JPH11311354A - 水栓の取付装置 - Google Patents

水栓の取付装置

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JPH11311354A
JPH11311354A JP10118698A JP11869898A JPH11311354A JP H11311354 A JPH11311354 A JP H11311354A JP 10118698 A JP10118698 A JP 10118698A JP 11869898 A JP11869898 A JP 11869898A JP H11311354 A JPH11311354 A JP H11311354A
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JP
Japan
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mounting
fixing plate
faucet
mounting base
mounting surface
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JP10118698A
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Masahiko Kawamura
雅彦 川村
Katsuhiko Yoshiki
勝彦 吉城
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YANMAR SANGYO KK
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YANMAR SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来から、水栓を取付面の表側からのみの作
業で取り付けることができる固定構造があったが、水栓
を取付面へ取り付ける部材を取付面へ固定する作業が不
安定となったり、該部材の固定作業がうまくいかない場
合があったりして、依然として水栓の取付面への取付作
業は煩雑なものとなっていた。 【解決手段】 水栓本体2aの取付面1に開口した取付
孔1aの表面側へ配置される取付台11と、取付孔1a
の裏面側へ配置される固定板12と、締結手段13・1
4とを備え、取付面1の表面側から操作する締結手段1
3・14により、該取付台11と固定板12とを締結し
て取付面1を挟持することで取付台11を取付面1に固
定し、取付台11に水栓本体1aを取付固定可能とする
水栓の取付装置5であり、取付台11から下方へ延設さ
れて固定板12を貫通する係止ピン15を設け、該係止
ピン15により固定板12の水平方向への回転を防止し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、キッチン
や洗面化粧台等に水栓を取り付けるための取付装置であ
り、特に、水栓の取り付けを容易に行うことができるよ
うに構成した水栓の取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、湯水混合水栓等の水栓をキッ
チン等のカウンターへ取付固定する場合には、例えば一
般的に、該水栓本体下端部に形成した雄ねじ部をカウン
ターに開口する取付孔に表面側から嵌入し、該カウンタ
ーの裏面側からナットを該雄ねじ部に螺合して、水栓本
体とナットとで上下からカウンターを挟持することで、
取付固定を行っていた。このように水栓の取り付けを行
う場合には、水栓本体の雄ねじ部にナットを螺合する
際、カウンターの表面側から水栓本体を持ってその取付
姿勢を保持しながら、カウンターの裏面側へ潜り込んで
ナットを雄ねじ部へ螺合する作業を行う必要があるの
で、少なくともカウンター表面側と裏面側との二人の作
業者により施工しなければならず、取付作業に手間がか
かり煩雑なものとなっていた。
【0003】そこで、このような作業の手間を軽減する
ために、水栓の取り付けをカウンターの表面側からのみ
の作業で行うことができるように構成した水栓の固定構
造として、例えば、特開平8−903012号公報に記
載されたものがある。この水栓の固定構造においては、
水栓本体の取付面に開口した取付口の表面側に配置した
固定台座と、裏面側に配置したリテーナとにより取付面
を挟持することで該固定台座を取付面に固定し、該固定
台座に水栓本体を連接していた。そして、固定台座の取
付面への固定は、該固定台座とリテーナとを締結する締
結手段を取付面の表面側から操作することにより行って
おり、該締結手段は、取付面の表面側から固定台座及び
リテーナを貫通するボルトと、リテーナの裏面からボル
トに螺合するナットとにより構成されていた。また、固
定台座には配管孔を、リテーナには切欠を形成して、該
配管孔及び切欠内に、固定台座に連接した水栓本体へ湯
や水を供給する供給管を通過させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような固
定構造においては、前記リテーナ及びナットは固定台座
に対してボルトを中心にして回転可能であり、前記ナッ
トはボルトの回転に伴って連回りする構成となってい
た。従って、前述の如く固定台座とリテーナとを締結部
材で締結するためには、ナットをリテーナに嵌合させて
回転方向に一体となるように構成するとともに、ボルト
を上方へ引き上げて、リテーナの下方に位置するナット
により該リテーナを取付面の裏面に押し当てて密着さ
せ、リテーナ及びナットの固定台座に対する回転を防止
して、ボルトとナットとが連回りしないようにした後
に、ボルトを締め付け方向へ回転させる必要があった。
即ち、ボルトを上方へ引き上げて、リテーナ及びナット
が取付台座に対して回転しない状態としなければ、該ボ
ルトとナットとが連回りして、固定台座とリテーナとを
取付面に締結することができなかったのである。このよ
うに、ボルトを上方へ引き上げた状態でボルトを締め付
けなければならないために、固定台座の取付面への固定
作業が不安定となって、依然として水栓の取付面への取
付作業は煩雑なものとなっていた。
【0005】また、ナットによりリテーナを取付面の裏
面に押し当てる際に、該ナットとリテーナとの係合状態
が充分でないと、やはりボルトとナットとが連回りして
固定台座の取付面への固定がうまくできなかった。さら
に、前記リテーナは固定台座に対して回転可能とされて
いたので、締結作業中に該リテーナが回転してしまい、
固定台座の固定作業の終了後に該固定台座の配管孔とリ
テーナの切欠との位置がずれて、水栓本体を固定台座へ
取付固定する際に、供給管が配管孔と切欠との両方を通
過することができなくなって、水栓本体の取付固定が不
可能になる場合があった。そして、このような不具合を
防止するためには、前記配管孔と切欠との位置関係を一
定に保持する位置固定部材を別途付設する必要があっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、水栓本体の取付面に開口した
取付孔の表面側へ配置される取付台と、該取付孔の裏面
側へ配置される固定板と、該取付台と固定板とを締結す
る締結手段とを備え、該締結手段を取付面の表面側から
操作して、該取付台と固定板とを締結して取付面を挟持
することにより該取付台を取付面に固定し、該取付台に
水栓本体を取付固定可能とする水栓の取付装置であっ
て、該取付台から下方へ延設されて固定板を貫通する係
止ピンを設け、該係止ピンにより前記固定板の水平方向
への回転を防止した。
【0007】また、前記締結手段を、前記取付面の表面
側から前記取付台と固定板とを貫通するボルトと、該固
定板の裏面側から該ボルトに螺嵌するナットとにより構
成し、該ナットを前記係止ピンにより回転方向に係止し
て、該ボルトとナットとの連回りを防止した。
【0008】また、前記固定板は、前記取付台が取付面
へ固定されている際には該取付面と係合し、且つ、該取
付台の取付面への装着時には水平面に対して傾斜姿勢と
なって前記取付孔を通過可能となるように構成する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の水栓の取付装置を介してカウンタ
ー天板へ取付固定された混合水栓を示す側面図、図2は
同じく混合水栓の側面断面図、図3は取付台を示す平面
図、図4は同じく側面断面図、図5は固定板を示す平面
図、図6は同じく側面断面図、図7はボルトとナットと
により取付台及び固定板を連結するとともに取付台へ係
止ピンを取付た取付装置を示す底面図、図8は同じく側
面図、図9は固定板をカウンター天板の取付孔に表面側
から挿入する状態を示す斜視図、図10は同じく側面
図、図11はカウンター天板へ取付台を装着した後にボ
ルトが締め付け操作される状態を示す側面図である。
【0010】まず、本発明の水栓の取付装置により取付
固定された水栓の例として、キッチン等のカウンターに
取付固定された混合水栓について説明する。図1、図2
において、キッチン等のカウンター天板1には水栓の取
付装置5が取り付られており、該取付装置5の取付台1
1が水栓の取付面であるカウンター天板1の表面側に固
定されている。該取付台11には混合水栓2の下端部が
連接され、これにより、該混合水栓2がカウンター天板
1に取り付けられている。そして、取付装置5を介して
カウンター天板1に取付固定された混合水栓2には、カ
ウンター天板1の裏面側から、該混合水栓2に湯を供給
する導水管3及び水を供給する導水管4等が嵌入してい
る。該導水管3・4から水栓本体2a内に供給された湯
・水は、湯流路5及び水流路6を通じてカートリッジ7
内へ侵入し、該カートリッジ7内で混合された後にシン
グルレバー2bの操作により、吐水口2cから吐出され
るように構成している。また、該混合水栓2には切換レ
バー2dを設けており、該切換レバー2dの操作により
吐水口2cから浄水を吐出することも可能としている。
【0011】混合水栓2の取付面であるカウンター天板
1には取付孔1aが開口しており、該取付孔1aの表面
側(図1、図2における上面側)に配置した取付台11
と、裏面側(図1、図2における下面側)に配置した固
定板12とを締結手段であるボルト13及びナット14
で締結して、該取付台11と固定板12とによりカウン
ター天板1を挟持することで、水栓本体2aが連接され
る該取付台11をカウンター天板1に固定している。こ
の場合、ボルト13は、カウンター天板1の表面側から
前記取付台11と固定板12とを貫通し、ナット14は
固定板12の裏面側からボルト13に螺嵌している。
【0012】前記取付台11は、図3、図4に示すよう
に、中心部に配管用孔23を形成した略リング状部材で
あり、カウンター天板1へ固定した際の表面側(図4に
おける上側)には、配管用孔23との境界部分で段差を
設けて水栓本体2aが嵌入固定される凹部11aが形成
され、下方にはカウンター天板1の取付孔1aに嵌入す
る嵌入部11bが突出している。取付台11の凹部11
aには、該取付台11を上下方向に貫通するボルト孔2
1及びピン孔22が互いに隣接して形成されている。ま
た、取付台11の外周から凹部11a内にかけては固定
孔11cが半径方向に貫通しており、凹部11aに水栓
本体2aを嵌入した際に、該固定孔11cへ、図6に示
す固定螺子31を螺嵌して、取付台11と水栓本体2a
とを連結固定するようにしている。
【0013】また、固定板12は、図5、図6に示すよ
うに、中心部分に切欠部26を形成した略円弧状の板状
部材であり、円弧の略中央部分には長孔25が形成さ
れ、該長孔25の一端部25aは他端部25bよりも孔
径が大きく形成されている。即ち、固定板12は、長孔
25が形成された部分の両端から略円弧状にアーム部1
2a・12bが延設され、この長孔25が形成された部
分と両アーム部12a・12bとで囲まれた部分を切欠
部26としている。
【0014】このように形成した取付台11及び固定板
12は締結手段である前記ボルト13とナット14とに
より連結されているが、図7、図8に示すように、該ボ
ルト13は取付台11の凹部側からボルト孔21を摺動
自在に貫通するとともに、固定板12の長孔25の一端
部25aを摺動自在に貫通し、ナット14は該固定板1
2の裏面側からボルト13に螺合している。また、取付
台11のピン孔22には裏面側から係止ピン15を螺合
して取り付けており、該取付台11から下方に延設され
た該係止ピン15の下部は、固定板12における長孔2
5の他端部25bを摺動自在に貫通している。固定板1
2における長孔25の一端部25aを貫通するボルト1
3と、該ボルト13の外側方向に位置する該一端部25
aの周面との間、及び、長孔25の他端部25bを貫通
する係止ピン15と、該係止ピン15の外側方向に位置
する該他端部25bの周面との間には間隙を設けて、該
固定板12が、図8における左右方向に水平面に対して
傾斜姿勢をとることができるようにしている。
【0015】そして、ボルト13及び係止ピン15が長
孔25を貫通している固定板12は、該係止ピン15が
長孔25の周面に係止することにより、取付台11に対
してボルト13を中心として水平方向へ回転しないよう
に位置を規制されている。この場合、この固定板12の
水平回転方向の位置は、平面視において、取付台11の
配管用孔23の位置と固定板12の切欠部26の位置と
が合うように規制されている。また、固定板12の裏面
側においてボルト13に螺合しているナット14は、例
えば、外周を略六角形状に形成されており、その外周面
を係止ピン15に当接し、該係止ピン15により外周面
を係止することで、ナット14がボルト13とともに連
回りしないようにしている。
【0016】このように、取付台11と固定板12とを
ボルト13及びナット14により連結するとともに、係
止ピン15により固定板12及びナット14の回転を規
制することにより、固定板12及びナット14の水平回
転方向の動きを他に規制することなく、ボルト13の回
転操作のみによって、該ボルト13をナット14に対し
てねじ込んでいくことが可能となり、ボルト13の回転
操作時に固定板12が取付台11に対して回転すること
もない。
【0017】従って、取付面1の表面側に配置した取付
台11と、裏面側に配置した固定板12とによって取付
面1を挟持する際には、取付台11の嵌入部11bを取
付孔1aに嵌入するとともに、該取付台11の外周部下
面を取付面1の表面側に押しつけた装着状態としてボル
ト13を回転操作することができ、安定した状態で取付
台11と固定板12とを締結することができる。そし
て、ボルト13を取付面1の表面側から締め付け方向に
回転操作すると、固定板12がナット14により上方へ
押し上げられ、該固定板12における長孔25が形成さ
れた部分及びアーム部12a・12bの外周部分が、取
付面1の裏面側における取付孔1aの周縁部に係止する
ことで、該固定板12と取付台11とにより取付面1を
挟持するのである。
【0018】以上のように構成した水栓の取付装置5を
介して、混合水栓2を取付面1へ取付固定する作業につ
いて説明する。まず、取付装置5は、前述の如く取付台
11と固定板12とをボルト13及びナット14により
連結した状態とする。この状態においては、固定板12
はナット14により支持されており、該固定板12の一
方のアーム12bが他方のアーム12aよりも下方に位
置する傾斜姿勢となっている。即ち、固定板12は図8
における左右方向に水平面に対して傾斜姿勢をとること
ができるように構成されているとともに、長孔25には
ボルト13及び係止ピン15が摺動自在に貫通している
ので、固定板12を支持するナット14の部分を支点し
た場合に、該固定板12は、他方のアーム12a側より
も重量が大きい一方のアーム12a側が下方に下がった
傾斜姿勢となるのである。また、作業者が固定板12を
操作することで、このような傾斜姿勢としてもよい。
【0019】そして、このように傾斜姿勢となった固定
板12における下方側のアーム12bを、図9、図10
に示すように、取付面1の取付孔1aに表面側から挿入
する。固定板12は、水平に位置している状態(図8に
示す状態)においては、長孔25が形成された部分及び
アーム12a・12bの外周部分が、取付孔1aの周縁
部に係止するように形成されているが、前述の如く、傾
斜姿勢とすることで、図10に示すように固定板12は
取付孔1aを通過することができるのである。また、図
10に示すように、取付装置5が直立した姿勢で挿入し
にくい場合は、図9に示すように、取付装置5全体を若
干傾けた姿勢で固定板12を挿入させると、挿入操作が
行い易くなる。
【0020】固定板12が取付孔1aを通過した後に取
付台11を取付孔1aに装着し、取付面1の表面側から
ボルト13を締め付け方向へ回転操作すると、図11に
示すように、ナット14の上方移動に伴って固定板12
が押し上げられる。固定板12が押し上げられていく
と、該固定板12のアーム12aが取付孔1a周縁部の
裏面側に係止し、さらにボルト13を締め付け操作して
固定板12と取付台11とを締結すると、図8に示す状
態となり、該固定板12と取付台11とにより取付面1
を挟持することができる。このようにして取付面1へ固
定した取付装置5の取付台11の凹部11aへ水栓本体
2aを嵌入し、その後、前記固定螺子31を固定孔11
cにねじ込んで、該水栓本体2aを取付装置5へ取付固
定するのである。
【0021】以上の如く、混合水栓2の取付面1への取
付固定は、取付装置5を取付面1の表面側から嵌入する
とともに、ボルト13を同じく表面側から締め付け操作
し、その後、水栓本体2aを取付面1の表面側から取付
装置5へ取付固定する、といった取付面1の表面側から
の簡単な作業のみで行うことができるのである。これに
より、混合水栓2の取付面1への取付固定を、一人の作
業者が簡単な施工で行うことができる。
【0022】この場合、係止ピン15によりナット14
を係止することで、取付台11を取付面1へ装着した安
定状態で、該取付台11と固定板12との締結作業、即
ち、取付装置5の取付面への固定作業を行うことが可能
となり、ボルト13とナット14とによる締結を確実に
行うことができるとともに、取付面の表面側からの固定
作業を容易なものとすることができる。
【0023】また、係止ピン15により、固定板12の
ボルト13を中心とした水平方向の回転を規制すること
により、位置固定部材等の別部材を別途用いることな
く、取付台11の配管用孔23と固定板12の切欠部2
6との位置ずれを防止することができ、混合水栓2へ湯
・水を供給する導水管3・4を確実に取付台1の表面側
から裏面側へ通過させることが可能となって、混合水栓
2の取付面1への取付作業を容易にすることができると
ともに、取付装置5の構成が簡単になって該取付装置の
コストダウンを図ることができる。
【0024】さらに、固定板12を、取付台11が取付
面1へ固定されている際には該取付面1と係合し、且
つ、該取付台11の取付面1への着脱時には水平面に対
して傾斜姿勢となって取付孔1aを通過可能となるよう
に構成することにより、取付台11を取付面1の表面側
から装着する作業が簡易となるとともに、取付装置5の
取付面への固定を確実に行うことが可能となる。
【0025】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1記載の如
く、水栓を表面側からの操作で取付台へ取付固定する取
付装置に、取付台から下方へ延設されて固定板を貫通す
る係止ピンを設け、該係止ピンにより前記固定板の水平
方向への回転を防止したことにより、位置固定部材等の
別部材を別途用いることなく、取付台の配管用孔と固定
板の切欠部との位置ずれを防止することができ、水栓へ
湯・水を供給する導水管を確実に取付台の表面側から裏
面側へ通過させることが可能となった。これにより、水
栓の取付面への取付固定が、取付面の表面側からのみの
容易な作業で行うことができるので、一人の作業者で簡
単且つ確実な施工を行うことが可能となった。また、取
付装置の構成を簡単にすることができて、該取付装置の
コストダウンを図ることができた。
【0026】さらに、請求項2記載の如く、取付装置の
締結手段を、取付面の表面側から取付台と固定板とを貫
通するボルト、及び、該固定板の裏面側から該ボルトに
螺嵌するナットにより構成し、該ナットを前記係止ピン
により回転方向に係止して、該ボルトとナットとの連回
りを防止したことにより、取付台を取付面へ装着した安
定状態で、該取付台と固定板との締結作業、即ち、取付
装置の取付面への固定作業を行うことが可能となり、該
締結を確実に行うことができるとともに、水栓の固定作
業を、取付面の表面側からのみの容易な作業で行うこと
ができるので、一人の作業者で簡単且つ確実な施工を行
うことが可能となった。
【0027】さらに、請求項3記載の如く、取付装置の
固定板は、取付台が取付面へ固定されている際には該取
付面と係合し、且つ、該取付台の取付面への装着時には
水平面に対して傾斜姿勢となって前記取付孔を通過可能
となるように構成したので、取付台を取付面の表面側か
ら装着する作業が簡易となるとともに、取付装置の取付
面への固定を確実に行うことが可能となった。これによ
り、一人の作業者で簡単且つ確実な施工を行うことが可
能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水栓の取付装置を介して取付面へ取付
固定された混合水栓を示す側面図である。
【図2】同じく混合水栓の側面断面図である。
【図3】取付台を示す平面図である。
【図4】同じく側面断面図である。
【図5】固定板を示す平面図である。
【図6】同じく側面断面図である。
【図7】ボルトとナットとにより取付台及び固定板を連
結するとともに取付台へ係止ピンを取付た取付装置を示
す底面図である。
【図8】同じく側面図である。
【図9】固定板を取付面の取付孔に表面側から挿入する
状態を示す斜視図である。
【図10】同じく側面図である。
【図11】取付面へ取付台を装着した後にボルトが締め
付け操作される状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 取付面 1a 取付孔 2 混合水栓 2a 水栓本体 3 導水管 4 導水管 5 取付装置 11 取付台 11a 凹部 12 固定板 12a・12b アーム 13 ボルト 14 ナット 21 ボルト孔 22 ピン孔 25 長孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水栓本体の取付面に開口した取付孔の表
    面側へ配置される取付台と、該取付孔の裏面側へ配置さ
    れる固定板と、該取付台と固定板とを締結する締結手段
    とを備え、該締結手段を取付面の表面側から操作して、
    該取付台と固定板とを締結して取付面を挟持することに
    より該取付台を取付面に固定し、該取付台に水栓本体を
    取付固定可能とする水栓の取付装置であって、該取付台
    から下方へ延設されて固定板を貫通する係止ピンを設
    け、該係止ピンにより前記固定板の水平方向への回転を
    防止したことを特徴とする水栓の取付装置。
  2. 【請求項2】 前記締結手段を、前記取付面の表面側か
    ら前記取付台と固定板とを貫通するボルト、及び、該固
    定板の裏面側から該ボルトに螺嵌するナットにより構成
    し、該ナットを前記係止ピンにより回転方向に係止し
    て、該ボルトとナットとの連回りを防止したことを特徴
    とする請求項1に記載の水栓の取付装置。
  3. 【請求項3】 前記固定板は、前記取付台が取付面へ固
    定されている際には該取付面と係合し、且つ、該取付台
    の取付面への装着時には水平面に対して傾斜姿勢となっ
    て前記取付孔を通過可能となることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の水栓の取付装置。
JP10118698A 1998-04-28 1998-04-28 水栓の取付装置 Pending JPH11311354A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5042391B1 (ja) * 2012-01-14 2012-10-03 株式会社竹村製作所 取付固定器具及び取付固定方法
US10947707B2 (en) 2016-01-13 2021-03-16 Taplok Limited Device for resisting rotation of a tap

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5042391B1 (ja) * 2012-01-14 2012-10-03 株式会社竹村製作所 取付固定器具及び取付固定方法
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