JPH11314214A - 水硬性無機質成形体の製造方法 - Google Patents

水硬性無機質成形体の製造方法

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JPH11314214A
JPH11314214A JP12499298A JP12499298A JPH11314214A JP H11314214 A JPH11314214 A JP H11314214A JP 12499298 A JP12499298 A JP 12499298A JP 12499298 A JP12499298 A JP 12499298A JP H11314214 A JPH11314214 A JP H11314214A
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JP
Japan
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permeable sheet
water
suction surface
suction
roll
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Pending
Application number
JP12499298A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Maesako
浩 前迫
Takeshi Kawaguchi
猛 川口
Shuji Yamaoka
修司 山岡
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】透水性シートを波形状に型付けする際に透水性
シートがずれたり、透水性シートにしわが生じたりする
ことない水硬性無機質成形体の製造方法を提供すること
を目的としている。 【解決手段】一側から他側に向かって移動する帯状をし
た透水性シート2を、成形位置の手前で透水性シート2
の中央部から透水性シート2の側縁側に向かって徐々に
サクション面62に沿う波形状に型付けしたのち、サク
ション面62に沿わせた状態で透水性シート上2に原料
供給手段3から水硬性無機質成形材料を供給し、展開ロ
ール33で展開しつつ、サクション面62に設けられた
サクション孔63から透水性シート2越しに水硬性無機
質成形材料中の余剰水分を減圧脱水するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水硬性無機質成形
体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】主に屋根材や壁材等の建築用資材として
用いられる波形状をした水硬性無機質成形体を連続的に
製造する方法として、特公昭29−5537号公報に開
示されているような製造方法が提案されている。
【0003】この製造方法は、一側から他側に向かって
移動する帯状をした透水性シートを、サクション手段の
断面波形状をしたサクション面に沿わせたのち、透水性
シート上に原料供給手段から水硬性無機質成形材料を供
給し、展開ロールで展開しつつ、サクション面に設けら
れたサクション孔から透水性シート越しに水硬性無機質
成形材料中の余剰水分を減圧脱水するようになってい
る。
【0004】しかも、この製造方法では、図5に示すよ
うに、型付け装置100によって、成形位置手前、すな
わち、サクション面によって下方から受けられる手前で
透水性シート200をサクション面に沿う波形状に型付
けするようになっている。
【0005】しかし、型付け装置100は、図5に示す
ように、上下に配置された1対の型付けロール101,
101からなり、この型付けロール101,101によ
って一気に型付けするようになっているので、波の大き
さや曲率によっては透水性シート200がずれたり、透
水性シート200にしわが生じやすい。したがって、成
形体にしわや段が生じる等の製品不良を起こす恐れがあ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて、透水性シートを波形状に型付けする際に
透水性シートがずれたり、透水性シートにしわが生じた
りすることない水硬性無機質成形体の製造方法を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる水硬性無
機質成形体の製造方法は、このような目的を達成するた
めに、一側から他側に向かって移動する帯状をした透水
性シートを、サクション手段の手前でサクション手段の
断面波形状をしたサクション面に沿う形状に予め型付け
したのち、サクション面に沿わせるとともに、サクショ
ン面に沿った透水性シート上に原料供給手段から水硬性
無機質成形材料を供給し、展開ロールで展開しつつ、サ
クション面に設けられたサクション孔から透水性シート
越しに水硬性無機質成形材料中の余剰水分を減圧脱水す
るようになっている水硬性無機質成形体の製造方法にお
いて、透水性シートを中央部から透水性シートの側縁側
に向かって徐々にサクション面に沿う波形状に型付けす
る構成とした。
【0008】また、上記構成において、透水性シート
は、特に限定されないが、フェルトや不織布等で形成さ
れていて、無端ベルト状にすることが好ましい。原料の
展開は、展開ロールを用いることが好ましい。
【0009】展開ロールは、原料供給装置の原料供給口
の前後にそれぞれ設けるとともに原料供給装置ととも
に、透水性シートの進行方向に前後動させながら原料を
展開できるようにすることが好ましい。原料としては、
公知の水硬性無機質成形板の製造に使用されるものであ
れば、特に限定されない。
【0010】また、得られた成形体は、特に限定されな
いが、成形終了後、所定の条件で一定時間養生硬化さ
せ、そののち、必要に応じて塗装を施すこともできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を、
図面を参照しつつ詳しく説明する。図1は本発明にかか
る水硬性無機質成形体の製造方法に用いる製造装置の1
つの実施の形態をあらわしている。
【0012】図1に示すように、この製造装置1は、透
水性シート2と原料供給装置3とサクション手段4と、
型付けロール装置7とを備え、図4に示すような波形状
をした成形板8を成形できるようになっている。
【0013】透水性シート2は、透水性を有し、駆動ロ
ール21と多数のガイドロール22を介して無端ベルト
状になって張設されていて、駆動ロール21の駆動力に
よって、図1の矢印A方向に一定速度で回転するように
なっている。サクション手段4は、減圧ボックス5と多
数のサクションボックス6とを備えている。
【0014】多数のサクションボックス6は、環状にな
ったチェーン(図示せず)を介して無端ベルト状に連結
されていて、このチェーンが掛けられたスプロケット6
1,61が回転駆動することによって透水性シート2と
同じ回転方向に等速度で回転するようになっているとと
もに、透水性シート2の上側平行部分と平行になった
時、すなわち、成形位置まできたとき、各サクションボ
ックス6の上面が透水性シート2の下面に密着するよう
になっている。
【0015】また、サクションボックス6は、図2に示
すように、成形される成形体の一方の面の波形状に沿う
形状に形成されたサクション面62を有し、このサクシ
ョン面62に多数のサクション孔63が穿設されてい
る。
【0016】減圧ボックス5は、図2に示すように、内
部に減圧室51を有し、この減圧室51が真空ポンプや
ブロアーなどの減圧手段に接続されて減圧状態にされる
ようになっているとともに、減圧孔52がその上面に設
けられている。そして、スプロケット61の回転駆動に
よって減圧ボックス5上に移動してきたサクションボッ
クス6を下方から受けるとともに、サクションボックス
6の底に設けられた開口部64および減圧孔52を介し
て減圧室51がサクションボックス6の減圧空間65に
連通し、減圧空間65内を減圧状態にできるようになっ
ている。
【0017】すなわち、サクションボックス6のサクシ
ョン面62に設けられたサクション孔63から透水性シ
ート2越しに原料中の余剰水分を搾水できるようになっ
ている。原料供給装置3は、図1および図2に示すよう
に原料供給管31、展開ロール33,33を備えてい
る。
【0018】両展開ロール33,33は、図2に示すよ
うに、成形しようとする成形板8の他方の面の波形状に
一致するように略瓢箪形に形成されている。
【0019】型付けロール装置7は、図1に示すよう
に、成形位置の直前に設けられていて、図1および図3
に示すように、透水性シート2を上下から挟むように設
けられた3組のロール群7a,7b,7cを備えてい
る。
【0020】成形位置から最も遠い第1のロール群7a
は、図3(a)に示すように、1つのリング状の型付け
部71aを有する上側ロール71と、サクション面62
の波形状の1ピッチ分だけ間隔を隔てて設けられた2つ
のリング状の型付け部72a,72aを有する下側ロー
ル72とから形成されていて、上側ロール71の型付け
部71aが透水性シート2のサクション面62の波形状
の最も中央の谷部に当たる部分を上側から押圧し、下側
ロール72の型付け部72a,72aが、透水性シート
2の型付け部71aと半ピッチ分ずれた状態に配置され
て透水性シート2を下側から支持するようになってい
る。すなわち、図3(a)に示すように、透水性シート
2の中央部のみを波形状に型付けするようになってい
る。
【0021】つぎの第2のロール群7bは、図3(b)
に示すように、サクション面62の波形状の1ピッチず
つ間隔を隔てて設けられた3つのリング状型付け部73
a,73a,73aを有する上側ロール73と、サクシ
ョン面62の波形状の1ピッチずつ間隔を隔てて設けら
れた4つのリング状型付け部74a,74a,74a,
74aを有する下側ロール74とから形成されている。
そして、上側ロール73がその中央の型付け部73aに
よって透水性シート2のサクション面62の波形状の最
も中央の谷部に当たる部分を上側から押圧するように配
置されているとともに、下側ロール74がその型付け部
74aを上側ロール73の型付け部73aと半ピッチず
つずれた状態で配置されている。
【0022】すなわち、図3(b)に示すように、透水
性シート2の中央部およびその左右の1ピッチ分をそれ
ぞれ波形状に型付けするようになっている。
【0023】成形位置に最も近い第3のロール群7c
は、図3(c)に示すように、サクション面62の波形
状の1ピッチずつ間隔を隔てて設けられた5つのリング
状型付け部75a・・・75aを有する上側ロール75
と、サクション面62の波形状の1ピッチずつ間隔を隔
てて設けられた5つのリング状型付け部76a・・・7
6aを有する下側ロール76とから形成されている。そ
して、上側ロール75がその中央の型付け部75aによ
って透水性シート2のサクション面62の波形状の最も
中央の谷部に当たる部分を上側から押圧するように配置
されているとともに、下側ロール76がその型付け部7
6aを上側ロール75の型付け部75aと半ピッチずつ
ずれた状態で配置されていている。
【0024】すなわち、図3(c)に示すように、透水
性シート2の中央部およびその左右の2ピッチ分をそれ
ぞれ波形状に型付けするようになっている。
【0025】この製造装置1は、以上のようになってお
り、透水性シート2およびサクションボックス6を同一
方向に同一速度で回転させるとともに、減圧ボックス5
内を減圧手段で減圧しながら、型付けロール装置7でサ
クションボックス6のサクション面に沿うように型付け
された透水性シート2上に原料供給装置3から原料を供
給し、展開ロール33,33によって展開すると同時
に、サクション手段4によって透水性シート2越しに原
料中の余剰水分を減圧脱水し、断面波形状をした長尺の
水硬性無機質成形体を連続的に得ることができる。
【0026】しかも、この製造装置1では、上記のよう
に透水性シート2が3段階にわけて、中央部から徐々に
外側に向かって波形状に型付けされるようになっている
ので、透水性シート2がずれたりしない上、透水性シー
トにしわなども発生することがなく、透水性シート2を
サクション面62の波形状に沿う波形状に型付けするこ
とができる。
【0027】したがって、深い波形状の成形体であって
も、透水性シートのずれやしわによる製品不良の発生を
確実に防止できる。
【0028】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製造
方法は、上記の実施の形態に限定されない。たとえば、
上記の実施の形態では、減圧孔52が減圧ボックス5の
幅方向の略全幅に渡って設けられていたが、長孔状にし
ても構わない。長孔状にした場合、減圧孔は、1つに限
らず、平行に複数設けるようにしても構わない。また、
サクションボックス6の開口部64も長孔状にしても構
わない。
【0029】
【発明の効果】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製
造方法は、以上のように構成されているので、透水性シ
ートがずれたり、透水性シートにしわが生じたりするこ
となく、透水性シートを波形状に型付けすることができ
る。したがって、成形体にしわや段が生じる等の製品不
良を起こすことがなくなり、製品ロス等もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる水硬性無機質成形体の製造方法
に使用する製造装置の1つの実施の形態を模式的にあら
わす側面図である。
【図2】図1の製造装置の成形位置でのサクションボッ
クスと減圧ボックスとの状態をあらわす断面図である。
【図3】図1の製造装置の型付けロール装置での透水性
シートの段階的な型付け状態を説明する図であって、同
図(a)は第1ロール群での型付け状態、同図(b)は
第2ロール群での型付け状態、同図(c)は第3ロール
群での型付け状態をそれぞれあらわしている。
【図4】図1の製造装置で得られる成形体の斜視図であ
る。
【図5】従来の製造装置の透水性シートを型付けした状
態の型付けロール装置の正面図である。
【符号の説明】
1 製造装置 2 透水性シート 3 原料供給装置 33 展開ロール 4 サクション手段 5 減圧ボックス 6 サクションボックス 62 サクション面 63 サクション孔 7 型付けロール装置 8 成形体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一側から他側に向かって移動する帯状をし
    た透水性シートを、サクション手段の手前でサクション
    手段の断面波形状をしたサクション面に沿う形状に予め
    型付けしたのち、サクション面に沿わせるとともに、サ
    クション面に沿った透水性シート上に原料供給手段から
    水硬性無機質成形材料を供給し、展開ロールで展開しつ
    つ、サクション面に設けられたサクション孔から透水性
    シート越しに水硬性無機質成形材料中の余剰水分を減圧
    脱水するようになっている水硬性無機質成形体の製造方
    法において、透水性シートを中央部から透水性シートの
    側縁側に向かって徐々にサクション面に沿う波形状に型
    付けすることを特徴とする水硬性無機質成形体の製造方
    法。
JP12499298A 1998-05-07 1998-05-07 水硬性無機質成形体の製造方法 Pending JPH11314214A (ja)

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