JP2010160633A - 図形描画装置及び図形描画プログラム - Google Patents

図形描画装置及び図形描画プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の2次元図形の繋ぎ目に隙間や偽の色合いが生じる画質の劣化を防止することができるようにする。
【解決手段】複数の地図データの境界部分を描画するピクセルを特定する境界線描画部2と、座標変換部1によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の地図データを描画する複数のピクセルのうち、境界線描画部2により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する地図描画部4とを設ける。
【選択図】図1

Description

この発明は、メッシュ単位に分割された複数の地図データなどをベクター形式のグラフィックス描画によって繋ぎ合わせて表示する図形描画装置及び図形描画プログラムに関するものである。
例えば、ベクター形式で定義された2次元図形のオブジェクト(例えば、地図データに含まれている道路、区画、文字など)は、ベジエ曲線やスプライン曲線などの数式で与えられるため、ビットマップ画像のように拡大縮小を施しても、ジャギーが発生することなく、高品質な図形描画を行うことができる特徴を有している。
TrueTypeのアウトラインフォントや、W3CによるSVG(Scalable Vector Graphics)などは、このベクターグラフィックス処理の一形態である。
また、ベクターグラフィックスのローレベルAPI(Application Programming Interface)として、OpenVGの仕様が策定されており、OpenVGに対応するグラフィックスライブラリやハードウェアが開発されている。
ベクターグラフィックスでは、輪郭部のジャギーを滑らかに表示するために、アンチエイリアス描画が必要である。
アンチエイリアス描画の手法として、ピクセルを更に小さなサブピクセルに分割して、面積の占有率によってピクセルの輝度値を算出するスーパーサンプリング手法がある(例えば、特許文献1を参照)。
スーパーサンプリング手法は、例えば、1ピクセルを4×4の16個のサブピクセルに分割して、それぞれの仮想的な16個のサブピクセルに対して描画処理を実施し、最終的に、16個のサブピクセルの平均値(占有率)を当該ピクセルの最終値に決定する手法である。
アンチエイリアス描画の他の手法として、ピクセルの中心からの距離によって輝度値を算出する手法がある(例えば、特許文献2を参照)。
画像のスムージング処理を行う手法としては、画像からエッジ部を求めて、エッジの最少方向に対して特別なスムージング処理を行う画像処理の手法がある(例えば、特許文献3を参照)。
ただし、アンチエイリアス描画の手法として、上記のスーパーサンプリング手法などを用いる場合、2次元オブジェクトが隣接していると、それらの2次元オブジェクトを繋ぎ合わせるピクセルの部分に隙間や偽の色合いが生じてしまって、画質が劣化してしまうことがある。
例えば、図12は、青色の背景上に、赤色の2次元オブジェクトと、緑色の2次元オブジェクトを繋ぎ合わせて描画する状態を示しているが、赤色を60%の占有率で描画してから、緑色を40%の占有率で描画を行うと、繋ぎ目ピクセルには、背景の青色の成分が24%発生してしまう状況が生じる。
青色は、本来描画されないはずの色成分であり、結果として、偽の色が発生してしまうことになる。
国際公開第03/096275号 A2 特開平6−274641号公報 特開2001−169089号公報
従来の図形描画装置は以上のように構成されているので、アンチエイリアス描画の手法として、スーパーサンプリング手法などを用いる場合、2次元オブジェクトが隣接していると、それらの2次元オブジェクトを繋ぎ合わせるピクセルの部分に隙間や偽の色合いが生じてしまって、画質が劣化してしまうことがあるなどの課題があった。
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、複数の2次元図形の繋ぎ目に隙間や偽の色合いが生じる画質の劣化を防止することができる図形描画装置及び図形描画プログラムを得ることを目的とする。
この発明に係る図形描画装置は、複数の2次元図形間の境界部分を描画するピクセルを特定する境界ピクセル特定手段と、座標変換手段によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の2次元図形を描画する複数のピクセルのうち、境界ピクセル特定手段により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する2次元図形描画手段とを設けるようにしたものである。
この発明によれば、複数の2次元図形間の境界部分を描画するピクセルを特定する境界ピクセル特定手段と、座標変換手段によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の2次元図形を描画する複数のピクセルのうち、境界ピクセル特定手段により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する2次元図形描画手段とを設けるように構成したので、複数の2次元図形の繋ぎ目に隙間や偽の色合いが生じる画質の劣化を防止することができる効果がある。
この発明の実施の形態1による図形描画装置を示す構成図である。 この発明の実施の形態1による図形描画装置の地図描画部4の内部を示す構成図である。 境界線バッファ3の記録内容の一例を示す説明図である。 地図描画部4の処理内容を示す説明図である。 エッジ情報や内外判定の判定値等を示す説明図である。 エッジ情報や内外判定の判定値等を示す説明図である。 実際の地図データを描画したときの表示例を示す説明図である。 8−Queenの配置を用いる離散的なサンプリングポイントを示す説明図である。 この発明の実施の形態2による図形描画装置を示す構成図である。 TOP−LEFTルール判定部6の判定処理を示す説明図である。 この発明の実施の形態3による図形描画装置を示す構成図である。 青色の背景上に、赤色の2次元オブジェクトと、緑色の2次元オブジェクトを繋ぎ合わせて描画する状態を示す説明図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による図形描画装置を示す構成図である。
図1において、座標変換部1はメッシュ単位(網の目状)に分割された複数の地図データ(2次元図形)に含まれているオブジェクト(例えば、道路、区画、文字など)の頂点座標や制御点座標をマトリクス変換することで、地図上のオブジェクトの拡大、縮小、回転、平行移動などを行う。なお、座標変換部1は座標変換手段を構成している。
境界線描画部2は座標変換部1によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の地図データのメッシュ枠MFを直線で描画する処理を実施する。即ち、複数の地図データ間の境界部分を描画するピクセルを特定し、そのピクセルが位置する座標(以下、「メッシュ枠MFの位置座標」と称する)を示す座標情報を境界線バッファ3に記録する処理を実施する。
境界線バッファ3はメッシュ枠MFの位置座標を示す座標情報を格納するメモリである。
なお、境界線描画部2及び境界線バッファ3から境界ピクセル特定手段が構成されている。
地図描画部4は座標変換部1により座標がマトリクス変換されたオブジェクトを構成する曲線を複数の微小線分に分割し、その曲線の塗りつぶし処理を行うことで、オブジェクトの描画を行うが、その際、座標変換部1によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の地図データを描画する複数のピクセルのうち、境界線描画部2により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する。
フレームバッファ5は地図描画部4により描画された画像Gを格納するメモリである。
なお、地図描画部4及びフレームバッファ5から2次元図形描画手段が構成されている。
図1の例では、図形描画装置の構成要素である座標変換部1、境界線描画部2及び地図描画部4のそれぞれが専用のハードウェア(例えば、CPUを実装している半導体集積回路)で構成されているものを想定しているが、図形描画装置がコンピュータで構成される場合には、座標変換部1、境界線描画部2及び地図描画部4の処理内容が記述されている図形描画プログラムをコンピュータのメモリに記憶し、当該コンピュータのCPUが当該メモリに記憶されている図形描画プログラムを実行するようにしてもよい。
図2はこの発明の実施の形態1による図形描画装置の地図描画部4の内部を示す構成図である。
図2において、パラメータ設定部11はアンチエイリアス設定パラメータの設定を受け付けて、そのアンチエイリアス設定パラメータを出力する処理を実施する。あるいは、予め設定されているアンチエイリアス設定パラメータを出力する処理を実施する。
ここで、アンチエイリアス設定パラメータは、アンチエイリアス強度を指定するパラメータであり、外部カットオフ値と内部カットオフ値で示されるものである。
カットオフ値を大きくすれば、オブジェクトの輪郭部のボケを大きくすることができる一方、カットオフ値を小さくすれば、その輪郭部のボケを小さくすることができる。カットオフ値を0にすれば、アンチエイリアス無と同等になり、ジャギー付の輪郭にすることができる。
また、外部カットオフ値を内部カットオフ値より大きくすれば、オブジェクトの全体を太らせる効果が現れ、外部カットオフ値を内部カットオフ値より小さくすれば、オブジェクトの全体を細らせる効果が現れる。
距離ラスタライズ処理部12は座標変換部1により座標がマトリクス変換された曲線を複数の微小線分に分割し、パラメータ設定部11から出力されたアンチエイリアス設定パラメータにしたがって、その微小線分を直線セルとコーナーセルの組み合わせでラスタライズ処理することで、画像Gを表示するディスプレイ(図示せず)の各ピクセルに対応する距離値Dを算出する処理を実施する。
距離バッファ13は距離ラスタライズ処理部12により算出された距離値Dを格納するメモリである。
エッジラスタライズ処理部14は距離ラスタライズ処理部12により分割された微小線分のエッジをラスタライズ処理し、ラスタライズ処理後のエッジに係るエッジ情報(+1/−1)をエッジバッファ15に出力する処理を実施する。
エッジバッファ15はエッジラスタライズ処理部14から出力されたエッジ情報(+1/−1)を格納するメモリである。
マッピング部16はエッジバッファ15に格納されているエッジ情報に基づいて内外判定を実施して塗りつぶし処理を行う領域を判別し、距離バッファ13に格納されている距離値Dをアンチエイリアスの強度Iにマッピングする処理を実施する。ただし、境界線バッファ3に格納されている座標情報からメッシュ枠MFの位置座標を認識し、その距離値Dに係るピクセルがメッシュ枠MF上のピクセルであれば、アンチエイリアスを適用しないで、その距離値Dに係るピクセルを描画する。
次に動作について説明する。
座標変換部1は、メッシュ単位に分割された複数の地図データを入力すると、その地図データに含まれているオブジェクト(例えば、道路、区画、文字など)の頂点座標や制御点座標をマトリクス変換することで、地図上のオブジェクトの拡大、縮小、回転、平行移動などを行う。
境界線描画部2は、座標変換部1によりマトリクス変換された複数の地図データを受けると、図1に示すように、複数の地図データのメッシュ枠MFを直線で描画する処理を実施する。
即ち、境界線描画部2は、複数の地図データ間の境界部分を描画するピクセルを特定し、そのピクセルが位置する座標であるメッシュ枠MFの位置座標を示す座標情報を境界線バッファ3に記録する。
ここで、図3は境界線バッファ3の記録内容の一例を示す説明図である。
境界線バッファ3は、画像Gを表示するディスプレイのピクセルに対応する1ビットの情報を格納するメモリであり、境界線(境界部分)に位置するピクセルに対応するビットには“1”が記録され、境界線以外に位置するピクセルに対応するビットには“0”が記録される。
地図描画部4は、座標変換部1によりマトリクス変換された複数の地図データを受けると、その地図データに含まれているオブジェクトを構成する曲線を複数の微小線分に分割し、その曲線の塗りつぶし処理を行うことで、そのオブジェクトの描画を行う。
ただし、地図描画部4は、オブジェクトの描画を行う際、複数の地図データを描画する複数のピクセルのうち、境界線描画部2により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについては、アンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについては、アンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する。
即ち、地図描画部4は、境界バッファ3からフレームバッファ5のXYアドレス(Xアドレス、Yアドレス)に対応するピクセルの情報(“1”又は“0”の情報)を読み出し、そのピクセルの情報が“0”であれば、アンチエイリアスを適用して描画を行う。
一方、そのピクセルの情報が“1”である場合、ピクセルの占有率が50%以上であれば、アンチエイリアスを適用せずに描画を行い、占有率が50%未満であれば、描画をキャンセルする。
以下、地図描画部4の処理内容を具体的に説明する。
地図描画部4のパラメータ設定部11は、ユーザからアンチエイリアス設定パラメータの設定を受け付けて、そのアンチエイリアス設定パラメータを距離ラスタライズ処理部12に出力する。
あるいは、予め設定されているアンチエイリアス設定パラメータを距離ラスタライズ処理部12に出力する。
距離ラスタライズ処理部12は、座標変換部1によりマトリクス変換された複数の地図データを受けると、その地図データに含まれているオブジェクトを構成する曲線を複数の微小線分に分割する。
そして、距離ラスタライズ処理部12は、パラメータ設定部11から出力されたアンチエイリアス設定パラメータにしたがって、その微小線分を直線セルとコーナーセルの組み合わせでラスタライズ処理することで、ディスプレイの各ピクセルに対応する距離値Dを算出し、その距離値Dを距離バッファ13に記録する。
各ピクセルに対応する距離値Dは、“−1”から“+1”までの範囲の値であり、輪郭線上の値は“0”の値で表現され、負の数は、そのピクセルがオブジェクトの外部にあることを示している。
ここで、図4は地図描画部4の処理内容を示す説明図である。
図4(a)では、微小線分が直線セルとコーナーセルの組み合わせでラスタライズ処理される様子を示しており、直線セルは、外部カットオフ側の長方形ABEFと内部カットオフ側の長方形BCDEから構成されている。
このとき、両長方形の幅は、外部カットオフ値と内部カットオフ値を比較して、大きい方が選択されている。
微小線分は真の輪郭線でもあるので、微小線分上の点は、距離値が“0”として表現される。
現段階では、未だオブジェクトの内外判定を行っていないで、図4(a)では、カットオフ側頂点の距離値を一律に“−1”にしている。
したがって、長方形ABEFの各頂点の距離値は−1,0,0,−1となり、長方形BCDEの各頂点の距離値は0,−1,−1,0と定義される。
距離ラスタライズ処理部12は、上記のようにして、長方形ABDEと長方形BCDEを決定すると、ラスタライズ処理によってピクセル単位に距離値Dを生成する。
ラスタライズ処理では、予め、X方向及びY方向について距離値の増分値を求め、図4(b)に示すように、スキャンライン方向へ線形補間処理することで、高速に距離値Dを算出することができる。
一方、コーナーセルは、外部カットオフ値又は内部カットオフ値を半径とする真円で構成される。
円の中心点における距離値は“0”、円周上の距離値は“−1”として表現される。
ピクセルから中心点までの距離は(x2+y21/2を計算することで求めることができるが、ルックアップテーブルを用いた近似計算を行うことで、高速に算出することができる。
直線セルとコーナーセルは、お互い重なり合いながら、距離バッファ13にピクセル単位でラスタライズされる。
そこで、距離ラスタライズ処理部12は、距離値を距離バッファ13に書き込む際、ソースとデスティネーション間で距離値の大小比較を実施し、大きな方(0に近い方)の距離値を距離バッファ13に書き込むようにする。
このように微小線分を直線セルとコーナーセルの組み合わせでラスタライズ処理することで、アンリエイリアス処理に必要な正確な距離情報を微小線分同士の連結部においても隙間なく高速に生成することができる。
エッジラスタライズ処理部14は、距離ラスタライズ処理部12が微小線分を分割すると、その微小線分のエッジをラスタライズ処理し、ラスタライズ処理後のエッジに係るエッジ情報(+1/−1)をエッジバッファ15に記録する。
即ち、エッジラスタライズ処理部14は、DDA(Digital Differential Analyzer:デジタル微分解析器)を用いて、微小線分の始点座標と終点座標から描画対象の座標を算出する。
そして、エッジラスタライズ処理部14は、図5及び図6に示すように、エッジが上向きであれば、エッジバッファ15に格納するエッジ情報に“+1”を加算し、エッジが下向きであれば、エッジ情報から“−1”を減算する。
なお、同一座標におけるエッジの重なりが、例えば128回までと定義されている場合には、エッジバッファ15の深さ方向のビット幅として、8bit(27=128+符号ビット)が必要である。
マッピング部16は、エッジラスタライズ処理部14が微小線分のエッジをラスタライズ処理すると、エッジバッファ15からエッジ情報を1ピクセルずつ読み出し、そのエッジ情報に基づいて内外判定を実施して塗りつぶし処理を行う領域を判別する。
図5の例では、エッジが対象スキャンラインと2点(点P、点Q)で交わっており、エッジ情報が“0”→“+1”→“0”→“−1”→“0”と変化するので、点Pより左側の領域の内外判定の判定値が“0”、点Pと点Qの間の領域の内外判定の判定値が“1”、点Qより右側の領域の内外判定の判定値が“0”となる。
したがって、図4(c)に示すように、点Pより左側の領域と点Qより右側の領域は、オブジェクトの外側の領域であると判定して(Non−Zeroルール、Even−Oddルールを適用)、塗りつぶし処理を行わない領域であると判別する。
また、点Pと点Qの間の領域は、オブジェクトの内側の領域であると判定して(Non−Zeroルール、Even−Oddルールを適用)、塗りつぶし処理を行う領域であると判別する。
ここで、Non−Zeroルールは、内外判定の判定値が“0”であれば、当該領域の塗りつぶし処理を行わないが、内外判定の判定値が“1”であれば、当該領域の塗りつぶし処理を行うとするルールである。
また、Even−Oddルールは、内外判定の判定値が偶数であれば、当該領域の塗りつぶし処理を行わないが、内外判定の判定値が奇数であれば、当該領域の塗りつぶし処理を行うとするルールである。
マッピング部16は、上記のようにして、塗りつぶし処理を行う領域を判別すると、図4(d)に示すように、距離バッファ13に格納されている距離値Dをアンチエイリアスの強度Iにマッピングする。
即ち、輪郭部のジャギーが滑らかになるように、微小線分の周辺に位置するピクセルの輝度値をガンマ補正する。
これにより、地図描画部4によって、複数の地図データに含まれているオブジェクトがアンチエイリアス描画されるが、複数の地図データの繋ぎ目に隙間や偽の色合いが生じる画質の劣化を防止するため、複数の地図データの繋ぎ目であるメッシュ枠MF上のピクセルについては、アンチエイリアス描画が適用されないようにする。
即ち、地図描画部4のマッピング部16は、画像Gをフレームバッファ5に描画する際、境界バッファ3から、フレームバッファ5のXYアドレスに対応するピクセルの情報(“1”又は“0”の情報)の読み出しを行う。
このとき、マッピング部16は、そのピクセルの情報が“0”であれば、そのピクセルはメッシュ枠MF上のピクセルではないと判定し、そのピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施する。
一方、そのピクセルの情報が“1”であれば、そのピクセルはメッシュ枠MF上のピクセルであると判定する。
そのピクセルについては、ピクセルの占有率が50%以上であれば、アンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する。占有率が50%未満であれば、描画をキャンセルする。
これにより、メッシュ枠MF上のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施さず、占有率が大きい方のピクセルのカラー値を用いて描画することができるので、境界部分に生じる画像の乱れを未然に防ぐことができる。
ここで、図7は実際の地図データを描画したときの表示例である。
図7(a)はメッシュ構造の地図データである。
図7(b)は従来の手法で地図を回転させて表示した画像であり、メッシュの境目にスジの線が現れている。
これに対して、図7(c)は実施の形態1の方式で、地図を回転させて表示した画像であり、メッシュの境目にスジの線が現れていない。
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、複数の地図データの境界部分を描画するピクセルを特定する境界線描画部2と、座標変換部1によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の地図データを描画する複数のピクセルのうち、境界線描画部2により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、その境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する地図描画部4とを設けるように構成したので、複数の地図データの繋ぎ目に隙間や偽の色合いが生じる画質の劣化を防止することができる効果を奏する。
なお、この実施の形態1では、マッピング部16が距離バッファ13に格納されている距離値Dをアンチエイリアスの強度Iにマッピングするものについて示したが、距離バッファ13に格納されている距離値Dを用いずに、図8に示すように、一つのピクセルを8−Queenの配置を用いる離散的なサンプリングポイント(8個)によって、カバレッジを算出してアンチエイリアスの強度を算出するようにしてもよい。
この場合、直線セルとコーナーセルに分けて距離値を描画する必要がないが、8サンプル分のエッジバッファ15を保持する必要がある。
実施の形態2.
図9はこの発明の実施の形態2による図形描画装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
TOP−LEFTルール判定部6は複数の地図データ間の境界部分がピクセルの中心を通る場合、地図データのTop端(上端)又はLeft端(左端)に位置するピクセルは当該地図データに含まれ、地図データのRight端(右端)又はBottom端(下端)に位置するピクセルは当該地図データに含まれないと判定する処理を実施する。
なお、地図描画部4、フレームバッファ5及びTOP−LEFTルール判定部6から2次元図形描画手段が構成されている。
図10に示すように、複数の地図データ間の境界部分がピクセルの中心を通る場合がある。
この場合、当該ピクセルが、どちら側の地図データに含まれているか判別が困難であり、地図描画部4が境界部分を二重に描画してしまう可能性がある。
そこで、この実施の形態2では、TOP−LEFTルール判定部6が、当該ピクセルが、どちら側の地図データに含まれているかを判別して、その判別結果を地図描画部4に通知するようにしている。
即ち、TOP−LEFTルール判定部6は、複数の地図データ間の境界部分がピクセルの中心を通る場合、地図データのTop端又はLeft端に位置するピクセルは当該地図データに含まれていると判定する。
一方、地図データのRight端又はBottom端に位置するピクセルは当該地図データに含まれないと判定する。
図10の例(図10の右側の地図データに着目)では、Top端に位置する“T”のピクセルと、Left端に位置する“L”のピクセルは、当該地図データに含まれていると判定する。
また、Right端に位置する“R”のピクセルと、Bottom端に位置する“B”のピクセルは、当該地図データに含まれないと判定する。
以上で明らかなように、この実施の形態2によれば、複数の地図データ間の境界部分がピクセルの中心を通る場合、TOP−LEFTルール判定部6が地図データのTop端又はLeft端に位置するピクセルは当該地図データに含まれ、地図データのRight端又はBottom端に位置するピクセルは当該地図データに含まれないと判定するように構成したので、複数の地図データ間の境界部分がピクセルの中心を通る場合でも、地図描画部4が境界部分の二重描画を回避することができる効果を奏する。
実施の形態3.
図11はこの発明の実施の形態3による図形描画装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一又は相当部分を示すので説明を省略する。
階調補正部7は地図描画部4によってアンチエイリアス処理が施される描画処理が実施されるとき、境界部分を描画するピクセルに隣接しているピクセルの階調補正を行う。
なお、地図描画部4、フレームバッファ5及び階調補正部7から2次元図形描画手段が構成されている。
上記実施の形態1,2では、地図描画部4が境界線バッファ3に格納されているピクセルの情報(“1”又は“0”の情報)を参照して、アンチエイリアス処理の適用/非適用を決定するものについて示したが、アンチエイリアス処理が適用されるピクセルとアンチエイリアス処理が適用されないピクセルが隣接している場合、視覚的にスムーズさに欠ける画像Gに見える場合がある。
そこで、階調補正部7は、境界部分を描画するピクセルに隣接しているピクセルについては、例えば、フィルタ処理を実施して階調補正を行うことにより、アンチエイリアス処理のかかり具合を滑らかにする。
これにより、アンチエイリアス処理の適用/非適用によってジャギーとして表現されることなく、スムーズな画像として表示することができる効果を奏する。
1 座標変換部(座標変換手段)、2 境界線描画部(境界ピクセル特定手段)、3 境界線バッファ(境界ピクセル特定手段)、4 地図描画部(2次元図形描画手段)
5 フレームバッファ(2次元図形描画手段)、6 TOP−LEFTルール判定部(2次元図形描画手段)、7 階調補正部(2次元図形描画手段)、11 パラメータ設定部、12 距離ラスタライズ処理部、13 距離バッファ、14 エッジラスタライズ処理部、15 エッジバッファ、16 マッピング部。

Claims (4)

  1. 網の目状に分割された複数の2次元図形に含まれているオブジェクトの座標をマトリクス変換する座標変換手段と、上記複数の2次元図形間の境界部分を描画するピクセルを特定する境界ピクセル特定手段と、上記座標変換手段によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の2次元図形を描画する複数のピクセルのうち、上記境界ピクセル特定手段により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、上記境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する2次元図形描画手段とを備えた図形描画装置。
  2. 2次元図形描画手段は、複数の2次元図形間の境界部分がピクセルの中心を通る場合、2次元図形の上端又は左端に位置するピクセルは当該2次元図形に含まれ、2次元図形の右端又は下端に位置するピクセルは当該2次元図形に含まれないと判定することを特徴とする請求項1記載の図形描画装置。
  3. 2次元図形描画手段は、アンチエイリアス処理が施される描画処理を実施する際、境界部分を描画するピクセルに隣接しているピクセルの階調補正を行うことを特徴とする請求項1記載の図形描画装置。
  4. 網の目状に分割された複数の2次元図形に含まれているオブジェクトの座標をマトリクス変換する座標変換処理手順と、上記複数の2次元図形間の境界部分を描画するピクセルを特定する境界ピクセル特定処理手順と、上記座標変換処理手順によりオブジェクトの座標がマトリクス変換された複数の2次元図形を描画する複数のピクセルのうち、上記境界ピクセル特定処理手順により特定された境界部分を描画するピクセル以外のピクセルについてはアンチエイリアス処理が施される描画処理を実施し、上記境界部分を描画するピクセルについてはアンチエイリアス処理が施されない描画処理を実施する2次元図形描画処理手順とをコンピュータに実行させるための図形描画プログラム。
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