JP2592562B2 - 形鋼圧延における圧延機列 - Google Patents

形鋼圧延における圧延機列

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JP2592562B2 JP1361392A JP1361392A JP2592562B2 JP 2592562 B2 JP2592562 B2 JP 2592562B2 JP 1361392 A JP1361392 A JP 1361392A JP 1361392 A JP1361392 A JP 1361392A JP 2592562 B2 JP2592562 B2 JP 2592562B2
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恒雄 瀬戸
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、形鋼圧延における圧延
機列に係り、詳しくはH形鋼などを熱間圧延する場合に
使用されるユニバーサルミルとエッジャミルの組み合わ
せからなる粗ミル群と仕上ユニバーサルミルの圧延機列
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の形鋼の製造に関する先行技術とし
ては、たとえば形鋼用素材のウエブ部に部分圧延を施し
て同一ロールチャンス内でH形鋼などのウエブ高さを自
由に拡大,縮小するための圧延機列として、たとえば特
開平2− 89501号公報などが種々提案されている。
【0003】この特開平2− 89501号の内容は、図7に
示すように、形鋼1のウエブ部1wをその厚み方向に圧
下するロール幅の変更可能なウエブ厚み圧下用の分割ロ
ール2aと垂直ロール2bを有する第1の粗ユニバーサ
ルミルUR1と、エッジャミルE1 と、通常のフラットロ
ール3aと垂直ロール3bを備えた第2の粗ユニバーサ
ルミルUR2と、ロール幅の変更可能なウエブ厚み圧下用
の分割ロール4aと垂直ロール4bを有する仕上ユニバ
ーサルミルUF とを備えるようにして構成したものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た特開平2− 89501号の圧延機列では、粗ユニバーサル
ミルUR1,UR2による2回にわたるウエブ面のユニバー
サルミルでの圧延(ウエブ,フランジ厚み出しおよびウ
エブ高さ調整)に対して、フランジ幅圧延は1回しかな
く、また最終の粗圧延がユニバーサルミル圧延になるた
め、そのフランジの幅精度を出すことが困難であり、た
とえユニバーサルミルの前後面のガイドを強化するよう
にしたとしても、フランジ脚長の拘束を十分に行うこと
ができないため、上下または左右のフランジ脚長が異な
る、いわゆるセンター偏りが発生することになる。
【0005】なお、第1の粗ユニバーサルミルUR1や仕
上ユニバーサルミルUF ,エッジャミルE1 のロール幅
が固定である場合は、サイズ替えやウエブ内幅が変更さ
れるたびにロール組み替えが必要であり、ロール組替時
間が長くなって圧延時間が十分とれないという問題が派
生する。本発明は、上記のような従来技術が有する課題
を解決した形鋼圧延における圧延機列を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フランジおよ
びウエブ部を有する形鋼の該ウエブ部およびフランジ部
をその厚み方向に圧下するフラットな水平ロールと前記
形鋼のウエブ部をその幅方向にまたフランジ部を厚み方
向にそれぞれ圧下する垂直ロールを備えた第1の粗ユニ
バーサルミルと、その後部に付設されるフランジ幅圧下
の可能な鼓型ロールを備えた付属エッジャロールと、ロ
ール幅の変更自在なウエブ厚み圧下およびフランジ厚み
圧下用の分割水平ロールとフラットな垂直ロールを備え
た第2の粗ユニバーサルミルと、ロール幅および脚長の
変更自在なウエブ厚み圧下およびフランジ幅圧下用の分
割ロールを備えたエッジャミルとから構成される粗ミル
群と、ロール幅の変更自在なウエブ厚み圧下およびフラ
ンジ厚み圧下用の分割水平ロールとフラットな垂直ロー
ルを備えた仕上ユニバーサルミルとを配列したことを特
徴とする形鋼圧延における圧延機列である。
【0007】以下に、この発明をH形鋼の圧延を例にと
って説明する。図1は、本発明に係る圧延機列を模式的
に示す構成図である。図に示すように、粗ミル群として
形鋼1のウエブ部1wおよびフランジ部1fをその厚み
方向に圧下する通常のフラットな水平ロール11と垂直ロ
ール12を備えた第1の粗ユニバーサルミル10と、その後
部に付設されるフランジ幅圧下の可能な鼓型ロール21を
備えた付属エッジャロール20と、ロール幅の変更自在な
ウエブ厚みおよびフランジ厚み圧下用の分割水平ロール
31と通常のフラットな垂直ロール32を備えた第2の粗ユ
ニバーサルミル30と、ロール幅および脚長の変更自在な
ウエブ厚み圧下およびフランジ幅圧下用の分割ロール41
を備えたエッジャミル40(たとえば本出願人の出願によ
る特願平2−106408号参照)とで構成し、さらにロール
幅の変更自在なウエブ厚みおよびフランジ厚み圧下用の
分割水平ロール51と通常のフラットな垂直ロール52を備
えた仕上ユニバーサルミル50を配列したものである。
【0008】
【作 用】上記の構成になる圧延機列を用いて、まず粗
圧延工程を経た形鋼1のウエブ幅を拡大して所望の製品
サイズに仕上げるには、つぎの要領で行う。すなわち、
形鋼1のウエブ部1wを第2の粗ユニバーサルミル30の
分割水平ロール31で、図2(a) に示すように、その中央
部に凸部1aを成形した後、エッジャミル40の分割鼓型
ロール41において図2(b) に示すように、ウエブ1w,
フランジ1f,フランジ脚長hを確実に拘束して圧延し
て、断面内寸法精度を整える。その後逆パスして、エッ
ジャミル40→第2の粗ユニバーサルミル30にて順次圧延
後、付属エッジャロール20にてフランジ幅の調整圧延し
てから、第1の粗ユニバーサルミル10の固定幅の水平ロ
ール11にてウエブ部1wの凸部1aを圧下し、ウエブ部
1wの拡幅を行う。その後、第2の粗ユニバーサルミル
30およびエッジャミル40での最終パスは成形圧延のみと
し、軽圧下圧延とする。
【0009】つぎに、形鋼1のウエブ幅を縮小する場合
は、第1の粗ユニバーサルミル10の水平ロール11の幅を
図3(a) に示すようにウエブ内幅W1 とし、第2の粗ユ
ニバーサルミル30の水平ロール31の幅を図3(b) に示す
ようにウエブ内幅W2 とすると、まず、W2 =W1 とし
て少なくとも数回の圧延を繰り返し、第2の粗ユニバー
サルミル30の最終パスで分割水平ロール31のロール幅を
予め所定幅に縮小しておき、この第2の粗ユニバーサル
ミル30を通して形鋼1のウエブ部1wを垂直ロール32に
よってその幅方向に圧下することにより縮小圧延を行
う。このとき、図4に示すように、ウエブとフランジの
厚み圧下率の最適値をとることにより、ウエブ中央板厚
段差率(twc−twe)/tweを0とすることができる。
さらに、仕上ユニバーサルミル50でも分割水平ロール51
のロール幅を予め所定幅に縮小しておき、第2の粗ユニ
バーサルミル30と同様にウエブ幅の圧下・縮小圧延を行
うとともに、フランジ起こし圧延を行う。このときも、
ウエブとフランジの厚み圧下率の最適値を選ぶ必要があ
る。
【0010】なお、付属エッジャロール20については、
一対の鼓型ロール21でH形鋼のフランジ幅全サイズに適
用することができるので、サイズ替え時にもロール替え
をする必要がない。また、エッジャミル40の分割ロール
41については幅可変, 脚長可変であるから、付属エッジ
ャロール20と同様にすべてのH形鋼サイズに一対のロー
ルで適用することができる。
【0011】したがって、付属エッジャロール20および
第2の粗ユニバーサルミル30、さらにエッジャミル40は
圧延サイズが変わってもロール替えする必要がなく、ロ
ール組替時間が大幅に短縮することができ、圧延時間が
大幅に増加することにより、生産量が増大するととも
に、ロールの種類が少なくなり、ロール原単位の低減や
ロール置き場の縮小化,省力化が可能である。
【0012】なお、上記した仕上ユニバーサルミル50
は、形鋼1のウエブ内幅仕上サイズが同一範囲の場合は
必ずしもその水平ロールを分割型を用いずともよく、図
5に示すように、固定幅の水平ロール51Aを有する仕上
ユニバーサルミル50Aとしてもよい。また、同一ロール
チャンス内において粗ミル群での仕上りウエブ内幅が同
一であり仕上ミルのみでのウエブ幅の拡大圧延または縮
小圧延に限る場合は、上記図5の圧延機配列にさらに図
6に示すように、第2の粗ユニバーサルミル30にはロー
ル幅固定の水平ロール31Aを用いた第2の粗ユニバーサ
ルミル30Aを、またエッジャミル40としては通常の鼓型
ロール41Aを備えたエッジャミル40Aを組み合わせるよ
うにしてもよい。
【0013】
【実施例】本発明の圧延機列を用いて、ウエブ高さ;60
0 mm×フランジ幅;200 mm×ウエブ厚;6〜12mm×フラ
ンジ厚;12〜28mmのサイズの外法一定H形鋼の製造を試
みた。まず、ウエブ高さを縮小する場合に、第2の粗ユ
ニバーサルミル30の最終パスおよび仕上ユニバーサルミ
ル50でそれぞれ分割水平ロール31および分割水平ロール
51のロール幅を調整して25〜30mmの縮小圧延を行った結
果、H形鋼の断面内形状の不良を招くことなく製造でき
ることが確認された。
【0014】つぎに、ウエブ高さを拡大する場合では、
第2の粗ユニバーサルミル30の分割水平ロール31で、ウ
エブ部1wに凸部1a(前出図2(a) 参照)を成形した
後、第1の粗ユニバーサルミル10の水平ロール11でウエ
ブ凸部1aを圧延して、1パス当たり5〜10mm、全パス
で25〜50mmの拡大を行った結果、縮小圧延と同様に形状
不良を招くことなく製造することができた。
【0015】さらに、フランジ幅, センター偏りについ
ては、エッジャミル40の分割ロール41の偏心量を60mmと
してフランジ幅200 〜300 mmのものを同一ロールで圧延
することにより、ウエブ高さ600 〜900 mmのH形鋼のす
べてについて幅寸法精度±1mmおよびセンター偏り±1.
5 mm内で製造することができた。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
同一ロールチャンス内においてウエブ高さ拡大量が大
幅に増加させることができ、フランジ幅,センター偏
り寸法精度が大幅に向上し、ロール組替回数が減少し
て大幅に圧延時間が増大し生産性が向上した、などのす
ぐれた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧延機列を模式的に示す構成図で
ある。
【図2】(a) 第2の粗ユニバーサルミルで圧延される形
鋼の断面図、(b) はエッジャミルで圧延される形鋼の断
面図である。
【図3】縮小圧延時の(a) 第1の粗ユニバーサルミルで
圧延される形鋼の断面図、(b)第2の粗ユニバーサルミ
ルで圧延される形鋼の断面図である。
【図4】ウエブ中央部の板厚段差圧延比率を示す特性図
である。
【図5】本発明に係る他の圧延機列を模式的に示す構成
図である。
【図6】本発明に係るさらに他の圧延機列を模式的に示
す構成図である。
【図7】従来の圧延機列を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
1 形鋼 10 第1の粗ユニバーサルミル 11 水平ロール 12 垂直ロール 20 付属エッジャロール 21 鼓型ロール 30 第2の粗ユニバーサルミル 31 分割水平ロール 32 垂直ロール 40 エッジャミル 41 分割ロール 50 仕上ユニバーサルミル 51 分割水平ロール 52 垂直ロール

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジおよびウエブ部を有する形鋼
    の該ウエブ部およびフランジ部をその厚み方向に圧下す
    るフラットな水平ロールと前記形鋼のウエブ部をその幅
    方向にまたフランジ部を厚み方向にそれぞれ圧下する垂
    直ロールを備えた第1の粗ユニバーサルミルと、その後
    部に付設されるフランジ幅圧下の可能な鼓型ロールを備
    えた付属エッジャロールと、ロール幅の変更自在なウエ
    ブ厚み圧下およびフランジ厚み圧下用の分割水平ロール
    とフラットな垂直ロールを備えた第2の粗ユニバーサル
    ミルと、ロール幅および脚長の変更自在なウエブ厚み圧
    下およびフランジ幅圧下用の分割ロールを備えたエッジ
    ャミルとから構成される粗ミル群と、ロール幅の変更自
    在なウエブ厚み圧下およびフランジ厚み圧下用の分割水
    平ロールとフラットな垂直ロールを備えた仕上ユニバー
    サルミルとを配列したことを特徴とする形鋼圧延におけ
    る圧延機列。
  2. 【請求項2】 前記仕上ユニバーサルミルにフラット
    な水平ロールを備えたことを特徴とする請求項1記載の
    形鋼圧延における圧延機列。
  3. 【請求項3】 前記第2の粗ユニバーサルミルにフラ
    ットな水平ロールを備え、また前記エッジャミルに鼓型
    ロールを備えたことを特徴とする請求項2記載の形鋼圧
    延における圧延機列。
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