JPH11311016A - 床材シート - Google Patents

床材シート

Info

Publication number
JPH11311016A
JPH11311016A JP11767598A JP11767598A JPH11311016A JP H11311016 A JPH11311016 A JP H11311016A JP 11767598 A JP11767598 A JP 11767598A JP 11767598 A JP11767598 A JP 11767598A JP H11311016 A JPH11311016 A JP H11311016A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
sheet
flooring
impregnated paper
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11767598A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Matsukura
哲夫 松倉
Yoshihiko Tsuboi
善彦 壺井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP11767598A priority Critical patent/JPH11311016A/ja
Publication of JPH11311016A publication Critical patent/JPH11311016A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下地を剥がすことなく、木質フローリングの
上から直接貼れるリフォーム用の床材シートを提供す
る。 【解決手段】 透明樹脂保護層1、装飾処理を施した樹
脂含浸紙2、アルミニウム箔3、粘着剤層4、離型シー
ト5を順に積層する。ハサミやカッターなどで所定サイ
ズに切断してから離型シート4を剥して簡単に貼れるの
で、木質フローリングの上から直接貼って簡単にリフォ
ームをすることができ、施工後の床は樹脂含浸紙により
クッション性のあるものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅の内装に用い
られる床材シートに係り、特にリフォーム用として好適
に使用される床材シートに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に住宅内装用の床
材としては、木質フローリング、絨毯、畳が主に使用さ
れており、中でも木質フローリングは居間、台所とかな
りの面積を占めている。この木質フローリングは、施工
上、下地に固定してあるので、リフォームをする場合に
下地から剥がす必要があり、工期が長くなるとともに費
用がかかってしまうという問題点があった。
【0003】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、下地を剥
がすことなく、木質フローリングの上から直接貼れるリ
フォーム用の床材シートを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係る床材シートは、透明樹脂保護層、装飾
処理を施した樹脂含浸紙、アルミニウム箔、粘着剤層、
離型シートをこの順に積層してなることを特徴とするも
のである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る床材シートの
構成を示す断面図であり、同図に示されるように、床材
シートは、透明樹脂保護層1、樹脂含浸紙2、アルミニ
ウム箔3、粘着剤層4、離型シート5が順に積層されて
いる。具体的には、まず樹脂含浸性の良好な紙に装飾処
理を施し、この紙に樹脂を含浸させて樹脂含浸紙2を作
製するか、或いは予め樹脂を含浸させた紙に装飾処理を
施して樹脂含浸紙2を作製する。次いで、この樹脂含浸
紙2の表面に透明樹脂保護層1を形成してから、裏面に
アルミニウム箔3を貼り合わせ、さらに粘着剤をコーテ
ィングして粘着剤層4を形成してから離型シート5を貼
り合わせることで図1に示す床材シートが製造される。
【0006】樹脂含浸紙に用いる紙としては、坪量が2
00〜1000g/m2 程度で厚さが0.2〜1mm程
度のものが使用される。また、含浸樹脂としては、弾
性、可撓性に富んだ軟質のものが好ましく、例えば、ア
クリル樹脂、ウレタン樹脂、ゴム、或いはこれらの混合
物等が挙げられ、これらを水性エマルジョン又は有機溶
剤溶液の形で紙に含浸させる。樹脂の含浸量は20〜4
0重量%程度である。
【0007】紙に施す装飾処理としては、印刷等による
絵柄の形成、着色剤(顔料、染料等)の練込みによる着
色、或いはエンボス加工による凹凸模様の形成がある。
【0008】インキの絵柄により装飾層を形成するに
は、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、シルク
スクリーン印刷等のような通常の印刷方式を用いること
ができるが、描画でも差し支えない。絵柄は樹脂バイン
ダーと顔料又は染料からなるインキを任意の模様状に形
成してなる。また、剥離性の支持体シート上にインキ
層、さらに必要に応じて接着剤層が形成された転写シー
トを予め準備しておき、転写シートに形成されたインキ
層を加圧、又は加圧と加熱により装飾層(インキ絵柄
層)を形成する面に転写させる、いわゆる転写印刷法に
よることもできる。模様の例としては、木目、石目、布
目、皮絞、タイル貼り模様、寄木模様、文字、図形、全
面ベタ等がある。
【0009】インキ(或いは塗料)のバインダーとして
は、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等の塩
素化ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル・酢
酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂等を用い、これら
の一種又は二種以上混合して用いる。これに後述の着色
のところで列挙するような公知の顔料を添加したものを
用いる。
【0010】顔料或いは染料の練込みにより着色する場
合は、顔料として、チタン白、亜鉛華、群青、コバルト
ブルー、弁柄、朱、黄鉛、チタン黄、カーボンブラック
等の無機顔料、キナクリドン、パーマネントレッド4
R、イソインドリノン、ハンザイエローA、フタロシア
ニンブルー、インダスレンブルーRS、アニリンブラッ
ク等の有機顔料乃至は染料、アルミニウム、真鍮等の箔
粉からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭
酸鉛の箔粉等からなる真珠光沢(パール)顔料等が用い
られる。この他、必要に応じて炭酸カルシウム、シリカ
(二酸化硅素)、アルミナ(酸化アルミニウム)、硫酸
バリウムのような体質顔料(充填剤)を添加する。
【0011】透明樹脂保護層は、硬化型樹脂或いは熱可
塑性樹脂を用いて形成する。硬化型樹脂としては、ウレ
タン系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂等が挙げられる。硬化の形態は、熱硬化、
2液反応硬化、湿気反応硬化、紫外線や電子線などの電
離放射線硬化が挙げられる。熱可塑性樹脂としては、ポ
リオレフィン樹脂、塩化ビニル樹脂等が挙げられる。ま
た、透明樹脂には必要に応じて、減摩剤(球状α−アル
ミナ粒子、シリカ粒子等)、紫外線吸収剤(ベンゾトリ
アゾール系、ベンゾフェノン系等)、顔料(前記のも
の)等の添加剤を加える。この透明樹脂保護層は1層で
も2層でもよい。そして、樹脂液を塗工して形成しても
よいし、熔融押出しして形成してもよい。また、予め成
膜したシートを接着剤で貼って形成してもよい。
【0012】透明樹脂保護層に凹凸模様を形成してもよ
い。その手法としては、ヘアライン加工、サンドブラス
ト加工、エンボス加工等があり、これらの方法により透
明樹脂保護層に凹凸形状からなる凹凸模様を形成する。
【0013】エンボス加工は、熱プレス方式の枚葉又は
輪転式エンボス機を使用して、加熱し軟化させた透明樹
脂保護層の表面にエンボス版を押圧し、該エンボス版表
面の凹凸形状を賦形することにより凹凸模様を形成する
方法である。このエンボス加工により形成する凹凸模様
としては、木目導管溝、木目木肌、石材表面凹凸、タイ
ル貼りの目地、布帛の表面テクスチュア、梨地、砂目、
ヘアライン等を表現したもの、又はそれらを組み合わせ
たものが挙げられる。さらに必要に応じて、該凹凸模様
の凹部に公知のワイピング法(例えば、特公昭58−1
4312号公報等参照)により着色インキを充填するこ
ともできる。着色インキとしては前記と同様のものが使
用できる。ただし、耐摩耗性の点で2液硬化型ウレタン
樹脂をバインダーとするものが好ましい。また、ワイピ
ングは、ドクターブレード法、ロールコート法等の従来
から使用されているワイピング法のいずれによってもよ
い。これらの方法により、凹凸模様全面に着色インキを
塗工し、しかる後に凸部のインキを掻き取って凹部に着
色インキを残留せしめる。
【0014】アルミニウム箔としては、硬質アルミニウ
ムを使用するのが好ましく、厚さは40〜100μm程
度がよい。そして、2液硬化型ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂等の接着剤を用いて樹脂含浸紙とドライラミネーシ
ョンにより貼り合わせる。
【0015】離型シートは、シリコン樹脂をコーティン
グした紙、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレ
ンテレフタレート等が使用される。厚さは50〜150
μm程度であり、この離型シートは、アクリル系、ゴム
系等の粘着剤層を介してアルミニウム箔に貼着される。
【0016】
【実施例】(実施例1)樹脂含浸性の良好な坪量200
g/m2 の紙(興人製「BONTEX」)に、セルロー
ス系樹脂バインダーに顔料を添加してなるグラビアイン
キ(インクテック製「MPF−A」)を用いて、グラビ
ア印刷により木目柄の絵柄を形成した。印刷を施した
後、その紙にアクリル系樹脂水性エマルジョンを含浸率
30重量%で含浸させることで樹脂含浸紙としてから、
表面にアクリル系樹脂水性エマルジョンを乾燥皮膜とし
て35g/m2 の塗布量でロールコーターによりコーテ
ィングし、乾燥硬化せしめて透明樹脂保護層を形成し
た。
【0017】続いて、上記で得られた化粧シートの裏面
に厚さ80μmの硬質アルミニウム箔を2液硬化型ウレ
タン樹脂接着剤で貼り合わせた後、さらにアクリル系粘
着剤をコーティングし、シリコン樹脂コート紙の離型紙
を貼り合わせて床材シートを製造した。
【0018】(実施例2)透明樹脂保護層を形成する樹
脂に、球状α−アルミナ粒子(平均粒径25μm)を3
%添加したアクリル系樹脂水性エマルジョンを使用した
以外は実施例1と同様にして床材シートを製造した。
【0019】各実施例で得られた床材シートを用いて床
の改装を試みた。この際、いずれもハサミやカッターで
の切断が容易に行えた。そして、所定サイズに切断した
床材シートから離型シートを剥して、予め表面を清掃し
た木質フローリングの上から貼ってみたところ、外観が
良好で、クッション性がありしかも耐久性も良好であっ
た。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の床材シー
トは、透明樹脂保護層、装飾処理を施した樹脂含浸紙、
アルミニウム箔、粘着剤層、離型シートをこの順に積層
した構成としたので、ハサミやカッターなどで所定サイ
ズに切断してから離型シートを剥して簡単に貼れること
から、木質フローリングの上から直接貼って簡単にリフ
ォームをすることができ、施工後の床は樹脂含浸紙によ
りクッション性のあるものとなる。また、装飾処理が印
刷の場合でも、インキが紙層内に浸透しているため、絵
柄インキの密着性が良好で、絵柄の耐磨耗性が良好とな
る。
【0021】また、積層したアルミニウム箔の塑性変形
により床面の微小な凹凸を吸収して床表面に密着した綺
麗な貼り合わせが可能となる。特に、床面の目地溝にも
浮きを生じずに密着して貼ることができる。さらには、
アルミニウム箔の強度により再施工時に破れずに剥がす
ことができる。
【0022】また、アルミニウム箔を積層してあるの
で、温度や湿度の影響による寸法上の伸縮を生じにく
く、さらに、アルミニウム箔の熱伝導性により床暖房時
の熱が均一に伝わるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る床材シートの一形態を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 透明樹脂保護層 2 樹脂含浸紙 3 アルミニウム箔 4 粘着剤層 5 離型シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明樹脂保護層、装飾処理を施した樹脂
    含浸紙、アルミニウム箔、粘着剤層、離型シートをこの
    順に積層してなることを特徴とする床材シート。
JP11767598A 1998-04-28 1998-04-28 床材シート Pending JPH11311016A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767598A JPH11311016A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 床材シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11767598A JPH11311016A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 床材シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11311016A true JPH11311016A (ja) 1999-11-09

Family

ID=14717515

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11767598A Pending JPH11311016A (ja) 1998-04-28 1998-04-28 床材シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11311016A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005123380A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Lg Chem. Ltd. Flooring having surface layer of synthetic resin and wood-based board
EP2394005B1 (en) 2009-02-03 2017-10-11 Robert N. Clausi Sound attenuating laminate materials

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005123380A1 (en) * 2004-06-22 2005-12-29 Lg Chem. Ltd. Flooring having surface layer of synthetic resin and wood-based board
EP2394005B1 (en) 2009-02-03 2017-10-11 Robert N. Clausi Sound attenuating laminate materials

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS58110751A (ja) 床用合成樹脂シ−ト
JPH06198831A (ja) 化粧シート
JP4402339B2 (ja) 化粧材
JP2598904B2 (ja) 化粧シート
JPH05139095A (ja) 艶消し転写箔及び化粧材
JP3883606B2 (ja) 立体感に優れる無機質系化粧板
JPH11311016A (ja) 床材シート
JP3868791B2 (ja) 離型シート及びそれを用いて製造された合成皮革
JP3871759B2 (ja) 転写シートを用いた化粧材の製造方法
KR101118109B1 (ko) 디지털 프린팅이 된 인쇄 필름의 제조 방법 및 이를 이용한 인테리어 자재
JPH10286932A (ja) 耐摩耗性化粧材
JP2000071691A (ja) 木質化粧材の製造方法
JP3142073B2 (ja) 部分艶消し転写シート及び部分艶消し化粧材
JP3133531B2 (ja) スウェード調化粧シート及びその製造方法
JP3161053B2 (ja) クロス調化粧材
JP2528642B2 (ja) 化粧材
JP2000238196A (ja) 耐摩耗性を有する化粧紙
JP2001072924A (ja) コーティング組成物及びコーティング化粧材
JP3888909B2 (ja) 化粧シートの製造方法
JP2709719B2 (ja) 化粧板及びその製造方法
JP3135319B2 (ja) 高級塗装感を有する化粧材及びその製造方法
JPH0524168A (ja) ラミネート化粧材
JPH106467A (ja) 凹凸模様形成化粧板及びその製造方法
JPH10180966A (ja) 化粧シート
JP3028638B2 (ja) 化粧材の製造方法