JPH0160884B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0160884B2 JPH0160884B2 JP2508883A JP2508883A JPH0160884B2 JP H0160884 B2 JPH0160884 B2 JP H0160884B2 JP 2508883 A JP2508883 A JP 2508883A JP 2508883 A JP2508883 A JP 2508883A JP H0160884 B2 JPH0160884 B2 JP H0160884B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key input
- circuit board
- contact
- slide switch
- insulating spacer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 16
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 3
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
Description
【発明の詳細な説明】
〈発明の技術分野〉
本発明は、可撓性フイルムより成るフレキシブ
ル回路基板を用いたスライドスイツチの改良に関
するものである。
ル回路基板を用いたスライドスイツチの改良に関
するものである。
〈従来技術及びその欠点〉
従来、例えば卓上電子計算機の薄型キーボード
に於ては、価格が低廉なことも相俟つて可撓性フ
イルムよりなるフレキシブル回路基板が広く使用
されている。上記キーボードを構成するフレキシ
ブル回路基板にスライドスイツチを用いる場合、
キートツプを繰返し押下げて入力するキースイツ
チとは異なり、スライドスイツチは使用上の目的
から長時間オン状態を継続させ、その後別位置に
スライドさせる場合が多いことから、長時間のオ
ン状態に基因しフレキシブル回路基板の接点位置
が永久変形し別位置にスライドさせた場合でも元
のオフ状態に復帰せず本来のスライドスイツチと
しての機能を果し得ないという問題があつた。即
ち、第１図は上記従来欠点の状態を示したもので
あり、図に於て、１は上部フレキシブル回路基
板、２は下部フレキシブル基板、３は複数の透孔
を有する絶縁スペーサー、５，７はキー入力用可
動接点、６，８はキー入力用固定接点、１０は押
えばね９をもつキートツプでありスライドスイツ
チを構成する。図によれば、上部フレキシブル回
路基板１が変形し、接点５，６が元のオフ状態に
復帰しないことが分かる。第２図は、上記従来欠
点を解決する為の従来例であり、上部フレキシブ
ル回路基板１１を使用せずスライドスイツチ部と
して絶縁スペーサー１３を大きく切り除いて下部
フレキシブル回路基板１２に一対のキー接点１
４，１５を設けて、スライドスイツチ１７の摘み
に取り付けられた導電性を有するゴムローラ１６
にて各接点を移動させることによりスライドスイ
ツチを構成していた。１８は下部フレキシブル回
路基板１２上の接点を示す。しかしながら、この
方法によればスライドスイツチの摘み、接点押え
部の構造が複雑化し、部品点数が増加し高価にな
る等の欠点を有していた。
に於ては、価格が低廉なことも相俟つて可撓性フ
イルムよりなるフレキシブル回路基板が広く使用
されている。上記キーボードを構成するフレキシ
ブル回路基板にスライドスイツチを用いる場合、
キートツプを繰返し押下げて入力するキースイツ
チとは異なり、スライドスイツチは使用上の目的
から長時間オン状態を継続させ、その後別位置に
スライドさせる場合が多いことから、長時間のオ
ン状態に基因しフレキシブル回路基板の接点位置
が永久変形し別位置にスライドさせた場合でも元
のオフ状態に復帰せず本来のスライドスイツチと
しての機能を果し得ないという問題があつた。即
ち、第１図は上記従来欠点の状態を示したもので
あり、図に於て、１は上部フレキシブル回路基
板、２は下部フレキシブル基板、３は複数の透孔
を有する絶縁スペーサー、５，７はキー入力用可
動接点、６，８はキー入力用固定接点、１０は押
えばね９をもつキートツプでありスライドスイツ
チを構成する。図によれば、上部フレキシブル回
路基板１が変形し、接点５，６が元のオフ状態に
復帰しないことが分かる。第２図は、上記従来欠
点を解決する為の従来例であり、上部フレキシブ
ル回路基板１１を使用せずスライドスイツチ部と
して絶縁スペーサー１３を大きく切り除いて下部
フレキシブル回路基板１２に一対のキー接点１
４，１５を設けて、スライドスイツチ１７の摘み
に取り付けられた導電性を有するゴムローラ１６
にて各接点を移動させることによりスライドスイ
ツチを構成していた。１８は下部フレキシブル回
路基板１２上の接点を示す。しかしながら、この
方法によればスライドスイツチの摘み、接点押え
部の構造が複雑化し、部品点数が増加し高価にな
る等の欠点を有していた。
〈本発明の目的〉
本発明の目的は従来の諸欠点を除去することで
あり、組立て構造が簡単で部品点数が少なくフレ
キシブル回路基板の永久変形がなく安価な安定し
たスイツチ動作を行なえるスライドスイツチを提
供することを目的とする。以下、本発明のスライ
ドスイツチの一実施例について説明する。
あり、組立て構造が簡単で部品点数が少なくフレ
キシブル回路基板の永久変形がなく安価な安定し
たスイツチ動作を行なえるスライドスイツチを提
供することを目的とする。以下、本発明のスライ
ドスイツチの一実施例について説明する。
〈実施例〉
第３図において１９は可撓性フイルムより成り
キー入力用可動接点２６，２６ａ，２６ｂを有す
る上部フレキシブル回路基板、２０はキー入力用
固定接点２２，２２ａ，２２ｂを有する下部フレ
キシブル回路基板、２３は絶縁性スペーサーでス
ライドスイツチノブ２４とスライドスイツチ接点
押え部２５とが一体的に構成され、ノブ２４の摺
動に伴つて絶縁スペーサー２３はスライドする。
また絶縁スペーサー２３には１個の透孔３０を有
する。スライドスイツチ接点押え部２５は、第３
図及び第４図に示される様に、スライドスイツチ
ノブ２４に一端が固定されると共に他端が可撓性
フイルム１９上に延設された支持部２５ａと、支
持部２５ａの他端近傍に固定されると共に絶縁ス
ペーサー２３の透孔３０に対向する様に設けられ
た押え部２５ｂと、から成つている。前記スライ
ドスイツチノブ２４及びスライドスイツチ接点押
え部２５（支持部２５ａ、押え部２５ｂ）からな
る構成は、例えば、第１図の従来技術のキートツ
プ１０及び押えバネ９からなる構成と同様であ
り、対向するフレキシブル基板に対し弾性的に力
を印加する様に為されている。つまり、スライド
スイツチノブ２４に固定された支持部２５ａとこ
の支持部２５ａに固定された押え部２５ｂの関係
構成により、弾性力を有した前記押え部２５ｂが
可撓性フイルム１９を介してキー入力用可動接点
２６，２６ａ，２６ｂを各々キー入力用固定接点
２２，２２ａ，２２ｂに圧接する様になつてい
る。さらに２１はキーボードスイツチを共用する
場合のスペーサーで、前述の絶縁スペーサー２３
が移動する範囲を大きく切欠して示している。第
４図はその動作状態を示し、同図１において、Ａ
点の接点位置で絶縁スペーサー２３の透孔３０を
介してオン状態となり、Ｂ，Ｃの接点位置はオフ
状態となつている。次に同図２の位置にスライド
スイツチのノブ２４を移行させると同時に絶縁ス
ペーサー２３も移行し、接点位置Ｃに対向するよ
うに絶縁スペーサー２３の透孔３０が位置しＡ，
Ｂ接点を確実にオフ状態に保つ。つまりＡ接点位
置でオン状態が長時間継続した後、Ｃ（又はＢ）
位置へスライドさせてもフレキシブル回路基板１
９の変形によりＡ接点位置でオン状態を継続する
虞れは全くなくなる。換言すれば、オン状態にし
たいキー入力用可動接点とキー入力用固定接点に
対応する部分にのみ絶縁スペーサー２３の透孔３
０が存在することに基因する。また、第５図１，
２はスライドスイツチに於ける接点部の形状を
種々に変えて移動や接触をスムーズかつ確実にす
るための応用例である。同図１において２７はス
ライドノブで棒状の曲折した接点押え部２８を設
けたもの、２において押え部をゴムローラ２９と
した例を示している。
キー入力用可動接点２６，２６ａ，２６ｂを有す
る上部フレキシブル回路基板、２０はキー入力用
固定接点２２，２２ａ，２２ｂを有する下部フレ
キシブル回路基板、２３は絶縁性スペーサーでス
ライドスイツチノブ２４とスライドスイツチ接点
押え部２５とが一体的に構成され、ノブ２４の摺
動に伴つて絶縁スペーサー２３はスライドする。
また絶縁スペーサー２３には１個の透孔３０を有
する。スライドスイツチ接点押え部２５は、第３
図及び第４図に示される様に、スライドスイツチ
ノブ２４に一端が固定されると共に他端が可撓性
フイルム１９上に延設された支持部２５ａと、支
持部２５ａの他端近傍に固定されると共に絶縁ス
ペーサー２３の透孔３０に対向する様に設けられ
た押え部２５ｂと、から成つている。前記スライ
ドスイツチノブ２４及びスライドスイツチ接点押
え部２５（支持部２５ａ、押え部２５ｂ）からな
る構成は、例えば、第１図の従来技術のキートツ
プ１０及び押えバネ９からなる構成と同様であ
り、対向するフレキシブル基板に対し弾性的に力
を印加する様に為されている。つまり、スライド
スイツチノブ２４に固定された支持部２５ａとこ
の支持部２５ａに固定された押え部２５ｂの関係
構成により、弾性力を有した前記押え部２５ｂが
可撓性フイルム１９を介してキー入力用可動接点
２６，２６ａ，２６ｂを各々キー入力用固定接点
２２，２２ａ，２２ｂに圧接する様になつてい
る。さらに２１はキーボードスイツチを共用する
場合のスペーサーで、前述の絶縁スペーサー２３
が移動する範囲を大きく切欠して示している。第
４図はその動作状態を示し、同図１において、Ａ
点の接点位置で絶縁スペーサー２３の透孔３０を
介してオン状態となり、Ｂ，Ｃの接点位置はオフ
状態となつている。次に同図２の位置にスライド
スイツチのノブ２４を移行させると同時に絶縁ス
ペーサー２３も移行し、接点位置Ｃに対向するよ
うに絶縁スペーサー２３の透孔３０が位置しＡ，
Ｂ接点を確実にオフ状態に保つ。つまりＡ接点位
置でオン状態が長時間継続した後、Ｃ（又はＢ）
位置へスライドさせてもフレキシブル回路基板１
９の変形によりＡ接点位置でオン状態を継続する
虞れは全くなくなる。換言すれば、オン状態にし
たいキー入力用可動接点とキー入力用固定接点に
対応する部分にのみ絶縁スペーサー２３の透孔３
０が存在することに基因する。また、第５図１，
２はスライドスイツチに於ける接点部の形状を
種々に変えて移動や接触をスムーズかつ確実にす
るための応用例である。同図１において２７はス
ライドノブで棒状の曲折した接点押え部２８を設
けたもの、２において押え部をゴムローラ２９と
した例を示している。
なお、上記実施例においては上部及び下部の両
回路基板を可撓性フイルム（所謂フレキシブル基
板）とした場合について説明したが、下部回路基
板はその他の基板例えば硬質基板を用いても良
い。また上部回路基板を折り曲げて下部回路基板
としても良い。また、スライドスイツチ及び回路
基板間に介在される透孔を有する絶縁スペーサー
は本発明の要旨を変更しない範囲で種々変形して
実施できる。
回路基板を可撓性フイルム（所謂フレキシブル基
板）とした場合について説明したが、下部回路基
板はその他の基板例えば硬質基板を用いても良
い。また上部回路基板を折り曲げて下部回路基板
としても良い。また、スライドスイツチ及び回路
基板間に介在される透孔を有する絶縁スペーサー
は本発明の要旨を変更しない範囲で種々変形して
実施できる。
〈効 果〉
以上説明したように本発明の可撓性フイルムを
用いたスライドスイツチによれば、組立て構造が
簡単で部品点数も少なく基板の永久変形もなく安
価で安定したスイツチ動作を行ない得るスライド
スイツチを提供できる利点がある。
用いたスライドスイツチによれば、組立て構造が
簡単で部品点数も少なく基板の永久変形もなく安
価で安定したスイツチ動作を行ない得るスライド
スイツチを提供できる利点がある。
第１図及び第２図はそれぞれ従来のスライドス
イツチの構造を表わす断面図及び斜視図、第３図
は本発明のスライドスイツチの一実施例を示す要
部斜視図、第４図１，２は第３図の動作状態を説
明するための断面図、第５図１，２はスライドス
イツチの他の実施例による接点部の形状を示す断
面図である。 １９：上部フレキシブル回路基板、２０：下部
フレキシブル回路基板、２２，２２ａ，２２ｂ：
キー入力用固定接点、２３：絶縁性スペーサー、
２４：スライドスイツチノブ、２５：スライドス
イツチ接点押え部、２５ａ：支持部、２５ｂ：押
え部、２６，２６ａ，２６ｂ：キー入力用可動接
点、３０：透孔。
イツチの構造を表わす断面図及び斜視図、第３図
は本発明のスライドスイツチの一実施例を示す要
部斜視図、第４図１，２は第３図の動作状態を説
明するための断面図、第５図１，２はスライドス
イツチの他の実施例による接点部の形状を示す断
面図である。 １９：上部フレキシブル回路基板、２０：下部
フレキシブル回路基板、２２，２２ａ，２２ｂ：
キー入力用固定接点、２３：絶縁性スペーサー、
２４：スライドスイツチノブ、２５：スライドス
イツチ接点押え部、２５ａ：支持部、２５ｂ：押
え部、２６，２６ａ，２６ｂ：キー入力用可動接
点、３０：透孔。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも一方が可撓性フイルムよりなる対
向する２枚の回路基板と、 前記可撓性フイルムよりなる回路基板に複数の
キー入力用可動接点を他方の回路基板に前記キー
入力用可動接点に対向する複数のキー入力用固定
接点を設け、 前記２枚の回路基板間に所定のキー入力用可動
接点とキー入力用固定接点のみに対向する透孔を
有する絶縁スペーサーを摺動可能に介在させ、 前記絶縁スペーサーに連結され前記絶縁スペー
サーを前記両回路基板に沿つて摺動させる手動操
作体と、 前記手動操作体に連結され前記手動操作体の所
定の摺動位置で前記キー入力用可動接点を有する
回路基板を押圧することにより前記絶縁スペーサ
ーに設けた透孔を介して前記キー入力用可動接点
を前記キー入力用固定接点方向へ圧接させて電気
的接続を行なわせる圧接手段とを具備してなるス
ライドスイツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2508883A JPS59151716A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | スライドスイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2508883A JPS59151716A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | スライドスイツチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59151716A JPS59151716A (ja) | 1984-08-30 |
| JPH0160884B2 true JPH0160884B2 (ja) | 1989-12-26 |
Family
ID=12156162
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2508883A Granted JPS59151716A (ja) | 1983-02-16 | 1983-02-16 | スライドスイツチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59151716A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6195025U (ja) * | 1984-11-28 | 1986-06-19 | ||
| JPS62106439U (ja) * | 1985-12-24 | 1987-07-07 |
-
1983
- 1983-02-16 JP JP2508883A patent/JPS59151716A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59151716A (ja) | 1984-08-30 |
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