JPH11308664A - 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JPH11308664A
JPH11308664A JP10110740A JP11074098A JPH11308664A JP H11308664 A JPH11308664 A JP H11308664A JP 10110740 A JP10110740 A JP 10110740A JP 11074098 A JP11074098 A JP 11074098A JP H11308664 A JPH11308664 A JP H11308664A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mobile communication
communication device
data
call
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10110740A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Yokota
有一 横田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP10110740A priority Critical patent/JPH11308664A/ja
Publication of JPH11308664A publication Critical patent/JPH11308664A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動体通信機器の無線接続を制御する機能を
付加させ、交通安全を最優先に図れるような移動体通信
機器制御方法等を得る。 【解決手段】 車両速度検出部3が車の運転状況を速度
信号として検出する工程と、判断部4が検出した速度信
号に基づいて、携帯電話10の無線通信接続の処理を決
定し、制御部1が制御する工程とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無線による
通話又は通信を行う移動体通信機器の無線接続を制御す
る方法及びカーキット等の装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、携帯電話等の移動体通信機器の通
信機能が高まり、場所、移動速度等、かなり厳しい条件
でも通話又は通信することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これは車の運
転中にも通信できることを意味する。したがって、片手
運転で応対する等、交通安全の観点からするとかなり問
題がある。
【0004】その一方、近年の情報化に伴い、車中のカ
ーキット等はマルチメディア化によりますます高度化し
つつある。
【0005】そこで、移動体通信機器の無線接続を制御
する機能を付加させ、交通安全を最優先に図れるカーキ
ット等を実現するために本発明を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動体通信
機器制御方法は、車の運転状況を状況データとして検出
する工程と、検出した状況データに基づいて、移動体通
信機器の無線通信接続を制御する工程とを有している。
本発明においては、車の運転状況を例えば車の速度で表
した状況データを検出し、交通安全を図るために、その
状況データに基づいて、例えば携帯電話のような移動体
通信機器の無線発着信の接続を制御する。
【0007】また、本発明に係る移動体通信機器制御方
法は、移動体通信機器の無線着信時の接続の制御によ
り、呼び出しを行わないことを決定すると、無線を接続
し、車の位置を計測した位置データを、音のデータ又は
画像データに変換して移動体通信機器に発信させる。本
発明においては、移動体通信機器の無線着信時の接続の
制御により、呼び出しを行わないことを決定すると、無
線を接続して、例えばカーナビゲーションシステムが計
測する現在位置を示す位置データを音声、FAX等によ
り相手方に発信する。
【0008】また、本発明に係る移動体通信機器制御装
置は、車の運転状況をデータとして検出する検出部と、
検出部が検出した車の運転状況を判断し、処理を決定す
る判断手段と、判断手段が決定した処理に基づいて、対
象となる移動体通信機器の通信を制御する制御手段とを
備えている。本発明においては、検出部が、速度等の運
転状況をデータとして検出し、判断部が、その運転状況
に基づいて例えば運転手に呼び出しを行う処理等を決定
し、制御部がその処理を実行して対象となる移動体通信
機器の通信を制御する。
【0009】また、本発明に係る記録媒体は、コンピュ
ータに、車の運転状況を検出させ、検出させた車の運転
状況に基づいて、対象となる移動体通信機器の通信を制
御させることを行わせる移動体通信機器制御方法のプロ
グラムを記録したものである。本発明においては、コン
ピュータ等の制御手段に、車の運転状況をデータとして
検出させ、検出した運転状況に基づいて、対象となる移
動体通信機器の通信を制御させる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施形態1.図1は本発明の第1
の実施の形態に係る無線接続制御を行うカーキットを中
心とする装置のブロック図である。本実施の形態は、携
帯電話等の移動体通信機器に無線が発着信した際、その
時の運転状況を車の速度に基づいて判断し、その判断に
基づいた処理を行うようにするものである。図におい
て、1は制御部である。制御部1は各部の制御を行い、
入力される信号(データ)の処理を行う。特に、接続部
2を介して携帯電話10が接続されている場合、判断部
4が決定した処理に基づいて、携帯電話10の無線(電
話回線)接続の制御処理を行う。2は接続部であり、制
御線32で制御部1と接続されている。接続部2は、携
帯電話10と制御部1との接続のインターフェースとな
るものである。3は車両速度検出部であり、制御線33
で制御部1と接続されている。また制御線Aで車に備え
られた速度センサ部21と接続されている。車両速度検
出部3は、カーキットが搭載されている車の速度を測定
し、状況データとなる測定した速度に基づいた速度信号
を制御部1に送信するものである。この速度信号は、速
度の瞬時値に限らず、測定した速度に基づいて算出した
値であればよい(例えば平均速度を算出した値)。4は
判断部であり、制御線34で制御部1と接続されてい
る。判断部4は、制御部1から送信される速度信号に基
づいて、運転手の運転状況を判断し、その判断に基づい
てあらかじめ定められた処理のうち、いずれかの処理を
決定するものである。
【0011】5は音声応答回路であり、制御線35で制
御部1と接続されている。判断部4が運転手を電話に応
答させない(呼び出しを行わない)ための処理を行うこ
とを決定した場合、音声応答回路5は、制御部1からの
指示に基づいて、電話をかけてきた相手に、運転手の代
わりに応答を行うメッセージのデジタル音声信号を送信
する回路である。6はメモリであり、制御線36で制御
部1と接続されている。メモリ6は、例えば着信した無
線の信号(以下、無線信号という)に含まれる伝言メッ
セージのデータを変換したデジタル音声信号を記憶す
る。
【0012】7は音声コーデック部であり、制御線37
で制御部1と接続されている。音声コーデック部7は、
運転手がハンドフリーで通話を行う際に、マイク部9か
ら送信されるアナログ音声信号をデジタル音声信号に変
換(符号化)する。またデジタル音声信号をアナログ音
声信号に変換(復号化)し、スピーカ部8に送信する。
8はスピーカ部であり、ハンドフリーで通話を行う際、
音声コーデック部7がデジタル音声信号を変換(復号
化)したアナログ音声信号に基づいて増幅等を行い、音
を発する。9はマイク部であり、ハンドフリーで通話を
行う際、受けた音を電気信号であるアナログ音声信号に
変換し、音声コーデック部7に送信する。ここで制御部
1等が行う処理は、実際には内蔵されたコンピュータが
プログラムにしたがって実行することになる。
【0013】10は携帯電話である。携帯電話10は普
通は単独でも通話が可能である。接続部2を介してカー
キットの制御部1と接続されると、携帯電話10の無線
接続に関しては制御部1に制御される。10Aは無線発
着信部であり、変換部10Bから送信されたアナログ信
号を変調し、無線信号としてアンテナ11に送信する。
また、アンテナ11が着信した無線信号を復調し、アナ
ログ信号として変換部10Bに送信する。10Bは変換
部であり、入力されるデジタル信号をアナログ信号に変
換して出力する。また入力されるアナログ信号をデジタ
ル信号に変換して出力する。
【0014】10Cは電話制御部であり、携帯電話10
の各部の制御を行い、信号の処理を行う。10Dは電話
音声コーデック部であり、送話部10Fから送信される
アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また
デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、受話部
10Eに送信する。10Eは受話部(スピーカ)であ
り、電話音声コーデック部10Dが復号したアナログ音
声信号に基づいて、音を発する。10Fは送話部(マイ
ク)であり、受けた音を電気信号であるアナログ音声信
号に変換し、電話音声コーデック部10Dに送信する。
【0015】10Gはチャネルコーデック部であり、デ
ジタル音声信号の符号化等を行い、また規定の通信フォ
ーマットで構成し、変換部10Bに送信する。また、変
換部10Bから送信されたデジタル信号の通信フォーマ
ットの分解等を行い、デジタル音声信号に復号化する。
10Hはイコライジング部であり、変換部10Bから送
信されたデジタル信号に基づいて、同期信号を取り出す
等の処理を行う。
【0016】10Iはインターフェース部である。イン
ターフェース部10Iは、表示部10Jに表示させる表
示データ信号を送信する。またキー入力部10Kから送
信されるキー入力信号を処理し、電話制御部10Cに送
信する。10Jは表示部であり、インターフェース部1
0Iからの表示データ信号に基づいて、電話番号、指示
等のデータを表示する。10Kはキー入力部であり、電
話番号、指示等が運転手から入力されると、入力信号と
して、インターフェース部10Iに送信する。10Lは
電話接続部であり、カーキットと電話制御部10Cとの
インターフェースとなる。11はアンテナであり、受信
した無線信号を送受信部10Aに送信する。また送受信
部10Aからの信号を無線信号として発信する。また2
1は車に備えられた速度センサである。
【0017】次に図1に基づいて無線接続を制御する動
作について説明する。着信した無線信号に基づいて、無
線基地局(図示せず)から呼び出されたものと電話制御
部10Cが判断すると、電話接続部10L及び接続部2
を介して制御部1にその旨の信号を送信する。制御部1
はその信号を受信すると、速度検出部3から送信される
速度信号を判断部4に送信する。判断部4は、受信した
速度信号に基づいて、運転手の運転状況が、あらかじめ
定められたどの区分に該当するかを判断する。判断部4
は該当する区分に基づいて行うべき処理を決定し、その
決定に応じた決定信号を制御部1に送信する。ここで
は、車があらかじめ定められた速度以下で走っている運
転状況と、車があらかじめ定められた速度より速く走っ
ている運転状況との2区分に分かれているものとする。
現在の運転手の運転状況が、車があらかじめ定められた
速度以下で走っている運転状況の区分に該当するものと
判断すれば、呼び出しを行う旨の決定信号を送信する。
また車があらかじめ定められた速度より速く走っている
運転状況の区分に該当するものと判断すれば、音声応答
を行う旨の決定信号を送信する。
【0018】制御部1は、通話できる旨の決定信号が判
断部4から送信されると、接続部2及び電話接続部10
Lを介して電話制御部10Cにその決定信号を送信す
る。電話制御部10Cはその決定信号を受信すると、通
常の動作と同じように、音又は振動で運転手に呼び出し
を行い、またインターフェース部10Iを介して表示部
10Jに表示させて電話がかかってきたことを知らせ
る。
【0019】制御部1は、あらかじめ定められた音声応
答を行う旨の決定信号が判断部4から送信されると、電
話制御部10Cに無線を接続させる。そして音声応答回
路5に高速運転中のため電話に出ることができない旨の
メッセージを表すデジタル音声信号を送信させる。制御
部1は、接続部2及び電話接続部10Lを介して、その
デジタル音声信号を電話制御部10Cに送信する。電話
制御部10Cが受信したデジタル音声信号は、チャネル
コーデック部10Gで符号化等が行われ、変換部10B
でアナログ信号に変換されて、無線発着信部10Aから
アンテナ11を介して発信される。発信後、電話の相手
側からメッセージの音声が含まれている無線信号が着信
した場合には、そのメッセージの音声をデジタル音声信
号に変換し、メッセージデータとしてメモリ6に記憶し
ておく。運転手は、このメッセージデータを後に音とし
て再生することができる。
【0020】また運転手が、キー入力部10Kを介して
電話をかけようとする(無線発信しようとする)場合が
ある。その場合もカーキットの各部では、無線信号着信
時と同様の動作を行う。制御部1は、電話制御部10C
から無線発信を行う旨の信号を受信すると、速度検出部
3から送信される速度信号を判断部4に送信する。判断
部4は、速度信号に基づいて処理を決定し、決定信号を
送信する。制御部1は、その決定信号に基づいて無線信
号の発信を許可する場合には、通常時と同様の制御を電
話制御部10Cに行わせ、無線の接続を図る。無線信号
の発信を許可しないときは、無線接続を行わないように
する。
【0021】ここで上記の説明では、判断部4は、発着
信時の運転状況に基づいて、2通りの処理のうちどちら
かを決定し、その決定に基づいた決定信号を送信するも
のであった。ここでは、判断部4において、さらにハン
ドフリーの通話を行う旨の処理を決定できるようにする
ことを考える。ハンドフリーの通話を行う旨の処理を決
定信号を受信すると、無線信号着信時には、制御部1は
音声コーデック部7を介してスピーカ部8から音による
呼び出しを行う。一定時間の後、自動的に又は運転手の
指示により、無線を接続する。音声コーデック部7を介
したスピーカ部8又はマイク9で通話が行われる。
【0022】以上のように第1の実施の形態によれば、
携帯電話10が接続部2を介して接続されている場合
に、制御部1は、無線信号の発着信に基づいて電話制御
部10Cからその旨の信号を受信すると、速度検出部3
から送信される速度信号を判断部4に送信し、判断部4
はその速度信号に基づいてあらかじめ定められた処理を
決定し、無線信号の着信時には、呼び出しを行ったり、
あらかじめ定められた音声応答を行ったりし、また無線
信号を発信しようとするときには、発信を制御するよう
にしたので、例えば、高速運転を行っているときに電話
の応対を行うような危険な運転を抑えることができ、交
通安全を図ることができる。また、運転状況に基づいて
運転手の呼び出しを行わないことを決定したときに、あ
らかじめ定められた音声応答を行うようにしたので、電
話をかけてきた相手に運転中であることを知らせること
ができ、メッセージとして伝えなくても、例えば移動中
であるということを理解させることができる。また着信
した無線信号に含まれるメッセージ等の音声のデータを
デジタル音声信号としてメモリ6に記憶させるようにし
たので、例えば交通信号による車の停止中等に記憶され
た音声を聞くができ、運転手が応答できなくても、通信
性を高めることができる。またさらに、送受信する音を
スピーカ8又はマイク9で増幅してハンドフリーで通話
できる処理を決定できるようにしたので、判断部4はよ
り細かい決定の選択ができるようになり、便利になる。
【0023】実施形態2.図2は本発明の第2の実施の
形態に係る無線接続制御を行うカーキットを中心とする
装置のブロック図である。図において、図1と同じ図番
を付しているものについては、第1の実施の形態と同様
の動作を行うので説明を省略する。12は情報検出部で
あり、制御線38で制御部1と接続されている。また制
御線Bで車に備えられたカーナビゲーションシステム2
2と接続されている。情報検出部12は、カーナビゲー
ションシステム22から送信される位置情報データに基
づいたデジタル音声信号を送信する。22はカーナビゲ
ーションシステムである。カーナビゲーションシステム
22は、例えばGPS(Global Positioning Syste
m)、VICS(Vehicle Information and Communicati
on System)等により、車が現在走行している位置情報
データを有している。情報検出部12から指示される
と、位置情報データを情報検出部12に送信する。本実
施の形態は、第1の実施の形態のような音声応答回路5
の代わりに情報検出部12を備える。したがって、デジ
タル音声データの代わりに、位置情報データを発信す
る。判断部4が、位置情報データを発信する処理を行う
ものと決定した場合、運転手の現在走行位置を相手に音
声等で知らせるようにしたものである。
【0024】次に第2の実施の形態に係るカーキットの
動作について説明する。無線基地局から無線信号が着信
した時に、速度検出部3から送信される速度信号に基づ
いて、判断部4が運転手の運転状況を判断し、制御部1
に決定信号を送信するまでの各部の動作は、第1の実施
の形態で説明したことと同じなので省略する。
【0025】制御部1は、位置情報データを発信する旨
の決定信号が判断部4から送信されると、電話制御部1
0Cに無線を接続させる。また情報検出部12にデジタ
ル音声信号を送信するように指示を出す。情報検出部1
2は、カーナビゲーションシステム22に位置情報デー
タを送信するように指示を出す。カーナビゲーションシ
ステム22から位置情報データが送信されると、高速運
転中のため電話に出ることができない旨のメッセージを
表すデジタル音声信号と共に、位置情報データに基づい
て変換した現在位置を示すデジタル音声信号を制御部1
に送信する。また位置情報データを音声のデータとして
発信するのではなく、FAX等による画像出力のデータ
に加工することもできる。
【0026】情報検出部12からのデジタル音声信号を
受信すると、制御部1は、接続部2及び電話接続部10
Lを介して、そのデジタル音声信号を電話制御部10C
に送信する。電話制御部10Cが受信したデジタル音声
信号は、チャネルコーデック部10Gで符号化等が行わ
れ、変換部10Bでアナログ信号に変換されて、無線発
着信部10Aからアンテナ11を介して発信される。発
信後、電話の相手側からメッセージの音声が含まれてい
る無線信号が着信した場合には、そのメッセージの音声
をデジタル音声信号に変換し、メッセージデータとして
メモリ6に記憶しておく。運転手は、このメッセージデ
ータを後に音として再生することができる。
【0027】また、例えば無線信号中に相手の電話番号
のデータが含まれている場合、情報検出部12では、そ
の電話番号のデータとあらかじめ登録されている電話番
号のデータとを比較し、合致するデータが存在したとき
だけ位置情報データを発信するように設定することもで
きる。
【0028】以上のように第2の実施の形態によれば、
判断部4が運転状況に基づいて運転手の呼び出しを行わ
ないことを決定したときに、カーナビゲーションシステ
ム22から送信される位置情報データに基づいて、現在
位置を音声等で知らせるようにしたので、電話をかけて
きた相手は、現在位置等を把握でき、さらに例えばメッ
セージにはなっていなくても、その音声等の送信により
運転状況等を把握することもできる。また、着信時に無
線信号に含まれて送信される電話番号のデータに基づい
て、位置情報データを発信する相手を選択できるように
したので、例えば、プライバシー等の情報上の安全を図
ることもできる。
【0029】実施形態3.図3は本発明の第3の実施の
形態に係る回線接続制御を行うカーキットを中心とする
装置のブロック図である。図において、図1と同じ図番
を付しているものは、第1の実施の形態と同様の動作を
行うので説明を省略する。13は操舵量検出部であり、
制御線39で制御部1と接続されている。また制御線C
で車に備えられた操舵量センサ部23と接続されてい
る。操舵量検出部13は、運転手のハンドルの操舵量を
測定し、測定した操舵量に基づいた操舵量信号を状況デ
ータとして制御部1に送信するものである。この操舵量
信号は、例えば一定時間当たりの平均操舵量に限らず、
測定した操舵量に基づいて算出した値であればよい(例
えば操舵の時間的瞬時値)。4Aは判断部である。判断
部4Aは、速度信号の代わりに、制御部1を介して送信
される操舵量信号に基づいて状況を判断し、その判断に
基づいた処理を決定する点で判断部4とは異なってい
る。23は操舵量センサ部であり、ハンドルの回転量に
基づいた操舵信号を送信するものである。本実施の形態
は、車の速度の代わりに操舵量を判断材料として、操舵
量に基づいて呼び出しをおこなうかどうかを決定しよう
とするものである。例えば山道等のように、カーブが多
くハンドルを持っていなくては危険な個所を走行してい
る間は、安全を図るために運転手に通話させない(呼び
出しを行わない)処理を行う。
【0030】次に第3の実施の形態に係るカーキットの
動作について説明する。着信した無線信号に基づいて、
無線基地局(図示せず)から呼び出されたものと電話制
御部10Cが判断すると、電話接続部10L及び接続部
2を介して制御部1にその旨の信号を送信する。制御部
1は、操舵量検出部13から送信されている操舵信号を
判断部4Aに送信する。判断部4Aは、受信した操舵量
信号に基づいて、運転手の運転状況が、あらかじめ定め
られたどの区分に該当するかを判断する。判断部4Aは
該当する区分に基づいて行うべき処理を決定し、その決
定に応じた決定信号を制御部1に送信する。ここでは第
1の実施の形態と同様に、車があらかじめ定められた操
舵量以下でハンドルを回転させている運転状況と、車が
あらかじめ定められた操舵量より多くハンドルを回転さ
せている運転状況との2区分に分かれているものとす
る。車があらかじめ定められた操舵量以下でハンドルを
回転させている運転状況と判断すれば、音声応答を行う
旨の決定信号を送信する。決定信号が制御部1に送信さ
れた後の各部の動作は第1の実施の形態で説明したこと
と同様の動作を行うので、説明を省略する。
【0031】また、また運転手がキー入力部10Kを介
して電話をかけようとする(無線発信しようとする)場
合がある。その場合も第1の実施の形態と同様に、カー
キットの各部では無線信号着信時と同様の動作を行う。
制御部1は、電話制御部10Cから無線発信を行う旨の
信号を受信すると、操舵量検出部13から送信される操
舵量信号を判断部4Aに送信する。判断部4Aは、制御
部1を介して操舵量検出部13から送信される操舵量信
号に基づいて処理を決定し、決定信号を送信する。制御
部1は、その決定信号に基づいて無線信号の発信を許可
する場合には、通常時と同様の制御を電話制御部10C
に行わせ、無線の接続を図る。無線信号の発信を許可し
ないときは、無線接続を行わないようにする。
【0032】以上のように第3の実施の形態によれば、
携帯電話10が接続部2を介して接続されている場合
に、制御部1は、無線信号の発着信に基づいて電話制御
部10Cからその旨の信号を受信すると、操舵量検出部
13から送信される操舵量信号を判断部4Aに送信し、
判断部4Aはその操舵量信号に基づいてあらかじめ定め
られた処理を決定し、無線信号の着信時には、呼び出し
を行ったり、あらかじめ定められた音声応答を行ったり
し、また無線信号を発信しようとする時には発信を制御
するようにしたので、例えば、山道のようなカーブが多
く、ハンドルを持っていなければ危険な場所を走行して
いるときに、電話の応対を行うような危険な運転を抑え
ることができ、交通安全を図ることができる。
【0033】実施形態4.第2の実施の形態では、判断
部4の判断材料を速度信号としたが、本発明ではそれに
限定されるものではなく、第3の実施の形態と同様に、
操舵量信号に基づいて判断し、位置情報データを送信す
るか又は呼び出しを行うかを判断部が決定するようにし
てもよい。
【0034】実施形態5.上述の実施の形態では、速
度、操舵量の検出による処理の決定を例に出したが、本
発明ではそれに限定されるものではなく、運転手の運転
状況となるデータを複数検出し、判断部がその複数のデ
ータに基づいて、運転手の運転状況を判断することで処
理のより細かな決定を行うことができる。このデータは
物理量でなくてもよい。例えば判断部4は、速度信号に
よる決定を行い、かつ運転手がブレーキペダルを踏んで
いるかどうかを検出し、信号待ちを行っている状況かど
うかを判断して、その判断に基づいた決定信号を送信す
ることができる。また、操舵量だけでなく、ハンドルの
回転角度をデータとすることもできる。
【0035】実施形態6.第1の実施の形態及び第3の
実施の形態では、音声応答回路5をカーキット側に設け
たが、本発明ではそれに限定されるものではなく、携帯
電話10側にそのような機能を設けるようにして、制御
するようにしてもよい。
【0036】実施形態7.また上述の実施の形態では、
移動体通信機器として携帯電話を例示したが本発明では
それに限定されるものではなく、他の無線通信機器でも
適用することができる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車の運転
状況を、例えば車の速度で表した状況データを検出し、
その状況データに基づいて、例えば、少なくとも運転手
に呼び出しを行うかどうかの処理を決定して移動体通信
機器の無線発着信の接続を制御するようにしたので、高
速運転又はカーブの多い箇所での運転を行っているとき
等に電話の応対を行うような危険な運転を抑えることが
でき、交通安全を図ることができる。
【0038】また、本発明によれば、移動体通信機器の
無線着信時の接続の制御により、呼び出しを行わないこ
とを決定すると、無線を接続して、例えばカーナビゲー
ションシステムが計測する現在位置を示す位置データを
相手方に送信するようにしたので、電話をかけてきた相
手は、より詳細に運転手の現在位置等を把握でき、さら
に例えばメッセージにはなくても、そのメッセージが発
信されることにより、運転状況等を類推把握することも
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係る回線接続制御を行うカ
ーキットを中心とする装置のブロック図である。
【図2】第2の実施の形態に係る回線接続制御を行うカ
ーキットを中心とする装置のブロック図である。
【図3】第3の実施の形態に係る回線接続制御を行うカ
ーキットを中心とする装置のブロック図である。
【符号の説明】
1 制御部 2 接続部 3 速度検出部 4、4A 判断部 5 音声応答回路 6 メモリ 7 音声コーデック部 8 スピーカ部 9 マイク部 10 携帯電話 10A 無線発着信部 10B 変換部 10C 電話制御部 10D 電話音声コーデック部 10E 受話器 10F 送話器 10G チャネルコーデック部 10H イコライジング部 10I インターフェース部 10J 表示部 10K キー入力部 10L 電話接続部 11 アンテナ 12 情報検出部 13 操舵量検出部 21 速度センサ部 22 カーナビゲーションシステム 23 操舵量センサ部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車の運転状況を状況データとして検出す
    る工程と、 検出した前記状況データに基づいて、移動体通信機器の
    無線通信接続を制御する工程とを有することを特徴とす
    る移動体通信機器制御方法。
  2. 【請求項2】 前記車の速度を、前記状況データとして
    検出することを特徴とする請求項1記載の移動体通信機
    器制御方法。
  3. 【請求項3】 前記車のハンドルの操舵量を、前記状況
    データとして検出することを特徴とする請求項1記載の
    移動体通信機器制御方法。
  4. 【請求項4】 前記無線通信接続の制御とは、無線を着
    信した際に、前記検出した運転状況データに基づいて、
    少なくとも前記移動体通信機器による着信の呼び出しを
    行うかどうかを決定し、呼び出しを行うことを決定する
    と、前記移動体通信機器に呼び出させるものであること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の移動体通信機器
    制御方法。
  5. 【請求項5】 前記無線通信接続の制御とは、無線を着
    信した際に、前記検出した状況データに基づいて前記移
    動体通信機器による呼び出しを行うかどうか又は送受信
    する音を増幅して前記移動体通信機器を持たずに通話さ
    せるかを決定し、呼び出しを行うことを決定すると前記
    移動体通信機器に呼び出させ、また、前記移動体通信機
    器を持たずに通話させることを決定すると、前記移動体
    通信機器に自動的に又は指示により無線を接続させるも
    のであることを特徴とする請求項1、2又は3記載の移
    動体通信機器制御方法。
  6. 【請求項6】 前記呼び出しを行わないことを決定する
    と、無線を接続し、あらかじめ定められた音のデータを
    前記移動体通信機器を介して送信させることを特徴とす
    る請求項4又は5記載の移動体通信機器制御方法。
  7. 【請求項7】 前記呼び出しを行わないことを決定する
    と、無線を接続し、車の位置を計測した位置データを、
    音のデータ又は画像データに変換し、前記移動体通信機
    器に発信させることを特徴とする請求項4又は5記載の
    移動体通信機器制御方法。
  8. 【請求項8】 前記呼び出しを行わないことを決定した
    ときに、無線に含まれる発信してきた相手を表す識別番
    号データとあらかじめ登録された番号データとを無線着
    信時に比較し、前記あらかじめ登録された番号データと
    一致する前記識別番号データが存在したときに限り、前
    記位置データを変換して発信させることを特徴とする請
    求項7記載の移動体通信機器制御方法。
  9. 【請求項9】 前記音のデータを発信した後に、着信し
    た無線に含まれる音のデータを記憶することを特徴とす
    る請求項6又は7記載の移動体通信機器制御方法。
  10. 【請求項10】 前記無線通信接続の制御とは、発信を
    行おうとする際に、前記検出した運転状況データに基づ
    いて発信を行うかどうかを決定し、前記発信を行うこと
    を決定したときに、前記移動体通信機器に無線を発信さ
    せることを特徴とする特徴とする請求項1、2又は3記
    載の移動体通信機器制御方法。
  11. 【請求項11】 車の運転状況をデータとして検出する
    検出部と、 前記データに基づいて該検出部が検出した車の運転状況
    を判断し、あらかじめ定められた処理のうち、いずれか
    の処理を決定する判断手段と、 該判断手段が決定した処理に基づいて、移動体通信機器
    の無線通信接続を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする移動体通信機器制御装置。
  12. 【請求項12】 車の運転状況をデータとして検出さ
    せ、 前記データに基づいて移動体通信機器の通信を制御させ
    ることをコンピュータに行わせる移動体通信機器制御方
    法のプログラムを記録した記録媒体。
JP10110740A 1998-04-21 1998-04-21 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体 Pending JPH11308664A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10110740A JPH11308664A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10110740A JPH11308664A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11308664A true JPH11308664A (ja) 1999-11-05

Family

ID=14543335

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10110740A Pending JPH11308664A (ja) 1998-04-21 1998-04-21 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11308664A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002213967A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
JP2002213972A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
US7006793B2 (en) 2002-01-16 2006-02-28 International Business Machines Corporation Safe use of electronic devices in an automobile
US7103057B2 (en) 2000-08-01 2006-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and communication function expansion method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7103057B2 (en) 2000-08-01 2006-09-05 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and communication function expansion method
JP2002213967A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
JP2002213972A (ja) * 2001-01-17 2002-07-31 Honda Motor Co Ltd ナビゲーション装置
US7006793B2 (en) 2002-01-16 2006-02-28 International Business Machines Corporation Safe use of electronic devices in an automobile

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8452348B2 (en) Hands-free apparatus
JP4645318B2 (ja) 無線通信装置とその方法
JP5121430B2 (ja) 監視システム
JP2002218542A (ja) 携帯型電話機
JP4697290B2 (ja) ハンズフリー機能付き車載装置
JPH0414891B2 (ja)
JP3489511B2 (ja) 車載電話システム及び当該システムに用いる車両側装置
JPH11308664A (ja) 移動体通信機器制御方法及び装置並びに移動体通信機器制御方法のプログラムを記録した記録媒体
JP2003051896A (ja) 車載用通信装置及びその方法
JP2004228851A (ja) 通信システム
JP4328706B2 (ja) ハンズフリー通話装置
JP2000242892A (ja) 位置報知方法及び位置報知装置及び位置報知システム
CN110933231A (zh) 用于控制通讯软件的车载无线控制装置、系统及其方法
JP2008033744A (ja) 緊急情報表示システム、車載装置および無線通信装置
JPH10108263A (ja) 無線通信機
JP3124001B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
JPH10154955A (ja) 携帯電話機、基地局および携帯電話機の高速移動状態検出方法
JP3354455B2 (ja) 移動速度検出機能付携帯電話機制御方法
JPWO2020175583A1 (ja) 無線通信装置、車両、及び制御方法
JP3276869B2 (ja) 無線電話機
JPH11127469A (ja) 移動体通信システム及びその通信方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体
JP2000261856A (ja) 簡易型携帯電話機
JP3115283B2 (ja) 緊急通報システム端末機器および緊急通報システム
KR20040024682A (ko) 이동통신 단말기의 핸즈프리 장치 및 그것을 이용한통신방법
JP2002158764A (ja) 自動車電話装置