JPH11311383A - フレキシブルチューブ用継手のリテーナの製造方法 - Google Patents

フレキシブルチューブ用継手のリテーナの製造方法

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JPH11311383A
JPH11311383A JP11980098A JP11980098A JPH11311383A JP H11311383 A JPH11311383 A JP H11311383A JP 11980098 A JP11980098 A JP 11980098A JP 11980098 A JP11980098 A JP 11980098A JP H11311383 A JPH11311383 A JP H11311383A
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JP
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resin
retainer
annular body
insert
mold
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JP11980098A
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English (en)
Inventor
Shinsuke Takahashi
慎介 高橋
Toshio Shibabuchi
利夫 柴渕
Kazuya Samura
一也 佐村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
Original Assignee
Shinwa Sangyo Co Ltd
Osaka Gas Co Ltd
Onda Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブのための継手における環状のリテーナであって、
周方向に複数のインサートが樹脂部の中に埋設された構
成のものを容易に製造できるようにする。 【解決手段】 周方向の複数の位置において先端側から
の切り込み部を有することで、基端部を除いた部分にお
いて周方向に複数の分割部を有し、かつ前記基端部およ
び各分割部は樹脂により形成されるとともに、各分割部
に金属製のインサート23の一部分がそれぞれ埋設され
た構成のリテーナを製造する。複数のインサート23を
リテーナの基端部において連結部31により周方向に連
続させた状態の環状体30を形成する。この環状体30
を金型内に装着して、この環状体30が樹脂中に埋設さ
れるように、この金型内で樹脂製の基端部および各分割
部を成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス管などに使用
されるフレキシブルチューブのための継手において使用
されるリテーナの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフレキシブルチューブ用
継手として、内部に当接面を有する筒状本体と、コルゲ
イト管の先端数山分の被覆体が取り除かれたフレキシブ
ルチューブを挿通させた状態で、先端部が前記筒状本体
の内部にねじ込まれる押輪と、この押輪の先端部に取り
付けられるとともに、この押輪に挿通されたフレキシブ
ルチューブのコルゲイト管の先端部の外周の谷部に係り
合い可能な突部を有するリテーナとを備えたものが、た
とえば特開平8−159350号公報に開示されてい
る。
【0003】図8は、この特開平8−159350号公
報に開示されたものと類似の構成の継手を示す。1はフ
レキシブルチューブで、薄肉のステンレス製のコルゲイ
ト管2と、このコルゲイト管2の外周を覆う樹脂製のチ
ューブ状の被覆体3とによって構成されている。このフ
レキシブルチューブ1は、コルゲイト管2の先端数山分
につき被覆体3が取り除かれた状態で継手10に接続さ
れる。
【0004】継手10において、11は筒状本体で、真
鍮などの金属によって形成され、その一端に外ねじ部1
2が形成されることで、ガス管などの被接続体4に接続
することができるように構成されている。この筒状本体
11の他端側の内周には、その開口側から順に、内ねじ
部13と、この内ねじ部13よりも大径の環状溝14
と、この環状溝14よりも小径のテーパ面15とが形成
されている。そして筒状本体11の奥端には、径方向の
当接面20が形成されている。
【0005】18は押輪で、真鍮などの金属によって筒
状に形成されるとともに、その一端側に、筒状本体11
の内ねじ部13にねじ込み可能な外ねじ部19を有す
る。この外ねじ部19よりもさらに一端側における押輪
18の外周には横断面矩形状の環状溝20が形成されて
いる。
【0006】押輪18の一端側の先端部には、環状のリ
テーナ21が取り付けられている。図7および図8に示
すように、このリテーナ21は、ポリプロピレンなどの
合成樹脂により環状に形成された樹脂部22と、真鍮な
どの金属により形成されるとともに樹脂部22に埋設さ
れたインサート23とが一体に形成された構成とされて
いる。リテーナ21の樹脂部22は、押輪18の一端部
に外ばめされるはめ合わせ部24を構成し、このはめ合
わせ部24には、押輪18の環状溝20にはまり込む突
部25が一体に形成されている。これら押輪18とリテ
ーナ21とは、リテーナ21のはめ合わせ部24を弾性
変形させて押輪18の一端部に強制的に外ばめさせるこ
とで、突部25が環状溝20にはまり込むことにより、
互いに離脱不能に接合されている。
【0007】リテーナ21は、周方向の複数の位置にお
いて先端側からの切り込み部26を有することで、基端
部としてのはめ合わせ部24以外の部分において周方向
に複数の分割部27が形成された構成となっている。イ
ンサート23は、周方向に複数配置されて、各分割部2
7を構成する樹脂部22の中に埋設された構成となって
いる。また各分割部27には、樹脂部22から突出した
インサート23の部分により形成される径方向に内向き
の突部28が形成されている。
【0008】図8に示すように、このような構成のリテ
ーナ21が装着された押輪18の中にフレキシブルチュ
ーブ1のコルゲイト管2が挿入されると、このコルゲイ
ト管2の先端の山部が、筒状本体11の環状溝14に対
応して位置されたリテーナ21の突部28を押し広げよ
うとする。すると、リテーナ21ははめ合わせ部24を
支点として拡径し、コルゲイト管2の先端の山部の通過
を許容する。これにより、リテーナ21の先端からコル
ゲイト管2の先端が所定量突出した状態で、リテーナ2
1の突部がコルゲイト管2の谷部に係り合う。そこで、
その後に押輪18を筒状本体11にねじ込むことによっ
て、リテーナ21の先端から突出したコルゲイト管2の
部分をリテーナ21と筒状本体11の当接面16との間
で密接状態で圧し潰すことができる。これによって、フ
レキシブルチューブ1が継手10にシール状態で接続さ
れることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような継手10に
使用されるリテーナ21は、上述のように周方向に複数
のインサート23が樹脂部22の中に埋設された構成で
あるため、その製造が困難であるという問題点を有す
る。
【0010】そこで本発明は、周方向に複数のインサー
トが樹脂部の中に埋設された構成のリテーナを容易に製
造できるようにすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明は、コルゲイト管にて構成されたフレキシブルチ
ューブのための継手における環状のリテーナであって、
周方向の複数の位置において先端側からの切り込み部を
有することで、基端部を除いた部分において周方向に複
数の分割部を有し、かつ前記基端部および各分割部は樹
脂により形成されるとともに、各分割部に金属製のイン
サートの一部分がそれぞれ埋設された構成のリテーナを
製造するに際し、複数のインサートをリテーナの基端部
において周方向に連続させた状態の環状体を形成し、こ
の環状体を金型内に装着して、この環状体が樹脂中に埋
設されるように、前記金型内で樹脂製の基端部および各
分割部を成形するものである。
【0012】こうすれば、複数のインサートをリテーナ
の基端部において周方向に連続させた状態の環状体を形
成し、この環状体を金型内に装着して、この環状体が樹
脂中に埋設されるように、前記金型内で樹脂製の基端部
および各分割部を成形するため、複数のインサートを個
別に金型内に装着するような場合に比べて、その作業が
容易になる。
【0013】また本発明は、環状体における周方向に隣
り合ったインサートどうしの間にスリットを形成し、金
型に、環状体をその先端側からこの金型に挿入して装着
するときに前記スリットに入り込む突部を形成すること
で、樹脂製の分割部を周方向に分割したかたちに形成す
るものである。
【0014】こうすれば、インサートを金型に装着した
ときに金型の突部がスリットに入り込むため、このスリ
ットに樹脂が完全に充填されることがなく、したがって
リテーナにおける周方向に隣り合った分割部どうしを確
実に分離させた状態で成形することができる。
【0015】さらに本発明は、突部に、環状体における
インサートの周方向の端面に接する広幅部と、この広幅
部よりも小寸の狭幅部とを形成して、狭幅部とインサー
トの端面との間に樹脂を充填することで、この狭幅部に
対応したインサートの部分をも樹脂中に埋設させるもの
である。
【0016】このようにすると、金型の突部の広幅部は
インサートの周方向の端面に接するため、環状体を金型
に装着したときには、インサートの周方向の端面が突部
の広幅部に接することになり、この環状体が周方向に位
置決めされてその位置ずれの発生が防止される。また広
幅部よりも小寸の狭幅部を形成して、狭幅部とインサー
トの端面との間に樹脂を充填することで、この狭幅部に
対応したインサートの部分をも樹脂中に埋設させるた
め、インサートが確実に樹脂中に埋設されて、両者の一
体化が図られることになる。
【0017】
【発明の実施の形態】図4に示すように、周方向に複数
のインサート23がリテーナ21の基端部において周方
向に連続されることで、環状体30が構成されている。
すなわち、周方向に隣り合うインサート23どうしが、
リテーナ21の基端部に対応した位置に形成された薄肉
の連結部31によって互いに連結された構成となってい
る。29は、連結部31に対応して環状体30に形成さ
れたスリットである。インサート23の突部28以外の
部分における環状体30の内周には、環状溝32が形成
されている。また突部28に対応した部分の環状体30
の外周には外向き突部33が形成されている。各インサ
ート23には、径方向の貫通孔34が形成されている。
【0018】図5および図6に示すように、リテーナ2
1の樹脂部22は、その内部に環状体30を埋設させる
ことで同様にインサート23を埋設させている。かつ上
述のように突部28が径方向の内向きに突出し、しかも
上述の押輪18との接触部分に金属製のインサート23
の端面が露出してコルゲイト管2を大きな力で十分に圧
し潰すことができるように、樹脂部22は、インサート
23の内周側と外周側とに分かれて形成されている。3
5はその内周部、36はその外周部である。
【0019】詳細には、樹脂部22の内周部35は、環
状体30の内周側において環状溝32を埋めるように形
成されている。また外周部36は、外向き突部33と面
一になるように形成されて、この外向き突部33を除く
環状体30の外周を覆い、しかもリテーナ21の基端部
において押輪18とのはめ合わせ部24および突部25
と一体となるように形成されている。そして、樹脂部2
2におけるこれら内周部35と外周部36とは、インサ
ート23の貫通孔34によって互いに接続されている。
また、図5および図6に示すように、周方向に沿った各
インサート23の端面が、突部28および外向き突部3
3の部分を除いて、樹脂部22の被覆部37によって覆
われている。したがって、分割部27を形成するために
切り込み部26の部分において周方向に分断された内周
部35が、樹脂部22における貫通孔34に充填された
部分とこの被覆部37とによって、外周部36に対し確
実に一体化されることになる。また、樹脂部22とイン
サート23との離脱が確実に防止されることになる。
【0020】図1〜図3は、環状体30を用いて、樹脂
の射出成形によりリテーナを製造するための金型の構成
を示す。41は下型、42は上型である。下型41は筒
状の部材によって構成されており、その上面には、イン
サート23の突部28と外向き突部33とを下向きにし
た状態の環状体30を収容可能な円形の凹部43が形成
されている。
【0021】この凹部43には、環状体30を先端側す
なわち突部28、33の側からこの凹部43にはめ込ん
だときにこの環状体30のスリット29にはまり込む突
部44が、このスリット29に対応した周方向の複数の
位置に形成されている。突部44は、隣り合うインサー
ト23における先端部、すなわち突部28および外向き
突部33を形成した部分の周方向の端面どうしにそれぞ
れ接触することでこれらインサート23どうしに挟み込
まれる広幅部45と、この広幅部45以外の部分に形成
された狭幅部46とを有する。したがって狭幅部46の
両側では、この狭幅部46とインサート23における周
方向の端面との間に隙間47が形成されることになる。
また狭幅部46と広幅部45との境界の部分の両側面に
は、狭幅部46から広幅部45に向けて徐々に寸法が大
きくなる傾斜部48が形成されている。
【0022】図1に示すように凹部43に環状体30を
はめ込んだときには、外向き突部33の外周が凹部43
の内周に接し、これにより、外向き突部33が形成され
ている部分以外の箇所では、環状体30と凹部43との
間に環状空間49が形成されることになる。
【0023】上型42には、この上型42を下型41内
に挿入したときに環状体30のインサート23の突部2
8の側面に接する先端面50と、環状溝32との間で環
状空間51を形成可能な外周面52と、環状体30の上
端面すなわち基端部の端面53に接するつば面54と、
このつば面54に対応して形成されるとともに、環状体
30の外径と同寸に形成された外周面55と、リテーナ
21の突部25を形成するための型となる環状凹部56
と、上型42の上端面に接することによってリテーナ2
1の端面を形成するための面57とを有する。
【0024】図2および図3に示すように、下型41に
は、溶融した樹脂を凹部43の内周面部からこの凹部4
3の中へ射出成形するためのゲート58が形成されてい
る。また、図示は省略するが、下型41と上型42とに
は、これら下型41と上型42とを芯合わせするための
機構が設けられている。この芯合わせ機構は、たとえ
ば、環状体30の内周側すなわち筒状の下型41の内周
側に設けられたテーパ状の凸部と、この凸部がはまり込
むように上型42に設けられた凹部とによって構成する
ことができる。
【0025】このような構成において、リテーナ21を
製造する際には、まず、旋盤加工などの機械加工によっ
て図4に示す構成の環状体30を製造する。次に、この
環状体30を、図1に示すようにその先端側すなわち突
部28および外向き突部33を下向きにした状態で下型
41の凹部43に収容させる。このとき、環状体30の
スリット29を下型41の突部44がはまり合わせる。
すると、スリット29は、このスリット29よりも小寸
の狭幅部46の作用によって容易に突部44にはまり合
わされ、また傾斜部48の作用によって容易に広幅部4
5にはまり合わされることになる。
【0026】図1は、このように環状体30が突部44
にはまり合わされた状態で凹部43に収容された状態を
示す。これによって、インサート23の周方向の端面が
突部44の広幅部45に接する。このため環状体30を
周方向に位置決めできて、その位置ずれの発生を防止で
きる。また、狭幅部46の両側に確実に隙間47を形成
できる。
【0027】その後、上型42を下型41に被せ、その
下端部分を下型41の凹部43の内側に入り込ませる。
これによって、上述のように下型41と環状体30との
間に閉じた環状空間51が形成される。また、凹部43
と環状体30との間の環状空間49も閉じた空間とな
る。
【0028】そこで、ゲート58から溶融樹脂を凹部4
3内に射出する。すると、この樹脂は、外側の環状空間
49に充填される。これによって樹脂部22の外周部3
6が形成される。また、このように充填された樹脂は、
インサート23の貫通孔34を通って環状溝32すなわ
ち内側の環状空間51に充填される。また、環状体30
のスリット29と下型41の突部44の狭幅部46との
隙間47を通ることによっても、環状溝32に充填さ
れ、これによって樹脂部22の内周部35が形成され
る。
【0029】このように、貫通孔34と隙間47とを通
って樹脂を環状溝32すなわち内側の環状空間51に充
填させるため、下型41の凹部43に環状体30を収容
させたときに、外側の環状空間49と内側の環状空間5
1とがインサート23によって仕切られ、しかもゲート
58が外側の環状空間49にしか連通していなくても、
この内側の環状空間51に支障なく十分に樹脂を充填す
ることができる。なお、内側の環状空間51にさらに良
好に樹脂を充填するために、ゲート58をインサート2
3の貫通孔34の位置に開口させるのが好適である。ま
た、このように隙間47を通して内側の環状空間51に
樹脂を充填することによって、同時に樹脂部22の被覆
部37を形成することができる。
【0030】樹脂の射出による樹脂部22の成形が完了
したなら、上型42を下型41から持ち上げる。する
と、樹脂部22の突部25が上型の環状凹部56に入り
込んだ状態でリテーナ21が成形されているため、この
リテーナ21は上型42とともに下型41から抜き出さ
れる。その後、弾性変形によって突部25が環状凹部5
6から取り外されることで、リテーナ21の脱型が完了
する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明によると、複数のイ
ンサートをリテーナの基端部において周方向に連続させ
た状態の環状体を形成し、この環状体を金型内に装着し
て、この環状体が樹脂中に埋設されるように、前記金型
内で樹脂製の基端部および各分割部を成形するため、複
数のインサートを個別に金型内に装着するような場合に
比べて容易に作業することができる。
【0032】また本発明によると、環状体における周方
向に隣り合ったインサートどうしの間にスリットを形成
し、金型に、環状体をその先端側からこの金型に挿入し
て装着するときに前記スリットに入り込む突部を形成す
ることで、樹脂製の分割部を周方向に分割したかたちに
形成するため、スリットに樹脂が完全に充填されること
を防止でき、したがってリテーナにおける周方向に隣り
合った分割部どうしを確実に分離させた状態で成形する
ことができる。
【0033】さらに本発明によると、突部に、環状体に
おけるインサートの周方向の端面に接する広幅部と、こ
の広幅部よりも小寸の狭幅部とを形成して、狭幅部とイ
ンサートの端面との間に樹脂を充填することで、この狭
幅部に対応したインサートの部分をも樹脂中に埋設させ
るため、広幅部はインサートの周方向の端面に接するこ
とになって、環状体を金型に装着したときには、インサ
ートの周方向の端面が突部の広幅部に接し、このため環
状体を周方向に位置決めできてその位置ずれの発生を防
止できる。また広幅部よりも小寸の狭幅部を形成して、
狭幅部とインサートの端面との間に樹脂を充填すること
で、この狭幅部に対応したインサートの部分をも樹脂中
に埋設させることができ、したがってインサートを確実
に樹脂中に埋設できて、両者の一体化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづきリテーナを製造する際に用い
られる金型の概略構成を示す断面図である。
【図2】図1における下型の平面図である。
【図3】図2の下型の断面図である。
【図4】本発明にもとづきリテーナを製造する際に材料
として用いられる環状体の斜視図である。
【図5】本発明にもとづき製造されたリテーナの断面図
である。
【図6】図5のリテーナにおける要部の平面図である。
【図7】従来のフレキシブルチューブ用継手に用いられ
るリテーナの斜視図である。
【図8】従来のフレキシブルチューブ用継手の断面図で
ある。
【符号の説明】
23 インサート 28 突部 29 スリット 30 環状体 31 連結部 32 環状溝 33 外向き突部 34 貫通孔 44 突部 45 広幅部 46 狭幅部 47 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴渕 利夫 大阪府大阪市住之江区南加賀屋2丁目10番 16号 新和産業株式会社内 (72)発明者 佐村 一也 岐阜県山県郡美山町富永57番地の2 株式 会社オンダ製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コルゲイト管にて構成されたフレキシブ
    ルチューブのための継手における環状のリテーナであっ
    て、周方向の複数の位置において先端側からの切り込み
    部を有することで、基端部を除いた部分において周方向
    に複数の分割部を有し、かつ前記基端部および各分割部
    は樹脂により形成されるとともに、各分割部に金属製の
    インサートの一部分がそれぞれ埋設された構成のリテー
    ナを製造するに際し、複数のインサートをリテーナの基
    端部において周方向に連続させた状態の環状体を形成
    し、この環状体を金型内に装着して、この環状体が樹脂
    中に埋設されるように、前記金型内で樹脂製の基端部お
    よび各分割部を成形することを特徴とするフレキシブル
    チューブ用継手のリテーナの製造方法。
  2. 【請求項2】 環状体における周方向に隣り合ったイン
    サートどうしの間にスリットを形成し、金型に、環状体
    をその先端側からこの金型に挿入して装着するときに前
    記スリットに入り込む突部を形成することで、樹脂製の
    分割部を周方向に分割したかたちに形成することを特徴
    とする請求項1記載のフレキシブルチューブ用継手のリ
    テーナの製造方法。
  3. 【請求項3】 突部に、環状体におけるインサートの周
    方向の端面に接する広幅部と、この広幅部よりも小寸の
    狭幅部とを形成して、狭幅部とインサートの端面との間
    に樹脂を充填することで、この狭幅部に対応したインサ
    ートの部分をも樹脂中に埋設させることを特徴とする請
    求項2記載のフレキシブルチューブ用継手のリテーナの
    製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115135480A (zh) * 2020-02-25 2022-09-30 株式会社利富高 嵌件成型过滤器及嵌件成型过滤器的制造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115135480A (zh) * 2020-02-25 2022-09-30 株式会社利富高 嵌件成型过滤器及嵌件成型过滤器的制造方法

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