JPH11312306A - 磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法

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JPH11312306A
JPH11312306A JP11755098A JP11755098A JPH11312306A JP H11312306 A JPH11312306 A JP H11312306A JP 11755098 A JP11755098 A JP 11755098A JP 11755098 A JP11755098 A JP 11755098A JP H11312306 A JPH11312306 A JP H11312306A
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JP
Japan
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magnetoresistive
film
magnetic
resist
resist layer
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JP11755098A
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Inventor
Kosuke Narisawa
浩亮 成沢
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Sony Corp
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シールド型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドにお
いて、磁気抵抗効果素子と磁気シールドとの間の絶縁性
を確保しつつ、上層磁気シールドと下層磁気シールドと
の間隔をより狭くできるようにする。 【解決手段】 磁気抵抗効果素子となる磁気抵抗効果膜
5を、レジスト層9をマスクとしてエッチングすること
により、所定の形状の磁気抵抗効果素子を形成するに際
し、当該レジスト層9を、下層部が内方に食い込んだア
ンダーカット形状となるように形成しておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードディスクド
ライブ等で使用される磁気抵抗効果型磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気抵抗効果型磁気ヘッドは、感磁素子
として磁気抵抗効果素子を用いた再生専用磁気ヘッドで
あり、ハードディスクドライブ等において実用化されて
いる。そして、磁気抵抗効果型磁気ヘッドの中でも、図
23に示すように、磁気抵抗効果素子101が絶縁層1
02を介して上層磁気シールド103及び下層磁気シー
ルド104によって挟持されてなる、いわゆるシールド
型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドが広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図23に示したような
シールド型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドにおいて、高記
録密度化に対応するためには、上層磁気シールド103
と下層磁気シールド104との間隔T1をより狭くする
必要がある。しかし、上層磁気シールド103と下層磁
気シールド104との間隔T1を狭くすると、磁気抵抗
効果素子101と磁気シールド103,104との間の
絶縁性の確保が問題となる。
【0004】絶縁層102の絶縁性を劣化させる要因と
しては、磁気抵抗効果素子101を形成する工程で発生
する再デポジット層が挙げられる。通常、磁気抵抗効果
素子101を形成する際は、先ず、磁気抵抗効果素子1
01となる磁気抵抗効果膜を成膜し、次に、当該磁気抵
抗効果膜上に所定の形状のレジスト層を形成し、次に、
当該レジスト層をマスクとして磁気抵抗効果膜をエッチ
ングする。その後、レジスト層を剥離することにより、
所定の形状とされた磁気抵抗効果素子101が形成され
ることとなる。このとき、磁気抵抗効果膜のエッチング
時にレジスト層の側面に被エッチング物が付着(いわゆ
る再デポジット)し、それがレジスト層を剥離した後も
残存する場合がある。これが再デポジット層である。
【0005】そして、このような再デポジット層が残存
した状態で、磁気抵抗効果素子101の上に絶縁層10
2を成膜した場合には、いわゆるシャドー効果により、
絶縁層102のステップカバレージが損なわれ、磁気抵
抗効果素子101と上層磁気シールド103との絶縁性
が著しく劣化する。
【0006】このように、磁気抵抗効果素子101と上
層磁気シールド103との絶縁性は、絶縁層102を形
成する前の磁気抵抗効果素子101の形状にも大きく依
存している。すなわち、絶縁性を確保するためには、磁
気抵抗効果素子101を、再デポジット層の無い良好な
状態となるなるように形成する必要がある。
【0007】本発明は、以上のような従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、磁気抵抗効果素子と磁気シー
ルドとの間の絶縁性を確保しつつ、上層磁気シールドと
下層磁気シールドとの間隔をより狭くすることができ、
更なる高記録密度化に対応することが可能な磁気抵抗効
果型磁気ヘッドを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る磁気抵抗効
果型磁気ヘッドの製造方法では、先ず、下層磁気シール
ドとなる磁性体上に第1の非磁性絶縁膜を形成する。次
に、第1の非磁性絶縁膜上に、磁気抵抗効果素子となる
磁気抵抗効果膜と、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を
印加するための磁性膜と、磁気抵抗効果素子にセンス電
流を供給する電極となる導電体膜とを形成する。次に、
磁気抵抗効果膜上に、所定の形状のレジスト層を形成す
る。次に、レジスト層をマスクとして、磁気抵抗効果膜
をエッチングし、所定の形状の磁気抵抗効果素子を形成
する。次に、磁気抵抗効果膜をエッチングする際にマス
クとなっていたレジスト層を除去する。次に、所定の形
状とされた磁気抵抗効果素子上に、第2の非磁性絶縁膜
を形成する。次に、第2の非磁性絶縁膜上に、上層磁気
シールドとなる磁性膜を形成する。
【0009】そして、本発明に係る磁気抵抗効果型磁気
ヘッドの製造方法は、上記レジスト層を形成する際に、
当該レジスト層を、下層部が内方に食い込んだアンダー
カット形状となるように形成することを特徴としてい
る。
【0010】以上のような本発明に係る磁気抵抗効果型
磁気ヘッドの製造方法では、磁気抵抗効果素子を形成す
る際のマスクとなるレジスト層を、下層部が内方に食い
込んだアンダーカット形状となるように形成している。
レジスト層がアンダーカット形状となっていれば、磁気
抵抗効果素子となる磁気抵抗効果膜のエッチング時に、
当該レジスト層の側面に被エッチング物が付着したとし
ても、レジスト剥離時に、レジスト側面に付着した被エ
ッチング物が磁気抵抗効果素子に残存するようなことは
無くなり、再デポジット層は確実に取り除かれる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】本発明を適用して磁気抵抗効果型磁気ヘッ
ドを作製する際は、先ず、図1に示すように、表面が鏡
面加工され十分に平坦化された基板1の上に、磁気抵抗
効果型磁気ヘッドの下層磁気シールドとなる軟磁性膜2
を、スパッタリング等により成膜する。ここで、基板1
の材料としては、加工特性等の観点から、例えばAl2
3−TiCが好適であり、また、軟磁性膜2の材料と
しては、軟磁気特性等の観点から、例えばセンダストが
好適である。
【0013】次に、図2に示すように、軟磁性膜2を所
定の形状にエッチングする。具体的には、先ず、軟磁性
膜2の上にレジスト層を形成し、次に、当該レジスト層
を所定の形状にパターニングし、次に、所定の形状にパ
ターニングされたレジスト層をマスクとして軟磁性膜2
をエッチングする。その後、レジスト層を除去すること
により、図2に示すように、所定の形状とされた軟磁性
膜2が得られる。なお、軟磁性膜2の形状は、後工程で
形成される磁気抵抗効果素子の下層を磁気的にシールド
するのに十分な大きさとなるようにしておく。
【0014】次に、図3に示すように、所定の形状とさ
れた軟磁性膜2を覆うように、非磁性絶縁膜3をスパッ
タリング等により成膜する。ここで、非磁性絶縁膜3の
材料としては、絶縁特性や耐磨耗性等の観点から、例え
ばAl23やSiO2が好適である。
【0015】次に、図4に示すように、非磁性絶縁膜3
の表面を、軟磁性膜2の表面が露呈するまで研磨する。
【0016】次に、図5に示すように、磁気抵抗効果型
磁気ヘッドの下層磁気ギャップとなる非磁性絶縁膜4
を、スパッタリング等により成膜する。ここで、非磁性
絶縁膜4の材料としては、絶縁特性や耐磨耗性等の観点
から、例えばAl23やSiO2が好適である。
【0017】次に、図6に示すように、非磁性絶縁膜4
の上に、磁気抵抗効果素子となる磁気抵抗効果膜5を成
膜する。なお、本発明において、磁気抵抗効果素子の種
類は特に限定されるものではなく、例えば、異方性磁気
抵抗効果を利用した磁気抵抗効果素子を用いても良い
し、或いは、スピンバルブを利用した巨大磁気抵抗効果
素子を用いても良い。異方性磁気抵抗効果を利用した磁
気抵抗効果素子を用いる場合、磁気抵抗効果膜5は、例
えば、Ta/NiFeNb/Ta/NiFe/Taを、
この順にスパッタリング等により順次成膜して形成す
る。また、スピンバルブを利用した巨大磁気抵抗効果素
子を用いる場合、磁気抵抗効果膜5は、例えば、Ta/
NiFe/CoFe/Cu/CoFe/InMn/Ta
を、この順にスパッタリングにより順次成膜して形成す
る。
【0018】次に、図7に示すように、磁気抵抗効果膜
5の上に、レジスト層6を形成する。ここで、レジスト
層6を形成する際は、先ず、非感光性で現像液に可溶な
樹脂からなる第1のレジスト6aを薄く塗布し、その
後、加熱処理を施し、当該第1のレジスト6aを硬化さ
せる。次に、感光性を有する樹脂からなる第2のレジス
ト6bを、第1のレジスト6aの上に厚く塗布し、その
後、当該第2のレジスト6bに対してプリベーク処理を
施す。なお、第1のレジスト6aには、現像液によって
溶解させたときの溶解速度が速いものを用い、第2のレ
ジスト6bには、現像液によって溶解させたときの溶解
速度が遅いものを用いる。
【0019】次に、図8に示すように、フォトリソグラ
フィ技術を用いて、レジスト層6を所定の形状にパター
ニングする。ここで、レジスト層6を所定の形状にパタ
ーニングする際は、先ず、所望するパターンに対応する
ようにレジスト層6を露光する。次に、露光した箇所の
レジスト層6を現像液にて溶解して除去し、その後、ポ
ストベーク処理を施す。これにより、露光した箇所のレ
ジスト層6が除去され、図8に示すように、所定の形状
とされたレジスト層6が得られる。
【0020】ここで、レジスト層6は、現像液によって
溶解させたときの溶解速度が速い第1のレジスト6a
と、現像液によって溶解させたときの溶解速度が遅い第
2のレジスト6bとを積層して形成している。したがっ
て、レジスト層6は、上層部である第2のレジスト6b
よりも、下層部である第1のレジスト6aの部分のほう
が、現像液によってより多くエッチングされ、図8に示
すように、下層部が内方に食い込んだアンダーカット形
状となる。また、レジスト層6のうち、上層部である第
2のレジスト6bは、図8に示すように、その断面形状
が台形状となるようにパターニングする。
【0021】次に、図9に示すように、所定の形状にパ
ターニングされたレジスト層6をマスクとして、磁気抵
抗効果膜5をエッチングする。このとき、レジスト層6
のうち、上層部である第2のレジスト6bの断面形状が
台形状とされているので、当該レジスト層6をマスクと
してエッチングされた磁気抵抗効果膜5の側面部分は、
図9に示すように、若干のテーパを有する形状となる。
【0022】次に、図10に示すように、レジスト層6
を残したまま、保磁力の高い磁性材料からなる硬磁性膜
7と導電体膜8とをスパッタリング等によりこの順に成
膜する。硬磁性膜7は、磁気抵抗効果素子の動作の安定
化を図るために、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を印
加するためのものであり、例えば、Cr/CoCrPt
をこの順にスパッタリング等により順次成膜して形成す
る。一方、導電体膜8は、磁気抵抗効果素子にセンス電
流を供給するための電極となるものであり、例えば、T
iW/Taをこの順にスパッタリング等により順次成膜
して形成する。
【0023】なお、本例では、磁気抵抗効果膜5の側面
部分が若干のテーパを有する形状となっているので、磁
気抵抗効果膜5の側面が垂直に切り立っているような場
合に比べて、磁気抵抗効果膜5と硬磁性膜7との接触部
面積が大きくなっている。このように、磁気抵抗効果膜
5の側面部分をテーパ形状とし、磁気抵抗効果膜5と硬
磁性膜7との接触部面積を大きくすることにより、磁気
抵抗効果膜5と硬磁性膜7との磁気的結合状態が良好な
ものとなる。その結果、硬磁性膜7による磁気抵抗効果
素子の動作の安定化の効果がより高く得られ、磁気抵抗
効果素子の動作をより安定なものとすることができる。
【0024】次に、図11及び図12に示すように、レ
ジスト層6を、当該レジスト層6の上に成膜された硬磁
性膜7及び導電体膜8と共に除去する。なお、図12
は、レジスト層6を除去した状態を上方から見た平面図
である。
【0025】このとき、レジスト層6は、下層部が内方
に食い込んだアンダーカット形状となっているので、磁
気抵抗効果膜5のエッチング時にレジスト層6の側面に
被エッチング物が付着していたとしても、レジスト層6
の剥離時に、レジスト層6の側面に付着した被エッチン
グ物が磁気抵抗効果膜5の上に残存するようなことは無
く、再デポジット層は確実に磁気抵抗効果膜5から分離
され取り除かれる。同様に、硬磁性膜7や導電体膜8の
成膜時に、レジスト層6の側面に硬磁性膜7や導電体膜
8が付着していたとしても、レジスト層6がアンダーカ
ット形状となっているので、レジスト層6の剥離時に、
レジスト層6の側面に付着した硬磁性膜7や導電体膜8
が磁気抵抗効果膜5の上に残存するようなことは無く、
不要な硬磁性膜7及び導電体膜8は確実に磁気抵抗効果
膜5から分離され取り除かれる。
【0026】ところで、図8に示したようにレジスト層
6を形成するにあたって、当該レジスト層6の下層部の
内方に食い込んでいる部分の大きさL1(以下、アンダ
ーカット量L1と称する。)は、第1のレジスト6aに
対する加熱処理条件や、レジスト層6の現像時間などを
調整することにより、制御可能である。
【0027】そして、レジスト層6を形成するにあたっ
ては、第1のレジスト6aに対する加熱処理条件や、レ
ジスト層6の現像時間などを調整することにより、アン
ダーカット量L1が300nm程度以上となるように形
成することが好ましい。アンダーカット量L1が、30
0nmよりも小さいと、レジスト層6の下層部の内方へ
の食い込み量が少なすぎ、レジスト層6の側面に付着し
た再デポジット層等が、レジスト層6を剥離したときに
磁気抵抗効果膜5の上に残存してしまう場合がある。一
方、アンダーカット量L1の上限は、図11に示すよう
に硬磁性膜7及び導電体膜8に挟まれた部分の磁気抵抗
効果膜5の間隔をt1としたとき、t1/2である。した
がって、アンダーカット量L1は、300nm≦L1≦t
1/2の範囲内とすることが好ましい。
【0028】より具体的には、硬磁性膜7及び導電体膜
8に挟まれた部分の磁気抵抗効果膜5の間隔t1は、近
年の高記録密度化に対応するために、2.0μm程度以
下とすることが望まれており、この場合、アンダーカッ
ト量L1は、2.0μm/2以下とする必要がある。し
たがって、アンダーカット量L1は、300nm≦L1
1000nmの範囲内とすることが好ましい。
【0029】次に、図13及び図14に示すように、磁
気抵抗効果膜5及び導電体膜8の上に、所定の形状のレ
ジスト層9を形成する。なお、図14は、図13のA1
−A2における断面図である。
【0030】レジスト層9を形成する際は、先ず、非感
光性で現像液に可溶な樹脂からなる第1のレジスト9a
を薄く塗布し、その後、加熱処理を施し、当該第1のレ
ジスト9aを硬化させる。次に、感光性を有する樹脂か
らなる第2のレジスト9bを、第1のレジスト9aの上
に厚く塗布し、その後、当該第2のレジスト9bに対し
てプリベーク処理を施す。なお、第1のレジスト9aに
は、現像液によって溶解させたときの溶解速度が速いも
のを用い、第2のレジスト9bには、現像液によって溶
解させたときの溶解速度が遅いものを用いる。
【0031】次に、フォトリソグラフィ技術を用いて、
レジスト層9を所定の形状にパターニングする。ここ
で、レジスト層9を所定の形状にパターニングする際
は、先ず、所望するパターンに対応するようにレジスト
層9を露光する。次に、露光した箇所のレジスト層9を
現像液にて溶解して除去し、その後、ポストベーク処理
を施す。これにより、露光した箇所のレジスト層9が除
去され、図13及び図14に示すように、所定の形状と
されたレジスト層9が得られる。
【0032】ここで、レジスト層9は、現像液によって
溶解させたときの溶解速度が速い第1のレジスト9a
と、現像液によって溶解させたときの溶解速度が遅い第
2のレジスト9bとを積層して形成している。したがっ
て、レジスト層9は、上層部である第2のレジスト9b
よりも、下層部である第1のレジスト9aの部分のほう
が、現像液によってより多くエッチングされ、図14に
示すように、下層部が内方に食い込んだアンダーカット
形状となる。
【0033】以上のようにしてレジスト層9を形成した
ら、次に、図15に示すように、所定の形状にパターニ
ングされたレジスト層9をマスクとして、磁気抵抗効果
膜5をエッチングする。なお、ここでは、磁気抵抗効果
膜5をエッチングするだけでなく、硬磁性膜7や導電体
膜8の一部、すなわち、レジスト層9によって覆われて
いない部分の硬磁性膜7や導電体膜8もエッチングす
る。そして、このようにエッチングを行ったとき、レジ
スト層9の側面には被エッチング物が付着し、図15に
示すように、レジスト層9の側面に再デポジット層5a
が形成される。
【0034】次に、図16及び図17に示すように、レ
ジスト層9を除去する。これにより、磁気抵抗効果膜5
が所定の形状にエッチングされてなる磁気抵抗効果素子
5bが、非磁性絶縁膜4の上に形成される。なお、図1
7は、レジスト層9を除去した状態を上方から見た平面
図である。
【0035】このとき、レジスト層9は、下層部が内方
に食い込んだアンダーカット形状となっているので、磁
気抵抗効果膜5、硬磁性膜7及び導電体膜8のエッチン
グ時にレジスト層9の側面に被エッチング物が付着して
再デポジット層5aが形成されていたとしても、レジス
ト層9の剥離時に当該再デポジット層5aが磁気抵抗効
果素子5bの上に残存するようなことは無くなり、当該
再デポジット層5aは確実に磁気抵抗効果素子5bから
分離され取り除かれる。
【0036】ところで、図14に示したようにレジスト
層9を形成するにあたって、当該レジスト層9の下層部
の内方に食い込んでいる部分の大きさL2(以下、アン
ダーカット量L2と称する。)は、第1のレジスト9a
に対する加熱処理条件や、レジスト層9の現像時間など
を調整することにより、制御可能である。
【0037】そして、レジスト層9を形成するにあたっ
ては、第1のレジスト9aに対する加熱処理条件や、レ
ジスト層9の現像時間などを調整することにより、アン
ダーカット量L2が300nm程度以上となるように形
成することが好ましい。アンダーカット量L2が、30
0nmよりも小さいと、レジスト層9の下層部の内方へ
の食い込み量が少なすぎ、レジスト層9の側面に付着し
た再デポジット層5aが、レジスト層9を剥離したとき
に磁気抵抗効果素子5bの上に残存してしまう場合があ
る。一方、アンダーカット量L2の上限は、図16に示
すように磁気抵抗効果素子5bの記録媒体対向面側の端
部から他方の端部までの長さをt2としたとき、t2/2
である。したがって、アンダーカット量L2は、300
nm≦L2≦t2/2の範囲内とすることが好ましい。
【0038】より具体的には、磁気抵抗効果素子5bの
記録媒体対向面側の端部から他方の端部までの長さt2
は、近年の高記録密度化に対応するために、1.2μm
程度以下とすることが望まれており、この場合、アンダ
ーカット量L2は、1.2μm/2以下とする必要があ
る。したがって、アンダーカット量L2は、300nm
≦L2≦600nmの範囲内とすることが好ましい。
【0039】次に、図18及び図19に示すように、磁
気抵抗効果型磁気ヘッドの上層磁気ギャップとなる非磁
性絶縁膜10を、スパッタリング等により成膜する。な
お、図18は、非磁性絶縁膜10が成膜された状態を上
方から見た平面図であり、一部を透過させて図示してい
る。また、図19は、図18のA3−A4における断面図
である。
【0040】なお、非磁性絶縁膜10の材料としては、
絶縁特性や耐磨耗性等の観点から、例えばAl23やS
iO2が好適である。ここで、非磁性絶縁膜10によっ
て覆われる磁気抵抗効果素子5bは、アンダーカット形
状のレジスト層9をマスクとしてエッチングすることに
より形成されている。したがって、磁気抵抗効果素子5
bに再デポジット層5aが残存しているようなことは無
く、磁気抵抗効果素子5bの上面は一様な平面となって
いる。したがって、非磁性絶縁膜10は、磁気抵抗効果
素子5bの全面にわたって均一に形成され、その絶縁特
性は、非常に良好なものとなる。
【0041】次に、図20に示すように、磁気抵抗効果
型磁気ヘッドの上層磁気シールドとなる軟磁性膜11
を、スパッタリング等により成膜する。ここで、軟磁性
膜11の材料としては、軟磁気特性等の観点から、例え
ばNi−Fe系合金が好適である。
【0042】次に、図21に示すように、非磁性絶縁材
料からなる保護膜12をスパッタリング等により成膜す
る。ここで、保護膜12の材料としては、絶縁特性や耐
磨耗性等の観点から、例えばAl23やSiO2が好適
である。
【0043】以上の工程で、磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造に係る薄膜プロセスが完了する。その後、図22
に示すように、磁気抵抗効果素子5bが形成された側の
側面を、磁気抵抗効果素子5bの端部が露呈するまで研
磨したり、また、基板1から磁気抵抗効果型磁気ヘッド
を切り出して所定の形状とするなどの機械加工を施すこ
とにより、磁気抵抗効果型磁気ヘッドが完成する。な
お、図22は、磁気抵抗効果素子5bが形成された側の
側面を、磁気抵抗効果素子5bの端部が露呈するまで研
磨した状態を上方から見た平面図であり、一部を透過さ
せて図示している。
【0044】この磁気抵抗効果型磁気ヘッドでは、図2
2に示すように磁気抵抗効果素子5bの端部が露呈した
側の面が、記録媒体対向面Sとなる。すなわち、この磁
気抵抗効果型磁気ヘッドを用いて記録媒体から情報信号
を再生する際は、磁気抵抗効果素子5bの端部が露呈し
た側の面に対向するように記録媒体を走行させ、当該記
録媒体からの信号磁界を、記録媒体対向面Sに端部が露
呈した磁気抵抗効果素子5bによって検出する。なお、
磁気抵抗効果素子5bによる信号磁界の検出は、導電体
膜8を介して磁気抵抗効果素子5bにセンス電流を供給
し、当該センス電流の電圧変化を検出することにより行
う。
【0045】また、この磁気抵抗効果型磁気ヘッドで
は、図22に示すように、硬磁性膜7及び導電体膜8に
挟まれた部分の磁気抵抗効果素子5bの間隔Tpが再生
トラック幅となる。換言すれば、図8乃至図9に示した
工程で、レジスト層6をマスクとして磁気抵抗効果膜5
をエッチングすることにより、この磁気抵抗効果型磁気
ヘッドの再生トラック幅が規定される。
【0046】また、この磁気抵抗効果型磁気ヘッドで
は、図22に示すように、磁気抵抗効果素子5bの記録
媒体対向面側の端部から他方の端部までの長さDpが、
いわゆるデプス長(感磁部分の記録媒体対向面Sからの
深さ)となっている。換言すれば、図13乃至図17に
示した工程で、レジスト層9をマスクとして磁気抵抗効
果膜5をエッチングすることにより、この磁気抵抗効果
型磁気ヘッドのデプス長が規定される。ただし、デプス
長は、磁気抵抗効果素子5bが形成された側の側面を研
磨する際の研磨量にも依存しており、当該研磨量が多い
ときには、磁気抵抗効果型磁気ヘッドのデプス長は、レ
ジスト層9をマスクとして磁気抵抗効果膜5をエッチン
グした段階における、磁気抵抗効果素子5bの記録媒体
対向面側の端部から他方の端部までの長さt2よりも、
若干小さくなる。
【0047】以上のように製造された磁気抵抗効果型磁
気ヘッドでは、磁気抵抗効果素子5bに再デポジット層
5aが残存しているようなことが無く、磁気抵抗効果素
子5bの上面は一様な平面となっている。したがって、
磁気抵抗効果素子5bの上に形成される非磁性絶縁膜1
0は、磁気抵抗効果素子5bの全面にわたって均一に形
成され、その絶縁特性は、非常に良好なものとなる。し
たがって、この磁気抵抗効果型磁気ヘッドでは、下層磁
気シールドとなる軟磁性膜2と、上層磁気シールドとな
る軟磁性膜11との間隔を狭くしても、それらと磁気抵
抗効果素子5bとの間の絶縁性を十分に確保することが
できる。すなわち、この磁気抵抗効果型磁気ヘッドで
は、磁気抵抗効果素子5bと磁気シールドとの間の絶縁
性を確保しつつ、上層磁気シールドと下層磁気シールド
との間隔をより狭くすることができ、更なる高記録密度
化に対応することができる。
【0048】なお、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドを作
製する際の薄膜プロセスでは、アンダーカット形状のレ
ジスト層6,9を形成する際に、現像液に対する溶解速
度の異なる2つのレジストを積層して用いる、いわゆる
2層レジスト法を採用したが、アンダーカット形状のレ
ジスト層6,9は、単層のレジスト層で形成することも
可能である。
【0049】単層のレジスト層をアンダーカット形状と
する場合には、先ず、感光性を有するレジストを塗布し
て、単層のレジスト層を形成し、その後、当該レジスト
層に対してプリベーク処理を施す。次に、所望するパタ
ーンに対応するようにレジスト層を露光し、その後、レ
ジスト層に対してベーク処理を施す。ここでのベーク処
理は、レジスト層の下層部の現像液に対する溶解速度を
促進するための処理である。次に、露光した箇所のレジ
スト層を現像液にて溶解して除去し、その後、ポストベ
ーク処理を施す。これにより、露光した箇所のレジスト
層が除去され、レジスト層が所定の形状とされる。
【0050】このようにレジスト層を形成した場合は、
レジスト層の露光後にレジスト層に対してベーク処理を
施して下層部の溶解速度を促進しているので、レジスト
層を現像液で現像したときに、当該レジスト層の下層部
が上層部よりも現像液によってより多くエッチングされ
る。したがって、図8に示したレジスト層6や、図14
に示したレジスト層9と同様に、下層部が内方に食い込
んだアンダーカット形状のレジスト層が得られる。
【0051】また、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドにお
いては、導電体膜8をそのまま外部接続用端子とするの
ではなく、導電体膜8の磁気抵抗効果素子5bと接続さ
れていない側に、より電気抵抗の低い第2の導電体膜を
接続し、当該第2の導電体膜の端部を外部接続用端子と
しても良い。ここで、第2の導電体膜は、Cu等のよう
に電気抵抗の低い材料を、メッキ等により出来るだけ厚
く形成すると良い。このように、電気抵抗の低い第2の
導電体膜を介して磁気抵抗効果素子5bにセンス電流を
供給するようにすることで、外部接続用端子から磁気抵
抗効果素子5bに至るセンス電流の経路の抵抗値をより
低くすることができ、磁気抵抗効果型磁気ヘッドの再生
特性をより向上することができる。
【0052】また、上述の説明では、再生専用磁気ヘッ
ドである磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造プロセスにつ
いてだけ説明したが、記録再生用磁気ヘッドを所望する
場合には、上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドの上に、記録
用磁気ヘッドとしてインダクティブ型磁気ヘッドを積層
形成するようにしてもよい。
【0053】上記磁気抵抗効果型磁気ヘッドの上にイン
ダクティブ型磁気ヘッドを積層形成する場合は、保護膜
12の上にインダクティブ型磁気ヘッドを薄膜プロセス
により新たに形成するようにしても良いし、或いは、磁
気抵抗効果型磁気ヘッドの上層磁気シールドとなってい
る軟磁性膜11を、インダクティブ型磁気ヘッドの下層
磁気コアとして用いて、この軟磁性膜11の上に、イン
ダクティブ型磁気ヘッドを構成する磁気ギャップ膜、薄
膜コイル及び上層磁気コア等を形成するようにしても良
い。
【0054】なお、本発明を適用して製造される磁気抵
抗効果型磁気ヘッドは、ハードディスクドライブ用に限
定されるものではなく、磁気記録の分野において広く使
用可能であり、例えば、記録媒体としてフレキシブルデ
ィスクを用いる磁気記録再生装置や、記録媒体として磁
気テープを用いる磁気記録再生装置等にも使用可能であ
る。
【0055】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造方法では、磁気抵抗
効果素子を形成する際のマスクとなるレジスト層を、下
層部が内方に食い込んだアンダーカット形状となるよう
に形成しているので、磁気抵抗効果素子となる磁気抵抗
効果膜のエッチング時にレジスト側面に被エッチング物
が付着したとしても、レジスト剥離時に、レジスト側面
に付着した被エッチング物が磁気抵抗効果素子上に残存
するようなことは無くなり、再デポジット層は確実に取
り除かれる。
【0056】したがって、磁気抵抗効果素子の上に形成
される非磁性絶縁膜のステップカバレージは良好なもの
となり、上層磁気シールドと下層磁気シールドとの間隔
を狭くしても、磁気抵抗効果素子と磁気シールドとの絶
縁性を十分に確保することができる。
【0057】すなわち、本発明によれば、磁気抵抗効果
素子と磁気シールドとの間の絶縁性を確保しつつ、上層
磁気シールドと下層磁気シールドとの間隔をより狭くす
ることができ、更なる高記録密度化に対応することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、下層磁気シールドとなる
軟磁性膜を基板上に形成した状態を示す断面図である。
【図2】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、下層磁気シールドとなる
軟磁性膜を所定の形状にエッチングした状態を示す断面
図である。
【図3】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、下層磁気シールドとなる
軟磁性膜上に非磁性絶縁膜を形成した状態を示す断面図
である。
【図4】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、非磁性絶縁膜を軟磁性膜
の表面が露呈するまで研磨した状態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、下層磁気ギャップとなる
非磁性絶縁膜を形成した状態を示す断面図である。
【図6】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果素子となる
磁気抵抗効果膜を形成した状態を示す断面図である。
【図7】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜上にレジ
スト層を形成した状態を示す断面図である。
【図8】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜上に形成
したレジスト層を所定の形状にパターニングした状態を
示す断面図である。
【図9】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッドの
製造工程を順次示す図であり、レジスト層をマスクとし
て磁気抵抗効果膜をエッチングした状態を示す断面図で
ある。
【図10】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、レジスト層を残したま
ま、硬磁性膜と導電体膜とを形成した状態を示す断面図
である。
【図11】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、レジスト層を、当該レ
ジスト層の上に形成された硬磁性膜及び導電体膜と共に
除去した状態を示す断面図である。
【図12】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、レジスト層を、当該レ
ジスト層の上に形成された硬磁性膜及び導電体膜と共に
除去した状態を示す平面図である。
【図13】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜及び導
電体膜の上に、所定の形状のレジスト層を形成した状態
を示す平面図である。
【図14】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜及び導
電体膜の上に、所定の形状のレジスト層を形成した状態
を示す断面図である。
【図15】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、レジスト層をマスクと
して磁気抵抗効果膜をエッチングした状態を示す断面図
である。
【図16】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜をエッ
チングする際のマスクとなっていたレジスト層を除去し
た状態を示す断面図である。
【図17】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果膜をエッ
チングする際のマスクとなっていたレジスト層を除去し
た状態を示す平面図である。
【図18】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、上層磁気ギャップとな
る非磁性絶縁膜を形成した状態を示す平面図である。
【図19】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、上層磁気ギャップとな
る非磁性絶縁膜を形成した状態を示す断面図である。
【図20】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、上層磁気シールドとな
る軟磁性膜を形成した状態を示す断面図である。
【図21】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、保護膜を形成した状態
を示す断面図である。
【図22】本発明を適用した磁気抵抗効果型磁気ヘッド
の製造工程を順次示す図であり、磁気抵抗効果素子が形
成された側の側面を研磨した状態を示す平面図である。
【図23】シールド型の磁気抵抗効果型磁気ヘッドの要
部を記録媒体対向面側から見た平面図である。
【符号の説明】
1 基板、 2 軟磁性膜(下層磁気シールド)、 3
非磁性絶縁膜、 4非磁性絶縁膜(下層磁気ギャッ
プ)、 5 磁気抵抗効果膜、 5a 再デポジット
層、 5b 磁気抵抗効果素子、 6 レジスト層、
6a 第1のレジスト、 6b 第2のレジスト、 7
硬磁性膜、 8 導電体膜、 9 レジスト層、 9
a 第1のレジスト、 9b 第2のレジスト、 10
非磁性絶縁膜(上層磁気ギャップ)、 11 軟磁性
膜(上層磁気シールド)、 12保護膜

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下層磁気シールドとなる磁性体上に第1
    の非磁性絶縁膜を形成する工程と、 上記第1の非磁性絶縁膜上に、磁気抵抗効果素子となる
    磁気抵抗効果膜と、磁気抵抗効果素子にバイアス磁界を
    印加するための磁性膜と、磁気抵抗効果素子にセンス電
    流を供給する電極となる導電体膜とを形成する工程と、 上記磁気抵抗効果膜上に、所定の形状のレジスト層を形
    成する工程と、 上記レジスト層をマスクとして、上記磁気抵抗効果膜を
    エッチングし、所定の形状の磁気抵抗効果素子を形成す
    る工程と、 上記磁気抵抗効果膜をエッチングする際にマスクとなっ
    ていた上記レジスト層を除去する工程と、 所定の形状とされた磁気抵抗効果素子上に、第2の非磁
    性絶縁膜を形成する工程と、 上記第2の非磁性絶縁膜上に、上層磁気シールドとなる
    磁性膜を形成する工程とを有し、 上記レジスト層を形成する際に、当該レジスト層を、下
    層部が内方に食い込んだアンダーカット形状となるよう
    に形成することを特徴とする磁気抵抗効果型磁気ヘッド
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記レジスト層を、第1のレジストと第
    2のレジストを積層して形成し、 下層部である第1のレジストを上層部である第2のレジ
    ストよりも、より多くエッチングすることにより、当該
    レジスト層を下層部が内方に食い込んだアンダーカット
    形状とすることを特徴とする請求項1記載の磁気抵抗効
    果型磁気ヘッドの製造方法。
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