JPH11310183A - スロットルグリップ構造 - Google Patents

スロットルグリップ構造

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JPH11310183A
JPH11310183A JP13440798A JP13440798A JPH11310183A JP H11310183 A JPH11310183 A JP H11310183A JP 13440798 A JP13440798 A JP 13440798A JP 13440798 A JP13440798 A JP 13440798A JP H11310183 A JPH11310183 A JP H11310183A
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throttle grip
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grip
throttle
switch
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Masahiko Takenaka
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンドルパイプへの組み付けが容易なリター
ンスプリング内蔵型のスロットルグリップ構造を提供す
る。 【解決手段】 グリップパイプ182の開口端側から予
定の距離だけ内側に離間された位置には、その円周に沿
ってケーブル巻取部182aが立設されている。ケーブ
ル巻取部182aよりも開口端側には、グリップパイプ
182の表面を予定の間隙を保って円周方向に予定角度
θ1 だけ覆うように、ケーブル巻取部182aから開口
端方向へ前記予定角度θ1 の幅で外筒片182bが一体
に延設されている。グリップパイプ182と外筒片18
2bとの間にはネジリコイル状のリターンスプリング1
84が挿貫され、スロットルグリップ92はリターンス
プリング184の弾性力によってアクセル閉方向へ常時
付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スロットルワイヤ
を巻き取ってスロットルを開くスロットルグリップ構造
に係り、特に、スロットルグリップをスロットルの閉方
向へ常時付勢するリターンスプリングを内蔵したスロッ
トルグリップ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】二輪車や三輪車等のアクセル操作は、ハ
ンドルパイプに装着されたスロットルグリップを捻って
スロットルを開くことにより行われる。従来のスロット
ルグリップでは、良く知られるように、スロットルワイ
ヤのキャブレタ側の先端に設けられてニードルバルブを
閉止するスロットルスプリングの弾性力により、比較的
弱い弾性力で閉方向へ常に付勢されている。
【0003】一方、電動モータで走行する電動車両で
は、スロットルグリップをキャブレタのスロットルスプ
リングで閉方向へ戻すことができない。このため、運転
者がスロットルグリップから手を放せばスロットルグリ
ップが全閉方向へ戻されるように、スロットルグリップ
を閉方向へ常時付勢するリターンスプリングを内蔵した
スロットルグリップ構造が、実用新案登録公報第255
4808号に開示されている。
【0004】図18は、リターンスプリング194を内
蔵した従来のスロットルグリップ構造の主要部の構成を
示した断面図である。ハンドルパイプ181の一端には
グリップパイプ192が回動自在に挿貫され、グリップ
パイプ192の周囲はグリップカバー193で覆われて
いる。グリップパイプ192の開口端側には、これと共
動する回転ブラケット196が延設されている。リター
ンスプリング194はグリップパイプ181に直接挿貫
され、初期加重の加わった状態で、その一端194aを
ハウジング197に係止(図示せず)され、その他端1
94bをグリップパイプ192の開口端に係止(図示せ
ず)されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、リターンスプリング194に初期加重を加えながら
グリップパイプ181に挿貫したり、あるいは、初期加
重が加わった状態で作業者が手作業で両端をハウジング
197およびグリップパイプ192に係止させなければ
ならないので、組み付け作業が難しいという課題があっ
た。
【0006】本発明の目的は、上記した従来技術の課題
を解決し、ハンドルパイプへの組み付けが容易なリター
ンスプリング内蔵型のスロットルグリップ構造を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では以下のような手段を講じた。
【0008】(1) ハンドルパイプの端部に挿貫されたス
ロットルグリップと、前記スロットルグリップを、その
一端で前記ハンドルパイプに回転自在に支持するハウジ
ングと、前記ハウジングに設けられ、前記スロットルグ
リップ全閉時に、その接点を開または閉されるスイッチ
手段とを具備したスロットルグリップ構造において、前
記スロットルグリップは、前記ハンドルパイプに挿貫さ
れる筒状部と、前記ハウジング内で、前記筒状部の径外
方向に当該筒状部と所定の間隙を隔てて設けられた外筒
片と、前記間隙内に挿貫され、その一端および他端がそ
れぞれ前記ハウジングおよびにスロットルグリップに係
止されたネジリコイル状のリターンスプリングと、前記
外筒片の表面に設けられ、前記スイッチ手段の接点を開
または閉するスイッチ付勢手段とを具備した。
【0009】上記した構成(1) によれば、リターンスプ
リングをハンドルパイプに対して、直に挿貫するのでは
なく、筒状部の一端をガイドとして挿貫することができ
るので、その組み付け性が向上する。
【0010】(2) ハンドルパイプの端部に挿貫されたス
ロットルグリップと、前記スロットルグリップを、その
一端で前記ハンドルパイプに回転自在に支持するハウジ
ングと、前記ハウジングに設けられ、前記スロットルグ
リップ全閉時に、その接点を開または閉されるスイッチ
手段とを具備したスロットルグリップ構造において、前
記スロットルグリップは、前記ハンドルパイプに挿貫さ
れる筒状部と、前記ハウジング内で、前記筒状部の径外
方向に当該筒状部と所定の間隙を隔てて、円周方向に所
定角度の幅で設けられた外筒片と、前記間隙内に挿貫さ
れたネジリコイル状のリターンスプリングと、前記外筒
片の表面に設けられ、前記スイッチ手段の接点を開また
は閉するスイッチ付勢手段とを具備し、前記スロットル
グリップおよびリターンスプリングは、当該リターンス
プリングを無負荷状態から所定角度だけねじった状態で
両端を前記外筒片の円周方向に関する各端部に係止して
スロットルグリップ小組体となり、当該スロットルグリ
ップ小組体を前記ハンドルパイプに挿貫し、前記ハウジ
ングをハンドルパイプに固着する際に、前記リターンス
プリングの一端と前記外筒片との係止が解除されて前記
ハウジングに新たに係止されるようにした。
【0011】上記した構成(2) によれば、組み付け前に
リターンスプリングを筒状部に挿貫し、その一端および
他端を外筒片に係止させさえすれば、リターンスプリン
グの他端を、これに触れることなく組み付け過程におい
てハウジングに係止させることができる。したがって、
リターンスプリングの両端を外筒片に係止する際に予め
初期加重を加えておけば、組み付け時には作業者がリタ
ーンスプリングに初期加重を加える必要がなくなって組
み付け性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態であるエン
ジン停止始動制御装置が搭載されるスクータ型自動二輪
車1の全体側面図である。
【0013】車体前部2と車体後部3とは低いフロア部
4を介して連結されており、車体の骨格をなす車体フレ
ームは、概ねダウンチューブ6とメインパイプ7とから
構成される。燃料タンクおよび収納ボックス(共に図示
せず)はメインパイプ7により支持され、その上方にシ
ート8が配置されている。
【0014】一方、車体前部2では、ステアリングヘッ
ド5に軸支されて上方にハンドル11が設けられ、下方
にフロントフォーク12が延び、その下端に前輪13が
軸支されている。ハンドル11の上部は計器板を兼ねた
ハンドルカバー33で覆われている。メインパイプ7の
立ち上がり部下端にはブラケット15が突設され、この
ブラケット15には、リンク部材16を介してスイング
ユニット17が揺動自在に連結支持されている。
【0015】スイングユニット17には、その前部に単
気筒の2ストローク内燃機関200が搭載されている。
この内燃機関200から後方にかけてベルト式無段変速
機35が構成され、その後部に遠心クラッチを介して設
けられた減速機構38に後輪21が軸支されている。こ
の減速機構38の上端と前記メインパイプ7の上部屈曲
部との間にはリヤクッション22が介装されている。ス
イングユニット17の上部には、内燃機関200のシリ
ンダヘッドの上部から延出した吸気管23に接続された
気化器24および同気化器24に連結されるエアクリー
ナ25が配設されている。
【0016】ユニットスイングケース31の下部に突設
されたハンガーブラケット18には、メインスタンド2
6が枢着されており、ベルト式無段変速機35の伝動ケ
ースカバー36から突出したキック軸27にキックアー
ム28の基端が固着され、キックアーム28の先端にキ
ックペダル29が設けられている。
【0017】図2は、前記自動二輪車1の計器盤回りの
平面図であり、ハンドルカバー33の計器盤90内に
は、スピードメータ91と共にスタンバイインジケータ
56およびバッテリインジケータ76が設けられてい
る。このスタンバイインジケータ56は、後に詳述する
ように、エンジンの停止始動制御中におけるエンジン停
止時に点滅し、スロットルを開ければ直ちにエンジンが
始動されて発進し得る状態にあることを運転者に警告す
る。バッテリインジケータ76は、バッテリ電圧が低下
すると点灯してバッテリの充電不足を運転者に警告す
る。
【0018】ハンドルカバー33には、アイドリングを
許可または制限するためのアイドルスイッチ53および
スタータモータを起動するためのスタータスイッチ58
が設けられている。ハンドル11の右端部には、スロッ
トルグリップ92およびブレーキレバー93が設けられ
ている。なお、左右のスロットルグリップの付根部分等
には、従来の二輪車と同様にホーンスイッチやウインカ
スイッチを備えているが、ここでは図示を省略する。
【0019】図3は、図1に破線丸印で示した、シート
8前部のヒンジ部分の構造を模式的に示した図である。
本実施形態では、シート8の裏面前方にはヒンジ部材8
1が固定されている。このヒンジ部材81には、垂直方
向に沿って長手状の開口82が形成され、車両本体側に
固定されたヒンジ軸85が当該長手状開口82を貫通
し、シート8は当該ヒンジ軸85を中心に揺動自在かつ
上下動自在に軸支される。前記ヒンジ部材81の裏面と
対向する車両本体側には、押子83aを弾発するコイル
スプリング83および着座スイッチ54が設けられてい
る。
【0020】このような構成において、運転者がシート
8に着席していない非着座状態では、同図(a) に示した
ように、ヒンジ軸85が長手状開口82の下側端部に当
接するまで、シート8がコイルスプリング83によって
押し上げられるので、着座スイッチ54はオフ状態とな
る。
【0021】これに対して、運転者がシート8に着席す
る着座状態では、同図(b) に示したように、シート8が
コイルスプリング83の弾性力に抗して押し下げられる
ので、着座スイッチ54はオン状態となる。したがっ
て、着座スイッチ54の状態を監視すれば、運転者が着
座しているか否かを認識することができる。また、本実
施形態ではシート8の前側に着座スイッチ54を設けた
ので、運転者が小柄であっても着座しているか否か確実
に検知することができる。
【0022】図4は、本発明の一実施形態であるスロッ
トルグリップ92のハンドルパイプ181に沿った断面
図であり、図5は、図4のA−A線に沿った拡大断面図
であり、図6、7は、いずれも図4のB−B線に沿った
拡大断面図であり、図8は、リターンスプリングの仮組
み付け方法を示した斜視図である。
【0023】ハンドルパイプ181の端部にはグリップ
パイプ182が回動自在に挿貫され、グリップパイプ1
82の周囲はグリップカバー183で覆われている。グ
リップパイプ182の開口端側から予定の距離だけ内方
向へ離間された位置には、その円周に沿ってケーブル巻
取部182aが一体に立設され、ケーブル巻取部182
aにはスロットルワイヤ185の一端185aが係止さ
れている。
【0024】グリップパイプ182の前記ケーブル巻取
部182aよりも開口端側には、図5に示したように、
前記グリップパイプ182の表面を予定の間隙を保って
円周方向に予定角度θ1 だけ覆うように、前記予定角度
θ1 の幅で外筒片182bが一体に、前記ケーブル巻取
部182aから開口端方向へ延設されている。
【0025】前記外筒片182bの表面の一部には、ス
ロットルグリップ92の全閉状態で、後述するスロット
ルスイッチ52の可動部分を押し込んで接点を開または
閉させるスイッチ押部182dが一体に立設されてい
る。
【0026】前記グリップパイプ182と前記外筒片1
82bとの間にはネジリコイル状のリターンスプリング
184が挿貫され、前記グリップパイプ182の開口端
側およびケーブル巻取部182aを覆うように、一対の
上部ハウジング186および下部ハウジング187がハ
ンドルパイプ181に対して固定されている。
【0027】前記リターンスプリング184は、その弾
性力によってスロットルグリップ92がアクセル閉方向
へ常時付勢されるように、その一端184aおよび他端
184bを、それぞれ前記外筒片182bの円周方向に
関する一端182iおよび下部ハウジング187の段差
部上面187bに開孔された係止孔187aに係止され
ている。運転者がリターンスプリング184の弾性力に
抗してスロットルグリップ92を開方向へ捻ると、スロ
ットルワイヤ185がケーブル巻取部182aの周囲に
巻き込まれてスロットル(図示せず)が開く。
【0028】前記ケーブル巻取部182aは、図6、7
に示したように、前記スロットルワイヤ185の巻取量
がスロットルグリップ92の回転角増加行程の後半にお
いて減少するように、スロットルグリップ92の回転中
心Pに対して偏心している。具体的には、スロットルグ
リップ92の巻取半径Rが、図7に示した回転角増加行
程の後半(巻取半径R1 )では、図6に示した回転角増
加行程の前半(巻取半径R2 )よりも短くなるように偏
心されている。
【0029】図15は、グリップ回転角とグリップ荷重
との関係を、本実施形態のようにケーブル巻取部182
aが回転中心Pに対して偏心している場合(直線A)
と、従来のように偏心していない場合(直線B)とを比
較して示した図である。
【0030】従来技術では、グリップ回転角が3/4を
超えるとグリップ荷重が適正上限値を超えてしまうのに
対して、本実施形態では、グリップ回転角に対するグリ
ップ荷重の増加割合が低下するので、グリップ回転角が
全開状態になってもグリップ荷重を適正上限値以下に抑
えることができる。
【0031】なお、上記したようにケーブル巻取部18
2aを偏心させることによる効果は、スロットルグリッ
プ92が前記リターンスプリング84を内蔵している場
合のみならず、リターンスプリング184を内蔵してい
ない構造であっても、ニードルバルブを閉止するスロッ
トルスプリング(共に図示せず)の弾性力が強いために
グリップ荷重が適正上限値を超えてしまうような場合に
も同様に発揮される。
【0032】図5に示したように、前記下部ハウジング
187には、前記外筒片182bの表面に立設されたス
イッチ押部182dに押されて接点を開閉するスロット
ルスイッチ52が設けられている。前記スロットルスイ
ッチ52は、スロットルが実際に開き始める前の遊び範
囲の角度θ2 内で接点が開閉されるように構成されてい
る。このような構成によれば、スロットルを開くことな
くスロットルスイッチ52のみを開閉させることができ
る。
【0033】後に詳述するように、本実施形態ではスロ
ットルグリップ92が開方向へ操作されてスロットルス
イッチ52の接点が開または閉されるとエンジンが自動
的に始動されるので、停車時に角度θ2 の範囲内でスロ
ットルグリップ92を捻ってスロットルスイッチ52の
接点を開または閉させれば、発進を伴わないエンジン始
動が可能になり、エンジンをアイドリング状態に保つこ
とが可能になる。
【0034】また、遊び角度範囲が終了して実際にスロ
ットルが開き始める角度(>θ2 )へ突入する際は、ス
ロットルスプリング(図示せず)の弾性力が新たに付加
され、それ以上の回動操作には更なる力が必要となる。
このため、運転者の積極的な意思がない限り前記遊び角
度範囲を超えてグリップが回動されてしまうことがな
く、発進を伴わないエンジン始動やアイドリング状態で
の待機が容易になる。
【0035】なお、本実施形態では前記リターンスプリ
ング184の組み付けを容易なものとするために、図8
に示したように、グリップパイプ182と前記外筒片1
82bとの間にリターンスプリング184を挿貫した
後、その一端184aを外筒片182bの円周方向に関
する一端182iに係止させる。その後、リターンスプ
リング184の他端184bを図8の実線位置から巻き
上げて初期荷重を加え、破線位置において外筒片182
bの他端182jに係止させ、図9に示したように、グ
リップパイプ182をハンドルパイプ181へ挿貫す
る。
【0036】次いで、前記グリップパイプ182の開口
端側およびケーブル巻取部182aを覆うように前記上
部ハウジング186および下部ハウジング187を組み
付ける際、図16に示したように、下部ハウジング18
7に設けた係止孔187aに前記リターンスプリング1
84の他端184bを浅く挿入して係合させながら、グ
リップパイプ182を開方向へ若干捻ってスイッチ押部
182dを矢印方向へ、図17に示した位置までリター
ンスプリング184の弾性力に抗して移動させる。する
と、それまで下部ハウジング187の段差部上面187
bに突き当っていた前記スイッチ押部182dを矢印方
向へ押し下げることが可能になるので、図5に示したよ
うに、グリップパイプ182の開口端側を下部ハウジン
グ187内に収容することができ、このとき、リターン
スプリング184の他端184bが前記係止孔187a
に深く挿入される。
【0037】その後は、リターンスプリング184によ
るスロットルグリップ92の閉方向への弾発が前記スイ
ッチ押部182dと段差部上面187bの端部との当接
により阻止されるので、リターンスプリング184の他
端184bは前記外筒片182bの他端185jによる
係止状態を解除され、下部ハウジング187の係止孔1
87aによってのみ新たに係止されることになる。
【0038】このように、本実施形態ではリターンスプ
リング184をハンドルパイプ181へ直接挿貫するこ
となく、グリップパイプ182をガイドとして挿貫する
ことができるので、その組み付け性が各段に向上する。
【0039】さらに、本実施形態によれば組み付け前に
リターンスプリング184をグリップパイプ182の端
部に挿貫し、その一端および他端を外筒片182bに係
止させさえすれば、リターンスプリング184の他端1
84bを、これに触れることなく組み付け過程において
ハウジング187に係止させることができる。したがっ
て、リターンスプリング184の両端を外筒片182b
の円周方向の両端部に係止する際に予め初期加重を加え
ておけば、組み付け時には作業者がリターンスプリング
184に初期加重を加える必要がなくなって組み付け性
が向上する。
【0040】図10は、図1における内燃機関200を
II−II線に沿って裁断した断面図である。内燃機関
200は、左右水平方向に指向したクランク軸201を
回転自在に支持する左右のクランクケース202L、2
02Rを合体したクランクケース202に、シリンダブ
ロック203およびシリンダヘッド204が順次組合わ
され、シリンダブロック203には、図示しない排気通
路のほかシリンダボアに開口する掃気ポートから掃気通
路205が形成されてクランクケース202のクランク
室と連通している。
【0041】シリンダヘッド204には、点火プラグ2
06が燃焼室に向け嵌着され、この点火プラグ206の
露出部を除き、シリンダヘッド204およびシリンダブ
ロック203はファンシェラウド207で覆われる。左
クランクケース202Lは、ベルト式無段変速室ケース
を兼ねており、左クランクケース202Lを貫通して延
びたクランク軸201にはベルト駆動プーリ210が共
に回転可能に設けられている。
【0042】ベルト駆動プーリ210は、固定側プーリ
半体210Lと可動側プーリ半体210Rとからなり、
固定側プーリ半体210Lはクランク軸201の左端部
にボス211を介して固着され、その右側に可動側プー
リ半体210Rがクランク軸201にスプライン嵌合さ
れ、固定側プーリ半体210Lに接近・離反することが
できる。両プーリ半体210L、210R間にはVベル
ト212が挟まれて巻き掛けられる。
【0043】可動側プーリ半体210Rの右側ではカム
プレート215がクランク軸201に固着されており、
その外周端に設けたスライドピース215aが、可動側
プーリ半体210Rの外周端で軸方向に形成したカムプ
レート摺動ボス部210Raに摺動自在に係合してい
る。可動側プーリ半体210Rのカムプレート215側
側面は、カムプレート215側に向けてテーパしてお
り、同テーパ面内側にカムプレート215に挟まれてド
ライウェイトローラ216が収容されている。
【0044】したがって、クランク軸201の回転速度
が増加すると、可動側プーリ半体210Rとカムプレー
ト215間にあって共に回転するドライウェイトローラ
216が、遠心力により遠心方向に移動し、可動側プー
リ半体210Rは同ドライウェイトローラ216に押圧
されて左方に移動して固定側プーリ半体210Lに接近
し、両プーリ半体210L、210R間に挟まれたVベ
ルト212を遠心方向に移動させ巻き掛け径を大きくす
るように構成されている。かかるベルト駆動プーリ21
0に対応して、後方の図示しないベルト被動プーリにV
ベルト212が巻き掛けられて、動力が自動調整されて
後方の減速機構等に遠心クラッチを介して伝達され、後
輪を駆動する。
【0045】かかるベルト式無段変速機室を左側から覆
う伝動ケースカバー220は、前方のベルト駆動プーリ
210から後方に延出して覆っており、前寄りに前記キ
ック軸27が回動自在に貫通支持されており、同キック
軸27の内側端部には駆動ヘリカルギヤ222が嵌着さ
れ、リターンスプリング223により付勢されている。
そして伝動ケースカバー220の前部内面には、クラン
ク軸201と同軸に摺動軸224が回転かつ軸方向の摺
動可能に支持されており、同摺動軸224には被動ヘリ
カルギヤ225が形成されて前記駆動ヘリカルギヤ22
2と噛合すると共に、右端にはラチェットホイール22
6が固着され、全体がフリクションスプリング227に
より左方に付勢されている。
【0046】一方、クランク軸201側のボス211に
は、ラチェットホイール226に対向してラチェットが
形成されており、両者は摺動軸224の摺動で接離可能
である。したがって、前記キックペダル29が踏み込ま
れ、キック軸27がリターンスプリング223に抗して
回転すると、キック軸27と一体に駆動ヘリカルギヤ2
22が回転して、これと噛合する被動ヘリカルギヤ22
5が摺動軸224と一体に回転しながらフリクションス
プリング227に抗して右方に摺動して、ラチェットホ
イール226がボス211のラチェットと噛み合ってク
ランク軸201を強制的に回転させ内燃機関200を始
動することができる。
【0047】一方、右クランクケース202Rは、クラ
ンク軸201を回転自在に支持する主軸受209の右側
に略円筒状をなして延出しており、その中心軸にクラン
ク軸201が突出している。この右クランクケース20
2Rの円筒内には、スタータモータとACジェネレータ
とを組み合わせた始動兼発電装置250が配設されてい
る。
【0048】クランク軸201の先端テーパ部にはイン
ナーロータ(回転内磁型ロータ)251が欺台され、ナ
ット253で固着されて一体に回転する。インナーロー
タ251の外周面には6か所の断面円弧状溝が形成さ
れ、各溝にネオジューム鉄ボロン製のマグネット271
が嵌着されている。
【0049】インナーロータ251の外周囲に配設され
るアウターステータ270は、その外周縁部をクランク
ケース202の円筒壁202aにボルト279により螺
着されて支持される。アウターステータ270のステー
タコアは、薄鋼板を積層してなり、外周縁の円環状部分
から中心方向に延出した複数のヨークに発電コイル27
2と始動コイル273が巻回されている。この発電コイ
ル272と始動コイル273とは、クランク軸方向の内
側に偏らせてヨークに巻き付けており、軸方向外側への
突出量を小さくしている。
【0050】一方、クランクケース202の円筒壁20
2a内を軸方向内側へ外側に比べ大きく突出した発電コ
イル272と始動コイル273とは、環状をなしてその
内側に内空間を形成しており、同内空間に整流ブラシ機
構263が構成されている。同内空間においてクランク
軸201に貫通されたブラシホルダ262は、クランク
軸201に対して周方向の相対的な回転を禁止し軸方向
の摺動のみを許して嵌合されており、インナーロータ2
51との間にスプリング274が介装されてブラシホル
ダ262は軸方向内側へ付勢されている。
【0051】ブラシホルダ262の内側面には、複数の
所定箇所にブラシ261がスプリングに付勢されて突出
している。このブラシホルダ262の内側面に対向して
整流子ホルダ265が、中央をクランク軸201に貫通
されて外周縁を前記軸方向内側へ大きく突出した発電コ
イル272と始動コイル273の部分に固定支持されて
いる。
【0052】整流子ホルダ265のブラシホルダ262
に対向する面の所定箇所に整流子片267が同心円状に
配設されている。固定された整流子ホルダ265に対し
てクランク軸201と共に回転するブラシホルダ262
が離接し、接近したときはブラシ261が所要の整流子
片267に接触する。
【0053】ー方、インナーロータ251のクランク軸
方向外側は、クランク軸201の先端に螺合されたナッ
ト253の周囲を覆う内円筒部231と、その外側を覆
う同心の外円筒部232とが軸方向外方に延出してお
り、ここにガバナー機構230が構成される。すなわ
ち、外円筒部232は、内周面にテーパが形成されてガ
バナーアウタを構成しており、内円筒部231の外周に
軸方向に摺動自在にガバナーインナ233が嵌合され、
ガバナーインナ233と外円筒部232との間にガバナ
ーウエイトであるボール234が介装されている。
【0054】このガバナー機構230の軸方向に摺動す
るガバナーインナ233に一端を固着された連結軸23
5がインナーロータ251をクランク軸201と平行に
貫通し、先端をブラシホルダ262に嵌着している。連
結軸235は、ガバナーインナ233とブラシホルダ2
62とを連結して互いに一体としてクランク軸方向に移
動できるようにしている。
【0055】クランク軸201が停止しているときは、
ブラシホルダ262がスプリング223の付勢力により
軸方向内方に移動していてブラシ261が整流子片26
7に接触する。したがって、バッテリから電流が供給さ
れるとブラシ261と整流子片267との接触を経て始
動コイル273に流れインナーロータ251に回転トル
クを生じ、クランク軸201を回転させて内燃機関20
0を始動させることができる。
【0056】そして、機関回転数が上がると遠心力によ
りボール234が外円筒部232のテーパ内面を外周方
向に移動することでガバナーインナ233を軸方向外方
へ摺動させ、連結軸235を介して一体にブラシホルダ
262も軸方向外方に移動し、所定回転数を越えるとブ
ラシ261が整流子片267から自動的に離れ、以後は
発電コイル272によりバッテリへの充電がなされる。
【0057】上記ガバナー機構230を構成する外円筒
部232の端縁部にクランク角検出用の円環板状のロー
タ240が、その内周縁を嵌着して一体に設けられてお
り、ロータ240の外周縁に近接してパルサー241が
所定位置に配設されている。クランク軸201とインナ
ーロータ251を介して一体に回転するロータ240の
外周縁に形成された刻みをパルサ241が検出してクラ
ンク角を判断する。円環板状のロータ240は、アウタ
ーステータ270の発電コイル272および始動コイル
273を外側から覆っている。そして、ロータ40の軸
方向外側に内燃機関強制空冷用のファン部材280が一
体に設けられている。
【0058】ファン部材280は、その中央円錐部28
0aの裾部分をボルト246によりインナーロータ25
1の外円筒部232に固着されており、その外周に設け
られたファン280bはロータ240より外側方に立設
するような構造となっている。ファン部材280はファ
ンカバー281で覆われている。
【0059】本実施形態に係る車両用始動兼発電装置は
以上のように構成され、インナーロータ251の軸方向
内側に整流ブラシ機構263を配設し、軸方向外側には
整流ブラシ機構263と切り離してガバナー機構230
を配設したので、クランク軸外方向への膨出量が小さく
抑えられる。
【0060】また、アウターステータ270のステータ
コアのヨークに巻回される発電コイル272および始動
コイル273の巻回状態が軸方向内側に偏って外側への
突出量を小さくしているので、その外側のロータ240
やファン部材280を軸方向外側に位置させずにすみ、
クランク軸外方向への膨出量をより一層小さく抑えるこ
とができる。
【0061】ファン280bの回転によりファンカバー
281の外気吸入口281aから導入された外気は、中
央円錐部280aに沿って外周に広がるが、ロータ24
0が導入空気を遮断して車両用始動兼発電装置250側
への侵入を防止しているので、車両用始動兼発電装置よ
りさらに奥側(軸方向内側)にある整流ブラシ機構26
3には外気が侵入しにくく、したがって外気に含まれる
塵埃の影響を整流ブラシ機構263が受けることを防止
している。
【0062】図11は、上記したようにクランク軸20
1を直接回転させる始動兼発電装置250を備えた内燃
機関200における始動停止制御システムの全体構成を
示したブロック図であり、前記と同一の符号は同一また
は同等部分を表している。
【0063】本実施形態のエンジン停止始動システム
は、アイドリングが制限される動作モードと許可される
動作モードとを備えている。さらに具体的にいえば、車
両を停止させるとエンジンが自動停止し、停止状態でア
クセルが操作されるとエンジンを自動的に再始動して車
両を発進させる“停止発進モード(アイドリング制限モ
ード)”と、エンジン始動時の暖気運転等を目的として
アイドリングを許可する“始動モード(アイドリング許
可モード)”とを備えている。
【0064】エンジン200のクランク軸201には、
これと同軸状に始動兼発電装置250が連結されてい
る。始動兼発電装置250は、スタータモータ部71と
ACジェネレータ部72とによって構成され、ACジェ
ネレータ部72による発電電力は、レギュレータ・レク
ティファイア67を介してバッテリ68に充電される。
前記バッテリ68は、スタータリレー62が導通される
とスタータモータ部71へ駆動電流を供給すると共に、
メインスイッチ73を介して各種の一般電装品74およ
び主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0065】前記主制御装置60には、エンジン回転数
Neを検知するNeセンサ51と、グリップ回転角が予
定開度を越えると接点を閉じるスロットルスイッチ52
と、エンジン200のアイドリングを許可または制限す
るアイドルスイッチ53と、運転者が運転席に着座する
と接点を閉じる着座スイッチ54と、車速を検知する車
速センサ55と、後述する停止発進モードでの停車中に
点滅するスタンバイインジケータ56と、前照灯69を
点灯/消灯させるための前照灯スイッチ57と、始動兼
発電装置250のスタータモータ71を駆動してエンジ
ン200を始動するためのスタータスイッチ58と、ブ
レーキ操作に応答して接点を閉じるストップスイッチ5
9と、バッテリ68の電圧が予定値(例えば、10V)
以下になると点灯して充電不足を運転者に警告するバッ
テリインジケータ76とが接続されている。
【0066】さらに、前記主制御装置60には、点火プ
ラグ206を点火させる点火制御装置(イグニッション
コイルを含む)61と、前記スタータモータ71に電力
を供給するスタータリレー62の制御端子と、前記前照
灯69に電力を供給する前照灯リレー63の制御端子
と、キャブレタ66に装着されたバイスタータ65に電
力を供給するバイスタータリレー64の制御端子と、運
転者がメインスイッチ73を遮断せずに車両から離れた
り、前記前照灯69が自動消灯される前に警報音を発生
して注意を促すブザー75とが接続されている。
【0067】図12は、前記主制御装置60の構成を具
体的に示したブロック図であり、前記と同一の符号は同
一または同等部分を表している。なお、図13には主制
御装置60の主要動作を一覧表として示している。
【0068】動作モード切換部300は、当該エンジン
停止始動制御装置の動作モードを、アイドルスイッチ5
3の状態および車両の状態に応じて、アイドリングを許
可する前記“始動モード”およびアイドリングを制限す
る前記“停止発進モード”のいずれかに切り換える。
【0069】この動作モード切換部300では、前記ア
イドルスイッチ53の状態信号が動作モード信号出力部
301およびインバータ302に入力される。アイドル
スイッチ53の状態信号は、オフ状態(アイドリング制
限)では“L”レベル、オン状態(アイドリング許可)
では“H”レベルを示す。インバータ302は、アイド
ルスイッチ53の状態信号を反転して出力する。
【0070】車速継続判定部303はタイマ303aを
備え、予定速度以上の車速が予定時間以上にわたって検
知されると“H”レベルの信号を出力する。AND回路
304は、前記判定部303の出力信号とインバータ3
02の出力信号との論理積を動作モード信号出力部30
1へ出力する。
【0071】前記動作モード信号出力部301は、前記
メインスイッチ73がオンにされたときに前記アイドル
スイッチ53の状態信号が“H”レベル(アイドリング
許可)であると、アイドリングが許可される“始動モー
ド”を起動する。さらに、この“始動モード”時にAN
D回路304の出力が“H”レベルになる、すなわちア
イドルスイッチ53がオフにされて予定速度以上の車速
が予定時間以上にわたって検知されると、動作モードを
前記“始動モード”から、アイドリングが制限される
“停止発進モード”へ移行する。さらに、この“停止発
進モード”においてアイドルスイッチ53が再びオンに
されると、動作モードを“停止発進モード”から“始動
モード”へ移行する。この動作モード信号出力部301
から出力される動作モード信号S301 は、“始動モー
ド”中は“L”レベル、“停止発進モード”中は“H”
レベルとなる。
【0072】スタータリレー制御部400は、動作モー
ドに応じて、所定の条件下で前記スタータリレー62を
手動または自動的に起動する。このスタータリレー制御
部400では、前記Neセンサ51の検知信号がアイド
リング以下判定部401へ供給される。判定部401
は、エンジン回転数が所定のアイドリング回転数(例え
ば、800rpm)以下であると“H”レベルの信号を
出力する。AND回路402は、前記判定部401の出
力信号と、前記ストップスイッチ59の状態信号と、前
記スタータスイッチ58の状態信号との論理積を出力す
る。AND回路403は、前記AND回路402の出力
信号と前記動作モード信号S301 の反転信号との論理積
を出力する。
【0073】AND回路404は、前記アイドリング以
下判定部401の出力信号と、前記スロットルスイッチ
52の状態信号と、前記着座スイッチ54の状態信号と
の論理積を出力する。AND回路405は、前記AND
回路404の出力信号と前記動作モード信号S301 との
論理積を出力する。OR回路406は、前記各AND回
路403、405の論理和をスタータリレー62へ出力
する。
【0074】このような構成において、“始動モード”
中は動作モード信号S301 が“L”レベルなのでAND
回路403がイネーブル状態となる。したがって、エン
ジン回転数がアイドリング以下であり、かつストップス
イッチ59がオン状態(ブレーキ操作中)のときにスタ
ータスイッチ58が運転者によりオンされると、スター
タリレー62が導通してスタータモータ71が起動され
る。
【0075】これとは逆に、“停止発進モード”中はA
ND回路405がイネーブル状態となる。したがって、
エンジン回転数がアイドリング以下であり、着座スイッ
チがオン状態(運転者が運転席に着座中)でスロットル
が開かれると、スタータリレー62が導通してスタータ
モータ71が起動される。
【0076】バイスタータ制御部500では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部501に入力され
る。このNe判定部501は、エンジン回転数が予定値
以上であると“H”レベルの信号を出力してバイスター
タリレー64を閉じる。このような構成によれば、いず
れの動作モードにおいても、エンジン回転数が予定値以
上であれば燃料を濃くすることができる。
【0077】インジケータ制御部600では、Neセン
サ51からの出力信号がNe判定部601に入力され
る。このNe判定部601は、エンジン回転数が予定値
以下であると“H”レベルの信号を出力する。AND回
路602は、前記着座スイッチ54の状態信号と前記N
e判定部601の出力信号との論理積を出力する。AN
D回路603は、前記AND回路602の出力信号と前
記動作モード信号S301との論理積をスタンバイインジ
ケータ56に出力する。スタンバイインジケータ56
は、入力信号が“L”レベルであると消灯し、“H”レ
ベルであると点滅する。
【0078】すなわち、スタンバイインジケータ56は
“停止発進モード”中の停車時に点滅するので、運転者
はスタンバイインジケータ56が点滅していれば、エン
ジンが停止していてもアクセルを開きさえすれば直ちに
発進できることを認識することができる。
【0079】点火制御部700は、各動作モードごと
に、所定の条件下で前記点火制御装置61による点火動
作を許可または禁止する。この点火制御部700では、
車速センサ55の検知信号が走行判定部701に入力さ
れる。前記走行判定部701は、検知信号に基づいて車
両が走行状態にあると判断されると“H”レベルの信号
を出力する。OR回路702は、前記走行判定部701
の出力信号と前記スロットルスイッチ52の状態信号と
の論理和を出力する。OR回路703は、前記OR回路
702の出力信号と前記動作モード信号S301 の反転信
号との論理和を点火制御装置61へ出力する。点火制御
装置61は、入力信号が“H”レベルであれば所定のタ
イミングごとに点火動作を実行し、“L”レベルであれ
ば点火動作を中止する。
【0080】このような構成によれば、始動モードでは
動作モード信号S301 の反転信号が“H”レベルなの
で、OR回路703からは常に“H”レベルの信号が出
力される。したがって、“始動モード”では点火制御装
置61が常に点火動作を実行する。これに対して、停止
発進モードでは、車両走行中であるか、あるいはスロッ
トルが開かれていることを条件に点火動作が実行され
る。これとは逆に、停止状態であり、かつスロットルが
閉じていれば点火動作が禁止される。
【0081】前照灯/ブザー制御部800では、動作モ
ードごとに、車両の走行状態や運転者の着座状態に応じ
て前照灯を自動的に点灯または消灯すると共に、運転者
に種々の注意を促すための警告を、ブザー音として発す
る。
【0082】非着座継続判定部801には着座スイッチ
54の状態信号が入力される。非着座継続判定部801
は運転者の非着座時間を計時する2つのタイマ801
1、8012を備え、各タイマ8011、8012がタ
イムアウトすると、それぞれ“H”レベルの信号
8011、S8012を出力する。なお、本実施形態では各タ
イマ8011、8012が、それぞれ3秒および1秒で
タイムアウトする。
【0083】非点火継続判定部802は、エンジンの非
点火時間を計時する2つのタイマ8021、8022を
備え、非点火状態では直ちに“H”レベルの信号S8023
を出力すると共に、各タイマ8021、8022がタイ
ムアウトすると、それぞれ“H”レベルの信号S8021
8022を出力する。なお、本実施形態では各タイマ80
21、8022が、それぞれ3.5分および3分でタイ
ムアウトする。
【0084】AND回路812は、前記非着座継続判定
部801の出力信号S8011と非点火継続判定部802の
出力信号S8023との論理積を出力する。OR回路804
は、前記非点火継続判定部802の出力信号S8021と前
記AND回路812の出力信号との論理和を出力する。
AND回路805は、前記OR回路804の出力信号と
動作モード信号S301 との論理積をフリップフロップ8
10のリセット端子Rに出力する。
【0085】AND回路807は、スロットルスイッチ
52の状態信号と動作モード信号S301 との論理積を出
力する。Ne判定部806にはNeセンサ51の出力信
号が入力され、エンジン回転数が予定値以下であると
“H”レベルの信号を出力する。AND回路808は、
前記Ne判定部806の出力信号と動作モード信号S
301 の反転信号との論理積を出力する。OR回路809
は、各AND回路807、808の論理和をフリップフ
ロップ810のセット端子Sに出力する。AND回路8
11は、フリップフロップ810のQ出力と前照灯スイ
ッチ57の状態信号との論理積811を前照灯リレー6
3の制御端子へ出力する。前照灯リレー63は、“H”
レベルの信号が入力されると前記前照灯69を点灯し、
“L”レベルの信号が入力されると消灯する。
【0086】このような構成によれば、始動モードでは
動作モード信号S301 の反転信号が“H”レベルなので
AND回路808がイネーブル状態となる。したがっ
て、エンジンが予定回転数以上であれば、フリップフロ
ップ810がセットされるので、前照灯スイッチ57が
オンであれば前照灯が点灯する。
【0087】一方、停止発進モードでは動作モード信号
301 が“H”レベルなのでAND回路805、807
がイネーブル状態となる。したがって、OR回路804
の出力が“H”レベルであればフリップフロップ810
がリセットされて前照灯が自動的に消灯する。
【0088】すなわち、停止発進モードにおける前照灯
は、非点火状態がタイマ8021のタイムアウト時間
(本実施形態では、3.5分)以上継続して出力信号S
8021が“H”レベルになるか、あるいは非点火状態での
非着座がタイマ8011のタイムアウト時間(本実施形
態では、3秒)以上継続してAND回路812の出力信
号が“H”レベルになると消灯される。
【0089】発明者等の調査によれば、信号待ちや交差
点内での右折待ちは30秒ないし2分程度であり、この
時間を超える停車は信号待ちや右折待ち以外の停車、す
なわち前照灯を点灯させておく必要のない停車状態であ
る可能性が高い。したがって、本実施形態のように、非
点火状態が予定時間(例えば3.5分)を超えるまでは
前照灯を点灯させておくようにすれば、信号待ちや右折
待ちのための停車状態では前照灯を点灯させ続ける事が
できる。また、停車時間が3.5分を超えると自動消灯
するので、バッテリの無駄な電力消費を抑える事ができ
る。
【0090】さらに、停車後に運転者の非着座が検知さ
れた場合も信号待ちや右折待ち以外の停車である可能性
が高い。但し、交差点での停車直後に運転者が車両を跨
いだままの状態で一時的に立ち上がるような場合も経験
的に多いため、非着座の検知と同時に自動消灯すること
は望ましくない。そこで、本実施形態では非点火状態で
の非着座時間を計時し、運転者が車両から離れたと推定
される予定時間(本実施形態では3秒)の経過を条件に
自動消灯するようにした。
【0091】なお、この停止発進モード中の停車状態か
らスロットルが開かれれば、AND回路807の出力が
“H”レベルとなってフリップフロップ810がセット
されるので、前照灯が自動的に点灯する。
【0092】前照灯/ブザー制御部800のAND回路
813は、非着座継続判定部801の出力信号S8012
非点火継続判定部802の出力信号S8023、および動作
モード信号S301 の論理積をブザー駆動部814へ出力
する。AND回路815は、非点火継続判定部802の
出力信号S8022、動作モード信号S301 、および前照灯
スイッチ57の状態信号の論理積をブザー駆動部814
へ出力する。
【0093】ブザー駆動部814は、AND回路813
の出力信号が“H”レベルになる、すなわち、停止発進
モードにおいて非点火状態での非着座がタイマ8012
のタイムアウト時間(本実施形態では1秒)以上継続す
ると、0.2秒間のオンと1.5秒間のオフとを繰り返
すブザー駆動信号を出力する。なお、この際のブザー駆
動信号は、メインスイッチ73が遮断されるか、あるい
は運転者が再び着座するまで継続して出力される。
【0094】一方、AND回路815の出力信号が
“H”レベルになる、すなわち、停止発進モードにおい
て前照灯スイッチ57がオン状態であり、かつ非点火状
態がタイマ8022のタイムアウト時間(本実施形態で
は3分)以上継続すると、前記と同じブザー駆動信号
を、今度はタイマ8141がタイムアウトするまでの予
定時間だけ出力する。このようにすれば、ブザーを停止
させるための操作が不要になる。
【0095】本実施形態によれば、エンジンが自動停止
された際に、メインスイッチが遮断されないまま1秒以
上の非着座が検知されると、運転者がメインスイッチを
切り忘れたまま車両から離れようとしているものと判断
してブザー75が鳴動されるので、運転者はメインスイ
ッチの切り忘れを認知できる。
【0096】さらに、本実施形態によれば、前記停車時
の自動消灯条件(非点火状態が3.5分以上)が成立す
る前(非点火状態が3分以上)にブザー75が鳴動され
るので、運転者は前照灯が自動消灯される旨を事前に認
識することができ、運転者の知らない間に自動消灯され
てしまうことが防止できる。
【0097】なお、上記した実施形態では、エンジンが
自動停止された際に主電源が遮断されないまま1秒以上
の非着座が検知されると、メインスイッチ73が遮断さ
れるか、あるいは運転者が再び乗車するまでブザーを鳴
動させ続けるものとして説明したが、例えば配達業務や
集金業務等に用いられる場合のように、メインスイッチ
73を遮断することなく運転者が車両から離れることを
前提にしている場合には、予定時間の経過後にブザーが
自動的に停止されるようにしても良い。
【0098】さらに、上記した実施形態では、点火オフ
状態や運転者の非着座が予定時間以上継続した際に前照
灯を自動的に消灯するものとして説明したが、消灯する
代わりに供給電流を減じて減光したり、あるいは前照灯
を消灯し、その代わりにポジションランプを点灯するよ
うにしても良い。
【0099】図14は、本発明の他の実施形態における
始動停止制御システムの全体構成を示したブロック図で
あり、前記と同一の符号は同一または同等部分を表して
いる。 本実施形態では、ACジェネレータ部72によ
る発電電力が、レギュレータ・レクティファイア67を
介して2つのバッテリ68A、68Bに充電されるよう
にしている。前記バッテリ68Aはエンジン始動専用で
あり、スタータリレー62が導通されると、スタータモ
ータ部71へ駆動電流を供給する。前記バッテリ68B
は、メインスイッチ73を介して各種の電装品74およ
び主制御部60等に負荷電流を供給する。
【0100】このように、本実施形態ではバッテリ68
Aがエンジン始動専用であり、その電力消費量は十分に
小さく、常に満充電状態に維持されるので、バッテリ6
8Bの充電量とは無関係に常に良好なエンジン始動が可
能になる。
【0101】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば、以下
のような効果が達成される。 (1) リターンスプリングをハンドルパイプへ挿貫してス
ロットルグリップ構造を組み付ける際、リターンスプリ
ングをハンドルパイプへ直接挿貫することなく、グリッ
プパイプへ仮組み付けした後に挿貫することができるの
で、その組み付け性が各段に向上する。 (2) 組み付け前にリターンスプリングを筒状部に挿貫
し、その一端および他端を外筒片の円周方向の両端部に
係止させさえすれば、リターンスプリングの他端を、こ
れに触れることなく組み付け過程においてハウジングに
係止させることができる。したがって、リターンスプリ
ングの両端を外筒片に係止する際に予め初期加重を加え
ておけば、組み付け時には作業者がリターンスプリング
に初期加重を加える必要がなくなって組み付け性が向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したエンジン停止始動制御システ
ムが搭載されるスクータ型自動二輪車の全体側面図であ
る。
【図2】スクータ型自動二輪車の計器盤回りの平面図で
ある。
【図3】シート前部のヒンジ部分の構造を模式的に示し
た図である。
【図4】本発明の一実施形態であるスロットルグリップ
構造の断面図である。
【図5】図4のA−A線に沿った拡大断面図である。
【図6】図4のB−B線に沿った低アクセル開度時の拡
大断面図である。
【図7】図4のB−B線に沿った高アクセル開度時の拡
大断面図である。
【図8】リターンスプリングの仮組み付け方法を示した
斜視図である。
【図9】リターンスプリングの仮組み付け状態を示した
側面図である。
【図10】図1の内燃機関をII−II線に沿って裁断
した断面図である。
【図11】始動停止制御システムの全体構成の一例を示
したブロック図である。
【図12】主制御装置の機能を示したブロック図であ
る。
【図13】主制御装置の主要動作を一覧表として示した
図である。
【図14】始動停止制御システムの他の構成例を示した
ブロック図である。
【図15】グリップ回転角とグリップ荷重との関係を示
した図である。
【図16】スロットルグリップの組み付け方法を示した
図(その1)である。
【図17】スロットルグリップの組み付け方法を示した
図(その2)である。
【図18】従来のスロットルグリップ構造の主要部の断
面図である。
【符号の説明】
2…車体前部、3…車体後部、4…フロア部、6…ダウ
ンチューブ、7…メインパイプ、8…シート、11…ハ
ンドル、12…フロントフォーク、13…前輪、15…
ブラケット、16…リンク部材、17…スイングユニッ
ト、18…ハンガーブラケット、21…後輪、22…リ
ヤクッション、23…吸気管、24…気化器、25…エ
アクリーナ、26…メインスタンド、27…キック軸、
28…キックアーム、29…キックペダル、200…内
燃機関、201…クランク軸、202…クランクケー
ス、203…シリンダブロック、204…シリンダヘッ
ド、206…点火プラグ、210…ベルト駆動プーリ、
211…ボス、212…Vベルト、250…始動兼発電
装置、251…インナーロータ、300…動作モード切
換部、400…スタータリレー制御部、500…バイス
タータ制御部、600…インジケータ制御部、700…
点火制御部、800…前照灯/ブザー制御部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンドルパイプの端部に挿貫されたスロ
    ットルグリップと、前記スロットルグリップを、その一
    端で前記ハンドルパイプに回転自在に支持するハウジン
    グと、前記ハウジングに設けられ、前記スロットルグリ
    ップ全閉時に、その接点を開または閉されるスイッチ手
    段とを具備したスロットルグリップ構造において、 前記スロットルグリップは、 前記ハンドルパイプに挿貫される筒状部と、 前記ハウジング内で、前記筒状部の径外方向に当該筒状
    部と所定の間隙を隔てて設けられた外筒片と、 前記間隙内に挿貫され、その一端および他端がそれぞれ
    前記ハウジングおよびにスロットルグリップに係止され
    たネジリコイル状のリターンスプリングと、 前記外筒片の表面に設けられ、前記スイッチ手段の接点
    を開または閉するスイッチ付勢手段とを具備したことを
    特徴とするスロットルグリップ構造。
  2. 【請求項2】 ハンドルパイプの端部に挿貫されたスロ
    ットルグリップと、前記スロットルグリップを、その一
    端で前記ハンドルパイプに回転自在に支持するハウジン
    グと、前記ハウジングに設けられ、前記スロットルグリ
    ップ全閉時に、その接点を開または閉されるスイッチ手
    段とを具備したスロットルグリップ構造において、 前記スロットルグリップは、 前記ハンドルパイプに挿貫される筒状部と、 前記ハウジング内で、前記筒状部の径外方向に当該筒状
    部と所定の間隙を隔てて、円周方向に所定角度の幅で設
    けられた外筒片と、 前記間隙内に挿貫されたネジリコイル状のリターンスプ
    リングと、 前記外筒片の表面に設けられ、前記スイッチ手段の接点
    を開または閉するスイッチ付勢手段とを具備し、 前記スロットルグリップおよびリターンスプリングは、
    当該リターンスプリングを無負荷状態から所定角度だけ
    ねじった状態で両端を前記外筒片の円周方向に関する各
    端部に係止されてスロットルグリップ小組体となり、当
    該スロットルグリップ小組体を前記ハンドルパイプに挿
    貫し、前記ハウジングをハンドルパイプに固着する際
    に、前記リターンスプリングの一方の端部が前記外筒片
    との係止を解除されて前記ハウジングに新たに係止され
    ることを特徴とするスロットルグリップ構造。
  3. 【請求項3】 スロットルグリップが全閉かつ停車状態
    ではエンジンを停止させ、スロットルグリップが全閉以
    外でエンジンを始動する、ベルト式無段階変速機および
    遠心クラッチを搭載した車両に適用されることを特徴と
    する請求項1または2に記載のスロットルグリップ構
    造。
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