JPH11314102A - 非対称形鋼およびその製造方法 - Google Patents
非対称形鋼およびその製造方法Info
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- JPH11314102A JPH11314102A JP12146798A JP12146798A JPH11314102A JP H11314102 A JPH11314102 A JP H11314102A JP 12146798 A JP12146798 A JP 12146798A JP 12146798 A JP12146798 A JP 12146798A JP H11314102 A JPH11314102 A JP H11314102A
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- flange
- mill
- leg length
- rolling
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長およびフ
ランジ厚さの両者が異なる非対称形鋼の製造方法を提案
する 【解決手段】 一方の水平ロールのロール幅を他方の水
平ロールのロール幅より大きくした粗ユニバーサルミル
と、一方のウェブ拘束ローラのローラ幅を他方のローラ
幅より大きくするとともに、ウェブ拘束ローラ幅が大き
い側でのロール脚長を小さくした脚長可変型エッジャー
ミルと、を用いて圧延したのち、一方の水平ロールのロ
ール幅を他方の水平ロールのロール幅より大きくした仕
上げユニバーサルミルで圧延する。
ランジ厚さの両者が異なる非対称形鋼の製造方法を提案
する 【解決手段】 一方の水平ロールのロール幅を他方の水
平ロールのロール幅より大きくした粗ユニバーサルミル
と、一方のウェブ拘束ローラのローラ幅を他方のローラ
幅より大きくするとともに、ウェブ拘束ローラ幅が大き
い側でのロール脚長を小さくした脚長可変型エッジャー
ミルと、を用いて圧延したのち、一方の水平ロールのロ
ール幅を他方の水平ロールのロール幅より大きくした仕
上げユニバーサルミルで圧延する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、粗ユニバーサルミ
ル、脚長可変型エッジャーミルおよび仕上げユニバーサ
ルミルとを用いるウェブを挟んだ両側でフランジの厚さ
および脚長の両者が異なる非対称形鋼の製造方法に関す
る。本発明でいう、ウェブを挟んだ両側で、フランジの
厚さおよび脚長の両側が異なる非対称形鋼とは、図１に
示すように、ウェブａの上側のフランジｂの厚さＴ b と
脚長Ｈb が、ウェブａの下側のフランジｃの厚さＴc と
脚長Ｈc とそれぞれ異なる非対称形鋼をいう。図１に
は、Ｔb ＜Ｔc 、Ｈb ＜Ｈc の場合を示したがその逆の
場合も含まれる。
ル、脚長可変型エッジャーミルおよび仕上げユニバーサ
ルミルとを用いるウェブを挟んだ両側でフランジの厚さ
および脚長の両者が異なる非対称形鋼の製造方法に関す
る。本発明でいう、ウェブを挟んだ両側で、フランジの
厚さおよび脚長の両側が異なる非対称形鋼とは、図１に
示すように、ウェブａの上側のフランジｂの厚さＴ b と
脚長Ｈb が、ウェブａの下側のフランジｃの厚さＴc と
脚長Ｈc とそれぞれ異なる非対称形鋼をいう。図１に
は、Ｔb ＜Ｔc 、Ｈb ＜Ｈc の場合を示したがその逆の
場合も含まれる。
【０００２】
【従来の技術】最近では多様な構造に対処できるように
上下対称の形鋼に加えて、上下非対称の形鋼が要望され
ている。この要望に対し、例えば、特開昭56-126002 号
公報には、図８に示すような、ウエブを挟んだ両側でフ
ランジの脚長が略同一寸法でフランジの厚みが異なる非
対称形鋼の圧延方法が開示されている。この圧延方法
は、ユニバーサルミルおよびこれに連続した整形圧延機
（エッジャーミル）を用いて上下フランジの厚みが異な
る非対称形鋼を圧延する圧延方法であるが、ユニバーサ
ルミルでは水平ロールの幅が上下で異なるロールを用い
るため、水平ロールの幅が小さいロールで圧延されるフ
ランジ厚の厚い側の脚長が、水平ロールの幅が大きいフ
ランジ厚の薄い側の脚長より長くなる。このため、ユニ
バーサル圧延機に連続した整形圧延機（エッジャーミ
ル）では、ロールのフランジ先端相当面からウェブ相当
面までの寸法を、フランジの厚い側では目標寸法よりわ
ずかに小さくし、フランジの薄い側ではほぼ最終目標寸
法または目標寸法よりわずかに大きくしたロールを用
い、ウェブ部のロール隙間を材料のウェブを圧下しない
範囲に設定して、フランジ脚長の修正、補償を行ってい
る。しかしながら、特開昭56-126002 号公報に記載され
た技術では、ウェブを挟んだ両側でフランジ厚さのみが
上下で異なる非対称形鋼の製造を目的としており、この
ため、エッジャーミルロールは両側の脚長を一致させる
ためにのみ用いられており、両側の脚長差をより拡大す
るために、エッジャーミルを十分に活用しているもので
はない。すなわち、この技術では、ウェブを挟んだ両側
でフランジ厚さとフランジ脚長が異なる非対称形鋼を製
造することはできない。
上下対称の形鋼に加えて、上下非対称の形鋼が要望され
ている。この要望に対し、例えば、特開昭56-126002 号
公報には、図８に示すような、ウエブを挟んだ両側でフ
ランジの脚長が略同一寸法でフランジの厚みが異なる非
対称形鋼の圧延方法が開示されている。この圧延方法
は、ユニバーサルミルおよびこれに連続した整形圧延機
（エッジャーミル）を用いて上下フランジの厚みが異な
る非対称形鋼を圧延する圧延方法であるが、ユニバーサ
ルミルでは水平ロールの幅が上下で異なるロールを用い
るため、水平ロールの幅が小さいロールで圧延されるフ
ランジ厚の厚い側の脚長が、水平ロールの幅が大きいフ
ランジ厚の薄い側の脚長より長くなる。このため、ユニ
バーサル圧延機に連続した整形圧延機（エッジャーミ
ル）では、ロールのフランジ先端相当面からウェブ相当
面までの寸法を、フランジの厚い側では目標寸法よりわ
ずかに小さくし、フランジの薄い側ではほぼ最終目標寸
法または目標寸法よりわずかに大きくしたロールを用
い、ウェブ部のロール隙間を材料のウェブを圧下しない
範囲に設定して、フランジ脚長の修正、補償を行ってい
る。しかしながら、特開昭56-126002 号公報に記載され
た技術では、ウェブを挟んだ両側でフランジ厚さのみが
上下で異なる非対称形鋼の製造を目的としており、この
ため、エッジャーミルロールは両側の脚長を一致させる
ためにのみ用いられており、両側の脚長差をより拡大す
るために、エッジャーミルを十分に活用しているもので
はない。すなわち、この技術では、ウェブを挟んだ両側
でフランジ厚さとフランジ脚長が異なる非対称形鋼を製
造することはできない。
【０００３】一方、特開平5-123703号公報には、図９に
示すような、ウェブを挟んだ両側でフランジの厚みが略
同一寸法でフランジの脚長が異なる上下非対称形鋼の圧
延方法が開示されている。この圧延方法は、ユニバーサ
ルミルの水平ロールの幅を上下で同一とし、初期パスで
は竪ロールを反圧延方向に移動して、ウェブ噛込みより
フランジ噛込みを先行させて圧延し、所望のフランジ片
幅差が得られたのちは、竪ロールを圧延方向に移動して
フランジ噛込みよりウェブ噛込みを先行させて圧延し、
整形ロールのフランジ圧下部の孔型深さをフランジ脚長
に合わせて調整可能なエッジャーミルを用いてフランジ
を整形する上下非対称形鋼の圧延方法である。しかしな
がら、特開平5-123703号公報に開示された技術は、ユニ
バーサルミルにおけるウェブとフランジの噛込み位置を
変更することによりウェブ位置の付け替えを行い上下の
フランジ脚長を変化させているが、ウェブを挟んだ両側
でフランジ脚長のみが異なる非対称形鋼の製造を目的と
しており、フランジ厚さの非対称化は考慮されておら
ず、ましてや、エッジャーミルをフランジ厚さの非対称
化に活用したものではない。すなわち、この技術では、
ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長とフランジ厚さが異
なる非対称形鋼を製造することはできない。
示すような、ウェブを挟んだ両側でフランジの厚みが略
同一寸法でフランジの脚長が異なる上下非対称形鋼の圧
延方法が開示されている。この圧延方法は、ユニバーサ
ルミルの水平ロールの幅を上下で同一とし、初期パスで
は竪ロールを反圧延方向に移動して、ウェブ噛込みより
フランジ噛込みを先行させて圧延し、所望のフランジ片
幅差が得られたのちは、竪ロールを圧延方向に移動して
フランジ噛込みよりウェブ噛込みを先行させて圧延し、
整形ロールのフランジ圧下部の孔型深さをフランジ脚長
に合わせて調整可能なエッジャーミルを用いてフランジ
を整形する上下非対称形鋼の圧延方法である。しかしな
がら、特開平5-123703号公報に開示された技術は、ユニ
バーサルミルにおけるウェブとフランジの噛込み位置を
変更することによりウェブ位置の付け替えを行い上下の
フランジ脚長を変化させているが、ウェブを挟んだ両側
でフランジ脚長のみが異なる非対称形鋼の製造を目的と
しており、フランジ厚さの非対称化は考慮されておら
ず、ましてや、エッジャーミルをフランジ厚さの非対称
化に活用したものではない。すなわち、この技術では、
ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長とフランジ厚さが異
なる非対称形鋼を製造することはできない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した状
況に鑑み、ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長およびフ
ランジ厚さの両者が異なる非対称形鋼およびその製造方
法を提案することを目的とする。
況に鑑み、ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長およびフ
ランジ厚さの両者が異なる非対称形鋼およびその製造方
法を提案することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、粗ユニバ
ーサルミル、脚長可変型エッジャーミルおよび仕上げユ
ニバーサルミルを用いて上記課題を達成するために、鋭
意検討した結果、 粗および仕上げユニバーサルミルにおいては、水平ロ
ール幅を小さくした側でフランジ脚長を長くするととも
に、フランジ厚さも大きくし、その反対側でフランジ脚
長を短くかつフランジ厚さも小さくすること、さらに 脚長可変型エッジャーミルにおいては、フランジ脚長
の小さい側の脚長をより小さくすること、により、ウェ
ブを挟んだ両側でフランジ厚さとフランジ脚長の両者が
大きく異なる非対称形鋼を効率良く製造することができ
ることを新規に見いだした。
ーサルミル、脚長可変型エッジャーミルおよび仕上げユ
ニバーサルミルを用いて上記課題を達成するために、鋭
意検討した結果、 粗および仕上げユニバーサルミルにおいては、水平ロ
ール幅を小さくした側でフランジ脚長を長くするととも
に、フランジ厚さも大きくし、その反対側でフランジ脚
長を短くかつフランジ厚さも小さくすること、さらに 脚長可変型エッジャーミルにおいては、フランジ脚長
の小さい側の脚長をより小さくすること、により、ウェ
ブを挟んだ両側でフランジ厚さとフランジ脚長の両者が
大きく異なる非対称形鋼を効率良く製造することができ
ることを新規に見いだした。
【０００６】本発明は、上記した知見をもとに構成され
たものである。すなわち、本発明は、ウェブを挟んだ両
側でフランジの厚さおよび脚長の両者が異なる非対称形
鋼である。また、本発明は、粗ユニバーサルミル、脚長
可変型エッジャーミルおよび仕上げユニバーサルミルを
用いる非対称形鋼の製造方法において、上下水平ロール
のロール幅に差を設けた粗ユニバーサルミルと、前記粗
ユニバーサルミルの水平ロールのロール幅が大きい側に
対応するウェブ拘束ローラのローラ幅をその反対側のウ
ェブ拘束ローラのローラ幅より大きくするとともに、ウ
ェブ拘束ローラのローラ幅が大きい側でのロール脚長が
その反対側のロール脚長より小さくなるように調整した
脚長可変型エッジャーミルと、を用いて圧延したのち、
粗ユニバーサルミルの水平ロールのロール幅が大きい側
に対応する水平ロールのロール幅をその反対側の水平ロ
ールのロール幅より大きくした仕上げユニバーサルミル
で圧延することを特徴とするウェブを挟んだ両側でフラ
ンジ厚さおよび脚長の両者が異なる非対称形鋼の製造方
法である。
たものである。すなわち、本発明は、ウェブを挟んだ両
側でフランジの厚さおよび脚長の両者が異なる非対称形
鋼である。また、本発明は、粗ユニバーサルミル、脚長
可変型エッジャーミルおよび仕上げユニバーサルミルを
用いる非対称形鋼の製造方法において、上下水平ロール
のロール幅に差を設けた粗ユニバーサルミルと、前記粗
ユニバーサルミルの水平ロールのロール幅が大きい側に
対応するウェブ拘束ローラのローラ幅をその反対側のウ
ェブ拘束ローラのローラ幅より大きくするとともに、ウ
ェブ拘束ローラのローラ幅が大きい側でのロール脚長が
その反対側のロール脚長より小さくなるように調整した
脚長可変型エッジャーミルと、を用いて圧延したのち、
粗ユニバーサルミルの水平ロールのロール幅が大きい側
に対応する水平ロールのロール幅をその反対側の水平ロ
ールのロール幅より大きくした仕上げユニバーサルミル
で圧延することを特徴とするウェブを挟んだ両側でフラ
ンジ厚さおよび脚長の両者が異なる非対称形鋼の製造方
法である。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下の説明では、本発明の非対称
形鋼として図１に示す形状のものを前提とする。本発明
の非対称形鋼の製造に好適な素材の形状を図２に、本発
明の実施に好適な圧延設備列の１例を図３に示す。
形鋼として図１に示す形状のものを前提とする。本発明
の非対称形鋼の製造に好適な素材の形状を図２に、本発
明の実施に好適な圧延設備列の１例を図３に示す。
【０００８】本発明では、連続鋳造法により製造された
ビームブランク（図２（ａ））を出発素材として使用す
るのが好適であるが、図２（ａ）に示すような断面形状
のものであれば、連鋳製に限定されない。素材は、加熱
炉１で加熱され、ユニバーサル圧延に適する断面、例え
ば、図２（ｂ）に示す断面形状、にサイジングされる。
このサイジングは、ブレイクダウンミル２で通常の対称
Ｈ形鋼用と同じ条件の孔型圧延により形成できる。ブレ
イクダウンミル２でサイジングされた素材は、ついで粗
ユニバーサルミル３と、それに連続する脚長可変型エッ
ジャーミル４および仕上げユニバーサルミル５により、
所望の形状を有する非対称形鋼とされる。
ビームブランク（図２（ａ））を出発素材として使用す
るのが好適であるが、図２（ａ）に示すような断面形状
のものであれば、連鋳製に限定されない。素材は、加熱
炉１で加熱され、ユニバーサル圧延に適する断面、例え
ば、図２（ｂ）に示す断面形状、にサイジングされる。
このサイジングは、ブレイクダウンミル２で通常の対称
Ｈ形鋼用と同じ条件の孔型圧延により形成できる。ブレ
イクダウンミル２でサイジングされた素材は、ついで粗
ユニバーサルミル３と、それに連続する脚長可変型エッ
ジャーミル４および仕上げユニバーサルミル５により、
所望の形状を有する非対称形鋼とされる。
【０００９】まず、粗ユニバーサルミルを用いた圧延に
ついて説明する。上フランジ厚が薄くかつ脚長が小さく
なるように圧延するためには、水平ロールのロール幅
が、上水平ロール11a で大きく、下水平ロール11b で小
さいロールを使用する。水平ロールは一体型ロールでも
幅可変ロールでもよい。本発明の粗ユニバーサル圧延の
１パス目においては、被圧延材ｍのフランジ内面に、ロ
ール幅の広い上水平ロール11a （ロール幅：Ｂ1 ）が、
まず先に接する。上水平ロール11a との接触により、被
圧延材ｍは、ロール幅の狭い下水平ロール11b （ロール
幅：Ｂ2 ）に接するまで下側に移動する。この状態を図
４（ａ）に示す。この移動は、垂直ロール12a 、12b に
よるフランジ外面の圧下が開始されると止まるが、フラ
ンジ全体が下側に移動した状態のままとなる。その後、
圧下が進むとウェブは上下水平ロール11a 、11b 間の間
隔の中央の位置に付け替えられ、ウェブ中心の位置が上
側にｄだけ移動した状態となる。その結果、上側のフラ
ンジ脚長が短く、下側のフランジ脚長が長い非対称の形
鋼に変化するとともに、上水平ロール幅は下水平ロール
幅より大きいので、フランジ厚さは上側の方が下側より
小さくなる。
ついて説明する。上フランジ厚が薄くかつ脚長が小さく
なるように圧延するためには、水平ロールのロール幅
が、上水平ロール11a で大きく、下水平ロール11b で小
さいロールを使用する。水平ロールは一体型ロールでも
幅可変ロールでもよい。本発明の粗ユニバーサル圧延の
１パス目においては、被圧延材ｍのフランジ内面に、ロ
ール幅の広い上水平ロール11a （ロール幅：Ｂ1 ）が、
まず先に接する。上水平ロール11a との接触により、被
圧延材ｍは、ロール幅の狭い下水平ロール11b （ロール
幅：Ｂ2 ）に接するまで下側に移動する。この状態を図
４（ａ）に示す。この移動は、垂直ロール12a 、12b に
よるフランジ外面の圧下が開始されると止まるが、フラ
ンジ全体が下側に移動した状態のままとなる。その後、
圧下が進むとウェブは上下水平ロール11a 、11b 間の間
隔の中央の位置に付け替えられ、ウェブ中心の位置が上
側にｄだけ移動した状態となる。その結果、上側のフラ
ンジ脚長が短く、下側のフランジ脚長が長い非対称の形
鋼に変化するとともに、上水平ロール幅は下水平ロール
幅より大きいので、フランジ厚さは上側の方が下側より
小さくなる。
【００１０】ついで、粗ユニバーサル圧延の２パス目で
は、被圧延材ｍは垂直ロール12a 、12b により水平方向
に圧下される。垂直ロール12a 、12b による圧下量は上
フランジおよび下フランジで同一であるため、厚みの薄
い上フランジの圧下率が厚みの厚い下フランジに比べ大
きくなり、被圧延材ｍは圧延中にロール入口で下側にず
れようとする。この状態を図４（ｂ）に示す。
は、被圧延材ｍは垂直ロール12a 、12b により水平方向
に圧下される。垂直ロール12a 、12b による圧下量は上
フランジおよび下フランジで同一であるため、厚みの薄
い上フランジの圧下率が厚みの厚い下フランジに比べ大
きくなり、被圧延材ｍは圧延中にロール入口で下側にず
れようとする。この状態を図４（ｂ）に示す。
【００１１】下側にずれた状態の被圧延材ｍを垂直ロー
ル12a 、12b により圧下すると、フランジが下側にずれ
たままで拘束される。一方、ウェブは、ロールバイト内
で上下水平ロール11a 、11b 間の間隔内にあるので、ウ
ェブ位置が相対的に上側にさらに移動することになり、
この結果、上側フランジの脚長がさらに短く、下側フラ
ンジの脚長がさらに長くなる。
ル12a 、12b により圧下すると、フランジが下側にずれ
たままで拘束される。一方、ウェブは、ロールバイト内
で上下水平ロール11a 、11b 間の間隔内にあるので、ウ
ェブ位置が相対的に上側にさらに移動することになり、
この結果、上側フランジの脚長がさらに短く、下側フラ
ンジの脚長がさらに長くなる。
【００１２】粗ユニバーサル圧延を経た被圧延材ｍは、
ついで脚長可変型エッジャーミル４で圧延される。この
エッジャーミル４では粗ユニバーサルミル３に連続して
複数回ロール間隔を変更して圧延される。本発明では、
大きな上下フランジの脚長差を安定して確保するため
に、脚長可変のエッジャーミルを使用して圧延する。本
発明で使用するエッジャーミルは、例えば、特開平4-49
09号公報に記載された図５に示すようなウェブ拘束ロー
ラとフランジ圧延ロールを有する脚長可変エッジャーミ
ルにおいて、上下のウェブ拘束ローラの厚み（それぞれ
ａ、ｂ）を変えたものを使用するのが好適である。
ついで脚長可変型エッジャーミル４で圧延される。この
エッジャーミル４では粗ユニバーサルミル３に連続して
複数回ロール間隔を変更して圧延される。本発明では、
大きな上下フランジの脚長差を安定して確保するため
に、脚長可変のエッジャーミルを使用して圧延する。本
発明で使用するエッジャーミルは、例えば、特開平4-49
09号公報に記載された図５に示すようなウェブ拘束ロー
ラとフランジ圧延ロールを有する脚長可変エッジャーミ
ルにおいて、上下のウェブ拘束ローラの厚み（それぞれ
ａ、ｂ）を変えたものを使用するのが好適である。
【００１３】このエッジャーミルは、ウェブ拘束ローラ
24a1と24a2のローラ幅Ｂ3 を調整できるとともに、フラ
ンジ圧延ロール25a1、25a2のフランジ先端面接触位置を
調整でき、フランジの脚長に対応するウェブ拘束ローラ
外周とフランジ拘束ローラ外周との寸法（Ｈ、下側では
Ｈ’、これらをロール脚長という）を調整できる。ま
た、ウェブ拘束ローラ24a1、24a2とフランジ圧延ロール
25a1、25a2とが独立して回転可能の構造となっている。
下側も同様の構造となっている。
24a1と24a2のローラ幅Ｂ3 を調整できるとともに、フラ
ンジ圧延ロール25a1、25a2のフランジ先端面接触位置を
調整でき、フランジの脚長に対応するウェブ拘束ローラ
外周とフランジ拘束ローラ外周との寸法（Ｈ、下側では
Ｈ’、これらをロール脚長という）を調整できる。ま
た、ウェブ拘束ローラ24a1、24a2とフランジ圧延ロール
25a1、25a2とが独立して回転可能の構造となっている。
下側も同様の構造となっている。
【００１４】ウェブ拘束ローラ24a1は、被圧延材ｍのウ
ェブを拘束するためのローラであり、偏心スリーブ23a1
の偏心した先端部分で軸受Ｂb を介し回転可能に保持さ
れている。フランジ圧延ロール25a1は、被圧延材ｍのフ
ランジ脚長を調整するためのロールであり、偏心スリー
ブ23a1の真円部に、例えばメタル形式の軸受Ｂa を介し
回転可能に保持されている。偏心スリーブ23a2は、主軸
21a とともに軸方向の進退移動が可能とされ、偏心スリ
ーブ23a1との間隔を調整できる。これにより、ウェブ拘
束ローラ24a1と24a2のロール幅Ｂ3 （下ロールでは
Ｂ4 ）を適宜所望の寸法に調整できる。
ェブを拘束するためのローラであり、偏心スリーブ23a1
の偏心した先端部分で軸受Ｂb を介し回転可能に保持さ
れている。フランジ圧延ロール25a1は、被圧延材ｍのフ
ランジ脚長を調整するためのロールであり、偏心スリー
ブ23a1の真円部に、例えばメタル形式の軸受Ｂa を介し
回転可能に保持されている。偏心スリーブ23a2は、主軸
21a とともに軸方向の進退移動が可能とされ、偏心スリ
ーブ23a1との間隔を調整できる。これにより、ウェブ拘
束ローラ24a1と24a2のロール幅Ｂ3 （下ロールでは
Ｂ4 ）を適宜所望の寸法に調整できる。
【００１５】また、偏心スリーブ23a1を回転させること
により、その真円部に回転可能に保持されたフランジ圧
延ロールの外周位置は変化しないが、その偏心部に回転
可能に保持されたウェブ拘束ローラの外周位置が変化す
るため、前記ロール脚長Ｈを変化させることができる。
これらの調整は上ロールと下ロールとで独立してでき
る。
により、その真円部に回転可能に保持されたフランジ圧
延ロールの外周位置は変化しないが、その偏心部に回転
可能に保持されたウェブ拘束ローラの外周位置が変化す
るため、前記ロール脚長Ｈを変化させることができる。
これらの調整は上ロールと下ロールとで独立してでき
る。
【００１６】上フランジの脚長が小さい非対称形鋼を製
造するに際し、このようなエッジャーミルロールを使用
して、フランジの上下脚長差をさらに大きく安定させる
ために、上側の寸法Ｈはパス毎にフランジ脚長を圧下、
減少すべく調整し、下側の寸法Ｈ’は粗ユニバーサルミ
ルでパス毎に増加されるフランジ脚長を維持、あるいは
少なくとも最終パスではフランジ端部を軽く成形できる
ように設定調整する。
造するに際し、このようなエッジャーミルロールを使用
して、フランジの上下脚長差をさらに大きく安定させる
ために、上側の寸法Ｈはパス毎にフランジ脚長を圧下、
減少すべく調整し、下側の寸法Ｈ’は粗ユニバーサルミ
ルでパス毎に増加されるフランジ脚長を維持、あるいは
少なくとも最終パスではフランジ端部を軽く成形できる
ように設定調整する。
【００１７】まず、上ロールでは、ウェブ拘束ローラの
厚みａを、下ロールのウェブ拘束ローラの厚みｂよりも
小さくしており、一方、フランジ圧延ロールの寸法は上
下と同じとしているので、圧延パスの進行に伴い上側の
フランジ脚長を圧下、減少し下側に比べさらに短くなる
ように、偏心スリーブ23a1、23a2を回転して圧延材に接
触する上ウェブ拘束ローラ24a1、24a2と上フランジ圧延
ロール25a1、25a2の位置のずれ、すなわちロール脚長Ｈ
が、小さくなるように設定する。一方、下ロールでは、
粗ユニバーサルミルでの圧延パスの進行に伴い増加され
たフランジ脚長を維持あるいは少なくとも最終パスでは
フランジ端部が軽く成形できるように、偏心スリーブ23
b1、23b2を回転し圧延材に接触する下ウェブ拘束ローラ
24b1、24b2と下フランジ圧延ロール25b1、25b2の位置の
ずれ、すなわちロール脚長Ｈ’を設定する。
厚みａを、下ロールのウェブ拘束ローラの厚みｂよりも
小さくしており、一方、フランジ圧延ロールの寸法は上
下と同じとしているので、圧延パスの進行に伴い上側の
フランジ脚長を圧下、減少し下側に比べさらに短くなる
ように、偏心スリーブ23a1、23a2を回転して圧延材に接
触する上ウェブ拘束ローラ24a1、24a2と上フランジ圧延
ロール25a1、25a2の位置のずれ、すなわちロール脚長Ｈ
が、小さくなるように設定する。一方、下ロールでは、
粗ユニバーサルミルでの圧延パスの進行に伴い増加され
たフランジ脚長を維持あるいは少なくとも最終パスでは
フランジ端部が軽く成形できるように、偏心スリーブ23
b1、23b2を回転し圧延材に接触する下ウェブ拘束ローラ
24b1、24b2と下フランジ圧延ロール25b1、25b2の位置の
ずれ、すなわちロール脚長Ｈ’を設定する。
【００１８】また、上ウェブ拘束ローラロール24a1、24
a2のロール幅Ｂ3 を、下ウェブ拘束ローラ24b1、24b2の
ロール幅Ｂ4 より大きく設定し、かつ、上下ウェブ拘束
ローラロールのロール幅差Ｂ3 −Ｂ4 を、粗ユニバーサ
ルミルにおける上下水平ロールのロール幅差Ｂ1 −Ｂ2
とほぼ同じとする。このように上下ロールを設定調整
し、上下ウェブ拘束ローラでウェブを拘束したうえでエ
ッジングすることにより、上下のフランジ脚長差がさら
に大きくなる。
a2のロール幅Ｂ3 を、下ウェブ拘束ローラ24b1、24b2の
ロール幅Ｂ4 より大きく設定し、かつ、上下ウェブ拘束
ローラロールのロール幅差Ｂ3 −Ｂ4 を、粗ユニバーサ
ルミルにおける上下水平ロールのロール幅差Ｂ1 −Ｂ2
とほぼ同じとする。このように上下ロールを設定調整
し、上下ウェブ拘束ローラでウェブを拘束したうえでエ
ッジングすることにより、上下のフランジ脚長差がさら
に大きくなる。
【００１９】上記したエッジャーミル圧延により、形鋼
の非対称化が促進され、圧延能率が向上する。エッジャ
ーミル圧延を経た被圧延材は、ついで上下水平ロールと
垂直ロールを用いる仕上げユニバーサルを用いた圧延を
施される。本発明では、仕上げユニバーサルミルでは、
粗ユニバーサルミルと同様に上下で異なるロール幅
Ｂ5 、Ｂ6を有する水平ロールを使用する。被圧延材ｍ
と上下水平ロール14a 、14b と垂直ロール15a 、15b の
関係を図５に示す。図５の場合は、上ロールの幅Ｂ5 が
下ロール幅Ｂ6 より大きくなっている。仕上げユニバー
サルミルの水平ロールでも幅可変ロールを使用しても、
一体型ロールを使用してもよい。この際、仕上げユニバ
ーサルミルでは、上下水平ロールのロール幅差Ｂ5 −Ｂ
6 を粗ユニバーサルミルの上下水平ロールのロール幅差
Ｂ1 −Ｂ2 より大きくすれば、形鋼の非対称化がさらに
促進される。
の非対称化が促進され、圧延能率が向上する。エッジャ
ーミル圧延を経た被圧延材は、ついで上下水平ロールと
垂直ロールを用いる仕上げユニバーサルを用いた圧延を
施される。本発明では、仕上げユニバーサルミルでは、
粗ユニバーサルミルと同様に上下で異なるロール幅
Ｂ5 、Ｂ6を有する水平ロールを使用する。被圧延材ｍ
と上下水平ロール14a 、14b と垂直ロール15a 、15b の
関係を図５に示す。図５の場合は、上ロールの幅Ｂ5 が
下ロール幅Ｂ6 より大きくなっている。仕上げユニバー
サルミルの水平ロールでも幅可変ロールを使用しても、
一体型ロールを使用してもよい。この際、仕上げユニバ
ーサルミルでは、上下水平ロールのロール幅差Ｂ5 −Ｂ
6 を粗ユニバーサルミルの上下水平ロールのロール幅差
Ｂ1 −Ｂ2 より大きくすれば、形鋼の非対称化がさらに
促進される。
【００２０】また、上記した圧延により上下でフランジ
厚さと脚長が大きく異なる非対称形鋼を製造したのち、
図７（ａ）に示すようにフランジ厚さおよび脚長の小さ
い側のフランジを切断し溝形鋼を製造することもでき
る。非対称形鋼の脚長の小さいフランジ側は厚みも薄く
切断しやすいうえ、切り捨てロスも少ない。さらにこれ
ら溝形鋼を組み合わせることにより、図７（ｂ）に示す
ようなボックス柱を構成することができる。
厚さと脚長が大きく異なる非対称形鋼を製造したのち、
図７（ａ）に示すようにフランジ厚さおよび脚長の小さ
い側のフランジを切断し溝形鋼を製造することもでき
る。非対称形鋼の脚長の小さいフランジ側は厚みも薄く
切断しやすいうえ、切り捨てロスも少ない。さらにこれ
ら溝形鋼を組み合わせることにより、図７（ｂ）に示す
ようなボックス柱を構成することができる。
【００２１】
【実施例】連続鋳造製ビームブランクを素材として、図
３に示す圧延設備例を用いて、非対称形鋼（フランジ厚
Ｔb ＝４mm、Ｔc ＝25mm、ウェブ厚さＴW ＝25mm、ウェ
ブ幅ｗ＝500m、フランジ脚長：Ｈb = 50mm、Ｈc ＝225m
m ）を製造した。加熱炉１で約1250℃に加熱されたビー
ムブランクは、ブレイクダウンミル２でサイジングされ
たのち、粗ユニバーサルミルとそれに連続するエッジャ
ーミルを用いて圧延された。
３に示す圧延設備例を用いて、非対称形鋼（フランジ厚
Ｔb ＝４mm、Ｔc ＝25mm、ウェブ厚さＴW ＝25mm、ウェ
ブ幅ｗ＝500m、フランジ脚長：Ｈb = 50mm、Ｈc ＝225m
m ）を製造した。加熱炉１で約1250℃に加熱されたビー
ムブランクは、ブレイクダウンミル２でサイジングされ
たのち、粗ユニバーサルミルとそれに連続するエッジャ
ーミルを用いて圧延された。
【００２２】粗ユニバーサルミルは、上水平ロール幅Ｂ
1 を下水平ロール幅Ｂ2 より大きくし、その差Ｂ1 −Ｂ
2 を40mmとした。また、エッジャーミルは図５に示す構
造の脚長可変エッジャーミルを用いた。上ウェブ拘束ロ
ーラ幅Ｂ3 を下ウェブ拘束ローラＢ4 より大きくし、か
つＢ3 −Ｂ4 を40mmとしＢ1 −Ｂ2 とほぼ等しくした。
また、圧延パスの進行とともに上側フランジ端部の圧下
量が５〜10mm、下側フランジ端部の圧下量が-10 〜０mm
と変化するようにロール脚長を調整した。 このように
設定された粗ユニバーサルミルと脚長可変エッジャーミ
ルを用いた圧延により、上フランジの脚長は、下フラン
ジの脚長より175 mm小さく、上フランジ厚さは下フラン
ジ厚さより21mm小さく成形された。
1 を下水平ロール幅Ｂ2 より大きくし、その差Ｂ1 −Ｂ
2 を40mmとした。また、エッジャーミルは図５に示す構
造の脚長可変エッジャーミルを用いた。上ウェブ拘束ロ
ーラ幅Ｂ3 を下ウェブ拘束ローラＢ4 より大きくし、か
つＢ3 −Ｂ4 を40mmとしＢ1 −Ｂ2 とほぼ等しくした。
また、圧延パスの進行とともに上側フランジ端部の圧下
量が５〜10mm、下側フランジ端部の圧下量が-10 〜０mm
と変化するようにロール脚長を調整した。 このように
設定された粗ユニバーサルミルと脚長可変エッジャーミ
ルを用いた圧延により、上フランジの脚長は、下フラン
ジの脚長より175 mm小さく、上フランジ厚さは下フラン
ジ厚さより21mm小さく成形された。
【００２３】被圧延材は、ついで仕上げユニバーサルミ
ルで圧延された。仕上げユニバーサルミルは、上水平ロ
ール幅Ｂ5 を下水平ロール幅Ｂ6 より大きくし、その差
Ｂ5−Ｂ6 を42mmとしＢ1 −Ｂ2 より大きくした。この
粗ユニバーサルミル、エッジャーミルおよび仕上げユニ
バーサルミルを用いた圧延により、目標の非対称形鋼が
製造できた。なお、圧延パス数は、13パスであり、通常
の対称Ｈ形鋼の圧延パス数とほぼ同等であり、非対称形
鋼の製造方法としては著しく生産性が高い。
ルで圧延された。仕上げユニバーサルミルは、上水平ロ
ール幅Ｂ5 を下水平ロール幅Ｂ6 より大きくし、その差
Ｂ5−Ｂ6 を42mmとしＢ1 −Ｂ2 より大きくした。この
粗ユニバーサルミル、エッジャーミルおよび仕上げユニ
バーサルミルを用いた圧延により、目標の非対称形鋼が
製造できた。なお、圧延パス数は、13パスであり、通常
の対称Ｈ形鋼の圧延パス数とほぼ同等であり、非対称形
鋼の製造方法としては著しく生産性が高い。
【００２４】
【発明の効果】本発明によれば、既存の形鋼製造設備が
利用でき、ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長およびフ
ランジ厚さの両者がウェブを挟んだ両側で異なる非対称
形鋼を高い生産性で製造でき、安価な非対称形鋼を提供
でき産業上格段の効果を奏する。
利用でき、ウェブを挟んだ両側でフランジ脚長およびフ
ランジ厚さの両者がウェブを挟んだ両側で異なる非対称
形鋼を高い生産性で製造でき、安価な非対称形鋼を提供
でき産業上格段の効果を奏する。
【図１】本発明の非対称形鋼の形状の１例を示す断面図
である。
である。
【図２】本発明の非対称形鋼の製造に好適な素材（ａ）
と粗形材断面（ｂ）を示す説明図である。
と粗形材断面（ｂ）を示す説明図である。
【図３】本発明の実施に好適な圧延設備列を示す説明図
である。
である。
【図４】本発明の粗ユニバーサルミルにおける被圧延材
とロールとの関係を示す模式図である。（ａ）は１パス
目、（ｂ）は２パス目以降の場合である。
とロールとの関係を示す模式図である。（ａ）は１パス
目、（ｂ）は２パス目以降の場合である。
【図５】本発明のエッジャーミルに用いて好適な幅およ
び脚長可変ロール主要部の１例を示す模式図である。
び脚長可変ロール主要部の１例を示す模式図である。
【図６】本発明の仕上げユニバーサルミルにおける被圧
延材とロールとの関係を示す模式図である。
延材とロールとの関係を示す模式図である。
【図７】本発明の１実施例である非対称形鋼の形状
（ａ）とそれから製造された溝形鋼を用いたボックス柱
の形状を示す模式図である。
（ａ）とそれから製造された溝形鋼を用いたボックス柱
の形状を示す模式図である。
【図８】従来の非対称形鋼の形状の１例を示す断面図で
ある。
ある。
【図９】従来の非対称形鋼の形状の１例を示す断面図で
ある。
ある。
１ 加熱炉 ２ ブレークダウンミル ３ 粗ユニバーサルミル ４ 脚長可変型エッジャーミル ５ 仕上げユニバーサルミル ｍ 被圧延材 11a 、11b 水平ロール（粗ユニバーサルミル） 12a 、12b 垂直ロール（粗ユニバーサルミル） 13a 、13b 水平ロール（仕上げユニバーサルミル） 14a 、14b 垂直ロール（仕上げユニバーサルミル） 21a 、21b 主軸 Ｏa 、Ｏb 主軸回転中心 22 カラー 23a1、23a2 偏心スリーブ（上） 23b1、23b2 偏心スリーブ（下） 24a1、24a2 ウェブ拘束ローラ（上） 24b1、24b2 ウェブ拘束ローラ（下） 25a1、25a2 フランジ圧延ロール（上） 25b1、25b2 フランジ圧延ロール（上） Ｂa 、Ｂb 軸受
Claims (2)
- 【請求項１】 ウェブを挟んだ両側でフランジの厚さお
よび脚長の両者が異なる非対称形鋼。 - 【請求項２】 粗ユニバーサルミル、脚長可変型エッジ
ャーミルおよび仕上げユニバーサルミルを用いる非対称
形鋼の製造方法において、上下水平ロールのロール幅に
差を設けた粗ユニバーサルミルと、前記粗ユニバーサル
ミルの水平ロールのロール幅が大きい側に対応するウェ
ブ拘束ローラのローラ幅をその反対側のウェブ拘束ロー
ラのローラ幅より大きくするとともに、ウェブ拘束ロー
ラのローラ幅が大きい側でのロール脚長がその反対側の
ロール脚長より小さくなるように調整した脚長可変型エ
ッジャーミルと、を用いて圧延したのち、粗ユニバーサ
ルミルの水平ロールのロール幅が大きい側に対応する水
平ロールのロール幅をその反対側の水平ロールのロール
幅より大きくした仕上げユニバーサルミルで圧延するこ
とを特徴とするウェブを挟んだ両側でフランジの厚さお
よび脚長の両者が異なる非対称形鋼の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12146798A JPH11314102A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 非対称形鋼およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12146798A JPH11314102A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 非対称形鋼およびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11314102A true JPH11314102A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14811881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12146798A Pending JPH11314102A (ja) | 1998-04-30 | 1998-04-30 | 非対称形鋼およびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11314102A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101087452B1 (ko) | 2010-01-28 | 2011-11-30 | 현대제철 주식회사 | 비대칭 에이치 형강 절단 장치와 비대칭 에이치 형강 제조 방법 |
| CN106975658A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-07-25 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种叉车门架用不等边槽钢的生产线及生产方法 |
| CN110665962A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-01-10 | 河北津西钢板桩型钢科技有限公司 | 窄翼缘不对称型钢轨道梁热轧机孔型系统及轧制方法 |
-
1998
- 1998-04-30 JP JP12146798A patent/JPH11314102A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101087452B1 (ko) | 2010-01-28 | 2011-11-30 | 현대제철 주식회사 | 비대칭 에이치 형강 절단 장치와 비대칭 에이치 형강 제조 방법 |
| CN106975658A (zh) * | 2017-03-07 | 2017-07-25 | 山东钢铁股份有限公司 | 一种叉车门架用不等边槽钢的生产线及生产方法 |
| CN110665962A (zh) * | 2019-08-30 | 2020-01-10 | 河北津西钢板桩型钢科技有限公司 | 窄翼缘不对称型钢轨道梁热轧机孔型系统及轧制方法 |
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