JPS63202428A - 合成樹脂シ−トの表面賦形方法及び表面賦形装置 - Google Patents

合成樹脂シ−トの表面賦形方法及び表面賦形装置

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JPS63202428A
JPS63202428A JP3540487A JP3540487A JPS63202428A JP S63202428 A JPS63202428 A JP S63202428A JP 3540487 A JP3540487 A JP 3540487A JP 3540487 A JP3540487 A JP 3540487A JP S63202428 A JPS63202428 A JP S63202428A
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synthetic resin
resin sheet
shaping
roll
shaping roll
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JP3540487A
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Yasuyoshi Noda
泰義 野田
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KTX Corp
Konan Tokushu Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は壁用シート、フロア用シート、テーブルクロス
、自動車の内装用シート、自動二輪車の座席用シート、
その等の各種用途に使用される合成樹脂シートの表面に
、凹凸模様を連続的に賦形する方法及びその方法に使用
する装置に関するものである。なお、本明細書において
凹凸模様とは、通常の模様のみならず、文字、図形、記
号等も含む概念である。
(従来の技術) 前述した各種合成樹脂シートには、装飾効果や感触を高
めるため、その表面に凹凸模様の賦形されたものが多い
従来、その表面賦形方法及びその方法に使用する装置と
して代表的なものに、第8,9図に示すようなものがお
る。
すなわち、透孔を持たない外壁よりなる賦形用ロール5
1の外表面に凹凸模様52を設け、該賦形用ロール51
に対し合成樹脂シート54の厚さより小さい間隔で小径
の補助ロール53を平行配置するとともに、該賦形用ロ
ール51又は補助ロール53を図示しない回転装置によ
って回転させる。そして、該賦形用ロール51と補助ロ
ール53の間に可塑状態の合成樹脂シート54を連続的
に供給することにより該合成樹脂シート54を賦形用ロ
ール51に押し付け、該合成樹脂シート54の表面に前
記凹凸模様52を転写賦形するというものである。
この方法及び装置によれば、長尺状の合成樹脂シート5
4の表面を連続的に賦形することができ、効率が高いと
いう利点がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記の従来方法及び装置では、賦形用ロール
51から合成樹脂シート54への凹凸模様の転写性がさ
ほど高くないため、合成樹脂シート54の表面に正確な
凹凸模様が賦形されないという問題があった。
すなわち、第9図に示すように、賦形用ロール51と補
助ロール53の間に合成樹脂シート54を挟んだとき、
該合成樹脂シート54は凹凸模様52における凹部52
a内に進入するようにして変形するが、該凹部52a内
にあった空気Eが合成樹脂シート54によって密封及び
圧縮されるため、その圧縮空気Eが、合成樹脂シート5
4が凹部52aの底部まで進入するのを妨げてしまうか
らである。
また、合成樹脂シート54には、一様な模様のほかにも
、商品名や製造会社名等を表わす文字、図形、記号等の
凹凸模様を一定周期で賦形したい場合があるが、従来方
法及び装置ではこの周期を長くすることができないとい
う問題もあった。
すなわち、合成樹脂シート54に賦形される凹凸模様が
長手方向に繰り返される周期は、賦形用ロール51の直
径を大きくしてその周長を長くするほど長くなる。とこ
ろが、前記賦形用ロール51の直径を大きくすると、合
成樹脂シート54との接触面積が大きくなって単位面積
当たりの押付力が小さくなり、転写性がざらに低くなっ
てしまうため、該直径を大きくするには限界があったの
である。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) そこで、前記問題点を解決するために、本第1発明の合
成樹脂シートの表面賦形方法では、外表面に凹凸模様を
設けた通気性多孔質の賦形用ロールを回転させ、該賦形
用ロールの外表面に可塑状態の合成樹脂シートを連続的
に供給しながら押し付けて、該合成樹脂シートの表面に
前記凹凸模様を転写賦形するという手段をとった。
また、本第2発明の合成樹脂シートの表面賦形装置は、
外表面に凹凸模様を設けた通気性多孔質の賦形用ロール
と、該賦形用ロールの回転装置と、該賦形用ロールの外
表面に可塑状態の合成樹脂シートを連続的に供給する供
給装置と、前記賦形用ロールに合成樹脂シートを押付け
る押付装置とから構成した。
(作用) 第1発明において、賦形用ロールの外表面に合成樹脂シ
ートが押し付けられると、−可塑状態の合成樹脂シート
は凹凸模様における凹部内に進入するようにして変形す
るため、該合成樹脂シートの表面に凹凸模様が連続的に
転写賦形される。
このとき、凹部内にあった空気は合成樹脂シートによっ
て押圧されるが、該空気は賦形用ロールに形成された多
数の通気孔から該賦形用ロールの内部へと逃げてしまい
、圧縮されることはない。
従って、合成樹脂シートの表面は凹部の底部まで進入す
ることができる。
第2発明において、供給装置は合成樹脂シートを加熱、
押出成形等することにより高温の可塑状態とし、賦形用
ロールの外表面に送る。押付装置は賦形用ロールに合成
樹脂シートを巻き付けたり、直接押し付けたりすること
により、押付力を付与する。賦形用ロールは合成樹脂シ
ートの表面に凹凸模様を転写するが、このとき賦形用ロ
ールに形成された多数の通気孔は凹凸模様と樹脂シート
との間に挟まれた空気を逃がすよう作用する。
(第1実施例) 以下、本発明を具体化した第1実施例を第1〜5図に従
って説明する。
本実施例によって表面賦形する合成樹脂シート1は、塩
化ビニル、塩化ビニリデン、ポリエチレン1.ポリプロ
ピレン、飽和ポリエステル、ポリアミド(ナイロン等)
、酢酸ビニル共重合体、その他各種の熱可塑性合成樹脂
よりなる長尺状のシートであって、収納ドラム2に巻回
されている。
先ず、本実施例に使用する表面賦形装置について説明す
ると、前記収納ドラム2は繰出装置25によって回転駆
動可能に支持されており、その繰り出し部位には合成樹
脂シート1を案内する一対の送りローラ3が配設されて
いる。この送りローラ3の先方には合成樹脂シート1を
電熱ヒータ、高周波加熱手段等により高温加熱して可塑
化する加熱装置4が設けられ、合成樹脂シート1が通過
可能になっている。この加熱装置4の出口には別の送り
ローラ5が設けられており、これらの送りローラ3,5
及び加熱装置4から、後述する賦形用ロール7の外表面
に可塑状態の合成樹脂シート1を連続的に供給するため
の供給装置6が構成されている。
また、送りローラ5の先方には合成樹脂シート1の表面
を賦形するための賦形用ロール7が配設され、該賦形用
ロール7は次のように構成されている。
すなわち、本体部分であるローラ部8は?!電鋳法よっ
て例えばニッケルを電@させることにより、直径は大き
く(例えば、20〜50CIR)肉厚は薄い(例えば、
厚さ3〜71m)円筒形状に形成されている。同ローラ
部8の外表面には凹凸模様(本実施例ではシボ模様)9
が前記電鋳法と同時に形成されており、第3図に示すよ
うに、該凹凸模様9における多数の凹部9aは凸部9b
によってほぼ独立している。また、この凹凸模様9はそ
の一箇所に商品名や製造会社名等を表わす凹状の文字部
9Cを包含している。
ざらに、このローラ部8には前記電鋳法を故意に多孔質
となるよう種々調整して行うことによって多数の通気孔
10が貫通形成されているため、該ローラ部8は通気性
多孔質となっている。この通気孔10は、第3図に示す
ように、はぼ各凹部9a(文字部9C)ごとに1個又は
2個以上開口するように形成されており、ローラ部8の
外表面から内表面に向かうにつれて徐々に拡径するテー
バ状の孔となっている。なお、ローラ部8の内周の要所
には該ローラ部8の潰れを防止するための補強リング1
1が装着されている。
上記ローラ部8の両端面には各々ローラ部8の内周に嵌
合する突部12a、13aを備えた蓋体12.13がロ
ーラ部8内を密閉するように取着され、一方の蓋体12
には支軸14が取着されているとともに、賦形用ロール
7を回転させるための電動モータ等よりなる回転装置1
5がギヤ機構16を介して接続されている。
また、他方の蓋体13の中央部には吸引管を兼ねた支軸
17が軸受17aを介して取着されており、前記両支軸
14.17は図示しない支持VicMによって支持され
ている。従って、ローラ部8等が回転しても、軸受17
aの作用により支軸17は回転しないようになっている
。この吸引管を兼ねた支軸17には前記賦形用ロール7
の内部を減圧するための真空ポンプ等よりなる減圧装置
18がバイブ19を介して接続されている。
続いて、前記賦形用ロール7の直上には該賦形用ロール
7の外表面に合成樹脂シート1を押付ける押付装置とし
ての第1及び第2の押付ローラ20.21が平行配置さ
れており、入口側の第1押付ローラ20は合成樹脂シー
ト1を賦形用ロール7に巻き付けることで押し付けるよ
うに機能し、出口側の第2押付ローラ21は合成樹脂シ
ート1をこれに引張力を与えることで賦形用ロール7に
押し付けるように機能するものである。
出口側の第2押付ローラ21の先方には別の送りロー5
22が配設され、該送りローラ22の直ぐ先方には巻取
ドラム23が巻取装置26によって回転駆動可能に支持
されている。
さて次に、上記表面賦形装置を用いて合成樹脂シート1
の表面を賦形する方法について説明するが、この方法に
は■賦形用ロール7の外表面に合成樹脂シート1を単に
押し付けて行う方法と、■さらに減圧装置18による吸
引も併せて行う方法とがある。
まず、前者の方法■について説明すると、収納ドラム2
から合成樹脂シート1を引き出し、供給装置6を構成し
ている送りローラ3、加熱装置4及び送りローラ5を通
してから、入口側の第1押付ローラ20で折り返すよう
にして賦形用ロール7のほぼ全周に巻き付け、出口側の
第2押付ローラ21からまた折り返すようにして引き出
し、送りローラ22を通して巻取ドラム23に若干長さ
だけ巻回する。
続いて、賦形用ロール7と、その入口側の収納ドラム2
、送りローラ3,5及び第1押付ローラ20と、出口側
の第2押付はロー521、送りローラ22及び巻取ドラ
ム23とを回転駆動させることにより、合成樹脂シート
1を送る。この送り速度は15〜25TrL/分の範囲
が好ましい。これより早いと合成樹脂シート1が過剰な
テンションで損傷したり賦形が確実に行われなくなった
りし、これより遅いと効率が低下するのみで利点はない
からである。
また、加熱装置14を作動させ、合成樹脂シート1を連
続的に高温加熱して可塑化させる。この加熱温度(樹脂
の温度)は勿論合成樹脂シート1の材質により異なるが
、例えば塩化ビニルの場合は170〜220℃程度が好
ましい。これより高いと合成樹脂シート1が軟化しすぎ
て損傷しやすく、これより低いと賦形性が低下するから
である。
以上により、賦形用ロール7の外表面に可塑状態の合成
樹脂シート1が連続的に供給されるようになる。
すると、賦形用ロール7のほぼ全周に合成樹脂シート1
を巻き付けている押付装置としての第1及び第2の押付
ローラ20,21が、賦形用ロール7の外表面に合成樹
脂シート1を押し付けるよう機能する。
このとき、賦形用ロール7の入口側の送り速度を賦形用
ロール7の回転速度よりやや早く設定し、入口側の速度
を該回転速度よりやや遅く設定すると、合成樹脂シート
1に適度なテンションが与えられて、賦形用ロール7に
対する合成樹脂シート1の押付力がざらに増加するので
有効である。
上記のようにして、賦形用ロール7の外表面に合成樹脂
シート1が押し付けられると、可塑状態の合成樹脂シー
ト1は凹凸模様9における凹部9a内に進入するように
して変形するため、該合成樹脂シート1の表面に凹凸模
様9が連続的に転写賦形され、第5図に示すように転写
凹凸模様27が形成される。
このとき、凹部9a内にあった空気Eは合成樹脂シート
1によって押圧されるが、本発明において、該空気Eは
第4図に示すようにローラ部8に形成された多数の通気
孔10から該ローラ部8の内部へと逃げてしまい、圧縮
されることはない。
従って、合成樹脂シート1の表面は凹部52aの底部ま
で進入することができるので、凹凸模様9が確実かつ正
確に転写される効果がある。
また、賦形用ロール7は可塑化した合成樹脂シート1の
冷却ロールとしても機能するため、合成樹脂シート1が
賦形用ロール7から一離脱するころには可塑状態から通
常の状態に戻っている。
以上のようにして表面賦形された合成樹脂シート1は送
りローラ22を経て巻取ドラム23に巻き取られ、連続
的に製品となる。従って、本方法による効率は極めて高
い。
ここで、前述したように凹凸模様9は文字部9Cを含ん
でいるため、合成樹脂シート1の製品に゛は第5図に示
すように、文字部9Cが転写されてなる転写文字部27
cが長手方向に一定周期で賦形されるが、本発明によれ
ばこの周期を長く設定することができるという効果も奏
する。なぜなら、この周期は賦形用ロール7の周長で決
まるところ、本発明の賦形用ロール7はその直径を大き
くしても転写性が低下しないので、該周長を大きくする
ことができるからである。
次に、前記後者の方法■について説明すると、この方法
は賦形用ロール7の外表面に合成樹脂シート1が押し付
けられているときに、前記減圧装M18を作動させて賦
形用ロール7の内部を減圧し、賦形用ロール7の外表面
に合成樹脂シート1を吸引させる点において前記方法■
と相違している。賦形用ロール7の内部気圧は500m
Hg以上・大気圧以下でも十分な吸引効果がある。これ
より低くしても、減圧装置18の規模や減圧時間が増加
するだけであまり利点はない。
この方法■によれば、賦形用ロール7に対する合成樹脂
シート1の押付力に吸引力が加わるので、前記方法■に
比べてさらに転写性が高くなり、微細な凹凸模様又は起
伏が急激でなおかつ深い凹凸模様であっても、確実かつ
正確に転写賦形されるという効果がある。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例を第6,7図に基づいて説明
すると、本実施例に使用する表面賦形装置は、前記賦形
用ロール7の内部を4つの分室に放射状かつ隔離状に分
割するとともに、所定位置に順次位置する分室の内部を
次々と減圧する減圧装置と、別の所定位置に順次位置す
る分室の内部を次々と圧空する圧空装置とを設けた点に
おいて前記第1実施例と相違し、本実施例の方法は同表
面賦形装置を用いて圧空工程を加えた点において第1実
施例と相違している。
すなわち、賦形用ロール7のローラ部8の内部は断面十
字状に交差する隔壁30によって4つの分室31.32
,33.34に分割され、一方の蓋体13には各分室3
1.32,33.34に独立して貫通する4つの長孔3
5,36.37,38が同一円上に互いに独立して設け
られている。
また、この蓋体13の端面にはそれ自体回転しない摺動
板40が摺動可能かつ周囲の外気に対しては気密状に当
接されており、該摺動板40の右下、左下、左上の3位
置には前記長孔35,36゜37.38に交互に連通ず
る通気管41,42゜43が各々設けられている。そし
て、右下及び左下位置の通気管41.42には前記減圧
装置18が接続され、左上位置の通気管43にはエアポ
ンプ等よりなる圧空装置44が接続されている。
従って、減圧装置18は右下及び左下位置に順次位置す
る分室31.32,33,34の内部を次々と減圧する
ものであり、圧空装置44は左上位置に順次位置する分
室31,32,33.34の内部を次々と圧空するもの
である。
なお、第1押付ローラ20は賦形用ロール7の右方に配
設され、第2押付ローラ21は賦形用口−ル7の上方に
配設されている。
次に、上記表面賦形装置を用いて合成樹脂シート1の表
面を賦形する方法について説明する。
第1実施例と同様にして可塑化した合成樹脂シート1を
賦形用ロール7に供給すると、第1及び第2の押付ロー
ラ20,21は合成樹脂シート1を賦形用ロール7外周
面の布部から右回りに上部までの3/4周部分に押し付
ける。
このとき、第6図の瞬間においては、右下及び左下位置
に位置している分室31.32の内部が減圧装置18に
より通気管41,42及び長孔35.36を通して減圧
されるため、これらの分室31.32に対応するローラ
部8外表面に合成樹脂シート1が吸引されて、凹凸模様
9が転写賦形される。
同時に、左上に位置している分室33の内部が圧空装置
44により通気管43及び長孔37を通して圧空される
ため、この分室33に対応するローラ部8左上位置の多
数の通気孔10がら空気が吹き出し、それ以前の右下及
び左下位置で表面賦形の終っている合成樹脂シート1が
ローラ部8外表面から剥離される。
上記減圧及び圧空は、賦形用ロール7の回転に伴って、
各分室31,32,33,34について順次行われる。
従って、本実施例によれば、第1実施例の効果を発揮す
ることは勿論のこと、賦形用ロール7と合成樹脂シート
1との剥離性が飛躍的に高くなるので、剥離抵抗が減少
し、合成樹脂シート1に転写形成された転写凹凸模様2
7が剥離時に一部損傷するおそれもなくなるという効果
を奏する。
なお、本発明は前記実施例の構成に限定されるものでは
なく、例えば以下のように発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更して具体化することもできる。
(1) 賦形用ロール7は鋳造法、切削法、その他の各
種方法で形成することもできる。
(2) 賦形用ロール7の外表面に設ける凹凸模様9は
、前述したように一般的な各種模様のほか文字、図形、
記号等も含むが、本発明の転写性の優秀性は微細な凹凸
模様に対して特に効果的に発揮される。例えば、前記シ
ボ模様やスウエード模様等を挙げることができる。
(3) 賦形用ロール7の通気孔10は、電鋳時に他の
方法によって形成することもできるし、賦形用ロール7
の形成後にキリ、レーザ、その他の各種方法で形成する
こともできる。
ただし、前記実施例のように賦形用ロール7の電鋳時に
形成すれば、製造納期の短縮、製造コストの低減、労力
の軽減、小さい孔径も可能、孔径の統一、テーパ孔であ
ることに基づく流動抵抗の減少等という多くの利点があ
るため、極めて有利である。
(4) 賦形用ローシフ0回転装置は、前記実施例のよ
うに該賦形用ロール7を直接回転させるものでも、合成
樹脂シート1を介して間接的に回転させるものであって
もよい。
(5) 該賦形用ロール7の外表面に可塑状態の合成樹
脂シート1を連続的に供給する供給装置とは、前記加熱
装置4のみならず、可塑化した合成樹脂を直接シート状
に押し出す押出装置等も含む概念である。
(6) 賦形用ロール7に合成樹脂シート1を押付ける
押付装置は、賦形用ロール7との間に合成樹脂シート1
を挟みうるローラでもよいし、ヘラ、空気圧、その他の
手段でもよい。
(7) 賦形用ロール7の内部を分割する分室は2以上
であればよく、その数に限定はない。
(8) 第2実施例において左下位置に順次位置する分
室については、圧空してもよいし、減圧も圧空もしない
ようにしてもよい。
(9) 第2実施例では摺動板40を利用して減圧と圧
空とを切替えたが、いずれの分室31,32.33.3
4も減圧及び圧空可能にしておき、位置センサ、マイコ
ン、電磁弁等を利用して減圧と圧空を切替えるようにし
てもよい。
発明の効果 以上詳述したように、第1発明の方法又は第2発明の装
置によれば、合成樹脂シートの表面に凹凸模様を確実か
つ正確に賦形することができ、賦形動率も高いという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本発明を具体化した第1実施例を示し、第
1図は表面賦形装置全体を一部切断して示す概略正面図
、第2図は賦形用ロール等を示す分解斜視図、第3図は
賦形用ロール外表面の部分拡大斜視図、第4図は賦形用
ロール7に合成樹脂シートが押付けられる様子を示す部
分拡大断面図、第5図は表面賦形された合成樹脂シート
の表面図、第6図は第2実施例の賦形用ロール等を示す
断面図、第7図は同賦形用ロール等の部分分解斜視図、
第8図は従来例の断面図、第9図は同従来例の要部拡大
断面図である。 1・・・合成樹脂シート、6・・・供給装置、7・・・
賦形用ロール、9・・・凹凸模様、18・・・減圧装置
、 20・・・押付装置としての第1押付ローラ、21・・
・同じく第2押付ローラ、 31.32,33,34・・・分室、 44・・・圧空装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、外表面に凹凸模様(9)を設けた通気性多孔質の賦
    形用ロール(7)を回転させ、該賦形用ロール(7)の
    外表面に可塑状態の合成樹脂シート(1)を連続的に供
    給しながら押し付けて、該合成樹脂シート(1)の表面
    に前記凹凸模様(9)を転写賦形することを特徴とする
    合成樹脂シートの表面賦形方法。 2、前記賦形用ロール(7)の外表面に可塑状態の合成
    樹脂シート(1)を押し付けたとき、該賦形用ロール(
    7)の内部を減圧することによって該賦形用ロール(7
    )の外表面に合成樹脂シート(1)を吸引させる特許請
    求の範囲第1項に記載の合成樹脂シートの表面賦形方法
    。 3、前記賦形用ロール(7)はその内部が2以上の分室
    (31、32、33、34)に放射状かつ隔離状に分割
    されたものであり、該賦形用ロール(7)の外表面に可
    塑状態の合成樹脂シート(1)を押し付けたとき、所定
    位置に順次位置する分室(31、32、33、34)の
    内部を次々と減圧することによって該賦形用ロール(7
    )の外表面に合成樹脂シート(1)を吸引させて、該合
    成樹脂シート(1)の表面に前記凹凸模様(9)を転写
    賦形するとともに、別の所定位置に順次位置する分室(
    31、32、33、34)の内部を次々と圧空すること
    により該賦形用ロール(7)から合成樹脂シート(1)
    を剥離させる特許請求の範囲第1項に記載の合成樹脂シ
    ートの表面賦形方法。 4、外表面に凹凸模様(9)を設けた通気性多孔質の賦
    形用ロール(7)と、該賦形用ロール(7)の回転装置
    (15)と、該賦形用ロール(7)の外表面に可塑状態
    の合成樹脂シート(1)を連続的に供給する供給装置(
    6)と、前記賦形用ロール(7)に合成樹脂シート(1
    )を押付ける押付装置(20、21)とから構成された
    合成樹脂シートの表面賦形装置。 5、前記賦形用ロール(7)にはその内部を減圧する減
    圧装置(18)が接続されている特許請求の範囲第4項
    に記載の合成樹脂シートの表面賦形装置。 6、前記賦形用ロール(7)はその内部が2以上の分室
    (31、32、33、34)に放射状かつ隔離状に分割
    されたものであり、該賦形用ロール(7)には所定位置
    に順次位置する分室(31、32、33、34)の内部
    を次々と減圧する減圧装置(18)と、別の所定位置に
    順次位置する分室(31、32、33、34)の内部を
    次々と圧空する圧空装置(44)とが接続されている特
    許請求の範囲第4項に記載の合成樹脂シートの表面賦形
    装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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