JPH11306042A - ソフトウェア開発支援装置及びデバッグ方法 - Google Patents

ソフトウェア開発支援装置及びデバッグ方法

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JPH11306042A
JPH11306042A JP10106565A JP10656598A JPH11306042A JP H11306042 A JPH11306042 A JP H11306042A JP 10106565 A JP10106565 A JP 10106565A JP 10656598 A JP10656598 A JP 10656598A JP H11306042 A JPH11306042 A JP H11306042A
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JP
Japan
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debugger
event
internal event
custom
software development
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JP10106565A
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Harue Tsuchida
晴江 土田
Shinichi Sotai
真一 早貸
Koji Oishi
宏治 大石
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 「分岐」及び「繰り返し」等の各処理の自動
実行を容易に行うことができるデバッガを搭載したソフ
トウェア開発支援装置を提供する。 【解決手段】 アッセンブルあるいはコンパイルされた
ユーザプログラムをデバッグするためのデバッガを搭載
したソフトウェア開発支援装置において、前記デバッガ
は、所定の内部イベントごとに、少なくともその成立条
件と、デバッガの操作が記述されたカスタムハンドラと
を登録したイベントテーブルを持ち、さらに、前記イベ
ントテーブルの各々の内部イベント成立条件とデバッガ
の状態変数とを監視し、登録されている内部イベント成
立条件が成立している否かを調べるイベントモニタと、
前記内部イベント成立条件が成立したときに、該内部イ
ベントに対応して前記イベントテーブルに登録されてい
る前記カスタムハンドラを起動するカスタムハンドラ起
動手段とを備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイコン応用機器
等のソフトウェアをデバッグするデバッガを搭載したソ
フトウェア開発支援装置、及びこれを用いたデバッグ方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】デバッグは、作成したプログラムを実際
のマシン上で動作させながら間違いを探し、修正する作
業であり、デバッガはそのためのツールである。デバッ
ガの基本機能は、主に、プログラムの実行をブレイク
ポイントで中断する、変数やレジスタ、メモリの内容
を読み出したり変更したりする、の2点にある。
【0003】ブレイクポイントとは、プログラムの実行
を停止してプログラムの状態や変数の内容などを検査で
きるプログラム内の位置であり、予めプログラムの上に
いくつか指定される。
【0004】かかるデバッガ上でプログラムを実行し、
ブレイクポイントやステップ実行などでプログラムの流
れを止め、変数やレジスタ、メモリの内容を見てバグを
探し出し、修正するのがデバッグの一般的な手法であ
る。
【0005】図7は、従来のデバッギング構成の一例を
示す模式図である。
【0006】図中の100はソフト開発支援装置であ
り、デバッガ110、インサーキット・エミュレータ1
20、及びCRT130等を備えている。また、図中2
00はマイコン応用機器(以下、ターゲット装置と記
す)であり、CPU210、I/O220、及びメモリ
230等を備えている。
【0007】インサーキット・エミュレータ(ICE:
In Circuit Emulator)120は、
ターゲット装置200のCPU210を挿入する位置に
プローブを差し込むことにより、CPU210の挙動を
監視し、必要に応じて実行中のプログラムに介入する機
能を有する。また、CPUとRAMを備えており、デバ
ッグ対象のメモリ230を内部のRAMで代用する機能
も有する。
【0008】被試験プログラムコードは、例えばターゲ
ット装置200内のメモリ230にロードされ、インサ
ーキット・エミュレータ120は、ターゲット装置20
0をエミュレートする。
【0009】このインサーキット・エミュレータ120
によるエミュレーション処理は、まず、ソフト開発支援
装置100上に割り当てられたターゲット装置200の
プログラムカウンタを参照してターゲット装置200の
命令を読み出し、次いでターゲット装置200のプログ
ラムカウンタを進め、そして命令をデコードして各処理
ルーチンにジャンプする、といった手順で行われる。
【0010】デバッガがプログラムを止めたとき、ユー
ザーは自分の見たい情報(変数やレジスタ等)を指定し
て表示させ、場合によってはそれらの値を修正し、再実
行させる。ユーザーが見たい情報というのは、大抵の場
合は決まっており、またそれはプログラム中の位置によ
って変わるもので、全てのものを表示する必要はない。
【0011】マルチウィンドウの機能を持つデバッガで
は多くの情報を表示できるため、かえって分かりにくく
なってしまう場合もある。そのため、必要と思われる情
報を自動的に表示するデバッガもあるが、自動的に表示
された情報の中に必要とする情報がない場合はユーザー
自身が操作して表示させなければならない。
【0012】このように従来では、デバッガに内部イベ
ントが発生したとき(ブレイクポイントでプログラムが
停止したときなど)、デバッガが採るアクションはユー
ザーによってカスタマイズがなされておらず、ユーザー
が毎回、同じ操作を繰り返す必要があるなどの煩雑さが
あった。
【0013】一方、このデバッガの操作上の煩雑さを緩
和する手段としては、デバッガの自動操作機構が挙げら
れる。デバッガの自動操作機構とは、デバッガの操作を
手動で対話的に行う代わりに、ユーザーが記述、設定し
たデバッガの操作手順を自動実行する機構である。この
自動操作機構によれば、予め操作手順を記述しておくこ
とにより、ユーザーが操作する代わりに、その操作手順
を自動で順次実行することができる。さらに、操作手順
には、「順次実行」だけでなく「分岐」や「繰り返し」
の処理を記述することもできる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデバッガの
自動操作機構では、予め操作手順を記述、設定しておく
ことにより、「順次実行」や、「分岐」、「繰り返し」
の各処理を自動で実行することができるものの、「分
岐」及び「繰り返し」の各処理の自動実行の実現には、
操作手順の記述、設定が煩雑化するという問題があっ
た。
【0015】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、「分岐」及び
「繰り返し」等の各処理の自動実行を容易に行うことが
できるデバッガを搭載したソフトウェア開発支援装置及
びデバッグ方法を提供することである。またその他の目
的は、必要な情報を自動で確実に表示することができる
デバッガを搭載したソフトウェア開発支援装置及びデバ
ッグ方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、プログラムをデバッグするた
めのデバッガを搭載したソフトウェア開発支援装置にお
いて、前記デバッガは、所定の内部イベントごとに、少
なくともその成立条件、及びカスタムハンドラが登録さ
れたイベントテーブルと、デバッガの状態変数と前記イ
ベントテーブルの各々の内部イベント成立条件とを監視
し、登録されている内部イベント成立条件が成立してい
る否かを調べるイベントモニタとを有し、前記内部イベ
ント成立条件が成立したときに、該内部イベントに対応
した前記カスタムハンドラを起動することにある。
【0017】この第1の発明によれば、ユーザーが操作
する代わりに、内部イベントの発生をトリガとして、内
部イベントに応じたカスタムハンドラの起動が可能にな
る。
【0018】第2の発明の特徴は、上記第1の発明にお
いて、前記カスタムハンドラは、前記デバッガを操作す
るためのコマンドの集合であるスクリプトとしたことに
ある。
【0019】この第2の発明によれば、ユーザーが操作
する代わりに、内部イベントの発生をトリガとして、内
部イベントに応じたカスタムハンドラとしてスクリプト
の起動が可能になる。
【0020】第3の発明の特徴は、上記第1の発明にお
いて、前記カスタムハンドラは、前記ユーザープログラ
ムの任意の変数を登録可能で且つ編集機能を備えたカス
タムウォッチウィンドウとしたことにある。
【0021】この第3の発明によれば、ユーザーが操作
する代わりに、内部イベントの発生をトリガとして、内
部イベントに応じたカスタムハンドラとしてカスタムウ
ォッチウィンドウの起動が可能になる。
【0022】第4の発明の特徴は、プログラムをデバッ
グするデバッガを搭載したソフトウェア開発支援装置を
用い、前記デバッガの操作が記述されたカスタムハンド
ラを作成登録し、且つ所定の内部イベントごとに少なく
ともその成立条件及び作成された所定のカスタムハンド
ラの名称をイベントテーブルに登録しておき、前記ユー
ザープログラムを実行し、その一時停止時に前記イベン
トテーブルの各々の内部イベント成立条件と前記デバッ
ガの状態変数とを監視し、登録されている内部イベント
成立条件が成立しているか否かを調べ、前記内部イベン
ト成立条件が成立したときに、該内部イベントに対応し
た前記カスタムハンドラを起動することにある。
【0023】この第4の発明によれば、ユーザーが操作
する代わりに、内部イベントの発生をトリガとして、内
部イベントに応じたカスタムハンドラの起動が可能にな
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わるソフトウェ
ア開発支援装置及びデバッグ方法の実施形態について説
明する。
【0025】図1は、本発明の実施形態に係るソフトウ
ェア開発支援装置に搭載されたデバッガの要部構成図で
あり、主に本発明の特徴を成すデバッガ内部イベント監
視機能の構成を示している。なお、本実施形態における
デバッギング構成は、全体として先の図7に示す従来の
ものと同様であり、只、デバッガ110の構成のみが異
なる。以下、図7と共通の要素には同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0026】本実施形態のデバッガ110は、インサー
キット・エミュレータ120を制御するエミュレータ制
御部11を備えている。このエミュレータ制御部11
は、デバッガ状態変数(プログラムカウンタ、レジスタ
等)部12や、本実施形態の特徴を成すスクリプト実行
部13及びカスタムウォッチウィンドウ制御部14(後
述する)の動作も制御する構成である。
【0027】本実施形態では、ユーザーは予めデバッガ
内部イベント毎にあらゆるデバッガの操作をカスタムハ
ンドラに記述、登録できる。本実施形態の自動操作機構
は、イベントテーブル15を用いてデバッガ内部イベン
ト発生時にカスタムハンドラを呼び出すようになってい
る。ここに述べるデバッガ内部イベント発生とは、デバ
ッガの状態変数がある特定パターンになることである。
【0028】また、イベントテーブル15には、「デバ
ッガ内部イベント」、「デバッガ内部イベント成立条
件」、「属性」、及び「カスタムハンドラ」の各欄が設
けられ、例えば「デバッガ内部イベント」の欄には、デ
バッガ内部イベントの名前「ev1,ev2,ev3」
が、また次の「デバッガ内部イベント成立条件」の欄に
は「PC=0x100,PC=0x200,PC=0x
300」が登録されている。さらに「属性」の欄には、
スクリプト(後述する)実行を意味する符号「S,W」
が登録され、「カスタムハンドラ」の欄にファイル名
「s1,Wa1,s2」が登録されている。
【0029】ここで、例えば「デバッガ内部イベント」
の欄が「ev1」である項目は、ターゲット装置200
のCPU210(以下、単にターゲットCPUという)
の停止時に、デバッガ状態変数の1つであるプログラム
カウンタ(PC)が「0x100」番地を指したとき、
デバッガ内部イベント「ev1」が成立し、カスタムハ
ンドラとしてファイル名「s1」のスクリプトを実行す
る、ということを意味している。
【0030】デバッガ内部イベントモニタ16は、ユー
ザープログラム実行時に、ターゲットCPUが停止する
度にイベントテーブル15の各々のデバッガ内部イベン
ト成立条件とデバッガ状態変数部12の状態変数とを見
て、デバッガ内部イベント条件が成立しているかどうか
をイベントテーブル15に登録されている全てのデバッ
ガ内部イベント(ev1,ev2,ev3…)について
調べる機能を有し、その結果に応じて、スクリプト実行
部13あるいはカスタムウォッチウィンドウ制御部14
を起動する。
【0031】次に、上記構成のデバッガにおいて、カス
タムハンドラとしてスクリプトを実行する場合の例を説
明する。
【0032】スクリプトは、ユーザーがテキストで入力
したコマンドによってデバッガを操作することができる
コマンドの集合である。コマンドを1つ1つ入力し対話
的に実行する方法と、予めファイルに記述しておいた一
連のコマンドを実行する方法とがある。本実施形態で
は、予めファイルに記述しておいた一連のコマンドを実
行する方法でスクリプトを実行するものとする。
【0033】図2は、カスタムハンドラとしてスクリプ
トを実行する場合の例を示すフローチャートである。
【0034】まず、カスタムハンドラとして、例えば図
3に示すようなスクリプトを適当なテキストエディタで
記述して作成し(ステップS11)、このスクリプトを
「s1」という名前でファイルに保存する(ステップS
12)。
【0035】続いて、例えば図4に示すようにイベント
テーブル15の登録処理を行う(ステップS13)。具
体的には、ターゲットCPUが停止しているときに、デ
バッガ状態変数の1つであるプログラムカウンタ(P
C)が0x100番地を指しているというデバッガ内部
イベントを「ev1」と呼ぶことにすると、イベントテ
ーブル15の「デバッガ内部イベント」の欄にデバッガ
内部イベントの名前「ev1」を、次の「デバッガ内部
イベント成立条件」の欄には「PC=0x100」を登
録する。「s1」はスクリプトファイルなので、「属
性」の欄にはスクリプト実行を意味する符号「S」を登
録する。「カスタムハンドラ」の欄にファイル名「s
1」を登録する。
【0036】このようにスクリプトファイルを作成保存
し、且つイベントテーブルの登録を終えた後、ユーザー
プログラム実行する。そして、デバッガ内部イベントモ
ニタ16は、ターゲットCPUが停止する度にイベント
テーブル15の各々のデバッガ内部イベント成立条件と
デバッガ状態変数とを見て、デバッガ内部イベント条件
が成立しているかどうかをイベントテーブルに登録され
ている全てのデバッガ内部イベントについて調べる(ス
テップS14)。
【0037】ターゲットCPUのプログラムカウンタP
Cの値が「0x100」に一致したときに、デバッガ内
部イベント「ev1」が成立し、デバッガ内部イベント
「ev1」がデバッガ内部イベントモニタ16によって
検出される(ステップS15)。デバッガ内部イベント
モニタ16は、イベントテーブル15のデバッガ内部イ
ベント「ev1」の「属性」の欄を参照し、カスタムハ
ンドラの属性が「S」であるのをみて、カスタムハンド
ラがスクリプトであるのを知る。そして、ファイル名
「s1」のスクリプトをロードし(ステップS16)、
スクリプト実行部13に制御を移す。スクリプト実行部
13は、当該スクリプトファイルに記述してあるコマン
ドを順次解釈し実行する。
【0038】スクリプト「s1」は次のように実行され
る。
【0039】(1)ユーザープログラム変数xに1を代
入する(図3の21)。
【0040】(2)ユーザープログラム変数yに0を代
入する(図3の22)。
【0041】(3)0x100番地から0x1ff番地
までのメモリの内容を表示する(図3の23) かかるスクリプトの実行が終わると、カスタムハンドラ
の処理が完了する。
【0042】このように、本実施形態では、ユーザーは
あらゆるデバッガの操作をスクリプトとしてカスタムハ
ンドラに記述することができるため、内部イベント発生
時に、毎回行わなければならなかった一定の操作を内部
イベントに応じて自動実行することが可能になり、手間
と時間を省いた効率的なデバッグが可能になる。
【0043】次に、図1に示す構成のデバッガにおい
て、カスタムハンドラとしてカスタムウォッチウィンド
ウを表示する場合の例を説明する。
【0044】カスタムウォッチウィンドウは、表示する
変数を任意に登録でき、且つ編集機能を備えたものであ
り、本例では、デバッガ内部イベントをトリガとしてデ
バッガ内部イベントに応じたカスタムウォッチウィンド
ウを表示する。
【0045】図5は、カスタムハンドラとしてカスタム
ウォッチウィンドウを表示する場合の例を示すフローチ
ャートである。
【0046】まず、カスタムハンドラとして、図6に示
すようなカスタムウォッチウィンドウを作成する(ステ
ップS21)。カスタムウォッチウィンドウは、ユーザ
ープログラムの任意の変数を登録することができるもの
である。カスタムウォッチウィンドウにユーザープログ
ラム変数(i)、ユーザープログラム変数(d)、メモ
リアドレス(0xff00)、メモリアドレス(0xf
f01)を登録する(ステップS21)。カスタムウォ
ッチウィンドウに「Wa1」という名前を付けて(図6
の31)、保存する(ステップS22)。
【0047】続いて、イベントテーブル15の登録処理
を行う(ステップS23)。ターゲットCPUが停止し
ているときに、デバッガ状態変数の1つであるターゲッ
ト装置200のプログラムカウンタ(PC)が「0x2
00」番地を指しているというデバッガ内部イベントを
「ev2」と呼ぶことにする。イベントテーブル15の
「デバッガ内部イベント」の欄にデバッガ内部イベント
の名前「ev2」を、次の「デバッガ内部イベント成立
条件」の欄には「PC=0x200」を登録する。「W
a1」はカスタムウォッチウィンドウなので、「属性」
の欄にはカスタムウォッチウィンドウを意味する符号
「w」を登録する。「カスタムハンドラ」の欄にカスタ
ムウォッチウィンドウ名「Wa1」を登録する(図4参
照)。
【0048】そして、ユーザープログラムの実行時に、
デバッガ内部イベントモニタ16は、ターゲットCPU
が停止する度に、イベントテーブルの各々のデバッガ内
部イベント成立条件とデバッガ状態変数とを見て、デバ
ッガ内部イベント条件が成立しているかどうかをイベン
トテーブル15に登録されている全てのデバッガ内部イ
ベントについて調べる(ステップS24)。
【0049】デバッガ状態変数の1つである、ターゲッ
トCPUのプログラムカウンタ(PC)の値が「0x2
00」に一致したとき、デバッガ内部イベントが成立
し、デバッガ内部イベント「ev2」がデバッガ内部イ
ベントモニタ16によって検出される(ステップS2
5)。デバッガ内部イベントモニタ16は、イベントテ
ーブル15のデバッガ内部イベント「ev2」の属性の
欄を参照して、カスタムハンドラの属性が「w」である
のを見て、カスタムハンドラがカスタムウォッチウィン
ドウであるのを知り、カスタムウォッチウィンドウ制御
部14へ制御を移す。カスタムウォッチウィンドウ制御
部14は「Wa1」の内容を更新し、表示する(ステッ
プS26)。
【0050】このように、本実施形態によれば、ユーザ
ーの入力(アクション)の代わりに、デバッガ内部イベ
ントの発生をトリガとして利用できるため、任意のデバ
ッガ内部イベントを登録することにより、内部イベント
に応じたカスタムハンドラ(例えば上述のカスタムウォ
ッチウィンドウの表示)の起動が可能になる。これによ
り、ユーザの必要とする情報を自動で確実に表示するこ
とができるので、ユーザー自身の選択した情報だけを得
ることができ、ユーザーの情報の選別の労力を省くこと
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のソ
フトウェア開発支援装置及びデバッグ方法によれば、自
動実行する操作手順を、特定の内部イベントに対して応
答して動作するカスタムハンドラとすることができ、
「分岐」及び「繰り返し」等の各処理の自動実行を容易
に行うことが可能になる。また、必要な情報を自動で確
実に表示することができるので、ユーザー自身の選択し
た情報だけを得ることができ、ユーザーの情報の選別の
労力を省くことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るソフトウェア開発支援
装置に搭載されたデバッガの要部構成図である。
【図2】カスタムハンドラとしてスクリプトを実行する
場合の例を示すフローチャートである。
【図3】スクリプトファイルの一例を示す図である。
【図4】イベントテーブルの一例を示す図である。
【図5】カスタムハンドラとしてカスタムウォッチウィ
ンドウを表示する場合の例を示すフローチャートであ
る。
【図6】カスタムウォッチウィンドウの一例を示す図で
ある。
【図7】従来のデバッギング構成の一例を示す模式図で
ある。
【符号の説明】
11 エミュレータ制御部 12 デバッガ状態変数部 13 スクリプト実行部 14 カスタムウォッチウィンドウ制御部 15 イベントテーブル 16 デバッガ内部イベントモニタ 110 デバッガ 120 インサーキット・エミュレータ 200 ターゲット装置 210 CPU

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムをデバッグするためのデバッ
    ガを搭載したソフトウェア開発支援装置において、 前記デバッガは、 所定の内部イベントごとに、少なくともその成立条件、
    及びカスタムハンドラが登録されたイベントテーブル
    と、 デバッガの状態変数と前記イベントテーブルの各々の内
    部イベント成立条件とを監視し、登録されている内部イ
    ベント成立条件が成立している否かを調べるイベントモ
    ニタとを有し、 前記内部イベント成立条件が成立したときに、該内部イ
    ベントに対応した前記カスタムハンドラを起動すること
    を特徴とするソフトウェア開発支援装置。
  2. 【請求項2】 前記カスタムハンドラは、前記デバッガ
    を操作するためのコマンドの集合であるスクリプトとし
    たことを特徴とする請求項1記載のソフトウェア開発支
    援装置。
  3. 【請求項3】 前記カスタムハンドラは、前記ユーザー
    プログラムの任意の変数を登録可能で且つ編集機能を備
    えたカスタムウォッチウィンドウとしたことを特徴とす
    る請求項1記載のソフトウェア開発支援装置。
  4. 【請求項4】 プログラムをデバッグするデバッガを搭
    載したソフトウェア開発支援装置を用い、 前記デバッガの操作が記述されたカスタムハンドラを作
    成登録し、且つ所定の内部イベントごとに少なくともそ
    の成立条件、及び作成された所定のカスタムハンドラの
    名称をイベントテーブルに登録しておき、 前記ユーザープログラムを実行し、その一時停止時に前
    記イベントテーブルの各々の内部イベント成立条件と前
    記デバッガの状態変数とを監視し、登録されている内部
    イベント成立条件が成立しているか否かを調べ、 前記内部イベント成立条件が成立したときに、該内部イ
    ベントに対応した前記カスタムハンドラを起動すること
    を特徴とするデバッグ方法。
JP10106565A 1998-04-16 1998-04-16 ソフトウェア開発支援装置及びデバッグ方法 Pending JPH11306042A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013073009A1 (ja) * 2011-11-15 2013-05-23 トヨタ自動車株式会社 マイコンシステム、監視マイコン
JP2014146358A (ja) * 2008-04-07 2014-08-14 International Business Maschines Corporation デバッガ・データ・プロセシング・システム、デバッギング方法およびコンピュータ・プログラム

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