JPH11312061A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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JPH11312061A
JPH11312061A JP10119165A JP11916598A JPH11312061A JP H11312061 A JPH11312061 A JP H11312061A JP 10119165 A JP10119165 A JP 10119165A JP 11916598 A JP11916598 A JP 11916598A JP H11312061 A JPH11312061 A JP H11312061A
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JP
Japan
Prior art keywords
program
time
printer
programs
time zone
Prior art date
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JP10119165A
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English (en)
Inventor
Takeshi Sakuma
剛 佐久間
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のプログラムを搭載したプリンタ装置の
利便性を向上させる。 【解決手段】 操作パネル6あるいは上位装置からの指
示によって予め設定された時間帯毎に、ROM2に格納
されている各プログラムに基づいてそれぞれ文書が印刷
された回数を累積して保持するカウンタ(印刷回数累積
手段)を該それぞれのプログラムに対してNV−RAM
4上に設け、CPU1は、プリンタ装置がレディ状態で
待機中に、その時点に該当する時間帯における各プログ
ラムに対するカウンタのカウント値を比較し、最もカウ
ント値が大きいカウンタに対応するプログラムを最も使
用頻度が高いプログラムと判断して、そのプログラムを
起動して待機させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数のプリンタ
言語を処理するために複数のプログラムを搭載したプリ
ンタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複数のプリンタ言語を処理するた
めに複数のプログラムを有するプリンタ装置が多い。
【0003】このようなプリンタ装置は、電源ON時に
起動するプログラムの設定を行なう機能や、操作パネル
あるいは上位装置からの指示によってプログラムの切り
換えを行なう機能を有しており、ユーザが操作パネルあ
るいは上位装置を操作することによって所要のプログラ
ムに切り替えて印刷を行なうことができるようになって
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プログ
ラムが切り換わる場合、切り換わった後のプログラムの
起動時間(プログラムが起動されて初期化処理が終了
し、レディ状態になるまでの時間)は、プログラムによ
り短かったり長かったり様々であり、プログラムの起動
時間が長い場合には当然待たされてしまうことになる。
【0005】特に、プリンタ装置が複数のプログラムを
有していても、1つのプログラムしか起動させることが
できない場合には、どのプログラムを起動して待機させ
ておくかによって利便性(使い勝手)が変わる。この発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数のプロ
グラムを搭載したプリンタ装置の利便性を向上させるこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数のプリ
ンタ言語を処理するための複数のプログラムが搭載さ
れ、上位装置からの送信データにより上記複数のプログ
ラムの中から所要のプログラムを起動し、上記送信デー
タを処理して印刷を行なう手段を有するプリンタ装置に
おいて、上記の目的を達成するため、以下の各手段を設
けたことを特徴とする。
【0007】請求項1の発明は、操作パネルあるいは上
位装置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、
上記各プログラムに基づいてそれぞれ文書が印刷された
回数を累積して保持する印刷回数累積手段を該それぞれ
のプログラムに対して設け、当該プリンタ装置がレディ
状態で待機中に、その時点に該当する時間帯における上
記各プログラムに対する印刷回数累積手段の累積値を比
較し、最も累積値が大きい印刷回数累積手段に対応する
プログラムを起動して待機させる待機動作制御手段を設
けたものである。
【0008】請求項2の発明は、操作パネルあるいは上
位装置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、
上記各プログラムに基づいてそれぞれ印刷された用紙枚
数を累積して保持する用紙枚数累積手段を該それぞれの
プログラムに対して設け、当該プリンタ装置がレディ状
態で待機中に、その時点に該当する時間帯における上記
各プログラムに対する用紙枚数累積手段の値を比較し、
最も累積値が大きい用紙枚数累積手段に対応するプログ
ラムを起動して待機させる待機動作制御手段を設けたも
のである。
【0009】請求項3の発明は、操作パネルあるいは上
位装置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、
上記各プログラムに基づく上位装置からの送信データに
よる印刷処理動作開始から1文書の全ての用紙排出完了
又は印刷処理動作完了のどちらか後になる処理終了によ
る印刷処理終了までをプログラム使用時間として、その
各プログラム使用時間をそれぞれ累積して保持するプロ
グラム使用時間累積手段を該それぞれのプログラムに対
して設け、当該プリンタ装置がレディ状態で待機中に、
その時点に該当する時間帯における上記各プログラムに
対するプログラム使用時間累積手段の値を比較し、最も
累積値が大きいプログラム使用時間累積手段に対応する
プログラムを起動して待機させる待機動作制御手段を設
けたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかのプリンタ装置において、操作パネルあるいは上位
装置からの指示によって待機動作制御手段による上記待
機中のプログラム起動動作の設定及び解除を行なう手段
を設けたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明を実施
したプリンタ装置の一例を示すハードウェア構成図であ
る。
【0012】このプリンタ装置は、CPU1,ROM
2,RAM3,NV−RAM4,ホストI/F(ホスト
インタフェース)5,操作パネル6,プリンタエンジン
7,タイマ8,及びバス9等からなる。CPU1は、こ
のプリンタ装置に接続されている入出力装置の制御、及
びROM2内のプログラムやメモリ(RAM3,NV−
RAM4)の管理等を行なう中央処理装置である。
【0013】ROM2は、印刷描画制御や操作パネル6
の制御など、このプリンタ装置全体を制御するためのシ
ステムプログラムや、プリンタ言語を処理するための複
数のプログラム、フォントデータや印刷制御に使用する
固定データが格納されている読み出し専用メモリであ
る。RAM3は、ホストI/F5を介して入力される受
信データを格納する受信用バッファや、実際に用紙に印
刷される印刷イメージを作成するためのビットマップメ
モリなどに使用する読み書き可能なメモリである。
【0014】NV−RAM4は、印刷に使用される設定
データを電源OFF時でも保持可能な読み書き可能なメ
モリである。ホストI/F5は、図示されていない上位
装置(コンピュータ等のホスト)との間で相互通信を行
なうインタフェイスである。操作パネル6は、このプリ
ンタ装置の様々な設定項目やこのプリンタ装置の状態な
どの表示や設定を行なうための操作表示部である。
【0015】プリンタエンジン7は、用紙の給紙や排
紙、及び印刷イメージの用紙上への描画処理(印刷処
理)を行なうハードウェア装置である。タイマ8は、こ
のプリンタ装置に内蔵している時計である。バス9は、
上記各部を相互に接続するアドレスバス,データバスか
らなるバスラインである。
【0016】なお、この実施形態のプリンタ装置では、
3種類のプリンタ言語、つまりプリンタ言語A,プリン
タ言語B,プリンタ言語Cを処理できるものとする。そ
して、プリンタ言語A,プリンタ言語B,プリンタ言語
Cをそれぞれ解析/処理するためのプログラムをそれぞ
れプログラムA,プログラムB,プログラムCとする。
【0017】プログラムA、プログラムB、プログラム
Cは、例えば図2に示すように、ROM2のプログラム
領域に格納されており、上位装置から送信されたデータ
がホストI/F5を介してRAM3上の受信用バッファ
に格納されると、操作パネル6あるいは上位装置からの
受信データ中に指示されたプリンタ言語を解析/処理す
るためのプログラムが起動され、そのプログラムがCP
U1に受信データを順次処理させていく。
【0018】また、この実施形態では、例えば図2に示
すように、このプリンタ装置の操作パネル6あるいは上
位装置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、
プログラムA,プログラムB,プログラムCのそれぞれ
に対応するソフトウェアカウンタ(以下単に「カウン
タ」という)をNV−RAM4に待っている。
【0019】以下、このプリンタ装置におけるこの発明
に係る制御について、図3〜図8のフローチャートも参
照して具体的に説明する。まず、このプリンタ装置にお
ける請求項1の発明に係る制御について、図3及び図4
を参照して説明する。
【0020】この場合、このプリンタ装置の操作パネル
6あるいは上位装置からの指示によって予め設定された
時間帯(ここでは時間帯1,時間帯2,時間帯3とす
る)毎に、プログラムAに基づいて文書が印刷された回
数を累積して保持するカウンタA11(時間帯1),A
12(時間帯2),A13(時間帯3)、プログラムB
に基づいて文書が印刷された回数を累積して保持するカ
ウンタB11(時間帯1),B12(時間帯2),B1
3(時間帯3)、プログラムCに基づいて文書が印刷さ
れた回数を累積して保持するカウンタC11(時間帯
1),C12(時間帯2),C13(時間帯3)をそれ
ぞれNV−RAM4に持つ。
【0021】なお、それらのカウンタが、請求項1の印
刷回数累積手段としての機能を果たす。また、図1のC
PU1がROM2に格納されているシステムプログラム
に従って動作することにより、請求項1の待機動作制御
手段としての機能が実現される。
【0022】図3は、CPU1による請求項1の発明に
係るカウント制御の一例を示すフローチャートである。
CPU1は、プログラムAを起動し、1つの文書の印刷
処理を開始し、その印刷処理を終了した時点で、タイマ
8からその時点の時間(現在の時刻)を読み出し、該当
する時間帯のプログラムAに対するカウンタA1n(A
11,A12,又はA13)を1つカウントアップす
る。
【0023】同様に、プログラムBあるいはプログラム
Cを起動し、1つの文書の印刷処理を開始し、その印刷
処理を終了した時点で、タイマ8からその時点の時間
(現在の時刻)を読み出し、該当する時間帯のプログラ
ムBに対するカウンタB1n(B11,B12,又はB
13)あるいはプログラムCに対するカウンタC1n
(C11,C12,又はC13)を1つカウントアップ
する。
【0024】各カウンタのカウント値は、それをクリア
するための指示が操作パネル6上あるいは上位装置から
あるまで累積されていく。上記の例では、該当する時間
帯を判定するためのタイマ8からの時刻の読み出しを1
つの文書の印刷処理が終了したと判定された時点で行な
っているが、プログラムが起動された時刻をタイマ8か
ら読み出しておき、その時刻をカウンタ8のカウントア
ップ時の該当する時間帯の判定に使用しても良い。
【0025】図4は、CPU1による請求項1の発明に
係る待機動作制御の一例を示すフローチャートである。
CPU1は、このプリンタ装置がある一定時間レディ状
態で待機中になった場合、その時点の時間(現在の時
刻)をタイマ8から読み出し、その時刻に該当する時間
帯におけるプログラムA,プログラムB,プログラムC
に対するカウンタA1n,カウンタB1n,カウンタC
1nのカウント値(累積値)を比較し、カウント値が一
番大きい(印刷回数が一番多い)カウンタを判定する。
【0026】そして、カウント値が一番大きい(印刷回
数が一番多い)カウンタに対応するプログラムを最も使
用頻度が高いプログラムと判断し、そのプログラムを起
動して待機させる。また、各カウンタのカウント値の比
較判定のとき、カウント値が一番大きいカウンタに対応
するプログラムが複数存在する場合には、現在起動され
ているプログラムのままにしておく。
【0027】このように、操作パネル6あるいは上位装
置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、各プ
ログラムに基づいてそれぞれ文書が印刷された回数を累
積して保持するカウンタ(印刷回数累積手段)を該それ
ぞれのプログラムに対して設け、このプリンタ装置がレ
ディ状態で待機中に、その時点に該当する時間帯におけ
る各プログラムに対するカウンタのカウント値を比較
し、最もカウント値が大きいカウンタに対応するプログ
ラムを最も使用頻度が高いプログラムと判断して、その
プログラムを起動して待機させておくことにより、利便
性(使い勝手)が向上する。
【0028】次に、このプリンタ装置における請求項2
の発明に係る制御について、図5及び図6を参照して説
明する。
【0029】この場合、このプリンタ装置の操作パネル
6あるいは上位装置からの指示によって予め設定された
時間帯(ここでは時間帯1,時間帯2,時間帯3とす
る)毎に、プログラムAに基づいて印刷された用紙枚数
を累積して保持するカウンタA21(時間帯1),A2
2(時間帯2),A23(時間帯3)、プログラムBに
基づいて印刷された用紙枚数を累積して保持するカウン
タB21(時間帯1),B22(時間帯2),B23
(時間帯3)、プログラムCに基づいて印刷された用紙
枚数を累積して保持するカウンタC21(時間帯1),
C22(時間帯2),C23(時間帯3)をそれぞれN
V−RAM4に持つ。
【0030】なお、それらのカウンタが、請求項2の用
紙枚数累積手段としての機能を果たす。また、CPU1
がROM2に格納されているシステムプログラムに従っ
て動作することにより、請求項2の待機動作制御手段と
しての機能が実現される。
【0031】図5は、CPU1による請求項2の発明に
係るカウント制御の一例を示すフローチャートである。
CPU1は、プログラムAを起動し、1つの文書の印刷
処理を開始し、その印刷処理によって印刷された用紙が
1枚排出される毎に、その用紙排出時点の時間(現在の
時刻)をタイマ8から読み出し、該当する時間帯のプロ
グラムAに対するカウンタA2n(A21,A22,又
はA23)を1つカウントアップする。
【0032】同様に、プログラムBあるいはプログラム
Cを起動し、1つの文書の印刷処理を開始し、その印刷
処理によって印刷された用紙が1枚排出される毎に、そ
の用紙排出時点の時間(現在の時刻)をタイマ8から読
み出し、該当する時間帯のプログラムBに対するカウン
タB2n(B21,B22,又はB23)あるいはプロ
グラムCに対するカウンタC2n(C21,C22,又
はC23)を1つカウントアップする。
【0033】各カウンタのカウント値は、それをクリア
するための指示が操作パネル6上あるいは上位装置から
あるまで累積されていく。図6は、CPU1による請求
項2の発明に係る待機動作制御の一例を示すフローチャ
ートである。
【0034】CPU1は、このプリンタ装置がある一定
時間レディ状態で待機中になった場合、その時点の時間
(現在の時刻)をタイマ8から読み出し、その時刻に該
当する時間帯におけるプログラムA,プログラムB,プ
ログラムCに対するカウンタA2n,カウンタB2n,
カウンタC2nのカウント値(累積値)を比較し、カウ
ント値が一番大きい(印刷された用紙枚数が一番多い)
カウンタを判定する。
【0035】そして、カウント値が一番大きい(印刷さ
れた用紙枚数が一番多い)カウンタに対応するプログラ
ムを最も使用頻度が高いプログラムと判断し、そのプロ
グラムを起動して待機させる。また、各カウンタのカウ
ント値の比較判定のとき、カウント値が一番大きいカウ
ンタに対応するプログラムが複数存在する場合には、現
在起動されているプログラムのままにしておく。
【0036】このように、操作パネル6あるいは上位装
置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、各プ
ログラムに基づいてそれぞれ印刷された用紙枚数を累積
して保持するカウンタ(用紙枚数累積手段)を該それぞ
れのプログラムに対して設け、このプリンタ装置がレデ
ィ状態で待機中に、その時点に該当する時間帯における
各プログラムに対するカウンタのカウント値を比較し、
最もカウント値が大きいカウンタに対応するプログラム
を最も使用頻度が高いプログラムと判断して、そのプロ
グラムを起動して待機させておくことにより、利便性
(使い勝手)が向上する。
【0037】次に、このプリンタ装置における請求項3
の発明に係る制御について、図7及び図8を参照して説
明する。
【0038】この場合、このプリンタ装置の操作パネル
6あるいは上位装置からの指示によって予め設定された
時間帯(ここでは時間帯1,時間帯2,時間帯3とす
る)毎に、プログラムA,プログラムB,プログラムC
に基づく上位装置からの送信データによる印刷処理動作
開始から1文書の全ての用紙排出完了又は印刷処理動作
完了のどちらか後になる処理終了による印刷処理終了ま
でをプログラム使用時間として、その各プログラム使用
時間をそれぞれ累積して保持するカウンタA31(時間
帯1),A32(時間帯2),A33(時間帯3)、カ
ウンタB31(時間帯1),B32(時間帯2),B3
3(時間帯3)、カウンタC31(時間帯1),C32
(時間帯2),C33(時間帯3)をそれぞれNV−R
AM4に持つ。
【0039】なお、それらのカウンタが、請求項3のプ
ログラム使用時間累積手段としての機能を果たす。ま
た、CPU1がROM2に格納されているシステムプロ
グラムに従って動作することにより、請求項3の待機動
作制御手段としての機能が実現される。
【0040】図7は、CPU1による請求項3の発明に
係るカウント制御の一例を示すフローチャートである。
CPU1は、プログラムAを起動し、上位装置からの送
信データによる印刷処理動作(1つの文書の印刷処理)
を開始し、その時点でタイマ8から現在の時刻(処理開
始時刻)を読み出し、1つの文書の全ての用紙排出完了
又は印刷処理動作完了のどちらか後になる処理終了によ
る印刷処理終了の時点でタイマ8から現在の時刻(処理
終了時刻)を読み出した後、プログラム使用時間(処理
終了時刻−処理開始時刻)を計算して、そのプログラム
使用時間を該当する時間帯のプログラムAに対するカウ
ンタA3n(A31,A32,又はA33)に累積(加
算)する。
【0041】このとき、処理開始時刻から処理終了時刻
までの時間が複数の時間帯にまたがる場合には、それぞ
れの時間帯でのプログラム使用時間(印刷処理時間)を
計算して、該当する時間帯のカウンタにそれぞれのプロ
グラム使用時間を累積していく。
【0042】同様に、プログラムBあるいはプログラム
Cを起動し、1つの文書の印刷処理を開始し、その時点
でタイマ8から処理開始時刻を読み出し、1つの文書の
全ての用紙排出完了又は印刷処理動作完了のどちらか後
になる処理終了による印刷処理終了の時点でタイマ8か
ら処理終了時刻を読み出した後、プログラム使用時間を
計算して、そのプログラム使用時間を該当する時間帯の
プログラムBに対するカウンタB3n(B31,B3
2,又はB33)あるいはプログラムCに対するカウン
タC3n(C31,C32,又はC33)に累積してい
く。
【0043】各カウンタのカウント値は、それをクリア
するための指示が操作パネル6上あるいは上位装置から
あるまで累積されていく。図8は、CPU1による請求
項3の発明に係る待機動作制御の一例を示すフローチャ
ートである。
【0044】CPU1は、このプリンタ装置がある一定
時間レディ状態で待機中になった場合、その時点の時間
(現在の時刻)をタイマ8から読み出し、その時刻に該
当する時間帯におけるプログラムA,プログラムB,プ
ログラムCに対するカウンタA3n,カウンタB3n,
カウンタC3nのカウント値(累積値)を比較し、カウ
ント値が一番大きい(プログラム使用時間が一番多い)
カウンタを判定する。
【0045】そして、カウント値が一番大きい(プログ
ラム使用時間が一番多い)カウンタに対応するプログラ
ムを最も使用頻度が高いプログラムと判断し、そのプロ
グラムを起動して待機させる。また、各カウンタのカウ
ント値の比較判定のとき、カウント値が一番大きいカウ
ンタに対応するプログラムが複数存在する場合には、現
在起動されているプログラムのままにしておく。
【0046】このように、操作パネル6あるいは上位装
置からの指示によって予め設定された時間帯毎に、各プ
ログラムに基づく上位装置からの送信データによる印刷
処理動作開始から1文書の全ての用紙排出完了又は印刷
処理動作完了のどちらか後になる処理終了による印刷処
理終了までをプログラム使用時間として、その各プログ
ラム使用時間をそれぞれ累積して保持するカウンタ(プ
ログラム使用時間累積手段)を該それぞれのプログラム
に対して設け、このプリンタ装置がレディ状態で待機中
に、その時点に該当する時間帯における各プログラムに
対するカウンタのカウント値を比較し、最もカウント値
が大きいカウンタに対応するプログラムを最も使用頻度
が高いプログラムと判断して、そのプログラムを起動し
て待機させておくことにより、利便性(使い勝手)が向
上する。
【0047】なお、この実施形態では、請求項1の発明
に係るカウンタ(各プログラムに基づいてそれぞれ文書
が印刷された回数を累積して保持するカウンタ)、請求
項2の発明に係るカウンタ(各プログラムに基づいてそ
れぞれ印刷された用紙枚数を累計して保持するカウン
タ)、あるいは請求項3の発明に係るカウンタ(各プロ
グラム使用時間を累積して保持するカウンタ)をNV−
RAM4上に持つ例を挙げて記述したが、NV−RAM
4以外にも読み書きが可能でプリンタ装置の電源OFF
時でもデータが保持可能なメモリであれば何でも良い。
【0048】また、図4,図6,又は図8の動作(待機
中のプログラム起動動作)の設定及び解除は、プリンタ
装置の操作パネル6あるいは上位装置からの指示によっ
て行なうことができる。待機中のプログラム起動動作が
解除された場合には、通常の処理を行なう。待機中のプ
ログラム起動動作の設定及び解除を行なえるようにすれ
ば、一層利便性が向上する。
【0049】各カウンタのカウント値のクリア処理は、
待機中のプログラム起動動作の設定または解除を行なっ
た時点で行なうことができる。また、待機中のプログラ
ム起動動作の設定または解除とは別に、各カウンタのカ
ウントアップ処理の開始,カウントアップ処理の停止,
又はカウント値のクリアを操作パネル6あるいは上位装
置からの指示によって行なうこともできる。この場合、
待機中のプログラム起動動作の設定または解除を行なっ
た時点では、各カウンタのカウント値はクリアされず、
そのまま保持される。
【0050】以上、この発明を複数のプリンタ言語を処
理するために複数のプログラムを搭載したプリンタ装置
に適用した実施形態について説明したが、この発明はこ
れに限らず、デジタル複写機や、コピー,機能ファクシ
ミリ機能,プリンタ機能等の複数の機能を有する複合画
像処理装置にも適用し得るものである。
【0051】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明のプ
リンタ装置によれば、レディ状態で待機中に、最も使用
頻度が高いプログラムを起動して待機させておくことが
できるので、利便性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したプリンタ装置の一例を示す
ハードウェア構成図である。
【図2】図1のROM2に格納されている複数のプログ
ラムとNV−RAM4に格納されている各時間帯毎の複
数のカウンタとの関係の一例を示す図である。
【図3】図1のCPU1による請求項1の発明に係るカ
ウント制御の一例を示すフロー図である。
【図4】同じく請求項1の発明に係る待機動作制御の一
例を示すフロー図である。
【図5】同じく請求項2の発明に係るカウント制御の一
例を示すフロー図である。
【図6】同じく請求項2の発明に係る待機動作制御の一
例を示すフロー図である。
【図7】同じく請求項3の発明に係るカウント制御の一
例を示すフロー図である。
【図8】同じく請求項3の発明に係る待機動作制御の一
例を示すフロー図である。
【符号の説明】
1:CPU 2:ROM 3:RAM 4:NV−RAM 5:ホストI/F 6:操作パネル 7:プリンタエンジン 8:タイマ 9:バス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のプリンタ言語を処理するための複
    数のプログラムが搭載され、上位装置からの送信データ
    により前記複数のプログラムの中から所要のプログラム
    を起動し、前記送信データを処理して印刷を行なう手段
    を有するプリンタ装置において、 操作パネルあるいは前記上位装置からの指示によって予
    め設定された時間帯毎に、前記各プログラムに基づいて
    それぞれ文書が印刷された回数を累積して保持する印刷
    回数累積手段を該それぞれのプログラムに対して設け、 当該プリンタ装置がレディ状態で待機中に、その時点に
    該当する時間帯における前記各プログラムに対する印刷
    回数累積手段の累積値を比較し、最も累積値が大きい印
    刷回数累積手段に対応するプログラムを起動して待機さ
    せる待機動作制御手段を設けたことを特徴とするプリン
    タ装置。
  2. 【請求項2】 複数のプリンタ言語を処理するための複
    数のプログラムが搭載され、上位装置からの送信データ
    により前記複数のプログラムの中から所要のプログラム
    を起動し、前記送信データを処理して印刷を行なう手段
    を有するプリンタ装置において、 操作パネルあるいは前記上位装置からの指示によって予
    め設定された時間帯毎に、前記各プログラムに基づいて
    それぞれ印刷された用紙枚数を累積して保持する用紙枚
    数累積手段を該それぞれのプログラムに対して設け、 当該プリンタ装置がレディ状態で待機中に、その時点に
    該当する時間帯における前記各プログラムに対する用紙
    枚数累積手段の値を比較し、最も累積値が大きい用紙枚
    数累積手段に対応するプログラムを起動して待機させる
    待機動作制御手段を設けたことを特徴とするプリンタ装
    置。
  3. 【請求項3】 複数のプリンタ言語を処理するための複
    数のプログラムが搭載され、上位装置からの送信データ
    により前記複数のプログラムの中から所要のプログラム
    を起動し、前記送信データを処理して印刷を行なう手段
    を有するプリンタ装置において、 操作パネルあるいは前記上位装置からの指示によって予
    め設定された時間帯毎に、前記各プログラムに基づく前
    記上位装置からの送信データによる印刷処理動作開始か
    ら1文書の全ての用紙排出完了又は印刷処理動作完了の
    どちらか後になる処理終了による印刷処理終了までをプ
    ログラム使用時間として、その各プログラム使用時間を
    それぞれ累積して保持するプログラム使用時間累積手段
    を該それぞれのプログラムに対して設け、 当該プリンタ装置がレディ状態で待機中に、その時点に
    該当する時間帯における前記各プログラムに対するプロ
    グラム使用時間累積手段の値を比較し、最も累積値が大
    きいプログラム使用時間累積手段に対応するプログラム
    を起動して待機させる待機動作制御手段を設けたことを
    特徴とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の
    プリンタ装置において、前記操作パネルあるいは前記上
    位装置からの指示によって前記待機動作制御手段による
    前記待機中のプログラム起動動作の設定及び解除を行な
    う手段を設けたことを特徴とするプリンタ装置。
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