JPH11339069A - 画像合成装置および画像合成方法 - Google Patents

画像合成装置および画像合成方法

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JPH11339069A
JPH11339069A JP14526898A JP14526898A JPH11339069A JP H11339069 A JPH11339069 A JP H11339069A JP 14526898 A JP14526898 A JP 14526898A JP 14526898 A JP14526898 A JP 14526898A JP H11339069 A JPH11339069 A JP H11339069A
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image
bank
dimensional
unit
synthesizing
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JP14526898A
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English (en)
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Hitoshi Ebihara
均 蛯原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小規模なシステムで、ある画像に、3次元画
像を合成する。 【解決手段】 画像Aに3次元画像Bを合成し、合成画
像Cを生成する場合において、ビデオキャプチャ回路1
が出力する画像Aが、1画面ごとに、Aバンク4A,B
バンク4B,Cバンク4Cに巡回的に記憶される。同時
に、3次元描画装置2において、Aバンク4A,Bバン
ク4B,Cバンク4Cのうち、前回、画像Aが記憶され
たものに対して、3次元画像Bが、その記憶内容をクリ
アせずに描画され、これにより、画像Aに3次元画像B
を合成した合成画像Cが生成されるととともに、Aバン
ク4A,Bバンク4B,Cバンク4Cのうち、前回、3
次元画像Bが描画され、これにより、画像Aに3次元画
像を合成した合成画像Cを記憶しているものから、その
合成画像Cが読み出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像合成装置およ
び画像合成方法に関し、特に、例えば、自然画その他の
画像に、3次元画像を合成する場合に用いて好適な画像
合成装置および画像合成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば、自然画である画像A
に、3次元画像である画像Bを合成し、合成画像Cを出
力する、従来の画像合成システム(システムとは、複数
の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同
一筐体中にあるか否かは問わない)の一例の構成を示し
ている。
【0003】この画像合成システムにおいては、画素ご
との合成の比率を制御する、0以上1以下の範囲の値を
とるキー信号Kが生成され、そのキー信号Kにしたがっ
て、画像Aに画像Bが合成されるようになされている。
【0004】即ち、画像Aおよびその画像Aに合成する
3次元画像である画像Bは、合成装置31に供給される
ようになされており、さらに、画像Bは、クロマキー回
路32にも供給されるようになされている。クロマキー
回路32では、いわゆるクロマキー処理が施され、これ
により、3次元画像に表示された3次元物体をぬくため
のキー信号Kが生成される。このキー信号Kは、合成装
置31に供給され、合成装置31では、キー信号Kにし
たがい、画像Aに画像Bが合成され、その結果得られる
合成画像Cが出力される。
【0005】即ち、3次元画像である画像Bは、画像A
に合成する3次元物体を前景として、その背景が所定の
単一色で塗りつぶさされたものとなっており、クロマキ
ー回路32では、画像Bを構成する各画素において、そ
こに表示された3次元物体が占める割合を、例えば、0
乃至1の範囲で表した、前景と背景とを識別するための
キー信号Kが生成される。従って、この場合、3次元物
体の内部を構成する画素については1に、3次元物体の
外部を構成する画素については0に、それぞれなるよう
なキー信号Kが生成される。
【0006】そして、例えば、いま、画面の左からx番
目で、上からy番目の画素をp(x,y)と表し、画像
A,B,Cの、画素p(x,y)における画素値を、そ
れぞれa(x,y),b(x,y),c(x,y)と表
す。また、キー信号Kの、画素p(x,y)における値
を、k(x,y)と表す。この場合、合成装置31で
は、画像Cの画素値c(x,y)が、例えば、次式にし
たがって求められる。
【0007】 c(x,y)=k(x,y)b(x,y)+(1−k(x,y))a(x,y) ・・・(1)
【0008】図11のキー信号Kにおいて、白抜きの部
分の値k(x,y)は1に、黒塗りの部分の値k(x,
y)は0に、それぞれ対応しており、これにより、合成
画像Cは、キー信号Kにおける白抜きの部分に、画像B
が、キー信号Kにおける黒塗りの部分に、画像Aが、そ
れぞれ現れたものとなっている。
【0009】ところで、クロマキー回路32が出力する
キー信号Kは、一般に、0か、または1のいずれかの値
をとるため、合成画像Cの、3次元物体の境界に相当す
る部分では、いわゆるジャギー(斜め方向のエッジに、
階段状のギザギザが発生すること)が発生し、これによ
り、合成画像Cが不自然な画像になることがある。そこ
で、このジャギーを低減するアンチエイリアシングを行
うための、例えば、図12に示すようなフィルタ回路3
3が必要となる。
【0010】即ち、フィルタ回路33には、クロマキー
回路32が出力するキー信号Kが供給されるようになさ
れている。フィルタ回路33では、クロマキー回路32
からのキー信号Kがフィルタリングされ、これにより、
そのキー信号Kのうち、3次元物体の境界部分を構成す
る画素については、0より大きく1より小さい中間値に
され、その結果、フィルタ回路33からは、アンチエイ
リアシングの施されたキー信号Kが出力される。
【0011】そして、合成装置31では、フィルタ回路
33が出力する、アンチエイリアシングの施されたキー
信号Kを用い、式(1)にしたがって、画像Aに、画像
Bが合成される。これにより、合成装置31からは、ジ
ャギーの低減された合成画像Cが出力される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
画像合成システムでは、合成装置31の他に、キー信号
Kを生成するためのクロマキー回路32が必要となり、
また、ジャギーを低減するためには、フィルタ回路33
が必要となる。さらに、図11および図12には図示し
ていないが、画像Aに合成する3次元画像Bを生成する
3次元描画装置も必要となる。従って、従来の画像合成
システムは、大規模なシステムとなる課題があった。
【0013】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、小規模なシステムで、所定の画像に、3
次元画像を合成することができるようにするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像合
成装置は、第1の画像を記憶する画像記憶手段と、3次
元画像を構成する1以上の単位図形を、その単位図形の
頂点およびその頂点における画素値に基づいて、画像記
憶手段に描画することにより、第1の画像に、第2の画
像を合成する描画手段とを備えることを特徴とする。
【0015】請求項7に記載の画像合成方法は、画像を
記憶する画像記憶手段に、第1の画像を記憶させ、3次
元画像を構成する1以上の単位図形を、その単位図形の
頂点およびその頂点における画素値に基づいて、画像記
憶手段に描画することにより、第1の画像に、第2の画
像を合成することを特徴とする。
【0016】請求項1に記載の画像合成装置において
は、画像記憶手段は、第1の画像を記憶し、描画手段
は、3次元画像を構成する1以上の単位図形を、その単
位図形の頂点およびその頂点における画素値に基づい
て、画像記憶手段に描画することにより、第1の画像
に、第2の画像を合成するようになされている。
【0017】請求項7に記載の画像合成方法において
は、画像を記憶する画像記憶手段に、第1の画像を記憶
させ、3次元画像を構成する1以上の単位図形を、その
単位図形の頂点およびその頂点における画素値に基づい
て、画像記憶手段に描画することにより、第1の画像
に、第2の画像を合成するようになされている。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した画像合
成システムの一実施の形態の構成例を示している。この
画像合成システムにおいては、自然画などの画像A(第
1の画像)に、3次元画像B(第2の画像)が合成さ
れ、合成画像Cが出力されるようになされている。
【0019】即ち、合成の対象となる画像Aは、例え
ば、動画像であり、ビデオキャプチャ回路1に供給され
るようになされている。ビデオキャプチャ回路1は、画
像Aに対して、A/D変換などの所定の処理を施し、例
えば、1フレーム単位で、その端子Vinから出力する。
ビデオキャプチャ回路1が出力する画像Aは、スイッチ
3A乃至3Cに供給されるようになされている。
【0020】3次元描画装置2(描画手段)は、3次元
画像を描画する専用のデバイス(例えば、LSI(Larg
e Scale Integration))で、メモリ装置4への3次元
画像の描画に関して、高度な機能を備えている。3次元
描画装置2は、その内蔵するメモリ(プログラムメモ
リ)(図示せず)に記憶された3次元画像を描画(レン
ダリング)するためのプログラムを実行することで、図
示せぬコンピュータなどから供給される描画コマンドに
対応した3次元画像、即ち、ここでは、画像Aに合成す
る画像Bを構成する1以上のポリゴン(単位図形)を、
スイッチ3A乃至3Cのうちのいずれかを介して、メモ
リ装置4に書き込む(描画する)ようになされている。
即ち、3次元描画装置2の端子Dinは、スイッチ3A乃
至3Cに接続されており、3次元描画装置2は、この端
子Dinおよびスイッチ3A乃至3Cのうちのいずれかを
介して、メモリ装置4にアクセスし、そこに、3次元画
像を描画するようになされている。
【0021】スイッチ3A乃至3Cは、例えば、2対1
のバススイッチで、制御回路6の制御にしたがい、ビデ
オキャプチャ回路1の端子Vinとメモリ装置4とを接続
するとともに、3次元描画装置2の端子Dinとメモリ装
置4とを接続するようになされている。即ち、スイッチ
3A乃至3Cは、メモリ装置4を構成する3つのメモリ
バンクであるAバンク4A,Bバンク4B,Cバンク4
Cの端子Ain,Bin,Cinとそれぞれ接続されている。
そして、スイッチ3Aは、ビデオキャプチャ回路1の端
子Vin、または3次元描画装置2の端子Dinのうちのい
ずれか一方と、Aバンク4Aの端子Ainとを電気的に接
続するようになされている。同様に、スイッチ3Bは、
ビデオキャプチャ回路1の端子Vin、または3次元描画
装置2の端子Dinのうちのいずれか一方と、Bバンク4
Bの端子Binとを、スイッチ3Cは、ビデオキャプチャ
回路1の端子Vin、または3次元描画装置2の端子Din
のうちのいずれか一方と、Cバンク4Cの端子Cin
を、それぞれ電気的に接続するようになされている。な
お、スイッチ3A乃至3Cは、バススイッチであるか
ら、ビデオキャプチャ回路1または3次元描画装置2
と、メモリ装置4とを、それらの間で双方向のデータの
やりとりが可能なように接続するようになされている。
【0022】メモリ装置4(画像記憶手段)は、上述し
た3つのAバンク4A,Bバンク4B,Cバンク4C
(第1乃至第3の記憶手段)と、Zバッファ4Zとで構
成されている。Aバンク4A,Bバンク4B,Cバンク
4Cそれぞれは、少なくとも1画面分の画像を記憶する
ことのできる記憶容量を有しており、端子Ain,Bin
inそれぞれから供給されるデータを記憶するようにな
されている。また、Aバンク4A,Bバンク4B,Cバ
ンク4Cそれぞれは、その記憶値を、端子Aout
out,Coutそれぞれから、セレクタ5に出力するよう
になされている。Zバッファ4Zは、3次元描画装置2
がメモリ装置4(Aバンク4A,Bバンク4B,Cバン
ク4C)に描画したポリゴンの奥行きに関する位置情報
であるZ値を記憶するようになされている。即ち、3次
元描画装置2は、Zバッファ4Zを用い、Aバンク4
A,Bバンク4B,Cバンク4Cに対して、ポリゴンを
構成する画素のRGB(Red, Green, Blue)値を書き込
むようになされている。なお、Aバンク4A,Bバンク
4B,Cバンク4Cは、例えば、デュアルポートの半導
体メモリなどで構成されている。
【0023】セレクタ5は、3入力1出力のセレクタ
で、制御回路6の制御にしたがい、Aバンク4A,Bバ
ンク4B,Cバンク4Cの端子Aout,Bout,Cout
うちのいずれかを選択し、その選択した端子のバンクの
記憶値を、自身の端子Voutから、合成画像Cとして出
力するようになされている。ここで、セレクタ5は、A
バンク4A,Bバンク4B,Cバンク4Cの端子
out,Bout,Coutから、自身の端子Voutの方向にの
みデータを通すようになされている。なお、セレクタ5
の替わりに、スイッチ3A乃至3Cと同様の双方向のデ
ータ転送が可能なバススイッチを用いることも可能であ
る。
【0024】制御回路6(制御手段)は、例えば、そこ
に供給される画像Aの垂直同期信号にしたがい、スイッ
チ3A乃至3Cおよびセレクタ5を制御するようになさ
れている。即ち、制御回路6は、Aバンク4A,Bバン
ク4B,Cバンク4Cのうちの1のバンクに対して、ビ
デオキャプチャ回路1が出力する画像Aが記憶されるの
と同時に、他の1のバンクに対して、3次元描画装置2
による3次元画像Bの描画が行われるとともに、さらに
他の1のバンクから、その記憶値が読み出されるよう
に、スイッチ3A乃至3Cおよびセレクタ5を制御する
ようになされている。なお、制御回路6には、画像Aの
垂直同期信号の他、描画の終了を指示する描画終了信号
も供給されるようになされており、制御回路6は、この
描画終了信号を受信した場合、図1の画像合成システム
の動作を停止させるようになされている。
【0025】次に、図1の画像合成システムの動作につ
いて説明するが、その前に、3次元描画装置2による3
次元画像の描画について説明する。
【0026】3次元描画装置2は、例えば、3次元画像
を描画する、一般的な3CG(Computer Graphics)シ
ステムなどに用いることのできるもので、図2は、その
ような3CGシステムの構成例を示している。なお、図
2の3CGシステムにおいて、図1の画像合成システム
における場合と対応する部分については、同一の符号を
付してある。
【0027】スイッチ13は、例えば、1対2のバスス
イッチで、制御回路16の制御にしたがい、3次元描画
装置2の端子Dinとメモリ装置14とを接続するように
なされている。即ち、スイッチ13は、3次元描画装置
2の端子Dinと接続されているとともに、メモリ装置1
4を構成する2つのバンクであるAバンク4A,Bバン
ク4Bの端子Ain,Binとそれぞれ接続されている。そ
して、スイッチ13は、3次元描画装置2の端子D
inと、Aバンク4Aの端子AinまたはBバンク4Bの端
子Binのうちのいずれか一方とを電気的に接続するよう
になされている。なお、スイッチ13は、例えば、図1
のスイッチ3A乃至3Cと同様に、双方向のデータ転送
が可能なように接続を行うようになされている。
【0028】メモリ装置14は、上述した2つのAバン
ク4A,Bバンク4Bと、Zバッファ4Zとで構成され
ている。セレクタ15は、2入力1出力のセレクタで、
制御回路16の制御にしたがい、Aバンク4A,Bバン
ク4Bの端子Aout,Boutのうちのいずれかを選択し、
自身の端子Voutと電気的に接続して、選択した端子の
バンクの記憶値、即ち、3次元画像を出力するようにな
されている。ここで、セレクタ15は、例えば、図1の
セレクタ5と同様に、1方向にのみのデータ転送が可能
なように接続を行うようになされている。なお、セレク
タ15の替わりに、スイッチ13と同様の双方向のデー
タ転送が可能なバススイッチを用いることも可能であ
る。
【0029】制御回路16は、そこに供給される垂直同
期信号にしたがい、スイッチ13およびセレクタ15を
制御するようになされている。即ち、制御回路16は、
垂直同期信号を受信するごとに、3次元描画装置2の端
子Dinに対して、Aバンク4Aの端子AinまたはBバン
ク4Bの端子Binを交互に接続するように、スイッチ1
3を制御するとともに、3次元描画装置2の端子Din
Aバンク4Aの端子Ainとが接続されているときには、
Bバンク4Bの端子Boutを選択し、3次元描画装置2
の端子DinとBバンク4Bの端子Binとが接続されてい
るときには、Aバンク4Aの端子Aoutを選択するよう
に、セレクタ15を制御するようになされている。
【0030】ここで、セレクタ15が出力する3次元画
像が、例えば、CRT(Cathod RayTube)に供給されて
表示される場合には、制御回路16には、そのCRTで
用いられている垂直同期信号が供給される。また、セレ
クタ15が出力する3次元画像が、CRT以外の、例え
ば、液晶ディスプレイなどに供給されて表示される場合
には、制御回路16には、垂直同期信号の替わりに、液
晶ディスプレイにおける1画面の表示の終了を表す信号
が供給される。
【0031】制御回路16には、図1の制御回路6と同
様に、垂直同期信号の他、描画の終了を指示する描画終
了信号も供給されるようになされており、制御回路16
は、この描画終了信号を受信した場合、図2の3CGシ
ステムの動作を停止させるようになされている。
【0032】次に、図3のフローチャートを参照して、
図2の3CGシステムによる3次元画像の描画処理につ
いて説明する。
【0033】3CGシステムに、3次元画像の描画を指
令する描画コマンドが供給されると、その描画コマンド
は、3次元描画装置2で受信される。そして、3次元描
画装置2が描画コマンドを受信すると、制御回路16
は、ステップS1において、スイッチ13を制御し、3
次元描画装置2の端子Dinと、Aバンク4Aの端子Ain
とを接続させるとともに、セレクタ15を制御し、Bバ
ンク4Bの端子Boutを選択させる。そして、ステップ
S2に進み、3次元描画装置2は、Aバンク4Aまたは
Bバンク4Bのうちの、スイッチ13を介して接続され
ている方、即ち、いまの場合、Aバンク4Aの記憶内容
をクリアする。さらに、3次元描画装置2は、ステップ
S3において、その端子Dinと電気的に接続されている
端子Ainを介して、Aバンク4Aに対して、描画コマン
ドに対応した3次元画像を構成するポリゴンを描画する
描画処理を行う。
【0034】このようにして、Aバンク4Aに対するポ
リゴンの描画が開始されると、セレクタ15に選択され
ている端子BoutのBバンク4Bからは、その記憶値、
即ち、後述するステップS8の描画処理で描画された3
次元画像の読み出しが開始され、セレクタ15を介して
出力される。なお、Aバンク4Aに対して、最初の画面
のポリゴンの描画が開始された場合においては、Bバン
ク4Bには、まだ、3次元画像が記憶されていないた
め、Bバンク4Bからの読み出しは行われない。
【0035】その後、Aバンク4Aに対する1画面分の
ポリゴンの描画が終了すると、ステップS4に進み、制
御回路16において、垂直同期信号を受信したかどうか
が判定され、垂直同期信号を、まだ受信していないと判
定された場合、ステップS4に戻る。また、ステップS
4において、垂直同期信号を受信したと判定された場
合、即ち、Bバンク4Bからの1画面分の3次元画像の
読み出しが終了した場合、ステップS5に進み、制御回
路16において、描画終了信号を受信したかどうかが判
定される。
【0036】ステップS5において、描画終了信号を受
信していないと判定された場合、ステップS6に進み、
制御回路16は、スイッチ13を制御し、3次元描画装
置2の端子Dinと、Bバンク4Bの端子Binとを接続さ
せるとともに、セレクタ15を制御し、Aバンク4Aの
端子Aoutを選択させる。そして、ステップS7に進
み、3次元描画装置2は、Aバンク4AまたはBバンク
4Bのうちの、スイッチ13を介して接続されている
方、即ち、いまの場合、Bバンク4Bの記憶内容をクリ
アする。さらに、3次元描画装置2は、ステップS8に
おいて、その端子Dinと電気的に接続されている端子B
inを介して、Bバンク4Bに対して、描画コマンドに対
応した3次元画像を構成するポリゴンを描画する描画処
理を行う。
【0037】このようにして、Bバンク4Bに対するポ
リゴンの描画が開始されると、セレクタ15に選択され
ている端子AoutのAバンク4Aからは、その記憶値、
即ち、上述のステップS3で描画された3次元画像の読
み出しが開始され、セレクタ15を介して出力される。
【0038】その後、Aバンク4Aに対する1画面分の
ポリゴンの描画が終了すると、ステップS9に進み、制
御回路16において、垂直同期信号を受信したかどうか
が判定され、垂直同期信号を、まだ受信していないと判
定された場合、ステップS9に戻る。また、ステップS
9において、垂直同期信号を受信したと判定された場
合、即ち、Aバンク4Aからの1画面分の3次元画像の
読み出しが終了した場合、ステップS10に進み、制御
回路16において、描画終了信号を受信したかどうかが
判定される。ステップS10において、描画終了信号を
受信していないと判定された場合、ステップS1に戻
り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0039】即ち、垂直同期信号を受信するごとに、つ
まり、1画面ごとに、3次元画像が、Aバンク4Aまた
はBバンク4Bに対して交互に描画され、同時に、描画
がされていない方のバンク(描画中でない方のバンク)
から、既に描画された3次元画像が読み出される。
【0040】そして、ステップS5またはS10におい
て、描画終了信号を受信したと判定されると、処理を終
了する。
【0041】なお、以上のように、Aバンク4Aまたは
Bバンク4Bに対する描画を、交互に行い、同時に、描
画がされていない方のバンクから、既に描画された3次
元画像を読み出すことにより、3次元画像を連続的に表
示する手法は、ダブルバッファ方式等と呼ばれており、
3次元画像のアニメーションのための高速化のテクニッ
クとして、広く用いられている。
【0042】次に、図4のフローチャートを参照して、
図3のステップS3およびS8における、3次元描画装
置2による描画処理について説明する。ここで、3次元
描画装置2に対しては、描画コマンドとともに、3次元
画像を描画するのに必要なデータとして、少なくとも3
次元画像を定義(構成)する各ポリゴン(一般には3角
形)の、3次元空間上における各頂点の座標および色情
報(画素値)が与えられるようになっている。なお、3
次元画像を描画するのに必要なデータとしては、その
他、ポリゴンの各頂点における法線ベクトル(3次元形
状の、各ポリゴンの頂点における法線ベクトル)、光源
の位置、光源の色情報、視点の位置、3次元画像の画角
に関する情報などがあるが、3次元描画装置2に対し
て、描画コマンドとともに与えられるデータの種類は、
3次元描画装置2に描画させる3次元画像の種類によっ
て増減する。
【0043】描画処理では、まず最初に、ステップS2
1において、3次元空間上の各ポリゴンに対して、視点
の位置に基づき、ジオメトリ処理が施され、さらに、ジ
オメトリ処理後のデータが透視変換される。その後、ス
テップS22に進み、透視変換後の画面座標系における
ポリゴンについて、輝度計算やテクスチャアドレスの計
算が行われることにより、ポリゴンデータが求められ
る。
【0044】ここで、ポリゴンデータとしては、例え
ば、X,Y,Z,R,G,B,α,S,T,Q,Fなど
がある。
【0045】ポリゴンデータX,Y,Z,R,G,B,
α,S,T,Qのうち、X,Y,Zは、3角形のポリゴ
ンの3頂点それぞれのX,Y,Z座標をそれぞれ表し、
R,G,Bは、その3頂点それぞれにおける赤(Re
d)、緑(Green)、青(Blue)の輝度値を表している。
【0046】αは、これから描画しようとする画素のR
GB値と、既に描画されている画素のRGB値とをαブ
レンディング(アルファブレンディング)する場合の、
そのブレンドの割合、即ち、既に描画されている画素の
RGB値に対する、これから描画しようとする画素のR
GB値の透過率を表すブレンド(Blend)係数を表して
いる。なお、αは、例えば、0以上1以下の実数で、こ
れから描画しようとしている画素の画素値(RGB値)
をFcとするとともに、既に描画されている画素の画素
値をBcとするとき、これらのαブレンディング結果と
しての画素値Ccは、例えば、前述の式(1)と同様の
次式により与えられる。 Cc=αFc+(1−α)Bc ・・・(2)
【0047】S,T,Qは、3角形のポリゴンの3頂点
それぞれにおけるテクスチャ座標(テクスチャについて
の同次座標)を表す。即ち、ここでは、テクスチャマッ
ピング(texture mapping)によって、物体の表面に模
様(テクスチャ)が付されるようになされており、S,
T,Qは、このテクスチャマッピングにおいて用いられ
る。なお、S/Q,T/Qそれぞれに、テクスチャサイ
ズ(Texture Size)を乗じた値がテクスチャアドレスと
なるようになされている。
【0048】Fは、これから描画しようとしている画素
をぼやけさせる場合のそのぼやけの程度を表すフォグ
(fog)値で、例えば、この値が大きいほど、画素はぼ
やけて表示される。
【0049】ポリゴンデータが求められた後は、ステッ
プS23に進み、ポリゴンの奥行きに関する位置情報で
あるZ値を記憶するZバッファ4Zが、例えば、+∞に
初期化され(ここでは、Z値が、画面の奥側ほど大きく
なるとする)、ステップS24に進む。ステップS24
では、ポリゴンの頂点の座標が、サブピクセル精度化さ
れる。即ち、ポリゴンの頂点の座標は、いままでは、例
えば、浮動小数点などの精度で扱われるが、ステップS
24で、サブピクセル(実際の画素より細かい単位の仮
想的な画素)の精度とされる。さらに、ステップS24
では、サブピクセル精度でDDA(Digital Differntia
l Analize)演算が行われることにより、ポリゴンの辺
および内部を構成するサブピクセルのRGB値等が求め
られる。
【0050】ここで、DDA演算とは、2点間におい
て、線型補間により、その2点間を結ぶ線分を構成する
画素についての各値(RGB値など)を求める演算であ
る。即ち、例えば、2点のうちの一方を始点とするとと
もに、他方を終点とし、その始点および終点に、ある値
が与えられているとき、終点に与えられている値と、始
点に与えられている値との差分を、その始点と終点との
間にある画素数で除算することで、始点および終点に与
えられている値の変化分(変化の割合)が求められ、こ
れを、始点から終点の方向に進むにつれて、始点に与え
られている値に順次加算(積算)することで、始点と終
点との間にある各画素における値が求められる。
【0051】例えば、3角形のポリゴンについては、そ
の3頂点として、サブピクセルp1,p2,p3が与え
られているとするとき、サブピクセルp1とp2、サブ
ピクセルp2とp3、およびサブピクセルp1とp3に
対して、このようなDDA演算が、サブピクセル精度で
施され、これにより、ポリゴンの3辺上にあるサブピク
セルについてのポリゴンデータZ,R,G,B,α,
S,T,Qが、さらには、そのポリゴン内部にあるサブ
ピクセルについてのポリゴンデータZ,R,G,B,
α,S,T,Qが、X,Y座標を変数として求められ
る。即ち、いわゆるグローシェーディング(Gouraud sh
ading)の手法で、ポリゴンの頂点を結ぶ線分(辺)上
のサブピクセルのポリゴンデータ、およびポリゴンの内
部のサブピクセルのポリゴンデータが求められる。
【0052】そして、ステップS25に進み、Zバッフ
ァ4Zを用いて、Aバンク4AまたはBバンク4Bに、
ポリゴンを構成する画素のRGB値が書き込まれる。
【0053】ここで、3次元描画装置2において、ステ
ップS25でAバンク4AまたはBバンク4Bに書き込
まれる最終的なRGB値は、例えば、次のようにして求
められるようになされている。
【0054】即ち、3次元描画装置2は、DDA演算結
果である、ポリゴンを構成する各サブピクセルについて
のポリゴンデータX,Y,Z,R,G,B,α,S,
T,Qに基づいてテクスチャマッピングを行う。具体的
には、3次元描画装置2は、例えば、S,Tそれぞれを
Qで除算することにより、テクスチャアドレスU( S
/Q),V( T/Q)を算出し、必要に応じて各種の
フィルタリング処理を行うことで、各サブピクセルの
X,Y座標におけるテクスチャの色を算出する。即ち、
3次元描画装置2は、テクスチャアドレスU,Vに対応
するテクスチャデータ(これも、描画コマンドとともに
与えられるものとする)としてのRGB値と、DDA演
算結果としてのRGB値とに各種のフィルタリング処理
を施し、即ち、例えば、両者を所定の割合で混合し、さ
らに、あらかじめ設定された色を、フォグ値Fにしたが
って混合し、ポリゴンを構成する各サブピクセルの最終
的なRGB値を算出する。
【0055】そして、ステップS25では、以上のよう
にしてRGB値が求められたサブピクセルのZ値が、Z
バッファ4Zに記憶されている、対応するサブピクセル
についてのZ値以下の場合、求められたRGB値が、式
(2)にしたがい、Aバンク4AまたはBバンク4Bに
書き込まれる。さらに、そのRGB値が書き込まれたサ
ブピクセルのZ値によって、Zバッファ4Zの記憶値が
更新される。なお、RGB値が求められたサブピクセル
のZ値が、Zバッファ4Zに記憶されている、対応する
サブピクセルについてのZ値より大きい場合には、RG
B値の書き込みは行われない。また、1画素を構成する
サブピクセルのうちの1つだけが書き込まれる場合に
は、そのサブピクセルのRGB値が、Aバンク4Aまた
はBバンク4Bの、そのサブピクセルを含む画素に対応
するアドレスに書き込まれるが、1画素を構成するサブ
ピクセルのうちの複数が書き込まれる場合においては、
その複数のサブピクセルのRGB値の、例えば平均値な
どが書き込まれる。
【0056】以上のようにして、3次元画像を構成する
ポリゴンすべてについての画素の書き込みが終了する
と、描画処理を終了してリターンする。
【0057】次に、図5のフローチャートを参照して、
図1の画像合成システムによる画像Aに対する3次元画
像Bの合成処理について説明する。
【0058】画像合成システムに、3次元画像の描画を
指令する描画コマンドが供給されると、その描画コマン
ドは、3次元描画装置2で受信される。そして、3次元
描画装置2が描画コマンドを受信すると、制御回路6
は、ステップS31において、スイッチ3Aおよび3B
を制御し、ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Aバ
ンク4Aの端子Ainとを接続させるとともに、3次元描
画装置2の端子Dinと、Bバンク4Bの端子Binとを接
続させる。さらに、制御回路6は、ステップS31にお
いて、セレクタ15を制御し、Cバンク4Cの端子C
outを選択させる。
【0059】これにより、Aバンク4A,Bバンク4
B、またはCバンク4Cのうちのビデオキャプチャ回路
1と電気的に接続されているもの、即ち、いまの場合、
Aバンク4Aに対して、ビデオキャプチャ回路1が出力
する1画面分の画像Aの書き込みが開始される。
【0060】そして、ステップS32に進み、3次元描
画装置2は、Aバンク4A,Bバンク4B、またはCバ
ンク4Cのうちの電気的に接続されているもの、即ち、
いまの場合、Bバンク4Bに対して、描画コマンドに対
応した3次元画像Bを構成するポリゴンを描画する描画
処理を、例えば、図4で説明したようにして行う。ここ
で、Bバンク4Bには、後述するステップS39におい
て、ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Bバンク4
Bの端子Binとが接続されることにより、ビデオキャプ
チャ回路1が出力する1画面分の画像Aが書き込まれて
いる。従って、ステップS32では、そのようなBバン
ク4Bに対して、そのクリアを行わずに、3次元画像B
の書き込みが行われるから、Bバンク4Bには、画像A
に3次元画像Bを合成した合成画像Cが記憶されること
になる。
【0061】Bバンク4Bに対するポリゴンの描画が開
始されると、セレクタ5に選択されている端子Cout
Cバンク4Cからは、その記憶値、即ち、後述するステ
ップS40の描画処理で3次元画像の描画が行われるこ
とにより得られる、画像Aに3次元画像Bを合成した合
成画像Cの読み出しが開始され、セレクタ5を介して出
力される。なお、Bバンク4Bに対して、最初の画面の
ポリゴンの描画が開始された場合においては、Cバンク
4Cには、まだ、合成画像Cが記憶されていないため、
Cバンク4Cからの読み出しは行われない。
【0062】ここで、3次元描画装置2による1画面分
の3次元画像の描画は、ビデオキャプチャ回路1が1画
面分の画像Aを出力する時間よりも、短い時間で行われ
るものとする(この仮定は、3次元画像の描画に関して
専用のデバイスである3次元描画装置2について、一般
的に成立する)。
【0063】その後、Bバンク4Bに対する1画面分の
ポリゴンの描画が終了すると、ステップS33に進み、
制御回路6において、垂直同期信号を受信したかどうか
が判定され、垂直同期信号を、まだ受信していないと判
定された場合、ステップS33戻る。また、ステップS
33において、垂直同期信号を受信したと判定された場
合、即ち、Aバンク4Aへの1画面分の画像Aの書き込
み、Bバンク4Bへの1画面分のポリゴンの描画、およ
びCバンク4Cからの1画面分の合成画像Cの読み出し
が終了した場合、ステップS34に進み、制御回路6に
おいて、描画終了信号を受信したかどうかが判定され
る。
【0064】ステップS34において、描画終了信号を
受信していないと判定された場合、ステップS35に進
み、制御回路6は、スイッチ3Aおよび3Cを制御し、
ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Cバンク4Cの
端子Cinとを接続させるとともに、3次元描画装置2の
端子Dinと、Aバンク4Aの端子Ainとを接続させる。
さらに、制御回路6は、ステップS35において、セレ
クタ15を制御し、Bバンク4Bの端子Boutを選択さ
せる。
【0065】これにより、Aバンク4A,Bバンク4
B、またはCバンク4Cのうちのビデオキャプチャ回路
1と電気的に接続されているもの、即ち、いまの場合、
Cバンク4Cに対して、ビデオキャプチャ回路1が出力
する1画面分の画像A(前回、Aバンク4Aに書き込ま
れた画像Aの画面の次の画面)の書き込みが開始され
る。
【0066】そして、ステップS36に進み、3次元描
画装置2は、Aバンク4A,Bバンク4B、またはCバ
ンク4Cのうちの電気的に接続されているもの、即ち、
いまの場合、Aバンク4Aに対して、描画コマンドに対
応した3次元画像Bを構成するポリゴンを描画する描画
処理を、例えば、図4で説明したようにして行う。ここ
で、Aバンク4Aには、上述のステップS31におい
て、ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Aバンク4
Aの端子Ainとが接続されることにより、ビデオキャプ
チャ回路1が出力する1画面分の画像Aが書き込まれて
いる。従って、ステップS36では、そのようなAバン
ク4Aに対して、そのクリアを行わずに、3次元画像B
の書き込みが行われるから、Aバンク4Aには、画像A
に3次元画像Bを合成した合成画像Cが記憶されること
になる。
【0067】Aバンク4Aに対するポリゴンの描画が開
始されると、セレクタ5に選択されている端子Bout
Bバンク4Bからは、その記憶値、即ち、上述のステッ
プS32の描画処理で3次元画像の描画が行われること
により得られる、画像Aに3次元画像Bを合成した合成
画像Cの読み出しが開始され、セレクタ5を介して出力
される。なお、Aバンク4Aに対して、最初の画面のポ
リゴンの描画が開始された場合においては、Bバンク4
Bには、まだ、合成画像Cが記憶されていないため(前
回のステップS32で描画された3次元画像Bだけしか
記憶されていないため)、Bバンク4Bからの読み出し
は行われない。
【0068】その後、Aバンク4Aに対する1画面分の
ポリゴンの描画が終了すると、ステップS37に進み、
制御回路6において、垂直同期信号を受信したかどうか
が判定され、垂直同期信号を、まだ受信していないと判
定された場合、ステップS37戻る。また、ステップS
37において、垂直同期信号を受信したと判定された場
合、即ち、Aバンク4Aへの1画面分のポリゴンの描
画、Bバンク4Bからの1画面分の合成画像Cの読み出
し、およびCバンク4Cへの1画面分の画像Aの書き込
みが終了した場合、ステップS38に進み、制御回路6
において、描画終了信号を受信したかどうかが判定され
る。
【0069】ステップS38において、描画終了信号を
受信していないと判定された場合、ステップS39に進
み、制御回路6は、スイッチ3Bおよび3Cを制御し、
ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Bバンク4Bの
端子Binとを接続させるとともに、3次元描画装置2の
端子Dinと、Cバンク4Cの端子Cinとを接続させる。
さらに、制御回路6は、ステップS39において、セレ
クタ15を制御し、Aバンク4Aの端子Aoutを選択さ
せる。
【0070】これにより、Aバンク4A,Bバンク4
B、またはCバンク4Cのうちのビデオキャプチャ回路
1と電気的に接続されているもの、即ち、いまの場合、
Bバンク4Bに対して、ビデオキャプチャ回路1が出力
する1画面分の画像A(前回、Cバンク4Cに書き込ま
れた画像Aの画面の次の画面)の書き込みが開始され
る。
【0071】そして、ステップS40に進み、3次元描
画装置2は、Aバンク4A,Bバンク4B、またはCバ
ンク4Cのうちの電気的に接続されているもの、即ち、
いまの場合、Cバンク4Cに対して、描画コマンドに対
応した3次元画像Bを構成するポリゴンを描画する描画
処理を、例えば、図4で説明したようにして行う。ここ
で、Cバンク4Cには、上述のステップS35におい
て、ビデオキャプチャ回路1の端子Vinと、Cバンク4
Cの端子Cinとが接続されることにより、ビデオキャプ
チャ回路1が出力する1画面分の画像Aが書き込まれて
いる。従って、ステップS40では、そのようなCバン
ク4Cに対して、そのクリアを行わずに、3次元画像B
の書き込みが行われるから、Cバンク4Cには、画像A
に3次元画像Bを合成した合成画像Cが記憶されること
になる。
【0072】Cバンク4Cに対するポリゴンの描画が開
始されると、セレクタ5に選択されている端子Aout
Aバンク4Aからは、その記憶値、即ち、上述のステッ
プS36の描画処理で3次元画像の描画が行われること
により得られる、画像Aに3次元画像Bを合成した合成
画像Cの読み出しが開始され、セレクタ5を介して出力
される。
【0073】その後、Cバンク4Cに対する1画面分の
ポリゴンの描画が終了すると、ステップS41に進み、
制御回路6において、垂直同期信号を受信したかどうか
が判定され、垂直同期信号を、まだ受信していないと判
定された場合、ステップS41戻る。また、ステップS
41において、垂直同期信号を受信したと判定された場
合、即ち、Aバンク4Aからの1画面分の合成画像Cの
読み出し、Bバンク4Bへの1画面分の画像Aの書き込
み、およびCバンク4Cへの1画面分のポリゴンの描画
が終了した場合、ステップS42に進み、制御回路6に
おいて、描画終了信号を受信したかどうかが判定され
る。
【0074】ステップS42において、描画終了信号を
受信していないと判定された場合、ステップS31に戻
り、以下、同様の処理が繰り返される。
【0075】即ち、垂直同期信号を受信するごとに、つ
まり、1画面ごとに、画像Aが、Aバンク4A,Bバン
ク4B,Cバンク4Cに巡回的に記憶される。同時に、
Aバンク4A,Bバンク4B,Cバンク4Cのうち、前
回、画像Aが記憶されたものに対して、3次元画像B
が、その記憶内容をクリアせずに描画され、これによ
り、画像Aに3次元画像Bを合成した合成画像Cが生成
されるととともに、Aバンク4A,Bバンク4B,Cバ
ンク4Cのうち、前回、3次元画像Bが描画され、これ
により、画像Aに3次元画像Bを合成した合成画像Cを
記憶しているものから、その合成画像Cが読み出され
る。
【0076】その後、ステップS34,S38、または
S42のうちのいずれかにおいて、描画終了信号を受信
したと判定されると、処理を終了する。
【0077】従って、例えば、Aバンク4A,Bバンク
4B,Cバンク4Cのうちの、ある1のバンク(以下、
適宜、注目バンクという)に注目し、ビデオキャプチャ
回路1が、第N画面(フレームまたはフィールド)の画
像Aを出力するタイミングで、ビデオキャプチャ回路1
と注目バンクとが接続されていたとすると、図6(A)
に示すように、その第N画面の画像Aが、注目バンクに
記憶される。その後、ビデオキャプチャ回路1が、第N
+1画面の画像Aの出力を開始すると、第N画面の画像
Aが記憶されている注目バンクに対して、図6(B)に
示すように、3次元画像Bの描画が行われ、これによ
り、第N画面の画像Aに、3次元画像Bを合成した合成
画像Cが生成される。さらに、ビデオキャプチャ回路1
が、第N+2画面の画像Aの出力を開始すると、図6
(C)に示すように、注目バンクに記憶された合成画像
Cの読み出しが行われる。そして、ビデオキャプチャ回
路1が、第N+3画面の画像Aの出力を開始すると、ビ
デオキャプチャ回路1と注目バンクとが再び接続され
て、第N+3画面の画像Aが、注目バンクに記憶され、
以下、同様の処理が行われる。
【0078】以上のように、画像を記憶するAバンク4
A,Bバンク4B、またはCバンクに、画像Aを記憶さ
せ、3次元描画装置2に、その画像Aが記憶されたAバ
ンク4A,Bバンク4B、またはCバンクに対して、3
次元画像Bを描画させるようにしたので、画像Aに、3
次元画像Bを合成した合成画像Cを生成することができ
る。
【0079】即ち、キー信号Kにしたがって、画像A
に、3次元画像Bを合成させる合成装置、3次元画像B
からキー信号Kを生成するクロマキー回路を用いること
なく、従って、小規模かつ低コストのシステムで、合成
画像Cを生成することが可能となる。
【0080】また、本実施の形態では、1画面ごとに、
画像Aを、Aバンク4A,Bバンク4B,Cバンク4C
に巡回的に記憶させるのと同時に、Aバンク4A,Bバ
ンク4B,Cバンク4Cのうち、前回、画像Aが記憶さ
れたものに対して、3次元画像Bを、その記憶内容をク
リアせずに描画し、これにより、画像Aに3次元画像B
を合成した合成画像Cを生成するととともに、Aバンク
4A,Bバンク4B,Cバンク4Cのうち、前回、3次
元画像Bが描画され、これにより、画像Aに3次元画像
を合成した合成画像Cを記憶しているものから、その合
成画像Cを読み出すといった、いわばトリプルバッファ
方式を採用したため、画像Aに、3次元画像Bをリアル
タイムで合成することが可能となる。
【0081】即ち、図1のメモリ装置4を、Aバンク4
A,Bバンク4B,Cバンク4Cの3つのバンクで構成
するのではなく、例えば、図2のメモリ装置14と同様
に、Aバンク4A,Bバンク4Bの2つのバンクで構成
した場合には、2つのバンクの一方に、画像Aを記憶さ
せた後に、3次元画像Bを描画することにより、合成画
像Cを生成するのと並列して、他方のバンクから、その
記憶値を読み出す必要がある。しかしながら、外部から
供給される画像Aをバンクに書き込むには、一般に、時
間を要するため、従って、一方のバンクに、画像Aを記
憶させてから、3次元画像Bを描画するのでは、その描
画に必要な時間を十分確保することができなくなること
がある。これに対して、3つのバンクを用い、そのうち
の1のバンクには、画像Aを書き込み、他の1のバンク
には、3次元画像Bを描画し、さらに他の1のバンクか
らは、合成画像Cを読み出すというトリプルバッファ方
式を採用した場合には、画像Aを書き込む時間によっ
て、3次元画像Bを描画する時間が圧迫されることがな
く、合成画像Cを、リアルタイムで生成することができ
る。
【0082】但し、3次元描画装置2による3次元画像
の描画速度が十分高速である場合には、上述したよう
に、メモリ装置4を、Aバンク4A,Bバンク4Bの2
つのバンクで構成し、その2つのバンクに対して、交互
に、画像Aを記憶させてから、3次元画像Bを描画し、
同時に、他方のバンクから、その記憶値を読み出すよう
にしても良い。
【0083】また、本実施の形態では、画像Aの垂直同
期信号に同期して、3次元描画装置2が描画対象とする
バンクが切り替えられるので、連続した画像A、つまり
動画Aに対して、滑らかなアニメーションの3次元画像
Bを合成した合成画像Cを得ることができる。
【0084】さらに、本実施の形態では、3次元描画装
置2において、ブレンド係数αに基づき、式(2)にし
たがって、バンクに既に記憶されている画像Aに、3次
元画像Bが合成されるので、高品位なアンチエイリアシ
ングが施された合成画像Cを得ることができる。
【0085】即ち、例えば、いま、図7(A)に示した
ようなテクスチャと、図7(B)に示したようなブレン
ド係数α(図7(B)において、白い部分は1に、黒い
部分は0に、それぞれ相当し、濃度が中間的な部分は、
その濃度に対応した、0乃至1の範囲の中間値に相当す
る)とが、3次元描画装置2に対して与えられたとす
る。なお、図7(B)において、白抜きの部分(α=1
の部分)と、黒色で塗りつぶした部分(α=0の部分)
との境界部分では、ブレンド係数αの値は、滑らかに変
化している。
【0086】以上のようなテクスチャおよびブレンド係
数αが与えられた場合、3次元描画装置2では、例え
ば、図8(A)に示すように、図7(A)のテクスチャ
が、図7(B)のブレンド係数αにしたがってポリゴン
に貼り付けられた3次元画像、即ち、貼り付けられたテ
クスチャの境界において、そのテクスチャの透過率が滑
らかに変化している3次元画像が、バンクに描画され
る。従って、バンクにおいて、既に、画像Aが記憶され
ている場合に、図7(A)のテクスチャが、図7(B)
のブレンド係数αにしたがってポリゴンに貼り付けられ
た3次元画像が描画されたときには、例えば、図8
(B)に示すようなジャギーの十分低減された合成画像
が得られることになる。
【0087】ここで、ブレンド係数αを用いずに描画し
たポリゴンに、図7(A)のテクスチャを貼り付けた3
次元画像を、図9(A)に、その3次元画像を、既に画
像Aが記憶されているバンクに描画して得た合成画像
を、図9(B)にそれぞれ示す。図8では、ジャギーが
低減されているのに対し、図9では、ジャギーが目立っ
ている。
【0088】また、ブレンド係数αは、画素単位やポリ
ゴン単位などで設定することが可能であり、3次元画像
のエッジ形状などに適したアンチエイリアシングを施し
たり、さらに、半透明の3次元画像を合成した合成画像
を得ることも可能となる。
【0089】ここで、前述の図12で説明したように、
3次元画像に対してクロマキー処理を施すことにより生
成したキー信号Kをフィルタリングすることによりジャ
ギーを低減させる場合には、1画面のキー信号K全体
が、一律にフィルタリングされる。画像Aと3次元画像
Bとを合成する場合においては、3次元画像Bに表示さ
れた3次元物体が、キー信号Kによってぬかれるが、3
次元物体が、上述のように全体が一律にフィルタリング
されたキー信号Kによってぬかれると、その3次元物体
と背景との境界部分では、背景部分も抜かれてしまう。
そして、このように、背景部分もぬかれた3次元物体が
表示された3次元画像Bを、画像Aに合成した合成画像
Cには、3次元画像Bの背景が表示されてしまうことに
なる。これに対して、図1の画像合成システムにおいて
は、そのようなことがない。
【0090】次に、図10は、本発明を適用した画像合
成システムの他の実施の形態の構成例を示している。な
お、図中、図1における場合と対応する部分について
は、同一の符号を付してある。即ち、この実施の形態に
おいては、スイッチ3A乃至3C、または制御回路6に
それぞれ替えて、スイッチ23A乃至23C、または制
御回路26が設けられており、セレクタ5が設けられて
いない他は、基本的に、図1における場合と同様に構成
されている。但し、メモリ装置4を構成するAバンク4
A,Bバンク4B、およびCバンク4Cは、図1の実施
の形態では、デュアルポートの半導体メモリで構成され
ていたが、図10の実施の形態では、例えば、シングル
ポートの半導体メモリで構成されている。従って、図1
の実施の形態では、Aバンク4A,Bバンク4B、また
はCバンク4Cに対しては、端子Ain,Bin,Cinをそ
れぞれ介してデータが書き込まれ、また、端子Aout
out,Coutをそれぞれ介してデータが読み出されるよ
うになされていたが、図10の実施の形態では、Aバン
ク4A,Bバンク4B、またはCバンク4Cに対して、
端子Ain,Bin,Cinをそれぞれ介してデータの読み書
きが行われるようになされている。
【0091】スイッチ23A乃至23Cは、例えば、3
対1のバススイッチで、制御回路26の制御にしたが
い、ビデオキャプチャ回路1または3次元描画装置2
と、メモリ装置4との間を、図1のスイッチ3A乃至3
Cと同様に接続する他、Aバンク4A,Bバンク4B,
Cバンク4Cの端子Ain,Bin,Cinのうちのいずれか
を選択し、その選択した端子のバンクの記憶値を、合成
画像Cとして出力するようになされている。即ち、スイ
ッチ23A乃至23Cそれぞれは、図1のスイッチ3A
乃至3Cとして機能する他、図1のセレクタ5としても
機能するようになされている。
【0092】制御回路26は、スイッチ23A乃至23
Cを、図1の制御回路6がスイッチ3A乃至3Cを制御
するのと同様に制御する他、Aバンク4A,Bバンク4
B,Cバンク4Cが図1のセレクタ5によって選択され
るのと同様に選択されるように制御するようになされて
いる。
【0093】従って、図10の画像合成システムでは、
制御回路26が、スイッチ23A乃至23Cを制御する
ことにより、ビデオキャプチャ回路1が出力する画像A
が、1画面ごとに、Aバンク4A,Bバンク4B,Cバ
ンク4Cに巡回的に記憶される。同時に、Aバンク4
A,Bバンク4B,Cバンク4Cのうち、前回、画像A
が記憶されたものに対して、3次元画像Bが、その記憶
内容をクリアせずに描画され、これにより、画像Aに3
次元画像Bを合成した合成画像Cが生成される。さら
に、スイッチ23A乃至23Cのうち、前回、3次元画
像Bが描画され、これにより、画像Aに3次元画像を合
成した合成画像Cを記憶しているバンクに接続されてい
るものが、そのバンクを選択し、そこに記憶されている
合成画像Cを読み出して出力する。
【0094】なお、本実施の形態においては、画像Aが
動画であるものとして説明を行ったが、本発明は、画像
Aが静止画である場合にも適用可能である。
【0095】また、本実施の形態では、メモリ装置4
を、3つのバンクで構成するようにしたが、メモリ装置
4は4以上のバンクで構成することも可能である。
【0096】
【発明の効果】以上の如く、本発明の画像合成装置およ
び画像合成方法によれば、画像記憶手段に、第1の画像
が記憶され、3次元画像を構成する1以上の単位図形
が、その単位図形の頂点およびその頂点における画素値
に基づいて、画像記憶手段に描画されることにより、第
1の画像に、3次元画像である第2の画像が合成され
る。従って、小規模なシステムで、第1の画像に、3次
元画像である第2の画像を合成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像合成システムの一実施の
形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の3次元描画装置を利用した3CGシステ
ムの構成例を示すブロック図である。
【図3】図2の3CGシステムの動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】図3のステップS3およびS8における描画処
理の詳細を説明するためのフローチャートである。
【図5】図1の画像合成システムの動作を説明するため
のフローチャートである。
【図6】図1の画像合成システムの動作を説明するため
の図である。
【図7】テクスチャとブレンド係数αとを示す図であ
る。
【図8】ブレンド係数αを用いて3次元画像の描画を行
った結果を示す図である。
【図9】ブレンド係数αを用いずに3次元画像の描画を
行った結果を示す図である。
【図10】本発明を適用した画像合成システムの他の実
施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図11】従来の画像合成システムの一例の構成を示す
ブロック図である。
【図12】従来の画像合成システムの他の一例の構成を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 ビデオキャプチャ回路, 2 3次元描画装置(描
画手段), 3A乃至3C スイッチ, 4 メモリ装
置(画像記憶手段), 4A Aバンク(第1の記憶手
段), 4B Bバンク(第2の記憶手段), 4C
Cバンク(第3の記憶手段), 4Z Zバッファ,
5 セレクタ, 6 制御回路(制御手段), 13
スイッチ, 14 メモリ装置, 15 セレクタ,
16 制御回路, 23A乃至23C スイッチ, 2
6 制御回路(制御手段)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の画像に、1以上の単位図形で定義
    される3次元画像である第2の画像を合成する画像合成
    装置であって、 前記第1の画像を記憶する画像記憶手段と、 前記3次元画像を構成する1以上の単位図形を、その単
    位図形の頂点およびその頂点における画素値に基づい
    て、前記画像記憶手段に描画することにより、前記第1
    の画像に、前記第2の画像を合成する描画手段とを備え
    ることを特徴とする画像合成装置。
  2. 【請求項2】 前記画像記憶手段は、少なくとも1画面
    分の画像をそれぞれ記憶可能な第1乃至第3の記憶手段
    を有し、 前記第1乃至第3の記憶手段における画像の読み書きを
    制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求
    項1に記載の画像合成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記第1乃至第3の記
    憶手段のうちの1の記憶手段に対して、前記第1の画像
    が記憶されるのと同時に、他の1の記憶手段に対して、
    前記描画手段による前記3次元画像の描画が行われると
    ともに、さらに他の1の記憶手段から、その記憶値が読
    み出されるように制御を行うことを特徴とする請求項2
    に記載の画像合成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記第1の画像を、1
    画面単位で、前記第1乃至第3の記憶手段に、巡回的に
    記憶させていくことを特徴とする請求項3に記載の画像
    合成装置。
  5. 【請求項5】 前記第1乃至第3の記憶手段は、デュア
    ルポートのメモリであることを特徴とする請求項2に記
    載の画像合成装置。
  6. 【請求項6】 前記描画手段は、画像の透過率を制御す
    るための係数にも基づいて、前記画像記憶手段への単位
    図形の書き込みを行うことを特徴とする請求項1に記載
    の画像合成装置。
  7. 【請求項7】 第1の画像に、1以上の単位図形で定義
    される3次元画像である第2の画像を合成する画像合成
    方法であって、 画像を記憶する画像記憶手段に、前記第1の画像を記憶
    させ、 前記3次元画像を構成する1以上の単位図形を、その単
    位図形の頂点およびその頂点における画素値に基づい
    て、前記画像記憶手段に描画することにより、前記第1
    の画像に、前記第2の画像を合成することを特徴とする
    画像合成方法。
  8. 【請求項8】 前記画像記憶手段は、少なくとも1画面
    分の画像をそれぞれ記憶可能な第1乃至第3の記憶手段
    を有し、 前記第1乃至第3の記憶手段における画像の読み書きを
    制御することを特徴とする請求項7に記載の画像合成方
    法。
  9. 【請求項9】 前記第1乃至第3の記憶手段のうちの1
    の記憶手段に対して、前記第1の画像が記憶されるのと
    同時に、他の1の記憶手段に対して、前記描画手段によ
    る前記3次元画像の描画が行われるとともに、さらに他
    の1の記憶手段から、その記憶値が読み出されるように
    制御を行うことを特徴とする請求項8に記載の画像合成
    方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の画像が、1画面単位で、前
    記第1乃至第3の記憶手段に、巡回的に記憶されていく
    ように制御を行うことを特徴とする請求項9に記載の画
    像合成方法。
  11. 【請求項11】 前記第1乃至第3の記憶手段は、デュ
    アルポートのメモリであることを特徴とする請求項8に
    記載の画像合成方法。
  12. 【請求項12】 前記画像記憶手段への単位図形の書き
    込みを、画像の透過率を制御するための係数にも基づい
    て行うことを特徴とする請求項7に記載の画像合成方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002092633A (ja) * 2000-09-20 2002-03-29 Namco Ltd ゲームシステム及び情報記憶媒体
JP2007080029A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Kgt Inc 複数の3次元コンピュータグラフィックスを合成して1つに統合する方法

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