JPH11306932A - 真空バルブ - Google Patents
真空バルブInfo
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- JPH11306932A JPH11306932A JP11254498A JP11254498A JPH11306932A JP H11306932 A JPH11306932 A JP H11306932A JP 11254498 A JP11254498 A JP 11254498A JP 11254498 A JP11254498 A JP 11254498A JP H11306932 A JPH11306932 A JP H11306932A
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- rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高温度になった場合にも、接点を取付けてい
る電極棒と、磁界発生部とにずれ又は傾きが発生するの
を防止する。 【解決手段】 電極棒13と接点11(12)をろう付けするコ
イル電極12(22)とを切削加工によって、また鍛造加工に
よって一体成形品として構成する。
る電極棒と、磁界発生部とにずれ又は傾きが発生するの
を防止する。 【解決手段】 電極棒13と接点11(12)をろう付けするコ
イル電極12(22)とを切削加工によって、また鍛造加工に
よって一体成形品として構成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁真空容器内に
接点と、その背部に接点の面と交差する方向の磁界を発
生する磁界発生部とを組み合わせた一対の電極を対向配
置した構造を有する真空バルブに関するものである。
接点と、その背部に接点の面と交差する方向の磁界を発
生する磁界発生部とを組み合わせた一対の電極を対向配
置した構造を有する真空バルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の真空バルブは、例えば特
公平2−30132 号公報に記載されており、図6は、真空
バルブの電極部の構成を示す縦断面図、図7はその真空
バルブの要部の構成を示す分解斜視図である。互いに対
向する固定電極10及び可動電極20は、同様に構成されて
いる。固定電極10 (可動電極20も同じ) は、図7に示す
如く円板状の接点11(21)と、接点11(21)の面と交差する
方向の磁界を発生する磁界発生部たるコイル電極12(22)
と、接点11(21)及びコイル電極12(22)を取付けるべき電
極棒13(23)とにより構成される。コイル電極12(22)は、
電極棒13(23)の先端に形成された取付部13a(23a)が嵌入
される孔12b(22b)を有するリング部12a(22a)と、該リン
グ部12a(22a)の周方向を4等配した各位置に基端部が連
接されて放射状に延出する4本のアーム部16(26)と、基
端部がアーム部16(26)の先端側に連接しており、接点11
(21)の外周に沿って弯曲し、先端部には接点11(21)と対
向する側に適長延出させて厚さを厚くした接続部15(25)
を設けてある円弧部14(24)とにより構成される。
公平2−30132 号公報に記載されており、図6は、真空
バルブの電極部の構成を示す縦断面図、図7はその真空
バルブの要部の構成を示す分解斜視図である。互いに対
向する固定電極10及び可動電極20は、同様に構成されて
いる。固定電極10 (可動電極20も同じ) は、図7に示す
如く円板状の接点11(21)と、接点11(21)の面と交差する
方向の磁界を発生する磁界発生部たるコイル電極12(22)
と、接点11(21)及びコイル電極12(22)を取付けるべき電
極棒13(23)とにより構成される。コイル電極12(22)は、
電極棒13(23)の先端に形成された取付部13a(23a)が嵌入
される孔12b(22b)を有するリング部12a(22a)と、該リン
グ部12a(22a)の周方向を4等配した各位置に基端部が連
接されて放射状に延出する4本のアーム部16(26)と、基
端部がアーム部16(26)の先端側に連接しており、接点11
(21)の外周に沿って弯曲し、先端部には接点11(21)と対
向する側に適長延出させて厚さを厚くした接続部15(25)
を設けてある円弧部14(24)とにより構成される。
【0003】電極棒13(23)の取付部13a(23a)は、コイル
電極12(22)に形成しているリング部12a(22a)の孔12b(22
b)に嵌入されている。電極棒13(23)とリング部12a(22a)
とはろう付けされている。またコイル電極12(22)の接続
部15(25)と接点11(21)ともろう付けされている。そし
て、接点11(21)とコイル電極12(22)とにより固定電極10
(可動電極20) が構成され、接点11と21とが接離可能に
適長離隔させた状態で、固定電極10と可動電極20とが対
向配置されている。
電極12(22)に形成しているリング部12a(22a)の孔12b(22
b)に嵌入されている。電極棒13(23)とリング部12a(22a)
とはろう付けされている。またコイル電極12(22)の接続
部15(25)と接点11(21)ともろう付けされている。そし
て、接点11(21)とコイル電極12(22)とにより固定電極10
(可動電極20) が構成され、接点11と21とが接離可能に
適長離隔させた状態で、固定電極10と可動電極20とが対
向配置されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのような従
来の真空バルブにおいては、電極棒13(23)とコイル電極
12(22)とはろう付けにより接続されているが、真空バル
ブの電流遮断容量の増加につれてコイル電極12(22)の寸
法サイズが大形化し、その重量が増大する状況にある。
このため電極棒13(23)とコイル電極12(22)とを一旦ろう
付けして固定電極10及び可動電極20を製作した後、真空
バルブに組み立てる際に、固定電極10と可動電極20とを
対向配置した状態で加熱し、必要個所について再度ろう
付けを行った場合には、先にろう付けしていた接合部の
ろう付け強度が弱くなって電極棒13(23)とコイル電極12
(22)とに位置ずれ、又は傾斜が生じるおそれがあった。
来の真空バルブにおいては、電極棒13(23)とコイル電極
12(22)とはろう付けにより接続されているが、真空バル
ブの電流遮断容量の増加につれてコイル電極12(22)の寸
法サイズが大形化し、その重量が増大する状況にある。
このため電極棒13(23)とコイル電極12(22)とを一旦ろう
付けして固定電極10及び可動電極20を製作した後、真空
バルブに組み立てる際に、固定電極10と可動電極20とを
対向配置した状態で加熱し、必要個所について再度ろう
付けを行った場合には、先にろう付けしていた接合部の
ろう付け強度が弱くなって電極棒13(23)とコイル電極12
(22)とに位置ずれ、又は傾斜が生じるおそれがあった。
【0005】この対策として特開平7−335092号公報に
は、ろう材を使用せずにアーク電極部材とアーク電極支
持部材とコイル電極部材又はアーク電極部材と通電電極
棒とを固定拡散により金属学的に一体に固相接合する技
術が開示されている。しかしこの技術でも接合部には接
合時にずれや傾きが発生するおそれがあった。また、特
開平7−29461 号公報には上記と同様に溶融により一体
化されたものが開示され、更に特開平9−198950号公報
には摩擦圧接により一体化する技術が開示されている
が、これらの場合でも接合部にはずれ、傾きが発生する
おそれがあった。
は、ろう材を使用せずにアーク電極部材とアーク電極支
持部材とコイル電極部材又はアーク電極部材と通電電極
棒とを固定拡散により金属学的に一体に固相接合する技
術が開示されている。しかしこの技術でも接合部には接
合時にずれや傾きが発生するおそれがあった。また、特
開平7−29461 号公報には上記と同様に溶融により一体
化されたものが開示され、更に特開平9−198950号公報
には摩擦圧接により一体化する技術が開示されている
が、これらの場合でも接合部にはずれ、傾きが発生する
おそれがあった。
【0006】本発明は、かかる事情に鑑みなされたもの
であって、その目的とするところは一度ろう付けした
後、再度、高温度にしても電極棒と磁界発生部とに位置
ずれ又は傾きが発生することがなく、信頼度の高い真空
バルブを提供することにある。本発明の他の目的はAg
又はCu等の導電材料とWC等の耐弧材料を使用した接
点を持つ真空バルブを組み込んで真空遮断器等としての
構成した場合も接触抵抗のバラツキを小さくすることに
ある。
であって、その目的とするところは一度ろう付けした
後、再度、高温度にしても電極棒と磁界発生部とに位置
ずれ又は傾きが発生することがなく、信頼度の高い真空
バルブを提供することにある。本発明の他の目的はAg
又はCu等の導電材料とWC等の耐弧材料を使用した接
点を持つ真空バルブを組み込んで真空遮断器等としての
構成した場合も接触抵抗のバラツキを小さくすることに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の真空バ
ルブは、電極棒と磁界発生部とを一体成形品とする。こ
の発明にあっては真空バルブの組立時に高温度に昇温し
ても、電極棒と磁界発生部とのずれを防止でき、また、
固相接合、溶融接合、摩擦圧接等の接合法を採用してい
ないので、ずれ、傾きを生じない。
ルブは、電極棒と磁界発生部とを一体成形品とする。こ
の発明にあっては真空バルブの組立時に高温度に昇温し
ても、電極棒と磁界発生部とのずれを防止でき、また、
固相接合、溶融接合、摩擦圧接等の接合法を採用してい
ないので、ずれ、傾きを生じない。
【0008】請求項2に記載の真空バルブは、導電材料
と耐弧材料とから形成した接点と、電極棒と磁界発生部
との一体成形品とをろう付けしたものである。この発明
にあっては導電材料と耐弧材料で形成した接点を使用し
た際にも接触抵抗のバラツキを小さくできる。
と耐弧材料とから形成した接点と、電極棒と磁界発生部
との一体成形品とをろう付けしたものである。この発明
にあっては導電材料と耐弧材料で形成した接点を使用し
た際にも接触抵抗のバラツキを小さくできる。
【0009】請求項3に記載の真空バルブは、電極棒と
磁界発生部とを円板形材料を使用して鍛造加工により一
体成形品にするものである。この発明にあっては部品の
製造コストを安くできるので真空バルブのコストの低減
が図れる。
磁界発生部とを円板形材料を使用して鍛造加工により一
体成形品にするものである。この発明にあっては部品の
製造コストを安くできるので真空バルブのコストの低減
が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を、発明の実施の形態
を示す図面により詳述する。 実施の形態1.図1は本発明に係る真空バルブの縦断面
図、図2は本発明に係る真空バルブを構成する固定電極
と可動電極との拡大断面図、図3は本発明に係る真空バ
ルブの実施の形態1の構成を示す分解斜視図であり、図
中1は5×10-5torr以下に脱気した真空容器、10は固定
電極、20は可動電極を示している。真空容器1内の上,
下に固定電極10と可動電極20とが対向配置されている。
可動電極20は電極棒23にて昇降可能に支持されており、
固定電極10の接点11に対して可動電極20の接点21を接離
し得るようにしてある。
を示す図面により詳述する。 実施の形態1.図1は本発明に係る真空バルブの縦断面
図、図2は本発明に係る真空バルブを構成する固定電極
と可動電極との拡大断面図、図3は本発明に係る真空バ
ルブの実施の形態1の構成を示す分解斜視図であり、図
中1は5×10-5torr以下に脱気した真空容器、10は固定
電極、20は可動電極を示している。真空容器1内の上,
下に固定電極10と可動電極20とが対向配置されている。
可動電極20は電極棒23にて昇降可能に支持されており、
固定電極10の接点11に対して可動電極20の接点21を接離
し得るようにしてある。
【0011】固定電極10と、該固定電極10と対向する可
動電極20とは同様に構成される。固定電極10 (可動電極
20も同じ) は円板状の接点11(21)と、接点11(21)の接点
面と反対側である背部側に設けられ、接点11(21)の面と
交差する方向の磁界を発生するコイル電極12(22)と、接
点11(21)とともにコイル電極12(22)を取付ける電極棒13
(23)とにより構成される。接点11(21)はAg又はCu等
の導電材料で構成されている。コイル電極12(22)は、電
極棒13(23)の先端にこれと一体に形成されており、リン
グ部12a(22a)と、該リング部12a(22a)の周方向を4等配
した位置に基端部が連接されて放射状に延出する4本の
アーム部16(26)と、基端部がアーム部16(26)の先端側に
連接しており、接点11(21)の外周に沿って弯曲してい
て、先端側には接点11(21)と対向する側を適長延出して
いる接続部15(25)を形成している円弧部14(24)とにより
構成されている。この接続部15(25)に前記接点11(21)が
同心状にろう付け固定されている。コイル電極12(22)と
電極棒13(23)とは丸棒材料、又は円板形材料を切削加工
することで一体成形品に構成されている。
動電極20とは同様に構成される。固定電極10 (可動電極
20も同じ) は円板状の接点11(21)と、接点11(21)の接点
面と反対側である背部側に設けられ、接点11(21)の面と
交差する方向の磁界を発生するコイル電極12(22)と、接
点11(21)とともにコイル電極12(22)を取付ける電極棒13
(23)とにより構成される。接点11(21)はAg又はCu等
の導電材料で構成されている。コイル電極12(22)は、電
極棒13(23)の先端にこれと一体に形成されており、リン
グ部12a(22a)と、該リング部12a(22a)の周方向を4等配
した位置に基端部が連接されて放射状に延出する4本の
アーム部16(26)と、基端部がアーム部16(26)の先端側に
連接しており、接点11(21)の外周に沿って弯曲してい
て、先端側には接点11(21)と対向する側を適長延出して
いる接続部15(25)を形成している円弧部14(24)とにより
構成されている。この接続部15(25)に前記接点11(21)が
同心状にろう付け固定されている。コイル電極12(22)と
電極棒13(23)とは丸棒材料、又は円板形材料を切削加工
することで一体成形品に構成されている。
【0012】真空バルブの電極部は真空容器1内に固定
電極10の接点11と、可動電極20の接点21とが接離可能に
適長離隔して対向配置して構成される。コイル電極12(2
2)は接続部15(25)を介して接点11(21)と接続されてお
り、接続部15(25)と接点11(21)とはろう付けされてい
る。このような実施の形態1にあっては、丸棒材等を材
料として切削加工により電極棒13(23)とコイル電極12(2
2)とを一体成形品に加工するから、熱的影響が殆どな
く、相互の間の位置ずれ、傾斜が発生しない。
電極10の接点11と、可動電極20の接点21とが接離可能に
適長離隔して対向配置して構成される。コイル電極12(2
2)は接続部15(25)を介して接点11(21)と接続されてお
り、接続部15(25)と接点11(21)とはろう付けされてい
る。このような実施の形態1にあっては、丸棒材等を材
料として切削加工により電極棒13(23)とコイル電極12(2
2)とを一体成形品に加工するから、熱的影響が殆どな
く、相互の間の位置ずれ、傾斜が発生しない。
【0013】実施の形態2.図4は実施の形態2の構成
を示す縦断面図であり、この実施の形態2にあっては接
点11(21)はAg又はCu等の導電材料と、WC等の耐弧
材料で構成されている。他の構成は実施の形態1のそれ
と実質的に同じであり、対応する部分には同じ番号を付
して説明を省略する。
を示す縦断面図であり、この実施の形態2にあっては接
点11(21)はAg又はCu等の導電材料と、WC等の耐弧
材料で構成されている。他の構成は実施の形態1のそれ
と実質的に同じであり、対応する部分には同じ番号を付
して説明を省略する。
【0014】このような実施の形態2にあってはAg又
はCu等の導電材料とWC等の耐弧材料とで形成した接
点を使用し、加えて電極棒13(23)とコイル電極12(22)と
を一体成形品とすることでこれら相互の間のずれ、傾き
が解消されて真空遮断器に組み込んだ状態において、接
点の接触角度が極めて小さく、結果として真空遮断器等
に組み込んだ場合における接触抵抗のバラツキが小さく
なる。
はCu等の導電材料とWC等の耐弧材料とで形成した接
点を使用し、加えて電極棒13(23)とコイル電極12(22)と
を一体成形品とすることでこれら相互の間のずれ、傾き
が解消されて真空遮断器に組み込んだ状態において、接
点の接触角度が極めて小さく、結果として真空遮断器等
に組み込んだ場合における接触抵抗のバラツキが小さく
なる。
【0015】実施の形態3.図5は実施の形態3の構成
を示す縦断面図であり、この実施の形態3にあっては電
極棒13(23)と磁界発生部であるコイル電極12(22)とは金
属製の円板形材料、又は丸棒材を用いて鍛造加工により
製作されている。電極棒13とコイル電極12と、又は電極
棒23とコイル電極22とは双方、又は片方のみを鍛造加工
により一体成形品としてもよい。他の構成は実施の形態
1のそれと実質的に同じであり、対応する部分には同じ
番号を付して説明を省略する。
を示す縦断面図であり、この実施の形態3にあっては電
極棒13(23)と磁界発生部であるコイル電極12(22)とは金
属製の円板形材料、又は丸棒材を用いて鍛造加工により
製作されている。電極棒13とコイル電極12と、又は電極
棒23とコイル電極22とは双方、又は片方のみを鍛造加工
により一体成形品としてもよい。他の構成は実施の形態
1のそれと実質的に同じであり、対応する部分には同じ
番号を付して説明を省略する。
【0016】なお接点11(21)はAg又はCu等の導電材
料とWC等の耐弧材料とで構成してもよい。このような
実施の形態3にあっては加工時間が短縮されて製造コス
トの低減が図れる。なお実施の形態1〜3にあっては電
極棒13(23)とコイル電極12(22)との間には機械的な変形
を防止するための高抵抗の補強部材を設置しない構成に
ついて説明したが、補強部材を使用した場合においても
同様の効果が得られる。コイル電極12(22)の形状は特に
図1〜図4に示したものと異なっていてもよく、例えば
円弧部14(24)の数は異なってもよい。
料とWC等の耐弧材料とで構成してもよい。このような
実施の形態3にあっては加工時間が短縮されて製造コス
トの低減が図れる。なお実施の形態1〜3にあっては電
極棒13(23)とコイル電極12(22)との間には機械的な変形
を防止するための高抵抗の補強部材を設置しない構成に
ついて説明したが、補強部材を使用した場合においても
同様の効果が得られる。コイル電極12(22)の形状は特に
図1〜図4に示したものと異なっていてもよく、例えば
円弧部14(24)の数は異なってもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の発明にあっ
ては、少なくとも一方の電極棒と磁界発生部とを一体成
形品としたから真空バルブの製造時に一度ろう付けした
後に再度高温になっても電極棒と磁界発生部の間にろう
付け接合、固相接合、溶融接合、摩擦圧接などの接合部
が存在しないのでずれや傾きが発生しない。
ては、少なくとも一方の電極棒と磁界発生部とを一体成
形品としたから真空バルブの製造時に一度ろう付けした
後に再度高温になっても電極棒と磁界発生部の間にろう
付け接合、固相接合、溶融接合、摩擦圧接などの接合部
が存在しないのでずれや傾きが発生しない。
【0018】請求項2に記載の発明にあっては導電材料
と耐弧材料で形成した接点を、電極棒とコイル電極を一
体成形品としたものとろう付け接合したから、真空バル
ブの製造時に再度ろう付け等の工程により、高温になっ
た場合でも電極棒と磁界発生部との間でずれや傾きが発
生せず、真空遮断器に組み込んだ場合にも接触抵抗のバ
ラツキが小さい。
と耐弧材料で形成した接点を、電極棒とコイル電極を一
体成形品としたものとろう付け接合したから、真空バル
ブの製造時に再度ろう付け等の工程により、高温になっ
た場合でも電極棒と磁界発生部との間でずれや傾きが発
生せず、真空遮断器に組み込んだ場合にも接触抵抗のバ
ラツキが小さい。
【0019】請求項3に記載の発明にあっては電極棒と
磁界発生部とを鍛造加工により一体成形品に加工したの
で切削加工に比べてコストを安価にでき、真空バルブの
製造時に再度ろう付け等の工程において高温になった場
合でも電極棒と磁界発生部でずれや傾きが発生しない。
磁界発生部とを鍛造加工により一体成形品に加工したの
で切削加工に比べてコストを安価にでき、真空バルブの
製造時に再度ろう付け等の工程において高温になった場
合でも電極棒と磁界発生部でずれや傾きが発生しない。
【図1】 本発明に係る真空バルブの縦断面図である。
【図2】 実施の形態1の真空バルブを構成する固定電
極と可動電極との拡大断面図である。
極と可動電極との拡大断面図である。
【図3】 真空バルブの電極を示す分解斜視図である。
【図4】 実施の形態2の真空バルブに用いた電極を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図5】 実施の形態3の真空バルブに用いた電極を示
す縦断面図である。
す縦断面図である。
【図6】 従来の真空バルブの電極を示す縦断面図であ
る。
る。
【図7】 従来の真空バルブの電極を示す分解斜視図で
ある。
ある。
【符号の説明】 10 固定電極、11, 21 接点、12, 22 磁界発生部 (又
はコイル電極) 、13, 23 電極棒、14, 24 円弧部、1
5, 25 接続部、16, 26 アーム部、20 可動電極。
はコイル電極) 、13, 23 電極棒、14, 24 円弧部、1
5, 25 接続部、16, 26 アーム部、20 可動電極。
Claims (3)
- 【請求項1】 真空容器と、接点及び該接点の背部に固
定され、前記接点の面と交差する方向の磁界を発生する
磁界発生部からなる一対の電極と、前記真空容器内にて
前記一対の電極を対向保持する固定電極棒及び可動電極
棒とを備え、前記少なくとも一方の前記電極を構成する
磁界発生部と電極棒とは一体成形品として構成したこと
を特徴とする真空バルブ。 - 【請求項2】 接点は導電材料と耐弧材料とからなるこ
とを特徴とする請求項1に記載の真空バルブ。 - 【請求項3】 磁界発生部と電極棒とは円板形材料を鍛
造加工により一体成形品として製造されていることを特
徴とする請求項1又は2記載の真空バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11254498A JPH11306932A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 真空バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11254498A JPH11306932A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 真空バルブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306932A true JPH11306932A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14589317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11254498A Pending JPH11306932A (ja) | 1998-04-22 | 1998-04-22 | 真空バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306932A (ja) |
-
1998
- 1998-04-22 JP JP11254498A patent/JPH11306932A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20031224 |