状としてある場合は、シート体3を折曲げて小突起7
に長孔8に嵌め込んだ状態の一時的な維持、すなわち、
シート体3の仮止めが可能になる。
【0019】図4の(A)に示し小突起7は、その側面
の中間部分において、円環状の係止部7aを形成したも
の、同図(B)のものは、天端面の周縁部分に円環状の
係止部7bを形成したものである。なおいずれも図示の
ものは、連続する円環状としてあるが、連続状でなく断
続的にしても良い。また、同図(C)のものは、側面の
中間部分を周面に沿って適宜凹ませて縮径部7cを形成
したものである。
【0020】小突起7を係止部7aまたは7b付にする
と、これに長孔8に嵌め込む際、長孔8の内側周辺を、
係止部7aまたは7bの通過後に下側から当接させて係
止させる状態を維持することができ、縮径部7c付にす
ると、長孔8の内側周辺を縮径部7cに嵌め込んで係止
させる状態を維持することができる。これらの係止状態
を維持することによって、シート体3の仮止めが可能と
なる。かかる仮止めが可能になればシート体3、シート
体6の順に順次折り重ねる際にシート体3を押さえつけ
ることが不要となるので、その分成形作業が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のプラスチック成形体の一例を示す展開
状態の正面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】図1のIII-III 線断面図である。
【図4】小突起の一例を示したもので、(A)は係止部
を側面中間に形成したもの、(B)は天端面の周縁部分
に形成したもの、(C)は縮径部を形成したものをそれ
ぞれ示す側面図である。
【図5】従来のシート体の一例を示し(A)は展開状態
の正面図、(B)は側面図である。
【符号の説明】
1 プラスチック成形体 2,3,6 シート体 4,5 折曲線 7 小突起 8 長孔 9 小凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折曲線の両側に互いに接面可能に形成
    された2枚のシート体の相互の接合面となるシート面の
    一方に小突起を形成するとともに、他方のシート面に当
    該小突起に嵌合可能で当該小突起に向かう方向の長さが
    長くなるように設定された長孔を形成し、上記小突起付
    シート体の周辺部に上記長孔付シート体の折返し方向と
    交差する方向に折返し可能なシート体を折曲線を介して
    延設し、このシート体に上記小突起に嵌合可能な小凹部
    を形成してある構成を有するプラスチック成形体。
  2. 【請求項2】 前記小突起を平面視略円形状に形成す
    るとともに、その周側面に連続または断続的な円環状に
    突出する係止部か或いは凹む縮径部を形成した構成とし
    てある請求項1に記載のプラスチック成形体。
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