JPH11306952A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH11306952A
JPH11306952A JP10926498A JP10926498A JPH11306952A JP H11306952 A JPH11306952 A JP H11306952A JP 10926498 A JP10926498 A JP 10926498A JP 10926498 A JP10926498 A JP 10926498A JP H11306952 A JPH11306952 A JP H11306952A
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JP
Japan
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trip button
trip
case
button
handle
Prior art date
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JP10926498A
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English (en)
Inventor
Yukinori Somekawa
幸範 染川
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電盤の外部からトリップボタンを操作でき
る回路遮断器を提供すること。 【解決手段】 ケース11にはトリップボタン33が装
着されており、トリップボタン33を操作すると、開閉
機構18が作動し、可動接点24aおよび固定接点14
a間が開放される。この場合、操作ハンドル17を囲う
ハンドル枠11bにトリップボタン33が配置されてい
る。このため、トリップボタン33が配電盤の扉の開口
部を通して外部に露出するので、扉を閉塞したまま外部
からトリップボタン33を操作できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、開閉機構を手動操
作するためのトリップボタンを備えた回路遮断器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】図19は上記回路遮断
器の従来構成を示すものである。ここで、ケース1は配
電盤の内部に配設されたものであり、ケース1の上面に
は突部1aが一体形成されている。この突部1aには突
状のハンドル枠1bが一体形成されており、ハンドル枠
1bは配電盤の扉2に形成された開口部2aを通して配
電盤の外部に露出している。また、ケース1には操作ハ
ンドル3が回動可能に装着されている。この操作ハンド
ル3はハンドル枠1bおよび扉2の開口部2aを通して
外部に突出しており、操作ハンドル3を操作すると、開
閉機構4が動作し、可動接点5aが固定接点5bに対し
て接離する。
【0003】上記構成の場合、ケース1の突部1aにト
リップボタン6が装着されており、トリップボタン6を
操作すると、開閉機構4が作動し、可動接点5aが固定
接点5bから離間する。しかしながら、トリップボタン
6が扉2により覆われていたため、扉2を開放操作して
トリップボタン6を露出させた後、トリップボタン6を
操作する手間が必要だった。尚、ケース1には、図20
に示すように、突部1aを覆う補助カバー7が装着され
ており、補助カバー7には、トリップボタン6を外部に
露出させる貫通孔7aが形成されている。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、配電盤等の外部からトリップボタン
を操作できる回路遮断器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の回路遮断
器は、可動接点および固定接点が収納され突状のハンド
ル枠を有するケースと、前記ケースに装着され一端部が
前記ハンドル枠を通して前記ケースの外部に突出する操
作ハンドルと、前記ケース内に収納され前記操作ハンド
ルの操作に連動して前記可動接点および前記固定接点間
を開閉する開閉機構と、前記ハンドル枠に装着され前記
開閉機構を作動させることに伴い前記可動接点および前
記固定接点間を開放するトリップボタンと、前記トリッ
プボタンから操作力が除去されることに伴い前記トリッ
プボタンを初期状態に復帰させる復帰ばねとを備え、前
記トリップボタンが前記ハンドル枠の負荷側の外形の一
部を構成しているところに特徴を有している。上記手段
によれば、トリップボタンがハンドル枠に装着されてい
る。このため、トリップボタンが配電盤の扉の開口部を
通して外部に露出するので、扉を閉塞したまま外部から
トリップボタンを操作できる。
【0006】請求項2記載の回路遮断器は、コイルおよ
び鉄心からなる電磁石と、前記コイルに異常電流が流れ
ることに基づいて前記鉄心に吸引されるアマチュアと、
前記アマチュアの吸引に伴い前記アマチュアに押圧操作
されて開閉機構を開放するトリップレバーとを備え、ト
リップボタンが前記アマチュアを押圧することに基づい
て可動接点および固定接点間を開放するところに特徴を
有している。上記手段によれば、トリップボタンが操作
ハンドルの移動領域から離れたアマチュアを押圧する。
このため、トリップボタンと操作ハンドルとの間に干渉
防止用の隙間を確保し易くなるので、トリップボタンの
設計の自由度が高まる。
【0007】請求項3記載の回路遮断器は、コイルおよ
び鉄心からなる電磁石と、前記コイルに異常電流が流れ
ることに基づいて前記鉄心に吸引されるアマチュアと、
前記アマチュアの吸引に伴い前記アマチュアに押圧操作
されて開閉機構を開放するトリップレバーとを備え、ト
リップボタンが前記トリップレバーを押圧することに基
づいて可動接点および固定接点間を開放するところに特
徴を有している。上記手段によれば、トリップボタンが
開閉機構を開放操作するトリップレバーを直接的に押圧
するので、トリップボタンの操作力が開閉機構に安定的
に伝達される。
【0008】請求項4記載の回路遮断器は、トリップボ
タンがハンドル枠の負荷側のうち操作ハンドルの操作方
向に対向する部分の外形の一部を構成しているところに
特徴を有している。上記手段によれば、トリップボタン
がアマチュアに近付くので、トリップボタンによりアマ
チュアを押圧するにあたって、トリップボタンを小形で
強度が高い形状に設計し易くなる。
【0009】請求項5記載の回路遮断器は、トリップボ
タンがハンドル枠の負荷側のうち操作ハンドルの操作方
向に沿う部分の外形の一部を構成しているところに特徴
を有している。上記手段によれば、トリップボタンがト
リップレバーに近付くので、トリップボタンによりトリ
ップレバーを押圧するにあたって、トリップボタンを小
形で強度が高い形状に設計し易くなる。
【0010】請求項6記載の回路遮断器は、ケースに案
内溝部が設けられ、前記案内溝部内に移動可能に係合さ
れる係合部がトリップボタンに設けられているところに
特徴を有している。上記手段によれば、トリップボタン
の係合部が案内溝部の内面に案内され、トリップボタン
が安定的に移動する。
【0011】請求項7記載の回路遮断器は、復帰ばねの
一端部が嵌合される嵌合部がトリップボタンに設けら
れ、前記復帰ばねの他端部が嵌合される嵌合部がケース
に設けられ、少なくとも一方の嵌合部が前記トリップボ
タンの操作時に他方の嵌合部に接触して前記トリップボ
タンと前記ケースとの間に隙間を形成する突状をなして
いるところに特徴を有している。上記手段によれば、ト
リップボタンの操作時に復帰ばねの両端部が嵌合部によ
り支持され、復帰ばねが軸方向へ安定的に圧縮されるの
で、トリップボタンが安定的に移動する。しかも、トリ
ップボタンの操作時に一方の嵌合部が相手側の嵌合部に
接触するので、トリップボタンの操作に節度感が生まれ
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例を図1
ないし図4に基づいて説明する。まず、図1の(a)に
おいて、配電盤(図示せず)の内部にはユニット室(図
示せず)が区画形成されており、ユニット室内には合成
樹脂製のケース11が配設されている。このケース11
の上面には突部11aが一体形成されており、突部11
aには矩形状をなすハンドル枠11bが一体形成されて
いる。
【0013】ケース11の上面には補助カバー12が装
着されている。この補助カバー12は突状のパネルカッ
ト部12a(図2参照)を有するものであり、ケース1
1の突部11aは補助カバー12により覆われ、ケース
11のハンドル枠11bは補助カバー12を貫通して補
助カバー12の外部に突出している。
【0014】配電盤には、図1の(a)に示すように、
ユニット室に対応して扉13が回動可能に装着されてい
る。この扉13には開口部13aが形成されており、ケ
ース11のハンドル枠11bは開口部13a内に挿入さ
れ、開口部13aを通して扉13の外部に露出してい
る。
【0015】ケース11内の左側部(電源側)にはB相
の固定アーム14が配設されており、固定アーム14に
は、右端部に位置して固定接点14aが接続され、左端
部に位置して電源側端子14bが接続されている。ま
た、ケース11内にはフレーム15が配設されている。
このフレーム15の下部には軸16aが固定されてお
り、軸16aにはハンドル受け16が回動可能に支持さ
れている。
【0016】ハンドル受け16は前方へ突出するリセッ
ト突部16bを有するものであり、ハンドル受け16の
上端部には操作ハンドル17が固定されている。この操
作ハンドル17は、ケース11のハンドル枠11bを通
して扉13の外部に突出するものであり、軸16aを中
心にオン位置,トリップ位置,オフ位置,リセット位置
に回動操作可能にされている。
【0017】ケース11内には開閉機構18が配設され
ている。この開閉機構18は、可動接点24aを固定接
点14aに対して接離するものであり、次のように構成
されている。フレーム15の下部には相間軸19が回動
可能に装着されている。この相間軸19にはクロスバー
20が固定されており、クロスバー20には下軸21a
が固定されている。
【0018】下軸21aには下リンク21が回動可能に
装着されており、下リンク21には中間軸22aを介し
て上リンク22が回動可能に装着されている。また、フ
レーム15には扇形の軸孔15aが形成されており、軸
孔15a内にはキャッチ23の軸突部23aが回動可能
に挿入されている。このキャッチ23は係合部23bお
よび別の軸突部23cを有するものであり、上リンク2
2の上端部は別の軸突部23cに回動可能に係合されて
いる。
【0019】クロスバー20には可動アーム24が固定
されており、可動アーム24の右端部には可動導体24
bが接続され、可動アーム24の左端部には可動接点2
4aが接続されている。また、操作ハンドル17と中間
軸22aとの間にはトグルばね(図示せず)が掛け渡さ
れている。
【0020】トグルばねは引張コイルばねからなるもの
であり、操作ハンドル17がオン位置にあるときには、
下リンク21および上リンク22がトグルばねのばね力
で略一直線状になっている。そして、クロスバー20が
矢印A方向へ回動し、可動アーム24の可動接点24a
が固定アーム14の固定接点14aに接触している。ま
た、フレーム15にはキャッチ受け25が軸25aを中
心に回動可能に装着されており、キャッチ受け25はキ
ャッチ23の係合部23bに係合している。開閉機構1
8は以上のように構成されている。
【0021】ケース11内にはトリップ機構26が配設
されている。このトリップ機構26は、開閉機構18を
操作して可動接点24aおよび固定接点14a間を開放
するものであり、次のように構成されている。フレーム
15にはトリップレバー27が軸27aを中心に回動可
能に装着されている。このトリップレバー27はロッド
27bを有するものであり、操作ハンドル17がオン位
置にあるときには、トリップレバー27がキャッチ受け
25の上端部に係合し、キャッチ23の回動をキャッチ
受け25を介して拘束している。
【0022】ケース11内の右側部(負荷側)には、鉄
心に相当するオイルダッシュポット28aが配設されて
おり、オイルダッシュポット28aにはコイル28bが
巻装されている。これらオイルダッシュポット28aお
よびコイル28bは電磁石28を構成するものであり、
コイル28bの一端部は可動導体24bを介して可動ア
ーム24に接続されている。
【0023】ケース11の右側部にはB相の固定アーム
29が配設されており、コイル28bの他端部は固定ア
ーム29に接続されている。この固定アーム29には負
荷側端子29aが接続されており、固定接点14aおよ
び可動接点24a間の閉成時には、電源側端子14bか
ら固定アーム14,固定接点14a,可動接点24a,
可動アーム24,可動導体24b,コイル28b,固定
アーム29,負荷側端子29aを通してモータ等の負荷
(図示せず)に電源が与えられる。
【0024】ケース11内の右側部にはL字状のアング
ル30が配設されている。このアングル30には強磁性
材製のアマチュア31が回動可能に装着されており、ア
マチュア31とアングル30との間にはアマチュアばね
(図示せず)が掛渡されている。このアマチュアばねは
引張コイルばねからなるものであり、アマチュア31の
右端部を反時計回り方向へ付勢し、オイルダッシュポッ
ト28aから離間した状態に保持している。トリップ機
構26は以上のように構成されている。
【0025】ケース11の突部11aおよびハンドル枠
11bには、図1の(b)に示すように、開口部11c
が形成されている。この開口部11cは、突部11aお
よびハンドル枠11bのうち操作ハンドル17の操作方
向に対向する部分に位置するものであり、開口部11c
の内面には、ハンドル枠11b内に位置して段部11d
が形成され、段部11d上には、圧縮コイルばねからな
る復帰ばね32が載置されている。
【0026】ケース11には合成樹脂製のトリップボタ
ン33が装着されている。このトリップボタン33は、
図3に示すように、水平な板状をなす第1の操作部33
aと、垂直な板状をなす第2の操作部33bと、第1の
操作部33aおよび第2の操作部33bを連結するL字
板状の連結部33cとを有するものであり、第2の操作
部33bには中央部に位置して溝部33dが形成され、
両側に位置して爪部33eが形成されている。
【0027】ケース11の内面には、図1の(b)に示
すように、水平な係合板34が固定されている。この係
合板34には係合孔34aが形成されており、係合孔3
4a内には、トリップボタン33の両爪部33eが抜止
め状態で押込まれている。そして、トリップボタン33
の第2の操作部33bは、図1の(a)に示すように、
アマチュア31の右端部により支えられ、第1の操作部
33aは復帰ばね32により支えられている。
【0028】トリップボタン33の第1の操作部33a
は、図1の(b)に示すように、ケース11の開口部1
1cを上方から覆っており、第1の操作部33aの上面
はハンドル枠11bの上面と面一にされている。また、
トリップボタン33の連結部33cは開口部11cを右
方および上方から覆っており、連結部33cの右側面は
ハンドル枠11bの右側面と面一にされ、連結部33c
の上面は突部11aの上面と面一にされている。
【0029】次に上記構成の作用について説明する。 <操作ハンドル17のオフ操作>操作ハンドル17を図
1のオン位置からオフ位置へ操作すると、中間軸22a
がトグルばねのばね力により持上げられ、キャッチ2
3,キャッチ受け25,トリップレバー27が係合状態
に保持されたまま、下リンク21および上リンク22が
逆く字状に折れ曲がる。すると、クロスバー20が相間
軸19を中心に反矢印A方向へ回動し、可動アーム24
の可動接点24aが固定アーム14の固定接点14aか
ら離間する。尚、符号35は、固定接点14aおよび可
動接点24a間が接離する際のアークを防止する消弧装
置を示している。
【0030】<過電流によるトリップ動作>コイル28
bに過電流が流れると、図4に示すように、アマチュア
31の右端部がオイルダッシュポット28aの上端部に
吸引され、アマチュアばねのばね力に抗して反時計回り
方向へ回動する。すると、トリップレバー27のロッド
27bがアマチュア31の左端部により押圧され、トリ
ップレバー27が時計回り方向へ回動する。そして、ト
リップレバー27とキャッチ受け25との係合が解除さ
れ、キャッチ受け25が反時計回り方向へ回動する。
【0031】キャッチ受け25が反時計回り方向へ回動
すると、キャッチ受け25とキャッチ23の係合部23
bとの係合が解除され、キャッチ23がトグルばねのば
ね力で反時計回り方向へ回動する。そして、上リンク2
2および下リンク21が回動して逆く字状に折れ曲が
り、クロスバー20が反矢印A方向へ回動する。する
と、可動アーム24の可動接点24aが固定アーム14
の固定接点14aから離間し、操作ハンドル17がオン
位置からトリップ位置へ回動する。
【0032】<トリップボタン33によるトリップ動作
>トリップボタン33の第1の操作部33aを図1の下
方へ押圧すると、第2の操作部33bが係合孔34aの
内面により案内され、トリップボタン33が復帰ばね3
2のばね力に抗して下方へスライドする。すると、トリ
ップボタン33の第2の操作部33bがアマチュア31
の右端部を押圧し、アマチュア31が時計回り方向へ回
動して、トリップレバー27のロッド27bを押圧す
る。
【0033】ロッド27bがアマチュア31により押圧
されると、図4に示すように、トリップレバー27が時
計回り方向へ回動する。すると、<過電流によるトリッ
プ動作>の項で説明したように、可動アーム24の可動
接点24aが固定アーム14の固定接点14aから離間
し、操作ハンドル17がオン位置からトリップ位置へ回
動する。この後、トリップボタン33に対する操作力を
除去すると、トリップボタン33が復帰ばね32のばね
力で上昇し、第1の操作部33aの上面がハンドル枠1
1bの上面と面一な初期状態(図1のbに示す状態)に
復帰する。
【0034】<操作ハンドル17のリセット操作>操作
ハンドル17を図4のトリップ位置から矢印B方向へ操
作すると、ハンドル受け16のリセット突部16bがキ
ャッチ23を押圧し、キャッチ23が時計回り方向へ回
動する。そして、操作ハンドル17がリセット位置に達
した時点でキャッチ23の係合部23bがキャッチ受け
25を通り越す。
【0035】この後、操作ハンドル17を反矢印B方向
のオン位置へ操作すると、キャッチ23の係合部23b
が操作途中でキャッチ受け25の上端部に係合し、図1
に示すように、下リンク21および上リンク22が回動
して直線状に復帰する。これと共に、可動アーム24が
矢印A方向へ回動し、可動アーム24の可動接点24a
が固定アーム14の固定接点14aに接触する。
【0036】上記実施例によれば、トリップボタン33
をハンドル枠11b(開閉機構18を有するB相に対応
する部分)に装着した。このため、トリップボタン33
が扉13の開口部13aを通して外部に露出するので、
扉13を閉塞したまま外部からトリップボタン33を操
作できる。しかも、トリップボタン33の第1の操作部
33aの上面をケース11のハンドル枠11bの上面と
面一にし、トリップボタン33の連結部33cの右側面
をハンドル枠11bの右側面と面一にし、ハンドル枠1
1bのうち負荷側の外形の一部をトリップボタン33に
より構成したので、トリップボタン33の専用の設置ス
ペースが低減される。
【0037】また、操作ハンドル17の移動領域から離
れたアマチュア31をトリップボタン33により押圧し
た。このため、トリップボタン33と操作ハンドル17
との間に干渉防止用の隙間を形成し易くなるので、トリ
ップボタン33の設計の自由度が高まる。
【0038】また、トリップボタン33をハンドル枠1
1bのうち操作ハンドル17の操作方向に対向する右側
部に配置した。このため、トリップボタン33がアマチ
ュア31に近付くので、トリップレバー33を小形で強
度が高い形状に設計し易くなる。
【0039】また、トリップボタン33に爪部33eを
設け、ケース11に開口部11cおよび係合孔34aを
設けた。このため、補助カバー12の非装着状態で開口
部11cを通して係合孔34a内に爪部33eを押込ん
だ後、ケース11に補助カバー12を装着するだけで、
トリップボタン33がケース11に簡単に組付けられ
る。
【0040】次に本発明の第2実施例を図5ないし図7
に基づいて説明する。まず、図7の(a)および(b)
において、ケース11のハンドル枠11bには、開口部
11cの内面に位置して突部11e,11eが一体形成
されており、両突部11e間には、上下面および左右側
面が開口する案内溝部11fが形成されている。
【0041】ハンドル枠11bには、図7の(c)に示
すように、合成樹脂製のトリップボタン36が装着され
ている。このトリップボタン36は、図6に示すよう
に、水平な板状をなす第1の操作部36aと、垂直な板
状をなす第2の操作部36bと、第1の操作部36aお
よび第2の操作部36b間を連結するL字板状の連結部
36cとを有するものであり、第2の操作部36bに
は、中央部に位置して溝部36dが形成され、両側に位
置して爪部36eが一体形成されている。
【0042】トリップボタン36の両爪部36eは、図
7の(c)に示すように、ケース11の係合孔34a内
に抜止め状態で押込まれており、トリップボタン36の
第2の操作部36bはアマチュア31の右端部により支
えられている。また、第1の操作部36aは復帰ばね3
2により支えられ、第1の操作部36aの上面はハンド
ル枠11bの上面と面一にされている。また、トリップ
ボタン36の連結部36cはハンドル枠11bの案内溝
部11f内にスライド可能に挿入され、連結部36cの
右側面はハンドル枠11bの右側面と面一にされ、連結
部36cの上面は突部11aの上面と面一にされてい
る。尚、連結部36cは係合部に相当するものである。
【0043】上記構成の場合、トリップボタン36の第
1の操作部36aを下方へ押圧すると、トリップボタン
36の第2の操作部36bがアマチュア31の右端部を
押圧する。すると、アマチュア31が回動してトリップ
レバー27のロッド27bを押圧するので、トリップレ
バー27が回動し、可動アーム24の可動接点24aが
固定アーム14の固定接点14aから離間する。この
後、トリップボタン36に対する操作力を除去すると、
トリップボタン36が復帰ばね32のばね力で上昇し、
第1の操作部36aの上面がハンドル枠11bの上面と
面一な初期状態(図7のcに示す状態)に復帰する。
【0044】上記実施例によれば、トリップボタン36
の連結部36cをハンドル枠11bの案内溝部11f内
に挿入した。このため、トリップボタン36の下降時お
よび上昇時に連結部36cが案内溝部11fの内面に案
内され、トリップボタン36が安定的にスライドするの
で、トリップボタン36によるトリップ動作が確実に行
われる。
【0045】次に本発明の第3実施例を図8に基づいて
説明する。ケース11のハンドル枠11bには、段部1
1cの上面に位置して円形状の突部11gが一体形成さ
れている。この突部11gは嵌合部に相当するものであ
り、突部11gの外周面には復帰ばね32の下端部が嵌
合されている。
【0046】トリップボタン33の第1の操作部33a
には上方へ窪む凹部33fが形成されており、凹部33
f内には復帰ばね32の上端部が嵌合されている。この
凹部33fは嵌合部に相当するものであり、トリップボ
タン33の第1の操作部33aが下方へ押圧操作される
と、凹部33fの底面が突部11gの上面に接触し、ト
リップボタン33の押圧操作が規制される。このとき、
凹部33fの底面と段部11cの上面との間に隙間が形
成され、隙間内に圧縮状態の復帰ばね32が収納され
る。
【0047】上記実施例によれば、復帰ばね32の上端
部および下端部を凹部33fおよび突部11gに嵌合し
たので、復帰ばね32が凹部33fおよび突部11gに
より支えられ、軸方向へ安定的に伸縮する。このため、
トリップボタン33が安定的にスライドするので、トリ
ップボタン33によるトリップ動作が確実に行われる。
しかも、凹部33fの底面と段部11cの上面との隙間
内に圧縮状態の復帰ばね32を収納し、凹部33fの底
面を突部11gの上面に接触させたので、トリップボタ
ン33の押圧操作に節度感が生まれる。
【0048】尚、上記第3実施例においては、トリップ
ボタン33の第1の操作部33aに凹部33fを形成し
たが、これに限定されるものではなく、例えば突部を形
成し、復帰ばね33の上端部を第1の操作部33aの突
部に嵌合しても良い。この場合、トリップボタン33の
押圧操作時に第1の操作部33aの突部を段部11dの
突部11gに接触させ、第1の操作部33aの下面と段
部11dの上面との隙間内に圧縮状態の復帰ばね32を
収納すると良い。
【0049】また、上記第3実施例においては、トリッ
プボタン33の第1の操作部33aに凹部33fを形成
し、ケース11の段部11dに突部11gを形成した
が、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第
4実施例を示す図9のように、第1の操作部33aに嵌
合部に相当する突部33gを形成し、段部11dに嵌合
部に相当する凹部11hを形成し、復帰ばね32の上端
部および下端部を突部33gおよび凹部11hに嵌合し
ても良い。この場合、トリップボタン33の押圧操作時
に突部33gの下面を凹部11hの底面に接触させ、第
1の操作部33aの下面と凹部11hの底面との隙間内
に圧縮状態の復帰ばね32を収納すると良い。
【0050】次に本発明の第5実施例を図10ないし図
12に基づいて説明する。ケース11のハンドル枠11
bには、図10の(b)に示すように、上面が開口する
凹部11i,上下面および前面が開口する案内溝部11
j形成されている。これら凹部11iおよび案内溝部1
1jは、ハンドル枠11bの負荷側の隅部に位置するも
のであり、図10の(c)に示すように、凹部11i内
には復帰ばね32が収納されている。
【0051】ケース11のハンドル枠11bには、図1
0の(a)に示すように、合成樹脂製のトリップボタン
37が装着されている。このトリップボタン37は、図
12に示すように、水平な板状をなす第1の操作部37
aと、垂直な板状をなす第2の操作部37bとから構成
されたものであり、第2の操作部37bの下端部には、
中央部に位置して溝部37cが形成され、両側に位置し
て爪部37d,37dが一体形成されている。
【0052】ケース11の案内溝部11j内には、図1
0の(c)に示すように、トリップボタン37の第2の
操作部37bがスライド可能に挿入されており、図11
に示すように、第2の操作部37bの前面はハンドル枠
11bの前面と面一にされている。また、トリップボタ
ン37の両爪部37dは、図10の(c)に示すよう
に、案内溝部11jの下面開口部に抜止め状態で押込ま
れている。
【0053】トリップボタン37の第1の操作部37a
は復帰ばね32により支えられ、ケース11の凹部11
iの上面開口部を覆い、第1の操作部37aの上面はハ
ンドル枠11bの上面と面一にされている。また、トリ
ップレバー27には、図10の(a)に示すように、右
側へ突出する押圧突部27cが一体形成されており、押
圧突部27cはトリップボタン37の第2の操作部37
bを支えている。
【0054】上記構成の場合、トリップボタン37の第
1の操作部37aを下方へ押圧操作すると、トリップボ
タン37の第2の操作部37bがケース11の案内溝部
11jの内面に案内され、トリップボタン37が復帰ば
ね32のばね力に抗して下降する。すると、第2の操作
部37bの下端部がトリップレバー27の押圧突部27
cを押圧するので、トリップレバー27が時計回り方向
へ回動し、可動アーム24の可動接点24aが固定アー
ム14の固定接点14aから離間する。この後、トリッ
プボタン37に対する操作力を除去すると、トリップボ
タン37が復帰ばね32のばね力により上昇し、第1の
操作部37aの上面がハンドル枠11bの上面と面一な
初期状態(図10のcに示す状態)に復帰する。
【0055】上記実施例によれば、開閉機構18を開放
操作するトリップレバー27をトリップボタン37によ
り直接的に押圧した。このため、トリップボタン37の
操作力が開閉機構18に安定的に伝達されるので、可動
接点24aおよび固定接点14a間の開放動作が安定的
に行われる。
【0056】また、トリップボタン37をハンドル枠1
1bのうち操作ハンドル17の操作方向に沿う前側部に
配置した。このため、トリップボタン37がトリップレ
バー27に近付くので、トリップボタン37によりトリ
ップレバー27を押圧するにあたって、トリップボタン
37を小形で強度が高い形状に設計し易くなる。
【0057】次に本発明の第6実施例を図13および図
14に基づいて説明する。トリップボタン38は、図1
3に示すように、水平な板状をなす第1の操作部38a
と、垂直な板状をなす連結部38bと、L字板状をなす
第2の操作部38cとを有するものであり、第1の操作
部38aおよび連結部38bは一体形成されている。ま
た、第2の操作部38cは、第1の操作部38aおよび
連結部38bとは別に形成されたものであり、第2の操
作部38cには溝部38dおよび爪部38e,38eが
形成されている。
【0058】トリップボタン38の連結部38bは、図
14の(a)および(b)に示すように、ケース11の
案内溝部11j内にスライド可能に挿入され、連結部3
8bの前面はハンドル枠11bの前面と面一にされてい
る。また、第1の操作部38aは、復帰ばね32により
支持されて凹部11iの上面開口部を覆い、第1の操作
部38aの上面はハンドル枠11bの上面と面一にされ
ている。また、両爪部38eは、ケース11の係合孔3
4a内に抜止め状態で押込まれており、第2の操作部3
8cはアマチュア31の右端部により支持されている。
【0059】尚、第2の操作部38cは、両爪部38e
をケース11の係合孔34a内に係合して第2の操作部
38cをケース11に装着した後、連結部38bの下端
面に接着剤を塗布して案内溝部11j内に挿入すること
に伴い、連結部38bに接着されている。
【0060】上記構成の場合、トリップボタン38の第
1の操作部38aを下方へ押圧操作すると、第2の操作
部38cがアマチュア31の右端部を押圧する。する
と、アマチュア31が回動してトリップレバー27のロ
ッド27bを押圧するので、トリップレバー27が回動
し、可動アーム24の可動接点24aが固定アーム14
の固定接点14aから離間する。この後、トリップボタ
ン38に対する操作力を除去すると、トリップボタン3
8が復帰ばね32のばね力で上昇し、第1の操作部38
aの上面がハンドル枠11bの上面と面一な初期状態
(図14のbに示す状態)に復帰する。
【0061】尚、上記第6実施例においては、トリップ
ボタン38の連結部38bを第1の操作部38aより幅
狭に形成したが、これに限定されるものではなく、例え
ば、本発明の第7実施例を示す図15のように、トリッ
プボタン38の連結部38bを第1の操作部38aと同
一の幅寸法に形成しても良い。この場合、図16に示す
ように、ケース11の案内溝部11jを連結部38bの
幅寸法に合わせて幅広にすると良い。
【0062】また、上記第6および第7実施例において
は、トリップボタン38の第1の操作部38aと連結部
38bとを一体形成し、連結部38bを第2の操作部3
8cに接着したが、これに限定されるものではなく、例
えば、第1の操作部38aと連結部38bと第2の操作
部38cとを一体形成しても良い。
【0063】次に本発明の第8実施例を図17に基づい
て説明する。ケース11のハンドル枠11bには、凹部
11iの底面に位置して突部11kが一体形成されてい
る。この突部11kは嵌合部に相当するものであり、突
部11kの外周面には復帰ばね32の下端部が嵌合され
ている。
【0064】トリップボタン37の第1の操作部37a
には上方へ窪む凹部37eが形成されており、凹部37
e内には復帰ばね32の上端部が嵌合されている。この
凹部37eは嵌合部に相当するものであり、トリップボ
タン37が押圧操作されると、凹部37eの底面が突部
11kの上面に接触し、トリップボタン37の押圧操作
が規制される。このとき、凹部37eの底面と凹部11
iの底面との間に隙間が形成され、隙間内に圧縮状態の
復帰ばね32が収納される。
【0065】上記実施例によれば、復帰ばね32の上端
部および下端部を凹部37eおよび突部11kに嵌合し
たので、復帰ばね32が軸方向へ安定的に伸縮する。こ
のため、トリップボタン37が安定的にスライドするの
で、トリップボタン37によるトリップ動作が確実に行
われる。しかも、凹部37eの底面を突部11kの上面
に接触させたので、トリップボタン37の下降操作に節
度感が生まれる。
【0066】尚、上記第8実施例においては、トリップ
ボタン37の第1の操作部37aに凹部37eを形成し
たが、これに限定されるものではなく、例えば突部を形
成し、復帰ばね32の上端部を第1の操作部37aの突
部に嵌合しても良い。この場合、トリップボタン37の
操作時に第1の操作部37aの突部をケース11の突部
11kに接触させ、第1の操作部37aの下面と凹部1
1iの底面との隙間内に圧縮状態の復帰ばね32を収納
すると良い。
【0067】また、上記第8実施例においては、トリッ
プボタン37の第1の操作部37aに凹部37eを形成
し、ケース11の凹部11iに突部11kを形成した
が、これに限定されるものではなく、例えば本発明の第
9実施例を示す図18のように、第1の操作部37aに
嵌合部に相当する円形状の突部37fを一体形成し、凹
部11iの底部に別の凹部11lを形成し、復帰ばね3
2の上端部および下端部を突部37fおよび凹部11l
に嵌合しても良い。
【0068】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の回路遮断器は次の効果を奏する。請求項1記載の手段
によれば、トリップボタンをハンドル枠に装着したの
で、配電盤の扉を閉塞したまま外部からトリップボタン
を操作できる。しかも、ハンドル枠のうち負荷側の外形
の一部をトリップボタンにより構成したので、トリップ
ボタンの専用の設置スペースが低減される。
【0069】請求項2記載の手段によれば、操作ハンド
ルの移動領域から離れたアマチュアをトリップボタンに
よって押圧したので、トリップボタンの設計の自由度が
高まる。請求項3記載の手段によれば、開閉機構を開放
操作するトリップレバーをトリップボタンにより直接的
に押圧したので、トリップボタンの操作力が開閉機構に
安定的に伝達される。
【0070】請求項4記載の手段によれば、ハンドル枠
の負荷側のうち操作ハンドルの操作方向に対向する部分
の外形の一部をトリップボタンにより構成したので、ト
リップボタンによりアマチュアを押圧するにあたって、
トリップボタンを小形で強度が高い形状に設計し易くな
る。請求項5記載の手段によれば、ハンドル枠の負荷側
のうち操作ハンドルの操作方向に沿う部分の外形の一部
をトリップボタンにより構成したので、トリップボタン
によりトリップレバーを押圧するにあたって、トリップ
ボタンを小形で強度が高い形状に設計し易くなる。
【0071】請求項6記載の手段によれば、ケースの案
内溝部内にトリップボタンの係合部を移動可能に係合し
たので、トリップボタンが案内溝部に沿って安定的に移
動するようになる。請求項7記載の手段によれば、復帰
ばねの両端部をトリップボタンの嵌合部およびケースの
嵌合部に嵌合したので、トリップボタンが安定的に移動
する。しかも、トリップボタンの操作時に少なくとも一
方の嵌合部を他方の嵌合部に接触させたので、トリップ
ボタンの操作に節度感が生まれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図(aはケースの内
部構成をオン状態で示す図,bはトリップボタンの装着
状態を拡大して示す断面図)
【図2】ケースの外観を示す斜視図
【図3】トリップボタンの外観を示す斜視図
【図4】ケースの内部構成をトリップ状態で示す図
【図5】本発明の第2実施例を示す図(ケースの外観を
示す斜視図)
【図6】トリップボタンの外観を示す斜視図
【図7】(a)は矢印X1 方向視図、(b)はX2 −X
2 線に沿う断面図、(c)はトリップボタンの装着状態
を示す断面図
【図8】本発明の第3実施例を示す図(トリップボタン
の装着状態を示す断面図)
【図9】本発明の第4実施例を示す図(トリップボタン
の装着状態を示す断面図)
【図10】本発明の第5実施例を示す図(aはケースの
内部構成をオン状態で示す図,bは矢印X3 方向視図,
cはX4 −X4 線に沿う断面図)
【図11】ケースの外観を示す斜視図
【図12】トリップボタンの外観を示す斜視図
【図13】本発明の第6実施例を示す図(トリップボタ
ンの外観を示す斜視図)
【図14】(a)は矢印X5 方向視図、(b)はX6 −
X6 線に沿う断面図
【図15】本発明の第7実施例を示す図(トリップボタ
ンの外観を示す斜視図)
【図16】(a)は矢印X7 方向視図、(b)はX8 −
X8 線に沿う断面図
【図17】本発明の第8実施例を示す図(復帰ばねの装
着状態を示す断面図)
【図18】本発明の第9実施例を示す図(復帰ばねの装
着状態を示す断面図)
【図19】従来例を示す図(ケースの内部構成をオン状
態で示す図)
【図20】ケースの外観を示す斜視図
【符号の説明】
11はケース、11bはハンドル枠、11fは案内溝
部、11gは突部(嵌合部)、11hは凹部(嵌合
部)、11jは案内溝部、11kは突部(嵌合部)、1
1lは凹部(嵌合部)、14aは固定接点、17は操作
ハンドル、18は開閉機構、24aは可動接点、27は
トリップレバー、28は電磁石、28aはオイルダッシ
ュポット(鉄心)、28bはコイル、31はアマチュ
ア、32は復帰ばね、33はトリップボタン、33fは
凹部(嵌合部)、33gは突部(嵌合部)、36はトリ
ップボタン、36cは連結部(係合部)、37はトリッ
プボタン、37bは第2の操作部(係合部)、37eは
凹部(嵌合部)、37fは突部(嵌合部)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可動接点および固定接点が収納され、突
    状のハンドル枠を有するケースと、 前記ケースに装着され、一端部が前記ハンドル枠を通し
    て前記ケースの外部に突出する操作ハンドルと、 前記ケース内に収納され、前記操作ハンドルの操作に連
    動して前記可動接点および前記固定接点間を開閉する開
    閉機構と、 前記ハンドル枠に装着され、前記開閉機構を作動させる
    ことに伴い前記可動接点および前記固定接点間を開放す
    るトリップボタンと、 前記トリップボタンから操作力が除去されることに伴い
    前記トリップボタンを初期状態に復帰させる復帰ばねと
    を備え、 前記トリップボタンは、前記ハンドル枠の負荷側の外形
    の一部を構成していることを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 コイルおよび鉄心からなる電磁石と、 前記コイルに異常電流が流れることに基づいて前記鉄心
    に吸引されるアマチュアと、 前記アマチュアの吸引に伴い前記アマチュアに押圧操作
    されて開閉機構を開放するトリップレバーとを備え、 トリップボタンは、前記アマチュアを押圧することに基
    づいて可動接点および固定接点間を開放することを特徴
    とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. 【請求項3】 コイルおよび鉄心からなる電磁石と、 前記コイルに異常電流が流れることに基づいて前記鉄心
    に吸引されるアマチュアと、 前記アマチュアの吸引に伴い前記アマチュアに押圧操作
    されて開閉機構を開放するトリップレバーとを備え、 トリップボタンは、前記トリップレバーを押圧すること
    に基づいて可動接点および固定接点間を開放することを
    特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 トリップボタンは、ハンドル枠の負荷側
    のうち操作ハンドルの操作方向に対向する部分の外形の
    一部を構成していることを特徴とする請求項1記載の回
    路遮断器。
  5. 【請求項5】 トリップボタンは、ハンドル枠の負荷側
    のうち操作ハンドルの操作方向に沿う部分の外形の一部
    を構成していることを特徴とする請求項1記載の回路遮
    断器。
  6. 【請求項6】 ケースには案内溝部が設けられ、 トリップボタンには、前記案内溝部内に移動可能に係合
    される係合部が設けられていることを特徴とする請求項
    1記載の回路遮断器。
  7. 【請求項7】 トリップボタンには復帰ばねの一端部が
    嵌合される嵌合部が設けられ、 ケースには前記復帰ばねの他端部が嵌合される嵌合部が
    設けられ、 少なくとも一方の嵌合部は、前記トリップボタンの操作
    時に他方の嵌合部に接触して前記トリップボタンと前記
    ケースとの間に隙間を形成する突状をなしていることを
    特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434327B1 (ko) * 2002-04-01 2004-06-04 엘지산전 주식회사 배선용 차단기의 외부조작 핸들장치
KR101110463B1 (ko) 2010-10-04 2012-02-17 엘에스산전 주식회사 회로차단기 외부조작 핸들의 트립버튼장치

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