JPH11309331A - 中空糸膜式ドライヤ - Google Patents

中空糸膜式ドライヤ

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JPH11309331A
JPH11309331A JP10120415A JP12041598A JPH11309331A JP H11309331 A JPH11309331 A JP H11309331A JP 10120415 A JP10120415 A JP 10120415A JP 12041598 A JP12041598 A JP 12041598A JP H11309331 A JPH11309331 A JP H11309331A
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JP
Japan
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hollow fiber
fiber membrane
dryer
outlet
connection port
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JP10120415A
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English (en)
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Sakae Yamazaki
栄 山崎
Akira Yazawa
明 矢澤
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Kitz Corp
Original Assignee
Kitz Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汎用的なフィルタの本体構造をそのまま利用
してパージ機能を有するドライフィルタを得ることがで
き、しかも製作が容易で、ドライヤとしての品質を向上
させることができる中空糸膜式ドライヤを提供すること
にある。 【解決手段】 ドライヤケース20内に中空糸膜モジュ
ール26を設けた中空糸膜式ドライヤにおいて、このド
ライヤケース20にアダプタ本体23の固着部25を固
着し、このアダプタ本体23には、中空糸膜モジュール
26の流入側27と接続する接続口29と、この接続口
29とドライヤケース20内へ供給された圧縮気体の供
給スペース45とを連通させる入気通路30と、接続口
29と独立で上記接続口29と連通させるパージ通路3
1とをそれぞれ形成した中空糸膜式ドライヤである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空糸膜ドライヤ
に関し、特に、コンプレッサー等により発生した圧縮空
気中の水蒸気を効率的に除湿して乾燥空気を得るための
中空糸膜式ドライヤに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の中空糸膜式ドライヤは、中空糸
膜フィルタの内側に圧縮空気を供給すると、親水化樹脂
で成形した中空糸膜の外側に水蒸気のみが排出すること
によって圧縮空気を除湿して乾燥空気を得るようにした
フィルタである。
【0003】この場合、中空糸膜の外側に水蒸気が付着
して濃度が高くなると、除湿効果が低下するため、通
常、乾燥空気の一部を中空糸膜の外側にパージさせるこ
とにより、常に水蒸気の濃度が低い状態に保持するよう
にして連続除湿を行ないようにしている。
【0004】このようなパージ機能を有する中空糸膜式
エアドライヤは、図8に示すように本体1の入り口2よ
り圧縮空気を中空糸膜フィルタ3に供給して乾燥空気を
出口4より流出させ、乾燥空気の一部を、パージフィル
タ5aを有する通路5よりパージさせて保護ケース6の
内側からパージ空気を外部に排気するようにしている
【0005】このエアドライヤは、保護ケース6の内周
部分は圧縮空気が供給されることなく外気圧であり、圧
縮空気は、直接、中空糸膜フィルタ3の流入口に供給さ
れる構造となっているため、パージ通路は保護ケース6
内に容易に設けることができる。
【0006】一方、図7に示すドライヤは、圧力容器7
(図7は、二重構造であるが、一重でも同じ)とヘッド
8を密封接続し、ヘッド8に圧縮空気の入口9と乾燥空
気の出口10を形成し、流入口11と流出口12を有す
る中空糸膜フィルター13を圧力容器7の内部に装着
し、更に、圧力容器7の底部にドレン14を螺着した構
造のフィルタである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
おける圧力容器タイプのフィルタは、圧力容器7内に圧
縮空気が直接供給されるため、構造上、乾燥空気の一部
を中空糸膜フィルタ13にパージさせて、圧力容器7の
内周スペースから外部にパージ空気を排出させる構造に
することはできない。その上、圧力容器の大きさに応じ
た中空糸膜フィルタを設ける必要があった。
【0008】従って、この種のタイプの効果的なドライ
ヤはこれまで実施品として存在していないが、本件出願
人は、この圧力容器に対応したパージ機能を有する中空
糸膜除湿器を提案している(特開平9−290126号
公報参照)。
【0009】この除湿器は、汎用的に利用されるエアフ
ィルタの圧力容器をそのまま用いているので、経済性に
優れている反面、中空糸膜モジュールの中心軸の周りに
空洞部を設ける必要があった。
【0010】本発明は、従来の実情に鑑みて開発したも
のであり、汎用的なフィルタの本体構造をそのまま利用
してパージ機能を有するドライフィルタを得ることがで
き、しかも製作が容易で、ドライヤとしての品質を向上
させることができる中空糸膜式ドライヤを提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ドライヤケース内に中空糸膜モジュール
を設けた中空糸膜式ドライヤにおいて、このドライヤケ
ースの内部にアダプタ本体の固着部を固着し、このアダ
プタ本体には、中空糸膜モジュールの流入側と接続する
接続口と、この接続口とドライヤケース内へ供給された
湿潤気体の供給スペースとを連通させる入気通路と、上
記接続口と独立で上記接続口と連通させるパージ通路と
をそれぞれ形成した中空糸膜式ドライヤである。
【0012】このドライヤケースには、湿潤気体の入口
と乾燥気体の出口を有するヘッドを設け、このヘッドに
中空糸膜モジュールの流出側を接続し、この流出側をヘ
ッドの出口に連通させる
【0013】更に、この出口より流出する乾燥気体の一
部を中空糸膜モジュールに環流させ、この中空糸膜モジ
ュールの流入側よりアダプタ本体のパージ通路に連通さ
せてパージ気体を外部に排出させるように構成する。
【0014】
【発明の実施の形態】図1〜図6は、本発明における中
空糸膜式ドライヤの好ましい実施形態を示したものであ
る。図1はドライヤの縦断面図であり、本例は、コンプ
レッサ等で圧縮空気を供給する中空糸膜式エアドライヤ
の実施形態の一例である。
【0015】図1において、圧力容器であるドライヤケ
ース20の開口部に設けたおねじ20aをガスケット2
2を介してヘッド21のめねじ21aに螺合して固着
し、ドライヤケース20の底部には、汎用の圧力容器に
設けられていたドレン用のめねじ20bに、後述するア
ダプタ本体23に設けられている固着部25の螺子部を
Oリング24を介して螺着して固定する。従って、汎用
的なドライヤケース20とヘッド21とドレン用のめね
じ20bをそのまま利用することが可能となる。また、
ドライヤケース20にドレン用のめねじを設けていない
場合は、アダプタ本体23の固着部をドレン用の取付け
口(図示しない)にシール部材を介してドライヤケース2
0の外部よりナットで固着部を密封固着するようにして
も良い。
【0016】このアダプタ本体23には、中空糸膜モジ
ュール26の流入側27のポッティング部28を接続す
る接続口29と、この接続口29とドライヤケース20
内へ供給された湿潤気体(圧縮空気)の供給スペース4
5とを連通させる入気通路30と、この接続口29と独
立で接続口29と連通させるパージ通路31をそれぞれ
形成し、このパージ通路31を固着部25の開口部より
外部に連通させるようにしており、この開口部に排出管
を接続するためのめねじ31aを設けている。
【0017】また、ヘッド21には、圧縮空気の入口3
2と乾燥気体の出口33を設け、この出口33と連通し
ている接続溝34に中空糸膜モジュール26の流出側3
5のポッティング部36を密封状態で接続している。
【0018】更に、中空糸膜モジュール26は、図6に
示すようにモジュールケース37に半透過性の中空糸膜
エレメント38を前記のように両端をポッテイングして
製作し、中空糸膜モジュール26のモジュールケース3
7には、ポッティング部36側にパージ孔39を形成
し、このこのパージ孔39より乾燥空気の一部をモジュ
ールケース37に流して中空糸膜エレメント38の外側
の水蒸気と共に、ポッティング部28側のモジュールケ
ース37に設けた流出孔40よりアダプタ本体23のパ
ージ通路31を通ってドライヤケース20の外部へ排出
される。
【0019】この中空糸膜エレメント38は、水蒸気を
通過しやすい高分子材料を使用しており、この中空糸膜
の内側に圧縮空気を通すと水蒸気のみが外側に排出さ
れ、出口側に乾燥した空気が排出するフィルタ素子であ
る。なお、図中41,42,43はOリングであり、4
4はアダプタ本体23の固着部25をドライヤケース2
0に固定するナットである。
【0020】次に、本発明における実施形態の作用を説
明する。例えば、コンプレッサ等の圧縮空気供給源より
発生させた圧縮空気(例えば10kgf/cm2程度)が
ヘッド21の入口32より供給されると、ドライヤケー
ス20の供給スペース45へ入り、次に、アダプタ本体
23の入気通路30を通って接続口29の中空糸膜モジ
ュール26の流入側27に入ると、中空糸膜エレメント
38の半透過性中空糸膜により水蒸気が分離されて中空
糸膜の外側に排出し、除湿された乾燥空気は、中空糸膜
モジュール26の内部より流出側35を出てヘッド21
の出口33より流出する。
【0021】このとき、乾燥空気の一部は、モジュール
ケース37のパージ孔39より中空糸膜モジュール26
に入り、モジュール26の外側の水蒸気とともにパージ
空気が中空糸膜モジュール26の流入側27に設けた流
出孔40よりパージ通路31を通過して外部に排出され
るので、中空糸膜エレメント38の外側は、常に水蒸気
の濃度が低い状態に保たれるので、効率的に連続除湿が
行われる。
【0022】また、中空糸膜モジュール26は、一端を
アダプタ本体23に接続し、他端をヘッド21に接続支
持しているので、中空糸膜モジュール26をケース20
内に確実に保持することができ、除湿効率の低下をきた
すおそれがない。
【0023】本発明における中空糸膜式ドライヤは、圧
縮空気の除湿について説明したが、これに限ることな
く、窒素ガス、炭酸ガス,不活性ガス、フレオンガス等
の湿潤気体を乾燥気体にするドライヤにも広く適用する
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によると、次のような効果を有する。即ち、アダプタ本
体を用いることにより汎用的に利用されている容器とヘ
ッドをそのまま利用して中空糸膜式ドライヤを構成する
ことができるため、従来品と比較して著しいコストダウ
ンを図ることができ、経済性に優れており、特に、アダ
プアタ本体の大きさを変えることによって異なった大き
さの汎用のフィルタに対しても中空糸膜モジュールの大
きさを変えることなく即座に対応する事ができる。
【0025】更には、従来の中空糸膜モジュールの中心
軸に空洞部などの特別な構造を設ける必要がなく、製作
が容易で、かつ、ドライヤとしての品質の向上を図るこ
とができると共に、中空糸膜モジュールの両端部を接続
支持しているため、モジュールのブレなどを原因とする
除湿効率の低下を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における中空糸膜式ドライヤの一例を示
す縦断面図である。
【図2】図1におけるアダプタ本体の拡大断面図であ
る。
【図3】図2の縦断面図である。
【図4】図1のA−A線拡大断面図である。
【図5】図1のB−B線拡大断面図である。
【図6】中空糸膜モジュールのケースを示した部分断面
図である。
【図7】従来の圧力容器を用いたフィルタを示す縦断面
図である。
【図8】従来の中空糸膜エアドライヤの一例を示した縦
断面図である。
【符号の説明】
20 ドライヤケース 21 ヘッド 23 アダプタ本体 25 固着部 26 中空糸膜モジュール 27 流入側 29 接続口 30 入気通路 31 パージ通路 32 入口 33 出口 35 流出口 39 パージ孔 40 流出孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライヤケース内に中空糸膜モジュール
    を設けた中空糸膜式ドライヤにおいて、このドライヤケ
    ースにアダプタ本体の固着部を固定し、このアダプタ本
    体には、中空糸膜モジュールの流入側と接続する接続口
    と、この接続口とドライヤケース内へ供給された湿潤気
    体とを連通させる入気通路と、上記接続口と独立で上記
    接続口と連通させるパージ通路とをそれぞれ形成したこ
    とを特徴とする中空糸膜式ドライヤ。
  2. 【請求項2】 上記ドライヤケースに湿潤気体の入口と
    乾燥気体の出口を有するヘッドを設け、このヘッドに上
    記中空糸膜モジュールの流出側を接続すると共に、この
    流出側をヘッドの出口に接続連通させた請求項1に記載
    の中空糸膜式ドライヤ。
  3. 【請求項3】 上記出口より流出する乾燥気体の一部を
    中空糸膜モジュールに環流させることにより中空糸膜モ
    ジュールの流入側より上記アダプタ本体のパージ通路に
    連通させてパージ気体を外部に排出させるようにした請
    求項1または2に記載の中空糸膜式ドライヤ。
  4. 【請求項4】上記ドライヤケースを圧力容器とし、この
    圧力容器のドレン排出部にアダプタ本体の固着部を密封
    固着し、上記アダプタ本体のパージ通路を外気と連通さ
    せた請求項1乃至3の何れか1項に記載の中空糸膜式ド
    ライヤ。
JP10120415A 1998-04-30 1998-04-30 中空糸膜式ドライヤ Pending JPH11309331A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008130732A1 (en) * 2007-04-17 2008-10-30 New York Air Brake Corporation Membrane air dryer with pre- charge volume
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JP2019025405A (ja) * 2017-07-28 2019-02-21 東洋紡株式会社 中空糸膜モジュール

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