JPH11306366A - グラフィック演算装置およびその方法 - Google Patents

グラフィック演算装置およびその方法

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JPH11306366A
JPH11306366A JP11250098A JP11250098A JPH11306366A JP H11306366 A JPH11306366 A JP H11306366A JP 11250098 A JP11250098 A JP 11250098A JP 11250098 A JP11250098 A JP 11250098A JP H11306366 A JPH11306366 A JP H11306366A
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pixel
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JP11250098A
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Hiroyuki Ozawa
裕幸 小沢
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高画質な画像を提供することを可能にするグ
ラフィック演算装置を提供する。 【解決手段】 混合画素決定回路310は、単位図形の
境界線と交差する画素の位置を示す画素位置データ(x
t ,yt )と、当該画素の中心と前記境界線との相対的
な位置関係を示す相対位置データ(maj,dir)と
に基づいて、境界線と交差する画素との間で色データの
混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位
置を示す混合画素位置データ(xc ,yc )を生成す
る。後段の描画装置では、交差画素位置データ(xt
t )、混合画素位置データ(xc,yc )および混合
比率Covに基づいて、ディスプレイバッファに記憶され
ている色データが混合された後に書き戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、高画質の画像を提
供できるグラフィック演算装置およびその方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】種々のCAD(Computer Aided Design)
システムや、アミューズメント装置などにおいて、コン
ピュータグラフィックスがしばしば用いられている。特
に、近年の画像処理技術の進展に伴い、3次元コンピュ
ータグラフィックスを用いたシステムが急速に普及して
いる。このような3次元コンピュータグラフィックスで
は、マトリクス状に画素(ピクセル)を配置したCRT
(Cathode Ray Tube)などのディスプレイに表示を行なう
とき、レンダリング(Rendering) 処理を行なう。このレ
ンダリング処理は、各画素の色データを計算し、得られ
た色データを、当該画素に対応するディスプレイバッフ
ァ(フレームバッファ)に書き込む。レンダリング処理
の手法の一つに、ポリゴン(Polygon)レンダリングがあ
る。この手法では、立体モデルを三角形の単位図形(ポ
リゴン)の組み合わせとして表現しておき、このポリゴ
ンを単位として描画を行なうことで、表示画面の色を決
定する。
【0003】ポリゴンレンダリングでは、物理座標系に
おける三角形の各頂点についての、座標(x,y,z)
と、色データ(R,G,B)と、張り合わせのイメージ
パターンを示すテクスチャデータの同次座標(s,t)
および同次項qの値とを三角形の内部で補間する処理が
行われる。ここで、同次項qは、簡単にいうと、拡大縮
小率のようなもので、実際のテクスチャバッファのUV
座標系における座標、すなわち、テクスチャ座標データ
(U,V)は、同次座標(s,t)を同次項qで除算し
た(s/q,t/q)=(u,v)に、それぞれテクス
チャサイズUSIZEおよびVSIZEを乗じた乗算結
果に応じたものとなる。
【0004】このようなポリゴンレンダリングを用いた
3次元コンピュータグラフィックシステムでは、描画を
行う際に、テクスチャデータをテクスチャバッファから
読み出し、この読み出したテクスチャデータを、立体モ
デルの表面に張り付け、リアリティの高い画像データを
得るテクスチャマッピング処理を行う。
【0005】ところで、上述したようなマトリクス状に
画素を配置したディスプレイでは、殆どの場合におい
て、線分を描くことはできず、その線分の軌跡に近い一
連の画素で近似したものが用いられる。そのため、例え
ば、図10に示すように、A点からB点に達する線分を
描画しようとすると、斜線のように、線分は階段状(ス
テアステップ)になって現れる。これをエイリアスと呼
び、エイリアスの影響を抑制することをアンチエイリア
スと呼ぶ。
【0006】ところで、一般的なアンチエイリアスは、
下記式(1)に示すように、単位図形の境界色Caとそ
の背景色Cbとを境界の画素の占有率Covで混ぜ合わ
せて新たな色Cを生成する。
【0007】
【数1】 C = Cov×Ca+(1−Cov)×Cb …(1)
【0008】例えば、図11に示すような単独の単位図
形としての三角形180の場合には、境界色181と背
景色182とが混じり合い、境界は滑らかに表示され
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えば、図
12に示すように、複数の三角形で構成される立体モデ
ルを描画する場合には、先ず最初に三角形200を描画
した後に、三角形201を描画する。このとき、三角形
200を描画すると、三角形200の境界は三角形20
0の色と背景202の色との混合色となる。次に、三角
形201を描画すると、三角形200と三角形201と
の境界は前記混合色と三角形201の色との混合色にな
り、三角形200と三角形201との境界線には、背景
202の色が混入し、当該境界線に実際には存在しない
ラインが表示されてしまい、画質が低下するという問題
がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題点に鑑み
てなされ、単位図形を組み合わせて形状を描画する場合
でも、高画質な画像を提供することを可能にするグラフ
ィック演算装置およびその方法を提供することを目的と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した従来技術の問題
点を解決し、上述した目的を達成するために、本発明の
第1の観点のグラフィック演算装置は、モデルを複数の
単位図形の組み合わせで表現し、各画素についての描画
データを描画データ記憶手段に記憶するグラフィック演
算装置であって、前記単位図形の境界線と交差する画素
の位置を示す交差画素位置データと、当該画素の中心と
前記境界線との相対的な位置関係を示す相対位置データ
とに基づいて、前記境界線と交差する画素との間で色デ
ータの混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画
素の位置を示す混合画素位置データを生成する混合画素
決定手段と、前記境界線が前記画素に交差する位置に基
づいて、前記色データの混合を行なうときの混合比率を
決定する混合比率決定手段と、前記交差画素位置データ
および前記混合画素位置データに基づいて、前記描画デ
ータ記憶手段に記憶されている前記境界線と交差する画
素および前記混合を行なう画素の色データを読み出し、
前記境界線と交差する画素の色データに、前記混合を行
なう画素の色データを前記混合比率で混合し、前記境界
線と交差する画素について新たな色データを生成し、当
該色データを前記描画データ記憶手段に書き戻す描画手
段とを有する。
【0012】本発明の第1の観点のグラフィック演算装
置では、所定の画像処理を各画素の色データが、描画デ
ータ記憶手段に記憶される。その後、混合画素決定手段
において、単位図形の境界線と交差する画素の位置を示
す交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線
との相対的な位置関係を示す相対位置データとに基づい
て、前記境界線と交差する画素との間で色データの混合
を行なう画素が決定され、当該混合を行なう画素の位置
を示す混合画素位置データが生成される。また、混合比
率決定手段において、前記境界線が前記画素に交差する
位置に基づいて、前記色データの混合を行なうときの混
合比率が決定される。次に、描画手段において、前記交
差画素位置データおよび前記混合画素位置データに基づ
いて、前記描画データ記憶手段に記憶されている前記境
界線と交差する画素および前記混合を行なう画素の色デ
ータが読み出され、前記境界線と交差する画素の色デー
タに、前記混合を行なう画素の色データが前記混合比率
で混合され、前記境界線と交差する画素について新たな
色データが生成され、当該色データが前記描画データ記
憶手段に書き戻される。
【0013】また、本発明の第2の観点のグラフィック
演算装置は、立体モデルを複数の単位図形の組み合わせ
で表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単位
図形と対応付けて、描画データを生成するグラフィック
演算装置であって、相互に異なる縮小率に対応した複数
のテクスチャデータを記憶したテクスチャデータ記憶手
段と、前記描画データを記憶する描画データ記憶手段
と、前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,
y,z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次
座標(s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリ
ングデータを生成するポリゴンレンダリングデータ生成
手段と、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデ
ータを補間して、前記単位図形内に位置する画素の画像
データを生成するデータ補間手段と、各画素についての
前記画像データに含まれる同次座標(s,t)および同
次項qから縮小率を決定し、前記テクスチャデータ記憶
手段に記憶された複数のテクスチャデータのうち、前記
決定した縮小率に応じたテクスチャデータを前記単位図
形と対応付けて描画データを生成するテクスチャ処理手
段と、前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示
す前記交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境
界線との相対的な位置関係を示す相対位置データとに基
づいて、前記境界線と交差する画素との間で色データの
混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位
置を示す混合画素位置データを生成する混合画素決定手
段と、前記境界線が前記画素に交差する位置に基づい
て、前記色データの混合を行なうときの混合比率を決定
する混合比率決定手段と、前記テクスチャ処理手段で生
成された描画データを前記描画データ記憶手段に記憶し
た後に、前記交差画素位置データおよび前記混合画素位
置データに基づいて、前記描画データ記憶手段に記憶さ
れている前記境界線と交差する画素および前記混合を行
なう画素の色データを読み出し、前記境界線と交差する
画素の色データに、前記混合を行なう画素の色データを
前記混合比率で混合し、前記境界線と交差する画素につ
いて新たな色データを生成し、当該色データを前記描画
データ記憶手段に書き戻す描画手段とを有する。
【0014】本発明の第2の観点のグラフィック演算装
置では、先ず、ポリゴンレンダリングデータ生成手段に
おいて、単位図形の頂点について、3次元座標(x,
y,z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次
座標(s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリ
ングデータが生成される。次に、データ補間手段におい
て、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータ
が補間され、前記単位図形内に位置する画素の画像デー
タが生成される。次に、テクスチャ処理手段において、
各画素についての前記画像データに含まれる同次座標
(s,t)および同次項qから縮小率が決定され、当該
決定した縮小率に応じたテクスチャデータが前記単位図
形と対応付けられ、描画データ記憶手段に1回目の描画
が行なわれる。次に、混合画素決定手段において、単位
図形の境界線と交差する画素の位置を示す交差画素位置
データと、当該画素の中心と前記境界線との相対的な位
置関係を示す相対位置データとに基づいて、前記境界線
と交差する画素との間で色データの混合を行なう画素が
決定され、当該混合を行なう画素の位置を示す混合画素
位置データが生成される。また、混合比率決定手段にお
いて、前記境界線が前記画素に交差する位置に基づい
て、前記色データの混合を行なうときの混合比率が決定
される。次に、描画手段において、前記交差画素位置デ
ータおよび前記混合画素位置データに基づいて、前記描
画データ記憶手段に記憶されている前記境界線と交差す
る画素および前記混合を行なう画素の色データが読み出
され、前記境界線と交差する画素の色データに、前記混
合を行なう画素の色データが前記混合比率で混合され、
前記境界線と交差する画素について新たな色データが生
成され、当該色データが前記描画データ記憶手段に書き
戻され、第2の描画が行なわれる。
【0015】また、本発明の第3の観点のグラフィック
演算装置は、立体モデルを複数の単位図形の組み合わせ
で表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単位
図形と対応付けて、描画データを生成するグラフィック
演算装置であって、前記単位図形の頂点について、3次
元座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)
データ、同次座標(s,t)および同次項qを含むポリ
ゴンレンダリングデータを生成するポリゴンレンダリン
グデータ生成装置と、前記ポリゴンレンダリングデータ
を用いてレンダリング処理を行なうレンダリング装置
と、前記ポリゴンレンダリングデータ生成装置とレンダ
リング装置とを接続するバスとを有する。ここで、前記
レンダリング装置は、相互に異なる縮小率に対応した複
数のテクスチャデータを記憶したテクスチャデータ記憶
手段と、前記描画データを記憶する描画データ記憶手段
と、前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,
y,z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次
座標(s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリ
ングデータを補間して、前記単位図形内に位置する画素
の画像データを生成するデータ補間手段と、各画素につ
いての前記画像データに含まれる同次座標(s,t)お
よび同次項qから縮小率を決定し、前記テクスチャデー
タ記憶手段に記憶された複数のテクスチャデータのう
ち、前記決定した縮小率に応じたテクスチャデータを前
記単位図形と対応付けて描画データを生成するテクスチ
ャ処理手段と、前記単位図形の境界線と交差する画素の
位置を示す前記交差画素位置データと、当該画素の中心
と前記境界線との相対的な位置関係を示す相対位置デー
タとに基づいて、前記境界線と交差する画素との間で色
データの混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう
画素の位置を示す混合画素位置データを生成する混合画
素決定手段と、前記境界線が前記画素に交差する位置に
基づいて、前記色データの混合を行なうときの混合比率
を決定する混合比率決定手段と、前記テクスチャ処理手
段で生成された描画データを前記描画データ記憶手段に
記憶した後に、前記交差画素位置データおよび前記混合
画素位置データに基づいて、前記描画データ記憶手段に
記憶されている前記境界線と交差する画素および前記混
合を行なう画素の色データを読み出し、前記境界線と交
差する画素の色データに、前記混合を行なう画素の色デ
ータを前記混合比率で混合し、前記境界線と交差する画
素について新たな色データを生成し、当該色データを前
記描画データ記憶手段に書き戻す描画手段とを有する。
【0016】また、本発明の第1の観点のグラフィック
演算方法は、モデルを複数の単位図形の組み合わせで表
現し、各画素についての描画データを描画データ記憶手
段に記憶するグラフィック演算方法において、所定の画
像演算処理を行った色データを前記描画データ記憶手段
に記憶し、前記単位図形の境界線と交差する画素の位置
を示す交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境
界線との相対的な位置関係を示す相対位置データとに基
づいて、前記境界線と交差する画素との間で色データの
混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位
置を示す混合画素位置データを生成し、前記境界線が前
記画素に交差する位置に基づいて、前記色データの混合
を行なうときの混合比率を決定し、前記交差画素位置デ
ータおよび前記混合画素位置データに基づいて、前記描
画データ記憶手段に記憶されている前記境界線と交差す
る画素および前記混合を行なう画素の色データを読み出
し、前記境界線と交差する画素の色データに、前記混合
を行なう画素の色データを前記混合比率で混合し、前記
境界線と交差する画素について新たな色データを生成
し、当該色データを前記描画データ記憶手段に書き戻
す。
【0017】さらに、本発明の第2の観点のグラフィッ
ク演算方法は、立体モデルを複数の単位図形の組み合わ
せで表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単
位図形と対応付けて描画データを生成するグラフィック
演算方法であって、前記単位図形の頂点について、3次
元座標(x,y,z)、R(赤),G(緑),B(青)
データ、同次座標(s,t)および同次項qを含むポリ
ゴンレンダリングデータを生成するポリゴンレンダリン
グデータ生成し、前記単位図形の頂点のポリゴンレンダ
リングデータを補間して、前記単位図形内に位置する画
素の画像データを生成し、各画素についての前記画像デ
ータに含まれる同次座標(s,t)および同次項qから
縮小率を決定し、相互に異なる縮小率に対応した複数の
テクスチャデータのうち、前記決定した縮小率に応じた
テクスチャデータを前記単位図形と対応付けて描画デー
タを生成し、前記描画データを描画データ記憶手段に記
憶し、前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示
す前記交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境
界線との相対的な位置関係を示す相対位置データとに基
づいて、前記境界線と交差する画素との間で色データの
混合を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位
置を示す混合画素位置データを生成し、前記境界線が前
記画素に交差する位置に基づいて、前記色データの混合
を行なうときの混合比率を決定し、前記交差画素位置デ
ータおよび前記混合画素位置データに基づいて、前記描
画データ記憶手段に記憶されている境界線と交差する画
素および前記混合を行なう画素の色データを読み出し、
前記境界線と交差する画素の色データに、前記混合を行
なう画素の色データを前記混合比率で混合し、前記境界
線と交差する画素について新たな色データを生成し、当
該色データを前記描画データ記憶手段に書き戻す。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本実施形態においては、家
庭用ゲーム機などに適用される、任意の3次元物体モデ
ルに対する所望の3次元画像をCRTなどのディスプレ
イ上に高速に表示する3次元コンピュータグラフィック
システムについて説明する。図1は、本実施形態の3次
元コンピュータグラフィックシステム1のシステム構成
図である。3次元コンピュータグラフィックシステム1
は、立体モデルを単位図形である三角形(ポリゴン)の
組み合わせとして表現し、このポリゴンを描画すること
で表示画面の各画素の色を決定し、ディスプレイに表示
するポリゴンレンダリング処理を行うシステムである。
また、3次元コンピュータグラフィックシステム1で
は、平面上の位置を表現する(x,y)座標の他に、奥
行きを表すz座標を用いて3次元物体を表し、この
(x,y,z)の3つの座標で3次元空間の任意の一点
を特定する。
【0019】図1に示すように、3次元コンピュータグ
ラフィックシステム1は、メインメモリ2、I/Oイン
タフェース回路3、メインプロセッサ4およびレンダリ
ング回路5が、メインバス6を介して接続されている。
以下、各構成要素の機能について説明する。メインプロ
セッサ4は、例えば、ゲームの進行状況などに応じて、
メインメモリ2から必要なグラフィックデータを読み出
し、このグラフィックデータに対してクリッピング(Cli
pping)処理、ライティング(Lighting)処理およびジオメ
トリ(Geometry)処理などを行い、ポリゴンレンダリング
データを生成する。メインプロセッサ4は、ポリゴンレ
ンダリングデータS4を、メインバス6を介してレンダ
リング回路5に出力する。I/Oインタフェース回路3
は、必要に応じて、外部からポリゴンレンダリングデー
タを入力し、これをメインバス6を介してレンダリング
回路5に出力する。
【0020】ここで、ポリゴンレンダリングデータは、
ポリゴンの各3頂点の(x,y,z,R,G,B,α,
s,t,q,F)のデータを含んでいる。ここで、
(x,y,z)データは、ポリゴンの頂点の3次元座標
を示し、(R,G,B)データは、それそれ当該3次元
座標における赤、緑、青の輝度値を示している。データ
αは、これから描画する画素と、ディスプレイバッファ
21に既に記憶されている画素とのR,G,Bデータの
ブレンド(混合)係数を示している。(s,t,q)デ
ータのうち、(s,t)は、対応するテクスチャの同次
座標を示しており、qは同次項を示している。ここで、
「s/q」および「t/q」に、それぞれテクスチャサ
イズUSIZEおよびVSIZEを乗じてテクスチャ座
標データ(u,v)が得られる。テクスチャバッファ2
0に記憶されたテクスチャデータへのアクセスは、テク
スチャ座標データ(u,v)を用いて行われる。Fデー
タは、フォグのブレンド係数を示している。すなわち、
ポリゴンレンダリングデータは、三角形の各頂点の物理
座標値と、それぞれの頂点の色とテクスチャおよびフォ
グの値のデータを示している。
【0021】以下、レンダリング回路5について詳細に
説明する。図1に示すように、レンダリング回路5は、
DDA(Digital Differential Anarizer) セットアップ
回路10、トライアングルDDA回路11、テクスチャ
エンジン回路12、メモリI/F回路13、CRTコン
トローラ回路14、RAMDAC回路15、DRAM1
6およびSRAM17を有し、図2に示すように、第1
の描画(ステップS1)を行った後に、アンチエイリア
ス処理を行い、当該アンチエイリアス処理が施されたデ
ータを用いて第2の描画を行う(ステップS2)。DR
AM16は、テクスチャバッファ20、ディスプレイバ
ッファ21、zバッファ22およびテクスチャCLUT
バッファ23として機能する。
【0022】DDAセットアップ回路10 DDAセットアップ回路10は、第1の描画を行う際
に、後段のトライアングルDDA回路11において物理
座標系上の三角形の各頂点の値を線形補間して、三角形
の内部の各画素の色と深さ情報を求めるに先立ち、ポリ
ゴンレンダリングデータS4が示す(z,R,G,B,
α,s,t,q,F)データについて、三角形の辺と水
平方向の差分などを求めるセットアップ演算を行う。こ
のセットアップ演算は、具体的には、開始点の値と終点
の値と、開始点と終点との距離を用いて、単位長さ移動
した場合における、求めようとしている値の変分を算出
する。
【0023】DDAセットアップ回路10は、第1の描
画を行う際に、算出した変分データS10をトライアン
グルDDA回路11に出力する。
【0024】トライアングルDDA回路11 トライアングルDDA回路11は、第1の描画を行う際
に、DDAセットアップ回路10から入力した変分デー
タS10を用いて、三角形内部の各画素における線形補
間された(z,R,G,B,α,s,t,q,F)デー
タを算出する。トライアングルDDA回路11は、第1
の描画を行う際に、各画素の(x,y)データと、当該
(x,y)座標における(z,R,G,B,α,s,
t,q,F)データとを、DDAデータS11としてテ
クスチャエンジン回路12に出力する。本実施形態で
は、トライアングルDDA回路11は、第1の描画を行
う際に、並行して処理を行う矩形内に位置する8(=2
×4)画素分を単位として、DDAデータS11をテク
スチャエンジン回路12に出力する。
【0025】また、トライアングルDDA回路11は、
第2描画を行う際に、三角形の境界に位置する各画素に
ついて、三角形の各辺の傾きおよび座標と、各画素の座
標とから、各画素の中心に対して、三角形の境界がどち
らに位置するかを判定し、当該相対位置データ(ma
j,dir)と、距離データLとを生成する。相対位置
データ(maj,dir)は、majビットおよびdi
rビットの2ビットで構成され、例えば、図3(A)に
示すように、画素P1 の中心に対して三角形の境界線4
00,401が左側に位置する場合には、(maj,d
ir)=(0,0)を示す。また、相対位置データは、
図3(B)に示すように、画素P1 の中心に対して三角
形の境界線402,403が右側に位置する場合には、
(maj,dir)=(0,1)を示す。また、相対位
置データは、図3(C)に示すように、画素P1 の中心
に対して三角形の境界線404,405が上側に位置す
る場合には、(maj,dir)=(1,1)を示す。
さらに、相対位置データは、図3(D)に示すように、
画素P1 の中心に対して三角形の境界線406,407
が上側に位置する場合には、(maj,dir)=
(1,0)を示す。また、距離データLは、図4に示す
ように、三角形の境界に位置する各画素について、当該
画素から、三角形の境界までの距離Lを示す。
【0026】また、トライアングルDDA回路11は、
第2の描画を行う際に、DDAセットアップ回路10か
ら入力した三角形の境界に位置する各画素の画素位置デ
ータ(xt ,yt )と、前述したようにして生成した相
対位置データ(maj,dir)および距離データLと
をテクスチャエンジン回路12に出力する。
【0027】テクスチャエンジン回路12 テクスチャエンジン回路12は、第1の描画を行う際
に、テクスチャデータの縮小率の選択処理、「s/q」
および「t/q」の算出処理、テクスチャ座標データ
(u,v)の算出処理、テクスチャアドレス(U,V)
の算出処理、テクスチャバッファ20からの(R,G,
B,tα)データの読み出し処理、および、混合処理
(テクスチャブレンディング処理)を順に、例えばパイ
プライン方式で行う。なお、テクスチャデータの縮小率
の選択処理と、「s/q」および「t/q」の算出処理
とを並列に処理する場合もある。このとき、テクスチャ
エンジン回路12は、所定の矩形領域内に位置する8画
素についての処理を同時に並行して行う。また、テクス
チャエンジン回路12は、第2の描画を行う際に、三角
形の境界に位置する各画素の相対位置データ(maj,
dir)と距離データLとを用いて、アンチエイリアシ
ングを行う際の色を混合する画素を決定すると共に、当
該混合時の混合比率を算出する。
【0028】図5は、テクスチャエンジン回路12の構
成図である。図5に示すように、テクスチャエンジン回
路12は、縮小率演算回路304、テクスチャデータ読
み出し回路305、テクスチャブレンド回路306、混
合画素決定回路310および混合比率算出回路311を
有する。
【0029】縮小率演算回路304は、第1の描画を行
う際に、DDAデータS11に含まれる8画素分の
(s,t,q)データS11a1 〜S11a8 などを用
いて、テクスチャデータの縮小率lodを算出する。こ
こで、縮小率は、元画像のテクスチャデータを、どの程
度縮小したものであるかを示すものであり、元画像の縮
小率を1/1とした場合には、1/2,1/4,1/
8,...となる。
【0030】テクスチャバッファ20には、例えば、図
6に示すように、lod=0,1,2,3,4のテクス
チャデータ320,321,322,323,324が
記憶されている。なお、テクスチャバッファ20の記憶
領域のアドレス空間は、図6に示すように、U,V座標
系で表現され、複数の縮小率に対応したテクスチャデー
タが記憶されている記憶領域の基準アドレス(開始アド
レス)は、縮小率lodに基づいて算出される。図6に
示す例では、テクスチャデータ320,321,32
2,323の基準アドレスは、(ubase0 ,vba
se0 ),(ubase1 ,vbase1 ),(uba
se2 ,vbase2 ),(ubase3 ,vbase
3 )となる。また、テクスチャバッファ20に記憶され
ているテクスチャデータにおける各画素についてのテク
スチャアドレス(U,V)は、基準アドレス(ubas
e,vbase)と、テクスチャ座標データ(u,v)
とを用いて、例えば「U=ubase+u/2lod 」お
よび「V=vbase+v/2lod 」から生成される。
【0031】〔テクスチャデータ読み出し回路305〕
テクスチャデータ読み出し回路305は、第1の描画を
行う際に、DDAデータS11に含まれる8画素分の
(s,t,q)データS11a1 〜S11a8 と、縮小
率演算回路304からの縮小率lodと、テクスチャサ
イズUSIZEおよびVSIZEとを入力し、8画素の
それぞれに対応した、テクスチャデータS171 〜S1
8 をテクスチャバッファ20から読み出し、これをテ
クスチャブレンド回路306に出力する。
【0032】図7は、テクスチャデータ読み出し回路3
05における第1の描画を行なう際の処理のフローチャ
ートである。ステップS21:テクスチャデータ読み出
し回路305は、8画素分の(s,t,q)データS1
1a1 〜S11a8 のそれぞれについて、sデータをq
データで除算する演算と、tデータをqデータで除算す
る演算とを行い、除算結果「s/q」および「t/q」
を算出する。そして、除算結果「s/q」および「t/
q」に、それぞれテクスチャサイズUSIZEおよびV
SIZEを乗じて、各画素に対応したテクスチャ座標デ
ータ(u1 ,v1 )〜(u8 ,v8 )を算出する。
【0033】ステップS22:テクスチャデータ読み出
し回路305は、例えば、予め用意したアドレステーブ
ルを参照して、縮小率lodに対応する基準アドレス
(ubase,vbase)を得る。そして、テクスチ
ャデータ読み出し回路305は、基準アドレス(uba
se,vbase)と、ステップS21で算出したテク
スチャ座標データ(u1 ,v1 )〜(u8 ,v8 )とを
加算して、テクスチャバッファ20のUV座標系におけ
る物理アドレスであるテクスチャアドレス(U1
1 )〜(U8 ,V8 )を生成する。
【0034】ステップS23:テクスチャデータ読み出
し回路305は、ステップS22で生成したテクスチャ
アドレス(U1 ,V1 )〜(U8 ,V8 )を、図1に示
すメモリI/F回路13を介して、テクスチャバッファ
20に出力し、テクスチャデータである(R,G,B,
tα)データS171 〜S178 を読み出す。なお、S
RAM17には、テクスチャバッファ20に記憶されて
いるテクスチャデータのコピーが記憶されており、テク
スチャエンジン回路12は、実際には、メモリI/F回
路13を介してSRAM17に記憶されているテクスチ
ャデータを読み出す。
【0035】ステップS24:テクスチャデータ読み出
し回路305は、ステップS23で読み出した(R,
G,B,tα)データS171 〜S178 をテクスチャ
ブレンド回路306に出力する。
【0036】〔テクスチャブレンド回路306〕テクス
チャブレンド回路306は、第1の描画を行う際に、D
DAデータS11に含まれる8画素分の(R,G,B,
α)データS11b1 〜S11b8 と、テクスチャデー
タ読み出し回路305が読み出した(R,G,B,t
α)データS171 〜S178 とを、対応する要素同士
で乗算し、(R,G,B,α)データS3061 〜S3
068 を生成する。そして、(R,G,B,α)データ
S3061 〜S3068 が、(R,G,B,α)データ
S12a1 〜S12a8 として、メモリI/F回路13
に出力される。
【0037】なお、テクスチャエンジン回路12は、第
1の描画を行う際に、フルカラー方式の場合には、テク
スチャバッファ20から読み出した(R,G,B,t
α)データを直接用いる。一方、テクスチャエンジン回
路12は、インデックスカラー方式の場合には、予め作
成したカラールックアップテーブル(CLUT)をテク
スチャCLUTバッファ23から読み出して、内蔵する
SRAMに転送および記憶し、このカラールックアップ
テーブルを用いて、テクスチャバッファ20から読み出
したカラーインデックスに対応する(R,G,B)デー
タを得る。
【0038】〔混合画素決定回路310〕混合画素決定
回路310は、入力した三角形の境界に位置する各画素
の画素位置データ(xt ,yt )と、相対位置データ
(maj,dir)とに基づいて混合を行う画素を決定
し、当該決定された画素の位置(座標)を示す混合画素
位置データ(xC,c )と、画素位置データ(xt ,y
t )とをメモリI/F回路13に出力する。
【0039】具体的には、混合画素決定回路310は、
図3(A)に示す場合には、入力した画素P1 の画素位
置データ(x1 ,y1 )と相対位置データ(1,0)と
を用いて、画素P1 と画素P2 とを混合することを決定
し、画素P2 の混合画素位置データ(x2 ,y2 )と、
画素P1 の画素位置データ(x1 ,y1 )とをメモリI
/F回路13に出力する。また、図3(B)に示す場合
には、入力した画素P1 の画素位置データ(x1
1 )と相対位置データ(0,1)とを用いて、画素P
1 と画素P3 とを混合することを決定し、画素P3 の混
合画素位置データ(x3 ,y3 )と、画素P1 の画素位
置データ(x1 ,y1 )とをメモリI/F回路13に出
力する。また、図3(C)に示す場合には、入力した画
素P1 の画素位置データ(x1 ,y1 )と相対位置デー
タ(1,1)とを用いて、画素P1 と画素P4 とを混合
することを決定し、画素P4 の混合画素位置データ(x
4 ,y4 )と、画素P1 の画素位置データ(x1
1 )とをメモリI/F回路13に出力する。また、図
3(D)に示す場合には、入力した画素P1 の画素位置
データ(x1 ,y1 )と相対位置データ(1,0)とを
用いて、画素P1 と画素P5とを混合することを決定
し、画素P5 の混合画素位置データ(x5 ,y5 )と、
画素P1 の画素位置データ(x1 ,y1 )とを、アンチ
エイリアスデータS12bとして、メモリI/F回路1
3に出力する
【0040】〔混合比率算出回路311〕混合比率算出
回路311は、距離データLを入力し、当該距離データ
Lに応じた混合比率COVを算出し、これをメモリI/F
回路13に出力する。ここで、混合比率は、具体的に
は、各画素の2次元形状を正方形や円に近似した場合
に、境界となる辺が当該画素を覆っている割合(占有
率)を算出することで求められる。例えば、図4に示す
ように、各画素を円に近似した場合には、占有率は、斜
線を付した領域350の面積を、斜線を付していない領
域351の面積で除算した値になる。ここで、画素の中
心から、境界の辺までの距離データLを用いると、円形
領域内での領域350の占有率COV1 は、下記式(2)
に示すように距離データLの関数となる。
【0041】
【数2】 COV1 = f(L) …(2)
【0042】従って、0≦L≦1となる関数f(L)の
値を予め求めておきテーブル(表)データとして用意し
ておけば、距離データLを用いてテーブルデータを引く
ことで、占有率COV1 が簡単かつ高速に得られる。ま
た、円形領域内での領域351の占有率COV2 は、占有
率COV1 を用いて下記式(3)で求められる。
【0043】
【数3】 COV2 =1−COV1 …(3)
【0044】混合比率算出回路311は、占有率COV1
を混合比率COVとしてアンチエイリアスデータS12b
に含めて、メモリI/F回路13に出力する。
【0045】メモリI/F回路13 また、メモリI/F回路13は、第1の描画を行う際
に、テクスチャエンジン回路12から入力した(R,
G,B,α)データS12a1 〜S12a8 、すなわち
画素データS12aに対応するzデータと、zバッファ
22に記憶されているzデータとの比較を行い、入力し
た画素データS12aによって描画される画像が、前
回、ディスプレイバッファ21に書き込まれた画像よ
り、手前(視点側)に位置するか否かを判断し、手前に
位置する場合には、画素データS12aに対応するzデ
ータでzバッファ22に記憶されたzデータを更新す
る。また、メモリI/F回路13は、第1の描画を行う
際に、必要に応じて、画素データS12aに含まれる
(R,G,B)データと、既にディスプレイバッファ2
1に記憶されている(R,G,B)データとを、画素デ
ータS12aに対応するαデータが示す混合値で混合す
る、いわゆるαブレンディング処理を行い、混合後の
(R,G,B)データをディスプレイバッファ21に書
き込む(打ち込む)。
【0046】また、メモリI/F回路13は、第2の描
画を行う際に、ディスプレイバッファ21内のアドレス
から、アンチエイリアスデータS12bに含まれる混合
画素位置データ(xC,c )によって特定される画素の
(Rc ,Gc ,Bc )データS13と、画素位置データ
(xt ,yt )によって特定される画素の(Rt
t ,Bt )データS13とを読み出し、これらをアン
チエイリアスデータS12bに含まれる混合比率COV
用いて、下記式(4)〜(6)に応じて混合し、アンチ
エイリアスされた(RA ,GA ,BA )データを生成す
る。
【0047】
【数4】 RA = COV×Rt +(1−COV)×Rc …(4)
【0048】
【数5】 GA = COV×Gt +(1−COV)×GC …(5)
【0049】
【数6】 BA = COV×Bt +(1−COV)×BC …(6)
【0050】メモリI/F回路13は、アンチエイリア
スされた(RA ,GA ,BA )データS13を、DRA
M16のディスプレイバッファ21に書き込む、すなわ
ち、第2の描画を行う。なお、メモリI/F回路13に
よるDRAM16に対してのアクセスは、例えば16画
素について同時に行なわれる。なお、メモリI/F回路
13によるDRAM16に対してのアクセスは、16画
素同時ではなく、例えば、8画素あるいは32画素同時
に行うようにしてもよい。
【0051】CRTコントローラ回路14 CRTコントローラ回路14は、与えられた水平および
垂直同期信号に同期して、図示しないCRTに表示する
アドレスを発生し、ディスプレイバッファ21から表示
データを読み出す要求をメモリI/F回路13に出力す
る。この要求に応じて、メモリI/F回路13は、ディ
スプレイバッファ21から一定の固まりで表示データを
読み出す。CRTコントローラ回路14は、ディスプレ
イバッファ21から読み出した表示データを記憶するF
IFO(First In First Out)回路を内蔵し、一定の時間
間隔で、RAMDAC回路15に、RGBのインデック
ス値を出力する。
【0052】RAMDAC回路15 RAMDAC回路15は、各インデックス値に対応する
R,G,Bデータを記憶しており、CRTコントローラ
回路14から入力したRGBのインデックス値に対応す
るデジタル形式のR,G,Bデータを、D/Aコンバー
タに転送し、アナログ形式のR,G,Bデータを生成す
る。RAMDAC回路15は、この生成されたR,G,
BデータをCRTに出力する。
【0053】以下、3次元コンピュータグラフィックシ
ステム1の動作について説明する。 〔第1の描画動作〕先ず、図2に示す第1の描画(ステ
ップS1)における動作について説明する。ポリゴンレ
ンダリングデータS4が、メインバス6を介してメイン
プロセッサ4からDDAセットアップ回路10に出力さ
れ、DDAセットアップ回路10において、三角形の辺
と水平方向の差分を示す変分データS10が生成され
る。そして、DDAセットアップ回路10からトライア
ングルDDA回路11に変分データS10が出力され
る。
【0054】次に、トライアングルDDA回路11にお
いて、変分データS10に基づいて、三角形内部の各画
素における線形補間された(z,R,G,B,α,s,
t,q,F)が生成される。そして、トライアングルD
DA回路11からテクスチャエンジン回路12に、各画
素の(x,y)データと、当該(x,y)座標における
(z,R,G,B,α,s,t,q,F)データとが、
DDAデータS11として出力される。
【0055】次に、図5に示すテクスチャエンジン回路
12の縮小率演算回路304において、DDAデータS
11に含まれる8画素分の(s,t,q)データS11
1〜S11a8 を用いて、テクスチャデータの縮小率
が算出され、この縮小率lodがテクスチャデータ読み
出し回路305に出力される。
【0056】次に、テクスチャデータ読み出し回路30
5において、図7に示すフローに基づいて、テクスチャ
バッファ20からテクスチャデータS171 〜S178
が読み出され、この読み出されたテクスチャデータS1
1 〜S178 が、テクスチャブレンド回路306に出
力される。次に、テクスチャブレンド回路306におい
て、DDAデータS11に含まれる8画素分の(R,
G,B,α)データS11b1 〜S11b8 と、テクス
チャデータ読み出し回路305が読み出した(R,G,
B,tα)データS171 〜S178 とが、対応する要
素同士で乗算され、(R,G,B,α)データS306
1 〜S3068 が生成される。そして、(R,G,B,
α)データS3061 〜S3068 が、(R,G,B,
α)データS12a1 〜S12a8 、すなわち、画素デ
ータS12aとして、メモリI/F回路13に出力され
る。
【0057】そして、メモリI/F回路13において、
テクスチャエンジン回路12から入力した画素データS
12aに対応するzデータと、zバッファ22に記憶さ
れているzデータとの比較が行なわれ、入力した画素デ
ータS12aによって描画される画像が、前回、ディス
プレイバッファ21に書き込まれた画像より、手前(視
点側)に位置するか否かが判断され、手前に位置する場
合には、画像データS12aに対応するzデータでzバ
ッファ22に記憶されたzデータが更新される。
【0058】次に、メモリI/F回路13において、必
要に応じて、画像データS12aに含まれる(R,G,
B)データと、既にディスプレイバッファ21に記憶さ
れている(R,G,B)データとが、画素データS12
aに対応するαデータが示す混合値で混合され、混合後
の(R,G,B)データがディスプレイバッファ21に
書き込まれる。第1の描画動作では、例えば、図8に示
す三角形500および501を描画する場合に、先ず、
三角形500を描画した後に、三角形501を描画す
る。
【0059】〔第2の描画動作〕次に、図2に示す第2
の描画(ステップS2)の動作について説明する。図9
は、図2に示す第2の描画動作のフローチャートであ
る。 ステップS31:図5に示すテクスチャエンジン回路1
2の混合画素決定回路310において、トライアングル
DDA回路11から入力した三角形の境界に位置する各
画素の画素位置データ(xt ,yt )と、相対位置デー
タ(maj,dir)とに基づいて混合を行う画素が決
定され、当該決定された画素の位置(座標)を示す混合
画素位置データ(xC,c )と画素位置データ(xt
t )とが、アンチエイリアスデータS12bとしてメ
モリI/F回路13に出力される。
【0060】ステップS32:図5に示す混合比率算出
回路311において、入力した距離データLに応じた混
合比率COVが算出され、この混合比率COVが、アンチエ
イリアスデータS12bとしてメモリI/F回路13に
出力される。
【0061】ステップS33:次に、図1に示すメモリ
I/F回路13において、ディスプレイバッファ21内
のアドレスから、混合画素位置データ(xC,c )によ
って特定される画素の(Rc ,Gc ,Bc )データS1
3と、画素位置データ(xt,yt )によって特定される
画素の(Rt ,Gt ,Bt )データS13とが読み出さ
れ、これらがアンチエイリアスデータS12bに含まれ
る混合比率COVを用いて前記式(4)〜(6)に応じて
混合され、アンチエイリアスされた(RA ,GA
A )データが生成される。
【0062】ステップS34:次に、メモリI/F回路
13によって、ステップS33で生成したアンチエイリ
アスされた(RA ,GA ,BA )データS13が、DR
AM16のディスプレイバッファ21に書き込まれる。
具体例としては、例えば、図8に示す場合には、前述し
た第1の描画により三角形500および501の描画が
行われ、第2の描画により三角形500および501の
辺cと交差する画素について図9に示すフローに従って
アンチエイリス処理が行なわれ、当該アンチエイリアス
された(RA ,GA ,BA )データがディスプレイバッ
ファ21に書き戻される。これにより、辺cに沿って背
景502の色に応じたラインが生じることを排除でき
る。
【0063】以上説明したように、3次元コンピュータ
グラフィックシステム1によれば、第1の描画を行なっ
た後に、さらに第2の描画としてアンチエイリアス処理
を行なうことで、単位図形の境界線に背景色に応じたラ
インが生じることを排除でき、単位図形を組み合わせて
形状を描画する場合でも高画質な画像を提供できる。
【0064】本発明は上述した実施形態には限定されな
い。例えば、上述した実施形態では、同時に処理が実行
される画素数を8としたが、この数は任意であり、例え
ば、4であってもよい。但し、同時に処理が実行される
画素数は、2のべき乗であることが望ましいが、6など
であってもよい。
【0065】また、上述した実施形態では、混合比率算
出回路311において、画素の形状を円形に近似し、円
形領域内で境界によって区切られた領域の面積の比率に
応じて混合比率COVを算出したが、例えば、画素の形状
を矩形など、その他の形状に近似してもよい。また、混
合比率COVを、画素の中心から境界線までの距離ではな
く、その他のパラメータを用いてもよい。
【0066】また、上述した図1に示す3次元コンピュ
ータグラフィックシステム1では、SRAM17を用い
る構成を例示したが、SRAM17を設けない構成にし
てもよい。また、図1に示すテクスチャバッファ20お
よびテクスチャCLUTバッファ23を、DRAM16
の外部に設けてもよい。
【0067】さらに、図1に示す3次元コンピュータグ
ラフィックシステム1では、ポリゴンレンダリングデー
タを生成するジオメトリ処理を、メインプロセッサ4で
行なう場合を例示したが、レンダリング回路5で行なう
構成にしてもよい。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のグラフィ
ック演算装置およびその方法によれば、単位図形を組み
合わせて形状を描画する場合でも、単位図形相互間の境
界線に、画質劣化の原因となる背景色が混入することを
効果的に排除できる。その結果、本発明のグラフィック
演算装置およびその方法によれば、高画質な画像を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の実施形態の3次元コンピュー
タグラフィックシステムのシステム構成図である。
【図2】図2は、図1に示す3次元コンピュータグラフ
ィックシステムで行われる描画を説明するためのフロー
チャートである。
【図3】図3は、図1に示すDDAセットアップ回路で
行われる相対位置データ(maj,dir)の生成方法
を説明するための図である。
【図4】図4は、図1に示すDDAセットアップ回路で
行われる距離データLの生成方法を説明するための図で
ある。
【図5】図5は、図1に示すテクスチャエンジン回路の
内部構成図である。
【図6】図6は、図1に示すテクスチャバッファに記憶
され、MIPMAPフィルタリング処理された複数の縮
小率のテクスチャデータを説明するための図である。
【図7】図7は、図5に示すテクスチャデータ読み出し
回路における処理のフローチャートである。
【図8】図8は、図2に示す第2の描画を説明するため
の図である。
【図9】図9は、図2に示す第2の描画の動作のフロー
チャートである。
【図10】図10は、エイリアシングを説明するための
図である。
【図11】図11は、三角形を単位として行なわれる描
画処理を説明するための図である。
【図12】図12は、三角形を単位として描画する場合
の従来の問題点を説明するための図である。
【符号の説明】
1…3次元コンピュータグラフィックシステム、2…メ
インメモリ、3…I/Oインタフェース回路、4…メイ
ンプロセッサ、5…レンダリング回路、10…DDAセ
ットアップ回路、11…トライアングルDDA回路、1
2…テクスチャエンジン回路、13…メモリI/F回
路、14…CRTコントローラ回路、15…RAMDA
C回路、16…DRAM、17…SRAM、20…テク
スチャバッファ、21…ディスプレイバッファ、22…
Zバッファ、23…テクスチャCLUTバッファ、30
4…縮小率演算回路、305…テクスチャデータ読み出
し回路、306…テクスチャブレンド回路、310…混
合画素決定回路、311…混合比率算出回路、lod…
縮小率

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モデルを複数の単位図形の組み合わせで表
    現し、各画素についての描画データを描画データ記憶手
    段に記憶するグラフィック演算装置において、 前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示す交差
    画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線との相
    対的な位置関係を示す相対位置データとに基づいて、前
    記境界線と交差する画素との間で色データの混合を行な
    う画素を決定し、当該混合を行なう画素の位置を示す混
    合画素位置データを生成する混合画素決定手段と、 前記境界線が前記画素に交差する位置に基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定する混合
    比率決定手段と、 前記交差画素位置データおよび前記混合画素位置データ
    に基づいて、前記描画データ記憶手段に記憶されている
    前記境界線と交差する画素および前記混合を行なう画素
    の色データを読み出し、前記境界線と交差する画素の色
    データに、前記混合を行なう画素の色データを前記混合
    比率で混合し、前記境界線と交差する画素について新た
    な色データを生成し、当該色データを前記描画データ記
    憶手段に書き戻す描画手段とを有するグラフィック演算
    装置。
  2. 【請求項2】前記混合画素決定手段は、前記境界線と交
    差する画素の中心から前記境界線までの距離を示す距離
    データに基づいて、前記色データの混合を行なうときの
    混合比率を決定する請求項1に記載のグラフィック演算
    装置。
  3. 【請求項3】前記交差画素位置データおよび前記相対位
    置データを生成する位置データ生成手段をさらに有する
    請求項1に記載のグラフィック演算装置。
  4. 【請求項4】前記距離データを生成する距離データ生成
    手段をさらに有する請求項2に記載のグラフィック演算
    装置。
  5. 【請求項5】前記描画手段は、所定の画像処理を経て生
    成された色データを前記描画データ記憶手段に記憶した
    後に、前記読み出しを行う請求項1に記載のグラフィッ
    ク演算装置。
  6. 【請求項6】前記モデルは、立体モデルである請求項1
    に記載のグラフィック演算装置。
  7. 【請求項7】立体モデルを複数の単位図形の組み合わせ
    で表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単位
    図形と対応付けて描画データを生成するグラフィック演
    算装置において、 相互に異なる縮小率に対応した複数のテクスチャデータ
    を記憶したテクスチャデータ記憶手段と、 前記描画データを記憶する描画データ記憶手段と、 前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,
    z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次座標
    (s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリング
    データを生成するポリゴンレンダリングデータ生成手段
    と、 前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補
    間して、前記単位図形内に位置する画素の画像データを
    生成するデータ補間手段と、 各画素についての前記画像データに含まれる同次座標
    (s,t)および同次項qから縮小率を決定し、前記テ
    クスチャデータ記憶手段に記憶された複数のテクスチャ
    データのうち、前記決定した縮小率に応じたテクスチャ
    データを前記単位図形と対応付けて描画データを生成す
    るテクスチャ処理手段と、 前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示す前記
    交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線と
    の相対的な位置関係を示す相対位置データとに基づい
    て、前記境界線と交差する画素との間で色データの混合
    を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位置を
    示す混合画素位置データを生成する混合画素決定手段
    と、 前記境界線が前記画素に交差する位置に基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定する混合
    比率決定手段と、 前記テクスチャ処理手段で生成された描画データを前記
    描画データ記憶手段に記憶した後に、前記交差画素位置
    データおよび前記混合画素位置データに基づいて、前記
    描画データ記憶手段に記憶されている前記境界線と交差
    する画素および前記混合を行なう画素の色データを読み
    出し、前記境界線と交差する画素の色データに、前記混
    合を行なう画素の色データを前記混合比率で混合し、前
    記境界線と交差する画素について新たな色データを生成
    し、当該色データを前記描画データ記憶手段に書き戻す
    描画手段とを有するグラフィック演算装置。
  8. 【請求項8】前記混合画素決定手段は、前記境界線と交
    差する画素の中心から前記境界線までの距離を示す距離
    データに基づいて、前記色データの混合を行なうときの
    混合比率を決定する請求項7に記載のグラフィック演算
    装置。
  9. 【請求項9】立体モデルを複数の単位図形の組み合わせ
    で表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単位
    図形と対応付けて描画データを生成するグラフィック演
    算装置において、 前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,
    z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次座標
    (s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリング
    データを生成するポリゴンレンダリングデータ生成装置
    と、 前記ポリゴンレンダリングデータを用いてレンダリング
    処理を行なうレンダリング装置と、 前記ポリゴンレンダリングデータ生成装置とレンダリン
    グ装置とを接続するバスとを有し、 前記レンダリング装置は、 相互に異なる縮小率に対応した複数のテクスチャデータ
    を記憶したテクスチャデータ記憶手段と、 前記描画データを記憶する描画データ記憶手段と、 前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,
    z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次座標
    (s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリング
    データを補間して、前記単位図形内に位置する画素の画
    像データを生成するデータ補間手段と、 各画素についての前記画像データに含まれる同次座標
    (s,t)および同次項qから縮小率を決定し、前記テ
    クスチャデータ記憶手段に記憶された複数のテクスチャ
    データのうち、前記決定した縮小率に応じたテクスチャ
    データを前記単位図形と対応付けて描画データを生成す
    るテクスチャ処理手段と、 前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示す前記
    交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線と
    の相対的な位置関係を示す相対位置データとに基づい
    て、前記境界線と交差する画素との間で色データの混合
    を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位置を
    示す混合画素位置データを生成する混合画素決定手段
    と、 前記境界線が前記画素に交差する位置に基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定する混合
    比率決定手段と、 前記テクスチャ処理手段で生成された描画データを前記
    描画データ記憶手段に記憶した後に、前記交差画素位置
    データおよび前記混合画素位置データに基づいて、前記
    描画データ記憶手段に記憶されている前記境界線と交差
    する画素および前記混合を行なう画素の色データを読み
    出し、前記境界線と交差する画素の色データに、前記混
    合を行なう画素の色データを前記混合比率で混合し、前
    記境界線と交差する画素について新たな色データを生成
    し、当該色データを前記描画データ記憶手段に書き戻す
    描画手段とを有するグラフィック演算装置。
  10. 【請求項10】モデルを複数の単位図形の組み合わせで
    表現し、各画素についての描画データを描画データ記憶
    手段に記憶するグラフィック演算方法において、 所定の画像演算処理を行った色データを前記描画データ
    記憶手段に記憶し、 前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示す交差
    画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線との相
    対的な位置関係を示す相対位置データとに基づいて、前
    記境界線と交差する画素との間で色データの混合を行な
    う画素を決定し、当該混合を行なう画素の位置を示す混
    合画素位置データを生成し、 前記境界線が前記画素に交差する位置に基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定し、 前記交差画素位置データおよび前記混合画素位置データ
    に基づいて、前記描画データ記憶手段に記憶されている
    前記境界線と交差する画素および前記混合を行なう画素
    の色データを読み出し、前記境界線と交差する画素の色
    データに、前記混合を行なう画素の色データを前記混合
    比率で混合し、前記境界線と交差する画素について新た
    な色データを生成し、当該色データを前記描画データ記
    憶手段に書き戻すグラフィック演算方法。
  11. 【請求項11】前記境界線と交差する画素の中心から前
    記境界線までの距離を示す距離データに基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定する請求
    項10に記載のグラフィック演算方法。
  12. 【請求項12】前記モデルは、立体モデルである請求項
    10に記載のグラフィック演算方法。
  13. 【請求項13】立体モデルを複数の単位図形の組み合わ
    せで表現し、イメージを示すテクスチャデータを前記単
    位図形と対応付けて描画データを生成するグラフィック
    演算方法において、 前記単位図形の頂点について、3次元座標(x,y,
    z)、R(赤),G(緑),B(青)データ、同次座標
    (s,t)および同次項qを含むポリゴンレンダリング
    データを生成するポリゴンレンダリングデータ生成し、 前記単位図形の頂点のポリゴンレンダリングデータを補
    間して、前記単位図形内に位置する画素の画像データを
    生成し、 各画素についての前記画像データに含まれる同次座標
    (s,t)および同次項qから縮小率を決定し、相互に
    異なる縮小率に対応した複数のテクスチャデータのう
    ち、前記決定した縮小率に応じたテクスチャデータを前
    記単位図形と対応付けて描画データを生成し、 前記描画データを描画データ記憶手段に記憶し、 前記単位図形の境界線と交差する画素の位置を示す前記
    交差画素位置データと、当該画素の中心と前記境界線と
    の相対的な位置関係を示す相対位置データとに基づい
    て、前記境界線と交差する画素との間で色データの混合
    を行なう画素を決定し、当該混合を行なう画素の位置を
    示す混合画素位置データを生成し、 前記境界線が前記画素に交差する位置に基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定し、 前記交差画素位置データおよび前記混合画素位置データ
    に基づいて、前記描画データ記憶手段に記憶されている
    境界線と交差する画素および前記混合を行なう画素の色
    データを読み出し、前記境界線と交差する画素の色デー
    タに、前記混合を行なう画素の色データを前記混合比率
    で混合し、前記境界線と交差する画素について新たな色
    データを生成し、当該色データを前記描画データ記憶手
    段に書き戻すグラフィック演算方法。
  14. 【請求項14】前記境界線と交差する画素の中心から前
    記境界線までの距離を示す距離データに基づいて、前記
    色データの混合を行なうときの混合比率を決定する請求
    項13に記載のグラフィック演算方法。
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