JPH11306912A - 押しボタン式スイッチ装置 - Google Patents
押しボタン式スイッチ装置Info
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- JPH11306912A JPH11306912A JP11356898A JP11356898A JPH11306912A JP H11306912 A JPH11306912 A JP H11306912A JP 11356898 A JP11356898 A JP 11356898A JP 11356898 A JP11356898 A JP 11356898A JP H11306912 A JPH11306912 A JP H11306912A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 1つの押しボタンの操作によって、2つの指
示を選択的に行うことができる押しボタン式スイッチ装
置を提供する。 【解決手段】 操作パネル部100に設けた1つの押圧
ボタン210の操作によって第1、第2スイッチ22
0、230を段階的に押圧し、2つの状態を入力する。
第1、第2スイッチ220、230は配線基板120に
並列に設けられている。また、押圧ボタン210には、
U字状のバネ部材240が設けられ、先端の接触部21
0Aが第1スイッチ220に臨んでいる。また、押圧ボ
タン210には、第2スイッチ230に対向して突起部
212が形成されている。押圧ボタン210を押すと、
最初にバネ部材240によって第1スイッチ220がオ
ンする。さらに、押圧ボタン210を押すと、バネ部材
240が撓み、押圧ボタン210の突起部212により
第2スイッチ230がオンする。
示を選択的に行うことができる押しボタン式スイッチ装
置を提供する。 【解決手段】 操作パネル部100に設けた1つの押圧
ボタン210の操作によって第1、第2スイッチ22
0、230を段階的に押圧し、2つの状態を入力する。
第1、第2スイッチ220、230は配線基板120に
並列に設けられている。また、押圧ボタン210には、
U字状のバネ部材240が設けられ、先端の接触部21
0Aが第1スイッチ220に臨んでいる。また、押圧ボ
タン210には、第2スイッチ230に対向して突起部
212が形成されている。押圧ボタン210を押すと、
最初にバネ部材240によって第1スイッチ220がオ
ンする。さらに、押圧ボタン210を押すと、バネ部材
240が撓み、押圧ボタン210の突起部212により
第2スイッチ230がオンする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小型電子機器に設
けられる押しボタン式スイッチ装置に関する。
けられる押しボタン式スイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば携帯電話機等の小型電
子機器では、操作パネル部のスペースが限られているた
め、少ない押しボタンにより各種の操作を行う必要があ
る。例えば携帯電話機において、電話番号等のデータを
メモリに記憶し、また、この記憶したデータを読み出す
場合の操作として、共通の押しボタンを用いて操作する
方法が提案されている。この場合の方法として、2つの
押しボタンを組み合わせて操作することにより、複数種
類の操作を実現する方法(以下、第1の方法という)
と、1つの押しボタンの操作タイミングを変化させるこ
とにより、複数種類の操作を実現する方法(以下、第2
の方法という)がある。
子機器では、操作パネル部のスペースが限られているた
め、少ない押しボタンにより各種の操作を行う必要があ
る。例えば携帯電話機において、電話番号等のデータを
メモリに記憶し、また、この記憶したデータを読み出す
場合の操作として、共通の押しボタンを用いて操作する
方法が提案されている。この場合の方法として、2つの
押しボタンを組み合わせて操作することにより、複数種
類の操作を実現する方法(以下、第1の方法という)
と、1つの押しボタンの操作タイミングを変化させるこ
とにより、複数種類の操作を実現する方法(以下、第2
の方法という)がある。
【0003】例えば、第1の方法として、上述したメモ
リにデータを記憶する場合には、データの入力を行うた
めのテンキーボタンの操作とメモリアクセスを指示する
ボタンの操作とを同時に行い、メモリにデータを記憶さ
せる。また、メモリのデータを読み出す場合には、メモ
リアクセスを指示するボタンだけを押すことにより、メ
モリからの読み出す動作を指示する。また、第2の方法
としては、メモリにデータを記憶する場合には、メモリ
アクセスを指示するボタンを長く押し、メモリにデータ
を記憶する動作を指定する。また、メモリのデータを読
み出す場合には、メモリアクセスを指示するボタンを短
く押すことにより、メモリからの読み出しを指示する。
リにデータを記憶する場合には、データの入力を行うた
めのテンキーボタンの操作とメモリアクセスを指示する
ボタンの操作とを同時に行い、メモリにデータを記憶さ
せる。また、メモリのデータを読み出す場合には、メモ
リアクセスを指示するボタンだけを押すことにより、メ
モリからの読み出す動作を指示する。また、第2の方法
としては、メモリにデータを記憶する場合には、メモリ
アクセスを指示するボタンを長く押し、メモリにデータ
を記憶する動作を指定する。また、メモリのデータを読
み出す場合には、メモリアクセスを指示するボタンを短
く押すことにより、メモリからの読み出しを指示する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た第1の方法では、2つのボタンを同時に操作する必要
があり、操作が煩雑である。また、データ入力中は、メ
モリアクセスボタンを押し続けて行かなければならず、
手が離れてしまったり、使用者にとって操作が分かりづ
らいという問題がある。また、上述した第2の方法で
も、記憶と読み出しの動作の指定が押下時間にたよって
いるため、使用者に分かりづらく、例えば読み出しを行
おうとして、記憶を行ってしまったり、その逆の操作と
なる場合もある。
た第1の方法では、2つのボタンを同時に操作する必要
があり、操作が煩雑である。また、データ入力中は、メ
モリアクセスボタンを押し続けて行かなければならず、
手が離れてしまったり、使用者にとって操作が分かりづ
らいという問題がある。また、上述した第2の方法で
も、記憶と読み出しの動作の指定が押下時間にたよって
いるため、使用者に分かりづらく、例えば読み出しを行
おうとして、記憶を行ってしまったり、その逆の操作と
なる場合もある。
【0005】そこで本発明の目的は、1つの押しボタン
の操作によって、2つの指示を選択的に行うことができ
る押しボタン式スイッチ装置を提供することにある。
の操作によって、2つの指示を選択的に行うことができ
る押しボタン式スイッチ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、小型電子機器の操作パネル部に設けられ、2
つの入力状態を作るための押しボタン式スイッチ装置に
おいて、前記操作パネル部に出没自在に設けられ、前記
操作パネル部の外面側から押圧操作される1つの押圧ボ
タンと、前記操作パネル部の内面側で前記押圧ボタンに
臨む位置に配置された第1スイッチ及び第2スイッチ
と、前記押圧ボタンと前記第1スイッチとの間に配置さ
れ、前記押圧ボタンが押下されることにより、前記第1
スイッチを押圧操作するバネ部材と、前記押圧ボタンに
設けられ、前記押圧ボタンが押下されることにより、前
記第2スイッチを押圧操作する押圧部材とを有し、前記
押圧ボタンが押圧操作された場合、前記押圧部材が第2
スイッチを押圧する前に、前記バネ部材が第1スイッチ
を押圧し、その後、前記バネ部材のバネ力に抗して前記
押圧ボタンがさらに押圧操作された場合に、前記押圧部
材が第2スイッチを押圧するようにしたことを特徴とす
る。
するため、小型電子機器の操作パネル部に設けられ、2
つの入力状態を作るための押しボタン式スイッチ装置に
おいて、前記操作パネル部に出没自在に設けられ、前記
操作パネル部の外面側から押圧操作される1つの押圧ボ
タンと、前記操作パネル部の内面側で前記押圧ボタンに
臨む位置に配置された第1スイッチ及び第2スイッチ
と、前記押圧ボタンと前記第1スイッチとの間に配置さ
れ、前記押圧ボタンが押下されることにより、前記第1
スイッチを押圧操作するバネ部材と、前記押圧ボタンに
設けられ、前記押圧ボタンが押下されることにより、前
記第2スイッチを押圧操作する押圧部材とを有し、前記
押圧ボタンが押圧操作された場合、前記押圧部材が第2
スイッチを押圧する前に、前記バネ部材が第1スイッチ
を押圧し、その後、前記バネ部材のバネ力に抗して前記
押圧ボタンがさらに押圧操作された場合に、前記押圧部
材が第2スイッチを押圧するようにしたことを特徴とす
る。
【0007】本発明の押しボタン式スイッチ装置では、
押圧ボタンが押圧操作された場合、前記押圧部材が第2
スイッチを押圧する前に、バネ部材が第1スイッチに当
接し、第1スイッチを押圧する。これにより、第1スイ
ッチだけが押圧操作された第1の状態を指示できる。そ
の後、さらに押圧ボタンがバネ部材のバネ力に抗して押
圧操作されると、押圧ボタンの押圧部材が第2スイッチ
を押圧する。これにより、第1スイッチと第2スイッチ
の両方が押圧操作された状態となり、第2の状態を指示
できる。
押圧ボタンが押圧操作された場合、前記押圧部材が第2
スイッチを押圧する前に、バネ部材が第1スイッチに当
接し、第1スイッチを押圧する。これにより、第1スイ
ッチだけが押圧操作された第1の状態を指示できる。そ
の後、さらに押圧ボタンがバネ部材のバネ力に抗して押
圧操作されると、押圧ボタンの押圧部材が第2スイッチ
を押圧する。これにより、第1スイッチと第2スイッチ
の両方が押圧操作された状態となり、第2の状態を指示
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明における押しボタン
式スイッチ装置の実施の形態について説明する。図1
は、本発明における押しボタン式スイッチ装置の一例を
示す概略断面図である。本例の押しボタン式スイッチ装
置は、小型電子機器のキャビネットの一部を構成する操
作パネル部100に設けられ、2つの入力状態を作るも
のである。この押しボタン式スイッチ装置は、1つの押
圧ボタン210と、第1スイッチ220と、第2スイッ
チ230と、バネ部材240とを有するものである。
式スイッチ装置の実施の形態について説明する。図1
は、本発明における押しボタン式スイッチ装置の一例を
示す概略断面図である。本例の押しボタン式スイッチ装
置は、小型電子機器のキャビネットの一部を構成する操
作パネル部100に設けられ、2つの入力状態を作るも
のである。この押しボタン式スイッチ装置は、1つの押
圧ボタン210と、第1スイッチ220と、第2スイッ
チ230と、バネ部材240とを有するものである。
【0009】押圧ボタン210は、操作パネル部100
に設けた装着孔110に配置され、出没可能に設けられ
ている。すなわち、この押圧ボタン210は、装着孔1
10より外側に臨む状態で配置されるボタン本体210
Aと、このボタン本体210Aの基端部に一体に設けら
れたフランジ部210Bとを有し、フランジ部210B
が操作パネル部100の内側に配置され、装着孔110
の周縁部と係合することにより、抜け止め状態で設けら
れている。また、押圧ボタン210は、図示しないスプ
リング等によって、ボタン本体210Aが外方に突出す
る方向に付勢されており、このスプリングによる付勢力
に抗してボタン操作を行うようになっており、また、操
作力を解除すると、ボタン本体210Aが外方に突出し
た状態に復帰するようになっている。
に設けた装着孔110に配置され、出没可能に設けられ
ている。すなわち、この押圧ボタン210は、装着孔1
10より外側に臨む状態で配置されるボタン本体210
Aと、このボタン本体210Aの基端部に一体に設けら
れたフランジ部210Bとを有し、フランジ部210B
が操作パネル部100の内側に配置され、装着孔110
の周縁部と係合することにより、抜け止め状態で設けら
れている。また、押圧ボタン210は、図示しないスプ
リング等によって、ボタン本体210Aが外方に突出す
る方向に付勢されており、このスプリングによる付勢力
に抗してボタン操作を行うようになっており、また、操
作力を解除すると、ボタン本体210Aが外方に突出し
た状態に復帰するようになっている。
【0010】また、第1、第2スイッチ220、230
は、操作パネル部100の内面に設けた配線基板110
上に設けられ、それぞれ配線基板110に搭載された制
御回路(図示せず)に接続されている。第1、第2スイ
ッチ220、230は、互いに共通の構成を有し、それ
ぞれスイッチ本体220A、230Aに可動片220
B、230Bを設けたものであり、可動片220B、2
30Bを押圧することで、オンするものである。第1、
第2スイッチ220、230は、それぞれ押圧ボタン2
10のフランジ部210Bに臨む状態で、互いに並列に
配置されている。
は、操作パネル部100の内面に設けた配線基板110
上に設けられ、それぞれ配線基板110に搭載された制
御回路(図示せず)に接続されている。第1、第2スイ
ッチ220、230は、互いに共通の構成を有し、それ
ぞれスイッチ本体220A、230Aに可動片220
B、230Bを設けたものであり、可動片220B、2
30Bを押圧することで、オンするものである。第1、
第2スイッチ220、230は、それぞれ押圧ボタン2
10のフランジ部210Bに臨む状態で、互いに並列に
配置されている。
【0011】バネ部材240は、略U字状の板バネ状に
形成され、その基端側が押圧ボタン210のフランジ部
210Bに取着されるとともに、先端側が押圧ボタン2
10のフランジ部210Bと第1スイッチ220の可動
片220Bとの間に配置されている。すなわち、バネ部
材240の先端は、第1スイッチ220の可動片220
Bを押圧するための平坦な接触部240Aとなってい
る。このようなバネ部材240では、押圧ボタン210
の押下により、接触部240Aで第1スイッチ220の
可動片220Bを押圧し、第1スイッチ220をオンす
るものである。
形成され、その基端側が押圧ボタン210のフランジ部
210Bに取着されるとともに、先端側が押圧ボタン2
10のフランジ部210Bと第1スイッチ220の可動
片220Bとの間に配置されている。すなわち、バネ部
材240の先端は、第1スイッチ220の可動片220
Bを押圧するための平坦な接触部240Aとなってい
る。このようなバネ部材240では、押圧ボタン210
の押下により、接触部240Aで第1スイッチ220の
可動片220Bを押圧し、第1スイッチ220をオンす
るものである。
【0012】また、第1スイッチ220をオンした後
は、押圧ボタン210と第1スイッチ220の接近によ
って、バネ部材240が撓み、押圧ボタン210に反発
方向のバネ力を付与するものである。また、押圧ボタン
210のフランジ部210Bには、第2スイッチ230
の可動片230Bに対向して突出した突起部(押圧部
材)212が設けられている。この突起部212は、押
圧ボタン210に一体に形成されたものである。
は、押圧ボタン210と第1スイッチ220の接近によ
って、バネ部材240が撓み、押圧ボタン210に反発
方向のバネ力を付与するものである。また、押圧ボタン
210のフランジ部210Bには、第2スイッチ230
の可動片230Bに対向して突出した突起部(押圧部
材)212が設けられている。この突起部212は、押
圧ボタン210に一体に形成されたものである。
【0013】図2、図3は、以上のような構成の押しボ
タン式スイッチ装置の動作を示す概略断面図である。押
圧ボタン210の非操作状態において、上述したバネ部
材240の接触部240Aと第1スイッチ220の可動
片220Bとの間隔をαとし、突起部212と第2スイ
ッチ230の可動片230Bとの間隔をβとした場合、
各間隔α、βの関係は以下のように設計する。
タン式スイッチ装置の動作を示す概略断面図である。押
圧ボタン210の非操作状態において、上述したバネ部
材240の接触部240Aと第1スイッチ220の可動
片220Bとの間隔をαとし、突起部212と第2スイ
ッチ230の可動片230Bとの間隔をβとした場合、
各間隔α、βの関係は以下のように設計する。
【0014】まず、間隔βは、間隔αに対して十分大き
いものとする。そして、押圧ボタン210を間隔αだけ
押し込むと、図2に示すようにバネ部材240の接触部
240Aが第1スイッチ220の可動片220Bに当接
し、それ以上押し込むことで、第1スイッチ220がオ
ンする。この状態で、突起部212は、まだ第2スイッ
チ230の可動片230Bに当接していないため、第2
スイッチ230がオフのままである。
いものとする。そして、押圧ボタン210を間隔αだけ
押し込むと、図2に示すようにバネ部材240の接触部
240Aが第1スイッチ220の可動片220Bに当接
し、それ以上押し込むことで、第1スイッチ220がオ
ンする。この状態で、突起部212は、まだ第2スイッ
チ230の可動片230Bに当接していないため、第2
スイッチ230がオフのままである。
【0015】次に、押圧ボタン210を押し込み、間隔
βだけ押し込むと、図3に示すように、突起部212の
先端が第2スイッチ230の可動片230Bに当接し、
それ以上押し込むことで、第2スイッチ230がオンす
る。これにより、第1スイッチ220と第2スイッチ2
30の両方がオンすることとなる。なお、バネ部材24
0によって第1スイッチ220がオンした後は、押圧ボ
タン210にバネ部材240のバネ力が作用することに
なるので、押圧ボタン210の操作には、より大きい負
荷がかかる。したがって、軽く操作できる第1スイッチ
220のオン操作と、やや負荷の加わる第2スイッチ2
30とのオン操作とが、操作上の感触で容易に識別する
ことができ、2つのスイッチ220、230の操作を確
実に区別して行える利点がある。
βだけ押し込むと、図3に示すように、突起部212の
先端が第2スイッチ230の可動片230Bに当接し、
それ以上押し込むことで、第2スイッチ230がオンす
る。これにより、第1スイッチ220と第2スイッチ2
30の両方がオンすることとなる。なお、バネ部材24
0によって第1スイッチ220がオンした後は、押圧ボ
タン210にバネ部材240のバネ力が作用することに
なるので、押圧ボタン210の操作には、より大きい負
荷がかかる。したがって、軽く操作できる第1スイッチ
220のオン操作と、やや負荷の加わる第2スイッチ2
30とのオン操作とが、操作上の感触で容易に識別する
ことができ、2つのスイッチ220、230の操作を確
実に区別して行える利点がある。
【0016】以上のような本例の押しボタン式スイッチ
装置では、第1、第2スイッチ220、230の状態を
監視する制御回路により、第1スイッチ220のみが押
圧操作された状態を第1の状態と判断し、第1スイッチ
220と第2スイッチ230の両方が押圧操作された状
態を第2の状態と判断する。したがって、例えば第1の
状態は、メモリに記憶されたデータを読み出す指示を意
味するものと定義し、第2の状態は、メモリにデータを
記憶する指示を意味するもとの定義することにより、例
えば、メモリに対するデータの読み出し、書き込み(記
憶)の動作指定を1つの押圧ボタン210の操作によっ
て行うことができる。
装置では、第1、第2スイッチ220、230の状態を
監視する制御回路により、第1スイッチ220のみが押
圧操作された状態を第1の状態と判断し、第1スイッチ
220と第2スイッチ230の両方が押圧操作された状
態を第2の状態と判断する。したがって、例えば第1の
状態は、メモリに記憶されたデータを読み出す指示を意
味するものと定義し、第2の状態は、メモリにデータを
記憶する指示を意味するもとの定義することにより、例
えば、メモリに対するデータの読み出し、書き込み(記
憶)の動作指定を1つの押圧ボタン210の操作によっ
て行うことができる。
【0017】図4は、本発明における押しボタン式スイ
ッチ装置の他の例を示す概略断面図である。本例の押し
ボタン式スイッチ装置は、押圧ボタン210に略U字状
のバネ部材240を設ける代わりに、操作パネル部10
0の内面に長手帯状で板バネ状のバネ部材250を設け
たものである。すなわち、バネ部材250は、基端側が
操作パネル部100の内面に取着されるとともに、先端
側が押圧ボタン210と第1スイッチ220との間に配
置されている。そして、バネ部材250の先端側は、第
1スイッチ220の可動片220Bを押圧するための円
弧状に湾曲した接触部250Aとなっている。
ッチ装置の他の例を示す概略断面図である。本例の押し
ボタン式スイッチ装置は、押圧ボタン210に略U字状
のバネ部材240を設ける代わりに、操作パネル部10
0の内面に長手帯状で板バネ状のバネ部材250を設け
たものである。すなわち、バネ部材250は、基端側が
操作パネル部100の内面に取着されるとともに、先端
側が押圧ボタン210と第1スイッチ220との間に配
置されている。そして、バネ部材250の先端側は、第
1スイッチ220の可動片220Bを押圧するための円
弧状に湾曲した接触部250Aとなっている。
【0018】また、押圧ボタン210のフランジ部21
0Bには、バネ部材250の中途部を押下する第2の突
起部214が設けられている。バネ部材250は、押圧
ボタン210の押圧操作に伴って第2の突起部214に
よって押圧された場合、接触部250Aによって第1ス
イッチ220の可動片220Bを押圧し、第1スイッチ
220をオンする。そして、この後も第2の突起部21
4に押されてバネ部材250が自在に撓み、突起部21
2が第2スイッチ230の可動片230Bを押圧でき
る。なお、その他は上述した図1に示す例と同様である
ので説明は省略する。
0Bには、バネ部材250の中途部を押下する第2の突
起部214が設けられている。バネ部材250は、押圧
ボタン210の押圧操作に伴って第2の突起部214に
よって押圧された場合、接触部250Aによって第1ス
イッチ220の可動片220Bを押圧し、第1スイッチ
220をオンする。そして、この後も第2の突起部21
4に押されてバネ部材250が自在に撓み、突起部21
2が第2スイッチ230の可動片230Bを押圧でき
る。なお、その他は上述した図1に示す例と同様である
ので説明は省略する。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の押しボタン
式スイッチ装置では、小型電子機器の操作パネル部に設
けた1つの押圧ボタンが押圧操作された場合、押圧ボタ
ンに設けた押圧部材が第2スイッチを押圧する前に、バ
ネ部材が第1スイッチを押圧し、その後、バネ部材のバ
ネ力に抗して押圧ボタンがさらに押圧操作された場合
に、前記押圧部材が第2スイッチを押圧するようにし
た。このため、1つの押圧ボタンの直線的な押圧操作に
よって、2つのスイッチを段階的に押圧操作することが
でき、2つの指示を容易かつ確実に選択して行うことが
できる。
式スイッチ装置では、小型電子機器の操作パネル部に設
けた1つの押圧ボタンが押圧操作された場合、押圧ボタ
ンに設けた押圧部材が第2スイッチを押圧する前に、バ
ネ部材が第1スイッチを押圧し、その後、バネ部材のバ
ネ力に抗して押圧ボタンがさらに押圧操作された場合
に、前記押圧部材が第2スイッチを押圧するようにし
た。このため、1つの押圧ボタンの直線的な押圧操作に
よって、2つのスイッチを段階的に押圧操作することが
でき、2つの指示を容易かつ確実に選択して行うことが
できる。
【図1】本発明による押しボタン式スイッチ装置の一例
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図2】図1に示す押しボタン式スイッチ装置のボタン
押圧時の第1の状態を示す概略断面図である。
押圧時の第1の状態を示す概略断面図である。
【図3】図1に示す押しボタン式スイッチ装置のボタン
押圧時の第2の状態を示す概略断面図である。
押圧時の第2の状態を示す概略断面図である。
【図4】本発明による押しボタン式スイッチ装置の他の
例を示す概略断面図である。
例を示す概略断面図である。
100……操作パネル部、110……装着孔、120…
…配線基板、210……押圧ボタン、210A……ボタ
ン本体、210B……フランジ部、212、214……
突起部、220……第1スイッチ、230……第2スイ
ッチ、240、250……バネ部材、240A、250
A……接触部。
…配線基板、210……押圧ボタン、210A……ボタ
ン本体、210B……フランジ部、212、214……
突起部、220……第1スイッチ、230……第2スイ
ッチ、240、250……バネ部材、240A、250
A……接触部。
Claims (6)
- 【請求項1】 小型電子機器の操作パネル部に設けら
れ、2つの入力状態を作るための押しボタン式スイッチ
装置において、 前記操作パネル部に出没自在に設けられ、前記操作パネ
ル部の外面側から押圧操作される1つの押圧ボタンと、 前記操作パネル部の内面側で前記押圧ボタンに臨む位置
に配置された第1スイッチ及び第2スイッチと、 前記押圧ボタンと前記第1スイッチとの間に配置され、
前記押圧ボタンが押下されることにより、前記第1スイ
ッチを押圧操作するバネ部材と、 前記押圧ボタンに設けられ、前記押圧ボタンが押下され
ることにより、前記第2スイッチを押圧操作する押圧部
材とを有し、 前記押圧ボタンが押圧操作された場合、前記押圧部材が
第2スイッチを押圧する前に、前記バネ部材が第1スイ
ッチを押圧し、その後、前記バネ部材のバネ力に抗して
前記押圧ボタンがさらに押圧操作された場合に、前記押
圧部材が第2スイッチを押圧するようにした、 ことを特徴とする押しボタン式スイッチ装置。 - 【請求項2】 前記第1スイッチのみが押圧操作された
状態を第1の状態と判断し、前記第1スイッチと第2ス
イッチの両方が押圧操作された状態を第2の状態と判断
する制御回路を有することを特徴とする請求項1記載の
押しボタン式スイッチ装置。 - 【請求項3】 前記バネ部材は、略U字状の板バネ状に
形成され、その基端側が前記押圧ボタンに取着されると
ともに、先端側が前記押圧ボタンと前記第1スイッチと
の間に配置され、前記押圧ボタンの押下によって前記第
1スイッチを押圧するものであることを特徴とする請求
項1記載の押しボタン式スイッチ装置。 - 【請求項4】 前記バネ部材は、長手帯状の板バネ状に
形成され、その基端側が前記操作パネル部の内面に取着
されるとともに、先端側が前記押圧ボタンと前記第1ス
イッチとの間に配置され、前記押圧ボタンの押下によっ
て前記第1スイッチを押圧するものであることを特徴と
する請求項1記載の押しボタン式スイッチ装置。 - 【請求項5】 小型電子機器は所定のデータを記憶する
記憶手段を有し、前記押下ボタンの操作による前記第1
の状態は、前記記憶手段に記憶されたデータを読み出す
状態を意味し、前記第2の状態は前記記憶手段にデータ
を記憶する状態を意味することを特徴とする請求項2記
載の押しボタン式スイッチ装置。 - 【請求項6】 前記第1スイッチと第2スイッチは、操
作パネルの内面側に配置された配線基板に搭載されてい
ることを特徴とする請求項1記載の押しボタン式スイッ
チ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11356898A JPH11306912A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 押しボタン式スイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11356898A JPH11306912A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 押しボタン式スイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11306912A true JPH11306912A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14615561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11356898A Pending JPH11306912A (ja) | 1998-04-23 | 1998-04-23 | 押しボタン式スイッチ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11306912A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008008037A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Miwa Lock Co Ltd | 電気錠の状態検知機構 |
JP2008212679A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Olympus Medical Systems Corp | 手術用処置装置 |
DE102011010760A1 (de) * | 2011-02-09 | 2012-08-09 | Liebherr-Elektronik Gmbh | Kurzhubtaster |
-
1998
- 1998-04-23 JP JP11356898A patent/JPH11306912A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008008037A (ja) * | 2006-06-29 | 2008-01-17 | Miwa Lock Co Ltd | 電気錠の状態検知機構 |
JP2008212679A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Olympus Medical Systems Corp | 手術用処置装置 |
DE102011010760A1 (de) * | 2011-02-09 | 2012-08-09 | Liebherr-Elektronik Gmbh | Kurzhubtaster |
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